JPS63240900A - 洗濯物のゾ−ル回収装置 - Google Patents
洗濯物のゾ−ル回収装置Info
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- JPS63240900A JPS63240900A JP62075729A JP7572987A JPS63240900A JP S63240900 A JPS63240900 A JP S63240900A JP 62075729 A JP62075729 A JP 62075729A JP 7572987 A JP7572987 A JP 7572987A JP S63240900 A JPS63240900 A JP S63240900A
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Landscapes
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)発明の分野
この発明は、例えば背広、ズボンおよびスカートその他
の洗濯物をドライクリーニングした際、これら洗濯物か
ら揮発する洗剤等のゾールを回収するような洗濯物のゾ
ール回収装置に関する。
の洗濯物をドライクリーニングした際、これら洗濯物か
ら揮発する洗剤等のゾールを回収するような洗濯物のゾ
ール回収装置に関する。
(ロ)発明の背景
従来、上述例の洗濯物のゾール回収装置としては、例え
ば、乾燥室の一部に連通させた気流通路に、ゾール冷却
用のクーラを介設し、クーラ後位の気流通路を大気に開
放する構造の装置がある。
ば、乾燥室の一部に連通させた気流通路に、ゾール冷却
用のクーラを介設し、クーラ後位の気流通路を大気に開
放する構造の装置がある。
しかし、上述の従来装置では、一般のクーラを用いてゾ
ールを冷却する関係上、クーリングタワーを設けなけれ
ばならない等装置が高価となるうえ、間接冷却手段であ
るから充分なゾール回収を行なうことができず、洗濯物
にゾール独特の揮発性臭が残るばかりでなく、未回収の
ゾールがクーラ後位から上述の気流通路を介して大気に
放出されるので、高価なゾールの再利用ができず省資源
化が阻害され、また環境汚染の要因となる問題点を有し
ていた。
ールを冷却する関係上、クーリングタワーを設けなけれ
ばならない等装置が高価となるうえ、間接冷却手段であ
るから充分なゾール回収を行なうことができず、洗濯物
にゾール独特の揮発性臭が残るばかりでなく、未回収の
ゾールがクーラ後位から上述の気流通路を介して大気に
放出されるので、高価なゾールの再利用ができず省資源
化が阻害され、また環境汚染の要因となる問題点を有し
ていた。
(ハ)発明の目的
この発明は、選択物に付着したゾール分を完全に回収で
き、これを再利用して効率化し、環境汚染をなくすこと
ができるうえ、装置自体も大幅なコストダウンを図るこ
とができる洗濯物のゾール回収装置の提供を目的とする
。
き、これを再利用して効率化し、環境汚染をなくすこと
ができるうえ、装置自体も大幅なコストダウンを図るこ
とができる洗濯物のゾール回収装置の提供を目的とする
。
(ニ)発明の構成
この発明は、乾燥室に吊り下げられた洗)R物より揮発
するゾールを回収Jる洗濯物のゾール回収装置であって
、乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイパス状に連
通ずる気流リターン通路を設け、この気流リターン通路
に乾燥室内のゾールを含む気流を吸引する吸引ファンを
設けると共に、吸引ファン吹出部とオフセットした位置
に気流中のゾールを凝縮させる水冷ラジェータを設け、
該水冷ラジェータの後位をラジェータ前位より通路面積
を大に設定して、対流発生室を形成し、該対流発生室下
部にゾール回収ドレンを連結した洗濯物のゾール回収装
置であることを特徴とする。
するゾールを回収Jる洗濯物のゾール回収装置であって
、乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイパス状に連
通ずる気流リターン通路を設け、この気流リターン通路
に乾燥室内のゾールを含む気流を吸引する吸引ファンを
設けると共に、吸引ファン吹出部とオフセットした位置
に気流中のゾールを凝縮させる水冷ラジェータを設け、
該水冷ラジェータの後位をラジェータ前位より通路面積
を大に設定して、対流発生室を形成し、該対流発生室下
部にゾール回収ドレンを連結した洗濯物のゾール回収装
置であることを特徴とする。
(ホ)発明の作用
この発明によれば、乾燥室に吊り下げられてドライクリ
ーニング処理される洗濯物から揮発したゾールは、上述
の吸引ファンにより乾燥室内の気流と共に吸引された侵
に、この吸引ファンの吹出部から気流リターン通路に吐
出され、上述の吹出部に対してオフセットした位置に配
設した水冷ラジェータで直接冷却されて、凝縮液化する
。
ーニング処理される洗濯物から揮発したゾールは、上述
の吸引ファンにより乾燥室内の気流と共に吸引された侵
に、この吸引ファンの吹出部から気流リターン通路に吐
出され、上述の吹出部に対してオフセットした位置に配
設した水冷ラジェータで直接冷却されて、凝縮液化する
。
ゾールを含む気流が上述の水冷ラジェータを通過する時
、このラジェータのコルゲートフィンで流速が低下する
と共に、ラジェータを通過した気流は対流発生室で対流
して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生室底部へ
の落下を促進し、この底部に落下した液化ゾールはゾー
ル回収ドレンを介して例えばタンク等に貯溜回収される
。
、このラジェータのコルゲートフィンで流速が低下する
と共に、ラジェータを通過した気流は対流発生室で対流
して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生室底部へ
の落下を促進し、この底部に落下した液化ゾールはゾー
ル回収ドレンを介して例えばタンク等に貯溜回収される
。
このようにしてゾールが除去された気流は前述の気流リ
ターン通路を介して再び乾燥室内にリターンし、以下こ
のような作用の繰返しによって気流中に含まれるゾール
は完全に除去される。
ターン通路を介して再び乾燥室内にリターンし、以下こ
のような作用の繰返しによって気流中に含まれるゾール
は完全に除去される。
(へ)発明の効果
この結果、洗濯物から揮発するゾールを完全に回収する
ことができて、洗濯物にはゾール独特の揮発性臭が残る
ことがなく、回収したゾールは再利用して繰返し使用で
きる。このため省資源を1図り、ランニングコストを低
減できる。また、従来のように未回収のゾールを大気に
放出することがないので環境汚染をなくすことができる
効果がある。
ことができて、洗濯物にはゾール独特の揮発性臭が残る
ことがなく、回収したゾールは再利用して繰返し使用で
きる。このため省資源を1図り、ランニングコストを低
減できる。また、従来のように未回収のゾールを大気に
放出することがないので環境汚染をなくすことができる
効果がある。
しかも、水冷ラジェータによりゾールを露点まで直接冷
却し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾールの
落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高くなる
効果があるうえ、水冷ラジェータの使用により装置の大
幅なコストダウンを図ることができる効果も有している
。
却し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾールの
落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高くなる
効果があるうえ、水冷ラジェータの使用により装置の大
幅なコストダウンを図ることができる効果も有している
。
加えて、上述の水冷ラジェータは吸引ファン吹出部とオ
フセットした位置に配設したので液化ゾールが吸引ファ
ン側に逆流することもなくなる。
フセットした位置に配設したので液化ゾールが吸引ファ
ン側に逆流することもなくなる。
(ト)発明の実施例
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はゾール回収装置を備えた洗濯物の乾燥装置を示し
、第1図乃至第3図において、ベース11上に乾燥ハウ
ジング12を立設し、このハウジング12内に洗濯物A
を吊り下げてドライクリーニング処理する乾燥室13を
形成すると共に、乾燥ハウジング12の前側正面には洗
濯物Aの出し入れを行なうドア14を左右へ開閉可能に
取付けている。
、第1図乃至第3図において、ベース11上に乾燥ハウ
ジング12を立設し、このハウジング12内に洗濯物A
を吊り下げてドライクリーニング処理する乾燥室13を
形成すると共に、乾燥ハウジング12の前側正面には洗
濯物Aの出し入れを行なうドア14を左右へ開閉可能に
取付けている。
また上述の乾燥ハウジング12の上端開口部には、所定
メツシュの金網15を水平に張架する一方、乾燥室13
の下域部には、洗濯物への落下を防止する所定メツシュ
の金網16を水平に張架している。
メツシュの金網15を水平に張架する一方、乾燥室13
の下域部には、洗濯物への落下を防止する所定メツシュ
の金網16を水平に張架している。
上述の上側の金網1゛5の下部と、下側の金網16の上
部とには乾燥ハウジング12の内壁面に沿って各2本の
蒸気噴射ノズル17.17を平行に配設している。
部とには乾燥ハウジング12の内壁面に沿って各2本の
蒸気噴射ノズル17.17を平行に配設している。
そして上側の蒸気噴射ノズル17.17間の略中央には
、ハンガ18を介して洗濯物Aを吊り下げる吊下げ棒1
9を水平に横架している。
、ハンガ18を介して洗濯物Aを吊り下げる吊下げ棒1
9を水平に横架している。
前述の乾燥ハウジング12の背面側および上面側には、
断面逆り字状の気流循環路20を形成するダクト21を
取付ける一方、金網16下部中央の乾燥室13と、後述
するゾール回収装置31のファンハウジング32人口部
とを連通ずる中央吸入口22をハウジング12背面に開
口し、また、この中央吸入口22の左右には、金網16
下部両側の乾燥室13と、上述のダクト21下部とを連
通ずる中央吸入口22の口幅の約半分の口幅を有するサ
イド吸入口23.23を形成している。
断面逆り字状の気流循環路20を形成するダクト21を
取付ける一方、金網16下部中央の乾燥室13と、後述
するゾール回収装置31のファンハウジング32人口部
とを連通ずる中央吸入口22をハウジング12背面に開
口し、また、この中央吸入口22の左右には、金網16
下部両側の乾燥室13と、上述のダクト21下部とを連
通ずる中央吸入口22の口幅の約半分の口幅を有するサ
イド吸入口23.23を形成している。
上述のサイド吸入口23.23と対向する乾燥室13下
部には、気流の流通が可能な加熱ヒータ24.24を傾
斜状に配設している。
部には、気流の流通が可能な加熱ヒータ24.24を傾
斜状に配設している。
また上述のサイド吸入口23.23と対応する前述の気
流循環路20上部のコーナ部分には、サイド吸入口23
.23から吸込んだ気流を乾燥室13の上端開口に循環
する循環ファン25.25を軸架し、これら各循環ファ
ン25.25を、ダクト21の天面に搭載したモータ2
6,26で格別に駆動すべく構成している。
流循環路20上部のコーナ部分には、サイド吸入口23
.23から吸込んだ気流を乾燥室13の上端開口に循環
する循環ファン25.25を軸架し、これら各循環ファ
ン25.25を、ダクト21の天面に搭載したモータ2
6,26で格別に駆動すべく構成している。
さらに、上述の各循環ファン25.’25の吹出側と対
応し、かつ乾燥室13上部の金網15上方には、気流の
流通が可能な加熱ヒータ27.27を水平に横架してい
る。
応し、かつ乾燥室13上部の金網15上方には、気流の
流通が可能な加熱ヒータ27.27を水平に横架してい
る。
さらにまた前述のダクト21の下部背面には、同ダクト
21内の気流循環路20に外気を取入れる外気取入口2
8.28を開口すると共に、これら各取入口28.28
を開閉操作する開閉ダンパ29.29を取付けている。
21内の気流循環路20に外気を取入れる外気取入口2
8.28を開口すると共に、これら各取入口28.28
を開閉操作する開閉ダンパ29.29を取付けている。
ところで、前述の中央吸入口22と、ダクト21上部中
央に間口したリターン孔30との間には、ゾール回収装
!d31を取付けている。
央に間口したリターン孔30との間には、ゾール回収装
!d31を取付けている。
このゾール回収装置31は第2図、第3図に示すように
、上述の中央吸入口22と連通ずるファンハウジング3
2を設け、このファンハウジング32内に、モータ33
で駆動される吸引ファン34を軸架して、乾燥室13内
にゾールを含む気流を吸引すべく構成している。
、上述の中央吸入口22と連通ずるファンハウジング3
2を設け、このファンハウジング32内に、モータ33
で駆動される吸引ファン34を軸架して、乾燥室13内
にゾールを含む気流を吸引すべく構成している。
また上述の吸引ファン34の吹出部に、上方に延びる吹
出ダクト35を連設し、この吹出ダクト35の上端左右
に斜め下方へ延びる連通ダクト36.36を連設すると
共に、これら各連通ダクトには比較的内容積の大きいタ
ンク37.37を連設し、さらに該タンク37.37の
上端開口と前述のリターン孔30とを逆T字状に連通ず
るリターンダクト38を連設することで、乾燥室13の
下部と上部とをバイパス状に連通ずる気流リターン通路
39を形成している。
出ダクト35を連設し、この吹出ダクト35の上端左右
に斜め下方へ延びる連通ダクト36.36を連設すると
共に、これら各連通ダクトには比較的内容積の大きいタ
ンク37.37を連設し、さらに該タンク37.37の
上端開口と前述のリターン孔30とを逆T字状に連通ず
るリターンダクト38を連設することで、乾燥室13の
下部と上部とをバイパス状に連通ずる気流リターン通路
39を形成している。
さらに上述の吹出ダクト35上方には、吸引ファン34
から吹出される気流を衝突して左右に分流する整流板4
0を設けると共に、前述の連通ダクト36.36内には
、吸引ファン34吹出部とオフセットして水冷ラジェー
タ41.41を介設し、これら各水冷ラジェータ41.
41で、気流中のゾールを凝縮させるように構成してい
る。
から吹出される気流を衝突して左右に分流する整流板4
0を設けると共に、前述の連通ダクト36.36内には
、吸引ファン34吹出部とオフセットして水冷ラジェー
タ41.41を介設し、これら各水冷ラジェータ41.
41で、気流中のゾールを凝縮させるように構成してい
る。
上述の各水冷ラジェータ41.41は、コルゲートフィ
ン(図示せず)と下方から上方へ水流を供給するウォー
タバイブ42.42とを有し、このウォータバイブ42
内を流通させる水によって、気流中のゾールおよび水分
を液化させる。
ン(図示せず)と下方から上方へ水流を供給するウォー
タバイブ42.42とを有し、このウォータバイブ42
内を流通させる水によって、気流中のゾールおよび水分
を液化させる。
しかも、上述の水冷ラジェータ41.41の後 。
位を、ラジェータ41.41前位よりも通路面積を大に
設定して、上述のタンク37.37内に対流発生室43
.43を形成すると共に、これら左右の各対流発生室4
3.43の下部には凝縮した液化ゾールを回収するゾー
ル回収ドレンバイブ44を連結し、このバイブ44の下
端を液化ゾール貯溜タンク45内に臨ませている。
設定して、上述のタンク37.37内に対流発生室43
.43を形成すると共に、これら左右の各対流発生室4
3.43の下部には凝縮した液化ゾールを回収するゾー
ル回収ドレンバイブ44を連結し、このバイブ44の下
端を液化ゾール貯溜タンク45内に臨ませている。
さらに前述の気流リターン通路39の所定箇所、具体的
にはタンク37上域内壁およびリターンダクト38下域
内壁には、先端が気流の流通方向に向いた複数のバッフ
ル46・・・を傾斜状に取付けて、液化ゾールの落下促
進を図るように構成している。
にはタンク37上域内壁およびリターンダクト38下域
内壁には、先端が気流の流通方向に向いた複数のバッフ
ル46・・・を傾斜状に取付けて、液化ゾールの落下促
進を図るように構成している。
さらにまた、上述の気流リターン通路39を構成するリ
ターンダクト38の上部には、気流の流れを排気口47
とリターン孔30とに択一的に切換え制御する排気ダン
パ48を取付けている。
ターンダクト38の上部には、気流の流れを排気口47
とリターン孔30とに択一的に切換え制御する排気ダン
パ48を取付けている。
なお、図中49はモータ26と循環ファン25とを連動
させるブーりおよびベルトをカバーするブーリカバー、
50は制御ボックス、51はモータ33と吸引ファン3
4とを連動させるプーリ52.53およびベルト54を
カバーするブーリカバーである。
させるブーりおよびベルトをカバーするブーリカバー、
50は制御ボックス、51はモータ33と吸引ファン3
4とを連動させるプーリ52.53およびベルト54を
カバーするブーリカバーである。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
を説明する。
上述の乾燥装置で洗濯物Aを乾燥する場合、第1図、第
2図に示すように洗濯物Aをハンガ18に掛けて、この
ハンガ18を乾燥室13に架設した吊下げ棒19に吊り
下げた後に、ドア14を閉じて乾燥室13を密閉する。
2図に示すように洗濯物Aをハンガ18に掛けて、この
ハンガ18を乾燥室13に架設した吊下げ棒19に吊り
下げた後に、ドア14を閉じて乾燥室13を密閉する。
この後、乾燥室13の上部と下部の両加熱ヒータ27.
24に通電して、乾燥室13が負圧になるのを防止する
ために、第2図に示す如く前述の開開ダンパ29.29
を開いて一部外気を導入しながら、上部両側の循環ファ
ン25.25を回転させて加熱気流Xを乾燥室13の上
部より下部に勢い良く噴出させると共に、下部両側のサ
イド吸入口23.23から加熱ヒータ24,24で加熱
された空気を吸引して矢印aで示す如く循環させ、乾燥
室13内を90度前後に加熱して、洗濯物へを乾燥する
。
24に通電して、乾燥室13が負圧になるのを防止する
ために、第2図に示す如く前述の開開ダンパ29.29
を開いて一部外気を導入しながら、上部両側の循環ファ
ン25.25を回転させて加熱気流Xを乾燥室13の上
部より下部に勢い良く噴出させると共に、下部両側のサ
イド吸入口23.23から加熱ヒータ24,24で加熱
された空気を吸引して矢印aで示す如く循環させ、乾燥
室13内を90度前後に加熱して、洗濯物へを乾燥する
。
同時に前述のゾール回収装置31を駆動してゾールの回
収を行なう。
収を行なう。
すなわち、排気ダンパ48で排気口47を閉止すると共
に、吸引ファン34を回転駆動して、この吸引ファン3
4で乾燥室13内のゾールを含んだ気流Yを第1図、第
3図の中央吸入口22から吸引すると共に、この気流Y
を第3図に矢印すで示す如く吸引ファン34の吹出部か
ら吹出ダクト35に吹出す。
に、吸引ファン34を回転駆動して、この吸引ファン3
4で乾燥室13内のゾールを含んだ気流Yを第1図、第
3図の中央吸入口22から吸引すると共に、この気流Y
を第3図に矢印すで示す如く吸引ファン34の吹出部か
ら吹出ダクト35に吹出す。
この吹出ダクト35から吹出された気流Yは整流板40
辷衝突して矢印Cで示す如く左右に分流し、連通ダクト
36.36を通って水冷ラジェータ41.41に至る。
辷衝突して矢印Cで示す如く左右に分流し、連通ダクト
36.36を通って水冷ラジェータ41.41に至る。
そして、上述のゾールを含む気流Yは水冷ラジェータ4
1.41で急激に直接冷DIされて、上述の気流Y中の
水分およびゾールは凝縮液化する。
1.41で急激に直接冷DIされて、上述の気流Y中の
水分およびゾールは凝縮液化する。
また、上述のゾールを含む気流Yが上述の水冷ラジェー
タ41.41を通過する時、このラジェータ41.41
のコルゲートフィンで流速が低下すると共に、ラジェー
タ41.41を通過した気流は対流発生143.43で
対流して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生堅4
3.43底部への落下を促進し、この底部に落下した液
化ゾールはゾール回収ドレンバイブ44を介して液化ゾ
ール貯溜タンク45内に貯溜回収される。
タ41.41を通過する時、このラジェータ41.41
のコルゲートフィンで流速が低下すると共に、ラジェー
タ41.41を通過した気流は対流発生143.43で
対流して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生堅4
3.43底部への落下を促進し、この底部に落下した液
化ゾールはゾール回収ドレンバイブ44を介して液化ゾ
ール貯溜タンク45内に貯溜回収される。
このようにしてゾールが除去された気流2はバッフル4
6・・・に衝突して更なるゾールの落下促進を行ないな
がら、リターンダクト38、リターン孔30を介して第
3図、第2図に矢印dで示すように再び乾燥室13内に
リターンする。
6・・・に衝突して更なるゾールの落下促進を行ないな
がら、リターンダクト38、リターン孔30を介して第
3図、第2図に矢印dで示すように再び乾燥室13内に
リターンする。
このような気流リターンを数回繰返して気流Y中に含ま
れるゾールを完全に除去した後に、前述の排気ダンパ4
8を第2図、第3図の仮想線位置に切換えて排気口47
を開放し、ゾールを含まない気流を上述の排気口47か
ら大気に放出する。
れるゾールを完全に除去した後に、前述の排気ダンパ4
8を第2図、第3図の仮想線位置に切換えて排気口47
を開放し、ゾールを含まない気流を上述の排気口47か
ら大気に放出する。
上述の洗濯物Aの乾燥およびゾール回収に要する時間は
、約10分程度である。
、約10分程度である。
次に両側部の外気吸入用の開閉ダンパ29,29を閉鎖
し、乾燥室13内を密封状態にして上下の蒸気噴射ノズ
ル17.17より蒸気を洗濯物Aに向けて噴射し、加熱
ヒータ27.24の温度を低くしながら乾燥室13内の
温度を60度前後まで降下させ、同時に循環ファン25
、吸引ファン34を約30秒間停止した状態で洗濯物A
の蒸し処理を行なう。
し、乾燥室13内を密封状態にして上下の蒸気噴射ノズ
ル17.17より蒸気を洗濯物Aに向けて噴射し、加熱
ヒータ27.24の温度を低くしながら乾燥室13内の
温度を60度前後まで降下させ、同時に循環ファン25
、吸引ファン34を約30秒間停止した状態で洗濯物A
の蒸し処理を行なう。
その後、上述の各ファン25.34を回転させ、かつ開
閉ダンパ29、排気ダンパ48を外気導入停止状態に閉
成し、乾燥室13内に上方から下方への気流循環で蒸気
をむらなく循環させ、洗濯物Aに5遍なく蒸気を作用さ
せるスチーム循環を約30秒間行なう。
閉ダンパ29、排気ダンパ48を外気導入停止状態に閉
成し、乾燥室13内に上方から下方への気流循環で蒸気
をむらなく循環させ、洗濯物Aに5遍なく蒸気を作用さ
せるスチーム循環を約30秒間行なう。
この時前述の水冷ラジェータ41.41への水流供給は
遮所する。
遮所する。
次に上述の各ダンパー29.48を閉鎖した状態のまま
で、加熱ヒータ27.24の一方を停止して更に温度を
低くし、上述の各ファン25.34を回転させて乾燥室
13の上部より下部に加熱気流Xを、8速で約30秒間
循環させ、洗濯物へを乾燥しながら左右の振動と下方へ
の吸引張力を作用させ、生地に付いた皺を延ばす仕上げ
処理を行なう。
で、加熱ヒータ27.24の一方を停止して更に温度を
低くし、上述の各ファン25.34を回転させて乾燥室
13の上部より下部に加熱気流Xを、8速で約30秒間
循環させ、洗濯物へを乾燥しながら左右の振動と下方へ
の吸引張力を作用させ、生地に付いた皺を延ばす仕上げ
処理を行なう。
最後に両ダンパー29.48を開放して、外気取入口2
8.28から外気を取入れながら乾燥室13内を冷却し
、洗濯物Aを急冷すると同時に、前述の排出口47から
内部の熱気を機外へ放出する冷却処理を約1分間行なう
。
8.28から外気を取入れながら乾燥室13内を冷却し
、洗濯物Aを急冷すると同時に、前述の排出口47から
内部の熱気を機外へ放出する冷却処理を約1分間行なう
。
この冷却処理によって延ばした皺が洗濯物Aに残ること
を防止して仕上げ状態が定着でき、上述したゾール回収
乾燥工程と、蒸し工程、仕上げ工程および冷却工程の全
工程約14分間で行ない、従来装置に比較してドライク
リーニング全工程を約倍の速さで、しかも仕上げ機を用
いることなく洗濯物Aをアイロンの殆んど不要な状態に
まで完全に処理することができる。
を防止して仕上げ状態が定着でき、上述したゾール回収
乾燥工程と、蒸し工程、仕上げ工程および冷却工程の全
工程約14分間で行ない、従来装置に比較してドライク
リーニング全工程を約倍の速さで、しかも仕上げ機を用
いることなく洗濯物Aをアイロンの殆んど不要な状態に
まで完全に処理することができる。
以上型するに、洗濯物へから揮発するゾールを気流リタ
ーン作用で完全に回収することができて、洗濯物Aには
ゾール独特の揮発性臭が残ることがなく回収したゾール
は再利用して繰返し使用できる。このため省資源化を図
って、ランニングコストを低減でき、また従来のように
未回収のゾールを大気に放出することがないので、環境
汚染をなくすごとができる効果がある。
ーン作用で完全に回収することができて、洗濯物Aには
ゾール独特の揮発性臭が残ることがなく回収したゾール
は再利用して繰返し使用できる。このため省資源化を図
って、ランニングコストを低減でき、また従来のように
未回収のゾールを大気に放出することがないので、環境
汚染をなくすごとができる効果がある。
しかも、水冷ラジェータ41によりゾールを露点まで直
接急冷し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾー
ルの落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高く
なる効果があるうえ、水冷ラジェータ41の使用により
装置が簡単かつ低コストとなる効果がある。
接急冷し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾー
ルの落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高く
なる効果があるうえ、水冷ラジェータ41の使用により
装置が簡単かつ低コストとなる効果がある。
加えて、上述の水冷ラジェータ41は吸引ファン34の
吹出部とオフセットした位置に配設したので、液化ゾー
ルが吸引ファン34側に逆流することもなくなる。
吹出部とオフセットした位置に配設したので、液化ゾー
ルが吸引ファン34側に逆流することもなくなる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のゾール回収ドレンは、実施例のゾール回収ド
レンパイプ44に対応するも、この発明は上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。
レンパイプ44に対応するも、この発明は上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。
図面はこの発明の一実施例を示し、
第1図はゾール回収装置を備えた洗濯物乾燥装置の断面
図、 第2図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は第
2図のm−m線矢視断面図である・13・・・乾燥室
31・・・ゾール回収装置34・・・吸引ファン
3つ・・・気流リターン通路41・・・水冷ラジェータ 43・・・対流発生室 44・・・ゾール回収ドレンバイブ A・・・洗濯物 手続祁i正書(自発) 昭和63年2月19日 事件との関係 特許出願人 住所 大阪府南河内郡美原町小寺738番地の4氏名
宮田幸男 〈国霜) 5 補正命令の日付(自発) 昭和 年 月 日 (発送日 昭和 年 月 日)6 補正により
増加する発明の数 7 補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 8 補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する(補正の対象の
欄に記載した事項以外に変更なし)。 9 添付書類の目録 (1)全文訂正明細書 1透明 細
書 1、発明の名称 洗濯物のゾール回収装置 2、特許請求の範囲 1、乾燥室にI+i1つ下げられた洗濯物より揮発する
ゾールを回収する洗濯物のゾール回収装置であって、 乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイパス状に連通
ずる気流リターン通路を設け、この気流リターン通路に
乾燥室内のゾールを含む気流を吸引する吸引ファンを設
けると共に、吸引ファン吹出部とオフセラl−した位置
に気流中のゾールを凝縮させる水冷ラジェータを設け、
該水冷ラジェータの後位をラジェータ前位より通路面積
を大に設定して、対流発生室を形成し、該対流発生室下
部にゾール回収ドレンを連結した 洗濯物のゾール回収装置。 3、発明の詳細な説明 (イ)発明の分野 この発明は、例えば背広、ズボンおよびスカートその他
の洗濯物をドライクリーニングした際、これら洗濯物か
ら揮発する洗剤等のゾールを回収するような洗濯物のゾ
ール回収装置に関する。 (ロ)発明の背景 従来、上述例の洗濯物のゾール回収装置としては、例え
ば、乾燥室の一部に連通させた気流通路に、ゾール冷却
用のクーラを介設し、クーラ後位の気流通路を大気に開
放する構造の装置がある。 しかし、上述の従来装置では、−mのクーラを用いてゾ
ールを冷却する関係上、クーリングタワーを設けなけれ
ばならない等装置が高価となるうえ、間接冷却手段であ
り、しかもゾール回収部を1度通過させただけの気流を
放出してしまうので、充分なゾール回収を行なうことが
できず、洗濯物にゾール独特の揮発性臭が残るばかりで
なく、未回収のゾールがクーラ後位から上述の気流通路
を介して大気に放出されるので、高価なゾールの完全な
再利用ができず省資源化が阻害され、また環境汚染の要
因となる問題点を有していた。 (ハ)発明の目的 この発明は、洗濯物に付着したゾール分を完全に回収で
き、これを再利用して効率化し、環境汚染をなくすこと
ができるうえ、装置自体も大幅なコストダウンを図るこ
とができる洗濯物のゾール回収装置の提供を目的とする
。 (ニ)発明の構成 この発明は、乾燥室に吊り下げられた洗濯物より揮発す
るゾールを回収する洗濯物のゾール回収装置であって、
乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイパス状に連通
ずる気流リターン通路を設け、この気流リターン通路に
乾燥室内のゾールを含む気流を吸引する吸引ファンを設
けると共に、吸引ファ、ン吹出部とオフセットした位置
に気流中のゾールをa縮させる水冷ラジェータを設け、
該水冷ラジェータの後位をラジェータ前位より通路面積
を大に設定して、対流発生室を形成し、該対流発生室下
部にゾール回収ドレンを連結した洗濯物のゾール回収装
置であることを特徴とする。 (ホ)発明の作用 この発明によれば、乾燥室に吊り下げられてドライクリ
ーニング処理される洗濯物から揮発したゾールは、上述
の吸引ファンにより乾燥室内の気流と共に吸引された後
に、この吸引ファンの吹出部から気流リターン通路に吐
出され、上述の吹出部に対してオフセットした位置に配
設した水冷ラジェータで直接冷却されて、凝縮液化する
。 ゾールを含む気流が上述の水冷ラジェータを通過する時
、このラジェータのコルゲートフィンで流速が低下する
と共に、ラジェータを通過した気流は対流発生室で対流
して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生室底部へ
の落下を促進し、この底部に落下した液化ゾールはゾー
ル回収ドレンを介して例えばタンク等に貯溜回収される
。 このようにしてゾールが除去された気流は前述の気流リ
ターン通路を介して再び乾燥室内にリターンし、以下こ
のような循環作用の繰返しによって気流中に含まれるゾ
ール及び水分は徐々に低くなってゆき、洗濯物は自然乾
燥に近い状態で形崩れすることなく乾燥してゆく。 (へ)発明の効果 この結果、洗濯物から揮発するゾールを完全に回収する
ことができて、洗濯物にはゾール独特のS発性臭が残る
ことがなく、回収したゾールは再利用して繰返し使用で
きる。このため省資源を図り、ランニングコストを低減
できる。また、従来のように未回収のゾールを大気に放
出することがないので環境汚染をなくすことができる効
果がある。 しかも、水冷ラジェータによりゾールを露点まで直接冷
却し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾールの
落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高くなる
効果があるうえ、水冷ラジェータの使用により装置の大
幅なコストダウンを図ることができ、且つ乾燥室内の湿
気を徐々に低くしながら乾燥してゆくので、洗濯物が形
崩れすることもない。 加えて、上述の水冷ラジェータは吸引ファン吹出部とオ
フセットした位置に配設したので液化ゾールが吸引ファ
ン側に逆流することもなくなる。 (ト)発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面はゾール回収装置を備えた洗濯物の乾燥装置を示し
、第1図乃至第3図において、ベース11上に乾燥ハウ
ジング12を立設し、このハウジング12内に洗濯物A
を吊り下げてドライクリーニング処理する乾燥室13を
形成すると共に、乾燥ハウジング12の前側正面には洗
濯物Aの出し入れを行なうドア14を左右へ開閉可能に
取付けている。 また上述の乾燥ハウジング12の上端開口部には、所定
メツシュの金網15を水平に張架する一方、乾燥室13
の下域部には、洗濯物Aの落下を防止する所定メツシュ
の金網16を水平に張架している。 上述の上側の金網15の下部と、下側の金網16の上部
とには乾燥ハウジング12の内壁面に沿って各2本の蒸
気噴射ノズル17.17を平行に配設している。 そして上側の蒸気噴射ノズル17.17間の略中夫には
、ハンガ18を介して洗濯物Aを吊り下げる吊下げ棒1
9を水平に横架している。 前述の乾燥ハウジング12の背面側および上面側には、
断面逆り字状の気流循環路20を形成するダクト21を
取付ける一方、金網16下部中央の乾燥室13と、後述
するゾール回収装置31のファンハウジング32人口部
とを連通ずる中央吸入口22をハウジング12背面に開
口し、また、この中央吸入口22の左右には、金網16
下部両側の乾燥室13と、上述のダクト21下部とを連
通ずる中央吸入口22の口幅の約半分の口幅を有するサ
イド吸入口23.23を形成している。 上述のサイド吸入口23.23と対向する乾燥室13下
部には、気流の流通が可能な加熱し−タ24.24を傾
斜状に配設している。 また上述のサイド吸入口23.23と対応する前述の気
流循環路20上部のコーナ部分には、サイド吸入口23
.23から吸込んだ気流を乾燥室13の上端開口に循環
する循環ファン25.25を軸架し、これら各循環ファ
ン25.25を、ダクト21の天面に搭載したモータ2
6,26で格別に駆動すべく構成している。 さらに、上述の各循環ファン25.25の吹出側と対応
し、かつ乾燥室13上部の金IIq15上方には、気流
の流通が可能な加熱し−タ27,27を水平に横架して
いる。 さらにまた前述のダクト21の下部背面には、同ダクト
21内の気流循環路20に外気を取入れる外気収入口2
8.28を開口すると共に、これら各取入口28.28
を開閉操作する開閉ダンパ29.29を取付けている。 ところで、前述の中央吸入口22と、ダクト21上部中
央に開口しなリターン孔30との間には、ゾール回収装
)こ31を取付けている。 このゾール回収装置31は第2図、第3図に示すように
、上述の中央吸入口22と連通ずるファンハウジング3
2を設け、このファンハウジング32内に、モータ33
で駆動される吸引ファン34を軸架して、乾燥室13内
にゾールを含む気流を吸引すべく構成している。 また上述の吸引ファン34の吹出部に、上方に延びる吹
出ダクト35を連設し、この吹出ダクト35の上端左右
に斜め下方へ延びる連通ダクト36.36を連設すると
共に、これら各連通ダクトには比較的内容積の大きいタ
ンク37.37を連設し、さらに該タンク37.37の
上端開口と前述のリターン孔30とを逆T字状に連通ず
るリターンダクト38を連設することで、乾燥室13の
下部と上部とをバイパス状に連通ずる気流リターン通路
39を形成している。 さらに上述の吹出ダクト35上方には、吸引ファン34
から吹出される気流を衡突して左右に分流する整流板4
0を設けると共に、前述の連通ダクl〜36.36内に
は、吸引ファン34吹出部とオフセットして水冷ラジェ
ータ41.41を介設し、これら各水冷ラジェータ41
.41で、気流中のゾールをa縮させるように構成して
いる。 上述の各水冷ラジェータ41.41は、コルゲートフィ
ン(図示せず)と下方から上方へ水流を供給するウォー
タパイプ42.42とを有し、とのウォータパイプ42
内を流通させる水によって、気流中のゾールおよび水分
を液化させる。 しかも、上述の水冷ラジェータ41.41の後位を、ラ
ジェータ41.41前位よりも通路面積を大に設定して
、上述のタンク37.37内に対流発生室43.43を
形成すると共に、これら左右の各対流発生室43.43
の下部にはa節した液化ゾールを回収するゾール回収ド
レンパイプ44を連結し、このパイプ44の下端を液化
lゾール貯溜タンク45内に@ませている。 さらに前述の気流リターン通路39の所定箇所、具体的
にはタンク37上域内壁およびリターンダクト38下域
内壁には、先端が気流の流通方向に向いた複数のバッフ
ル46・・・を傾斜状に取付けて、液化ゾールの落下促
進を図るように構成している。 さらにまた、上述の気流リターン通路39を構成するリ
ターンダクト38の上部には、気流の流れを排気口47
とリターン孔30とに択一的に切換え制御する排気ダン
パ48を取付けている。 なお、図中49はモータ26と循環ファン25とを連動
させるプーリおよびベルトをカバーするブーリカバー、
50は制御ボックス、51はモータ33と吸引ファン3
4とを連動させるプーリ52.53およびベルト54を
カバーするブーリカバーである。 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。 上述の乾燥装置で洗濯物Aを乾燥する場合、第1図、第
2図に示すように洗濯物Aをハンガ18に掛けて、この
ハンガ18を乾燥室13に架設した吊下げ棒19に吊り
下げた後に、ドア14を閉じて乾燥室13を密閉する。 この後、乾燥室13の上部と下部の両加熱し−タ27,
24に通電し、上部両側の循環ファン25.25を回転
させて湿気を含んだままの加熱気流Xを乾燥室13の上
部より下部に噴出させると共に、下部両側のサイド吸入
口23.23から加熱し−タ24,24で加熱された空
気を吸引して矢印aで示す如く循環させ、乾燥室13内
を90度前後に加熱して、洗濯物Aを乾燥する。 同時に前述のゾール回収装W31を駆動してゾール及び
水分の回収を行なう。 すなわち、排気ダンパ48で排気口47を閉止すると共
に、吸引ファン34を回転駆動して、この吸引ファン3
4で乾燥室13内のゾールを含んだ気流Yを第1図、第
3図の中央吸入口22がら吸引すると共に、この気流Y
を第3図に矢印すで示す如く吸引ファン34の吹出部か
ら吹出ダクト35に吹出ず。 この吹出ダクト35から吹出された気流Yは整流板40
に衝突して矢印Cで示す如く左右に分流し、連通ダクト
36.36を通って水冷ラジェータ41.41に至る。 そして、上述のゾールを含む気流Yは水冷ラジェータ4
1.41で急激に直接冷却されて、上述の気流Y中の水
分およびゾールは凝縮液化する。 また、上述のゾールを含む気流Yが上述の水冷ラジエ〜
り41.41を通過する時、このラジェータ41.41
のコルゲートフィンで流速が低下すると共に、ラジェー
タ41.41を通過した気流は対流発生室43.43で
対流して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生室4
3.43底部への落下を促進し、この底部に落下した液
化ゾールはゾール回収ドレンパイプ44を介して液化ゾ
ール貯溜タンク45内に貯溜回収される。 回収された液化ゾールは気水分離機にかけて水分を除去
する。 このようにしてゾールが除去された気流Zはバッフル4
6・・・に衝突して更なるゾールの落下促進を行ないな
がら、リターンダクト38、リターン孔30を介して第
3図、第2図に矢印dで示すように再び乾燥室13内に
リターンする。 このような気流リターンを複数回繰返しながら気流Y中
に含まれるゾールと水分を次第に除去してゆく。そして
気流Y中のゾールを完全に除去した後に、前述の排気ダ
ンパ48を第2図、第3図の仮想線位置に切換えて排気
口47を開放し、ゾールを含まない気流を上述の排気口
47から大気に放出する。 このとき乾燥室13内の気流の約半分はサイド吸収口2
3.23からし−タ24,24で加熱循環しながら、池
の約半分は中央吸入口22より吸引されてゾール回収部
31で分離作用を受けて乾燥室13内に放出し、この気
流循環により乾燥室13内を流通する加熱気流Xの湿度
を徐々に低下させてゆくのであるが、加熱気流Xの湿度
の低下と共に、洗濯物は自然乾燥に近い状態で次第に乾
燥してゆき、′IjL後に完全に乾燥し気流中のゾール
もほぼ完全に吸収される。 上述の洗濯物Aの乾燥およびゾール回収に要する時間は
、約10分程度である。 次に両側部の外気吸入用の開閉ダンパ29,29を閉鎖
し、乾熱室13内を密封状態にして上下の蒸気噴射ノズ
ル17.17より蒸気を洗濯物Aに向けて噴射し、加熱
し−タ27,24の温度を低くしながら乾燥室13内の
温度を60度前後まで降下させ、同時に循環ファン25
、吸引ファン34を約30秒間停止した状態で洗濯物A
の蒸し処理を行なう。 その後、上述の各ファン25.34を回転させ、かつ開
閉ダンパ29、排気ダンパ48を外気導入停止状態に閉
成し、乾燥室13内に上方から下方への気流循環で蒸気
をむらなく循環させ、洗濯物Aに5遍なく蒸気を作用さ
せるスチーム循環を約30秒間行なう。 この時前述の水冷ラジェータ41.41への水流供給は
遮断する。 次に上述の各ダンパー29.48を閉鎖した状態のまま
で、加熱し−タ27,24の一方を停止して更に温度を
低くし、上述の各ファン25.34を回転させて乾燥室
13の上部より下部に加熱気流Xを、高速で約30秒間
循環させ、洗濯物Aを乾燥しながら左右の振動と下方へ
の吸引張力を作用させ、生地に付いた皺を延ばす仕上げ
処理を行なう。 最後に両ダンパー29.48を開放して、外気取入口2
8.28から外気を取入れながら乾燥室13内を冷却し
、洗濯物Aを急冷すると同時に、前述の排出口47から
内部の熱気を機外へ放出する冷却処理を約1分間行なう
。 この冷却処理によって延ばした皺が洗濯物Aに残ること
を防止して仕上げ状態が定着でき、上述したゾール回収
乾燥工程と、蒸し工程、仕上げ工程および冷却工程の全
工程約14分間で行ない、従来装置に比教してドライク
リーニング全工程を約倍の速さで、しかも乾燥は、徐々
に加熱気流中のゾール及び湿気の除去してゆく自然乾燥
に近い状態で行なわれるので、洗濯物には熱収縮の差や
表と裏との乾燥時間差等による形崩れが生じない。 このため、仕上げ機を用いることなく洗濯物Aをアイロ
ンの殆んど不要な状態にまで完全に処理することができ
る。 以上要するに、洗濯!l’fiAから揮発するゾールを
気流リターン作用で完全に回収することができて、洗濯
iAにはゾール独特の揮発性臭が残ることがなく回収し
たゾールは再利用して繰返し使用できる。このため省資
源化を図って、ランニングコストを低減でき、また従来
のように未回収のゾールを大気に放出することがないの
で、環境汚染をなくずことができる効果がある。 しかも、水冷ラジェータ41によりゾールを露点まで直
接急冷し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾー
ルの落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高く
なる効果があるうえ、水冷ラジェータ41の使用により
装置が簡単かつ低コストとなる効果がある。 加えて、上述の水冷ラジェータ41は吸引ファン34の
吹出部とオフセットした位置に配設したので、液化ゾー
ルが吸引ファン34 IF!IIに逆流することもなく
なる。 この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のゾール回収ドレンは、実施例のゾール回収ド
レンパイプ44に対応するも、この発明は上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。 4、図面の簡単な説明 図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図はゾール回収装置を備えた洗濯物乾燥装置の断面
図、 第2図は第1図の■−■線矢視断面図、第3図は第2図
の■−■線矢視断面図である。 13・・・乾燥室 31・・・ゾール回収装置34
・・・吸引ファン 39・・・気流リターン通路41・
・・水冷ラジェータ 43・・・対流発生室 44・・・ゾール回収ドレンパイプ A・・・洗濯物
図、 第2図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は第
2図のm−m線矢視断面図である・13・・・乾燥室
31・・・ゾール回収装置34・・・吸引ファン
3つ・・・気流リターン通路41・・・水冷ラジェータ 43・・・対流発生室 44・・・ゾール回収ドレンバイブ A・・・洗濯物 手続祁i正書(自発) 昭和63年2月19日 事件との関係 特許出願人 住所 大阪府南河内郡美原町小寺738番地の4氏名
宮田幸男 〈国霜) 5 補正命令の日付(自発) 昭和 年 月 日 (発送日 昭和 年 月 日)6 補正により
増加する発明の数 7 補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 8 補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する(補正の対象の
欄に記載した事項以外に変更なし)。 9 添付書類の目録 (1)全文訂正明細書 1透明 細
書 1、発明の名称 洗濯物のゾール回収装置 2、特許請求の範囲 1、乾燥室にI+i1つ下げられた洗濯物より揮発する
ゾールを回収する洗濯物のゾール回収装置であって、 乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイパス状に連通
ずる気流リターン通路を設け、この気流リターン通路に
乾燥室内のゾールを含む気流を吸引する吸引ファンを設
けると共に、吸引ファン吹出部とオフセラl−した位置
に気流中のゾールを凝縮させる水冷ラジェータを設け、
該水冷ラジェータの後位をラジェータ前位より通路面積
を大に設定して、対流発生室を形成し、該対流発生室下
部にゾール回収ドレンを連結した 洗濯物のゾール回収装置。 3、発明の詳細な説明 (イ)発明の分野 この発明は、例えば背広、ズボンおよびスカートその他
の洗濯物をドライクリーニングした際、これら洗濯物か
ら揮発する洗剤等のゾールを回収するような洗濯物のゾ
ール回収装置に関する。 (ロ)発明の背景 従来、上述例の洗濯物のゾール回収装置としては、例え
ば、乾燥室の一部に連通させた気流通路に、ゾール冷却
用のクーラを介設し、クーラ後位の気流通路を大気に開
放する構造の装置がある。 しかし、上述の従来装置では、−mのクーラを用いてゾ
ールを冷却する関係上、クーリングタワーを設けなけれ
ばならない等装置が高価となるうえ、間接冷却手段であ
り、しかもゾール回収部を1度通過させただけの気流を
放出してしまうので、充分なゾール回収を行なうことが
できず、洗濯物にゾール独特の揮発性臭が残るばかりで
なく、未回収のゾールがクーラ後位から上述の気流通路
を介して大気に放出されるので、高価なゾールの完全な
再利用ができず省資源化が阻害され、また環境汚染の要
因となる問題点を有していた。 (ハ)発明の目的 この発明は、洗濯物に付着したゾール分を完全に回収で
き、これを再利用して効率化し、環境汚染をなくすこと
ができるうえ、装置自体も大幅なコストダウンを図るこ
とができる洗濯物のゾール回収装置の提供を目的とする
。 (ニ)発明の構成 この発明は、乾燥室に吊り下げられた洗濯物より揮発す
るゾールを回収する洗濯物のゾール回収装置であって、
乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイパス状に連通
ずる気流リターン通路を設け、この気流リターン通路に
乾燥室内のゾールを含む気流を吸引する吸引ファンを設
けると共に、吸引ファ、ン吹出部とオフセットした位置
に気流中のゾールをa縮させる水冷ラジェータを設け、
該水冷ラジェータの後位をラジェータ前位より通路面積
を大に設定して、対流発生室を形成し、該対流発生室下
部にゾール回収ドレンを連結した洗濯物のゾール回収装
置であることを特徴とする。 (ホ)発明の作用 この発明によれば、乾燥室に吊り下げられてドライクリ
ーニング処理される洗濯物から揮発したゾールは、上述
の吸引ファンにより乾燥室内の気流と共に吸引された後
に、この吸引ファンの吹出部から気流リターン通路に吐
出され、上述の吹出部に対してオフセットした位置に配
設した水冷ラジェータで直接冷却されて、凝縮液化する
。 ゾールを含む気流が上述の水冷ラジェータを通過する時
、このラジェータのコルゲートフィンで流速が低下する
と共に、ラジェータを通過した気流は対流発生室で対流
して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生室底部へ
の落下を促進し、この底部に落下した液化ゾールはゾー
ル回収ドレンを介して例えばタンク等に貯溜回収される
。 このようにしてゾールが除去された気流は前述の気流リ
ターン通路を介して再び乾燥室内にリターンし、以下こ
のような循環作用の繰返しによって気流中に含まれるゾ
ール及び水分は徐々に低くなってゆき、洗濯物は自然乾
燥に近い状態で形崩れすることなく乾燥してゆく。 (へ)発明の効果 この結果、洗濯物から揮発するゾールを完全に回収する
ことができて、洗濯物にはゾール独特のS発性臭が残る
ことがなく、回収したゾールは再利用して繰返し使用で
きる。このため省資源を図り、ランニングコストを低減
できる。また、従来のように未回収のゾールを大気に放
出することがないので環境汚染をなくすことができる効
果がある。 しかも、水冷ラジェータによりゾールを露点まで直接冷
却し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾールの
落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高くなる
効果があるうえ、水冷ラジェータの使用により装置の大
幅なコストダウンを図ることができ、且つ乾燥室内の湿
気を徐々に低くしながら乾燥してゆくので、洗濯物が形
崩れすることもない。 加えて、上述の水冷ラジェータは吸引ファン吹出部とオ
フセットした位置に配設したので液化ゾールが吸引ファ
ン側に逆流することもなくなる。 (ト)発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面はゾール回収装置を備えた洗濯物の乾燥装置を示し
、第1図乃至第3図において、ベース11上に乾燥ハウ
ジング12を立設し、このハウジング12内に洗濯物A
を吊り下げてドライクリーニング処理する乾燥室13を
形成すると共に、乾燥ハウジング12の前側正面には洗
濯物Aの出し入れを行なうドア14を左右へ開閉可能に
取付けている。 また上述の乾燥ハウジング12の上端開口部には、所定
メツシュの金網15を水平に張架する一方、乾燥室13
の下域部には、洗濯物Aの落下を防止する所定メツシュ
の金網16を水平に張架している。 上述の上側の金網15の下部と、下側の金網16の上部
とには乾燥ハウジング12の内壁面に沿って各2本の蒸
気噴射ノズル17.17を平行に配設している。 そして上側の蒸気噴射ノズル17.17間の略中夫には
、ハンガ18を介して洗濯物Aを吊り下げる吊下げ棒1
9を水平に横架している。 前述の乾燥ハウジング12の背面側および上面側には、
断面逆り字状の気流循環路20を形成するダクト21を
取付ける一方、金網16下部中央の乾燥室13と、後述
するゾール回収装置31のファンハウジング32人口部
とを連通ずる中央吸入口22をハウジング12背面に開
口し、また、この中央吸入口22の左右には、金網16
下部両側の乾燥室13と、上述のダクト21下部とを連
通ずる中央吸入口22の口幅の約半分の口幅を有するサ
イド吸入口23.23を形成している。 上述のサイド吸入口23.23と対向する乾燥室13下
部には、気流の流通が可能な加熱し−タ24.24を傾
斜状に配設している。 また上述のサイド吸入口23.23と対応する前述の気
流循環路20上部のコーナ部分には、サイド吸入口23
.23から吸込んだ気流を乾燥室13の上端開口に循環
する循環ファン25.25を軸架し、これら各循環ファ
ン25.25を、ダクト21の天面に搭載したモータ2
6,26で格別に駆動すべく構成している。 さらに、上述の各循環ファン25.25の吹出側と対応
し、かつ乾燥室13上部の金IIq15上方には、気流
の流通が可能な加熱し−タ27,27を水平に横架して
いる。 さらにまた前述のダクト21の下部背面には、同ダクト
21内の気流循環路20に外気を取入れる外気収入口2
8.28を開口すると共に、これら各取入口28.28
を開閉操作する開閉ダンパ29.29を取付けている。 ところで、前述の中央吸入口22と、ダクト21上部中
央に開口しなリターン孔30との間には、ゾール回収装
)こ31を取付けている。 このゾール回収装置31は第2図、第3図に示すように
、上述の中央吸入口22と連通ずるファンハウジング3
2を設け、このファンハウジング32内に、モータ33
で駆動される吸引ファン34を軸架して、乾燥室13内
にゾールを含む気流を吸引すべく構成している。 また上述の吸引ファン34の吹出部に、上方に延びる吹
出ダクト35を連設し、この吹出ダクト35の上端左右
に斜め下方へ延びる連通ダクト36.36を連設すると
共に、これら各連通ダクトには比較的内容積の大きいタ
ンク37.37を連設し、さらに該タンク37.37の
上端開口と前述のリターン孔30とを逆T字状に連通ず
るリターンダクト38を連設することで、乾燥室13の
下部と上部とをバイパス状に連通ずる気流リターン通路
39を形成している。 さらに上述の吹出ダクト35上方には、吸引ファン34
から吹出される気流を衡突して左右に分流する整流板4
0を設けると共に、前述の連通ダクl〜36.36内に
は、吸引ファン34吹出部とオフセットして水冷ラジェ
ータ41.41を介設し、これら各水冷ラジェータ41
.41で、気流中のゾールをa縮させるように構成して
いる。 上述の各水冷ラジェータ41.41は、コルゲートフィ
ン(図示せず)と下方から上方へ水流を供給するウォー
タパイプ42.42とを有し、とのウォータパイプ42
内を流通させる水によって、気流中のゾールおよび水分
を液化させる。 しかも、上述の水冷ラジェータ41.41の後位を、ラ
ジェータ41.41前位よりも通路面積を大に設定して
、上述のタンク37.37内に対流発生室43.43を
形成すると共に、これら左右の各対流発生室43.43
の下部にはa節した液化ゾールを回収するゾール回収ド
レンパイプ44を連結し、このパイプ44の下端を液化
lゾール貯溜タンク45内に@ませている。 さらに前述の気流リターン通路39の所定箇所、具体的
にはタンク37上域内壁およびリターンダクト38下域
内壁には、先端が気流の流通方向に向いた複数のバッフ
ル46・・・を傾斜状に取付けて、液化ゾールの落下促
進を図るように構成している。 さらにまた、上述の気流リターン通路39を構成するリ
ターンダクト38の上部には、気流の流れを排気口47
とリターン孔30とに択一的に切換え制御する排気ダン
パ48を取付けている。 なお、図中49はモータ26と循環ファン25とを連動
させるプーリおよびベルトをカバーするブーリカバー、
50は制御ボックス、51はモータ33と吸引ファン3
4とを連動させるプーリ52.53およびベルト54を
カバーするブーリカバーである。 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。 上述の乾燥装置で洗濯物Aを乾燥する場合、第1図、第
2図に示すように洗濯物Aをハンガ18に掛けて、この
ハンガ18を乾燥室13に架設した吊下げ棒19に吊り
下げた後に、ドア14を閉じて乾燥室13を密閉する。 この後、乾燥室13の上部と下部の両加熱し−タ27,
24に通電し、上部両側の循環ファン25.25を回転
させて湿気を含んだままの加熱気流Xを乾燥室13の上
部より下部に噴出させると共に、下部両側のサイド吸入
口23.23から加熱し−タ24,24で加熱された空
気を吸引して矢印aで示す如く循環させ、乾燥室13内
を90度前後に加熱して、洗濯物Aを乾燥する。 同時に前述のゾール回収装W31を駆動してゾール及び
水分の回収を行なう。 すなわち、排気ダンパ48で排気口47を閉止すると共
に、吸引ファン34を回転駆動して、この吸引ファン3
4で乾燥室13内のゾールを含んだ気流Yを第1図、第
3図の中央吸入口22がら吸引すると共に、この気流Y
を第3図に矢印すで示す如く吸引ファン34の吹出部か
ら吹出ダクト35に吹出ず。 この吹出ダクト35から吹出された気流Yは整流板40
に衝突して矢印Cで示す如く左右に分流し、連通ダクト
36.36を通って水冷ラジェータ41.41に至る。 そして、上述のゾールを含む気流Yは水冷ラジェータ4
1.41で急激に直接冷却されて、上述の気流Y中の水
分およびゾールは凝縮液化する。 また、上述のゾールを含む気流Yが上述の水冷ラジエ〜
り41.41を通過する時、このラジェータ41.41
のコルゲートフィンで流速が低下すると共に、ラジェー
タ41.41を通過した気流は対流発生室43.43で
対流して更に流速が低下し、液化ゾールの対流発生室4
3.43底部への落下を促進し、この底部に落下した液
化ゾールはゾール回収ドレンパイプ44を介して液化ゾ
ール貯溜タンク45内に貯溜回収される。 回収された液化ゾールは気水分離機にかけて水分を除去
する。 このようにしてゾールが除去された気流Zはバッフル4
6・・・に衝突して更なるゾールの落下促進を行ないな
がら、リターンダクト38、リターン孔30を介して第
3図、第2図に矢印dで示すように再び乾燥室13内に
リターンする。 このような気流リターンを複数回繰返しながら気流Y中
に含まれるゾールと水分を次第に除去してゆく。そして
気流Y中のゾールを完全に除去した後に、前述の排気ダ
ンパ48を第2図、第3図の仮想線位置に切換えて排気
口47を開放し、ゾールを含まない気流を上述の排気口
47から大気に放出する。 このとき乾燥室13内の気流の約半分はサイド吸収口2
3.23からし−タ24,24で加熱循環しながら、池
の約半分は中央吸入口22より吸引されてゾール回収部
31で分離作用を受けて乾燥室13内に放出し、この気
流循環により乾燥室13内を流通する加熱気流Xの湿度
を徐々に低下させてゆくのであるが、加熱気流Xの湿度
の低下と共に、洗濯物は自然乾燥に近い状態で次第に乾
燥してゆき、′IjL後に完全に乾燥し気流中のゾール
もほぼ完全に吸収される。 上述の洗濯物Aの乾燥およびゾール回収に要する時間は
、約10分程度である。 次に両側部の外気吸入用の開閉ダンパ29,29を閉鎖
し、乾熱室13内を密封状態にして上下の蒸気噴射ノズ
ル17.17より蒸気を洗濯物Aに向けて噴射し、加熱
し−タ27,24の温度を低くしながら乾燥室13内の
温度を60度前後まで降下させ、同時に循環ファン25
、吸引ファン34を約30秒間停止した状態で洗濯物A
の蒸し処理を行なう。 その後、上述の各ファン25.34を回転させ、かつ開
閉ダンパ29、排気ダンパ48を外気導入停止状態に閉
成し、乾燥室13内に上方から下方への気流循環で蒸気
をむらなく循環させ、洗濯物Aに5遍なく蒸気を作用さ
せるスチーム循環を約30秒間行なう。 この時前述の水冷ラジェータ41.41への水流供給は
遮断する。 次に上述の各ダンパー29.48を閉鎖した状態のまま
で、加熱し−タ27,24の一方を停止して更に温度を
低くし、上述の各ファン25.34を回転させて乾燥室
13の上部より下部に加熱気流Xを、高速で約30秒間
循環させ、洗濯物Aを乾燥しながら左右の振動と下方へ
の吸引張力を作用させ、生地に付いた皺を延ばす仕上げ
処理を行なう。 最後に両ダンパー29.48を開放して、外気取入口2
8.28から外気を取入れながら乾燥室13内を冷却し
、洗濯物Aを急冷すると同時に、前述の排出口47から
内部の熱気を機外へ放出する冷却処理を約1分間行なう
。 この冷却処理によって延ばした皺が洗濯物Aに残ること
を防止して仕上げ状態が定着でき、上述したゾール回収
乾燥工程と、蒸し工程、仕上げ工程および冷却工程の全
工程約14分間で行ない、従来装置に比教してドライク
リーニング全工程を約倍の速さで、しかも乾燥は、徐々
に加熱気流中のゾール及び湿気の除去してゆく自然乾燥
に近い状態で行なわれるので、洗濯物には熱収縮の差や
表と裏との乾燥時間差等による形崩れが生じない。 このため、仕上げ機を用いることなく洗濯物Aをアイロ
ンの殆んど不要な状態にまで完全に処理することができ
る。 以上要するに、洗濯!l’fiAから揮発するゾールを
気流リターン作用で完全に回収することができて、洗濯
iAにはゾール独特の揮発性臭が残ることがなく回収し
たゾールは再利用して繰返し使用できる。このため省資
源化を図って、ランニングコストを低減でき、また従来
のように未回収のゾールを大気に放出することがないの
で、環境汚染をなくずことができる効果がある。 しかも、水冷ラジェータ41によりゾールを露点まで直
接急冷し、かつ流速変化と対流との併用により液化ゾー
ルの落下を促進するので、ゾール回収効率が極めて高く
なる効果があるうえ、水冷ラジェータ41の使用により
装置が簡単かつ低コストとなる効果がある。 加えて、上述の水冷ラジェータ41は吸引ファン34の
吹出部とオフセットした位置に配設したので、液化ゾー
ルが吸引ファン34 IF!IIに逆流することもなく
なる。 この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のゾール回収ドレンは、実施例のゾール回収ド
レンパイプ44に対応するも、この発明は上述の実施例
の構成のみに限定されるものではない。 4、図面の簡単な説明 図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図はゾール回収装置を備えた洗濯物乾燥装置の断面
図、 第2図は第1図の■−■線矢視断面図、第3図は第2図
の■−■線矢視断面図である。 13・・・乾燥室 31・・・ゾール回収装置34
・・・吸引ファン 39・・・気流リターン通路41・
・・水冷ラジェータ 43・・・対流発生室 44・・・ゾール回収ドレンパイプ A・・・洗濯物
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、乾燥室に吊り下げられた洗濯物より揮発するゾール
を回収する洗濯物のゾール回収装 置であって、 乾燥室に、該乾燥室の下部と上部とをバイ パス状に連通する気流リターン通路を設け、この気流リ
ターン通路に乾燥室内のゾール を含む気流を吸引する吸引ファンを設ける と共に、吸引ファン吹出部とオフセットし た位置に気流中のゾールを凝縮させる水冷 ラジエータを設け、該水冷ラジエータの後 位をラジエータ前位より通路面積を大に設 定して、対流発生室を形成し、該対流発生 室下部にゾール回収ドレンを連結した 洗濯物のゾール回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62075729A JPS63240900A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 洗濯物のゾ−ル回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62075729A JPS63240900A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 洗濯物のゾ−ル回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63240900A true JPS63240900A (ja) | 1988-10-06 |
JPH0334759B2 JPH0334759B2 (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=13584651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62075729A Granted JPS63240900A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 洗濯物のゾ−ル回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63240900A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5869595A (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-25 | 三洋電機株式会社 | ドライクリ−ナ |
JPS5897398A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-06-09 | マエストレリ・エツセ・ピ−・ア− | ドライクリ−ニング機 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP62075729A patent/JPS63240900A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5869595A (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-25 | 三洋電機株式会社 | ドライクリ−ナ |
JPS5897398A (ja) * | 1981-11-26 | 1983-06-09 | マエストレリ・エツセ・ピ−・ア− | ドライクリ−ニング機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0334759B2 (ja) | 1991-05-23 |
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