JPS632425B2 - - Google Patents
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- JPS632425B2 JPS632425B2 JP56087499A JP8749981A JPS632425B2 JP S632425 B2 JPS632425 B2 JP S632425B2 JP 56087499 A JP56087499 A JP 56087499A JP 8749981 A JP8749981 A JP 8749981A JP S632425 B2 JPS632425 B2 JP S632425B2
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- Japan
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- water
- hypochlorite
- aqueous
- reaction
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C46/00—Preparation of quinones
- C07C46/10—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/68—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
- C07C45/69—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by addition to carbon-to-carbon double or triple bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C46/00—Preparation of quinones
- C07C46/02—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C46/00—Preparation of quinones
- C07C46/02—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures
- C07C46/04—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of unsubstituted ring carbon atoms in six-membered aromatic rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、ナフタレンの接触気相酸化によつて
得られた1,4−ナフトキノン(以下NQと略
す)とブタジエン(以下BDと略す)とのデイー
ルス・アルダー(以下DAと略す)反応付加物を
塩基性化合物の存在下に分子状酸素で酸化するこ
とにより製造した粗製アントラキノン(以下AQ
と略す)の精製法に関する。 AQは染料中間体として極めて重要な工業薬品
であるが、近年ではパルプの蒸解助剤としての用
途が開発され、その機能が注目されている。これ
らパルプ蒸解助剤として用いられるAQとして
は、安価であり、しかも微粒でかつ水や白液に加
えた場合に分散性の良好なものが好まれる。 AQの一般的製造法として、NQとBDとのDA
反応付加物を水性媒体中塩基性化合物の存在下で
酸化する、いわゆるDA法が知られている。この
方法で得られる粗製AQはNQ類の重縮合物やDA
反応の副生物を含み、黒褐色を呈し、純度は一般
に98%以下である。 これら粗製AQの工業的精製法としては、通常
蒸留法が採用されている。 しかるに、AQの融点は286℃と極めて高いた
め、粗製AQを溶融したり貯槽に保持し、さらに
は蒸留する間において、不純物及びAQの重縮合
が進行し、精製AQの蒸留収率が低下する。さら
には缶残の抜き出し、その缶残からのAQの回収
及び缶残の処理を要するなど工程上にも種々の問
題があつた。 本発明者らは、該粗製AQを容易に精製する方
法を鋭意研究した結果、該粗製AQを水性媒体中
で次亜塩素酸塩の存在下で処理したところ通常の
温水洗浄では除去することができない水不溶性不
純物が水可溶性となり除去され純度が向上し、得
られたAQの外観も黄色を呈し著しく改善される
ことを見出し本発明を完成した。 本発明の方法は、ナフタレンの接触気相酸化反
応によつて得られるNQとBDとのDA反応付加物
即ち、1,4,4a,9a−テトラヒドロアントラ
キノンを水性媒体中塩基性化合物の存在下に分子
状酸素で酸化することにより得られた粗製AQを
精製する方法において、該粗製AQを水性媒体
中、酸化剤の存在下に酸化処理することを特徴と
するAQの精製法に存する。 本発明の方法において用いられるNQとして
は、例えば (1) ナフタレンを接触気相酸化して得られるNQ
と無水フタル酸とからなる反応生成ガスを水洗
捕集して得られる水性スラリーからNQを水に
不溶な有機溶媒(例えばオルソキシレンなどの
芳香族炭化水素)を用いて抽出し、フタル酸は
水溶液として分離する方法(特公昭53−20026)
によつて製造されるNQ、 (2) 上記NQ及びフタル酸の水性スラリーを過
して得られるNQ及びフタル酸の湿潤ケーキか
ら水に不溶な有機溶媒を用い、NQを抽出する
方法(特開昭54−122246)によつて製造される
NQ、 (3) 反応生成ガスを高沸点の有機溶媒で捕集して
得たNQと無水フタル酸の溶液から無水フタル
酸のみを熱水によつてフタル酸として抽出する
方法(特公昭35−14138)によつて製造された
NQ、 (4) ナフタレンの酸化反応生成ガスをフタル酸モ
ノ塩水溶液若しくは水性媒体を用いて水洗捕集
し、得られるNQスラリーを過する方法(特
公昭45−29298及び特公昭53−9209)によつて
製造されたNQ があげられる。 NQとBDとのDA反応は公知の方法、例えば一
般には有機溶媒中で80〜250℃、1〜30Kg/cm2、
0.1〜5時間で行なわれる。 得られたDA反応付加物を分子状酸素で酸化し
て粗AQを得る方法としては、例えばDA反応付
加物(1,4,4a,9a−テトラヒドロアントラ
キノン)を水性アルカリ溶液中で空気酸化し、生
成したAQ結晶を過水洗する方法(特公昭53−
1267)があげられる。得られた粗製AQは湿潤ケ
ーキの状態でも、必要ならば乾燥したものも用い
られる。 本発明において、該粗製AQを酸化処理する際
の酸化剤としては次亜塩素酸塩が選ばれる。この
酸化処理により、粗製AQの色調は黄色になると
共に、純度〔日本工業規格(JIS)の分析法によ
る〕が約0.5〜1%上昇する。 次亜塩素酸塩以外の一般的な酸化剤、例えば亜
塩素酸ナトリウム、塩素酸ナトリウム、過塩素酸
ナトリウム;過酸化水素などの過酸化物;過硫酸
ナトリウムなどのペルオクソ酸塩;硝酸;塩化鉄
などを次亜塩素酸塩の代りに用いた場合は、驚く
べきことに色調の改善も不充分な上に、処理して
得られたAQの純度上昇もない。 本発明において用いられる次亜塩素酸塩として
は、次亜塩素酸のナトリウム若しくはカリウム塩
などのアルカリ塩;サラシ液(Ca(ClO)2)が挙
げられるが、通常は次亜塩素酸ナトリウムが用い
られる。この次亜塩素酸ナトリウムの酸化処理法
の代りに、水酸化ナトリウム水溶液中で塩素を吹
き込んで酸化処理する方法も全く同様に採用され
る。 本発明において、次亜塩素酸塩の使用量は粗製
AQ中の不純物量にも影響されるが、一般的には
粗製AQに対して0.5〜30%、通常は1〜5%が用
いられる。使用量は多くてもよい。この場合、処
理温度の低下又は処理時間の短縮が可能となる。 本発明の方法は一般的には次の様に行なわれ
る。即ち、ナフタレンの接触気相酸化反応により
得られたNQとBDをオルソキシレン等の溶媒中
でDA反応させ、得られた反応溶液と水酸化ナト
リウム水溶液とを接触させDA反応付加物をナト
リウム塩として水層に抽出する。 該水溶液を芳香族炭化水素存在下又は不存在下
で空気と接触させ酸化反応を行なう。 反応終了後、晶出したAQを過し、水洗す
る。かくして得られた粗製AQ湿潤ケーキに水を
加えてスラリー化し、該スラリーに次亜塩素酸塩
水溶液の所定量を添加し、撹拌下に所定温度で酸
化処理する。処理後該スラリーを過、水洗し、
要すればチオ硫酸塩又は過酸化水素等の還元剤を
用いて残留する次亜塩素酸イオンを分解したの
ち、乾燥して黄色の精製AQを得る。 上記処理法において、粗製AQの水性スラリー
濃度はスラリーが流動性を有する濃度であれば特
に規定はしないが通常10〜30%の範囲が好まし
く、特に好ましくは15〜30%から選ばれる。次亜
塩素酸塩の濃度は一般的に0.1〜3%好ましくは
0.3〜2%で十分である。 処理温度は30〜100℃でよいが、処理容器等の
材質の腐蝕等を考慮すれば好ましくは40〜80℃の
範囲から選ばれる。 処理時間は0.25〜4時間、好ましくは0.5〜2
時間で十分である。 本発明の方法で製造されたAQは粒度が極めて
小さく、水に対する分散性が蒸留精製の微粉砕品
AQに比べて著しく良好なので、特にパルプ蒸解
助剤としての使用にあたつては有利である。 パルプ蒸解助剤としては、湿潤ケーキや乾燥品
でも使用することはできるが、好ましくは5〜30
%含水率(湿潤基準)のAQが好ましく、界面活
性剤が存在しなくてもよく水や白液に分散する。 本発明は、従来の蒸留精製法に比べて99%以上
の高い収率で簡単な装置で製造が可能で、純度98
%以上の黄色微粉末AQを容易に製造できる極め
て工業的価値のある方法である。 以下、本発明をさらに実施例により具体的に説
明するが、本発明の範囲が実施例中に記載された
事項により限定されるものではない。なお、実施
例中部及び%とあるのは、いずれも重量部及び重
量%を表わす。 実施例 1 ナフタレンの接触空気酸化反応により生成した
反応ガスを水洗捕集して得られた水性スラリーを
オルソキシレンにより抽出し、該NQ−オルソキ
シレン溶液を用いてBDとDA反応し、次いで水
酸化ナトリウム水溶液を用いてDA反応付加物を
抽出し、該水性溶液に空気を導入してAQを生成
せしめた。該スラリーを過・水洗し、粗製AQ
の湿潤ケーキ(含水率50%、純度97.5%)を得
た。該ケーキ120部と水180部を500容量部のガラ
ス製反応器に採り、14%次亜塩素酸ナトリウム水
溶液10部を添加し、撹拌下60℃に1時間酸化処理
した。該スラリーをヌツチエ型過器で吸引過
し、80部の温水を用い、斗上で洗浄し、乾燥し
て黄色結晶性粉末59.3部を得た。 「JIS K 4145」に定められた純度測定法によ
り純度分析したところ、純度は98.5%であつた。
なお、粗製AQ中のAQ含量に対する精製AQの収
率は約100%であつた。 比較例 1 実施例1において使用した粗製AQの湿潤ケー
キ120部と水180部を500容量部のガラス製反応器
に採り、次亜塩素酸ナトリウムを添加しない以外
は、全て実施例1と同様に処理し暗褐色の結晶性
粉末を得た。得られたAQの取得量は59.7部であ
り、純度は97.5%であつた。 比較例 2 実施例1において、次亜塩素酸ナトリウムの代
りに同モル数の各種の酸化剤を用いた以外は同様
の方法で酸化処理し、次の表の結果を得た。
得られた1,4−ナフトキノン(以下NQと略
す)とブタジエン(以下BDと略す)とのデイー
ルス・アルダー(以下DAと略す)反応付加物を
塩基性化合物の存在下に分子状酸素で酸化するこ
とにより製造した粗製アントラキノン(以下AQ
と略す)の精製法に関する。 AQは染料中間体として極めて重要な工業薬品
であるが、近年ではパルプの蒸解助剤としての用
途が開発され、その機能が注目されている。これ
らパルプ蒸解助剤として用いられるAQとして
は、安価であり、しかも微粒でかつ水や白液に加
えた場合に分散性の良好なものが好まれる。 AQの一般的製造法として、NQとBDとのDA
反応付加物を水性媒体中塩基性化合物の存在下で
酸化する、いわゆるDA法が知られている。この
方法で得られる粗製AQはNQ類の重縮合物やDA
反応の副生物を含み、黒褐色を呈し、純度は一般
に98%以下である。 これら粗製AQの工業的精製法としては、通常
蒸留法が採用されている。 しかるに、AQの融点は286℃と極めて高いた
め、粗製AQを溶融したり貯槽に保持し、さらに
は蒸留する間において、不純物及びAQの重縮合
が進行し、精製AQの蒸留収率が低下する。さら
には缶残の抜き出し、その缶残からのAQの回収
及び缶残の処理を要するなど工程上にも種々の問
題があつた。 本発明者らは、該粗製AQを容易に精製する方
法を鋭意研究した結果、該粗製AQを水性媒体中
で次亜塩素酸塩の存在下で処理したところ通常の
温水洗浄では除去することができない水不溶性不
純物が水可溶性となり除去され純度が向上し、得
られたAQの外観も黄色を呈し著しく改善される
ことを見出し本発明を完成した。 本発明の方法は、ナフタレンの接触気相酸化反
応によつて得られるNQとBDとのDA反応付加物
即ち、1,4,4a,9a−テトラヒドロアントラ
キノンを水性媒体中塩基性化合物の存在下に分子
状酸素で酸化することにより得られた粗製AQを
精製する方法において、該粗製AQを水性媒体
中、酸化剤の存在下に酸化処理することを特徴と
するAQの精製法に存する。 本発明の方法において用いられるNQとして
は、例えば (1) ナフタレンを接触気相酸化して得られるNQ
と無水フタル酸とからなる反応生成ガスを水洗
捕集して得られる水性スラリーからNQを水に
不溶な有機溶媒(例えばオルソキシレンなどの
芳香族炭化水素)を用いて抽出し、フタル酸は
水溶液として分離する方法(特公昭53−20026)
によつて製造されるNQ、 (2) 上記NQ及びフタル酸の水性スラリーを過
して得られるNQ及びフタル酸の湿潤ケーキか
ら水に不溶な有機溶媒を用い、NQを抽出する
方法(特開昭54−122246)によつて製造される
NQ、 (3) 反応生成ガスを高沸点の有機溶媒で捕集して
得たNQと無水フタル酸の溶液から無水フタル
酸のみを熱水によつてフタル酸として抽出する
方法(特公昭35−14138)によつて製造された
NQ、 (4) ナフタレンの酸化反応生成ガスをフタル酸モ
ノ塩水溶液若しくは水性媒体を用いて水洗捕集
し、得られるNQスラリーを過する方法(特
公昭45−29298及び特公昭53−9209)によつて
製造されたNQ があげられる。 NQとBDとのDA反応は公知の方法、例えば一
般には有機溶媒中で80〜250℃、1〜30Kg/cm2、
0.1〜5時間で行なわれる。 得られたDA反応付加物を分子状酸素で酸化し
て粗AQを得る方法としては、例えばDA反応付
加物(1,4,4a,9a−テトラヒドロアントラ
キノン)を水性アルカリ溶液中で空気酸化し、生
成したAQ結晶を過水洗する方法(特公昭53−
1267)があげられる。得られた粗製AQは湿潤ケ
ーキの状態でも、必要ならば乾燥したものも用い
られる。 本発明において、該粗製AQを酸化処理する際
の酸化剤としては次亜塩素酸塩が選ばれる。この
酸化処理により、粗製AQの色調は黄色になると
共に、純度〔日本工業規格(JIS)の分析法によ
る〕が約0.5〜1%上昇する。 次亜塩素酸塩以外の一般的な酸化剤、例えば亜
塩素酸ナトリウム、塩素酸ナトリウム、過塩素酸
ナトリウム;過酸化水素などの過酸化物;過硫酸
ナトリウムなどのペルオクソ酸塩;硝酸;塩化鉄
などを次亜塩素酸塩の代りに用いた場合は、驚く
べきことに色調の改善も不充分な上に、処理して
得られたAQの純度上昇もない。 本発明において用いられる次亜塩素酸塩として
は、次亜塩素酸のナトリウム若しくはカリウム塩
などのアルカリ塩;サラシ液(Ca(ClO)2)が挙
げられるが、通常は次亜塩素酸ナトリウムが用い
られる。この次亜塩素酸ナトリウムの酸化処理法
の代りに、水酸化ナトリウム水溶液中で塩素を吹
き込んで酸化処理する方法も全く同様に採用され
る。 本発明において、次亜塩素酸塩の使用量は粗製
AQ中の不純物量にも影響されるが、一般的には
粗製AQに対して0.5〜30%、通常は1〜5%が用
いられる。使用量は多くてもよい。この場合、処
理温度の低下又は処理時間の短縮が可能となる。 本発明の方法は一般的には次の様に行なわれ
る。即ち、ナフタレンの接触気相酸化反応により
得られたNQとBDをオルソキシレン等の溶媒中
でDA反応させ、得られた反応溶液と水酸化ナト
リウム水溶液とを接触させDA反応付加物をナト
リウム塩として水層に抽出する。 該水溶液を芳香族炭化水素存在下又は不存在下
で空気と接触させ酸化反応を行なう。 反応終了後、晶出したAQを過し、水洗す
る。かくして得られた粗製AQ湿潤ケーキに水を
加えてスラリー化し、該スラリーに次亜塩素酸塩
水溶液の所定量を添加し、撹拌下に所定温度で酸
化処理する。処理後該スラリーを過、水洗し、
要すればチオ硫酸塩又は過酸化水素等の還元剤を
用いて残留する次亜塩素酸イオンを分解したの
ち、乾燥して黄色の精製AQを得る。 上記処理法において、粗製AQの水性スラリー
濃度はスラリーが流動性を有する濃度であれば特
に規定はしないが通常10〜30%の範囲が好まし
く、特に好ましくは15〜30%から選ばれる。次亜
塩素酸塩の濃度は一般的に0.1〜3%好ましくは
0.3〜2%で十分である。 処理温度は30〜100℃でよいが、処理容器等の
材質の腐蝕等を考慮すれば好ましくは40〜80℃の
範囲から選ばれる。 処理時間は0.25〜4時間、好ましくは0.5〜2
時間で十分である。 本発明の方法で製造されたAQは粒度が極めて
小さく、水に対する分散性が蒸留精製の微粉砕品
AQに比べて著しく良好なので、特にパルプ蒸解
助剤としての使用にあたつては有利である。 パルプ蒸解助剤としては、湿潤ケーキや乾燥品
でも使用することはできるが、好ましくは5〜30
%含水率(湿潤基準)のAQが好ましく、界面活
性剤が存在しなくてもよく水や白液に分散する。 本発明は、従来の蒸留精製法に比べて99%以上
の高い収率で簡単な装置で製造が可能で、純度98
%以上の黄色微粉末AQを容易に製造できる極め
て工業的価値のある方法である。 以下、本発明をさらに実施例により具体的に説
明するが、本発明の範囲が実施例中に記載された
事項により限定されるものではない。なお、実施
例中部及び%とあるのは、いずれも重量部及び重
量%を表わす。 実施例 1 ナフタレンの接触空気酸化反応により生成した
反応ガスを水洗捕集して得られた水性スラリーを
オルソキシレンにより抽出し、該NQ−オルソキ
シレン溶液を用いてBDとDA反応し、次いで水
酸化ナトリウム水溶液を用いてDA反応付加物を
抽出し、該水性溶液に空気を導入してAQを生成
せしめた。該スラリーを過・水洗し、粗製AQ
の湿潤ケーキ(含水率50%、純度97.5%)を得
た。該ケーキ120部と水180部を500容量部のガラ
ス製反応器に採り、14%次亜塩素酸ナトリウム水
溶液10部を添加し、撹拌下60℃に1時間酸化処理
した。該スラリーをヌツチエ型過器で吸引過
し、80部の温水を用い、斗上で洗浄し、乾燥し
て黄色結晶性粉末59.3部を得た。 「JIS K 4145」に定められた純度測定法によ
り純度分析したところ、純度は98.5%であつた。
なお、粗製AQ中のAQ含量に対する精製AQの収
率は約100%であつた。 比較例 1 実施例1において使用した粗製AQの湿潤ケー
キ120部と水180部を500容量部のガラス製反応器
に採り、次亜塩素酸ナトリウムを添加しない以外
は、全て実施例1と同様に処理し暗褐色の結晶性
粉末を得た。得られたAQの取得量は59.7部であ
り、純度は97.5%であつた。 比較例 2 実施例1において、次亜塩素酸ナトリウムの代
りに同モル数の各種の酸化剤を用いた以外は同様
の方法で酸化処理し、次の表の結果を得た。
【表】
実施例 2
実施例1と同じ様なDA法で得られた粗製AQ
湿潤ケーキ(含水率45%、純度97.8%)100部及
び水50部をガラス製反応器に採り、14%次亜塩素
酸ナトリウム水溶液10部を添加した後、撹拌下に
50℃に2時間加熱した。該スラリーを遠心脱水機
を使用し、AQ結晶を分離し、該湿潤ケーキに水
を加えて20%スラリーとした後、撹拌下にチオ硫
酸ナトリウム5%水溶液約7.5部を加えて有効塩
素を還元する。該スラリーを遠心脱水機で過し
た。 該湿潤ケーキは、水に極めて分散性が良好であ
り、水に分散させて安定なスラリーとすることが
できた。 なお、該精製AQの取得量は約100%であり、
純度は98.7%であつた。
湿潤ケーキ(含水率45%、純度97.8%)100部及
び水50部をガラス製反応器に採り、14%次亜塩素
酸ナトリウム水溶液10部を添加した後、撹拌下に
50℃に2時間加熱した。該スラリーを遠心脱水機
を使用し、AQ結晶を分離し、該湿潤ケーキに水
を加えて20%スラリーとした後、撹拌下にチオ硫
酸ナトリウム5%水溶液約7.5部を加えて有効塩
素を還元する。該スラリーを遠心脱水機で過し
た。 該湿潤ケーキは、水に極めて分散性が良好であ
り、水に分散させて安定なスラリーとすることが
できた。 なお、該精製AQの取得量は約100%であり、
純度は98.7%であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ナフタレンの接触気相酸化反応によつて得ら
れた1,4−ナフトキノンとブタジエンとのデイ
ールス・アルダー反応付加物を苛性アルカリ水溶
液中分子状酸素で酸化することにより得られる粗
製アントラキノンを精製する方法において、該粗
製アントラキノンを水性媒体中次亜塩素酸塩の存
在下に酸化処理することを特徴とするアントラキ
ノンの精製法。 2 次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウムである
特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56087499A JPS57203027A (en) | 1981-06-09 | 1981-06-09 | Purification of anthraquinone |
| US06/373,106 US4450111A (en) | 1981-06-09 | 1982-04-29 | Process for the purification of anthraquinone |
| GB8213033A GB2099819B (en) | 1981-06-09 | 1982-05-06 | Purification of crude anthraquinone |
| CA000404289A CA1170257A (en) | 1981-06-09 | 1982-06-02 | Process for the purification of anthraquinone |
| DE19823221664 DE3221664A1 (de) | 1981-06-09 | 1982-06-08 | Verfahren zur reinigung von anthrachinon |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56087499A JPS57203027A (en) | 1981-06-09 | 1981-06-09 | Purification of anthraquinone |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57203027A JPS57203027A (en) | 1982-12-13 |
| JPS632425B2 true JPS632425B2 (ja) | 1988-01-19 |
Family
ID=13916661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56087499A Granted JPS57203027A (en) | 1981-06-09 | 1981-06-09 | Purification of anthraquinone |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4450111A (ja) |
| JP (1) | JPS57203027A (ja) |
| CA (1) | CA1170257A (ja) |
| DE (1) | DE3221664A1 (ja) |
| GB (1) | GB2099819B (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2190080B (en) * | 1986-05-02 | 1990-03-21 | Koppers Co Inc | Anthraquinones |
| KR100336113B1 (ko) * | 1999-06-30 | 2002-05-08 | 박찬구 | 산화제를 이용한 나프토퀴논류 및 안트라퀴논류의 제조방법 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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