JPS63245703A - 平衡型定電流回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）発明の技術分野 この発明は、平衡回線で構成する通信線路の導体抵抗を
測定する場合に、この導体抵抗に測定用の定電流をフロ
ーティング状態で供給することが　′できる平衡型定電
流回路についてのものである。

（ｂ）従来技術と問題点 平衡回線で構成されている通信回線の導体抵抗を測定す
る場合には、この導体抵抗に定電流を流し、導体抵抗の
電圧降下から導体抵抗の抵抗値を算出する。

この場合に、定電流を供給する定電流源は、接地に対し
てフローティングの状態になければならない。

定電流回路をフローティングさせる従来技術には、ＤＣ
−ＤＣコンバータを使用する方法がある。

しかし、ＤＣ−ＤＣコンバータを使用する方法は、ＤＣ
−ＤＣコンバータから発生するスイッチング状のノイズ
が通信回線に重畳するという問題がある。

（ｃ）発明の目的 この発明は、平衡回線で構成されている通信回線の導体
抵抗を測定する場合に、ＤＣ−ＤＣコンバータを使用し
ないで、接地に対してフローティング状態になる定電流
回路の提供を目的とする。

（ｄ）発明の実施例 まず、この発明による実施例の構成図を第１図に示す。

第１図の１と２は定電流回路、３は基準電源、４は加算
器、５は導体抵抗である。

導体抵抗５は平衡回線で構成されている通信回線の導体
抵抗を等価的に示したものである。導体抵抗５の両端の
電圧をＶｅとする。

定電流回路１は、増幅器１ａｖ負荷抵抗１ｂ。

増幅器１ｃから構成される。

増幅器１ａは入出力が同相の増幅器であり、増幅器１ｃ
も入出力が同相の増幅器である。

負荷抵抗１ｂは増幅器１ａの出力と導体抵抗５の端部５
ａの間に接続される。

増幅器１ｃは、入力側を導体抵抗５の端部５ａに接続し
、出力側を増幅器１ａの入力に接続する。

基準電源３は、出力電圧Ｖｏを増幅器１ａの入力に接続
する。

定電流回路２は、増幅器２ａ１負荷抵抗２ｂ１増幅器２
ｃから構成される。定電流回路２は、定電流回路１と同
じ部品で構成することができる。

増幅器２ａは入出力が同相の増幅器であり、増幅器２ｃ
も入出力が同相の増幅器である。

負荷抵抗２ｂは増幅器２ａの出力と導体抵抗５の端部５
ｂの間に接続される。

増幅器２Ｃは、入力側を導体抵抗５の端部５ｂに接続し
、出力側を増幅器２ａの入力に接続する。

加算器４は、加算用の抵抗４　ａ１４ｂ１４ｃと増幅器
４ｄから構成される。

増幅器４ｄは、入出力が逆相の増幅器である。

加算器４は、基準電源３の出力電圧ｖＯと、導体抵抗５
の端部５ａの電圧＋ΔＶｅａと、導体抵抗５の端部５ｂ
の電圧−ΔＶｅｂとを加算し、加算出力を増幅器４ｄで
反転する。

加算器４の出力は、増幅器２ａの入力に接続される。

次に、第１図の作用を説明する。

定電流回路１からの定電流は負荷抵抗１ｂ、導体抵抗５
及び負荷抵抗２ｂを通り、定電流回路２で吸収される。

導体抵抗５の抵抗値は、例えばＩＯｋΩ、ＩｋΩ、＋０
０Ωなどの場合があり、負荷抵抗１ｂ＝＋００Ω、負荷
抵抗２　ｂ　＝　１００Ωなどにする。

基準電源３の電圧を１ｖとし、増幅器１ａの利得を２、
増幅器ＩＣの利得を１とすると、負荷抵抗１ｂの両端に
はＩＶの電圧が現れる。

同じように、負荷抵抗２ｂの両端にもＩＶが現れる。こ
の場合、基準電源３を接地しているので、負荷抵抗１ｂ
と負荷抵抗２ｂの電圧は極性が反転する。

前述のとおり、加算器４は基準電源３の出力電圧Ｖ　Ｏ
％導体抵抗５の端部５ａの電圧＋ΔＶｅａ及び導体抵抗
５の端部５ｂの電圧−ΔＶｅｂを加算する。

電圧十ΔＶｅａと電圧−ΔＶｅｂが等しければ、電圧＋
ΔＶｅａと電圧−ΔＶｅｂで相殺され、加算器４の出力
は、基準電圧Ｖｏの反転電圧−ｖＯだけが増幅器２ａの
入力に加えられる。この結果、導体抵抗５の端部５ａは
＋（＋／２）　Ｖ　ｅの電圧になり、導体抵抗５の他端
５ｂは−（＋／２）Ｖｅの電圧になる。

電圧＋ΔＶｅａと電圧−ΔＶｅｂが等しくないときは、
差の電圧の反転電圧が−Ｖｏとともに増幅器２ａの入力
に加えられ、定電流回路２の負荷抵抗２ｂの両端の電圧
が変化し、導体抵抗５の端部５ａが＋（＋／２）　Ｖ　
ｅの電圧になり、導体抵抗５の端部５ｂが−（＋／２）
　Ｖ　ｅの電圧になるように働く。

すなわち、第１図の回路は、基準電源３、加算器４を使
い、負荷抵抗１ｂ１負荷抵抗２ｂの電圧を調節し、絶え
ず導体抵抗５の両端の電圧が極性が反対で同じ電圧にな
るようにするものである。

（ｅ）発明の効果 この発明によれば、基準電源、加算器及び２個の定電流
回路を使用し、加算器出力で導体抵抗に供給する電圧を
調整しているので、接地に対してフローティングした定
電流を導体抵抗に供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による実施例の構成図。 １・・・・・・定電流回路、１ａ・・・・・・増幅器、
１ｂ・・・・・・負荷抵抗、１ｃ・・・・・・増幅器、 ２・・・・・・定電流回路、２ａ・・・・・・増幅器、
２ｂ・・・・・・負荷抵抗、２ｃ・・・・・・増幅器、 ３・・・・・・基準電源、４・・・・・・加算器、５・
・・・・・導体抵抗。 代理人　　弁理士　　小　俣　欽　司 第１図 定電流回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　入出力が同相の第１の増幅器と、第１の増幅器の出
   力と導体抵抗の第１の端部の間に接続する第１の負荷抵
   抗と、第１の端部を入力に接続し、出力を第１の増幅器
   の入力に接続する入出力が同相の第２の増幅器とで構成
   する第１の定電流回路と、 入出力が同相の第３の増幅器と、第３の増幅器の出力と
   前記導体抵抗の第２の端部の間に接続する第２の負荷抵
   抗と、第２の端部を入力に接続し、出力を第３の増幅器
   の入力に接続する入出力が同相の第４の増幅器で構成す
   る第２の定電流回路と、第１の増幅器の入力に接続され
   る基準電源と、前記基準電源の出力Ｖｏと、第１の端部
   の電圧＋ΔＶｅａと、第２の端部の電圧−ΔＶｅｂとを
   加算し、極性を反転し、加算出力を第３の増幅器の入力
   に接続する加算器とを備えることを特徴とする平衡型定
   電流回路。