JPS63250551A - 気化性物質の残存量確認方法 - Google Patents

気化性物質の残存量確認方法

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JPS63250551A
JPS63250551A JP8376187A JP8376187A JPS63250551A JP S63250551 A JPS63250551 A JP S63250551A JP 8376187 A JP8376187 A JP 8376187A JP 8376187 A JP8376187 A JP 8376187A JP S63250551 A JPS63250551 A JP S63250551A
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JP
Japan
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compd
color
volatile material
volatile
hydroxyl group
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Pending
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JP8376187A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Matsuo
智志 松尾
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ThreeBond Co Ltd
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ThreeBond Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不織布、スポンジ等の基材に含浸された芳香剤
、脱臭剤、気化性防錆剤、気化性防虫殺虫剤等の気化性
物質の残存量確認方法にかかり、特に確認が極めて容易
である気化性物質の残存量確認方法に関する。
〔従来の技術〕
芳香剤、脱臭側、気化性防錆剤、気化性防虫殺虫剤等の
気化性物質は不織布、スポンジ等の基材に含浸され、各
種用途に利用されている。例えば、気化性防錆剤の含浸
された不織布は電子部品、金属ボルト、成型用金型等の
梱包用防錆シートとして利用され、また、気化性防虫剤
の含浸されたス′ポンジは梱包用容器の内壁に内張すさ
れ、防虫用 ゛容器として利用される。
前者の不織布は気化性防錆剤を揮散し、梱包されている
物体の錆の発生を防止し、また後者の容器はスポンジの
内張りから気化性防虫剤を揮散し1、容器に収納されて
いる物体の虫害を防止する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の防錆シート、あるいはスポンジは基材中
に含浸されている気化性防錆剤あるいは気化性防虫剤の
残存量を確認できず、このため、゛気化性物質がすでに
消失しているにもかかわらず、  ・このことを知らず
に有効なものとして誤って使用してしまうという事故が
たまたま発生した。
そこで、本発明の目的は基材中の気化性物質の残存量を
極めて容易に確認でき、前述の公知技術に有する欠点を
改良した気化性物質の残存量確認方法を提供することに
ある。
〔問題点を改良するための手段〕
前述の目的を達成するため、本発明によれば、基材中に
含浸された気化性物質の残存量を確認するに際して、前
記気化性物質に電子供与性呈色性有機化合物(イ)、お
よびフェノール性水酸基を有する化合物(ロ)を共存さ
せてなり、前記化合物(イ)および(ロ)は気化性物質
が基材から揮散するにつれて呈色反応を起こして淡い色
から濃い色に変化して発色し、この発色の濃淡により気
化性物質の残存量を確認することを特徴とする。
前述の電子供与性呈色性有機化合物(イ)はジアリール
フタリド類、ポリアリールカルビノール類、ロイコオー
ラミン類、アシルオーラミン類。
アリールオーラミン類、ローダミンBラクタム類。
インドリン類、スピロピラン類等であり、具体的にはク
リスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラ
クトン、ミヒラービドール、クリスタルバイオレットカ
ーピノール、マラカイトグリーンカーピノール、N−(
2)3−ジクロロフェニル)ロイコオーラミン、N−ベ
ンゾイルオーラミン、N−アセチルオーラミン、N−フ
ェニルオーラミン、ローダミンβラクタム、2−(フェ
ニルイミノエタンシリデン)3)3−ジメチルインドリ
ン、Nノ3λ3−トリメチルインドリノベンゾスピロビ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−ベンジルオキシフルオラ
ン、1)2−ベンツ−6−ジニチルアミノフルオラン等
が挙げられる。
また、前述のフェノール性水酸基を有する化合物(ロ)
はモノフェノール類であり、更にその置換基としてアル
キル基、アリール基、アシル基。
アルコキシカルボニル基、ハロゲン等がある。具体的に
はターシャリ−ブチルフェノール、ノニルフェノール、
ドデシルフェノール、スチレネーテッドフェノール、2
)2′メチレンビス(4メチル−6−ターシャリ−ブチ
ルフェノール)、α−ナフトール、β−ナフトール、ハ
イドロキノンモノメチルエーテル、グアヤコール、オイ
ゲノール、P−クロルフェノール、P−ブロモフェノー
ル、0−クロルフェノール、0−ブロモフェノール、0
−フェニルフェノール、P−フェニルフェノール、P−
(P−クロロフェニル)フェノール。
0−(0−クロロフェニル)フェノール、P−オキシ安
息香酸ブチル、P−オキシ安息香酸オクチル、P−オキ
シ安息香酸メチル、P−オキシ安息香酸エチル、P−オ
キシ安息香酸ピロピル、P−オキシ安息香酸ドデシル、
3−イソプロピルカテコール、P−ターシャリ−ブチル
カテコール94ノ4′−メチレンジフェニル、ビスフェ
ノールA、1)2’−ジオキシナフタレン、2)3ジオ
キシナフタレン、クロルカテコール、ブロモカテコール
、2ノ4−ジヒドロキシベンゾフェノン。
フェノールフタレイン、0−クレゾールフタレイン、プ
ロトカテキュ−酸メチル、プロトカテキュ−酸エチル、
プロトカテキュ−酸プロピル、プロトカテキュ−酸オク
チル、プロトカテキュ−酸ドデシル、2)4)6−)リ
オキシメチルベンゼン。
223λ4−トリオキシエチルベンゼン、没食子酸メチ
ル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル。
没食子酸ブチル、没食子酸ヘキシル、没食子酸オクチル
、没食子酸ドデシル、没食子酸セチル、没食子酸ステア
リル、273ノ5  )リオキシナフタレン、タンニン
酸、フェノール樹脂等が挙げられる。
前述の電子供与性呈色性有機化合物(イ)およびフェノ
ール性水酸基を有する化合物(ロ)は気化性物質の存在
下では呈色反応を起こさず、気化性物質が揮散するにつ
れて呈色反応を起こして淡色から濃色に変化して発色す
る。
前述の気化性物質は防錆効果を目的とする場合は例えば
モノエタノールアミンベンゾエート シクロヘキシルア
ンモニウムベンゾエート、シクロヘキシルアミンベンゾ
エート、シクロヘキシルアミンシクロヘキシルカルボキ
シレート、ジシクロヘキシルアンモニウムサリチレート
 ジシクロヘキシルアンモニウムシクロヘキシルカルボ
キシレート、ジシクロヘキシルアミンアクリレート、シ
クロヘキシルアミンアクリレート ジシクロヘキシルア
ンモニウムナイトライト等の気化性防錆剤であり、また
、殺虫や防虫を目的とする場合には、例えば樟脳、チフ
タレン、バラジクロルベンゼン等である。さらに消臭や
芳香を目的とする場合には芳香族炭化水素系の気化性芳
香剤等が使用できる。この外にも様々な目的を持って気
化性物質が使用されているが当然これらの気化性物質に
も応用できる。
前記気化性物質に対する電子供与性呈色性物質(イ)お
よびフェノール性水酸基を有する化合物(ロ)の配合割
合は前記物質(イ)および(ロ)の合計量1重量部に対
して気化性物質の配合量が10重量部以上が望ましく、
これ以下であると配合時の呈色反応による発色が強いた
め気化性物質の揮散による色の変化がわかり難い、気化
性物質の配合量の上限は気化性物質の種類により大きく
変化するので一概には言えない。強いて述べれば100
00重量部以上では単位体積又は面積に占める前述物質
(イ)および(ロ)成分の絶対量がかなり小さくなるの
で発色がわかり難くなる場合がある。
前述の気化性物質と、電子供与性呈色性物質(イ)およ
びフェノール性水酸基を有する化合物(ロ)の基材への
含浸に際しては、これらはいずれも常温では固体である
ため適当な揮発性溶媒に溶解または分散したのち、この
溶液を多孔質体や繊維、不織布等の基材に含浸させる。
あるいはまた、固体状のまま、練成フィルムに練り混ん
だり、マイクロカプセル化したりして一定の形状に成形
してもよい。
〔作 用〕
前述の本発明において、気化性物質が基材から揮散する
につれて基材中の前記電子供与性呈色性有機化合物(イ
)およびフェノール性水酸基を有する化合物(ロ)は呈
色反応を起こして淡い色から濃い色に変化し、この発色
の濃淡により基材中の気化性物質の残存量が確認される
。例えば、電子供与性呈色性有機化合物(イ)としてク
リスタルバイオレフトラクトン0.3重量部、およびフ
ェノール性水酸基を有する化合物(ロ)としてビスフェ
ノールA1.5重量部を、シクロヘキシルアンモニウム
ナイトライド(気化性防錆剤)100重量部に共存させ
てこれらを基材に含浸されたときに、初期には無色であ
るが、気化性防錆剤が揮散するにつれて極薄青色から青
紫色に変化し、この発色度合をJISZ−8722、あ
るいはZ8730に準じて色差△Eを測定するか、ある
いは目視により判定し、気化性防錆剤の基材中の残存量
が判定される。
なお前述において化合物(イ)としてマラカイトグリー
ン、化合物(ロ)としてP−オキシ安息香酸オクチルを
用いた場合には気化性物質が揮散するにつれて呈色反応
を起こし、薄縁色から濃緑色に変化し、また、化合物(
イ)としてローダミンβラクタム、化合物(ロ)として
P−ヒドロキシ安息香酸ベンジルを用いた場合には、薄
赤色から濃赤色に変化する。
〔実施例〕  ′ 実崖貫土 表−1の試料11m1および2の配合物をそれぞれメタ
ノールおよびアセトンからなる混合溶媒に溶解した後、
10cmX10aaの大きさの不織布(スパンボンドE
5030旭化成■製。白色、)に含浸させ、溶媒を揮散
させて不織布Nalおよび2を得た。
表1 このようにして得られた不織布N[Llおよび阻2は初
期では呈色されておらず、白色を呈していた。
次に、これら不織布11111Llおよび2を60℃の
恒温槽に入れ不織布の発色度合と防錆力ならびに気化性
物質の減少量を測定した。
測定方法は発色度合についてはJISZ−8722、及
びZ8730に準じて色差を△Eで表示するとともに目
視による判定も行なった。防錆力については恒温槽に鉄
片を置いて錆発生の有無を判定した。気化性物質の減少
量は不織布の重量変化を測定することにより算出した。
また初期の気化性物質の含浸量はいずれも約0.5gだ
った。結果を表−2ならびに表−3に示す。
上述の表−2および表−3から明らかなように、不織布
隘1および2はいずれも初期においては呈色せずに不織
布の本来有する白色を呈しているが、時間の経過ととも
に気化性物質の残存!(%)が減少し、これにつれて色
差変化△Eが増大して淡色から濃色に変化し、やがて気
化性物質の残存量がゼロ(:$i少量が100%)に至
った時点で濃度が最高となる。
第1図および第2図はそれぞれ不織布11hlおよびN
a3についての気化性物質の減少量(%)と色差(△E
)との関係を表わしたグラフである。このグラフから、
不織布隘1およびN112のいずれも気化性物質の減少
量が多くなるにつれて△Eが増大し、発色が濃くなるこ
とがわかる。
1施1 実施例1における化合物(イ)(クリスタルバイオレッ
トラクトン)0.3重量部および化合物(ロ)(ビスフ
ェノールA)1.5重量部からなる混合物A、ならびに
前記混合物Aと気化性物質シクロヘキシルアミンシクロ
へキシル力ルボキシレ−)100重量部とからなる混合
物Bをそれぞれ調整し、次いで、これら混合物Aおよび
Bをそれぞれ、メタノールおよびアセトンからなる混合
溶媒に溶解した。次に、実施例1と同じ不織布に第3図
に示すようにまず、不織布1の内側部2に前述の混合物
Bを含浸して乾燥し、その後、周縁部3に前述の混合物
Aを含浸させ乾燥させた。
このようにして得られた不織布lは周縁部3が気化性物
質の含有されていない混合物Aが含浸されているため、
ただちに発色して青色を呈した。
次いで、このような不織布lについて実施例2と同様に
試験を行った結果、時間の経過とともに内側部3も徐々
に青色に変化し、最終的に周縁部3    ゛の青色と
同じ濃さの色に至った。この時点で気化性物質の減少量
を測定したところ97,5%であった。
また、この時点まで錆の発生はみられなかった。
上述の実験から内側部2の発色が周縁部3の色の濃度と
はパ同じまでに至ったら、気化性物質は内側部2にはほ
とんど残存してないことがわかり、これにより気化性物
質の残存量が確認できる。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、基材中の気化性物質の
残存量が発色の濃淡によって容易に確認でき、実用上極
めて有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はいずれも気化性物質の減少量(%
)と色差(△E)との関係を表わしたグラフであり、第
3図は本発明にかかる不織布の一興体例を示した図面で
ある。 l・・・不織布、2・・・内側部、3・・・周縁部箋2
廁 剥し相箪Q虞外(”/l)う 喜3謂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基材中に含浸された気化性物質の残存量を確認するに際
    して、前記気化性物質に電子供与性呈色性有機化合物(
    イ)、およびフェノール性水酸基を有する化合物(ロ)
    を共存させてなり、前記化合物(イ)および(ロ)は気
    化性物質が基材から揮散するにつれて呈色反応を起こし
    て淡い色から濃い色に変化して発色することを特徴とし
    、前記発色の濃淡により気化性物質の残存量を確認する
    ようにした気化性物質の残存量確認方法。
JP8376187A 1987-04-07 1987-04-07 気化性物質の残存量確認方法 Pending JPS63250551A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0567018A2 (en) * 1992-04-21 1993-10-27 Sumitomo Chemical Company, Limited Chemical composition for indicating lifetime of a product

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0567018A2 (en) * 1992-04-21 1993-10-27 Sumitomo Chemical Company, Limited Chemical composition for indicating lifetime of a product

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