JPS63247364A - スパツタ成膜方法と装置 - Google Patents
スパツタ成膜方法と装置Info
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- JPS63247364A JPS63247364A JP62077419A JP7741987A JPS63247364A JP S63247364 A JPS63247364 A JP S63247364A JP 62077419 A JP62077419 A JP 62077419A JP 7741987 A JP7741987 A JP 7741987A JP S63247364 A JPS63247364 A JP S63247364A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、i[のスパッタ成膜方法と装置に係り、特に
半導体装置等の基板表面の微細な段差。
半導体装置等の基板表面の微細な段差。
溝あるいは穴に成膜材料をつき回りよ(付着させるに好
適なスパッタ成膜方法と装置に関する。
適なスパッタ成膜方法と装置に関する。
LSIの藁集積化に伴い、M配線の微細化および多層化
が進み、Mを深穴につき回りよ“(成膜することが必要
である。
が進み、Mを深穴につき回りよ“(成膜することが必要
である。
半導体装置の基板表面の微細な段差、溝あるいは穴に成
膜材料をつき回りよ(付着させる従来技術としては、
USP、5,525,594号に記載されるカスブ磁界
スパッタ法および特開昭60−221565号に記載さ
れるものが上げられる。前者はスパッタ電極と基板とを
対峙して配設せしめ、それぞれに係合する電磁石により
、両者間にカスブ磁界ケ形成するものである。カスブ磁
界はプラズマ密度を向上させ、成膜速度を早める効果を
有するものである。
膜材料をつき回りよ(付着させる従来技術としては、
USP、5,525,594号に記載されるカスブ磁界
スパッタ法および特開昭60−221565号に記載さ
れるものが上げられる。前者はスパッタ電極と基板とを
対峙して配設せしめ、それぞれに係合する電磁石により
、両者間にカスブ磁界ケ形成するものである。カスブ磁
界はプラズマ密度を向上させ、成膜速度を早める効果を
有するものである。
一方、他の成膜方法としてバイアススパッタ法が上げら
れる。これはスパッタ′電極(マグネトロン型スパッタ
電極)と基板とを対向させ、基板に膜材料を堆積させな
がら基板表面に負のバイアス電圧を印加せしめて、スパ
ッタ電極上に発生するプラズマ中のイオンの一部を基板
表面に流入させて成膜を行うものである。バイアススパ
ッタ方法は前記のカスプ磁界を発生さセる方法に較べ、
装部構造が簡単のため、スパッタ成膜方法としてはバイ
アススパッタ法が従来より一般に使用されていた。但し
、この方法により効果的な成膜を行うには基板に印加す
るバイアス電圧を太き(する必要があるが、バイアス電
圧な鍋くすると基板が発熱すると共に基板表面がイオン
突入により破損する問題点が生ずる。このため前記の特
開昭61−221565号に開示した技術はターゲット
に係合するカソードを磁束密度制御可能な可変磁束カソ
ードから構成せしめ、バイアス電圧を高めることな(流
入イオン量を高めるようにしたものである。
れる。これはスパッタ′電極(マグネトロン型スパッタ
電極)と基板とを対向させ、基板に膜材料を堆積させな
がら基板表面に負のバイアス電圧を印加せしめて、スパ
ッタ電極上に発生するプラズマ中のイオンの一部を基板
表面に流入させて成膜を行うものである。バイアススパ
ッタ方法は前記のカスプ磁界を発生さセる方法に較べ、
装部構造が簡単のため、スパッタ成膜方法としてはバイ
アススパッタ法が従来より一般に使用されていた。但し
、この方法により効果的な成膜を行うには基板に印加す
るバイアス電圧を太き(する必要があるが、バイアス電
圧な鍋くすると基板が発熱すると共に基板表面がイオン
突入により破損する問題点が生ずる。このため前記の特
開昭61−221565号に開示した技術はターゲット
に係合するカソードを磁束密度制御可能な可変磁束カソ
ードから構成せしめ、バイアス電圧を高めることな(流
入イオン量を高めるようにしたものである。
基板表面につき回りよ(成膜するには基板に入射するイ
オン量を高める必要がある。このためには前記した如く
、バイアス電圧を向上させることが必要であるが、この
方法はスパッタ電極表面に閉じ込まれたプラズマを基板
表面に負のバイアス電圧を印加することにより基板側に
プラズマ中のイオンを引き寄せるもので、電圧が低い場
合には単に基板表面にバイアス電圧を印加しただけでは
基板表面上のプラズマ密度を十分に向上することはでき
ない。またバイアス′亀圧を高めると前記の如き問題点
が生ずる。
オン量を高める必要がある。このためには前記した如く
、バイアス電圧を向上させることが必要であるが、この
方法はスパッタ電極表面に閉じ込まれたプラズマを基板
表面に負のバイアス電圧を印加することにより基板側に
プラズマ中のイオンを引き寄せるもので、電圧が低い場
合には単に基板表面にバイアス電圧を印加しただけでは
基板表面上のプラズマ密度を十分に向上することはでき
ない。またバイアス′亀圧を高めると前記の如き問題点
が生ずる。
以上のことをより具体的に説明すると、バイアス電圧が
一100vの時、基板上のプラズマ督度は2X 10”
cm−8程度であり、この時に基板に流入するイオン
電流は0.5Vψ125程度である。この条件では1.
0μm×1.0μmの深角穴へのMのつき回りは十分で
ないことが判った。一方、バイアス電圧を高めるとスパ
ッタ膜に吸蔵されるArガス量が増加するが、スパッタ
膜にボイド、7クレが発生しバイアス電圧としては一1
40■が限度であることが判った。
一100vの時、基板上のプラズマ督度は2X 10”
cm−8程度であり、この時に基板に流入するイオン
電流は0.5Vψ125程度である。この条件では1.
0μm×1.0μmの深角穴へのMのつき回りは十分で
ないことが判った。一方、バイアス電圧を高めるとスパ
ッタ膜に吸蔵されるArガス量が増加するが、スパッタ
膜にボイド、7クレが発生しバイアス電圧としては一1
40■が限度であることが判った。
本発明はバイアス電圧を高めることな(、基板表面の微
細な段差、溝、穴等に成膜材料をつき回りよく付着させ
ると共に高品質の薄膜を形成し得るスパッタ成膜方法と
装置を提供することを目的とする。
細な段差、溝、穴等に成膜材料をつき回りよく付着させ
ると共に高品質の薄膜を形成し得るスパッタ成膜方法と
装置を提供することを目的とする。
前記問題点は真空容器内の試料基板とターゲット間にカ
スプ磁界を形成すると共に、スパッタ電極側に電圧印加
して高密度のプラズマをターゲット表面から前記試料基
板表面近傍まで発生せしめ更に試料基板の表面に直流バ
イアスを印加するか、又は高周波電力を印加して基板表
面を負のバイアス電位し、かつ前記試料基板を温度制御
手段により所定温度にガス冷却し、その発熱を防止する
ようにしたスパッタ成膜方法と装置により解決される。
スプ磁界を形成すると共に、スパッタ電極側に電圧印加
して高密度のプラズマをターゲット表面から前記試料基
板表面近傍まで発生せしめ更に試料基板の表面に直流バ
イアスを印加するか、又は高周波電力を印加して基板表
面を負のバイアス電位し、かつ前記試料基板を温度制御
手段により所定温度にガス冷却し、その発熱を防止する
ようにしたスパッタ成膜方法と装置により解決される。
カスプ磁界の形成により高密度プラズマをスパッタ電極
から試料基板表面近傍まで発生させる。
から試料基板表面近傍まで発生させる。
またカスプ磁界とは独立に試料表面に膜不良を生じさせ
ない負の低バイアス電圧等を印加しミプラズマ中の高密
度イオンを試料基板側に引き込む。
ない負の低バイアス電圧等を印加しミプラズマ中の高密
度イオンを試料基板側に引き込む。
これにより基板流入イオン電流が向上すると共に試料基
板表面に付滑したスパッタ粒子の基板表面上での移動度
を向上することができる。この結果段差、溝、穴等への
スパッタ材料のつき回りを同上させることができる。更
に試料基板を一定温度に制御することにより膜品負を一
定に保持することができる。
板表面に付滑したスパッタ粒子の基板表面上での移動度
を向上することができる。この結果段差、溝、穴等への
スパッタ材料のつき回りを同上させることができる。更
に試料基板を一定温度に制御することにより膜品負を一
定に保持することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。
。
第1図に示す如く、真空容器1の上方の開口2には絶縁
物5を介しスパッタ電極4が取付けられ、スパッタ電極
4の真空容器1側にはスパッタ成膜材料より成るターゲ
ット5が取付けられると共にその大気側にはターゲット
コイル6およびこれを覆うヨーク7が設けられている。
物5を介しスパッタ電極4が取付けられ、スパッタ電極
4の真空容器1側にはスパッタ成膜材料より成るターゲ
ット5が取付けられると共にその大気側にはターゲット
コイル6およびこれを覆うヨーク7が設けられている。
ターゲットコイ/I/6にはターゲットコイ/L/電源
23が連結する。なおヨーク7はターゲットコイル6に
より発生する漏洩磁束そ度を強めるためのものである。
23が連結する。なおヨーク7はターゲットコイル6に
より発生する漏洩磁束そ度を強めるためのものである。
またスパッタ電極4にはスパッタ電源20が連結スる。
ターゲット5の外周にはターゲット5から放電が生じな
い間隙を隔てアノード28が設けられ、アノード28は
絶縁体8を介し真空容器1に固定される。
い間隙を隔てアノード28が設けられ、アノード28は
絶縁体8を介し真空容器1に固定される。
なおアノード2Bの電位は必要に応じ、フローティング
、アース又は任意の正又は負の電圧に設定される。
、アース又は任意の正又は負の電圧に設定される。
真空容器1の下方の開口9には適宜間隔を隔てターゲッ
ト5と対峙して配設される試料&板25(以下、基板2
5という)を載置する基板電極10が設げられる。基板
電極10は基板5を載置する基板支持部10Aとこれか
ら図の下方に伸延する伸延部10Bとから形成される。
ト5と対峙して配設される試料&板25(以下、基板2
5という)を載置する基板電極10が設げられる。基板
電極10は基板5を載置する基板支持部10Aとこれか
ら図の下方に伸延する伸延部10Bとから形成される。
基板を極10の周囲には真空シール機能を持つ絶縁体1
1を介し、基板おさえ12が基板電極10を周縁すると
共に基板250周縁を保持して配設される。なお基板お
さえ12は基板26の表面と垂直方向(図の上下方向)
に移動可能に形成される(移動手段は図示せず)。基板
おさえ12の周囲には同じく真空シール機能を持つ絶縁
体15を介しシールド14が基板おさえ12を囲繞して
設けられ、シールド14は真空容器1の開口9に固定さ
れる。基板コイN17は真空容器1の下方の開口15に
固定するコイル容器16内に設げられ、真空容器1と真
空シールされる。また基板コイル17には基板コイル電
源24が連結する。基板電極10および基板おさえ12
には高周波電源21および直流′電源22が連結される
。なお基板25の表面に直流バイアス電圧のみを印加す
る場合には高周波電源21が不要であり、高周波バイア
ス電圧のみを印加する場合には直流147L源22がそ
れぞれ不要となる。また高履波バイアス電圧を印加する
場合には基板おさえ12は絶縁物で作られ、高周波プラ
ズマをシールドする。
1を介し、基板おさえ12が基板電極10を周縁すると
共に基板250周縁を保持して配設される。なお基板お
さえ12は基板26の表面と垂直方向(図の上下方向)
に移動可能に形成される(移動手段は図示せず)。基板
おさえ12の周囲には同じく真空シール機能を持つ絶縁
体15を介しシールド14が基板おさえ12を囲繞して
設けられ、シールド14は真空容器1の開口9に固定さ
れる。基板コイN17は真空容器1の下方の開口15に
固定するコイル容器16内に設げられ、真空容器1と真
空シールされる。また基板コイル17には基板コイル電
源24が連結する。基板電極10および基板おさえ12
には高周波電源21および直流′電源22が連結される
。なお基板25の表面に直流バイアス電圧のみを印加す
る場合には高周波電源21が不要であり、高周波バイア
ス電圧のみを印加する場合には直流147L源22がそ
れぞれ不要となる。また高履波バイアス電圧を印加する
場合には基板おさえ12は絶縁物で作られ、高周波プラ
ズマをシールドする。
真空容器1にはガス導入手段19を介しAyガス等の不
活性ガスが導入され、排気手段18により真空排気され
る0なおその圧力は約10−” Torrの圧力に保持
される。
活性ガスが導入され、排気手段18により真空排気され
る0なおその圧力は約10−” Torrの圧力に保持
される。
前記温度制御手段は基板25を冷却するもので、本実施
例では基板電極10の基板支持部10Aおよび伸延部1
0Bの中心に穿設され、基板25#Iおよび反対側に開
放する貫通孔内に嵌入されるガス導入管29およびガス
導入管29内に真空容器1内に充填されるガス(Arガ
ス等1と)と同一性状の冷却ガスを導入する図示しない
導入装置およびガス温度をコントロールする図示しない
調温装置等とから形成される。
例では基板電極10の基板支持部10Aおよび伸延部1
0Bの中心に穿設され、基板25#Iおよび反対側に開
放する貫通孔内に嵌入されるガス導入管29およびガス
導入管29内に真空容器1内に充填されるガス(Arガ
ス等1と)と同一性状の冷却ガスを導入する図示しない
導入装置およびガス温度をコントロールする図示しない
調温装置等とから形成される。
第2図は基板25を支持する基板電極100基準支持g
1oAの詳細構造を示すものである。
1oAの詳細構造を示すものである。
基準支持部10Aの基板25と接する部分は図示の如(
基板25側に盛り上るゆるい凸面状(正確には一球面状
)に形成される。これは次の理由による。
基板25側に盛り上るゆるい凸面状(正確には一球面状
)に形成される。これは次の理由による。
基板25は前記の如(基板おさえ12により周縁を保持
されると共に、ガス導入管29よりの冷却ガスが下面に
当るように配設される。基板25の上方側(真空容器1
側)はIQ”Tarr程度の真空になっているため、冷
却ガスの導入により基板25の中央部100μm程たわ
む。一方、基板25と基板電極10間の熱伝達率を一定
に保持するには、基板25と基板電極10との隙間を1
0μ扉以下にし密着係合することが必要である。従って
予め基板25がガス圧によりたわむ相当分だけ基準支持
部10Aを凸状に形成することにより基板25と基板電
極との密着性を保持することができる。
されると共に、ガス導入管29よりの冷却ガスが下面に
当るように配設される。基板25の上方側(真空容器1
側)はIQ”Tarr程度の真空になっているため、冷
却ガスの導入により基板25の中央部100μm程たわ
む。一方、基板25と基板電極10間の熱伝達率を一定
に保持するには、基板25と基板電極10との隙間を1
0μ扉以下にし密着係合することが必要である。従って
予め基板25がガス圧によりたわむ相当分だけ基準支持
部10Aを凸状に形成することにより基板25と基板電
極との密着性を保持することができる。
次に、本実施例の作用を更に詳しく説明する。
スパッタ成膜処理を受ける基板25は真空容器1の図示
しない入口から挿入され、基板電極10の基板支持部1
0A上に載置される。この場合、基板ねさえ12は基板
電極10から離隔したターゲット5側に位置決めされる
。基板25が載置されると基板おさえ12が図示しない
搬送機構により基板25側に移動し、この周縁に係合し
基板25を保持する。排気手段18により真空容器1内
の高真空を排気した後、ガス導入手段19およびガス導
入管29よりArガスを導入し所定のスパッタ圧に保持
する。ターゲットコイル電源23および基板コイル電源
24によりターゲットコイル6および基板コイル17に
両者の磁界が逆向きになるようにコイル電流を印加する
。これにより第1図に示す磁力線26の如き形状のカス
プ磁界が発生する。次にスパッタ電源20によりスパッ
タ電極4にスパッタ電圧を印加すると、磁力線26と同
形状の高密度のプラズム27がターゲット5の表面から
基板25の表面近傍まで発生する。次に、直流電源22
により基板おさえ12を介して基板250表面に直流バ
イアスを印加するか、又は高周波電源21により基板電
極10に高周波′電力を印加し基板25の上に更に高周
波プラズマを発生させ、基板250表面にバイアス電圧
と該起して基板250表面を負のバイアス電位に保ち、
プラズマ27中のイオンを基板25に流入させる。この
際ガス導入管29より導入されたArガスにより基板2
5は所定の温度に制御保持される。
しない入口から挿入され、基板電極10の基板支持部1
0A上に載置される。この場合、基板ねさえ12は基板
電極10から離隔したターゲット5側に位置決めされる
。基板25が載置されると基板おさえ12が図示しない
搬送機構により基板25側に移動し、この周縁に係合し
基板25を保持する。排気手段18により真空容器1内
の高真空を排気した後、ガス導入手段19およびガス導
入管29よりArガスを導入し所定のスパッタ圧に保持
する。ターゲットコイル電源23および基板コイル電源
24によりターゲットコイル6および基板コイル17に
両者の磁界が逆向きになるようにコイル電流を印加する
。これにより第1図に示す磁力線26の如き形状のカス
プ磁界が発生する。次にスパッタ電源20によりスパッ
タ電極4にスパッタ電圧を印加すると、磁力線26と同
形状の高密度のプラズム27がターゲット5の表面から
基板25の表面近傍まで発生する。次に、直流電源22
により基板おさえ12を介して基板250表面に直流バ
イアスを印加するか、又は高周波電源21により基板電
極10に高周波′電力を印加し基板25の上に更に高周
波プラズマを発生させ、基板250表面にバイアス電圧
と該起して基板250表面を負のバイアス電位に保ち、
プラズマ27中のイオンを基板25に流入させる。この
際ガス導入管29より導入されたArガスにより基板2
5は所定の温度に制御保持される。
次に、本実施例の装置によりAl!材料を成膜した結果
を第5図および第4図により説明する。
を第5図および第4図により説明する。
第5図は横軸に基板コイル電流とターゲットコイル電流
との比をとり、縦軸に成膜速度(=/min )および
膜厚分布(%)を表示したものである(線図上実線は成
膜速度点線は膜厚分布を示す鬼コイル電流比を高めると
、カスプ磁界の磁力線26がターゲット5側に押し付け
られ、プラズマのターゲット上の領域は基板25の外径
よりも大きい範囲から次第に中心側に移動し、成膜速度
は上昇すると共に、膜厚分布は基板250周縁が厚い凹
分布形から基板中心の厚い凸分布形のものに変化する。
との比をとり、縦軸に成膜速度(=/min )および
膜厚分布(%)を表示したものである(線図上実線は成
膜速度点線は膜厚分布を示す鬼コイル電流比を高めると
、カスプ磁界の磁力線26がターゲット5側に押し付け
られ、プラズマのターゲット上の領域は基板25の外径
よりも大きい範囲から次第に中心側に移動し、成膜速度
は上昇すると共に、膜厚分布は基板250周縁が厚い凹
分布形から基板中心の厚い凸分布形のものに変化する。
今、目標の成膜速度を1000rILm/rnin以上
とし、膜厚分布を±5%以下とすると、この条件を満コ
イル電流比は0.95以上となる。
とし、膜厚分布を±5%以下とすると、この条件を満コ
イル電流比は0.95以上となる。
第4図は成膜速度1180mm/rni n (100
0mm/rni n以上・)でコイル電流比を0.95
としたときの基板昇温特性を示すものである。横軸には
成膜開始後の時間(S)、縦軸には基板25の温度(’
C)を示す。成膜開始後ZO8を経過すると基板25は
350℃になり、温度制御手段による基板25の冷却が
行われないと点線の如(、上昇をつづけ、膜厚1.2μ
mを得るに必要な時間60S後には約650℃になる。
0mm/rni n以上・)でコイル電流比を0.95
としたときの基板昇温特性を示すものである。横軸には
成膜開始後の時間(S)、縦軸には基板25の温度(’
C)を示す。成膜開始後ZO8を経過すると基板25は
350℃になり、温度制御手段による基板25の冷却が
行われないと点線の如(、上昇をつづけ、膜厚1.2μ
mを得るに必要な時間60S後には約650℃になる。
一方、Mの融点が約650℃のため、該温度では成膜さ
れたM材料の一部が溶けてしまう不具合が生ずる。そこ
で成膜後208程経過したのち基板温度制御手段により
ガス冷却を開始すると、成膜開始後60Sたっ℃も基板
25は約550℃に保持される。以上の如く、基板をガ
ス冷却しながら基板250表面近傍まで高密度プラズム
を発生せしめることにより、膜不良を生じさせない低バ
イアス電圧で、スパッタ材料を基板表面の段差、溝、深
穴等につき回りよ(成膜することができると共に、基板
の発熱とイオンによる破損等が防止され、高品質の薄膜
を形成することができる。
れたM材料の一部が溶けてしまう不具合が生ずる。そこ
で成膜後208程経過したのち基板温度制御手段により
ガス冷却を開始すると、成膜開始後60Sたっ℃も基板
25は約550℃に保持される。以上の如く、基板をガ
ス冷却しながら基板250表面近傍まで高密度プラズム
を発生せしめることにより、膜不良を生じさせない低バ
イアス電圧で、スパッタ材料を基板表面の段差、溝、深
穴等につき回りよ(成膜することができると共に、基板
の発熱とイオンによる破損等が防止され、高品質の薄膜
を形成することができる。
本実施例において、ターゲットコイル6、基板コイル1
7を電磁石としたが、これに限定するものでなくこれ等
と等価な磁界を発生する永久磁石であってもよい。また
本実施例では基板温度制御手段は基板25を冷却するも
のとしたが、これに限定するものでな(、成膜速度がお
そく、基板25への熱入力が少ない場合には、逆に基板
’に極10を高温に維持すべ(ガス媒体により成膜中の
基板を加熱することも行われる。
7を電磁石としたが、これに限定するものでなくこれ等
と等価な磁界を発生する永久磁石であってもよい。また
本実施例では基板温度制御手段は基板25を冷却するも
のとしたが、これに限定するものでな(、成膜速度がお
そく、基板25への熱入力が少ない場合には、逆に基板
’に極10を高温に維持すべ(ガス媒体により成膜中の
基板を加熱することも行われる。
以上の説明によって明らかな如(、本発明によれば低バ
イアス電圧で高い基板流入イオン電流を得ることができ
るので、ボイド、フクレまでの膜不良を生ずることなく
、段差、溝、穴につき回りよ(スパッタ膜を付着させる
ことができる。また高密度プラズマの発生とは独立した
基板バイアス電圧を設定できるので、基板に流入するイ
オン量をほぼ一定に保ったまま、イオンエネルギを制御
することができる。更に基板を一定温度上制御できるの
で膜の高品質化がはかれる。
イアス電圧で高い基板流入イオン電流を得ることができ
るので、ボイド、フクレまでの膜不良を生ずることなく
、段差、溝、穴につき回りよ(スパッタ膜を付着させる
ことができる。また高密度プラズマの発生とは独立した
基板バイアス電圧を設定できるので、基板に流入するイ
オン量をほぼ一定に保ったまま、イオンエネルギを制御
することができる。更に基板を一定温度上制御できるの
で膜の高品質化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
拓1図は本発明の一実施例の縦線面図、第2図は第1図
の部分拡大図、第5図は本発明の一実施例による成膜特
性を示す線図、第4図は基板昇温特性を示す線図である
。 1・・・真空容器、2.15・・・開口、5・・・絶縁
物、4・・・スパッタ電極、5・・・ターゲット、6・
・・ターゲットコイル、7・・・ヨーク、8,11,1
5・・・絶縁体、9・・・開口、10・・・基板電極、
12・・・基板おさえ、14・・・シールド、16・・
・コイル容器、17・・・基板コイル、18・・・排気
手段、19・・・ガス等人手段、20・・・スパッタ電
源、21・・・高周波電源、22・・・直流゛電源、2
6・・・ターゲットコイル電源、24・・・基板コイル
電源、25・・・基板、26・・・磁力線、27・・・
プラズマ、28・・・アノード、29・・・ガス尋人管
。 第 1 口 1′t:li;吸村工 第 2 口 躬3区
の部分拡大図、第5図は本発明の一実施例による成膜特
性を示す線図、第4図は基板昇温特性を示す線図である
。 1・・・真空容器、2.15・・・開口、5・・・絶縁
物、4・・・スパッタ電極、5・・・ターゲット、6・
・・ターゲットコイル、7・・・ヨーク、8,11,1
5・・・絶縁体、9・・・開口、10・・・基板電極、
12・・・基板おさえ、14・・・シールド、16・・
・コイル容器、17・・・基板コイル、18・・・排気
手段、19・・・ガス等人手段、20・・・スパッタ電
源、21・・・高周波電源、22・・・直流゛電源、2
6・・・ターゲットコイル電源、24・・・基板コイル
電源、25・・・基板、26・・・磁力線、27・・・
プラズマ、28・・・アノード、29・・・ガス尋人管
。 第 1 口 1′t:li;吸村工 第 2 口 躬3区
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、Arガス等の不活性ガスが充填される真空容器内に
、スパッタ電極に接合する被スパッタ部質たるターゲッ
トと試料基板とを対峙して配設し、該試料基板と前記タ
ーゲット間に逆向きの磁界を形成し、両者間にカスプ磁
界を形成すると共に、前記スパッタ電極に電圧印加し、
高密度のプラズマを前記ターゲット表面から前記試料基
板表面近傍まで発生せしめ、更に前記試料基板表面に直
流バイアスを印加するか、又は高周波電力を印加し、該
試料基板表面を負のバイアス電位に保持し、前記プラズ
マを前記試料基板内に流入せしめ、かつ前記試料基板を
適温に温度制御することを特徴とするスパッタ成膜方法
。 2、Arガス等の不活性ガスが充填される真空容器と、
該真空容器内に対峙して配設される試料基板およびスパ
ッタ電極に接合する被スパッタ物質たるターゲットと、
前記試料基板およびターゲットに逆磁界を発生させる磁
性手段と、前記スパッタ電極に電圧印加する電源と、前
記試料基板に電流バイアス、又は高周波電力を印加する
電源と、前記試料基板に前記不活性ガスと同一のガスを
供給しこれを所定温度に温度調節する基板温度制御手段
とを設けることを特徴とするスパッタ成膜装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62077419A JP2594935B2 (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | スパツタ成膜方法と装置 |
US07/137,562 US4853102A (en) | 1987-01-07 | 1987-12-24 | Sputtering process and an apparatus for carrying out the same |
KR1019870015286A KR910001879B1 (ko) | 1987-01-07 | 1987-12-30 | 스퍼터 성막방법 및 그 장치 |
EP88100054A EP0275021B1 (en) | 1987-01-07 | 1988-01-05 | Sputtering process and an apparatus for carrying out the same |
DE3854276T DE3854276T2 (de) | 1987-01-07 | 1988-01-05 | Kathodenzerstäubungsverfahren und Vorrichtung zur Durchführung desselben. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62077419A JP2594935B2 (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | スパツタ成膜方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63247364A true JPS63247364A (ja) | 1988-10-14 |
JP2594935B2 JP2594935B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=13633436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62077419A Expired - Lifetime JP2594935B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-04-01 | スパツタ成膜方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594935B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309515B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-10-30 | Nec Corporation | Sputtering apparatus for sputtering high melting point metal and method for manufacturing semiconductor device having high melting point metal |
US6610180B2 (en) | 2000-08-01 | 2003-08-26 | Anelva Corporation | Substrate processing device and method |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5249992A (en) * | 1975-10-17 | 1977-04-21 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Membrane-forming liquid used for the production of semipermeable membr anes for separation of a solvent |
JPS5256084A (en) * | 1975-09-19 | 1977-05-09 | Anvar | Cathodic spattering apparatus |
JPS57207173A (en) * | 1981-06-15 | 1982-12-18 | World Eng Kk | Magnetron sputtering device of magnetic field press contact type |
JPS6112866A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマ集中型高速スパツタ装置 |
JPS61221363A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-01 | Fujitsu Ltd | スパツタ装置 |
JPS6250462A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-05 | Hitachi Ltd | スパツタリング装置 |
-
1987
- 1987-04-01 JP JP62077419A patent/JP2594935B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5256084A (en) * | 1975-09-19 | 1977-05-09 | Anvar | Cathodic spattering apparatus |
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JPS6112866A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマ集中型高速スパツタ装置 |
JPS61221363A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-01 | Fujitsu Ltd | スパツタ装置 |
JPS6250462A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-05 | Hitachi Ltd | スパツタリング装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309515B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-10-30 | Nec Corporation | Sputtering apparatus for sputtering high melting point metal and method for manufacturing semiconductor device having high melting point metal |
US6610180B2 (en) | 2000-08-01 | 2003-08-26 | Anelva Corporation | Substrate processing device and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594935B2 (ja) | 1997-03-26 |
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