JPS63242Y2 - - Google Patents
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- JPS63242Y2 JPS63242Y2 JP9770681U JP9770681U JPS63242Y2 JP S63242 Y2 JPS63242 Y2 JP S63242Y2 JP 9770681 U JP9770681 U JP 9770681U JP 9770681 U JP9770681 U JP 9770681U JP S63242 Y2 JPS63242 Y2 JP S63242Y2
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は挿入部の湾曲管と軟性管を接続する構
造を改良した内視鏡に関する。
造を改良した内視鏡に関する。
一般に、内視鏡の挿入部における湾曲管と軟性
管はそれぞれ異なる構成であるため別々に作ら
れ、組立て工程において接続管により連結される
ようになつている。第1図はその接続構造を示す
ものである。すなわち、湾曲管1と軟性管2は接
続管3によつて連結されている。ここで、湾曲管
1における最終端の湾曲こま4と接続管3とは、
はんだ付けにより連結固定してある。さらに、湾
曲こま4と接続管3の内部にはその内面近傍に沿
つて湾曲操作を行なう操作ワイヤ5がガイドコイ
ル6を通じて案内されている。
管はそれぞれ異なる構成であるため別々に作ら
れ、組立て工程において接続管により連結される
ようになつている。第1図はその接続構造を示す
ものである。すなわち、湾曲管1と軟性管2は接
続管3によつて連結されている。ここで、湾曲管
1における最終端の湾曲こま4と接続管3とは、
はんだ付けにより連結固定してある。さらに、湾
曲こま4と接続管3の内部にはその内面近傍に沿
つて湾曲操作を行なう操作ワイヤ5がガイドコイ
ル6を通じて案内されている。
ところで、上記はんだ付け作業を行なう際に
は、酸化防止とはんだの流れを良くするため、フ
ラツクスを用いるが、このフラツクスが流れて湾
曲こま4と接続管3の内側に位置する操作ワイヤ
5に付着しその操作ワイヤ5を腐蝕させてしまう
という欠点がある。また、操作ワイヤ5に潤滑剤
をコーテイングする場合にはフラツクスが付着す
ると、その潤滑剤が剥れてガイドコイル6の端部
に集り、時間の経過とともに、固化して操作ワイ
ヤ5の動きを阻害し、遂には動かすことができな
くなつてしまう。
は、酸化防止とはんだの流れを良くするため、フ
ラツクスを用いるが、このフラツクスが流れて湾
曲こま4と接続管3の内側に位置する操作ワイヤ
5に付着しその操作ワイヤ5を腐蝕させてしまう
という欠点がある。また、操作ワイヤ5に潤滑剤
をコーテイングする場合にはフラツクスが付着す
ると、その潤滑剤が剥れてガイドコイル6の端部
に集り、時間の経過とともに、固化して操作ワイ
ヤ5の動きを阻害し、遂には動かすことができな
くなつてしまう。
なお、湾曲こまと接続管を固定するのに、はん
だ付けによることなく、小ねじを使用する手段も
あるが、この場合はねじのピツチを小さくしても
螺合長さの関係から肉厚を大きくする必要があ
り、そのため、挿入部の外径が太くなり、内視鏡
としては望ましくない。特に、細径の内視鏡には
適用できないという欠点がある。
だ付けによることなく、小ねじを使用する手段も
あるが、この場合はねじのピツチを小さくしても
螺合長さの関係から肉厚を大きくする必要があ
り、そのため、挿入部の外径が太くなり、内視鏡
としては望ましくない。特に、細径の内視鏡には
適用できないという欠点がある。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、ろう付けにより接続固
定する際、フラツクスが内部の操作ワイヤ側にし
み出さないように構成してフラツクスによる不都
合を解消することができるようにした内視鏡を提
供することにある。
その目的とするところは、ろう付けにより接続固
定する際、フラツクスが内部の操作ワイヤ側にし
み出さないように構成してフラツクスによる不都
合を解消することができるようにした内視鏡を提
供することにある。
以下、本考案の各実施例をそれぞれ図面にもと
づいて説明する。
づいて説明する。
第2図ないし第5図は本考案の第1の実施例を
示すものである。第2図中11は内視鏡であり、
この内視鏡11は操作部12に挿入部13を連結
してなり、また、操作部12にはライトガイドケ
ーブル14が連結されている。上記挿入部13は
軟性管15の先端に湾曲管16を介して先端部1
7を連結してなり、上記軟性管15は後述する操
作ワイヤ18を操作部12のアングルノブ19に
よつて操作することにより遠隔的に湾曲して先端
部17の向きを選択できるようになつている。
示すものである。第2図中11は内視鏡であり、
この内視鏡11は操作部12に挿入部13を連結
してなり、また、操作部12にはライトガイドケ
ーブル14が連結されている。上記挿入部13は
軟性管15の先端に湾曲管16を介して先端部1
7を連結してなり、上記軟性管15は後述する操
作ワイヤ18を操作部12のアングルノブ19に
よつて操作することにより遠隔的に湾曲して先端
部17の向きを選択できるようになつている。
上記軟性管15および湾曲管16は第3図で示
すように構成されている。すなわち、軟性管15
は帯状の金属製板を螺旋状に巻回してなる螺旋管
20の外周に網状管21を被嵌するとともに、そ
の網状管21の外側を気密性の外皮22で被覆し
てある。また、湾曲管16は挿入部13の軸方向
に沿つて配置して互いに連結した多数の湾曲こま
23の外側を気密性の外皮24で被覆してある。
さらに、この軟性管15と湾曲管16は接続管2
5を介してろう付け固定することにより連結され
ている。
すように構成されている。すなわち、軟性管15
は帯状の金属製板を螺旋状に巻回してなる螺旋管
20の外周に網状管21を被嵌するとともに、そ
の網状管21の外側を気密性の外皮22で被覆し
てある。また、湾曲管16は挿入部13の軸方向
に沿つて配置して互いに連結した多数の湾曲こま
23の外側を気密性の外皮24で被覆してある。
さらに、この軟性管15と湾曲管16は接続管2
5を介してろう付け固定することにより連結され
ている。
上記接続管25は第4図で示すように構成され
ている。すなわち、接続管25は先端部分26の
外径を後端部分27の外径よりも細くしてなり、
先端部分26の内面には湾曲管16の最終端の湾
曲こま23を嵌め込む内径部28が形成されてい
る。また、後端部分27の内面には軟性管15の
網状管20の外周を嵌め込む内径部29が形成さ
れている。なお、上記各内径部28,29は接続
管25の中央内面30の内径よりも大きく形成さ
れている。これにより接続管25に軟性管15と
湾曲管16を接続したとき、第3図で示すように
その軟性管15、湾曲管16および接続管25の
露出する各内面の径が等しく連なるようになつて
いる。
ている。すなわち、接続管25は先端部分26の
外径を後端部分27の外径よりも細くしてなり、
先端部分26の内面には湾曲管16の最終端の湾
曲こま23を嵌め込む内径部28が形成されてい
る。また、後端部分27の内面には軟性管15の
網状管20の外周を嵌め込む内径部29が形成さ
れている。なお、上記各内径部28,29は接続
管25の中央内面30の内径よりも大きく形成さ
れている。これにより接続管25に軟性管15と
湾曲管16を接続したとき、第3図で示すように
その軟性管15、湾曲管16および接続管25の
露出する各内面の径が等しく連なるようになつて
いる。
さらに、上記接続管25の先端部分26には操
作ワイヤ18に近接対応する周面部位で内径部2
8の全長にわたつて溝31が切欠されている。す
なわち、この溝31は湾曲こま23と先端部分2
6の嵌合部の全長範囲にわたつて切欠することに
より形成されている。また、接続管25の後端部
分27には操作ワイヤ18に近接対応して内径部
29に達する第1の小孔32が形成されている。
この第1の小孔32はその内径部29に嵌め込む
軟性管15の網状管21を接続管25の後端部分
27にろう付けするとき、ろうを流し込むために
使用するものである。接続管25の中央には操作
ワイヤ18に近接対応して中央内面30に達する
第2の小孔33が形成されている。この第2の小
孔33は上記中央内面30にワイヤガイド34の
先端をろう付け固定するときにろうを流し込むた
めに使用するものである。しかして、上記溝3
1、第1の小孔32および第2の小孔33は上記
ワイヤガイド34によつて案内される操作ワイヤ
18に近接対応して沿う同一直線上に配置されて
いる。なお、上記ワイヤガイド34は密巻きコイ
ルによつて構成されている。
作ワイヤ18に近接対応する周面部位で内径部2
8の全長にわたつて溝31が切欠されている。す
なわち、この溝31は湾曲こま23と先端部分2
6の嵌合部の全長範囲にわたつて切欠することに
より形成されている。また、接続管25の後端部
分27には操作ワイヤ18に近接対応して内径部
29に達する第1の小孔32が形成されている。
この第1の小孔32はその内径部29に嵌め込む
軟性管15の網状管21を接続管25の後端部分
27にろう付けするとき、ろうを流し込むために
使用するものである。接続管25の中央には操作
ワイヤ18に近接対応して中央内面30に達する
第2の小孔33が形成されている。この第2の小
孔33は上記中央内面30にワイヤガイド34の
先端をろう付け固定するときにろうを流し込むた
めに使用するものである。しかして、上記溝3
1、第1の小孔32および第2の小孔33は上記
ワイヤガイド34によつて案内される操作ワイヤ
18に近接対応して沿う同一直線上に配置されて
いる。なお、上記ワイヤガイド34は密巻きコイ
ルによつて構成されている。
さらに、接続管25の先端部分26には、その
内径部28に対応し、かつ溝31から離れて第3
の小孔35が貫通して設けられている。この第3
の小孔35はその内径部28に嵌め込む湾曲管1
6の湾曲こま23をろう付けするときにろうを流
し込むために使用するものである。なお、第3の
小孔35の周方向の位置は溝31と90゜離すこと
が望ましい。
内径部28に対応し、かつ溝31から離れて第3
の小孔35が貫通して設けられている。この第3
の小孔35はその内径部28に嵌め込む湾曲管1
6の湾曲こま23をろう付けするときにろうを流
し込むために使用するものである。なお、第3の
小孔35の周方向の位置は溝31と90゜離すこと
が望ましい。
そして、このろう付け作業を行なう前に上記溝
31内は、たとえばシリコンゴム系またはふつ素
ゴム系のシール材36で埋められるようになつて
いる。
31内は、たとえばシリコンゴム系またはふつ素
ゴム系のシール材36で埋められるようになつて
いる。
一方、上記軟性管15および湾曲管16には図
示はしないが、イメージガイド、ライトガイド、
鉗子チヤンネルおよび送気・送水チユーブなどの
内臓物が挿入配置されるようになつている。
示はしないが、イメージガイド、ライトガイド、
鉗子チヤンネルおよび送気・送水チユーブなどの
内臓物が挿入配置されるようになつている。
次に、上記構成において軟性管15および湾曲
管16を組み立てる作業手順を説明する。
管16を組み立てる作業手順を説明する。
まず、軟性管15については螺旋管20の外周
に網状管21を被嵌し、さらに、その網状管21
の外側を外皮22によつて被覆する。一方、接続
管25の中央内面30にワイヤガイド34の先端
を当て第2の小孔33を利用してろうを流し込む
ことにより、そのワイヤガイド34をろう付け固
定する。
に網状管21を被嵌し、さらに、その網状管21
の外側を外皮22によつて被覆する。一方、接続
管25の中央内面30にワイヤガイド34の先端
を当て第2の小孔33を利用してろうを流し込む
ことにより、そのワイヤガイド34をろう付け固
定する。
次に、この接続管25の後端部分27の内径部
29に上記軟性管15の先端を嵌め込み、第1の
小孔32を利用して網状管21にろうを流し込む
ことにより、上記両者をろう付け固定する。この
後、挿入部13内に挿通するイメージガイド、ラ
イトガイド、鉗子チヤンネルおよび送気・送水チ
ユーブなどの内臓物を先端部17に固定する。そ
して、この各内臓物を湾曲管16の組立体内に通
し、ついで、軟性管15内にも通す。このときに
操作ワイヤ18をワイヤガイド34にも通す。
29に上記軟性管15の先端を嵌め込み、第1の
小孔32を利用して網状管21にろうを流し込む
ことにより、上記両者をろう付け固定する。この
後、挿入部13内に挿通するイメージガイド、ラ
イトガイド、鉗子チヤンネルおよび送気・送水チ
ユーブなどの内臓物を先端部17に固定する。そ
して、この各内臓物を湾曲管16の組立体内に通
し、ついで、軟性管15内にも通す。このときに
操作ワイヤ18をワイヤガイド34にも通す。
この次に、最終端の湾曲こま23を接続管25
の先端部分26の内径部28に差し込み、内径部
28の最終端に突き当てる。そこで、操作ワイヤ
18およびワイヤガイド34の位置関係を確認し
て溝31にシール材36を埋め込んで満たす。こ
れにより第3図および第5図で示すように上記両
者の嵌合部において溝31の周辺、特に突当て部
分Aの隙間を閉塞することができる。
の先端部分26の内径部28に差し込み、内径部
28の最終端に突き当てる。そこで、操作ワイヤ
18およびワイヤガイド34の位置関係を確認し
て溝31にシール材36を埋め込んで満たす。こ
れにより第3図および第5図で示すように上記両
者の嵌合部において溝31の周辺、特に突当て部
分Aの隙間を閉塞することができる。
そこで、第3の小孔35を通じてフラツクスお
よびろうを流し込むことにより湾曲こま23と接
続管25の嵌合部をろう付け固定する。なお、こ
のろう付作業は内部にイメージガイドや鉗子チヤ
ンネルなどが内臓されていることから極力熱の影
響を避けるように行なうため、短時間で処理され
る。したがつて、このときシール材36が溶ける
ようなことはない。また、ろう付け後、シール材
36は残しておいてもよいし、除去してもよい。
そして、最後に外皮24をかぶせて完了する。
よびろうを流し込むことにより湾曲こま23と接
続管25の嵌合部をろう付け固定する。なお、こ
のろう付作業は内部にイメージガイドや鉗子チヤ
ンネルなどが内臓されていることから極力熱の影
響を避けるように行なうため、短時間で処理され
る。したがつて、このときシール材36が溶ける
ようなことはない。また、ろう付け後、シール材
36は残しておいてもよいし、除去してもよい。
そして、最後に外皮24をかぶせて完了する。
しかして、上記構成によれば、操作ワイヤ18
に通じる隙間をシール材36によつて閉塞するた
め、ろう付け作業の際、フラツクスが操作ワイヤ
18側へ流れ込み、その操作ワイヤ18に付着す
ることを防止できる。したがつて、操作ワイヤ1
8がフラツクスにより腐蝕したり、操作ワイヤ1
8にコーテイングする潤滑剤を剥してこれがワイ
ヤガイド34の端部で集り固化することにより操
作ワイヤ18の動きを阻害したりすることがな
い。
に通じる隙間をシール材36によつて閉塞するた
め、ろう付け作業の際、フラツクスが操作ワイヤ
18側へ流れ込み、その操作ワイヤ18に付着す
ることを防止できる。したがつて、操作ワイヤ1
8がフラツクスにより腐蝕したり、操作ワイヤ1
8にコーテイングする潤滑剤を剥してこれがワイ
ヤガイド34の端部で集り固化することにより操
作ワイヤ18の動きを阻害したりすることがな
い。
第6図は本考案の第2の実施例を示すものであ
る。この実施例は最終端の湾曲こま23の後端部
を拡げて接続管25の先端部分26の外周に嵌め
込むようにしたものである。この場合、シール材
36を埋め込むための溝31は最終端の湾曲こま
23の後端部に形成する。また、溝31は接続管
25を差し込んだときの突当て部Aに達してい
る。さらに、上記実施例における第3の小孔35
に対応する小孔は湾曲こま23の端部に形成して
いる。
る。この実施例は最終端の湾曲こま23の後端部
を拡げて接続管25の先端部分26の外周に嵌め
込むようにしたものである。この場合、シール材
36を埋め込むための溝31は最終端の湾曲こま
23の後端部に形成する。また、溝31は接続管
25を差し込んだときの突当て部Aに達してい
る。さらに、上記実施例における第3の小孔35
に対応する小孔は湾曲こま23の端部に形成して
いる。
しかして、この実施例の場合においても最終端
の湾曲こま23と接続管25をろう付け固定する
とき、フラツクスは溝31に埋め込んだシール材
36により遮断され、操作ワイヤ18側に流れ込
むことがない。
の湾曲こま23と接続管25をろう付け固定する
とき、フラツクスは溝31に埋め込んだシール材
36により遮断され、操作ワイヤ18側に流れ込
むことがない。
第7図は本考案の第3の実施例を示すものであ
る。この実施例では最終端の湾曲こま23を接続
管25の先端部分26の内径部28に嵌め込む点
については第1の実施例と同様であるが、ワイヤ
ガイド34の先端をその湾曲こま23にろう付け
するようにしてある。また、このろう付けのため
の小孔38もその湾曲こま23に形成する。そし
て、このろう付け部に対応する接続管25の先端
部分26の周部には溝31が形成され、この溝3
1にはシール材36が埋め込まれるようになつて
いる。
る。この実施例では最終端の湾曲こま23を接続
管25の先端部分26の内径部28に嵌め込む点
については第1の実施例と同様であるが、ワイヤ
ガイド34の先端をその湾曲こま23にろう付け
するようにしてある。また、このろう付けのため
の小孔38もその湾曲こま23に形成する。そし
て、このろう付け部に対応する接続管25の先端
部分26の周部には溝31が形成され、この溝3
1にはシール材36が埋め込まれるようになつて
いる。
さらに、湾曲こま23と接続管25をろう付け
するために使用する小孔(図示しない。)はその
溝31から離れてその先端部分26に形成されて
いる。また、軟性管15側の螺旋管20および網
状管21に接続管25をろう付け固定するために
使用する小孔(図示しない。)は接続管25の後
端部分27に操作ワイヤ18に近接対応する個所
から離れて形成されている。また、接続管25の
後端部分27において操作ワイヤに近接対応して
沿う個所には溝39が切欠されていて、その溝3
9にはシール材40が埋め込まれるようになつて
いる。
するために使用する小孔(図示しない。)はその
溝31から離れてその先端部分26に形成されて
いる。また、軟性管15側の螺旋管20および網
状管21に接続管25をろう付け固定するために
使用する小孔(図示しない。)は接続管25の後
端部分27に操作ワイヤ18に近接対応する個所
から離れて形成されている。また、接続管25の
後端部分27において操作ワイヤに近接対応して
沿う個所には溝39が切欠されていて、その溝3
9にはシール材40が埋め込まれるようになつて
いる。
しかして、湾曲管16内に各内臓物を通した
後、接続管25と湾曲こま23をろう付けすると
き、溝31にはすでにシール材36が埋め込んで
あるので、フラツクスがワイヤガイド34側には
流れ出さない。なお、フラツクスの量が多い場合
にあつても、シール材36があるため、ワイヤガ
イド34を通して操作ワイヤ18にフラツクスが
付着するようなことがない。次に、接続管25を
軟性管15側の網状管21などとろう付け固定す
る。この場合も溝39にはあらかじめシール材4
0を埋め込んであるため、フラツクスがワイヤガ
イド34を通じて操作ワイヤ18に付着すること
がない。
後、接続管25と湾曲こま23をろう付けすると
き、溝31にはすでにシール材36が埋め込んで
あるので、フラツクスがワイヤガイド34側には
流れ出さない。なお、フラツクスの量が多い場合
にあつても、シール材36があるため、ワイヤガ
イド34を通して操作ワイヤ18にフラツクスが
付着するようなことがない。次に、接続管25を
軟性管15側の網状管21などとろう付け固定す
る。この場合も溝39にはあらかじめシール材4
0を埋め込んであるため、フラツクスがワイヤガ
イド34を通じて操作ワイヤ18に付着すること
がない。
以上説明したように本考案は湾曲管と軟性管を
接続する接続管を有し、この接続管と湾曲管の部
材とを嵌合してろう付けにより固定する内視鏡に
おいて、上記接続管と湾曲管の部材との嵌合部位
におけるその接続管と上記部材の少なくとも一方
の嵌合端部に、操作ワイヤに近接対応する部位で
あつて、かつその嵌合部の全長にわたり溝を切欠
し、この溝にシール材を埋め込むようにしたもの
である。したがつて、ろう付けの際にフラツクス
は上記シール材に遮断されて操作ワイヤ側に流れ
込み、その操作ワイヤにフラツクスが付着するこ
とがない。このため、フラツクスによつて操作ワ
イヤを腐蝕させたり、潤滑剤を剥離させたりする
ことがなく、その耐久性を向上させることができ
るとともに、操作ワイヤの円滑な操作を確保でき
る。また、ろう付け手段による不都合がなく、ろ
う付け手段により接続できるため、充分な接続強
度が得られるとともに、他の手段に比べて挿入部
の外径の細いものが得られる。
接続する接続管を有し、この接続管と湾曲管の部
材とを嵌合してろう付けにより固定する内視鏡に
おいて、上記接続管と湾曲管の部材との嵌合部位
におけるその接続管と上記部材の少なくとも一方
の嵌合端部に、操作ワイヤに近接対応する部位で
あつて、かつその嵌合部の全長にわたり溝を切欠
し、この溝にシール材を埋め込むようにしたもの
である。したがつて、ろう付けの際にフラツクス
は上記シール材に遮断されて操作ワイヤ側に流れ
込み、その操作ワイヤにフラツクスが付着するこ
とがない。このため、フラツクスによつて操作ワ
イヤを腐蝕させたり、潤滑剤を剥離させたりする
ことがなく、その耐久性を向上させることができ
るとともに、操作ワイヤの円滑な操作を確保でき
る。また、ろう付け手段による不都合がなく、ろ
う付け手段により接続できるため、充分な接続強
度が得られるとともに、他の手段に比べて挿入部
の外径の細いものが得られる。
第1図は従来の内視鏡における湾曲管と軟性管
の接続部分の側断面図、第2図は本考案の第1の
実施例を示す内視鏡の側面図、第3図は同じくそ
の第1の実施例における湾曲管と軟性管の接続部
分の側断面図、第4図は同じくその第1の実施例
における接続管の斜視図、第5図は同じくその第
1の実施例における上記接続部の平面図、第6図
は本考案の第2の実施例における湾曲管と軟性管
の接続部分の側断面図、第7図は本考案の第3の
実施例における湾曲管と軟性管の接続部分の側断
面図である。 11……内視鏡、15……軟性管、16……湾
曲管、18……操作ワイヤ、20……螺旋管、2
1……網状管、22……外皮、23……湾曲こ
ま、24……外皮、25……接続管、26……先
端部分、27……後端部分、28……内径部、2
9……内径部、31……溝、32……第1の小
孔、33……第2の小孔、34……ワイヤガイ
ド、35……第3の小孔、36……シール材。
の接続部分の側断面図、第2図は本考案の第1の
実施例を示す内視鏡の側面図、第3図は同じくそ
の第1の実施例における湾曲管と軟性管の接続部
分の側断面図、第4図は同じくその第1の実施例
における接続管の斜視図、第5図は同じくその第
1の実施例における上記接続部の平面図、第6図
は本考案の第2の実施例における湾曲管と軟性管
の接続部分の側断面図、第7図は本考案の第3の
実施例における湾曲管と軟性管の接続部分の側断
面図である。 11……内視鏡、15……軟性管、16……湾
曲管、18……操作ワイヤ、20……螺旋管、2
1……網状管、22……外皮、23……湾曲こ
ま、24……外皮、25……接続管、26……先
端部分、27……後端部分、28……内径部、2
9……内径部、31……溝、32……第1の小
孔、33……第2の小孔、34……ワイヤガイ
ド、35……第3の小孔、36……シール材。
Claims (1)
- 挿入部における湾曲管と軟性管を接続する接続
管を有し、この接続管と湾曲管の部材とを嵌合し
てろう付けにより固定する内視鏡において、上記
接続管と湾曲管の部材との嵌合部位におけるその
接続管と上記部材の少なくとも一方の嵌合端部
に、操作ワイヤに近接対応する部位でその嵌合部
の全長範囲にわたつて溝を切欠し、この溝にシー
ル材を埋め込めるようにしたことを特徴とする内
視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9770681U JPS585401U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9770681U JPS585401U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS585401U JPS585401U (ja) | 1983-01-13 |
JPS63242Y2 true JPS63242Y2 (ja) | 1988-01-06 |
Family
ID=29892490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9770681U Granted JPS585401U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585401U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4996372B2 (ja) * | 2007-07-02 | 2012-08-08 | Hoya株式会社 | 内視鏡挿入管用接合構造 |
JP5490838B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2014-05-14 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡挿入部及びその接合方法 |
JP6178630B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2017-08-09 | Hoya株式会社 | 内視鏡挿入部の可撓管構造 |
-
1981
- 1981-07-01 JP JP9770681U patent/JPS585401U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS585401U (ja) | 1983-01-13 |
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