JPS6237176Y2 - - Google Patents

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JPS6237176Y2
JPS6237176Y2 JP1979151795U JP15179579U JPS6237176Y2 JP S6237176 Y2 JPS6237176 Y2 JP S6237176Y2 JP 1979151795 U JP1979151795 U JP 1979151795U JP 15179579 U JP15179579 U JP 15179579U JP S6237176 Y2 JPS6237176 Y2 JP S6237176Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電力系統の保護継電器(以下、リ
レーと適宜記す)等の使われる交流電気量の変化
分導出装置に関するものである。特に最近よく使
用されるようになつた演算増巾器を用いて交流電
気量の変化分を導出しようとするものである。
従来の交流電気量変化分導出装置は、図示して
いないが、例えば交流を直流に変換して、直流を
コンデンサで記憶し、これをチヨツパで交流に直
し、これと瞬時値との差により交流電気量変化分
を導き出す方式のものであつた。(例えば特公昭
46−10632号公報) このような従来装置は交流を一亘直流に変換
し、更に直流を交流に変換するなどしてその回路
構成が複雑であつたので、この考案は同様の目的
を簡易な回路構成で、安価に達成しようとするも
のである。
こゝで、この考案の実施例の説明をするに先立
ち、演算増巾器について説明する。
第1図は一般の演算増巾器OPの概要を示す図
で、演算増巾器OPは反転入力端子V-(で表
示)、非反転入力端子V+(で表示)、出力端子
V0を有している。もちろん演算増巾器OPには、
半導体回路網であるから、図示していないが直流
電源端子も備えられている。一般に演算増巾器
OPは次の特性を持つている。
(1) 入力インピーダンス…端子V-・V+より見る
オーム値…はMΩオーダであり、実用上∞と考
える。
(2) 入力端子V-とV+の間(との間)の電圧
Iが、出力V0に増巾されてらわれるが、その
増巾率は20,000〜50,000程度であり、実用上
∞の増巾率と考えてよい。
(3) 従つて端子との間は実用上常にOV(シ
ヨート)と、考えてよい。但し(1)より入力イン
ピーダンスは∞である。
以上の性質を考えれば、第2図〜第4図のよう
な基本回路が考えられる。図において、V1とV2
は(入力電圧が交流の場合は瞬時値とし、演算増
巾器OPの応答の遅れは無視できるものとする。)
R1,R2,R3,R4は抵抗器、I1とI2は入力電圧V1
V2により供給される電流である。
第2図に示す回路は次のように作動し、反転増
巾器の作用を持つ (1) 入力インピーダンスは∞だから、R3の値に
よらずV+=OV (2) 〜間はシヨートと考えられるから、V-
=OV (3) 従つて、入力電圧V1によつて供給される電
流I1はI1=V1/R1となる。
(4) 入力インピーダンスは端子も∞だから、I1
はそのまゝR2に流れるので、出力V0=(V-)−
R2・I1=−R/R×V1、即ち入力V1の反対の極性 に出力がなるので、反転増巾器と言い、その入力
端子を反転端子と呼ぶことにする。
第3図は次のように作動し、非反転増巾器の作
用を持つ。
(1) 抵抗器R4によらずV+=V2となる。
(2) 従つてV-=V+=V2である。
(3) 次に電流I1は I1=O−V/R=−V/R=−V/R となる。
(4) 出力V0は V0=V-−R2I1=V2−R2×(−V/R) =R+R/R×V2 となる。即ち入力V2に対して同極性の出力V0
が与えられるので非反転増巾器と言い、その入
力端子を非反転端子と呼ぶことにする。
第4図に示す回路は次のように作動し、いわゆ
る差動増巾器を持つ。
但し、第4図の場合はR4=R1,R3=R2と選択
するものとする。
(1) 入力インピーダンスは∞であるから、 I2=V2/R3+R4 ∴V+=R3・I2=R/R+R×
V2 (2) との間はOVであるから V-=V+=R/R+R・V2 である。
(3) 従つて I1=V−V/R=V/R−R/・R
+R)・V2 であり、この電流が抵抗R2に流れることにな
る。
(4) ∴V0=V-−R2I1=V-−R2・V−V/R =R+R/RV-−R/RV1=R
/R×R/R+R V2 −R/RV1=R/R(V2−V1) (∴R4=R1,R3=R2) 即ち出力V0は入力V1とV2の差電圧に比例した
値となり、差動増巾器の機能を持つことにな
る。
以上に詳しく演算増巾器OPの特性を上げて説
明したが、以下このような優れた特性を持つ演算
増巾器を使つて得られるこの考案による交流電気
量変化分導出装置を説明する。
第5図はこの考案の一実施例を示す接続図であ
り、Cコンデンサ、Lはリアクトル、R′は抵抗
器、Vは交流入力電圧を示すものである。
コンデンサC及び抵抗器R′を含むリアクトル
Lは、第4図に示す抵抗器R3に対応する。即
ち、第5図における演算増巾器OPは差動増巾器
形であり、抵抗R4とR1は等しく、コンデンサC
とリアクトルLと抵抗R′とからなる並列共振回
路と共振周波数における等価抵抗値は抵抗R2
等しく選んでいる。なお、R′はコンデンサC及
びリアクトルLの抵抗分を示す等価抵抗である。
これによつて、コンデンサC及びリアクトルLは
理想的な要素として扱う。
このようにすれば第5図は次のように作動す
る。なお第6図イ,ロは第5図の動作を説明する
波形図である。
(1) 入力VがOVで継続中のとき、 I2=O→V+=V-=O→I1=O→V0=OV (2) 入力Vが存在し、一定値を保つているとき、 コンデンサ及びリアクトルLからなる並列共
振回路の共振時の抵抗値をR3とし、R3=R2
R4=R1とすると、第4図に於てV1=V2=Vで
あるから出力V0=OV (3) 入力Vが急変したとき、 第5図の入力端子には、入力Vが急変して
も、並列共振回路のために変化後の値にならず
変化前の電圧(V=VB)による値が与えられ
る。即ち V+=VB×R/R+R である。従つて第5図の端子にはV-=V+
あるから、変化前の電圧が与えられている。他
方抵抗R1の入力側には変化後の電圧V=VA
与えられているので、抵抗R1に流れる電流I1は I1=V−V/R という変化の前後の差(変化分)に相当する値
となり、このI1はR2にも流れるので出力V0となり、入力Vの変化分に比例した出力が得ら
れることになる(但し符号はマイナス)。
次に第6図イ,ロにより前記変化の状態を最も
理解しやすい2つのケースで説明する。
第6図イは入力VがOに急変したときの図であ
る。入力Vの変化の前後を問わずV+=V-
/R+R・VB(VBはVの変化直前の値)であ り、変化後はV=OV、従つてI1=−V/R= −R/R(R+R)・VBとなる。出力V0=(V
-)−R2I1で あるから、V0=(V-)−(−V/R)R2=R+R
/RV-= R/RB即ち変化分△V=VB−O=VBに比例し
た 出力V0が得られる。この様子を第6図イに図示
したもので、出力V0はOとなる前の入力Vの極
性を保つ(変化分の逆位相となつている)。この
ケースは第4図でV1=O,V2=VBに相当するの
で、第3図の非反転増巾器と似た機能となつてい
る。
第6図ロは入力VがOからVに急変したときの
図である。この場合にも演算増巾器の端子の電
圧V+は急にVにならず、しばらくの間V+=OVと
なつている。他方端子には瞬時値のVが印加さ
れ、V-=V+=OVを考え合せると、第2図の反転
増巾器と似た特性となり、出力V0はV0=−R2I1
=−R2・V/R・Vと変化分に比例した出力とな る。但し第6図イは変化分は入力Vの逆極性だつ
たのに対し、第6図ロは入力Vと同極性のために
符号が第6図イとロでは異つている。
第6図イ、ロ共に変化分出力は漸減することを
示しているが、これは並列共振回路の時定数1/CR (R=RR′/R+R′)によつてきまるもので、
設計によ り任意に選択可能である。
ところで、例えば電力系統の接点点事故などの
発生に伴なう電気量の変化分を導出するにあたつ
ては、接地事故の発生直前の値を記憶するため記
憶回路を設ける必要があるが、前述のように演算
増巾器は入力インピーダンスが極めて大きい(無
限大とみなしうる)ので、上述の記憶回路の構成
要素(コンデンサC、リアクトルL)を小さい値
で設計することができ、しかも、演算増巾器は出
力インピーダンスが極めて小さいので、演算増巾
器の負荷としては、大きな負荷を接続することが
できる。
尚、実施例に示された装置を保護リレーの分野
に適用した場合について簡単に述べると、 モー継電器や方向継電器などのように電圧が動
作トルクの発生に必要なタイプのものでは、至近
端事故などにより電圧が零になり、そのため動作
できなくなることがある。一般に、この種のリレ
ーの動作時間は20ms程度であるので変化分の振
巾は第6図からも明らかなように減衰波形である
が50ms程度までは充分な振幅値を持つように設
計できる点を考慮すれば、電圧が急に零になつた
としてもその電圧変化分を記憶値としてリレーに
与えることにより、そのような場合でも、この種
のリレーを充分作動させることができる。
特に、この考案の装置では記憶回路を構成する
コンデンサC、リアクトルLが小電力型のもので
よいので、リレーと組合わせて使用するにあたり
設計上、製作上種々の点で利点がある。
以上の説明で明らかなように、この考案は、演
算増巾器とLC共振回路とを組合わせることによ
り、簡単で安価な構成で交流入力電気量の変化分
を充分大きな値にて出力端子より導出することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は演算増巾器の入力端子、出力端子を説
明する接続図、第2図、第3図、第4図は演算増
巾器の基本動作を説明する接続図、第5図はこの
考案の交流電気量変化分導出装置の一実施例を示
す接続図、第6図は第5図の動作を説明する波形
図である。 図において、OPは演算増巾器、V0は出力端
子、V+は非反転端子、V-は反転端子、R1,R2
R3,R4,R′は抵抗器、Cはコンデンサ、Lはリ
アクトルである。なお、図中の同一符号は同一又
は相当部分を示すものとする。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流入力電気量を第1の抵抗を介して反転入力
    端子に導入し、かつ上記交流入力電気量を第2の
    抵抗を介して非反転入力端子にそれぞれ導入した
    演算増幅器と、上記非反転入力端子及びアース間
    にコンデンサ及びリアクトルを並列接続されて上
    記交流入力電気量のもつ周波数に対して共振させ
    た並列共振回路とを備え、上記演算増幅器の出力
    端子より上記交流入力電気量の変化分を導出する
    ようにした交流電気量変化分導出装置。
JP1979151795U 1979-10-31 1979-10-31 Expired JPS6237176Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5644368U JPS5644368U (ja) 1981-04-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4430787Y1 (ja) * 1968-12-12 1969-12-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4430787Y1 (ja) * 1968-12-12 1969-12-18

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