JPS63242893A - エスカレ−タの踏段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （Ｍ梁上の利用分野） 本発明はエスカレータの踏段の安全装置に関する。

（従来の技術とその問題点） エスカレータは踏段が上方又は下方へ移動して乗客を運
ぶものである。

しかし特公昭５４−３２２２９等ですでに公示されてい
るように踏段はクリートの前側、後側および左右の測具
それぞれクリート上の乗客の足（又ははきもの）が喰い
込まれる事故が発生し易い。

第４，５図において階段はエスカレータの上下の乗降口
附近ではクリート面が連続した平面状態となるが傾斜部
では階段状態となるので階段状態から水平状態に変化す
るときにはクリート１とライザ２が相対運動を行う。す
なわち上昇運転中ではクリートの前端３に対して前方の
踏段のライザが下方に移動することによりクリートの前
端とライザの間にわずかなすきまがあっても足が吸い込
まれることがあり特にゴム製の靴などはこの事故につな
がり易い。

次に踏段の４側端は固定されたスカートガードバネル５
と呼ばれる側壁とは必然的に相対運動を行う、このとき
乗客が踏段側端部に足を置いて踏段とスカートガードパ
ネルのすき間に足を巻き込まれる事故がしばしば発生す
る。

さらに隣接する踏段において踏段クリートの前端部とそ
の前側踏段の踏段クリートの後端部は乗り込み口では同
一水平位置レベルであるが次第に連続的に段差がついて
行くためこの境界部に足を置いておくと転倒するなどの
事故が発生する。

従来このような事故を防ぐ目的の一つとして第５図に示
す踏段クリート面１の前端３および左右の両側端４を黄
色等の注意色で塗色したりあるいは注意色からなる豊質
材料からなる小片で構成するなどして第５図のようにク
リート面１の外縁を明示し乗客に足元の危険を喚起しよ
うとしてきた。

しかしながらこのような警告表示処理がなされていても
以上のようなりリートとライザ間、クリートとスカート
ガードとの間のすきまにはさまれる事故が発生している
。

したがって一つの要求は乗客が危険域に足を置いた場合
にもっと抑止力のある手段が必要である。

また二つ目の要求は従来は以上の対策によっても足など
がクリート周辺のすきまに入り込んだ場合エスカレータ
の急ブレーキを作動するとともに駆動電！ＰＩＪ機電源
を切断するためエスカレータは急停止することになり２
次災害も考えられる。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上のような乗客がエスカレータのスチップ（
クリート上）に乗った場合に周辺のすきまに足を入れな
いように事前に警告する手段を設けるもので従来の色版
で表現する方法やクリートの周辺部を高くするなどより
もっと効果の高い手段を提供するものである。

同時にこのような足のはさまれで作動する安全スイッチ
でエスカレータを急停止させる以前に効果的な安全装置
としての役割を発揮させるエスカレータを提供するもの
である。

（実施例） 第１，２図は本発明の実施例を示す。上述のクリ−１−
とスカートガードパネル５間のすきまに足を近ずけ゛る
ことを予防する例である。第１図、第２図に示すように
踏段クリートのうち左、右端部４２つ山分について他の
中央部と分離する。　この部分可動片１０は第１図に示
すように一端に踏段フレーム１１とピン１２で回転可能
になるように取付ける。他端にばばね１３が可動片１０
と踏段フレーム１１間に取付けられている。このばねの
作用により可動片ｌＯは通常は中央部のクリート１３よ
りやや高い位置となるよう構成されている。

そして可動片の裏側にマイクロスイッチ１４を取付は他
方踏段フレーム１１には、上記マイクロスイッチの作動
点と同位置に作動片１５が取付けられかつこれはマイク
ロスイッチ側とのすきまを調整できる構造となっている
。

このマイクロスイッチはいわゆるＡ接点の配線がされて
おり第３図に示すようにマイクロスイッチが動作すると
ａ接点がＯＮ（通電状態）となりこれによりコイルＢが
励磁されこれによりブザー回路がｂ接点により通電する
ことによりブザーが鳴ることになる。

以上のように構成した場合エスカレータの乗客が踏段ク
リート上の側端に足を置いた場合可動片１０はばね１３
の力に抗して下向に変位するため可動片に取付いたマイ
クロスイッチ１４が下向きに下がり作動片１５に押され
てマイクロスイッチは通電される。

ここで可動片は本体部のクリートよりわずかに高くしで
あるので足やはきものが可動片上に踏み込まれると容易
に可動片は下向きに押し下げられる。

次にマイクロスイッチがＯＮ（通電）すると第３図の回
路図のようにａ接点が心通しマグネットＢ２１が励磁さ
れる。これにより接点ｂ２３が導通しブザー２２が鳴る
ことになる。

（他の実施例） 本発明での実施例は踏段クリートの左右側端部について
のものであったが同じ構造、構成でクリートの先端部、
後端部について適用することができる。

また警報方法として実施例ではブザーを述べたがクリー
トの一部分が可動となっており、その変位によりマイク
ロスイッチ又はリミットスイッチなどの検出され電気的
に回路構成するものであれば他の手段の警報１表示方法
でもよい。

−力木実施例ではばねによって変位を実現しているが同
作用するゴムなどの弾性体を使用しても効果作用は同じ
である。

〔発明の効果〕

以上の説明のように踏段クリートの両側端を可動な別部
品とし表面が他の部分よりやや高くし可動片は一方を踏
段フレームに対し回転可能のように支持し他方はばねで
支える構造としかつ可動片の一部にマイクロスイッチを
取付けある程度の可動片の変位によりＯＮ（通電）する
ようにしさらにマイクロスイッチのＯＮによりブザーが
鳴るように構成したものである。

これらの構成にした場合一つには乗客が誤って又は故意
に踏段クリートの側端を踏んだ場合ブザーが「ビー！！
」　と鳴るため乗客は足を引込めることになる。（この
際ブザーの音が警告音であることは事前に掲示か放送等
でＰＲしておくこととする。）これは従来の黄色の色彩
表示や一部段差をつけるなどの方法では無視されたり、
気の付かない場合でも明確に注意を喚起する効果が高い
。

また二つには従来は足や靴などが踏段クリートとスカー
トガードパネルに入り込んだ場合パネルの変形を検知し
て安全スイッチが作動しエスカレータを急停止させてい
たがこの場合転倒などの２次災害が懸念されていたが本
発明では上述の安全スイッチが作動する前に注意警告を
発することができ乗客は足などを側端から引込めること
などから安全保護システムとしてより安全なものとなる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による踏段の断面図、第２図は第１図の
立面図、第３図は本発明のシーケンスを示す回路図、第
４図は乗客がエスカレータに乗った図、第５図は乗客の
乗る踏段クリートに従来の方法を示す例である。 １・・・踏段クリート　　２・・・ライザ３・・・クリ
ートの前端　４・・・クリートの側端５・・・スカート
ガードパネル　　１０・・・可動片１１・・・踏段フレ
ーム　　１２・・・軸１３・・・ばね　　　　　　１４
・・・マイクロスイッチ１５・・・作動片　　　　　２
０・・・接点ａ２１・・・マグネット　　　２２・・・
ブザー２３・・・接点す 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 踏段上面の中央部を除いた周辺部に、上下方向に弾性体
   で支持し変位を検出し、検出結果により警報や警告表示
   を発するように構成した可動部をもつ踏段クリートから
   なるエスカレータの踏段。