JPH06140874A - インピーダンス変換回路 - Google Patents

インピーダンス変換回路

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JPH06140874A
JPH06140874A JP28454292A JP28454292A JPH06140874A JP H06140874 A JPH06140874 A JP H06140874A JP 28454292 A JP28454292 A JP 28454292A JP 28454292 A JP28454292 A JP 28454292A JP H06140874 A JPH06140874 A JP H06140874A
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JP
Japan
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pass filter
output
conversion circuit
impedance conversion
resistance value
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JP28454292A
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English (en)
Inventor
Kimihisa Yoneda
公久 米田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな容量を持つコンデンサ或いは大きな抵
抗値を有する抵抗を用いなくとも、大きな時定数を設定
しえ、検出精度の向上と、回路構成を縮小しえるインピ
ーダンス変換回路を提供する。 【構成】 入力手段10、出力手段5、当該入力手段1
0と出力手段5との間に設けられ、該入力手段10に接
続されている差動増幅手段1、該差動増幅手段1の出力
と該出力手段5とに接続され、且つ該差動増幅手段1に
対してフィードバック機能を有しているハイパスフィル
タ手段4とから構成されているインピーダンス変換回
路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インピーダンス変換回
路に関するものであり、更に詳しくは、極めて精密に所
定の出力電圧、出力電流等を測定し、検出信号を出力す
る事が可能なインピーダンス変換回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、エアバックセンサ或いは
2 センサ等に於いて、微小な、電圧変化を検出して、
所定の情報を正確に且つ迅速に、所定の演算処理手段に
伝達じて、所定の操作、或いは制御を実行している。処
で、係る従来の当該必要情報を検出する場合には、図3
及び図4に示す様な、少なくとも2個のオペアンプ2,
3から構成される差動増幅手段1とコンデンサCと抵抗
Rとから構成されたハイパスフィルタ手段4並びに出力
段5で構成されているインピーダンス変換回路が使用さ
れている。
【0003】例えば、エアバッグ用のGセンサ等に使用
される該インピーダンス変換回路に於いては、当該ハイ
パスフィルタ手段4は、例えば、0.26秒程度に大き
な時定数を持つ必要がある。その理由は、該エアバッグ
用のGセンサの荷重付加情報は、温度その他の環境要因
によりかなり影響され、一般的には、0.6Hz前後の
低周波がDC成分として、高周波信号成分に乗っている
事が多いので、係る0.6Hz前後のDC成分をカット
オフする必要がある。
【0004】然しながら、係るDC成分をフィルタする
為には、大容量のコンデンサCを使用するか高抵抗値を
有する抵抗Rを使用する必要がある。処で、係る大容量
のコンデンサC或いは高抵抗値を持つ抵抗は、当該規格
値に対する信頼性、安定性で問題があり、従って検出精
度に悪影響を与えている。一方、上記したハイパスフィ
ルタ手段4は、前記のDC成分をカットオフする他は、
基本的には、AC用のバンドパスフィルタとして作動す
る必要があり、従ってACアンプとして機能する事が望
ましい。
【0005】かかる観点から、該ハイパスフィルタ手段
4に使用される大容量のコンデンサCは、無極性容量で
ある事が望ましいが、現在に於いては、大容量のコンデ
ンサCは、一般的には有極性容量で有り、係る有極性容
量を用いて無極性容量化を実現する為に、図3に示す用
に、2個の有極性容量41、42の同一極性同士を直接
直列に接続して無極性化された容量を構成して使用する
とか、図4に示す様に、容量の小さいい無極性容量を使
用すると共に、高抵抗値を持つ抵抗Rを使用して所定の
時定数を設定している。
【0006】然しながら、上記した様に大容量のコンデ
ンサや高抵抗を有する抵抗は、精度の面での管理が困難
であると同時に、係る構成では、回路の構成が大きくな
らざるを得ないので、インピーダンス変換回路自体の大
きさが大きくなり、その応用分野が制限されると言う問
題が有った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、大きな容量を持つコンデ
ンサ或いは大きな抵抗値を有する抵抗を用いなくとも、
大きな時定数を設定しえ、検出精度の向上と、回路構成
を縮小しえるインピーダンス変換回路を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、本発明於いては、基本的には、
入力手段、出力手段、当該入力手段と出力手段との間に
設けられ、該入力手段に接続されている差動増幅手段、
該差動増幅手段の出力と該出力手段とに接続され、且つ
該差動増幅手段に対してフィードバック機能を有してい
るハイパスフィルタ手段とから構成されているインピー
ダンス変換回路が提供されるものである。
【0009】
【作用】本発明に係る該インピーダンス変換回路は、上
記した様な技術構成を用いているので、大きな容量を持
つコンデンサ或いは大きな抵抗値を有する抵抗を用いな
くとも、通常の無極性容量コンデンサ及び抵抗を用いる
のみで、見掛け上、当該ハイパスフィルタ手段に於ける
抵抗値を、通常よりも大きく見える様に、例えば通常の
2倍の抵抗値に見える様に回路構成を設計する事によっ
て、大きな時定数を設ける事が可能となる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るインピーダンス変換回
路の具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は、本発明に係るインピーダンス変換回路の一具体例の
構成を示す回路図であって、図中、入力手段10、出力
手段5、当該入力手段10と出力手段5との間に設けら
れ、該入力手段10に接続されている差動増幅手段1、
該差動増幅手段1の出力と該出力手段5とに接続され、
且つ該差動増幅手段1に対してフィードバック機能を有
しているハイパスフィルタ手段4とから構成されている
インピーダンス変換回路20が示されている。
【0011】本発明に係る上記具体例に於いて、該差動
増幅手段1は、従来のインピーダンス変換回路に於ける
構成と同様に、2個のオペアンプ2、3と図1に示され
る抵抗R1〜R4により構成されている。一方、本発明
に於いて使用されている該ハイパスフィルタ手段4に
は、少なくとも2種の増幅手段31、32が設けられて
おり、該増幅手段の内第1の増幅手段31は、当該差動
増幅手段1の出力と接続された無極性容量43と該無極
性容量43に接続され、該出力段5と接続されており、
少なくとも一つのオペアンプ44と抵抗R5及びR8と
から図に示した様な回路構成に形成されている。
【0012】一方、本発明に使用される第2の増幅手段
32は、該第1の増幅手段31に於けるオペアンプ44
の出力に接続された抵抗R7が、オペアンプ45の非反
転十端子に接続されると同時に、該オペアンプ45の反
転端子には、所定の基準電圧電源が接続されており、更
に、前記抵抗R7と直列に接続されている抵抗R6の端
部が、該オペアンプ45の出力端部に接続され、且つ該
オペアンプ45の出力端部は、前記差動増幅手段1の抵
抗R1を介して該オペアンプ2の反転端子に接続されて
おり、これによって、該ハイパスフィルタ手段4の出力
の一部が、該差動増幅手段1にフィードバックされる事
になる。
【0013】本発明に於ける上記具体例に於いては、該
第2の増幅手段32に於ける抵抗R6とR7それぞれの
抵抗値を適宜に変更する事が可能であり、それによっ
て、当該第2増幅手段32は、その増幅率を任意に変更
する事が可能である。係る構成を採用する事により、後
述する様に、該ハイパスフィルタ手段4の抵抗値を従来
の回路に比べて大きく見せる事が可能となり、その結
果、当該ハイパスフィルタ手段に於けるインピーダンス
を大きく見せる事が出来る。
【0014】係る理由を図2に従って説明すると、図2
は、図1と略同様の回路構成を示しており、今、入力手
段10に於ける入力電圧V1とV2の変化により、図2
中の点A、即ち差動増幅手段1の出力点の電圧が、仮に
ΔV変化したとすると、ハイパスフィルタ手段4に於け
る第1の増幅手段31に於けるオペアンプ44の出力電
圧ΔVzは、該ハイパスフィルタ手段4から出力段5に
流れる電流をΔiとすると、 ΔVz= ΔiR8 で表せられる。
【0015】一方、該ハイパスフィルタ手段4の第2の
増幅手段32の出力電圧の変化分ΔVfは、抵抗R6の
抵抗値と抵抗R7の抵抗値とが同一の場合には、 ΔVf= ΔVz= ΔiR8 と表される。係る該ハイパスフィルタ手段4の第2の増
幅手段32の出力電圧の変化が、当該差動増幅手段1に
フィードバックされて、その出力である点Aの電位が変
化してVmとなる。
【0016】この場合、入力電圧V1とV2が一定であ
ると仮定すると、該差動増幅手段1の出力電圧Vmは、
フィードバックされた第2の増幅手段32の出力電圧の
変化分ΔVfの影響を受け ΔVm= ΔV + ΔVf で表される。
【0017】一方、該ΔVmの変化により該出力段5に
流れる電流の変化分Δiは、 Δi = ΔVm/R8 (但し Δt → 0とす
る) となるから、 Δi = ΔV−ΔiR8/R8 従って、 Δi = ΔV/2R8と表される。
【0018】換言すれば、上記点Aから見た該ハイパス
フィルタ手段4の抵抗R8が2倍になって見える事を意
味している。即ち、本発明に於いては、大きな抵抗値を
有する抵抗或いは、大きな容量を有するコンデンサを用
いなくとも大きな時定数を設定する事が可能となる。
又、図1に於いて、抵抗値R1=抵抗値R4、又抵抗値
R2=抵抗値R3として伝達関数を求めると、次式1に
示す様になり、
【0019】
【数1】
【0020】係る式1から、本発明に於けるハイパスフ
ィルタ手段4の時定数が CR(1+R6/R7) で求められる事が理解される。つまり、本発明に於いて
は、該ハイパスフィルタ手段4に於ける第2の増幅手段
32を構成する抵抗R6とR7の抵抗値を任意に変更
し、該抵抗値の比率を変更する事によって、上記時定数
が任意に変更しえる事が判る。
【0021】前記の具体例に於いては、抵抗R6とR7
の各抵抗値を等しいものとして計算した結果、抵抗R8
の抵抗値が見掛上2倍に見えることになったが、抵抗R
6とR7の抵抗値を任意に変更する事によって、上記時
定数が任意に変更しえる事になる。従って、係る時定数
を増加することによって、その分コンデンサの容量、或
いは抵抗の抵抗値を低く設定する事が可能となり、それ
によって、より高精度な部品を使用する事が出来、回路
の寸法も小さくする事が可能となる。
【0022】本発明に於いては、上記の第2の増幅手段
32は、基準電圧入力手段に印加される基準電圧は可変
しうる様に構成されている事が好ましく、それによって
差動増幅手段1.の基準電圧を任意に変更する事が可能
となる。このことにより、定常状態においてハイパスフ
ィルタ手段4のコンデンサ両端に電位差を持たせること
が可能となり、この電位差を越えない範囲で入力手段1
0の信号を扱えば有極性容量を用いることも可能とな
る。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るインピーダンス変換回路
は、上記した様な技術構成を用いているので、大きな容
量を持つコンデンサ或いは大きな抵抗値を有する抵抗を
用いなくとも、通常の無極性容量コンデンサ及び抵抗を
用いるのみで、見掛け上、当該ハイパスフィルタ手段に
於ける抵抗値を、通常よりも大きく見える様に、回路構
成を設計する事によって、大きな時定数を設ける事が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に於けるインピーダンス変換回
路の一具体例の構成を示す回路図である。
【図2】図2は、本発明に於けるハイパスフィルタ手段
の時定数を演算する例を説明する図である。
【図3】図3は、従来に於けるインピーダンス変換回路
に於いて、ハイパスフィルタ手段に大容量の有極性コン
デンサを使用した例を示す図である。
【図4】図4は、従来に於けるインピーダンス変換回路
に於いて、ハイパスフィルタ手段に高抵抗値の抵抗と無
極性コンデンサを使用した例を示す図である。
【符号の説明】
1…差動増幅手段 4…ハイパスフィルタ手段 5…出力段 10…入力段 20…インピーダンス変換回路 31…第1の増幅手段 32…第2の増幅手段 2、3、44、45…オペアンプ 41、42、43…コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段、出力手段、当該入力手段と出
    力手段との間に設けられ、該入力手段に接続されている
    差動増幅手段、該差動増幅手段の出力と該出力手段とに
    接続され、且つ該差動増幅手段に対してフィードバック
    機能を有しているハイパスフィルタ手段とから構成され
    ている事を特徴とするインピーダンス変換回路。
  2. 【請求項2】 該ハイパスフィルタ手段には、少なくと
    も2種の増幅手段が設けられており、その一部の増幅手
    段は、その増幅率を任意に変更しえる様に構成されてい
    る事を特徴とする請求項1記載のインピーダンス変換回
    路。
  3. 【請求項3】 該増幅率を任意に変更しえる増幅手段
    は、その基準電圧が可変しうる様に構成されている事を
    特徴とする請求項2記載のインピーダンス変換回路。
  4. 【請求項4】 該増幅率を任意に変更しえる増幅手段を
    用いて、所定の基準電圧に設定する場合には、当該ハイ
    パスフィルタ手段に於ける容量を有極性容量を使用する
    事を特徴とする請求項3記載のインピーダンス変換回
    路。
JP28454292A 1992-10-22 1992-10-22 インピーダンス変換回路 Pending JPH06140874A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0526648A1 (en) * 1991-02-26 1993-02-10 Daihen Corporation Method of bonding ceramics together and insert material for heat bonding

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0526648A1 (en) * 1991-02-26 1993-02-10 Daihen Corporation Method of bonding ceramics together and insert material for heat bonding
EP0526648B1 (en) * 1991-02-26 1996-05-08 Daihen Corporation Method of bonding ceramics together and insert material for heat bonding

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Effective date: 20000307