JPS63242194A - 刷子レスモ−タの整流信号発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明は、刷子レスモータの整流信号発生装置に関し、
特に、モータの回転軸を任意の位置で停止制御する場合
、相切替時に発生するハンチング振動を防止するような
整流信号を発生するための新規な改良に関する。

ｂ、従来の技術 従来用いられていたこの種の刷子レスモーフの整流信号
発生装置としては、種々の構成が開発され、ｄ用されて
いるが、その中で代表的な構成について述べると、ここ
では、その従来構成を示す文献等を示していないが、第
８図及び第９図にて示す通りである。

すなわち、第８図にて示す構成は、刷子レスモータの電
機子を示すもので、第９図は整流信号と通電シーケンス
の関係を示すチャート図である。

第９図にて示す電機子１は、Ｕ相コイルＵｃ、Ｖ相コイ
ルＶｃ及びＷ相コイルＷｅとからなる三相形で構成され
ている。

従って、図示しない回転位置センサにより得られた整流
信号は、第８図で示されるように、Ｕ相コイル用整流信
号ＵＥｏ、　Ｖ相コイル用整流信号ｖＥｏ及びＷ相コイ
ル用整流信号Ｉ／４Ｅｏとなり、第８図に示す相切替シ
ーケンスによって、各コイルＵｅ、ＶＣ及び−Ｃへの通
電を切替えて、ロータ（図示せず）の回転を得ていた。

Ｃ９発明が解決しようとする問題点 従来の刷子レスモータの整流信号発生装置は、以上のよ
うに構成されているため、次のような問題点を有してい
た。

例えば、第１図のａ点でロータを停止させようとすると
、電流の流れ出る相は、Ｕ相又はＷ相であり、相切替の
位置と停止位置ａ点が同一となると、回転軸のハンチン
グ振動（チャタリング現象）が起りやすく、自動制御等
に用いた場合、部材の停止位置が定まらず、極めて不都
合であった。

本発明は、以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、特に、モータの回転軸を任意の位置で停止制
御する場合、相切替時に発生するハンチング振動を防止
するような整流信号を発生することができる刷子レスモ
ータの整流信号発生装置を得ることを目的とする。

ｄ９問題点を解決するための手段 本発明による刷子レスモータの整流信号発生装置は、回
転軸によって回転作動する回転位置センサーにより、ロ
ータの磁極位置を検出した整流信号にて、電機子の各相
に通電を行うようにした刷子レスモータの整流信号発生
装置において、前記回転位置センサーからの整流信号を
入力するための第１入力端子を有するコンパレータと、
前記コンパレータに設けられ比較電圧を入力するための
第２入力端子と、前記コンパレータに設けられ出力信号
を出力するための出力端子と、前記出力端子と前記第２
入力端子間に接続された付加抵抗とを備えた構成である
。

０１作用 本発明による刷子レスモータの整流信号発生装置におい
ては、前記付加抵抗によって、整流信号に回転方向によ
るヒステリシス角度（ディファレンシャル）が形成され
るため、相切替時の信号の切れ目が重合した状態となり
、ロータのハンチング振動が効果的に抑えられる。

ｆ、実施例 以下、図面と共に本発明による刷子レスモータの整流信
号発生装置の好適な実施例について、詳細に説明する。

第１図から第７図に示す構成は、本発明による刷子レス
モータの整流信号発生装置を示すためのもので、第１図
は整流信号発生回路を示す回路図、第２図及び第３図は
等価回路、第４図及び第５図は整流信号の波形図、第６
図及び第７図は刷子レスモーフを示す原理図及び断面図
である。

まず、第６図及び第７図に基づいて、刷子レスモータに
ついて説明する。

図面において符号１で示されるものは、三相構成の電機
子であり、この電機子１は、Ｕ相用コイルＵｃ、　Ｖ相
用コイルＶｅ及びＷ相用コイルＷｅとから構成され、ケ
ース２内に設けられたステータ３に取付けられている。

このケース２の両端に形成された軸受４には、ロータ５
を有する回転軸６が回転自在に設けられ、一方の軸受４
の外方における回転軸６上には、磁石７を有するセンサ
ー用回転板８が一体状に設けられている。

このセンサー用回転板８に隣接する位置には、ケース２
に対して固定的に設けられ磁気抵抗素子からなる検出素
子９を有する基板１０が配設されており、このセンサー
用回転板８と基板１０とにより回転位置センサー１１を
構成し、この回転位置センサー１１はエンコーダの作用
をなしている。

従って、回転軸６の回転によってセンサー用回転板８が
回転し、この回転状態が磁石７を介して検出素子９によ
って検出され、回転角度に応じた整流信号ＵＥｏ〜ＨＥ
ｏが得られると共に、これらの整流信号ＵＥｏ〜−Ｅｏ
によって各相Ｕ〜ＷにおけるＵ相用コイルＵｃ、■相用
コイルＶｃ及びＷ相用コイル−Ｃへの通電が切替えられ
る。

さらに、前記回転位置センサー１１の後端側には、タコ
ジェネレータ１２が設けられている。

次に、前記回転位置センサー１１から得られた元の整流
信号ＵＥｏ、ＷＥｏ及び−ＥＯは、第１図に示す整流信
号発生回路１３におけるコンパレータ１４の第１入力端
子１４ｍに入力信号Ｖｉｎとして入力され、その第２入
力端子１４ｂは、電源Ｖｃｃから分割抵抗Ｒ１及びＲ２
の接続点１５に接続されている。

前記コンパレータ１４の出力端子１４ｃと第２入力端子
１４ｂとの間には、付加抵抗瞥が接続され、この出力端
子１４ａと電源Ｖｃｃ間には、抵抗Ｒ，が接続されてい
る。

本発明による刷子レスモータの整流信号発生装置は、前
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。

まず、第１図に示す整流信号発生回路１３において、出
力信号Ｖｏｕｔが０（Ｌ）の時は、第２図に示す又、出
力信号ＶｏｕｔがほぼＶｃｃ（Ｈ）の時は、第３図つま
り、出力信号ＶｏｕｔのＨ又はＬによって第２入力端子
１４ｂに加わる比較電圧゛が変わり、第４図に示すよう
に、付加抵抗Ｒ４を設けることによって出力信号Ｖｏｕ
ｔがヒステリシス角度ｄを有することとなる。

従って、例えば、回転位置センサー１１から得られた元
の整流信号ＵＥｏが、入力信号Ｖｉｎとしてコンパレー
タ１４に入力されると、この時の元の整流信号ＵＥｏは
拡大してみると第４図のようにだれた状態となっている
ため、コンパレータ１４の出力信号Ｖｏｕｔである整流
信号ＵＥは、第４図に示すように回転方向によるヒステ
リシス角度ｄを有する信号となり、切替点ａに対して、
いずれの回転方向においても前の状態を保持した状態で
切替点ａが巾をもつことになる。

よって、第４図のａ点で回転軸すを停止すべく、相切替
を行った場合、相切替点の切れ目がなく、ハンチング振
動を防止することができる。

ｇ０発明の効果 本発明による刷子レスモータの整流信号発生装置は、以
上のように構成されているため、整流信号に回転方向に
よるヒステリシス角度を設けることができ、整流信号の
切替点に巾が形成され、任意の位置で回転軸を停止制御
する場合のハンチング振動を防止することができる。

よって、回転軸に接続された制御部材等の停止時の位置
決め精度を向上させることができる等の効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図から第７国道は、本発明による刷子レスモータの
整流信号発生装置を説明するためのもので、第１図は整
流信号発生回路を示す回路図、第２図及び第３図は第１
図のスイッチング時の等価回略図、第４図は第１図の出
力信号のヒステリシス状態を示す波形図、第５図は元の
整流信号と出力の整流信号による回転方向におけるヒス
テリシス角度ｄを示す波形図、第６図は、刷子レスモー
タを示す概略構成図、第７図は刷子レスモータを示す断
面図、第８図及び第９図は従来の整流信号による相切替
状態を示すためのもので、第８図は整流信号と相切替シ
ーケンスの波形図、第９図は電機子を示す回路図である
。 １は電機子、５はロータ、６は回転軸、１１は回転位置
センサー、１４はコンパレータ、１４ａは第１入力端子
、１４ｂは第２入力端子、１４ｃは出力端子、町は付加
抵抗、ｄはヒステリシス角度である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、回転軸（６）によって回転作動する回転位置セ
   ンサー（１１）により、ロータ（５）の磁極位置を検出
   した整流信号にて、電機子（１）の各相に通電を行うよ
   うにした刷子レスモータの整流信号発生装置において、
   前記回転位置センサー（１１）からの整流信号（ＵＥ＿
   ０〜ＥＥ＿０）を入力するための第１入力端子（１４ａ
   ）を有するコンパレータ（１４）と、前記コンパレータ
   （１４）に設けられ比較電圧を入力するための第２入力
   端子（１４ｂ）と、前記コンパレータ（１４）に設けら
   れ出力信号を出力するための出力端子（１４ｃ）と、前
   記出力端子（１４ｃ）と前記第２入力端子（１４ｂ）間
   に接続された付加抵抗（Ｒ＿ｆ）とを備え、前記出力端
   子（１４ｃ）から得られた整流信号（ＵＥ＿０〜ＷＥ＿
   ０）に回転方向によるヒステリシス角度ｄを設けたこと
   を特徴とする刷子レスモータの整流信号発生装置。
2. （２）、前記回転位置センサー（１１）は、磁気式ある
   いは光学式エンコーダよりなることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の刷子レスモータの整流信号発生装
   置。