JPS6324675Y2 - - Google Patents

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JPS6324675Y2
JPS6324675Y2 JP8402583U JP8402583U JPS6324675Y2 JP S6324675 Y2 JPS6324675 Y2 JP S6324675Y2 JP 8402583 U JP8402583 U JP 8402583U JP 8402583 U JP8402583 U JP 8402583U JP S6324675 Y2 JPS6324675 Y2 JP S6324675Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はFM復調出力中の歪を低減したFM受
信機に関する。
FM受信機におけるFM復調出力中の高周波歪
はフロントエンドおよび中間周波段の周波数帯域
特性に起因して発生し、かつ周囲温度、湿度等の
周囲条件の変化および経時変化による周波数帯域
域特性の変化によつて変化する。したがつて、一
定の環境下において歪最小の状態に調整しても常
に歪最小の状態に維持できるものではない。
(考案の目的) 本考案は上記にかんがみなされたもので、フロ
ントエンドおよび中間周波段の周波数帯域特性に
起因する高周波歪成分、周波数帯域特性の変化に
かかわらず、常に打消して低減させたFM受信機
を提供することを目的とする。
この目的は本考案によれば、FM復調出力をn
乗(nは2以上の自然数)するn乗回路と、n乗
回路の出力を微分する微分回路と、レベル制御さ
れた微分回路の出力とFM復調出力とを合成する
合成回路と、FM復調出力中のまたは合成回路の
出力中の角周波数pなるパイロツト信号に同期し
た角周波数npの同期信号を発生する同期信号発
生手段と、同期信号発生手段の出力または同期信
号発生手段の出力を90度移相した出力と同期信号
発生手段の入力とを同期検波する同期検波回路
と、同期検波回路の出力に対応して微分回路の出
力レベルを制御するレベル制御回路とを備えるこ
とにより達成される。
以下、本考案を実施例によつて説明する。
(考案の一実施例における構成) 第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
本実施例では第2高調波歪および第3高調波歪
を打消す場合を例に説明する。
第1図においては、1はフロントエンドを、2
は中間周波段を、3はFM復調器を示し、フロン
トエンド1、中間周波段2およびFM復調器3に
よりFMチユーナを構成してある。
本実施例においては歪打消回路Aを備えてお
り、FM復調器3の出力は歪打消回路Aを介して
次段へ供給するように構成してある。また歪打消
回路Aの後述するレベル制御回路に制御出力を供
給する周波数帯域特性検出回路Bを備えている。
歪打消回路AはFM復調出力が供給される加算器
11、2乗回路16および3乗回路17と、2乗
回路16の出力を微分する微分回路18と、微分
回路18の出力を微分する微分回路19と、3乗
回路17の出力を微分する微分回路20と、微分
回路20の出力を微分する微分回路21と、乗算
器からなり微分回路18の出力レベルを制御しか
つ出力を加算器11へ供給するレベル制御回路2
2と、乗算器からなり微分回路19の出力レベル
を制御するレベル制御回路23と、レベル制御回
路23の出力と加算器11の出力とを加算する加
算器12と、乗算器からなり微分回路20の出力
レベルを制御するレベル制御回路24と、レベル
制御回路24の出力と加算器12の出力とを加算
する加算器13と、乗算器からなり微分回路21
の出力レベルを制御するレベル制御回路25と、
レベル制御回路25の出力と加算器13の出力と
を加算する加算器14とからなつている。
周波数帯域特性検出回路Bは、たとえばPLL
回路からなり加算器14の出力が供給されて加算
器14の出力中のパイロツト信号に同期した一定
振幅の出力を発生する同期信号発生回路31と、
同期信号発生回路31の出力周波数をそれぞれ各
別に2逓倍、3逓倍する2逓回路32、3逓倍回
路33と、2逓倍回路32の出力を90度移相させ
る移相回路34と、3逓回路の出力を90度移相さ
せる移相回路35と、加算器14の出力を移相回
路34の出力で同期検波する乗算器36およびロ
ーパスフイルタ40と、加算器14の出力を2逓
倍回路32の出力で同期検波する乗算器37およ
びローパスフイルタ41と、加算器14の出力を
移相回路35の出力で同期検波する乗算器38お
よびローパスフイルタ42と、加算器14の出力
を逓倍回路33の出力で同期検波する乗算器39
およびローパスフイルタ43とからなり、ローパ
スフイルタ40,41,42,43の出力はレベ
ル制御回路22,23,24,25にそれぞれ各
別にレベル制御信号として供給してある。
(考案の一実施例における作用) 以上の如く構成した本考案の一実施例の作用に
ついて説明する。
FM復調器3から出力されるFM復調出力S3は、
変調信号をΔΩcosωtとすれば、 S3=ΔΩcosωt+k1ωΔΩ2sin2ωt +l1ω2ΔΩ2cos2ωt +m1ωΔΩ3sin3ωt +n1ω2ΔΩ3cos3ωt ……(1) で表わされる。
(1)式は第3高周波歪分までを示しており、また
(1)式においてk1,l1,m1,n1はフロントエンド1
および中間周波段2の周波数帯域特性によつて定
まる定数であつて、|k1|≪1,|l1|≪1,|m1
|≪1,|n1|≪1である。またΔΩは変調信号
の振幅を、ωは変調信号の角周波数を表わしてい
る。
FMステレオ放送は最大53kHzまでの変調周波
数を有するが、その中にパイロツト信号SPが常時
含まれている。
パイロツト信号SPは、 SP=ΔΩPcospt ……(2) で表わされる。ΔΩPはパイロツト信号の振幅を、
Pはパイロツト信号の角周波数を表わしている。
いまパイロツト信号SPに注目して、その復調出
力S3Pは、 S3P=ΔΩPcospt +k1pΔΩP 2sin2pt +l1p2ΔΩP 2cos2pt +m1pΔΩP 3sin3pt +n1p2ΔΩP 3cos3pt ……(3) と表わせる。
いま仮にレベル制御回路22〜25の出力が零
あつたと仮定すると、加算器14の出力S14
FM復調出力S3と等しく、S14=S3となる。
一方、同期信号発生回路31の出力S31、2逓
倍回路32の出力S32、3逓倍回路33の出力
S33、移相回路34の出力S34、移相回路35の出
力S35は、 {S31=cospt S32=cos2pt S33=cos3pt S34=sin2pt S35=sin3pt} ……(4) となる。
そこで、乗算器36の出力、乗算器37の出
力、乗算器38の出力、乗算器39の出力からそ
れぞれローパスフイルタ40,41,42,43
によつて直流成分を抽出した出力すなわちローパ
スフイルタ40,41,42,43の出力S40
S41,S42,S43は、 となる。
ここでpは〔2π×19kHz〕、ΔΩPは、日本にお
いてはパイロツト信号の周波数偏位が最大周波数
偏位75kHzの9%なので〔2π×6.75kHz〕の一定
の値であるため、 とおくと、S40〜S43はフロントエンド1および中
間周波段2の周波数帯域特性により定まる定数
k1,l1,m1,n1の変化に対応する出力であること
が判る。
一方、歪打消回路Aには(1)式に示したFM復調
出力S3が供給され、2乗回路16、3乗回路17
でそれぞれ各別に2乗、3乗される。しかるに|
k1|≪1,|l1|≪1,|m1|≪1,|n1|≪1で
あるためFM復調出力S3の第1項のみが2乗、3
乗されると見做して差支えない。
したがつて2乗回路16の出力S16、3乗回路
17の出力S17は、 S16=(ΔΩcosωt)2 =ΔΩ2(1/2+1/2cos2ωt) ……(7) S17=(ΔΩcosωt)3 =ΔΩ3(1/2cosωt +1/2cos2ωtcosωt) =ΔΩ3(3/4cosωt+1/4cos3ωt) ≒1/4ΔΩ3cos3ωt ……(8) となる。なおcosωtの基本成分は、歪について無
関係であるため、(8)式において省略してある。
微分回路18,19の出力S18,S19は、 S18=S16′=−ωΔΩ2sin2ωt ……(9) S19=S18′=−2ω2ΔΩ2cos2ωt ……(10) となる。
微分回路20,21の出力S20,、S21は S20=S17′=−3/4ωΔΩ3sin3ωt……(11) S21=S20′=−9/4ω2ΔΩ3cos3ωt ……(12) となる。
そこでレベル制御回路22,23,24,25
の出力S22,S23,S24,S25は、 S22=(S18×S40) =−G1k1ωΔΩ2sin2ωt ……(13) S23=(S19×S41) =−2G2l1ω2ΔΩ2cos2ωt ……(14) S24=(S20×S42) =−3/4G3m1ωΔΩ3sin3ωt……(15) S25=(S21×S43) =−9/4G4n1ω2ΔΩ3cos3ωt ……(16) となる。
そこで加算器11,12,13および14によ
つて(1)式に、出力S22,S23,S24およびS25が加算
される。
各レベル制御回路22,23,24,25に供
給される制御信号は閉ループを形成しているので
加算器14の出力S14には、(1)式で表わされる
FM復調出力S3の基本角周波数ω成分はそのまま
残り、歪成分がそれぞれ1/(1+G1),1/
(1+2G2),1/((1+3/4G3),1/(1+9
/4 G4)倍されて、 S14=ΔΩcosωt +1/1+G1k1ωΔΩ2sin2ωt +1/1+2G2l1ω2ΔΩ2cos2ωt +1/1+3/4G3m1ωΔΩ3sin3ωt +1/1+9/4G4n1ω2ΔΩ3cos3ωt ……(17) と表わすことができる。
したがつてG1〜G4を十分に大きく設定すると
FM復調出力中の歪成分は十分抑圧されることが
判る。
定数G1〜G4は第1図においてローパスフイル
タ40〜43の各出力に図示していない直流増幅
器を接続することにより任意に大きくすることが
できる。したがつて、上記した図示していない直
流繊幅器を接続することにより、加算器14の出
力S14中の歪成分は抑圧されることになる。
(17)式からも明らかな如く、加算器11〜1
4の加算順序は入れ替つても差支えない。
なお、以上説明した本考案の一実施例におい
て、FM復調出力中の第3次高調波歪まで打ち消
す場合を例に説明したが、さらに高次の高調波歪
までも、第1図に示した本考案の一実施例を拡脹
することにより打消すことができる。
また、以上説明した本考案の一実施例は(1)式に
もとづく一般的なFM復調出力の歪を除去する場
合について説明したが、フロントエンド1および
中間周波段2の周波数帯域特性に起因して発生す
る歪は、周波数帯域特性により基本波に対して90
度移相の歪成分すなわち(1)式中の正弦項が支配的
な場合、また基本波に対して同相の歪成分すなわ
ち(1)式中の余弦項が支配的な場合が存在する。こ
のような場合、支配的な歪成分を除去するだけで
も歪低減効果は大きい。またたとえば第2高調波
歪成分のみをFM復調出力から除去する場合は、
3乗回路17、微分回路20,21、レベル制御
回路24,25、加算器13,14、3逓倍回路
33、移相回路35、乗算器38,39、ローパ
スフイルタ42,43を本考案の一実施例から省
略すればよく、3次高調波歪成分のみをFM復調
出力から除去する場合は、2乗回路16、微分回
路18,19、レベル制御回路22,23、加算
器11,12、2逓倍回路32、移相回路34、
乗算器36,37、ローパスフイルタ40,41
を本考案の一実施例から省略すればよい。また基
本波に対して90度移相の歪成分のみを除去する場
合は同様に微分回路19,21、レベル制御回路
23,25、加算器12,14、乗算器37,3
9、ローパスフイルタ41,43を本考案の一実
施例から省略すればよい。また基本波に対して同
相の歪成分のみを除去する場合は同様にレベル制
御回路22,24、加算器11,13、移相回路
34,35、乗算器36,38、ローパスフイル
タ40,42を本考案の一実施例から省略すれば
よい。
また本考案の一実施例において周波数帯域特性
検出回路Bの入力を歪打消回路Aの出力側から検
出している場合を例示したが、歪打消回路Aの入
力側から取り出してもよい。この場合は閉ループ
が形成されないために歪打消しの安定性が、閉ル
ープを形成した場合に比較して劣るが、或る程度
の効果を得ることができる。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば簡単な構成で
FM復調出力中から、フロントエンドおよび中間
周波段の周波数帯域特性に起因して発生する高調
波歪を打ち消すことができる。さらに周波数帯域
特性が周囲条件の変化および経時変化により変化
して歪分が増減しても常に歪分が打ち消されて、
歪最小の受信状態で受信することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図。 1……フロントエンド、2……中間周波段、3
……FM復調器、11,12,13および14…
…加算器、16……2乗回路、17……3乗回
路、18,19,20および21……微分回路、
22,23,24および25……レベル制御回
路、31……同期信号発生回路、32……2逓倍
回路、33……3逓倍回路、34および35……
移相回路、36,37,38および39……乗算
器、40,41,42および43……ローパスフ
イルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FM復調出力をn乗(nは2以上の自然数)す
    るn乗回路と、n乗回路の出力を微分する微分回
    路と、レベル制御された微分回路の出力とFM復
    調出力とを合成する合成回路と、FM復調出力中
    のまたは合成回路中の角周波数pなるパイロツト
    信号に同期した角周波数npの同期信号を発生す
    る同期信号発生手段と、同期信号発生手段の出力
    または同期信号発生手段の出力を90度移相した出
    力と同期信号発生手段の入力とを同期検波する同
    期検波回路と、同期検波回路の出力に対応して微
    分回路の出力レベルを制御するレベル制御回路と
    を備えてなることを特徴とするFM受信機。
JP8402583U 1983-04-09 1983-06-03 Fm受信機 Granted JPS601052U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8402583U JPS601052U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 Fm受信機
US06/596,524 US4561113A (en) 1983-04-09 1984-04-04 Distortion canceller for FM receiver

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8402583U JPS601052U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 Fm受信機

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Publication Number Publication Date
JPS601052U JPS601052U (ja) 1985-01-07
JPS6324675Y2 true JPS6324675Y2 (ja) 1988-07-06

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ID=30213982

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JP8402583U Granted JPS601052U (ja) 1983-04-09 1983-06-03 Fm受信機

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