JPS6324675B2 - - Google Patents

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JPS6324675B2
JPS6324675B2 JP4673285A JP4673285A JPS6324675B2 JP S6324675 B2 JPS6324675 B2 JP S6324675B2 JP 4673285 A JP4673285 A JP 4673285A JP 4673285 A JP4673285 A JP 4673285A JP S6324675 B2 JPS6324675 B2 JP S6324675B2
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JP
Japan
Prior art keywords
koji
raw materials
raw material
seed
producing
Prior art date
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Expired
Application number
JP4673285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61205479A (ja
Inventor
Satoshi Imayasu
Koji Suginami
Yoshuki Saito
Akihiro Motomatsu
Kaoru Ooishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GETSUKEIKAN KK
Original Assignee
GETSUKEIKAN KK
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Publication date
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、酵素力価および原料利用率が高く、
労力を節約しうる麹の製造法に関し、詳しくは、
酒類、味噌または醤油などの発酵製品の製造に利
用できる麹の製造法に関する。 〔技術の背景および従来技術の説明〕 古い以前より発酵製品の製造に使用される麹
は、蒸きようまたは蒸煮してα化または変性した
デン粉質原料または蛋白質原料に種麹を植え付
け、これを製麹に必要な温度および水分条件に置
くことによつて製造されてきた。 最近、二軸型のエクストルーダを食品の加工に
利用することが知られており(野口明徳:エクス
トルージヨン・クツキングと二軸型エクストルー
ダー、「食品工業」7下−1984、第37〜44頁、お
よび佐々木孔一:クルゾ・ロワール社にみる二軸
エクストルーダーの特徴と利用技術、同書、第45
〜49頁)、膨化食品を二軸型エクストルーダによ
つて製造することが知られている。エクストルー
ダは、フイーダー、バレル、スクリユー、ダイお
よびヒーターからなつていて、フイーダーからバ
レルに供給された原料は、バレル内のスクリユー
によつて先端のダイに押し込まれ、ダイから常圧
条件に押し出され、それによつて膨化するのであ
る。 一方において、デン粉質原料または蛋白質原料
を適当な水分含量の下に高温、高圧条件に置き、
これを押出しノズルから常圧条件に押出して、デ
ン粉質原料または蛋白質原料をα化または変性す
るとともに膨化し、この膨化したデン粉質原料ま
たは蛋白質原料を製麹原料または発酵製品の原料
とすることが知られている。(特公昭52−21078号
公報、特公昭53−19680号公報、特公昭55−41753
号公報、特開昭55−111784号公報、特開昭141190
号公報および特公昭57−8706号公報) しかしながらこれまでの製麹は、いずれもα化
または変性したデン粉質原料または蛋白質原料に
種麹を混合し、これを製麹条件の下に置く方法で
あるから、種麹の麹菌は、製麹原料のデン粉質原
料または蛋白質原料の表面に植え付けられ、増殖
するのである。そうしてみると、製麹原料の内部
のデン粉質原料または蛋白質原料が麹菌に利用さ
れるまでに、長時間を必要とし、さらに麹菌に利
用されるまでにα化したデン粉質が老化すること
もあるので、粒状の製麹原料の表面に麹菌を植え
付けた麹を使用して発酵製品を製造すると、粕の
生成が多くなり、それによる原料利用率が低下す
ることを避けることができない。 本発明者等は、清酒の醸造に使用する麹の製造
において、粉体の製麹原料に種麹を植え付け、製
麹する方法を先に開発した。(特願昭56−142151
号および特願昭58−228号) 本発明者等はさらに研究を続け、デン粉質原料
を膨化してα化をする時に、バレル温度を制御し
て品温を高過ぎないようにすれば、種麹を含む粉
体状のデン粉質原料を使用しても、種麹菌の死滅
することがないことを見出し、さらに種麹菌を含
む蛋白質原料であつても、デン粉質原料と同様に
種麹菌の死滅することがないことを見出し、これ
らの知見に基づいて本発明に到達した。 〔発明の目的および発明の要約〕 本発明の目的は、原料利用率が高く、また多大
の労力を要しない麹の製造法を提供することにあ
り、詳しくは、麹の内部にまで麹菌が充分に増殖
している麹の製造法を提供することにある。 本発明は、炭水化物原料および/または植物性
蛋白質原料に種麹を混合し、この混合物を、バレ
ル温度を80〜150℃に調整したエクストルーダに
供給し、押出しダイから押出して膨化することを
特徴とする麹の製造法である。 本発明の麹の製造法において、炭水化物原料お
よび/または植物性蛋白質原料に種麹を混合した
混合物の水分含量を、エクストルーダに供給する
直前に、13〜35%に調整することができ、また炭
水化物原料および/または植物性蛋白質原料を予
め32メツシユよりも細かい粒度の粉体に粉砕して
おくことができる。 本発明の麹の製造法において、エクストルーダ
により膨化した膨化物に、製麹に必要な水分を補
給し、さらに製麹条件下において製麹を続行する
こともできる。 〔発明の具体的な説明〕 本発明の麹の製造の原料の炭水化物原料および
植物性蛋白質原料は、酒、醤油および味噌などの
醸造製品の製造に使用する麹の原料となりうるも
のであれば、いかなるものであつても、これを使
用することができるが、米、麦および大豆を使用
するのが好ましい。これらの原料は、そのままあ
るいは粉砕して、種麹と予め混合するかあるいは
種麹と混合しながら、バレル温度を80〜150℃
(好ましくは80〜120℃)に調整したエクストルー
ダのフイーダーからバレルに装入される。この装
入の際に水分含量を13〜35%に調整するのが好ま
しい。これらの原料混合物は、バレル内において
同方向に回転するスクリユーによつて混合され、
加熱され、また加圧されながら、バレルの先端の
ダイに押込まれ、ダイから常圧の外部に押出され
て膨化する。炭水化物原料は、バレル内における
加熱によつてα化し、また植物性蛋白質原料は膨
化によつて水分含量が急激に減少し、その内部に
まで麹菌が分散して増殖した麹になる。炭水化物
原料および/または植物性蛋白質原料に混合する
種麹は、酒類、醤油または味噌などの醸造製品の
製造される麹のいかなるものであつても、これを
使用することができる。 このようにして得られた麹に水分を補給し、常
法による製麹を行ない、麹菌を増殖する。種麹
は、その内部に均一に分散含有されているから、
製麹作業を終つた麹も、その内部に均一に分散し
た麹菌を含んでいる。 以下において、本発明を実施の一例によつてさ
らに詳しく説明する。 実施例における膨化率は次式によつて計算され
る。 膨化率=製品の断面積/ダイの断面積 実施例 1 精白歩合73%の白米を粉砕して、32メツシユ篩
パスの白米粉とし、この白米粉(水分含量:18.4
%)10Kgに種麹10gを加え、よく混合した後、径
2.5mmの押出しダイを装備し、バレル温度を120℃
に調整した同方向回転の二軸型エクストルーダの
フイーダーに、前記の種麹ー白米粉の混合物を1
Kg/分の割合において供給しながら、この二軸型
エクストルーダを運転して、種麹−白米粉混合物
の膨化を行ない、13.2%の水分含量の膨化物(膨
化率:12.3)を得た。 この膨化物を室温に冷却した後、膨化物5Kgに
水1.8Kgを散布して、膨化物の水分含量を36%に
調整し、これをシヤーレ法〔岡崎、弘中、嶋崎、
管間;「醸造協会誌」第73巻、第402頁(1978年)〕
により、43時間製麹し、出麹した。 製品の麹における種麹の死滅率を平板培養法で
調べたが、種麹の死滅率は0であつた。製品の麹
の酵素力価は第1表に示すとおりであつた。
【表】 第1表における対照品は、二軸型エクストルー
ダを使用して膨化することなく、常法によつて醸
造工場で製造された麹である。 実施例 2 脱脂大豆80Kgをふすま20Kgと混合し、この混合
物(水分含量:25%)に醤油用種麹100gを加え、
均一に混合した後、径2.5mmの押出しダイを装備
し、バレル温度を120℃に調整した同方向回転の
二軸型エクストルーダのフイーダーに、前記の種
麹−脱脂大豆粉−ふすまの混合物を1Kg/分の割
合において供給しながら、この二軸型エクストル
ーダを運転して、種麹−脱脂大豆粉−ふすま混合
物の膨化を行ない、21.5%の水分含量の膨化物
(膨化率:1.44)を得た。 この膨化物を室温に冷却した後、膨化物5Kgに
水1.54Kgを散布して、膨化物の水分含量を40%に
調整し、これを30℃において45時間製麹し、出麹
した。 製品の麹における種麹の死滅率を平板培養法で
調べたが、種麹の死滅率は13%であつた。 実施例 3 種麹−脱脂大豆粉−ふすまの混合物の水分含量
を33%とし、膨化物の水分含量が28.5%でありま
たその膨化率が1.22であり、さらに膨化物に加え
る水の量を0.96Kgとした以外は、実施例2と同様
にして麹を得た。 製品の麹における種麹の死滅率は10%であつ
た。 実施例 4 種麹−脱脂大豆粉−ふすまの混合物の水分含量
を40%とし、膨化物の水分含量が35.2%でありま
たその膨化率が1.54であり、さらに膨化物に加え
る水の量を0.4Kgとした以外は、実施例2と同様
にして、麹を得た。 製品の麹における種麹の死滅率は0%であつ
た。 実施例2〜4の製品の麹の酵素力価は第2表に
示すとおりであつた。
〔発明の効果〕
本発明においては、麹を製造する原料を予め蒸
煮あるいは蒸きようすることを必要としないか
ら、そのために必要な製麹作業の労力を軽減する
ことができる。 本発明によつて製造された麹は、その内部に均
一に麹菌が分散して存在しているから、製麹原料
の原料利用率が向上する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭水化物原料および/または植物性蛋白質原
    料に種麹を混合し、この混合物を、バレル温度を
    80〜150℃に調整したエクストルーダに供給し、
    押出しダイから押出して膨化することを特徴とす
    る麹の製造法。 2 炭水化物原料および/または植物性蛋白質原
    料に種麹を混合した混合物の水分含量を13〜35%
    に調整することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の麹の製造法。 3 膨化して得られた膨化物を製麹条件に置くこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第2
    項のいずれかに記載の麹の製造法。
JP4673285A 1985-03-09 1985-03-09 麹の製造法 Granted JPS61205479A (ja)

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JP4673285A JPS61205479A (ja) 1985-03-09 1985-03-09 麹の製造法

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JPS61205479A JPS61205479A (ja) 1986-09-11
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GB9605597D0 (en) * 1996-03-16 1996-05-15 Cadbury Schweppes Plc Process for making confectionery
JP6538255B1 (ja) * 2018-11-21 2019-07-03 会津天宝醸造株式会社 玄米麹の製造方法

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JPS61205479A (ja) 1986-09-11

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