JPH0120695B2 - - Google Patents

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JPH0120695B2
JPH0120695B2 JP56194035A JP19403581A JPH0120695B2 JP H0120695 B2 JPH0120695 B2 JP H0120695B2 JP 56194035 A JP56194035 A JP 56194035A JP 19403581 A JP19403581 A JP 19403581A JP H0120695 B2 JPH0120695 B2 JP H0120695B2
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JP
Japan
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pressure
valve
circuit
pressure side
evaporator
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JP56194035A
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English (en)
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JPS5896954A (ja
Inventor
Mitsuru Morita
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPS5896954A publication Critical patent/JPS5896954A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高圧容器型の密閉型圧縮機を用いる冷
蔵庫等の小形冷凍装置に関する。
一般的なロータリーコンプレツサの如く高圧容
器型の密閉圧縮機(以下ロータリーコンプレツサ
と呼ぶ)を採用する小形冷凍装置においては、密
閉容器内が高圧側になるために一般のレシプロコ
ンプレツサの如く低圧容器型の密閉圧縮機(以下
レシプロコンプレツサと呼ぶ)に比べて冷凍装置
に封入する冷媒量が大巾に増加する。その一例と
して、普及型冷凍冷蔵庫ではレシプロ型の冷媒封
入量150g程度に対して、ロータリー型では約250
g程度となり50%以上の大巾な増加となる。この
冷媒の増加分100gのうち一部は高温高圧のスー
パーヒートガスとして、他は冷凍機油中に溶解し
て密閉容器中に滞留しているこれらの高温高圧の
冷媒は冷凍装置の温度調節器の働きにより冷凍装
置の停止時にはスーパーヒートガス状態で、冷凍
機油中に溶解しているものは気化して密閉容器内
の高温部分で加熱され、高温高圧のスーパーヒー
トガスとなりエバポレータに流入する。その第1
流路として密閉容器→コンデンサ→キヤピラリー
チユーブ→エバポレータへと流入し、コンデンサ
で放熱されるので常温のスーパーヒートガスとし
て流入するが、エバポレータとの温度差は非常に
大きく、従つてエバポレータを加熱し大きな熱負
荷となる欠点があつた。また、第2流路として密
閉容器→圧縮要素のシリンダ室→サクシヨンライ
ン→エバポレータへと高温高圧のスーパーヒート
ガスのまま流入しエバポレータを加熱し、これま
た大きな熱負荷となる欠点があつた。なおこの、
密閉容器内の高温高圧ガスがシリンダ室に流入す
るのは、現存するロータリコンプレツサが金属面
接触によるメカニカルシールにてシリンダ室を構
成しているためである。すなわち、このロータリ
コンプレツサを用いた冷凍装置は以上の如く高温
高圧のスーパーヒートガスが多量にエバポレータ
に流入して大きな熱負荷となるものであつた。そ
のため従来のレシプロコンプレツサに比べて約20
%程度効率の高いロータリーコンプレツサを実際
に冷凍冷蔵庫に取りつけてJIS C9607電気冷蔵庫
及び電気冷凍庫の消費電力試験にて測定した場合
には効果は大巾に減少し、約5%程度の節電量で
しかないのであつた。この消費電力量の低減量を
ロータリーコンプレツサの効率向上相当分に引き
上げるためには、前記第1、第2流路よりエバポ
レータに流入する多量のスーパーヒートガスを阻
止することである。現在一部に用いられている方
法は前記第2流路を改善する方法で、冷凍装置の
サクシヨンラインにチエツクバルブを設ける方法
であるが、前記第1流路は未改良であるためその
効果は小さく、消費電力量の低減は5%程度向上
するのみで合計10%程度の効果である。また前記
第1流路を改善する方法として考えられる方法
は、電磁弁をコンデンサ出口に設け冷凍装置の運
転に連動して開閉する手法があるが、電磁弁は高
価であり、動作時に騒音が発生し、またこの電磁
弁の制御回路が必要で電気回路が複雑となり、そ
れ自身が電力を消費するなどの欠点を有している
ものであつた。
本発明は以上の欠点に鑑みて、安価で、電気的
な制御を必要とせず、静粛で、かつロータリーコ
ンプレツサ単体の効率向上と同等以上の高効率化
を冷凍装置として図らんとするための冷凍装置を
提供せんとするものである。
以下に本発明の一実施例について説明する。1
はロータリーコンプレツサ等の高圧容器タイプの
密閉圧縮機(以下ロータリーコンプレツサとい
う)で、密閉容器2と圧縮要素3と図示しない電
動要素で構成されている。また、このロータリー
コンプレツサ1は内部に停止時低圧側を閉路する
逆止弁を備えていないものである。そして、冷凍
装置は、ロータリーコンプレツサ1、コンデンサ
4、冷凍装置用の流体制御弁5の高圧回路5a、
キヤピラリーチユーブ6等の減圧器6(以下キヤ
ピラリーチユーブ6という)、エバポレータ7、
逆止弁8、サクシヨンライン9、ロータリーコン
プレツサ1を順次環状に連結して成る。流体制御
弁5は高圧回路5aを含む高圧側弁装置5Aと低
圧回路5bを有し、低圧回路5bはサクシヨンラ
イン9に連結している。そして、流体制御弁5は
各々独立した略中空円筒状の高圧側ケーシング1
0と、これまた略中空円筒状の低圧側ケーシング
11とで外殻12を形成し両者9,10を一体化
して気密を保持している。13は前記外殻12内
において高圧回路5aと低圧回路5bとに仕切
り、前記2回路の圧力に応動して伸縮する圧力応
動素子(以下ベローズという)である。ベローズ
13の下端中央部にはベローズ13を図中上方に
向つて付勢するコイルバネ14を設けてある。1
5はコイルバネ14の下端を保持する調節部材
(以下リテイナーという)であり、ベローズ13
の過度の動きを規制するとともに破損を防止す
る。このリテイナー15にはベローズ13が低圧
回路5bの圧力を正しく感知するための複数個の
小孔15a,15a……および外周部にはネジ1
5bが設けてある。このリテイナー15は高圧側
ケーシング10の内面に設けたネジ部10aにね
じ込んで前記コイルバネ14の付勢力の所定の値
に調節した後適当な方法で固定している。一方、
高圧側ケーシング10は入口管10aと出口管1
0bと弁座10cを有し、略中央には円柱状のプ
ランジヤ16が上下に摺動自在に収納されてい
る。前記プランジヤ16の上端中央部にはボール
弁よりなる高圧弁17がカシメにより固定され高
圧側弁装置5Aを形成している。プランジヤ16
の下端にはプランジヤ16とベローズ13とを連
結的に取り付けるための凹部16aを設け、ベロ
ーズ13をサイジング加工にて連結的に狭着支持
している。なお、前記サイジングは高圧弁17の
弁座10cへの求心のため隙間16bを設けてサ
イジング加工を行なつている。また低圧側ケーシ
ング11にも入口管11a、を有している。
次に上記流体制御弁を冷凍装置に組み込んだと
きの作用について述べる。第1図は冷凍装置が運
転中の状態図を表わしたもので、冷凍装置の高圧
側は通常の高圧力であり、低圧側も通常の低圧力
であるため流体制御弁5のベローズ13は高圧回
路5aと低圧回路5bとの圧力差によつてコイル
バネ14を押し下げ、リテイナー15に当るまで
伸張している。従つて高圧弁17はベローズ13
に一体的に取りつけられたプランジヤ16によ
り、弁座10cに高圧回路5aとエバポレータ7
内の圧力差とコイルバネ14の付勢力の和によつ
て吸着されていたのが引き離されて高圧側弁装置
5Aは開路状態になつている。一方、逆止弁8は
エバポレータ7より流入するガス流により開路状
態となつている。従つて、ロータリーコンプレツ
サ1より吐出された冷媒ガスはコンデンサ4、流
体制御弁5の高圧回路5a、キヤピラリーチユー
ブ6、エバポレータ7、逆止弁8、サクシヨンラ
イン9、ロータリーコンプレツサ1へと支障なく
流れて冷凍作用を行う。
次に冷凍装置の停止中の状態について第2図を
用いて説明する。ロータリーコンプレツサ1の停
止により密閉容器2内の高温高圧ガスが圧縮要素
3の図示しないシリンダ室を経てサクシヨンライ
ン9に流入し、逆流状態となるので逆止弁8は閉
路状態となる。その結果、ロータリーコンプレツ
サ1よりスーパーヒートガスがエバポレータ7へ
と逆流、流入するのを防止する。更に時間が経過
するとサクシヨンライン9に連結された流体制御
弁5の低圧回路5bに流入する(図中矢印aで示
す)ので低圧回路5b内の圧力は急激に上昇し、
高圧回路5aの圧力と近似となる。前記両回路5
a,5bの圧力が近似になるとベローズ13の下
方に設けたコイルバネ14の付勢力が両回路5
a,5bの圧力差によりベローズ13に発生する
力に打ち勝つてプランジヤ16が押し上げられ高
圧側弁装置5Aは閉路状態となり、コンデンサ4
よりのスーパーヒートガスのエバポレータ7への
流入を防止する。
更にベローズ13を上方に付勢するコイルバネ
14と前記コイルバネの付勢力を調節するリテイ
ナー15の作用について第3図の冷凍装置の圧力
変化図を用いて説明する。図において、ロータリ
ーコンプレツサ1が停止すると同時に逆止弁8は
閉路状態となりロータリーコンプレツサ1より逆
流するスーパーヒートガスにより低圧回路5bの
圧力は急激に上昇する。この時、高圧側弁装置5
Aはまだ開路状態でありコンデンサ4と高圧側弁
装置5Aの出口管10bの圧力は等しく徐々に降
下する。この停止後の微小時間tが経過するとベ
ローズ13に作用する高圧回路5aと低圧回路5
bとの差圧ΔPとベローズ13の有効面積Sによ
つて発生する力EP(EP=ΔP×S)に対してコイ
ルバネ14の付勢力FCが大きくなりプランジヤ
16が押し上げられ高圧側弁装置5Aは閉路状態
となる。この時点より高圧回路5aに流入する冷
媒が停止するので高圧側弁装置5Aの出口管10
bの圧力は急激に低下する。この圧力低下により
高圧弁17は更に弁座10cに吸着され、洩れは
低減する。なおロータリーコンプレツサ1が停止
後は高圧側弁装置5Aが閉路する迄の微小時間t
は約30秒以下である必要がある。この30秒以下と
いうのは冷凍装置の大きさや、ロータリーコンプ
レツサ1の大きさによるものが冷凍装置が停止後
より約45秒〜1分程度はコンデンサ4で凝縮され
た液冷媒がキヤピラリーチユーブ6へ流入し正常
な冷凍作用を行うので、それ以前に高圧側弁装置
5Aを閉弁すれば良いためである。そのために
は、前記微小時間tをできるだけ小さくすること
が必要であり、このためには前記差圧ΔPが大き
な時に高圧側弁装置5Aを閉弁させることであ
る。しかし前記高圧側弁装置5Aを閉弁させる差
圧ΔPを大きく設定しすぎると、冬季の如く気温
の低い時には運転中のコンデンサ4の圧力とエバ
ポレータ7の圧力との差は小さいので高圧側弁装
置5Aを開弁させるに十分な圧力差が得られず、
前記高圧側弁装置5Aはロータリコンプレツサ1
の運転いかんにかかわらず閉弁したままとなり冷
凍作用不能状態となつてしまう。家庭用冷凍冷蔵
庫での理想的な差圧ΔPの設定値は2±0.2Kg/cm2
程度と非常に小さい範囲である。従つてコイルバ
ネ14のバネ定数kの製造上のバラツキに対応す
る付勢力の調節が必要である。また冷凍装置の起
動時には低回路5bの圧力は瞬時に低圧となりベ
ローズ13は下方に引き下げられ、プランジヤ1
6を介してベローズ13に一体となつた高圧弁1
7は下降し、高圧側弁装置5Aが開弁し正常な冷
凍作用を行う。
以上の様に本発明の冷凍装置はキヤピラリチユ
ーブ等の減圧器の上流側に前記流体制御弁の高圧
回路を含む高圧側弁装置を接続し、逆止弁をエバ
ポレータの下流側に接続し、流体制御弁の低圧回
路は前記逆止弁の下流側に接続し、高圧側弁装置
は低回路の圧力が低い時に開弁し、高い時は閉弁
するようにその圧力に応動するようにしているの
で冷凍装置が運転中は通常の冷媒循環を行い、冷
凍装置が停止時には逆止弁がただちに閉弁すると
同時に低圧回路の圧力が急上昇し高圧側弁装置を
液冷媒が減圧装置へ流出している微小時間中に閉
弁するので、密閉容器内およびコンデンサ内のス
ーパーヒートガスがサクシヨンラインおよび減圧
装置を介してエバポレータに流入するのを防止す
る。従つて流体制御弁の無いものに比べて節電効
果を大とすることができロータリーコンプレツサ
の効率向上に見合つた冷凍装置としての効率向上
が実現できる。また電磁弁で制御するものに比べ
て安価であり、さらに、制御する電力も必要とせ
ず、電気的な制御回路も不要で余分な電気配線も
必要とせず、又なめらかな動作を行うので騒音が
発生しないなどの特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の冷凍装置の一実施例を示す断
面図、第2図は第1図相当の停止中の流体制御弁
の要部断面図、第3図は第1図の冷凍装置の圧力
変化図である。 1……密閉圧縮機、4……コンデンサ、6……
減圧器、7……エバポレータ、8……逆止弁、9
……サクシヨンライン、5……流体制御弁、5b
……低圧回路、5a……高圧回路、5A……高圧
側弁装置、13……圧力応動素子、15……調整
部材、14……バネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高圧容器形の密閉圧縮機、コンデンサ、減圧
    器、エバポレータ、逆止弁を介設したサクシヨン
    ライン、並びに流体制御弁を備え、前記流体制御
    弁は低圧回路と、高圧側弁装置を有する高圧回路
    と、前記高圧回路と前記低圧回路を区画し、かつ
    両回路圧力差にて作動する圧力応動素子と、を有
    し前記高圧側弁装置は前記圧力応動素子に連結さ
    れ、前記圧力応動素子は調節部材を介して支持し
    たバネにより前記高圧側弁装置を閉鎖する方向に
    付勢されており、また前記低圧回路は逆止弁の下
    流側に、前記高圧回路は前記減圧装置の上流側に
    連通してなる冷凍装置。
JP56194035A 1981-12-02 1981-12-02 冷凍装置 Granted JPS5896954A (ja)

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JP56194035A JPS5896954A (ja) 1981-12-02 1981-12-02 冷凍装置

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JPS5896954A JPS5896954A (ja) 1983-06-09
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