JPS63246773A

JPS63246773A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPS63246773A
Application number: JP7757987A
Authority: JP
Inventors: Koji Yamazaki; 晃司山崎; Toshiyuki Ebara; 俊幸江原; Shigenori Ueda; 重教植田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1987-04-01
Filing date: 1987-04-01
Publication date: 1988-10-13
Anticipated expiration: 2012-06-25
Also published as: JP2622966B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（１）発明の目的（産業上の利用分野）この発明は静電複写機、同プリンタなど、静電記録プロ
セスを利用する画像形成装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題）導電性基体の表面に光導電層（感光層という）を形成し
、これに形成した静電潜像に帯電トナーを供給してトナ
ー像を形成し、さらにこのトナー像を紙などの転写材に
転写するように構成した画像形成装置は従来から周知で
ある。

このような画像形成装置の、前記感光層としては、Ｃｄ
５−樹脂分散系、ＺｎＯ−樹脂分散系、Ｓｅ系、ＯＰＣ
系、アモルファスシリコンなど種々なものが利用されて
おり、アモルファスシリコンは、硬度が大で耐擦性にす
ぐれ、環境の変化にも性能の安定性が大であるのどの利
点を有しているが、反面、感光層としての膜厚を厚くす
ることが困難であり（たとえばＳｅ系感光層の５０〜６
０ルに対して、２５〜３０終程度）、また絶縁耐圧が、
たとえば、ＯＰＣ系の感光層が５ＫＶ以上、Ｓｅ系のそ
れが３ＫＶ以上であるに対して、アモルファスシリコン
系は２．０〜２．６ＫＶ程度と低い欠点を有している。

さらに、アモルファスシリコン系のものは、帯電能が低
いことから容量が大で、帯電にさいして大電流を要し、
転写工程における、帯電器の放電ワイヤへの印加電圧も
高くなり、ワイヤの汚染。

振動などによって、帯電器の放電ワイヤとグリッドの間
に火花放電が発生易くなり、火花がグリッドをこえて感
光層にまで達することがあり、この場合、前述のように
、感光層の対圧が低いのでこれをピンホール状に破壊し
て、転写材の走行方向にならんだ斑点（全面黒画像では
白点、全面白画像では黒点）を生じ著しい画質の劣化を
生ずる。

また、分離工程において分離帯電器を利用するような場
合には、印加電圧は交流が主体となるので、振動を誘起
しやすく、このため火花放電を発生して、この場合にも
上述のような不都合を生じやすい。

本発明は以上のような水１島に対処すべくなされたもの
であって、アモルファスシリコンからなる感光層を使用
する画像形成装置においても、上述のような不都合を発
生することなく、この種感光層を有効に利用して安定的
に良質の画像を得られるような画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。

（２）発明の構成（課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するために１本発明は、アモルファスシリコン感光層
を利用する画像形成装置において、転写、分離帯電器を
使用せず、導電性の弾性転写ローラを像担持体に当接し
て転写するように構成したことを特徴とするものである
。

このように構成することによって、火花放電が発生する
ようなことを確実に阻止し、転写電位を低くすることが
可能であり、これにともなって分離も容易で、分離帯電
器をも必要とせず、良質の画像を得られるとともに、転
写、分離部位の構成を小型コンパクトにすることができ
る。

（実施例の説明）添付の図面は１本発明を紙面に垂直方向にのびる回転円
筒状の感光体を有する複写機に適用した実施例を示す要
部側面図であって、紙面に垂直方向にのびる感光体ｌは
、アルミニューム製基体表面に電荷注入阻止層（厚み３
ル）、光導電層（同２４芦）、表面保護層（０，５ＩＬ
）を積層構成したアモルファスシリコン感光層をそなえ
てなり、耐圧は＋２．６ＫＶ、−０，８ＫＶ−１’あっ
た。

帯電ローラ２によって直流＋１．３ＫＶを印加して帯電
し１画像値号付与手段３によって潜像を形成し、現像器
４により、マイナス帯電トナーを供給して該潜像を顕像
化する。

このトナー像を、搬送路６によって搬送される転写材（
不図示）とタイミングを合せて、転写ローラ５が感光体
に当接する転写部位において接触させて転写するものと
する。

転写ローラ５は、直径８ｍ層のステンレス製芯金にＥＰ
ＤＭゴムを巻回し、その上に導電性ラックスキンＣＦ３
７００を巻回して直径１８ｍ層に形成した導電性ローラ
を用い、これに直流＋１．ＩＫＶを印加して転写を行な
ったところ、８０％の転写率を得た。実験によれば、こ
の印加電圧は直流＋１．０〜１．５ＫＶが好適であるこ
とが確認された。

前記転写ローラ５は、その硬度は１５〜６０度（ＪＩＳ
　　Ｈｓ）、電気抵抗１０”−１０’Ωの範囲に定める
ものとする。

転写された転写材は、ついでそれ自身の腰の強さ、自重
によって感光体から分離し、搬送手段９によって次工程
に搬送されるものとする。

符号７は転写材を感光体から分離させるための分離爪で
あるが、転写ローラ５への印加電圧が比較的低いので、
とくに腰の弱い薄紙を除いて分離爪の必要はなかった。

以上の装置によって、１５℃、ｌＯ％ＲＨの環境におい
て、１０万枚通紙テストを行なったが、感光体ｌと転写
ローラ５との間に火花放電はまったく発生せず、全面黒
画像におけるミシン目状の白い班点列の発生も認められ
なかった。

これに対して、公知のコロナ帯電器を用いて無清掃で１
０万枚通紙テストを行なった場合、長さ３ｃｍの間にφ
０．３■程度の白点が１２個の発生するのがみられた。

さらに、レーザ露光系による反転現像を行なう画像形成
装置によって、転写ローラに負電圧を印加し、プラス帯
電トナーを用いて転写を行なったが、転写電圧−〇、５
ＫＶで８０％の転写率を得られた。

この転写電圧は前述の耐圧限度値に近いが、＋電圧によ
る絶縁破壊とことなり、破壊が遅く、０．１ないし０．
５ｓｅｃ後に破壊されるので、プロセススピードが１８
０ｍ層／ｓｅｃ以上の中高速機には充分実用に耐えられ
るものである。

この装置によって、１５℃、１０％ＲＨの環境下で、５
万枚通紙テストを行なったところ、ミシン目状の黒い班
点列の発生はみられなかった。

以上説明したように、本装置は転写帯電器を使用しない
ので火花放電の発生を充分に抑制でき、絶縁耐圧の低い
反面機械的強度の大きいアモルファスシリコン感光層の
利点を充分に活用できる。

また、転写ローラに印加する電圧も低いので、転写後に
おける、転写材の感光体への吸着傾向も弱く、とくに腰
の弱い薄紙以外、通常分離手段を必要としないので、装
置の小型コンパクト化に有効である。

なお、−次帯電部位においても、前述の転写ローラと同
様の導電性ローラを利用することが可能であることは勿
論であり、このように構成することによって特段の高圧
電源も不要となって、さらに装置のコンパクト化に資す
る。

以上本発明を複写機に適用した場合について説明したが
、本発明がこれに限定されるものではなく、他種の画像
形成装置にも適用できるものであることは容易に理解で
きるところであろう。

（３）発明の効果本発明は、以上説明したように、アモルファスシリコン
感光層をそなえた画像形成装置において、転写部位に像
担持体に当接する導電性の弾性転写ローラを用い、比較
的低印加電圧で転写を可能としたから、火花放電発生の
おそれがなく、特段の分離手段をも必要とせず、アモル
ファスシリコン感光層の高硬度、環境安定性を有利に利
用して長期にわたって安定して良質の画像を得ることが
でき、さらに高圧電源、別設の分離手段を通常必要とし
ないので、装置の小型コンパクト化に資するところが大
である。

【図面の簡単な説明】

添付の図面は本発明を複写機に適用した実施例の要部側
面図である。１・・・感光体、２・・・帯電ローラ、５・・−転写ロ
ーラ、７・争・分離爪。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）表面にアモルファスシリコン感光層を形成した像
担持体と、転写部位において、導電性の弾性転写ローラ
を前記像担持体に当接させてなる画像形成装置。
（２）転写ローラの硬度が１５〜６０度の範囲内に定め
られている特許請求の範囲第１項記載の画像形成装置。
（３）転写ローラの抵抗値が１０＾４〜１０＾６Ωの範
囲内に定められている特許請求の範囲第１項ないし第２
項のいずれか記載の画像形成装置。