JPS6325072Y2 - - Google Patents

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JPS6325072Y2
JPS6325072Y2 JP1983150852U JP15085283U JPS6325072Y2 JP S6325072 Y2 JPS6325072 Y2 JP S6325072Y2 JP 1983150852 U JP1983150852 U JP 1983150852U JP 15085283 U JP15085283 U JP 15085283U JP S6325072 Y2 JPS6325072 Y2 JP S6325072Y2
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JP
Japan
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hollow shaft
brake
ball
manual
handle
Prior art date
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JP1983150852U
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English (en)
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JPS6061136U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば手動パルス発生器を負荷側に
備えた工作機械用の手動ハンドルに関し、ハンド
ルの操作力を自在に調節できるようにしたもので
ある。
従来、第1図に示すよう、工作機械等の各軸
(X,Y,Z軸)に手動ハンドルH1〜H3を備え
たものにおいて、ハンドルの回動量を手動パルス
発生器(図示なし)によつて検出し、テーブル等
の移動を軽い操作力で行えるようにしたものがあ
る。上記手動ハンドル(俗にテパハンドルとい
う)は、軽い操作力でハンドルを回すことができ
るが、ハンドルにブレーキ機構をもたないと、非
操作時にテーブル等の移動で、ハンドルが微量だ
け回動して停止位置を狂わせることがある。そし
て、ハンドル操作は、必要以上に軽いと、目盛合
わせが行いにくゝ、作業者によつて異なる適度の
ブレーキ力が自由に付与できることが望まれる。
そこで、実開昭58−70851号公報に見るよう、
手動ハンドルから制御信号発生器への動力伝達経
路中に、手動ハンドルの回転に適宜の摩擦抵抗を
付寄するためのブレーキ装置を設けた工作機械の
手動送りハンドル装置。が提供されている。
然し乍ら、実施例で示されたブレーキ機構は、
ブレーキデイスク乃至ギヤ側面をデイスクとする
ものであり、この方式のブレーキには数々の特質
が有り、工作機械の手動送りハンドル装置 に採用出来ない欠点を持つている。
その第一が、乾式ブレーキであるから、油の侵
入に見舞われると、たちまちブレーキ力が低下
し、手動ハンドルの回転操作が円滑で無くなる。
その第二が、高速回転の制動性に優れるも低速
回転の制動性能が劣ることである。即ち、微速回
転で操作される工作機械の手動送りハンドル装置
には、不向きである。
その第三が、制動調節範囲が狭く、微弱微調節
制動ができない。これは、オペレータが要求する
最適制動力に設定できにくいなどである。
本考案の例えば手動パルス発生器を備えた手動
ハンドル(テパハンドル)は、上記従来の問題点
や要望を取り入れた新規な手動ハンドルを提供す
るものである。即ち、本考案の手動ハンドルは、
ハンドル回動力のブレーキ力を自在に調節できる
ブレーキ機構を内蔵させ、これをハンドルの軸部
に備える調節ツマミによつてワンタツチで操作で
きるようにし、ハンドルの操作性を向上させる適
度のブレーキ力と、ハンドルの完全ブレーキを付
与できるようにしたものである。
以下、本考案を図面の実施例で説明する。尚、
第1図において、S1〜S3は各手動ハンドルH1
H3で回動される手動パルス発生器PG(第2図)
のON,OFF用のスイツチであり、S0は手動ハン
ドルの目盛環の読みに対する1倍、10倍、100倍
の切換スイツチである。
続いて、第2図により、ブレーキ機構を備えた
本考案の手動ハンドルH1(H2,H3)の詳細構成
を説明する。ハウジング11の前面には短い円筒
状のブラケツト12が数本のボルト13…で螺着
され、このブラケツト12に対面するハウジング
11の内壁にはパルス発生器PGが数本のボルト
14…で螺着されている。このパルス発生器PG
の出力線は、スイツチS1,S2,S3を介してNC制
御装置に結ばれている。15の軸受は、上記ブラ
ケツト12の先端面に設けた絞筒部12a内に嵌
着され、この軸受15の内輪側に中空軸16の基
端16a側が嵌着承持されている。上記中空軸1
6の基端孔部16bは、パルス発生器PGの回転
軸17とキーで連結され、また中空軸16の先端
側に手動ハンドルH1のボス18がキー19で連
結している。20は円板で、中空軸16の中腹部
分に前記ハンドルH1と一体的に嵌着されており、
この円板外周に目盛環21が嵌合し、止めネジ2
2で任意の回動角に固定され、ハンドルH1の回
動角量がブラケツト12上の矢印aで目読でき
る。22はスラストベアリングで、円板20とブ
ラケツト12間に介在され、ロツクナツト23で
パルス発生器PG側へ押動される手動ハンドルH1
及び円板20を受け止めている。上記構成で、手
動ハンドルH1は軸受15,22に承持される中
空軸16を介して回転軸17に連結しているか
ら、手動ハンドルの回動操作で直接パルス発生器
PGの回転軸17を回転させる。この時、ハンド
ルH1は非常に軽く回動するから、ハンドルのブ
レーキ機構が必要となり、本考案においてはボー
ル押圧式のブレーキ機構が中空軸16内に備えて
いる。即ち、25は軸受15に隣接するよう絞筒
部12a内に圧入固定した制動リングで、この円
周面の凹溝には複数のボール26…が当接して係
合している。上記ボール26…は、中空軸16の
外周に穿つた承持孔16c…に嵌合しており、外
径方向に若干移動することができる。27は各ボ
ール26を外径方向に押し拡げる押圧ボールで、
大きな外径をもちコイルばね28の後端で押圧さ
れるとき、前記各ボール26を外径方向に押動
し、各ボール26が制動リング25の内周面へ押
圧力を付与する。この押圧力の大小により、各ボ
ール26…のころがり抵抗を加減して手動ハンド
ルH1のブレーキ力を調整する。上記ブレーキ力
の調節は、中空軸16の先端内周に設けた螺子1
6dに押棒29の基端螺子部29aを螺合させ、
この先端鍔部29bと押圧ボール27間に圧装さ
せたコイルばね28の圧縮加減で行われる。即
ち、押棒29の基端外側には調節ツマミ30が付
設され、このツマミ30の右転手動操作で押棒2
9を押圧ボール27側へ螺進させると、コイルば
ね28を強く圧縮することになり、コイルばねの
強い弾発力で押圧ボール27が各ボール26…を
強く押圧し、制動リング25と各ボール26…間
に強いブレーキ力が発生することになる。
本考案のブレーキ付手動ハンドルは、上述のよ
うな構成であり、以下のように作用する。先ず、
手動ハンドルH1の不操作時(停止時)には、ハ
ンドルH1が不意に回動しないよう調節ツマミ3
0を右転手動操作し、押棒29をねじ込んでばね
を大きく圧縮させ、この弾発力で押圧ボール27
が各ボール26を外径方向にある制動リング25
へ強力に押圧させる。このため、各ボール26…
のころがり抵抗が増大し、大きなブレーキ力が手
動ハンドルH1に付与される。
次に、手動ハンドルH1の回動操作時には、調
節ツマミ30を左転手動操作して押棒29を抜き
出す。これにより、コイルばね28がのびて弾発
力を減少し、各ボール26…に対する押圧ボール
27の押圧力も減少するので、ブレーキ力が弱め
られる。上記ブレーキ力は押棒29の進退量即
ち、コイルばね28の圧縮量に応じて加減調節さ
れ、手動ハンドルH1を少量回動させながら、操
作しやすいところまでブレーキ力を弱める。上記
ブレーキ機構の特徴は、ボール26…のころがり
抵抗の増減によりブレーキ力を加減するから、弱
いブレーキ力を付与した状態で手動ハンドルを回
動操作するときも、ハンドルの回動操作が円滑に
行える。そして、ブレーキ力の調節もコイルばね
の圧縮により弾発力で押圧ボール27を介して中
空軸16上に承持された各ボール26…に圧力を
付与するから、ブレーキ力の調節範囲を広くとる
ことができる。
尚、本考案のブレーキ付手動ハンドルは、上記
実施例に限定されない。例えば、手動パルス発生
器PGを持たない、一般的な手動ハンドル機構に
装備させることも可能である。
本考案の手動ハンドルによるときは、ブラケツ
トの絞筒部に回転自在に承持された中空軸の負荷
側を手動パルス発生器と連結する一方、この中空
軸の操作側に手動ハンドルを付設し、上記絞筒部
に圧入固定した制動リングの内周面を上記中空軸
と遊嵌関係とし、この遊嵌位置の中空軸周囲に穿
つた数個の承持孔に嵌入した各ボールを前記制動
リングの内周面に圧接すべく、前記中空軸内にこ
の操作側から螺入した押棒の螺入先端はコイルば
ねを介在した1つの押圧ボールに対して前記各ボ
ールを外径方向に押し拡げるよう押圧させ、前記
押棒に固設した調節ツマミで押棒を螺進退して制
動リングに押圧する各ボールのころがり抵抗を加
減調整するブレーキ機構を備えたから、調節ツマ
ミのワンタツチ操作で手動ハンドルの操作性を向
上させる適度のブレーキ力と、手動ハンドルの完
全ブレーキ力を付与できるし、ブレーキ力を付与
した状態で手動ハンドルを回動操作するときも、
ハンドルの回動操作が円滑に行える。そして、ブ
レーキ力の調節範囲も、コイルばねを介してボー
ルに圧力を付与するから広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の手動ハンドルを備えた操作部
の正面図、第2図は本考案手動ハンドルの断面図
である。 H1,H2,H3……手動ハンドル、12……ブラ
ケツト、12a……絞筒部、15……軸受、16
……中空軸、16a……基端側、16b……基端
孔部、16c……承持孔、16d……螺子、17
……回動軸、25……制動リング、26……各ボ
ール、27……押圧ボール、28……コイルば
ね、29……押棒、29a……基端螺子部、29
b……先端鍔部、30……調節ツマミ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラケツトの絞筒部に回転自在に承持された中
    空軸の負荷側を手動パルス発生器と連結する一
    方、この中空軸の操作側に手動ハンドルを付設
    し、上記絞筒部に圧入固定した制動リングの内周
    面を上記中空軸と遊嵌関係とし、この遊嵌位置の
    中空軸周囲に穿つた数個の承持孔に嵌入した各ボ
    ールを前記制動リングの内周面に圧接すべく、前
    記中空軸内にこの操作側から螺入した押棒の螺入
    先端はコイルばねを介在した1つの押圧ボールに
    対して前記各ボールを外径方向に押し拡げるよう
    押圧させ、前記押棒に固設した調節ツマミで押棒
    を螺進退して制動リングに押圧する各ボールのこ
    ろがり抵抗を加減調整するブレーキ機構を備えた
    ことを特徴とする手動ハンドル装置。
JP15085283U 1983-09-29 1983-09-29 手動ハンドル装置 Granted JPS6061136U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15085283U JPS6061136U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 手動ハンドル装置

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JP15085283U JPS6061136U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 手動ハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6061136U JPS6061136U (ja) 1985-04-27
JPS6325072Y2 true JPS6325072Y2 (ja) 1988-07-08

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ID=30334462

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JP15085283U Granted JPS6061136U (ja) 1983-09-29 1983-09-29 手動ハンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10459476B2 (en) * 2016-12-22 2019-10-29 Aktiebolaget Skf Actuator manual override device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021145Y2 (ja) * 1981-11-07 1985-06-24 ワシノ機械株式会社 工作機械の手動送りハンドル装置

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JPS6061136U (ja) 1985-04-27

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