JPS63247031A - 発泡プラスチツク複合板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、芯材として発泡プラスチック層を用い、その
両面に金属板を接合してなる発泡グラスチック複合板に
関するものである。

〔従来の技術〕

アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属板コ枚の間に芯
材としてポリオレフィン等の合成樹脂を接合した複合板
はよく知られている（例えば、特公昭Ｊ？−１Ｉ７３９
号公報参照）。

この檻の複合板は、金属と合成樹脂双方の性質を有する
ため軽量性、耐衝撃性、加工の容易さ等の種々の特長を
有している。用途として、建材、内外装部材その他が挙
げられ、各用途に適した改良も櫨々行なわれてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

複合板の軽量性、耐熱性を向上させ、よシ経友 済的にするために、芯材の合成樹脂参参噂発泡させるこ
とが行なわれている。この場合、厚さ約Ｏ０−一の金属
板を用い、合成樹脂の発泡倍率を高くさせていくと、複
合板の金属面が抑圧、衝撃によって凹みやすくなるとい
う面圧強度低下の問題が生じる。

例えば、ポリエチレン等の合成樹脂を用い、発泡倍率を
１．３倍以上とすると、複合板の面圧強度は実用に供し
難いほど低下する。そのため。

合成樹脂を架橋させる、材質的に硬度を高くする等の発
泡プラスチック自体の改良も行なわれるが、これらの方
法によっても発泡倍率を一倍以上とすると実用的な面圧
強度を有する複合板は得がたかった。

従来、−／ｍ発なｆ８−率の高い発泡プラスチックと金
）−板とからなる複合板において面圧強度を高める場合
には金属板を厚くすることが行なわれていた。しかしな
がらこれによって複合板が発泡プラスチックを用いるに
も拘らず重量化し、価格も上昇するという問題があ夛、
＠量性と高強度とを同時に有する複合板が求められてい
た。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者等は、上記発泡プラスチック複合板の改良に鑑
み稙々検討した結果、発泡プラスチックｊ−と金属板と
の間に通常の合成樹脂Ｗｌを介在させることにより、軽
量でかつ強度の高い複合板が得られることを知得して本
発明に到達した。

すなわち、本発明の要旨は％発泡プラスチックＪ−の両
面に金属板を接合してなる複合板において、発泡プラス
チックの発泡倍率を一倍以上とし、該発泡プラスチック
層と金属板との間に無発泡状態の合成樹脂層を介在させ
ると共に、上記金属板の厚さを０．Ｄ　Ｊ　−０，３ｍ
とし、上記合成樹脂ノーの厚さをＬ／〜７．０ｍとした
ことを特徴とする発泡プラスチック複合板に存する。

以下、本発明の詳細な説明する。

発泡プラスチックを構成する樹脂は、発泡して硬質発泡
体が得られるものであればいずれでも使用できる。具体
的には、発泡プラスチックとして１発泡ポリウレタン、
発泡ポリスチレン、発泡塩化ビニル樹脂、発泡ポリエチ
レン、発泡フェノール樹脂、発泡エリア樹脂等が挙げら
れ、特には発泡ポリワンタンが機械的強度が大きく。

弾力性に富む点で好ましい。

発泡プラスチックの発泡倍率は、−倍以上とすることに
よシ本発明の意義が生じ、それ以下では得られ大複合板
の面圧強度は実用的に充分であるので後述する合成樹脂
層、を設ける必要が無くなる。好ましくは３倍以上、特
にはｉｏ’ｖｒ以上が好ましい。また、発泡倍率の上限
は特には無いが、複合板の強度低下を防ぐ為に４Ｉｏ倍
以下とすることが好ましい。該発泡プラスチック層の厚
さは、所望する複合板の厚さに応じて適宜決定すれば良
いが、通常／−ｓｏｗｍｍ度とする。

発泡ポリワレタン層の両面に接合する金属板は、アルば
二９ム、鉄、銅、チタン、錫、ニッケル等の金属又はこ
れらの合金からなる金属板を用いる。特に１アルミニク
ム、鉄又はステンレスからなる板を用いることが好まし
い。該金属板の厚さは、これから得られる複合板を軽量
化し、本発明の効果が生じさせるために、０．０３〜０
．Ｊ■とする。特に、鉄、ステンレスの場合は、強度が
高いので厚さ０．１よ１以下とすることが好ましい。

本発明は、発泡プラスチックＪ−と金属板との間に合成
樹脂層を介在させることを大きな特徴とし、これＫよっ
て、軽量性、剛性、面圧強度に優れた複合板を得ること
ができる。

合成樹脂層を構成する合成樹脂は制限はなく、通常の押
出成形に使用できるものはいずれでも、実質的に無発泡
の状態で使用することができる。

例えば、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド
、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリヒドロキシエ
ーテル、酢酸ビニル等カ例トして挙げられ、成形性の点
からポリオレフィン樹脂、殊にポリエチレン、ポリプロ
ピレンが好ましい。合成樹脂層の厚さは０．／　−／、
０　＃とする。なお、あｔ夛薄いと合成樹脂Ｊ＊を設け
た意義がなくなる。

本発明の複合板は、以上の発泡プラスチック層、金属板
及び合成樹脂層からなシ、金属板−合成樹脂層−発泡プ
ラスチック層−合成樹脂ノー−金属板の構造で接合し一
体化されたものであシ、合計の厚さは通常−〜！ｒａｍ
であるが、用途によってはこれに限定されない。

該複合板の製造方法は、上記積ノーの順序となるもので
あれば特に限定されず、連続方式、回分方式を含めた従
来公知の方法が可能である。

例えば、シート状に成形した発泡プラスチック層、合成
樹脂層を加熱圧着等により金属板と接合する方法、発泡
プラスチックの原料混合物又は溶融状態の合成樹脂を金
属板間に供給する方法等が可能である。

特に、金属板に浴融合成樹脂を供給して、金属板上に合
成樹脂層を形成させ、この一対の金属−合成樹脂接合体
の間に発泡プラスチックの原料混合物を連続的に注入し
、その後に発泡させて発泡プラスチックの反応終了に伴
って、所望の複合板を得る方法が、連続生産が可能であ
るために工業的には極めて好ましい。

複合板の製造時に、各層の間の接合は接着剤倉用いても
よく、″また、可能な場合は単に加熱圧着するのみでよ
い。合成樹脂としてポリオレフィン樹脂、発泡プラスチ
ックとして発泡ポリウレタンを用いた場合は、両者が接
着性を有さないためその間に耐水紙等の薄い紙状物を介
在させて接着させることも可能である。

なお、本発明の合成樹脂層、発泡プラスチック層には、
安定剤、潤滑剤、カーボンブラック等の紫外線吸水剤、
酸化防止剤などの種々の添加剤を加えることができる。

〔実施例〕

以下、実施例によシ本発明を更に詳細に説明する。

実施例 厚さ０．／　！ｒ■のアルミニウム板−秋冬々の上に、
溶融状態の高密度ポリエチレンを供給し厚さ０．３−の
層として被覆した。得られた高密度ポリエチレンで被覆
されたアルミニ９ム板を、被覆面が対向するように配置
し、その間に発泡ポリウレタンの原料混合物を注入後、
全体を空間の高さＪ■の型内に入れポリウレタンを発泡
させ、厚さ３ｍｍ、ポリウレタンの発泡倍率６．り倍の
複合板を得比。

得られ次複合板上に直径３分の７インチ（，７，／　ｇ
■）の小球を靜荷１７に９で２０秒間加圧保持し、その
凹み深さを測定して面圧強度を測定した。ｉｏ回測測定
た平均を下記表に示す。

比較例７〜３ 高密度ポリエチレンを用いず、ポリウレタンの発泡倍率
を下記表に示した如く変えた以外は実施例と同様にして
厚さ３ｍｍの複合板を得た。

得られた各複合板の面圧強度を測定した。その結果を下
記表に示す。

表 〔発明の効果〕 本発明の発泡プラスチック複合板は、従来の物と同様に
高い断熱性、遮音性を有し、かつ極めて軽量であるにも
拘らず剛性１面圧強度、耐衝撃性など強度面で優れてい
るので、工業的に極めて有用なものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）発泡プラスチック層の両面に金属板を接合してな
   る複合板において、発泡プラスチックの発泡倍率を２倍
   以上とし、該発泡プラスチック層と金属板との間に無発
   泡状態の合成樹脂層を介在させると共に、上記金属板の
   厚さを０．０３〜０．３ｍｍとし、上記合成樹脂層の厚
   さを０．１〜１．０ｍｍとしたことを特徴とする発泡プ
   ラスチック複合板。