JPS63252959A - マグネシア・クロム系ダイレクトボンド耐火物 - Google Patents
マグネシア・クロム系ダイレクトボンド耐火物Info
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、溶鋼の精練用容器等の内張りに用いられ、
低Ｃａ Ｏ／ Ｓ ｉ Ｏ２比のスラグに耐浸透性と耐
スポーリング性を備えたマグネシア・クロム系ダイレク
トボンド耐火物に関するものである。
低Ｃａ Ｏ／ Ｓ ｉ Ｏ２比のスラグに耐浸透性と耐
スポーリング性を備えたマグネシア・クロム系ダイレク
トボンド耐火物に関するものである。
（従来の技術）
マグネシア−クロム系（以後マグクロと称す）耐火物の
使用範囲の中で、ＶＯＤ精錬は過酷な条件の１つである
。以下衣１に示す。
使用範囲の中で、ＶＯＤ精錬は過酷な条件の１つである
。以下衣１に示す。
表１
また数々のＶＯＯ＠錬使用後、耐火物の解析結果から、
■ スラグの浸透による構造的スポーリングの発生。
■ 低Ｃａｂ／Ｓｉｎ、スラグとマグネシア粒の反応。
生成鉱物 Ｍｏｎｔｉｃｅｌｌｉｔｅ（ＣａＯ，ＭｇＯ
，Ｓｉｎ、）Ｍｅｒｗｉｎｉｔａ（３ＣａＯ，ＭｇＯ，
２ＳｉＯ□）が特徴、主要因であると考えられることか
ら、精練中のｖＯＤ脱炭期において耐火物が大きく溶損
しているものと考えられる。
，Ｓｉｎ、）Ｍｅｒｗｉｎｉｔａ（３ＣａＯ，ＭｇＯ，
２ＳｉＯ□）が特徴、主要因であると考えられることか
ら、精練中のｖＯＤ脱炭期において耐火物が大きく溶損
しているものと考えられる。
そこでスラブの浸透を抑制する方法として従来の技術に
おいては、以下の方法がなされていた。
おいては、以下の方法がなされていた。
ａ）天然クロム鉱の増量によるクロム成分の増量２分散
を図る。
を図る。
ｂ）酸化クロムの増加によるクロム成分の増量。
分散を図る。
Ｃ）セミリボンド化への移行。
しかし、以上なされた方法では効果が小さいことあるい
は、耐スポーリング性の劣化を招き、改善は進んでいな
かった。
は、耐スポーリング性の劣化を招き、改善は進んでいな
かった。
そこで最近の技術としては、本願発明者らの研究によっ
て、高純度天然クロム鉱（Ｃｒ２０．５０重量％以−ヒ
）と低純度天然クロム鉱（Ｃｒ２０，５０重量％未満）
の混合添加によるスラグ浸透抑制効果が大きいことが確
認されている。
て、高純度天然クロム鉱（Ｃｒ２０．５０重量％以−ヒ
）と低純度天然クロム鉱（Ｃｒ２０，５０重量％未満）
の混合添加によるスラグ浸透抑制効果が大きいことが確
認されている。
そしてこの技術により実炉にて約１８％の効果が認めら
れた。
れた。
（発明が解決しようとする問題点）
しかしながらスラグとの化学反応、溶損という点におい
ては、数理の余地が残されていた。
ては、数理の余地が残されていた。
というのは前述の改善によって製造されたマグクロ耐火
物の使用後レンガを解析した結果、マグネシア粒の変質
が認められたためである。１１１１１未満のクロム鉱に
高純度クロム鉱を添加するため。
物の使用後レンガを解析した結果、マグネシア粒の変質
が認められたためである。１１１１１未満のクロム鉱に
高純度クロム鉱を添加するため。
逆にマグネシア粒へのＣｒ２Ｏ，、Ｆｅ２Ｏ，などの拡
散が抑制されるため、マグネシア粒の表面に複合スピネ
ルが形成不充分であり、スラグとの直接反応がまだ生じ
る場合があった。
散が抑制されるため、マグネシア粒の表面に複合スピネ
ルが形成不充分であり、スラグとの直接反応がまだ生じ
る場合があった。
このため、マグネシア粒を被覆する方法の見出しが必要
とされていた。
とされていた。
（問題点を解決するための手段）
〔解決の方法〕
スラグ浸透抑制効果の著しい母材をベースに、マグネシ
ア粒の保護、つまりマグネシアとスラグ成分との直接反
応を防止するため、反応物の形成を抑制するための他成
分添加を考察した。（表２）表 ２ なお、母材とは、 Ｃｒ２Ｏ，５０重駄％以上の天然ク
ロム鉱を粒径１ｍｍ未満と、Ｃｒ２Ｏ，５０重量％未満
の天然クロム鉱を粒径１１以上の範囲にて総重量２０〜
５０％含有し、その他を海水マグネシア及び酸化クロム
にて構成するマグクロ系ダイレクトボンド耐火物。
ア粒の保護、つまりマグネシアとスラグ成分との直接反
応を防止するため、反応物の形成を抑制するための他成
分添加を考察した。（表２）表 ２ なお、母材とは、 Ｃｒ２Ｏ，５０重駄％以上の天然ク
ロム鉱を粒径１ｍｍ未満と、Ｃｒ２Ｏ，５０重量％未満
の天然クロム鉱を粒径１１以上の範囲にて総重量２０〜
５０％含有し、その他を海水マグネシア及び酸化クロム
にて構成するマグクロ系ダイレクトボンド耐火物。
他成分添加については、ＭＲＯとの反応性、耐スラグ性
を考慮し、また粒度は反応性を考慮し。
を考慮し、また粒度は反応性を考慮し。
微粉域（５０ｓμ以下）とした。
（条件）
ｌ）化学成分
ＭＲＯＣｒ２０３Ａｔ２ｏ、 ＦａｘＯｚ Ｓ１ｏ、
ＣａＯクロム鉱 Ａ １８ ３４ ２７ １
５ ４．５ ０．５＃ Ｂ １６ ５２ １．１
１６ ２ ２合成スピネルＣ７０１４７５２１ ＃ Ｄ６５ １２ １１ ８ ２．５
１．５２）試験条件 （％）耐
溶損性試験・・・・高周波誘導炉ディップ法スラグ；
Ｃａ０４５％、５ｉ０２４５％、ＡＩ、０，５％１Ｍｌ
Ｘ０５％。
ＣａＯクロム鉱 Ａ １８ ３４ ２７ １
５ ４．５ ０．５＃ Ｂ １６ ５２ １．１
１６ ２ ２合成スピネルＣ７０１４７５２１ ＃ Ｄ６５ １２ １１ ８ ２．５
１．５２）試験条件 （％）耐
溶損性試験・・・・高周波誘導炉ディップ法スラグ；
Ｃａ０４５％、５ｉ０２４５％、ＡＩ、０，５％１Ｍｌ
Ｘ０５％。
サンプル形状； ２０Ｘ２０Ｘ２３０ｏｍ。
温度：１７００℃１時間： ３０分
回軸： ８ ｒ、ｐ、鵬。
白１人ポーリングヤｔまべ攻陶−−・ＡＥ法 （Ａｃ
ｏｕｓｔｉｃ Ｅｌｉｓａｊｏｎ）サンプル形状；６
５Ｘ１１４Ｘ２３０ｍ昇温速度 ；１０℃／ｉ 片頂防−；トータルカウント数を測定 耐スラグ浸透試験６１回転ドラム法 サンプル形状；５０Ｘ５０Ｘ１２０ｍ スラグ； Ｃａ０４５％、Ｓｉ０．４５％、Ａｔ２０，
５％、Ｍｇ０５％。
ｏｕｓｔｉｃ Ｅｌｉｓａｊｏｎ）サンプル形状；６
５Ｘ１１４Ｘ２３０ｍ昇温速度 ；１０℃／ｉ 片頂防−；トータルカウント数を測定 耐スラグ浸透試験６１回転ドラム法 サンプル形状；５０Ｘ５０Ｘ１２０ｍ スラグ； Ｃａ０４５％、Ｓｉ０．４５％、Ａｔ２０，
５％、Ｍｇ０５％。
時間 ；１６５０℃にて５時間キープ。
メタル；５Ｓ４１
バーナー加熱；酸素＋ＬＰＧ
稼働面より浸透層の深さ測定
（結果）
ａＮｂ、Ｏ，ｄｔ ｅｔ
微粉域での焼結助材添加により、マグネシア粒表面に複
合スピネルを形成し、スラグの浸透及び化学反応を抑制
する効果は認められる。ただしその成分は限定される。
合スピネルを形成し、スラグの浸透及び化学反応を抑制
する効果は認められる。ただしその成分は限定される。
酸化クロム・・・・・・高純度であるため反応性には限
界を有しており、完全なるマ グネシア粒内部までの反応は形 成されない。
界を有しており、完全なるマ グネシア粒内部までの反応は形 成されない。
複合スピネル・・・少量の不純物（Ｆｅ２０３．Ａｌ２
Ｏ。
Ｏ。
等）は含まれるものの、逆に反
応性は高く、内部まで反応が認
められる。しかしその不純物の
含有量には耐食性の点で限界が
あり、ＭｇＯ，Ｃｒ２ｏ３以外の成
分にて２０重量％未満に限定で
きるものと思われる。これは浸
透スラグとＦｅ２Ｏ，、Ａｌ２Ｏ３等との反応が促進さ
れ、逆効果にな るためである。
れ、逆効果にな るためである。
Ａｌ２Ｏ，・・・・・・・・・ＭｇＯとＡｌ２Ｏ３の純
粋なスピネル形式は認められるものの、 ＣａＯ，Ａ慮２０１反応が生じ耐溶 損性には劣る。
粋なスピネル形式は認められるものの、 ＣａＯ，Ａ慮２０１反応が生じ耐溶 損性には劣る。
ａ ” ｆ
天然クロム鉱の使用法は高純度、低純度の併用法に限ら
れる。１ａ＋１未満への天然クロム鉱Ａの添加はＭｇＯ
粒との反応という点においては、複合スピネルとの効果
に似た傾向を示すが、 ■ 粒度が大きい。
れる。１ａ＋１未満への天然クロム鉱Ａの添加はＭｇＯ
粒との反応という点においては、複合スピネルとの効果
に似た傾向を示すが、 ■ 粒度が大きい。
■ ＭｇＯ、Ｃｒ２Ｏ３成分の他、不純物を多量に含む
。
。
■ スラグ浸透抑制が組織的になされていないため、ス
ラグの浸透２反応の絶対量としては大きい。
ラグの浸透２反応の絶対量としては大きい。
という理由から効果は認められない。
以上より、複合スピネルの添加はクロム鉱の併用使用法
（別途出願）に限って、その有効性は発揮される。
（別途出願）に限って、その有効性は発揮される。
ａ”ｇ、ｈ
合成スピネルの添加量については１０％が限界と考えら
れる。その理由は、 ■ 不純物の増加に伴う耐食性の低下。
れる。その理由は、 ■ 不純物の増加に伴う耐食性の低下。
■ 過剰反応によりＭｇＯ粒が分割されるため、耐スラ
ブ浸透性、耐摩耗性の低下が生じる。
ブ浸透性、耐摩耗性の低下が生じる。
以上より、添加量としては１０％以下と限定される。
すなわち、この発明では、配合物中の天然クロム鉱の含
有は、２０〜５０重量％で、かつ粒径１１以上にはＣｒ
２Ｏ，成分が５０重量％未満の天然クロム鉱１粒径１ｍ
＋ｓ未満にはＣｒ２Ｏ３成分が５０重量％以上の天然ク
ロム鉱からなるマグネシアクロム系ダイレクトボンド耐
火物１００重量部にマグネシアクロムスピネルの５０ｍ
μ以下の微粉を１〜１０％添加してなることを特徴とす
るものである。
有は、２０〜５０重量％で、かつ粒径１１以上にはＣｒ
２Ｏ，成分が５０重量％未満の天然クロム鉱１粒径１ｍ
＋ｓ未満にはＣｒ２Ｏ３成分が５０重量％以上の天然ク
ロム鉱からなるマグネシアクロム系ダイレクトボンド耐
火物１００重量部にマグネシアクロムスピネルの５０ｍ
μ以下の微粉を１〜１０％添加してなることを特徴とす
るものである。
（実施例）
海水マグネシアにクロム鉱Ａを２．３ｍｍ−１，０ｍｍ
の範囲にて１５％、クロム鉱Ｂを１．０１未満にて３０
％添加し、かつ複合スピネルＣを５０ｍμにて５％添加
し、混線、成形し、 １８５０℃焼成にて耐火物を製造
した。
の範囲にて１５％、クロム鉱Ｂを１．０１未満にて３０
％添加し、かつ複合スピネルＣを５０ｍμにて５％添加
し、混線、成形し、 １８５０℃焼成にて耐火物を製造
した。
原料の化学成分（代表値）
ＭｇＯＣｒ、Ｏ，Ａｌ２Ｏ３Ｆｅ、Ｏ，ｓｉｏ、 Ｃ
ａＯ海水マグネシア ｒ、８ ０．０５
０．０５ ０．５ １．ｓクロム鉱Ａ
＋８ ３７１ ２７ ＋５ ｆｌ、５
０．５クロム鉱ｎ １６５２ １１
１６ ２ ２複合スピネルＣ７０１４７
５２１ 焼成耐火物の特性 従来品 本発明耐火物 気孔率 １５．５ １６．０嵩比重
３．１６ ３．１８Ｍｇ０ ６
２．０ ６１．ＯＣｒ、 ０３１ｇ、０
２２．０ＡＩ２０． １０．０
６．ＯＦｅ、０． ７．０ ８．０
８ｉＯ□ ２．０ １．５Ｃａ Ｏｌ
、 ０ １ 、５複合スピネルＣについて
。
ａＯ海水マグネシア ｒ、８ ０．０５
０．０５ ０．５ １．ｓクロム鉱Ａ
＋８ ３７１ ２７ ＋５ ｆｌ、５
０．５クロム鉱ｎ １６５２ １１
１６ ２ ２複合スピネルＣ７０１４７
５２１ 焼成耐火物の特性 従来品 本発明耐火物 気孔率 １５．５ １６．０嵩比重
３．１６ ３．１８Ｍｇ０ ６
２．０ ６１．ＯＣｒ、 ０３１ｇ、０
２２．０ＡＩ２０． １０．０
６．ＯＦｅ、０． ７．０ ８．０
８ｉＯ□ ２．０ １．５Ｃａ Ｏｌ
、 ０ １ 、５複合スピネルＣについて
。
ＭｇＯ原料と天然クロム鉱を中心にその他車−の微調整
原料を混合し、出力４０００にＶＡの開放型電気炉で溶
融し、冷却破砕し、さらにコンバーメントミルにて５０
ｍμ以下に粉砕、 粒度ＭｇＯＣｒｚＯ：＋ Ａｉ、ｏ、 Ｆａ、Ｏ，５ｉ
０２ ＣａＯＭｇＯ［料 −１（資）前曲 絽、４０
− ０．圓 Ｏ０倒 ０．２５ １．１７天然ク
ロム原料−１ｏｌＩｅｓｈ１７．＆４ ３３．６９２６
．９４ １５．０３ ４．５３ ０．７５（発明の効
果） 本発明による前述実施例の耐火物と従来使用の耐火物を
５０ＴＶＯＤ取鍋スラグラインにて半周張り分けし実炉
テストを行った。
原料を混合し、出力４０００にＶＡの開放型電気炉で溶
融し、冷却破砕し、さらにコンバーメントミルにて５０
ｍμ以下に粉砕、 粒度ＭｇＯＣｒｚＯ：＋ Ａｉ、ｏ、 Ｆａ、Ｏ，５ｉ
０２ ＣａＯＭｇＯ［料 −１（資）前曲 絽、４０
− ０．圓 Ｏ０倒 ０．２５ １．１７天然ク
ロム原料−１ｏｌＩｅｓｈ１７．＆４ ３３．６９２６
．９４ １５．０３ ４．５３ ０．７５（発明の効
果） 本発明による前述実施例の耐火物と従来使用の耐火物を
５０ＴＶＯＤ取鍋スラグラインにて半周張り分けし実炉
テストを行った。
その結果は表３のようで溶損スピードが小さく、表３
そしてスポーリングもなく、滑らかな表面を有した。
またスラグ浸透結果は第２図のようで、実施用において
、スラグ浸透の抑制効果及びマグネシア粒とスラグとの
直接反応抑制効果が認められ、２０％の向上を達成する
ことができた。
、スラグ浸透の抑制効果及びマグネシア粒とスラグとの
直接反応抑制効果が認められ、２０％の向上を達成する
ことができた。
図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図（イ）、
（α）、（ハ）、（ニ）はマグネシア粒の反応状況を示
した説明図、第２図は本発明耐火物及び従来耐火物のス
ラグ浸透結果を示した図表である。
（α）、（ハ）、（ニ）はマグネシア粒の反応状況を示
した説明図、第２図は本発明耐火物及び従来耐火物のス
ラグ浸透結果を示した図表である。
Claims (1)
- マグネシアクリンカー、天然クロム鉱を主要構成原料
とした配合物を成形、高温焼成したマグネシア・クロム
系ダイレクトボンド耐火物において、配合物中の天然ク
ロム鉱の含有は、２０〜５０重量％でかつ粒径１ｍｍ以
上にはＣｒ＿２Ｏ＿３成分が５０重量％未満の天然クロ
ム鉱、粒径１ｍｍ未満にはＣｒ＿２Ｏ＿３成分が５０重
量％以上の天然クロム鉱からなるマグネシア・クロム系
ダイレクトボンド耐火物１００重量部にマグネシアクロ
ム系スピネルの５０ｍμ以下の微粉を１〜１０重量％添
加してなることを特徴とするマグネシア・クロム系ダイ
レクトボンド耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62087525A JPS63252959A (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | マグネシア・クロム系ダイレクトボンド耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62087525A JPS63252959A (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | マグネシア・クロム系ダイレクトボンド耐火物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63252959A true JPS63252959A (ja) | 1988-10-20 |
| JPH0477697B2 JPH0477697B2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=13917411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62087525A Granted JPS63252959A (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | マグネシア・クロム系ダイレクトボンド耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63252959A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114929646A (zh) * | 2020-02-20 | 2022-08-19 | 里弗雷克特里知识产权两合公司 | 用于生产烧结耐火产品的颗粒、用于生产烧结耐火产品的批料、用于生产烧结耐火产品的方法和烧结耐火产品 |
-
1987
- 1987-04-09 JP JP62087525A patent/JPS63252959A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114929646A (zh) * | 2020-02-20 | 2022-08-19 | 里弗雷克特里知识产权两合公司 | 用于生产烧结耐火产品的颗粒、用于生产烧结耐火产品的批料、用于生产烧结耐火产品的方法和烧结耐火产品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0477697B2 (ja) | 1992-12-09 |
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