JPS63256157A - 塗装ラインにおける自動車ボデイ回転用治具 - Google Patents

塗装ラインにおける自動車ボデイ回転用治具

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JPS63256157A
JPS63256157A JP62088942A JP8894287A JPS63256157A JP S63256157 A JPS63256157 A JP S63256157A JP 62088942 A JP62088942 A JP 62088942A JP 8894287 A JP8894287 A JP 8894287A JP S63256157 A JPS63256157 A JP S63256157A
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jig
rotating
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塗装ラインにおける自動車ボディ回転用治具
に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 被塗物としての自動車ボディを塗装する場合、ボディに
付着しているゴミを除去する準備工程と、ボディに塗料
を塗布する工程と、塗布された塗料を乾燥させる乾燥工
程とを有する。
そして、ボディは、通常、搬送台車により搬送されつつ
上記準備工程、塗装工程および乾燥工程を経ることにな
るが、ボディの姿勢は、各工程において所定の姿勢を保
持したまま行われている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、最近では、自動車ボディの塗装ラインにおい
て1種々の理由からこのボディを回転駆動し得るように
したものが望まれている。このボディを搬送中に回転さ
せる理由としては、例えば次のような場合がある。
先ず第1の理由として塗装ガンの数を極力少なくするこ
とがある。すなわち、例えばボディの上面、左側面、右
側面の3面に塗料を吹付けようとした場合、従来は、こ
の3面に対して塗料を吹付けられるように、固定型ある
いは往復動型の塗装ガンが、上記3面に対応したそれぞ
れの位置に配置されていた。しかしながら、ボディを回
転し得るようにすれば、このボディを回転させることに
より塗装ガンに対して臨む面を変更することができ、し
たがって塗装ガンはある特定の一方向位置に対してのみ
設定すればよいことになる(塗装ガン数の減少)。
第2の理由としては、焼付炉内におけるボディの均一加
熱が行なわれる点にある。すなわち、焼付炉内では、ボ
ディの各部分が極力均一に加熱されるように、熱風を循
環させるようにしているが、この焼付炉内でボディを回
転させれば、均一加熱という点で一層好ましいものとな
る。
第3の理由としては、新規な塗装方法を行なう点からの
要請である。すなわち、塗装工程においてダレ限界以上
の厚さに塗料を塗布すると共に、次の乾燥工程で被塗物
を水平軸線回りに回転させることにより、同じ塗膜の厚
さであればより一層平滑度が高くなった高品質の塗装面
が得られることになり、このような乾燥方法を行なう場
合にもボディを回転させる必要がある。
このように、自動車ボディを回転駆動させる場合、その
前提として、出願自動車ボディを回転可能に支承する必
要がある。このため、自動車ボディに対して回転用治具
を取付けて、この回転用治具に形成されている回転軸部
すなわち自動車ボディの回転中心となる被支承部を、例
えば搬送台車に形成された支承部によって支力(するこ
とが考えられている。
この回転用治具を利用して自動車ボディを回転させる場
合、この回転用治具と自動車ボディとの結合部分の強度
をいかに確保するかが問題となる。特に、自動車ボディ
はかなりの重量物であり、しかも自動車ボディは多数枚
の薄いパネルを組合せて接合することにより構成されて
いる関係上、やたらな位置に回転用治具を取付けると、
この取付部分において自動車ボディが局部的に変形して
しまうことにもなりかねない。
このため、自動車ボディに、回転用治具の取付部分とな
る位置においてあらかじめ補強部材を接合していおく等
のことも考えられるが、この場合は別途補強部材を要し
て得策ではない。
したがって、本発明の目的は、自動車ボディに対して変
形防止用の特別の補強を施すことなく、当該自動車ボデ
ィに対して回転用治具をしっかりと取付けることができ
るようにした塗装ラインにおける自動車ボディ回転用治
具を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため、本発明における回転用治具は、基本的に、
搬送台車等に設けられる支承部に支承されて自動車ボデ
ィの回転中心となる回転軸部と、自動車ボディに対する
取付部と、を有している。そして、上記取付部を、自動
車ボディに形成されている足回り部品取付部あるいはこ
の近傍の強度的に優れた部分に対して取付けられるよう
に設定しである。
すなわち、自動車ボディには、足回り部品としての緩衝
器の上端部が取付けられるサスペンションタワ一部、あ
るいはサスペンションアームが取付けられるフレーム(
フロアフレーム、フロントフレーム、リアフレーム等そ
の位置によって名称を使い分けられている場合もある)
のように、強度的に優れた部分が存在する。したがって
、この強度的に優れた部分に対して回転用治具の取付部
を取付けることにより、自動車ボディに対して特別の補
強対策を施すことなく、回転時における当該自動車ボデ
ィの重量を上記強度部分でしっかりと受は止めることが
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
ここで実施例では、同じ塗膜の厚さであれば得られる塗
装面の平滑度を向上させるため、塗装工程での塗料吹付
けは、塗膜の厚さがダレ限界以上の厚さとなるようにし
、また乾燥工程では、ボディを水平軸線回りに回転させ
るようにしである。そして、このボディの水平軸線回り
の回転のために、本発明を適用するようにしである。
ト述の点を説明すると、先ず、塗装面の品質を評価する
1つの基酵として、平滑度(平坦度)があり、この平滑
度が大きい程塗装面の凹凸の度合が小さくて、良好な塗
装面となる。この塗装面の平滑度を南北させるには、塗
膜の厚さ、すなわち塗布された塗料の膜厚を大きくすれ
ばよいことが既に知られている。
一方、塗装面の品質を阻害するものとして、塗料の“ダ
レ″がある。このダレは、重力を受けることによって塗
布された塗料が下方に流動することにより生じ、1回に
塗布する塗料の膜厚が大きい程“ダレ”を生じ易くなる
。この“ダレ゛の原因は、つまるところ重力の影響であ
るため、ボディのうち上下方向に伸びる面すなわちいわ
ゆる縦面において生じ易いものとなる。
したがって、塗料の“ダレ″がさ程問題とならないボデ
ィの水平方向に伸びる面すなわちいわゆる横面は、塗布
する塗料の厚さを縦面よりも太きくすることが可能であ
る。また、横面に対する塗膜の厚さと縦面に対する塗膜
の厚さをたとえ同じにしても、横面ではダレには至らな
い程度の塗料の若干の流動によって凹凸が小さくなり、
縦面における平滑度よりも良好な平滑度が得られること
になる。
上述のような観点から、従来は、の塗料の“ダレ”を防
止しつつ極力平滑度の大きい塗装面を得るため、極力流
動性の小さい塗料を用いて塗装を行なうようにしていた
。そして、縦面において塗料の“ダレ′”が生じるいわ
ゆる“ダレ限界”は、例えば熱硬化型塗料では塗膜の厚
さで40gm程度が最大であった。より具体的には、熱
硬化型塗料の“ダレ”は、セツティング工程初期と焼付
工程初期、特に焼付工程初期に生じ易く、この時期に“
ダレ”が生じないように、塗装工程で塗布される塗料の
厚さが決定され、この決定された厚さの最大値すなわち
ダレ限界値が40gm程度となる。したがって、絶対的
により一層平滑度の大きい塗装面を得ようとすれば、従
来の塗装方法では、例えば2回塗り等、塗装工程から焼
付工程に至るまでの一連の工程を複数回繰り返して行な
う必要があった。
しかしながら、前述したダレ限界以上の塗布とその後の
ボディの水平回転を行うことによって、ボディに塗布さ
れた塗料に対して作用する重力の方向が、ボディを水平
方向に回転させることによって変更されるため、塗料は
、′ダレ”を生じることなく乾燥されることになる。
これにより、1回当りに塗布する塗料の膜厚を従来より
もはるかに厚くして、平滑度が従来限界とされていたレ
ベルをはるかに越えた極めて良好な塗装面を得ることが
できる。
また、従来と同じような塗膜の厚さとした場合でも、塗
料の流動性を利用して凹凸のより小さいものすなわち平
滑度のより大きい債れた塗装面とすることができる。
さらに、同じ平滑度例えば従来の塗装方法で得られる平
滑度と同等の平滑度を有する塗装面を得ようとすれば、
従来のものよりも塗布すべき塗料の膜厚を薄くすること
ができ、この薄くし得る分だけ使用する塗料の量を低減
することができる。
勿論、薄い塗膜でも“ダレ″を生じるような塗料は、従
来の塗料中から流動性を阻害させる成分を所定割合減少
させることによって得ればよい。
全体の概要 fJS1図は、被塗物としての自動車用ボディWを塗装
する場合の全体工程を示してあり、各工程をPi−P4
で示しである。
先ず、電着塗装によって既知のように下塗りが完了され
たボディWが、台車りに保持されつつ準備工程PIに送
り込まれる。この準備工程Piでは、ボディW内外のゴ
ミが例えばエアブロ−あるいは真空吸引によって除去さ
れる8次いで、工程P2において、ボディWに対して塗
料(実施例では熱硬化型塗料)が吹き付けられた後、塗
料の乾燥がセツティング工程P3および焼付工程P4に
おいてなされる。
ゴミの除去 工程P1でのゴミ除去は、第2図に示すように、ボディ
Wを水平軸線文の回りに回転させつつ行うとよい。すな
わち、例えば先ず第2図(a)で示す状態でボディWの
回転を停止させてゴミの除去が行われた後、第2図(b
)の状態へとボディWの姿勢を変換してこの位置で停止
させ、再びゴミ除去がなされる。このようにして、第2
図の(C)、(d) ・・・ (i)というように、ボ
ディWを間欠回転させつつ、ゴミの除去が行われる。
このように、ボディWを回転させつつゴミの除去を行う
ことにより、例えばボディWのルーフパネル内面角部や
サイドシル等の閉断面内に付着しているゴミ、すなわち
、ボディWを回転させなければ落下してこないようなゴ
ミをも完全に除去することが可能になる。
なお、ボディWの回転範囲は、第2図に示すように36
0°回転としてもよいが、後に説明する乾燥工程でのボ
ディWの回転に合せて、例えば180″の範囲で回転さ
せる(第2図(a)と(e)との範囲)等、適宜のもの
とすることができる。
塗料の吹き付け、乾燥 先ず、P2での塗料の吹付けは、塗膜の厚さがダレ限界
以上となるようにして行なわれる。すなわち、従来一般
に用いられている熱硬化型塗料では、“ダレ°′を生じ
ない塗料の最大厚さすなわちダレ限界値は40gm程度
であるが、工程P2では、このダレ限界となる40pm
よりもはるかに厚い塗膜となるように(例えば65.g
m)となるように塗料が吹付けられる。
このP2の後、すみやかにP3のセツティング工程へ移
行される。このセツティング工程P3では第2図(a)
〜(i)で示すように、ボディWが水平方向に回転され
る。すなわち、ボディWが水平方向に伸びる回転軸6文
を中心として回転され、実施例では、この回転軸線文が
、ボディWの前後方向に伸びるものとされている。なお
、このセツティング工程P3での温度雰囲気は、実施例
では常温としであるが、40’〜so”c等次の焼付工
程P4での温度雰囲気よりも低い温度の範囲で適宜の温
度に設定し得る。勿論、このセツティング工程P3は、
あらかじめ塗料中の低沸魚介を揮発させるためであり、
これにより、次の焼付工程P4で低佛魚介が急激に揮発
されることによる塗装面でのピンホール発生が防止され
る。
焼付工程P4においては、例えば、140”Cの温度雰
囲気で、塗料の焼付けが行なわれる。このP4でも、P
3のセツティング工程と同様に、第2図(a)〜(i)
に示すようにボディWが水平方向に回転される。
上述したP3、P4でのボディWの水平方向の回転によ
り、P2でダレ限界以上の厚さに塗料を吹付けても、ダ
レが生じることなく塗料が乾燥される。これにより、従
来の塗装方法では得られなかった平滑度の極めて高い高
品質の塗装面が得られる。
塗膜厚さとダレ限界と平滑 と水平回転との関係第3図
は、熱硬化型塗料に着目して、塗膜Jヴさがダレ限界に
与える影響について示すものである。この第3図では、
塗膜厚さとして、40pm、53gm、65g、mの3
通りの場合を示しである。このいずれの厚さの場合も、
セツティング工程初期と焼付工程初期との両方の時期に
、゛ダレ”′のピークが生じることが理解される。また
、ダレ限界は、通常1分間に1〜2mmのダレを生じる
ときの値をいうが(目視して2mm/分以上のダレを生
じると塗装面が不良とされる)、このダレ限界以下の範
囲で得られる最大の塗膜厚さは、従来の塗料で401L
m程度である。
一方、第4図は、ボディWを水平方向に回転させるとき
とそうでないときとの、平滑度に与える影響を示しであ
る。その第4図中Aは、ボディWを回転させない状態を
示しである(従来の塗装方法)、第4図Bは、ボディW
を90″回転させた後逆転させる場合を示しである(第
2図(a)と(C)との間で正逆回転)、第4図Cは、
ボディWを135”回転させた後逆転させる場合を示し
である(第2図(a)とCd)との1111で正逆回転
)。第4図りは、ボディWを180”回転させた後逆転
させる場合を示しである(第2図(a)と(e)との間
で正逆回転)。第1AFは、ボディWを連続して同一方
向に回転させる場合を示しである(第2図(a)、(b
)、(C)会・・ (i)の順の姿勢をとり、再び(a
)へと戻る)。
この第4図から明らかなように、同じ塗膜の厚さであれ
ば、ボディWを回転させた方が(第4図B、C,D、E
)、回転させない場合(第4図A)よりも、平滑度の太
きものが得られる。また、同じ回転でも、360”同一
方向に回転させるのが平滑度を高める上では好ましいこ
とが理解される。勿論、ボディWの回転無しの場合は、
塗膜の厚さに限界をきたすため、平滑度を大きくするに
は限度がある。
ちなみに、塗膜の厚さを65pmとしてボディWを36
0°回転させる場合には、得られる平滑度は、写像鮮映
度1.Gでr87J  (PGD値で1.0の下限値)
である。また、塗膜の厚さを40gmとした場合には、
ボディWの回転無しの場合は1.Gでrs8J  (P
GD値で0.7の下限値)であるのに対し、ボディWを
360°回転させた場合は1.Gでr68」 (PGD
値で0.8の下限値)である。
なお、既知のように、写像鮮映度におけるIC(イメー
ジグロス)は、鏡面(黒ガラス)をlOOとし、それに
対する鮮映度の比率を示すものであり、PGDは反射映
像の識別度を1.0から低下するに従って塗装面の平滑
度が低下する値である。
第3因、第4図に示したデータの試験条件は、次の通り
であるが、この試験条件は、P2で上塗りを行なう場合
の条件を示しである。
a、塗料:メラミンアルキッド(ブラック)粘度:フォ
ードカップ#4で 22秒/20”C b、塗膜機:ミニベル(16,000rpm)シェーピ
ングエア ・、2.Okg/cm2 C1吐出量:2回に分けての吹付けで、第1回目、、、
100cc/mi n 第2回目 、、150〜200cc/mi n d、セツティング時間:lO分×常温 e、焼付条件    :140°CX25分子、下地平
滑度: 0.6 (PGD値)(中塗、PEテープ上) g0回転または反転作動域: セツティング(10分)〜焼付け(10分)h、被塗物
ニー辺30cmの角筒体の側面に塗装、中心で回転可能
に支持 i、被塗物の回転速度:6rpm、30rpm、60r
pmの3通りで行なったが、回転速度の相違による差異
は事実出生じなかった なお、塗料が主樹脂と硬化剤とを使用する2液硬化型で
ある場合はセツティング工程P3のみでダレが生じ、ま
た塗料が粉体塗料である場合は焼付工程P4でのみダレ
が生じるので、ボディWの回転は、このダレが生じるセ
ツティング工程P3のみあるいは焼付工程P4でのみ行
なうようにすればよい、また、粉体塗料の場合は、溶剤
を含有しないので、セツティング工程は不用である。
(以下余白) 回転用治具 次に、ボディWを台車りに対して水平方向に回転可能に
支持させるために用いる治具の具体例について説明する
第8〜第11図は、自動車ボディWのサスペンションタ
ワ一部に対して取付けるようにした場合の例を示す。第
8図、第9図に示すように、この治具lは、前後一対の
回転軸部2F、2Rと、両回転軸部2Fと2Rとを連結
する連結部3と、を有する。両回転軸部2Fと2Rとは
互いに同一直線上に位置され、このような両回転軸部2
Fと2Rと上記連結部3とは、一部屈曲された連続した
棒状のものとして構成されている。上記連結部3からは
、前後一対のアーム部4F、4Rが一体的に延設されて
いる。このアーム部4Fと4Rは連結部3と直交する方
向に伸び、その左右各端部からは、上方へ伸びる取付部
5FR15FL、5RR15RLが突設されている(以
下この取付部を総称するときは符号5を用いることとす
る)。この各取付部5FR15FL、5RL、5RRは
、第9図に示すように、形成されている合計4つのサス
ペンションタワ一部11FR111FL、IIRRlI
RLの位置に対応されている(以下このサスペンション
タワ一部を総称するときは符号11を用いることとする
)。
L述のように構成された回転用治具は、第5図、第9図
に示すように、自動車ボディWを前後一対の回転軸12
Fと2Rとの間に配設した状態で、取付部5がサスペン
ションタワーs i 1 ニ対して固定されている。す
なわち、取付部5FRがサスペンションタワ一部11F
Hに固定され、5FLがIIFLに固定され、5RRが
IIRRに固定され、5RLがIIRLに固定される。
E配置定状態を詳細に示したものが、第10図、第11
図である(第5図をも参照)。すなわち、第10図は、
前側のサスペンションタワ一部11FR1IIFLに対
する取付状態を示すものであるが、このff410図に
おいて12はボディWのフレーム(フロントフレーム)
、13はホイールエプロンパネルであり、このホイール
エプロンパネル13に対して、サスペンションタワ一部
11が一体的に構成されている。
また、第11図は、後側のサスペンションタワー11R
R,11RLに対する取付状態を示すものであるが、こ
の第11図において左右一対のフレーム12(リアフレ
ームと呼ばれるff1lに相当)同士が、フロアバネル
14下面に接合された閉断面状のクロスメンバ15によ
って連結されている。そして、サスペンションタワ一部
11RR,11RLは、リアサイドパネル16に一体的
に構成されている。
以上のような回転用治具lは、取付部5上にサスペンシ
ョンタワ一部11の頂面を着座させた状態で、該両者5
と11とがボルト固定することにより、ボディWに一体
化される。なお、この固定のためのボルト(ボルト孔)
は、サスペンション用緩衝器の上端部を固定するための
ものをそのまま用いである(取付部5にはこのボルト用
のねじ孔を形成しである)。
第12図〜第15図は、回転用治具1の取付部5を、ボ
ディWのうちサスペンションアームが増付けられる部分
の近傍に位置する強度部分に取付けるようにしたもので
ある。なお、第8図〜第11図に示したものと同一構成
要素には同一符号を付してその説明は省略する。
先ず、回転用治具lは、前述した上方へ伸びる取付部の
代りに、アーム部4F、4Rの左右端部をボディWに対
する取付部として利用するようにしである。すなわち、
ボディWの前端部側においては、アーム部4Fが前後方
向に幅広のものとされ、取付部5FR15FLとなるそ
の左右各端部に上記フレーム12が載置された状態で、
ボディWがボルト固定される(第14図参照)。なお、
この取付位置は、はぼエンジンの取付位置にも対応して
いる。また、ボディWの後部においては、治具lの取付
部となる後アーム部4Rの左右各端上にフレーム12お
よびクロスメンバ14カ、??J’Fされた状態で、当
該クロスメンバ14に対して取付部5RR15RLがボ
ルト固定される。
前記治具lは、前述したボディWに対する取付状態にお
いて、その前後の回転軸部2F、2R同士が、ボディW
を挟んでその前後方向に伸びる同一直線トに位置される
。この同一直線がボディWの回転軸縁立となるもので、
好ましくは、この回転軸縁立がボディWの重心G(第5
図参照)を通るようにされている。なお、回転軸縁立が
重心Gを通ることにより、ボディWの回転の際に、回転
速度の大きな変動が防止される。これにより、ボディW
には、回転変動に伴なう衝撃が発生するのが防止され、
ダレ防止上より好ましいものとなる。
なお、前後の治具IF、IRは、車種(ボディWの種類
)に応じて専用のものがあらかじめ用意される。
存速 ボディWを回転させる機能を備えた台車である。
第5図において、台車りは基台21を有し、この基台2
1に取付けられた車輪22が、路面(レール)23−F
、を走行される。この基台21は、搬送方向前側から後
側(第5図右側から左側)へ順次、それぞれ上方へ向け
て伸びる1本の前支柱24.2本の中間支柱25.26
、および1本の後支柱27を有し、中間支柱26と後支
柱27との間が、前後方向に大きく間隔のあいた支持空
間28とされている。
治A1が取付けられたボディWは、上記支持空間28に
配設され、その前部が回転軸部2Fを利用して支柱27
に対して回転自在に支持される一方、その後部が回転軸
部2Rを利用して支柱26に回転自在に支持される。
前後の回転軸部2F、2Rは、上下方向から支柱26.
27に対して係脱自在とされると共に、回転軸部2Fが
回転軸縁立方向に不動として係合される。このため、支
柱26にはその上端面に開口する切欠き26aが形成さ
れる一方(第16図〜第18図参照)、支柱27にはそ
の上端面に開口する切欠き27aが形成されている(第
16図、第20図、第21図参照)、この両切欠き26
a、27aは、回転軸部2F、2Rが嵌合し得る大きさ
とされている。そして、回転軸部2Fにはフランジ部2
aが形成される一方、支柱27には前記切欠き27aに
連通ずるフランジ部2aに対応した形状の切欠き27b
が形成されている。
これにより、回転軸部2.Rは、支柱27の切欠き27
a、27bに対して、上下方向から係脱されると共に、
フランジ部2aのストッパ作用によって支柱27に対し
て軸方向に不動とされる。なお、ボディWに対する回転
力の付与は、回転軸部2Rを介して行われ、このため回
転軸2R先端部には、後述する接続部2bが形成されて
いる。
基台21からは、下方へ向けてステー29が突設され、
このステー29の下端部に、牽引用ワイヤ30が連結さ
れている。このワイヤ30は、エンドI/ス式とされて
、図示を略すモータにより一方向に駆動され、これによ
り台車りが所定−の搬送方向に駆動される。勿論、上記
モータは、防爆の観点上安全な箇所に設置されている。
ボディWの回転は、本実施例では台車りの移動を利用し
て、すなわち台車りの走行路面23に対する変位を利用
して行われる。この台車りの変位を回転として取出すた
めの回転取出機構31が、次のようにして構成されてい
る。すなわち、回転取出機構31は、基台21に上下方
向に伸ばして回転自在に支持された回転軸32と、回転
軸32の下端部に固定されたスプロケット33と、スプ
ロケット33に噛合されたチェーン34と、から構成さ
れている。このチェーン34は、前記ワイヤ30と並列
に、走行路面23に対して不動状態で配設されている。
これにより、台車りがワイヤ30を介して牽引されると
、チェーン34が不動であるため、このチェーン34に
噛合うスプロケット33したがって回転軸32が回転さ
れる。
一ヒ記回転軸32の回転を、回転軸部2Rに伝達するた
めの伝動機構35が、次のようにして構成されている。
すなわち、伝動機構35は、前記前支柱24の後面に固
定されたケーシング36と、ケーシング36に横方向(
前後方向)に伸ばして回転自在に支持された回転軸37
と、この回転軸37と前記上回転軸32とを連動させる
一対のベベルギア38.39と、前記支柱25に対して
回転自在かつ前後方向に摺動自在に保持された連結軸4
0と、を有する。この連結軸40は、回転軸37に対し
てスプライン結合され(この保合部を第5図中符号41
で示す)、これにより回転軸32が回転されると、連結
軸40も回転されることになる。勿論、回転軸37と連
結軸40とは、回転軸線i−hに位置するように設置さ
れている。
前記連結軸40は、回転軸部2Rに対して、係脱される
。すなわち、第16図〜第18図に示すように、回転軸
部2Rの先端部には、十字形の接続部2bが形成される
一方、連結軸40の端部には、第16図、第19図に示
すようにこの接続部2bががたつきなく嵌合される係合
凹所40cを有するボックス部40aが形成されている
。したがって、例えば空気圧式のシリンダ42あるいは
手動によってロッド43を介して連結軸40を摺動させ
ることによって、上記ボックス部40a(係合凹所40
c)と接続部2bとが係脱され、その係合時に連結軸4
0と回転軸部2Rとが一体回転可能とされる。なお、上
記ロッド43は、第16図に示すように、連結軸40の
回転を阻害しないように、ボックス部40aの外周に形
成された環状溝4Ob内に嵌入されている。
以上のような構成によって、連結軸40を第5図右側へ
変位させた状態で、ボディWを台車りに対して下降させ
ることにより、前後の各回転軸部2F、2Rが、支柱2
6.27によって回転自在かつ前後方向に不動状態で支
持される。この後、連結軸40(係止凹所40c)が、
回転軸部2R(の接続部2b)に係合される。これによ
り、台車りをワイヤ30を介して牽引すれば、ボディW
が所定の水平軸縁立を中心にして回転されることになる
。なお、ボディWの台車りからの取外しは、上記した手
順とは逆の手順で行えばよい。
また、足回り部品の取付部は、ボディWの前後端部に存
在するので、当該ボディWの重量を前後の回転軸部2F
、2Rにパラススよく分配させることができる。
補 説明および・層側 さて次に、本発明に関連した補足的な説明および変形例
について順次説明する。
台車りの走行、停止に拘らずボディWの回転、停止の切
換えと、回転方向の変更切換えとは、例えばエアモータ
等の別途専用のアクチュエータを用いればなし得るが例
えば次のようにしても行なうことができる。先ず、第5
図の例において、スプロケット33にその径方向反対側
からそれぞれ噛合する第1、第2の一対のチェーン(チ
ェーン34に相当するもの)を設け、各チェーンをそれ
ぞれ、適宜駆動し得るようにすしておく。このような構
成とすれば、次のような駆動態様に応じて、ボディWの
回転制御がなされることになる。
■第1チェーン停止、かつ第2チエーンをフリm:この
場合は、台車りの走行に伴なってボディWが一方向に回
転される。
■第1チェーンフリーかつ第2チェーン停止:この場合
は、台車りの走行に伴なって上記■とは逆方向にボディ
Wが回転される。
■両方のチェーン共にフリm:この場合は、台車りの走
行に伴なってボディWが回転されない。
■第1チェーンを一方向に駆動かつ第2チエーンをフリ
ー:この場合は、台車りが停止していても、ボディWが
一方向に回転される。
■第1チェーンを他方向に駆動かつ第2チエーンをフリ
ー(第1チエーンをフリーかつ第2チエーンを他方向に
駆動でも同じ):この場合は台車りが停止していても、
ボディWが上記■の場合とは逆方向に回転される。
なお、上述したことは、チェーンに代えてラックバ−を
用いても同様である。このラックバ−を常に固定状態と
して配置する場合は(この場合は台車りの走行がボディ
Wの回転の前提となる)、ラックバ−を間欠的に配置し
たり、あるいはラックバ−を配置する位置を左右任意に
設定することにより、台車りの走行位置に応じてボディ
Wを任意の方向に回転させ得ると共に、任意の位置でボ
ディWの回転を停止させ得る。
また、回転用油A1は、ボディWの前側用と後側用との
2分割構成のものとしてもよい。
(発明の効果) 本発明は以−ヒ述べたことから明らかなように、自動車
ボディのうち回転用治具が取付けられる部分の変形を別
途補強部材を設けることなく防止しつつ、自動車ボディ
をこの回転用治具を介して回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体工程図。 第2図は被塗物としての自動車用ボディが回転すること
に伴う姿勢変化の状態を示す図。 第3図、第4図は塗料の厚さとブレと塗装面の平滑度と
回転との関係を示すグラフ。 第5図はボディを回転させるようにしたボディ搬送用の
台車の一例を示す側面図。 第6図は台車の走行路下方の状態を示す一部切欠き平面
図。 第7図は第6図のX7−X7線断面図。 第8図は回転用治具の一例を示す側面図。 第9図は第8図の平面図。 第10図は第5図(7)XIO−XIO線断面図。 第11図は第5図X1l−Xll線断面図。 第12図は回転用治具の他の例を示すもので、ボディに
取付けた状態での側面図。 第13図は第12図の示す回転用治具の平面図。 第14図は第12図(7)X14−X14線断面図。 第15図は第12図にX15−X15線断面図。 第16図は回転用治具と台車との結合部分を示す側面断
面図。 第17図は第16図のX17−X17線断面図。 5S18図は第17図の平面図。 第19図は第16図のX19−X19線断面図。 第20図は第16図(7)X20−X20線断面図。 第21図は第20図の平面図。 P1〜P4:工程 W:自動車ボディ 見:回転軸線 D:搬送用台車 1:回転用治具 2F、2R:回転軸部 3:連結部 4F、4R:アーム部 5FR15FL 5RR15RL:取付部 11FR1IIFL 11RR1IIRL:サスペンションタワ一部12:フ
レーム 13:ホイールエプロンパネル 15:クロスメンバ 16:リアサイドパネル 26.27:支柱(支承部) 28:支持空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗装ラインにおいて被塗物としての自動車ボディ
    を回転させるために用いる回転用治具であって、 自動車ボディの回転中心となる被支承部としての回転軸
    部と自動車ボディに対する取付部とを有し、 自動車ボディに形成されている足周り部品取付部あるい
    はこの近傍に位置する強度的に優れた部分に対して前記
    取付部が取付けられるように設定されている、 ことを特徴とする塗装ラインにおける自動車ボディ回転
    用治具。
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2658008A (en) * 1944-01-06 1953-11-03 Carrier Engineering Co Ltd Method of treating vehicle bodies and chassis
JPS6021361U (ja) * 1983-07-21 1985-02-14 トヨタ自動車株式会社 塗装用台車

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GB654118A (en) 1948-03-17 1951-06-06 Carrier Engineering Co Ltd Improvements in or relating to methods of and apparatus for cleaning, rustproofing and prime coating sheet metal articles such as vehicle bodies on a quantity productionbasis

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