JPS63254968A - 易分散性微細藻類粉体の製造方法 - Google Patents

易分散性微細藻類粉体の製造方法

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JPS63254968A
JPS63254968A JP62088662A JP8866287A JPS63254968A JP S63254968 A JPS63254968 A JP S63254968A JP 62088662 A JP62088662 A JP 62088662A JP 8866287 A JP8866287 A JP 8866287A JP S63254968 A JPS63254968 A JP S63254968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microalgae
powder
water
suspension
spray
Prior art date
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Pending
Application number
JP62088662A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakao
崇 中尾
Yotaro Ando
洋太郎 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURORERA KOGYO KK
Chlorella Industry Co Ltd
Original Assignee
KURORERA KOGYO KK
Chlorella Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63254968A publication Critical patent/JPS63254968A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は水に対する溶解性の良い微細藻類粉体を製造
する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
クロレラ、セネデスムス、ドナリエラ、スピルリナ等の
微細藻類は生理活性を有し、健康食品等として利用され
ている。
従来、微細藻類粉末はその殆どが微細藻類懸濁液の噴霧
乾燥により製造されており、種々の製品の原料粉末とし
て流通している。ところが、この粉末をそのまま、また
は顆粒あるいは錠剤に成形した複水に懸濁した場合、そ
の大部分が浮上もしくは沈澱してしまい、均一な懸濁液
とならない。
これは噴霧乾燥時に微粒子中に気泡を生じることが多く
、気泡を持つものは水面に浮上し、持たないものは沈降
するためである。微細藻類I@濁液の噴霧乾燥工程は、
直径約5μmの微細藻類の細胞が集合して乾燥され、直
径約50〜200μmの微細粒子が形成されるが、これ
らの粒子は内側に気泡を生じることが多く、これを水に
分散させると、気泡を持つものは水面に浮上し、持たな
いものは沈降する。また粒子は微細藻類細胞間の結着が
強力で物理的撹拌では容易に崩壊しない。近年広く微細
藻類が使われるにつれて自然食品の色素素材として考え
られるようになったが、上記の欠点のため実用に供され
ることは少なかった。
従来、クロレラ粉末の水分散性を改善する方法として、
クロレラ粉末を結晶果糖の表面に均一に付着させる方法
が提案されている(例えば特開昭50−40763号)
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の方法によれば、クロレ
ラ粉体を水に分散させる際、ままこの生成を防止するこ
とは可能であるが、個々の粒子の大きさや気泡の状態な
どを変えることはできないから、気泡を持つものが浮上
し、持たないものは沈降するため均一な懸濁液が得られ
ないという点は全く改善されない。
また凍結乾燥により分散性の高い粉末を得る方法もある
が、非常に粉体加工が高価であるため一般的でない。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、安価に粉
末加工ができるととも↓こ、水中で微細藻類の細胞間の
結着が外れて個々の状態に分散し。
均、−な微細藻類懸濁液が得られる易分散性微細藻類粉
体の製造方法を提案することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、水溶性糖類を含む微細藻類の懸濁液を噴霧乾
燥することを特徴とする易分散性微細藻類粉体の製造方
法である。
本発明において微細藻類とはクロレラ、セネデスムス、
ドナリエラ、スピルリナ等の単細胞またはそれに近い藻
類であって、ヒト、動物、植物、微生物等に対する生理
活性を有するものであり、天然に棲息するものならびに
培養されたものが含まれる。これらは生の藻体および乾
燥した藻体を原料として使用できる。
本発明において使用する水溶性糖類としては、デキスト
リン、乳糖、ブドウ糖など、単糖、オリゴ糖および多糖
のうち水溶性を有するものが使用できる。
本発明の易分散性微細藻類粉体の製造方法は、上記水溶
性糖類を含む微細藻類の懸濁液を噴霧乾燥する方法であ
る。水溶性糖類を含む微細藻類の懸濁液は、水溶性糖類
を微細藻類の懸濁液に添加して調製してもよく、また微
細藻類の藻体を水溶性糖類溶液に添加して調製してもよ
い。この場合。
噴霧乾燥直前に水溶性糖類または微細藻類藻体を添加す
るのが好ましい、噴霧乾燥は一般の噴霧乾燥機を使用し
、従来の微細藻類粉末製造の場合と同様に行うことがで
きる。
水溶性糖類を含む微細藻類の懸濁液を噴霧乾燥すると、
微細藻類の藻体は水溶性糖類で被覆された状態で乾燥さ
れるため、得られた粉体は全体が均一な親水性を帯びる
。このため得られた粉体を水に添加すると、内部に気泡
を持つ場合と持たない場合のいずれの場合も、藻体が水
に均一に分散し、細胞間の結着力は弱められて、均一な
1韻濁液が得られる。この懸濁液は微細藻類の細胞が個
々の状態に離れて分散するため、長期にわたって良好な
分散状態を示す。
本発明によって製造される易分散性微細藻類粉体は、そ
のまま粉末ジュース、スープ等の色素素材として用いる
ことができるほか、飲用の健康食品素材として種々の目
的に使用できる。また顆粒。
錠剤等に成形して使用することも可能で、この場合でも
分散性は良好である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水溶性糖類を含む微細藻類の懸濁液を
噴霧乾燥するようにしたので、従来使用されていた噴霧
乾燥用の機器を使用して、簡単な操作で安価に粉末化が
できるとともに、水中において均一分散して、均一な微
細藻類懸濁液とすることが可能な易分散性微細藻類粉体
を得ることができる。
〔実施例〕
以下1本発明の実施例について説明する。各例中、%は
重電%である。
実施例1 常法により屋外明培養したクロレラを懸濁液のまま加熱
処理(100℃、3m1n) Ll、この懸濁液にデキ
ストリンをクロレラとの乾燥物重量比で60%添加とな
るように添加して溶解し、噴霧乾燥した。
得られた粉末を水に添加したところ、緩かな撹拌で良好
な懸濁性が得られた。使用するデキストリンは、吸湿性
からみてDE値が10程度のものが望ましく、常温の室
内に放置しても十分使用可能であった。デキストリンの
添加+f40%程度では、粒子の崩壊性が悪く、6咋以
上の添加が望ましい。
その後この粉体を流動層造粒機により粒状物を成形した
ところ、径0.5mm程度の粒状物が得られた。これら
は粒子としての取扱いの良さと、水懸濁性の良さと持つ
粒状物であった。この粒状物について粒径を整え(24
メツシュ通過、32メツシユ残留)1日本薬局方の粒崩
壊性試験を行った時の崩壊時間を表1に示す。
表1 実施例2 実施例1と同様にして乳糖を乾燥物型巣比で60%添加
となるように加え噴霧乾燥した。この粉体は若干吸湿性
を有するが、実施例1の場合と同様に良好な懸濁性が得
られた。この場合も粒状物の溶解性からみて60%以上
の添加が望ましいことがわかった。
実施例3 ■デキストリン60%添加粉体、■乳糖60%添加粉体
、■クロレラ100%粉体をクロレラ含量2gIQの割
合となるように20°Cの水に懸濁し、高さ10cmの
ガラス管に入れて静置した時の上澄部(透明部)の深さ
を測った。その経時変化を表2に示す。
表  2 以上の結果より、本発明の微細藻類粉体は水分散性が良
好で、長時間にわたって均一な分散状態を維持すること
がわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水溶性糖類を含む微細藻類の懸濁液を噴霧乾燥す
    ることを特徴とする易分散性微細藻類粉体の製造方法。
  2. (2)水溶性糖類がデキストリン、乳糖またはブドウ糖
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)微細藻類がクロレラ、セネデスムス、ドナリエラ
    またはスピルリナである特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の方法。
JP62088662A 1987-04-13 1987-04-13 易分散性微細藻類粉体の製造方法 Pending JPS63254968A (ja)

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