JPS6325259B2 - - Google Patents
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- JPS6325259B2 JPS6325259B2 JP56194037A JP19403781A JPS6325259B2 JP S6325259 B2 JPS6325259 B2 JP S6325259B2 JP 56194037 A JP56194037 A JP 56194037A JP 19403781 A JP19403781 A JP 19403781A JP S6325259 B2 JPS6325259 B2 JP S6325259B2
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- JP
- Japan
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- pressure
- valve
- low
- valve device
- circuit
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- Expired
Links
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Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高圧容器型の密閉型圧縮機を用いる冷
凍装置の改良に関する。
凍装置の改良に関する。
一般的なロータリーコンプレツサの如く高圧容
器型の密閉圧縮器(以下ロータリーコンプレツサ
と呼ぶ)を採用する小形冷凍装置においては、密
閉容器内が高圧側になるために一般のレシプロコ
ンプレツサの如く低圧容器型の密閉圧縮機(以下
レシプロコンプレツサと呼ぶ)に比べて冷凍装置
に封入する冷媒量が大巾に増加する。その一例と
して、普及型冷凍冷蔵庫ではレシプロ型の冷媒封
入量150g程度に対して、ロータリー型では約250
g程度となり50%以上の大巾な増加となる。この
冷媒の増加分100gのうち一部は高温高圧のスー
パーヒートガスとして、一部は冷凍機油中に溶解
して密閉容器中に滞留しているのである。これら
の高温高圧の冷媒は冷凍装置の温度調節器の働き
により冷凍装置の停止時にはスーパーヒートガス
はガス状態で、冷凍機油中に溶解しているものは
気化して密閉容器内の高温部分で加熱され、高温
高圧のスーパーヒートガスとなりエバポレータに
流入する。その第1流路として密閉容器→コンデ
ンサ→キヤピラリーチユーブ→エバポレータへと
流入し、コンデンサで放熱されるので常温のスー
パーヒートガスとして流入するが、エバポレータ
との温度差は非常に大きく、従つてエバポレータ
を加熱し大きな熱負荷となる欠点があつた。ま
た、第2流路として密閉容器→圧縮要素のシリン
ダ室→サクシヨンライン→エバポレータへと高温
高圧のスーパーヒートガスのまま流入しエバポレ
ータを加熱し、これまた大きな熱負荷となる欠点
があつた。なおこの、密閉容器内の高温高圧ガス
がシリンダ室に流入するのは、現存するロータリ
ーコンプレツサが金属面接触によるメカニカルシ
ールにてシリンダ室を構成しているためである。
すなわち、このロータリーコンプレツサを用いた
冷凍装置は以上の如く高温高圧のスーパーヒート
ガスが多量にエバポレータに流入して大きな熱負
荷となるものであつた。そのため従来のレシプロ
コンプレツサに比べて約20%程度効率の高いロー
タリーコンプレツサを実際に冷凍冷蔵庫に取りつ
けてJIS C 9607電気冷蔵庫及び電気冷凍庫の消
費電力試験にて測定した場合にも効果は大巾に減
少し、約5%程度の節電量でしかないものであつ
た。この消費電力量の低減量をロータリーコンプ
レツサの効率向上相当分に引き上げるためには、
前記第1、第2流路よりエバポレータに流入する
多量のスーパーヒートガスを阻止することであ
る。現在一部に用いられている方法は前記第2流
路を改善する方法で、冷凍装置のサクシヨンライ
ンにチエツクバルブを設ける方法やロータリーコ
ンプレツサ内部にチエツクバルブを設ける方法で
あるが、前記第1流路は未改良であるためその効
果は小さく、消費電力量の低減は5%程度向上す
るのみで合計10%程度の効果である。また前記第
1流路を改善する方法として考えられる方法は、
電磁弁をコンデンサ出口に設け冷凍装置の運転に
連動して開閉する手法があるが、電磁弁は高価で
あり、動作時に騒音が発生し、またこの電磁弁の
制御回路が必要で電気回路が複雑となり、それ自
身が電力を消費するなどの欠点を有しているもの
であつた。
器型の密閉圧縮器(以下ロータリーコンプレツサ
と呼ぶ)を採用する小形冷凍装置においては、密
閉容器内が高圧側になるために一般のレシプロコ
ンプレツサの如く低圧容器型の密閉圧縮機(以下
レシプロコンプレツサと呼ぶ)に比べて冷凍装置
に封入する冷媒量が大巾に増加する。その一例と
して、普及型冷凍冷蔵庫ではレシプロ型の冷媒封
入量150g程度に対して、ロータリー型では約250
g程度となり50%以上の大巾な増加となる。この
冷媒の増加分100gのうち一部は高温高圧のスー
パーヒートガスとして、一部は冷凍機油中に溶解
して密閉容器中に滞留しているのである。これら
の高温高圧の冷媒は冷凍装置の温度調節器の働き
により冷凍装置の停止時にはスーパーヒートガス
はガス状態で、冷凍機油中に溶解しているものは
気化して密閉容器内の高温部分で加熱され、高温
高圧のスーパーヒートガスとなりエバポレータに
流入する。その第1流路として密閉容器→コンデ
ンサ→キヤピラリーチユーブ→エバポレータへと
流入し、コンデンサで放熱されるので常温のスー
パーヒートガスとして流入するが、エバポレータ
との温度差は非常に大きく、従つてエバポレータ
を加熱し大きな熱負荷となる欠点があつた。ま
た、第2流路として密閉容器→圧縮要素のシリン
ダ室→サクシヨンライン→エバポレータへと高温
高圧のスーパーヒートガスのまま流入しエバポレ
ータを加熱し、これまた大きな熱負荷となる欠点
があつた。なおこの、密閉容器内の高温高圧ガス
がシリンダ室に流入するのは、現存するロータリ
ーコンプレツサが金属面接触によるメカニカルシ
ールにてシリンダ室を構成しているためである。
すなわち、このロータリーコンプレツサを用いた
冷凍装置は以上の如く高温高圧のスーパーヒート
ガスが多量にエバポレータに流入して大きな熱負
荷となるものであつた。そのため従来のレシプロ
コンプレツサに比べて約20%程度効率の高いロー
タリーコンプレツサを実際に冷凍冷蔵庫に取りつ
けてJIS C 9607電気冷蔵庫及び電気冷凍庫の消
費電力試験にて測定した場合にも効果は大巾に減
少し、約5%程度の節電量でしかないものであつ
た。この消費電力量の低減量をロータリーコンプ
レツサの効率向上相当分に引き上げるためには、
前記第1、第2流路よりエバポレータに流入する
多量のスーパーヒートガスを阻止することであ
る。現在一部に用いられている方法は前記第2流
路を改善する方法で、冷凍装置のサクシヨンライ
ンにチエツクバルブを設ける方法やロータリーコ
ンプレツサ内部にチエツクバルブを設ける方法で
あるが、前記第1流路は未改良であるためその効
果は小さく、消費電力量の低減は5%程度向上す
るのみで合計10%程度の効果である。また前記第
1流路を改善する方法として考えられる方法は、
電磁弁をコンデンサ出口に設け冷凍装置の運転に
連動して開閉する手法があるが、電磁弁は高価で
あり、動作時に騒音が発生し、またこの電磁弁の
制御回路が必要で電気回路が複雑となり、それ自
身が電力を消費するなどの欠点を有しているもの
であつた。
本発明は以上の欠点に鑑みて、安価で、電気的
な制御を必要とせず、静粛で、かつロータリーコ
ンプレツサ単体の効率向上と同等以上の高効率化
を冷凍装置として図らんとする省エネルギー形の
冷凍装置を提供せんとするものである。
な制御を必要とせず、静粛で、かつロータリーコ
ンプレツサ単体の効率向上と同等以上の高効率化
を冷凍装置として図らんとする省エネルギー形の
冷凍装置を提供せんとするものである。
以下に本発明の一実施例について説明する。1
はロータリーコンプレツサで、密閉容器2と圧縮
要素3と図示しない電動要素で構成されている。
また、このロータリーコンプレツサ1は内部に逆
止弁を備えていないものである。そして、冷凍装
置は、ロータリーコンプレツサ1、コンデンサ
4、本発明の主要部をなす流体制御弁5の高圧回
路5a、キヤピラリーチユーブ6、エバポレータ
7、前記流体制御弁5の低圧回路5b、サクシヨ
ンライン8、ロータリーコンプレツサ1を順次環
状に連結してなる。前記流体制御弁5は高圧回路
5aが上部に、低圧回路5bが下部になるように
略垂直に配設している。前記流体制御弁5は略中
空有底円筒状の高圧側ケーシング9と、これまた
略中空有底円筒状の低圧側ケーシング10とでケ
ーシング11を形成し、気密を保持している。1
2はケーシング11内において高低圧回路5a,
5bの圧力に応動して上下動するプランジヤであ
る。プランジヤ12の上下にはそれぞれにボール
状の高圧弁13とやはりボール状の仕切弁14を
一体的に固定している。15はプランジヤ12の
動きを規制すると共に、ケーシング11内を高圧
回路5aと低圧回路5bとに仕切る仕切部材であ
り、高圧側ケーシング9内に圧入して固定しプラ
ンジヤ12の動く寸法を規制している。仕切部材
15の仕切弁14に相対する部分には、仕切弁1
4の弁座14aを有し、仕切弁装置16を形成し
ている。なお低圧回路5b内の圧力は弁座14a
通じて仕切弁14に加圧される様になつている。
又前記プランジヤ12の一部の円周上には凸部1
2aを形成し、凸部12aとリテイーナ15間に
プランジヤ12を図中上方に向つて付勢する。即
ち、高圧弁13を閉鎖するように付勢するコイル
バネ17を設けている。高圧側ケーシング9には
入口管9aと出口管9bと弁座9cを有し、略中
央に上下に摺動自在に収納されているプランジヤ
12の上部に一体的に固定された高圧弁13とで
高圧側弁装置18を形成している。プランジヤ1
2と高圧側ケーシング9の円周上の隙間は上下に
摺動自在で、かつ最も小さい隙間としている。
又、低圧側ケーシング10にも入口管10a、出
口管10b、弁座10cを有し略中央には外縁部
にガス通路を形成する切り欠き19aを設けたリ
ーフ弁よりなる低圧弁19を移動自在に収納して
いる。低圧弁19の図中上方には低圧弁19の過
度の動きを規制するストツパー20を低圧側ケー
シング10に圧入固定して低圧側弁装置21を形
成している。次に作用について述べる。第1図
は、冷凍装置が運転中の状態図を表わしたもので
ある。冷凍装置の高圧側は通常の高圧力であり、
低圧側も通常の低圧力であるためプランジヤ12
は、高圧回路5aと低圧回路5bの圧力差によつ
てコイルバネ17を押し下げ仕切弁14をリテイ
ナー15の弁座14aに押し付ける。従つて仕切
弁装置16は閉路状態になり、高圧回路5aと低
圧回路5bを遮断し、高圧回路5aから低圧回路
5bに直接ガスが洩れるのを防止している。又同
時にプランジヤ12により、弁座9cに高圧回路
5aとエバポレータ7内の圧力差とコイルバネ1
7の付勢力の和によつて吸着されていたのが引き
離されて、高圧側弁装置18は開路状態になつて
いる。一方、低圧側弁装置21の低圧弁19は、
エバポレータ7より流入するガス流により吹き上
げられて弁座10cと離れ、ストツパ20に当接
する。ガスは低圧弁19の外縁部の切り欠き19
aの隙間より図中矢印aで示す如く流れ低圧側弁
装置21は開路状態となつている。従つてロータ
リーコンプレツサ1より吐出された冷媒ガスは、
コンデンサ4、流体制御弁5の高圧回路5a、キ
ヤピラリチユーブ6、エバポレータ7、流体制御
弁5の低圧回路5b、サクシヨンライン8、ロー
タリーコンプレツサ1へと支障なく流れて冷凍作
用を行なう。
はロータリーコンプレツサで、密閉容器2と圧縮
要素3と図示しない電動要素で構成されている。
また、このロータリーコンプレツサ1は内部に逆
止弁を備えていないものである。そして、冷凍装
置は、ロータリーコンプレツサ1、コンデンサ
4、本発明の主要部をなす流体制御弁5の高圧回
路5a、キヤピラリーチユーブ6、エバポレータ
7、前記流体制御弁5の低圧回路5b、サクシヨ
ンライン8、ロータリーコンプレツサ1を順次環
状に連結してなる。前記流体制御弁5は高圧回路
5aが上部に、低圧回路5bが下部になるように
略垂直に配設している。前記流体制御弁5は略中
空有底円筒状の高圧側ケーシング9と、これまた
略中空有底円筒状の低圧側ケーシング10とでケ
ーシング11を形成し、気密を保持している。1
2はケーシング11内において高低圧回路5a,
5bの圧力に応動して上下動するプランジヤであ
る。プランジヤ12の上下にはそれぞれにボール
状の高圧弁13とやはりボール状の仕切弁14を
一体的に固定している。15はプランジヤ12の
動きを規制すると共に、ケーシング11内を高圧
回路5aと低圧回路5bとに仕切る仕切部材であ
り、高圧側ケーシング9内に圧入して固定しプラ
ンジヤ12の動く寸法を規制している。仕切部材
15の仕切弁14に相対する部分には、仕切弁1
4の弁座14aを有し、仕切弁装置16を形成し
ている。なお低圧回路5b内の圧力は弁座14a
通じて仕切弁14に加圧される様になつている。
又前記プランジヤ12の一部の円周上には凸部1
2aを形成し、凸部12aとリテイーナ15間に
プランジヤ12を図中上方に向つて付勢する。即
ち、高圧弁13を閉鎖するように付勢するコイル
バネ17を設けている。高圧側ケーシング9には
入口管9aと出口管9bと弁座9cを有し、略中
央に上下に摺動自在に収納されているプランジヤ
12の上部に一体的に固定された高圧弁13とで
高圧側弁装置18を形成している。プランジヤ1
2と高圧側ケーシング9の円周上の隙間は上下に
摺動自在で、かつ最も小さい隙間としている。
又、低圧側ケーシング10にも入口管10a、出
口管10b、弁座10cを有し略中央には外縁部
にガス通路を形成する切り欠き19aを設けたリ
ーフ弁よりなる低圧弁19を移動自在に収納して
いる。低圧弁19の図中上方には低圧弁19の過
度の動きを規制するストツパー20を低圧側ケー
シング10に圧入固定して低圧側弁装置21を形
成している。次に作用について述べる。第1図
は、冷凍装置が運転中の状態図を表わしたもので
ある。冷凍装置の高圧側は通常の高圧力であり、
低圧側も通常の低圧力であるためプランジヤ12
は、高圧回路5aと低圧回路5bの圧力差によつ
てコイルバネ17を押し下げ仕切弁14をリテイ
ナー15の弁座14aに押し付ける。従つて仕切
弁装置16は閉路状態になり、高圧回路5aと低
圧回路5bを遮断し、高圧回路5aから低圧回路
5bに直接ガスが洩れるのを防止している。又同
時にプランジヤ12により、弁座9cに高圧回路
5aとエバポレータ7内の圧力差とコイルバネ1
7の付勢力の和によつて吸着されていたのが引き
離されて、高圧側弁装置18は開路状態になつて
いる。一方、低圧側弁装置21の低圧弁19は、
エバポレータ7より流入するガス流により吹き上
げられて弁座10cと離れ、ストツパ20に当接
する。ガスは低圧弁19の外縁部の切り欠き19
aの隙間より図中矢印aで示す如く流れ低圧側弁
装置21は開路状態となつている。従つてロータ
リーコンプレツサ1より吐出された冷媒ガスは、
コンデンサ4、流体制御弁5の高圧回路5a、キ
ヤピラリチユーブ6、エバポレータ7、流体制御
弁5の低圧回路5b、サクシヨンライン8、ロー
タリーコンプレツサ1へと支障なく流れて冷凍作
用を行なう。
次に冷凍装置の停止中の状態について第2図を
用いて説明する。ロータリーコンプレツサ1の停
止によりエバポレータ7よりのガス流が停止する
ので、流体制御弁5の低圧回路5b内の低圧弁1
9は自重で落下し弁座10cに当接して低圧側弁
装置21を閉路状態にする。その結果、ロータリ
ーコンプレツサ1よりのスーパーヒートガスがエ
バポレータ7へと逆流、流入するのを防止する。
更に時間が経過すると密閉容器2内のスーパーヒ
ートガスは圧縮要素3の図示しないシリンダ室に
流入し、さらにサクシヨンライン8へと流入し、
流体制御弁5の低圧回路5bに流入する(図中矢
印bで示す)ので低圧回路5b内の圧力は急激に
上昇し、高圧回路5aの圧力と近似となる。前記
両回路5a,5bの圧力が近似になるとプランジ
ヤ12に設けたコイルバネ17の付勢力が両回路
5a,5bの圧力差によりプランジヤ12を下方
に押付けようとする力に打ち勝つてプランジヤ1
2が押し上げられ高圧側弁装置18は閉路状態と
なり、コンデンサ4よりのスーパーヒートガスの
エバポレータ7への流入を防止する。
用いて説明する。ロータリーコンプレツサ1の停
止によりエバポレータ7よりのガス流が停止する
ので、流体制御弁5の低圧回路5b内の低圧弁1
9は自重で落下し弁座10cに当接して低圧側弁
装置21を閉路状態にする。その結果、ロータリ
ーコンプレツサ1よりのスーパーヒートガスがエ
バポレータ7へと逆流、流入するのを防止する。
更に時間が経過すると密閉容器2内のスーパーヒ
ートガスは圧縮要素3の図示しないシリンダ室に
流入し、さらにサクシヨンライン8へと流入し、
流体制御弁5の低圧回路5bに流入する(図中矢
印bで示す)ので低圧回路5b内の圧力は急激に
上昇し、高圧回路5aの圧力と近似となる。前記
両回路5a,5bの圧力が近似になるとプランジ
ヤ12に設けたコイルバネ17の付勢力が両回路
5a,5bの圧力差によりプランジヤ12を下方
に押付けようとする力に打ち勝つてプランジヤ1
2が押し上げられ高圧側弁装置18は閉路状態と
なり、コンデンサ4よりのスーパーヒートガスの
エバポレータ7への流入を防止する。
従つて、コンプレツサ1運転中は高圧回路5a
と低圧回路5bの圧力差によりプランジヤ12を
押し下げケーシング内弁装置16を閉路状態にす
るので特に高価なベローズ等を使用することな
く、高圧回路5aと低圧回路5bを遮断すること
ができ、高圧回路5aから低圧回路5bにガスが
バイパスすることはなく冷凍能力の低下はない。
又、プランジヤ12の上部に高圧弁13、下部に
仕切弁14を一体的に固定し、高圧側弁装置18
とケーシング内装置16を形成しているため、弁
のシール性能が高いと共に構造も簡単となりコス
トも安価にすることができる。
と低圧回路5bの圧力差によりプランジヤ12を
押し下げケーシング内弁装置16を閉路状態にす
るので特に高価なベローズ等を使用することな
く、高圧回路5aと低圧回路5bを遮断すること
ができ、高圧回路5aから低圧回路5bにガスが
バイパスすることはなく冷凍能力の低下はない。
又、プランジヤ12の上部に高圧弁13、下部に
仕切弁14を一体的に固定し、高圧側弁装置18
とケーシング内装置16を形成しているため、弁
のシール性能が高いと共に構造も簡単となりコス
トも安価にすることができる。
以上の説明からも明らかな様に本発明の冷凍装
置は、ロータリーコンプレツサ等の高圧容器タイ
プのコンプレツサ、コンデンサ、キヤピラリーチ
ユーブ等の減圧器、エバポレータ、サクシヨンラ
イン、流体制御弁よりなり、前記流体制御弁はケ
ーシングを高圧側ケーシングと低圧側ケーシング
の2室に区画し、高圧側ケーシング内に、上下に
摺動自在なプランジヤと、プランジヤを上方に向
つて付勢するコイルバネを有し、かつ、高圧回路
を含む高圧側弁装置高圧弁仕切弁装置を形成する
仕切弁をプランジヤの上下にそれぞれ一体的に固
定し、低圧側ケーシング内に、低圧弁並びに低圧
回路を含む低圧側弁装置を形成し、高圧側弁装置
はコンデンサとキヤピラリチユーブの高圧配管中
に、低圧側弁装置はコンプレツサとエバポレータ
間の低圧配管中に各々介在接続され、プランジヤ
は、高圧回路と低圧回路の圧力差にて動作し、低
圧側弁装置は冷媒の流量により動作さすものであ
るから、コンプレツサが運転時すなわち高圧回路
の圧力が低圧回路より高い時、高圧側弁装置を開
放、仕切弁装置を閉鎖するので、ケーシング内の
高圧回路と低圧回路を遮断することができ、前記
したコンプレツサの冷凍能力の劣化を防止し、冷
却運転を行なうことができる。又コンプレツサが
停止時すなわち冷媒流量が0になると低圧側弁装
置が閉鎖するとともに低圧回路の圧力が高圧回路
の圧力と同等になるとコイルバネの付勢力によ
り、プランジヤを上方に移動させ、高圧側弁装置
を閉鎖するので、コンプレツサ、コンデンサ内の
スーパーヒートガスがエバポレータに侵入するの
を防止する。従つて流体制御弁の無いものに比べ
て節電効果を大とすることができる。又、コンプ
レツサ運転中は流体制御弁の高圧回路と低圧回路
をプランジヤの下部に一体的に固定した仕切弁で
閉鎖する様にしているので、ベローズの様な高価
なシール材料を使用する必要もなく、安価に製作
できる等の利点を有するものである。また、低圧
弁はエバポレータからの冷媒流とコンプレツサか
らのもどり冷媒流とにより上下に移動するもの
で、駆動用のバネを不要とするとともに、ストツ
パーを圧入固定するだけで簡単に位置規制ができ
る。さらに、コンプレツサが停止することによ
り、低圧側ケーシング内が高圧となり低圧弁を閉
塞するのに力が必要なくプランジヤの移動に圧力
を利用できる。
置は、ロータリーコンプレツサ等の高圧容器タイ
プのコンプレツサ、コンデンサ、キヤピラリーチ
ユーブ等の減圧器、エバポレータ、サクシヨンラ
イン、流体制御弁よりなり、前記流体制御弁はケ
ーシングを高圧側ケーシングと低圧側ケーシング
の2室に区画し、高圧側ケーシング内に、上下に
摺動自在なプランジヤと、プランジヤを上方に向
つて付勢するコイルバネを有し、かつ、高圧回路
を含む高圧側弁装置高圧弁仕切弁装置を形成する
仕切弁をプランジヤの上下にそれぞれ一体的に固
定し、低圧側ケーシング内に、低圧弁並びに低圧
回路を含む低圧側弁装置を形成し、高圧側弁装置
はコンデンサとキヤピラリチユーブの高圧配管中
に、低圧側弁装置はコンプレツサとエバポレータ
間の低圧配管中に各々介在接続され、プランジヤ
は、高圧回路と低圧回路の圧力差にて動作し、低
圧側弁装置は冷媒の流量により動作さすものであ
るから、コンプレツサが運転時すなわち高圧回路
の圧力が低圧回路より高い時、高圧側弁装置を開
放、仕切弁装置を閉鎖するので、ケーシング内の
高圧回路と低圧回路を遮断することができ、前記
したコンプレツサの冷凍能力の劣化を防止し、冷
却運転を行なうことができる。又コンプレツサが
停止時すなわち冷媒流量が0になると低圧側弁装
置が閉鎖するとともに低圧回路の圧力が高圧回路
の圧力と同等になるとコイルバネの付勢力によ
り、プランジヤを上方に移動させ、高圧側弁装置
を閉鎖するので、コンプレツサ、コンデンサ内の
スーパーヒートガスがエバポレータに侵入するの
を防止する。従つて流体制御弁の無いものに比べ
て節電効果を大とすることができる。又、コンプ
レツサ運転中は流体制御弁の高圧回路と低圧回路
をプランジヤの下部に一体的に固定した仕切弁で
閉鎖する様にしているので、ベローズの様な高価
なシール材料を使用する必要もなく、安価に製作
できる等の利点を有するものである。また、低圧
弁はエバポレータからの冷媒流とコンプレツサか
らのもどり冷媒流とにより上下に移動するもの
で、駆動用のバネを不要とするとともに、ストツ
パーを圧入固定するだけで簡単に位置規制ができ
る。さらに、コンプレツサが停止することによ
り、低圧側ケーシング内が高圧となり低圧弁を閉
塞するのに力が必要なくプランジヤの移動に圧力
を利用できる。
第1図は本発明の一実施例を示す冷凍装置の運
転中の要部断面図、第2図は第1図相当の停止中
の流体制御弁の要部断面図である。 1……コンプレツサ(密閉型圧縮機)、4……
コンデンサ、6……減圧器、7……エバポレー
タ、5……流体制御弁、5a……高圧回路、5b
……低圧回路、16……仕切弁装置、18……高
圧側弁装置、21……低圧側弁装置、13……高
圧弁、14……仕切弁。
転中の要部断面図、第2図は第1図相当の停止中
の流体制御弁の要部断面図である。 1……コンプレツサ(密閉型圧縮機)、4……
コンデンサ、6……減圧器、7……エバポレー
タ、5……流体制御弁、5a……高圧回路、5b
……低圧回路、16……仕切弁装置、18……高
圧側弁装置、21……低圧側弁装置、13……高
圧弁、14……仕切弁。
Claims (1)
- 1 高圧容器タイプのコンプレツサ、コンデン
サ、高圧回路を開閉成する高圧弁装置、キヤピラ
リチユーブ等の減圧器、エバポレータ、低圧回路
を開閉する低圧弁装置を順次環状に連結してな
り、前記高圧弁装置と低圧弁装置を一体として流
体制御弁とし、この流体制御弁は、前記高圧弁装
置と低圧弁装置とに区割する高圧側ケーシングと
低圧側ケーシングとの間に介在する仕切弁装置
と、前記高圧側ケーシング内に摺動自在に配置さ
れ一端に前記高圧弁を他端に仕切弁を有するプラ
ンジヤと、前記プランジヤを前記高圧弁を閉鎖す
る方向に付勢するバネと、前記低圧側ケーシング
の底面に形成されエバポレータと連結された弁座
と、この弁座よりも上方に位置して前記低圧ケー
シング内に圧入固定されたストツパーと、前記弁
座とストツパーとの間で移動する外縁部にガス通
路となる切り欠きを設けたリーフ弁からなる低圧
弁と、前記ストツパーよりも上方でコンプレツサ
に連結された出口管とを備え、前記高圧側弁装置
は前記減圧器の上流側に、前記低圧側弁装置は前
記エバポレータの下流側に各々介在接続され、前
記プランジヤは、前記高圧回路と低圧回路の圧力
差により作動し、低圧弁はガス流量により作動す
る逆止弁とした冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56194037A JPS5896969A (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56194037A JPS5896969A (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | 冷凍装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5896969A JPS5896969A (ja) | 1983-06-09 |
JPS6325259B2 true JPS6325259B2 (ja) | 1988-05-24 |
Family
ID=16317879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56194037A Granted JPS5896969A (ja) | 1981-12-02 | 1981-12-02 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5896969A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR811326A (fr) * | 1936-01-21 | 1937-04-12 | Sulzer Ag | Machine frigorifique à compression |
US2326093A (en) * | 1940-05-29 | 1943-08-03 | Detroit Lubricator Co | Refrigerating system |
-
1981
- 1981-12-02 JP JP56194037A patent/JPS5896969A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR811326A (fr) * | 1936-01-21 | 1937-04-12 | Sulzer Ag | Machine frigorifique à compression |
US2326093A (en) * | 1940-05-29 | 1943-08-03 | Detroit Lubricator Co | Refrigerating system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5896969A (ja) | 1983-06-09 |
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