JPS6324002A - 硬質焼結体切削加工具 - Google Patents

硬質焼結体切削加工具

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JPS6324002A
JPS6324002A JP61141418A JP14141886A JPS6324002A JP S6324002 A JPS6324002 A JP S6324002A JP 61141418 A JP61141418 A JP 61141418A JP 14141886 A JP14141886 A JP 14141886A JP S6324002 A JPS6324002 A JP S6324002A
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Tetsuo Nakai
哲男 中井
Akio Hara
昭夫 原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐摩工具、切削工具、掘削工具等の用途に使
用されるろう付け可能な硬質焼結体に関するものであり
、特にダイヤモンド焼結体および高圧相型窒化硼素焼結
体に関するものである。さらに本発明は該硬質焼結体か
らなる切削加工具に関する。
〔従来の技術〕
微細なダイヤモンド粒子を鉄族金属等の結合材を用いて
超高圧高温下で焼結して得られるダイヤモンド焼結体は
、切削工具、伸線ダイス、ドリルビット耐摩工具の刃先
材料として、従来の超硬合金に比べ格段に優れた耐摩耗
性を有している。また、微細な高圧相型窒化硼素を種々
の結合材を用いて焼結した・材料は、高硬度の鉄族金属
や鋳鉄の切削に対し優れた性能を示す。
第7図(a)’j (b)および(C)に示すようにこ
れらの焼結体1は、超硬合金の母材2上に直接または中
間接合層を介して、接合して用いられることが多い。超
硬合金2は、焼結体1の工具ホルダへのろう付けを可能
にするため、あるいは焼結ダイヤモンド等の補強のため
に用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第8図(a)および(b)に示すように
、これらの焼結体ではダイヤモンド焼結体や高圧相型窒
化硼素焼結体10部分がろう材4に濡れにくく、ホルダ
3とこれら焼結体部分1との間には間隙5が生ずるとい
う問題点があった。
したがって、第8図(a)および(b)に矢印で示す超
硬合金母材2との接合面に平行であるような応力が働く
と、超硬合金母材2による補強の効果がなくなり、焼結
体1中に亀裂が発生したり、エツジ部が欠損するという
問題を生じた。
したがって、従来の焼結体では主として超硬合金母材と
の接合面に垂直な方向の応力が負荷される用途のみにし
か使用することができなかった。また、これらの硬質焼
結体の寸法が小さい場合には、超硬合金母材でのみろう
付けされているため、ろう付け強度が低くくなり、使用
中ろう付けが外れてしまうという問題点もあった。
ところでこれらの硬質焼結体は、ダイヤモンドや高圧相
窒化硼素が安定な超高圧高温下で製造されるため、これ
?刃先として用いた切削加工用チップは高価な゛ものに
なる。切削す加工を行う場合、硬質焼結体は刃先になる
部分にのみ存在すれば良いが、これらの硬質焼結体を使
用するのは、高速で切削したシ高硬度の被剛材の場合で
あるだめ、高強度の保持力が必要となる。
前記したように超硬合金母材でのみろう付けされるため
、該超硬合金母材の面積が小さいとろう付強度が低いの
で、第7図(a) (b)および(c) K示すような
硬質焼結体1と超硬合金母材2からなる部材のサイズを
必要以上に大きくせねばならず、この点からも従来のダ
イヤモンドまたは高圧相型窒化硼素焼結体全使用した工
具は高価なものであった。
それゆえに、本発明の目的は、上記のダイヤモンド焼結
体や高圧相型窒化硼素焼結体の部分にもろう付けを可能
とした工具用硬質焼結体を提供することにある。本発明
のさらなる目的はダイヤモンドおよび/または高圧相型
窒化硼素焼結体?使用し、しかも従来品より安価で長寿
命な切削加工具を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者等
は、ダイヤモンド焼結体および/または高圧相型窒化硼
素焼結体にもろう付け可能で、かつろう付け強度の優れ
たものを開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ダイヤモン
ド焼結体および/または高圧相型窒化硼素焼結体に超硬
合金母材を直接または中間接合層を介して接合した硬質
焼結体に、厚さcL1μm以上20μm以下の周期律表
■a、VaおよびVIa族の元素からなる群より選ばれ
た1mまたは2種以上の金属もしくは該金属の炭化物ま
たはFe 、 Ni、qO1Au%Pt、Ag%Cuの
うちのいずれかの薄膜で、少なくともろう付けの必要な
硬質焼結体の表面を被覆することにより、被覆した薄膜
にろう材が濡れてホルダと硬質焼結体とが接合可能とな
ることを型い出した。このことにより、焼結体部にもろ
う付け可能と々るため、接合面積が増加するとともに、
上述のように超硬合金母材との接合面に平行であるよう
な応力が付加された場合【でも、ホルダが補強の役割を
果たし、硬質焼結体の亀裂の発生やエツジの欠損が有効
に防止されることを見い出した。
またダイヤモンドおよび/−!たは高圧相型窒化硼素t
−20容量係以上含有する焼結体部に超硬合金母材が直
接Kまたは中間接合層を介して接合されており、前記焼
結体部の表面が、厚さ11μm以上20μm以下の周期
律表IVa、■aおよびMa族の元素からなる群より選
ばれた1種または2種以上の金属もしくは該金属の炭化
物またはFe、Ni、Co %Au 、 Pt 、 A
g、 Ouのうちのいずれかからなるろう付け可能な物
質の薄膜で被覆されており、該焼結体部および前記超硬
金母材のホルダと接する部分はすべて該ホルダにろう付
けされてなる切削加工具は、高いろう付け強度を得られ
るので、刃先にのみ該硬質焼結体が存在するような従来
品より小型の焼結体を用いるものであっても、ろう付け
部よりの破損や硬質焼結体の破壊が生じないことを見い
出した。
本発明に使用するダイヤモンド焼結体は、20容i%以
上のダイヤモンドを含有するものである。特にダイヤモ
ンド含有1が80容量係以上で、残部が周期律表■a、
Vaおよび14a族の元素からなる群より選ばれた1種
もしくけ2種以上の金属の炭化物および/または鉄族金
属よりなる結合材である焼結ダイヤモンドが、特に優れ
た耐摩耗性を示すため好ましい。
また1本発明に使用する高圧相型窒化硼素焼結体は、高
圧相型窒化硼素を20容量係以上を含有するものである
。特に高圧相型窒化硼素の含有量が20容量係以上90
容量係以下で、残部が周期律表■a%”l/aおよびV
Ia族の元素力)らなる群より選ばれた1種もしくは2
種以上の金属の窒化物、炭化物、炭窒化物、硼化物の混
合物または固溶体より々る結合材、あるいはこれらの結
合材てAtおよび/またはSl  を結合材全体に対し
て1容量幅以上含有する高圧相型窒化硼素焼結体は、高
硬度の鉄族金属の切削において優れた耐摩耗性と靭性を
示すため好ましい。
本発明において硬質焼結体に付着させろう付けを可能に
する薄膜の膜厚は、cL1〜20μmが好ましい。膜厚
がQ、1μm未満であると、硬質焼結体の表面を有効に
被覆することが困難であり、その結果ろう材が均一に硬
質焼結体表面に付着しない。また膜厚が20μm?越え
ると、被覆工程に長時間を要し被覆層形成のコストが高
くなってしまう。すなわち膜厚の上限20μmは技術的
な理由でなく、経済的な理由より限定されるものである
本発明の薄膜としては、ろう材との濡れ性が良く、かつ
硬質焼結体との接合強度の高いものが好ましく、特に好
ましくは周期律表IVa、■aおよびVia族の元素か
らなる群から選ばれた1種または2種以上の金属もしく
は該金属の炭化物またはFe、Ni、C01Au、 P
t、 Ag%Ouのうちのいずれかで、ちる。
本発明の周期律表■a、VaおよびVIa族の金属もし
くは該金属の炭化物の薄膜が硬質焼結体上に強固に接合
する理由は以下のごとく推定できる。
まず、第1に薄膜として用いる周期律表■a。
VaおよびVIa族金属もしくは該金属の炭化物は硬質
焼結体中の結合材である周期律表IVa。
VaおよびMa族の炭化物、窒化物、炭窒化物との界面
で相互固溶体を形成するためと考えられる。
第2に薄膜としての周期律表31/a%VILおよびM
a族金属もしくは該金属の炭化物の成分が。
ダイヤモンド焼結体中の炭素あるいは高圧相型窒化硼素
焼結体中の硼素、窒素と結合するためと考えられる。特
に、MCl−8(Mは周期律表1Va、Va″!たはM
a族の金属を示す。)で表わされるような炭素原子が化
学量論値よプ低い場合、遊離金属とダイヤモンドの炭素
あるいは高圧相型窒化硼素の窒素%硼素とが結合し、接
合強度が向上するものと推定される。
さらに薄膜としての周期律表Ma%V&およびVIa族
金属もしくは該金属の炭化物は、鉄族金属に対し良好な
濡れ性を示す。これらの薄膜は、銀ろう、銅ろう等との
濡れ性も良く、ろう材は硬質焼結体上に付着し強固なろ
う付けが可能とな、る。
また本発明のFa、Ni、co 、ムu%Pt、Ag。
Cu の薄膜が硬質焼結体上に強固に接合する理由は以
下のとと〈K考えられる。
まず薄膜として用いる上記金属は、硬質焼結体中の結合
材である周期律表Ma、VaおよびMa族の元素からな
る金属の炭化物、窒化物、炭窒化物との濡れ性が良いこ
と、および上記金属はダイヤモンド焼結体中の炭素もし
くは高圧相型窒化硼素焼結体中の硼素、窒素と反応する
こと、によると考えられる。
さらにこれらの金属は銀ろうや銅ろうとの濡れ性が良く
、これらの金属を硬質焼結体に被覆することにより、ホ
ルダへの強固なろう付けが可能となる。
本発明における薄膜としては、特に炭化チタンの薄膜が
優れている。炭化チタンの熱膨張係数が8×10″″6
であり、硬質焼結体の焼結体部の熱膨張係数4.5〜6
 X 10−4に近似しておシ、また高温条件下大気中
でも安蝋であるからである。
ところで本発明において用いる優れた性能を有する硬質
焼結体は2750℃より高温になると、結合材とダイヤ
モンドあるいは高圧相型窒化硼素との熱膨張差による亀
裂発生や、ダイヤモンドらるいけ高圧相型窒化硼素の低
圧相型への変態(ダイヤモンドの場合にはグオファイト
化、高圧相型窒化硼素の場合にはhez −BN化)が
生じ劣化する。したがって、750C以下の温度で炭化
物薄膜を硬質焼結体上に強固に結合させる必要があり、
これは以下の実施HJ K示す開示の方法により可能と
なった。
以上説明した本発明の硬質焼結体を用いた切削加工用チ
ップについて以下に述べる。本発明の切削加工具におい
ては、該硬質焼結体の焼結体部の少なくともろう付けの
必要な表面について、該薄膜を被覆し、該被覆焼結体部
と超硬合金母材のホルダと接する部分はすべてろう付゛
けする。すなわち超硬合金母材部はそのまま、また硬質
焼結体部は該薄膜を介して、ホルダーにろう・付けされ
ているので、その性能が向上する。
本発明におけるホルダとしては超硬合金製のものが性能
向上の点で特に好まし込。これは、超硬合金と硬質焼結
体の熱膨張係数が近く、少う付けによる残留応力が少い
こと、超硬合金は強度が高いため硬質焼結体の補強に有
効であることが考えられる。本発明に用いるろう材とし
ては特に限定されず例えば銀ろう、銅ろう等が用いられ
る。
なお焼結体部の被覆は少なくともろう付けに必要な表面
について形成されておればよいのであるが、焼結体の表
面にすべて被覆しておき、ろう付けの後何らかの手段で
ろう付け面でない部分に残った被覆を除去してもよいし
、場合によればろう付け後も残しておいてもよい。
〔実施列〕
以下、本発明の実施列について説明する。
実施列1 平均粒度1μmのダイヤモンド粉末1wa−10%00
超硬合金製のポットとボールを用いて10時間粉砕した
。得られた粉末をWC−12%CO超硬合金製の容器に
充填した後、この上にCo板を置き栓をした。この容器
を超高圧高温装置に入れ、圧力55kb、温度1500
℃で15分間保持した。なお、この焼結体部はダイヤモ
ンドを85容量係、WOを5容量係、COを10容量幅
含有していた。
得られた焼結体表面をスパッタエツチングにより清浄化
した後、約3μmの厚みの炭化チタンからなる薄膜層を
プラズマCVD法により焼結体部の表面に形成した。な
お、薄膜の組成は、’rtco、eaであった。
このときの薄膜形成条件Fi%T i Ot4、CEr
、およびH,ガス中で、焼結体を700Cに加熱して1
時間保持するものである。
この焼結体を、第1図に示すようにJ腑規格BAg −
3相当の銀ろう4を用いて、銅製のホルダ3にろう付け
したところ、ダイヤモンド焼結体部1′までろう付けさ
れていた。
比較のため、上記ダイヤモンドの焼結体部に’r1c、
■被覆を施さないものについても同様にして鋼製のホル
ダにろう付けした。この場合には、ダイヤモンド焼結体
部にはろうが濡れず、ホルダと焼結体部との間には隙間
が生じていた。
以上の実施例と比較例による工具をダイヤモンド砥石で
研磨したところ、実施例による工具は均一に仕上げるこ
とができ、耐摩部品として使用可能であったが、比較例
は、研磨中隙間近傍のダイヤモンド焼結体部のエツジが
欠損してしまい、耐摩部品として使用することはできな
かった。
実施IA2 平均粒度5μmの立方晶型窒化硼素を70容量係含有し
、残部がTin、WCおよびAtを容積で6:1:3の
割合で含有してなる立方晶型窒化硼素焼結体部が、中間
接合層を介して超硬合金母材に接合されているものを試
作した。ここで、中間接合層は、立方晶型窒化硼素50
容量係含有し残部がTiCとムt を体積比で8:2の
割合で含有してなる厚さα03■の層である。
この焼結体を切断した後スパッタエツチングにより立方
晶型窒化硼素の表面を清浄化し、約5μmの厚みのTi
Co、、  からなる薄膜層をプラズマCVD法により
立方晶型窒化硼素焼結体部の表面に形成させた。
このときの薄膜層形成条件は、’ricz4.  C!
H4および■、ガス中で立方晶型窒化硼素焼結体を75
0℃に加熱し2時間保持するものである。
この立方晶型窒化硼素焼結体iJ工S規格のBAg −
4相当の銀ろうを用いて第2図に示すように超硬合金製
のホルダ3にろう付けした。ろう材4は、超硬合金母材
2のみならず立方晶型窒化硼素の焼結体部1′にまで濡
れておシ、ホルダ3に良好に接合していた。なお、比較
のため、第8図(1:、)に示すような従来の工具全、
焼結体の表面を炭化物薄膜で被覆する以外はこの実施列
と同様にして作成し比較例とした。これらの実施例と比
較例の工具によシ、■溝を有する5KD11 (HHC
60) t”切削速度1007M/分、切込みl:L5
■、送り(L 2 w /回転で切削したところ、実施
例の焼結体は30分切削しても刃先に亀裂や欠損が生じ
なかったのに対し、比較列の焼結体は15秒切削したと
ころで焼結体中に亀裂が発生した。
実施例3 超硬合金母材の上に、厚さα05簡で立方晶型窒化硼素
を60容量係含有し残部がTiC 、 WCおよびht
を体積で5:2:3の割合で含有してなる中間接合層を
介して、平均粒度10μmのダイヤモンドを90容i%
と残部が(w、 T1)CとCo よりなる組成のダイ
ヤモンドの焼結体部を接合し、硬質焼結体を作成した。
このダイヤモンドの焼結体部に、第1表に示す組成の薄
膜を高周波スパッタリング法により形成させた。
なお、ダイヤモンドの焼結体部は600℃に加熱した。
第  1  表 各焼結体を第3図に示すように超硬合金製ホルダ3にJ
工S規格BAg −1相当の銀ろう材を用いてろう付け
し、ダイヤモンドの焼結体部1′のろう付け性を観察し
た後、上面をダイヤモンド砥石による平面研削を行ない
、第3図にイで示す箇所の焼結体部の欠損状態?見た。
これらの結果も併せて第1表に示す。
実施例4 超硬合金母材の上に、立方晶型窒化硼素全50容i%含
有し残部が(Ti、Ta、 W、 Mo )(C%N)
、AlおよびSlを体積比でそれぞれ7二2二1の割合
で含有してなる焼結体部を接合し、硬質焼結体を作製し
た。得られた焼結体の表面を1反応性イオンブレーティ
ング法によシ、第2表に示す組成の薄膜?形成させた。
第  2  表 なお、上記のブランク形状は一辺が2.5mの直角二等
辺三角形で、厚みは焼結体部層がα8四、超硬合金母材
がα8四である。
各焼結体を、第3図に示すように、JI日規格BAg 
−1相当の銀ろう材?用いて、超硬合金製のホルダにろ
う付けし硬質焼結体のろう付け性を観察した。次に、こ
れらのチップを8NG 452に加工して切削用チップ
を作製し、硬度HRC61の5KD11  丸棒を切削
速度150m/分、切込み15■、送り(L 3 m 
/回転で切削した。
これらの結果も第2表に併せて示す。
実施例5 平均粒度3μmの立方晶型窒化硼素全60容量係含有し
、残部がTinとAt  よシ成る厚さ1瓢の硬質焼結
体が、厚さ3■のWe−10%組成の超硬合金母材に接
合した複合焼結体と作製し、第4図にその斜視図を示す
形状(iX2X4 van ) K加工した。次に該複
合焼結体の立方晶窒二化硼素焼結体部の表面をスパッタ
エツチングにより清浄化した後、プラズマcvn法によ
りTICから成る薄膜を膜厚1.5μmに形成した。
形成争件はTiC44,(!E、およびH,ガス中で複
合焼結体2710℃に加熱して35分間保持した。得ら
れた被覆焼結体部1′と超硬合金母材2からなる複合焼
結体を第5図に示すように1J工S規格BAg −4相
当の銀ろう4に用いて超硬合金製の台金3にろう付けし
て切削加工具(本発明品)としたところ、この切削加工
具においては立方晶型窒化硼素焼結体部まで完全にろう
付けされていた。
比較のために上記においてTiC被覆2行わず、その他
は同様にして切削加工具(比較品)を作製したところ、
この場合には立方晶型窒化硼素焼結体部はろうが捕れず
1合金と該焼結体部との間には隙間が生じた。
次に以上で得られた本発明品及び比較品を刃先ノーズR
がα4+w+となるように加工し、HRO60のダイス
鋼(外径100■、長さ300 m)を切込み02m、
送りα1■/回転、切削速度100m/分、乾式で切削
した。その結果、本発明の切削加工具では30分間切削
加工しても刃先の欠損が生じず、複合焼結体が超硬合金
製台金から動くこともなく、正常に切削できたのに対し
、比較品は2分間切削加工した時点で台金より複合焼結
体がけずれた。
さらKこれらの切削加工具を用いて、外径100、、長
さ30Ω麿の丸棒に@に平行に外周部に4ヶ所V字形状
の溝を有するダイス鋼(IROb 1)を、切削速度1
oom/分、切込みα2■、送り(11■/回転で切削
した。その結果、本発明品は10分間切削しても刃先が
欠損しなかったのに対し、比較品はくいつきと同時に欠
損してしまった。
実施例6 平均粒度7μmの立方晶型窒化硼素を75容量係含有し
、残部がTin 、 TiCおよびAt  を容積で5
:3:2の割合で含有してなる立方晶型窒化硼素焼結体
部が、50容量壬の立方晶型窒化硼素とTi−Atから
なる結合材の中間層(511μm厚)を介して、超硬合
金母材に接合されてなる複合焼結体を作製した。該複合
焼結体を第4図に示した形状(1x 1. s x a
 wm )に切断した後、第3表に示す薄膜を表に示す
種々の方法により該複合焼結体の硬質焼結体部に被覆し
た。
第  3  表 これらの被覆した複合焼結体を、第6図に示す如く超硬
合金製の台金3に銀ろう(J工s BAg−1)4を用
いてろう付けし、刃先ノーズ部がα8RKなるよう加工
して切削加工具(本発明品)を作製した。また、比較の
ため薄膜を被覆していない複合焼結体についても同様に
して切削加工具(比較品)を作製した。
以上で得られた切削加工具のチップろう付け状態を観察
したところ、A〜0のものは硬質焼結体が銀ろうを介し
て超硬合金の合金に接合されていたが、Qけ一部分ろう
すきがあった。また比較品は硬質焼結体と合金は接着し
ておらず隙間があった。
次にこれ等の切削加工具を用いて、切削速度120m/
分、切込み115tax、送り0. 1 m /回転で
、直径100關のインコネルを切削したところ1本発明
品であるA〜0は10分間切削しても問題は生じなかっ
たが、Qは2分間切削した時点で、また比較品は5分間
切削した時点で刃先が欠損した。
実施列7 平均粒度20μmのダイヤモンドを93容量係含有し、
残部がCoo よりなる硬質焼結体が中間接合層を介し
て超硬合金製の母材に接合した複合焼結体を作製した。
ここで該中間接合層は立方晶型窒化硼素を60容J%[
含有し、残部がTICとAt  f体積比で8:2の割
合いで含有してなる厚さα05■の層である。この複合
焼結体を第4図に示すような形状(I X2X3■)K
切断加工した後、スパッタエツチングによシダイヤモン
ド焼結体の表面を清浄化した後、実施例1と同様にして
厚さ2μmのTiOIFMを形成させた。
この被覆複合焼結体を超硬合金製の台金くろう付けして
、第5図に示すような切削加工具のチップを作製し、ノ
ーズ部t(18Hに仕上げた(本発明品)。比較のため
%T1C薄膜を形成しない以外は同様に行った切削加工
具を作製した(比較品)。これ等の切削加工Aを用いて
、ビッカース硬度1400のアルミナセラミックス(径
50 wm 、長さ100m1)t−1切削速度50m
/分、切込みαSum、送シα025 m /回転、湿
式で切削した。その結果、本発明品は10分間切削加工
しても異常がなかったのに対し、比較品は30秒間切削
した時点で複合焼結体部分が合金よりはずれた。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明の硬質焼結体の焼結体部は
ろう付け可能であるためホルダと、の間に隙間を生じる
ことなく、ホルダくろう付けされ得る。したがって、従
来の硬質焼結体よシもろう付けの面積を大巾に増加させ
ることができるので、ろう付け強度を飛躍的に向上させ
ることが可能になる。よって1本発明の硬質焼結体は、
切削工具、耐摩工具、ドリルピット等の刃先材等に有効
に利用され得るものである。
また上記の本発明の硬質焼結体を用いた本発明の切削加
工具はホルダと接する焼結体部と超硬合金の表面はすべ
て隙間なくホルダにろう付けされているので、硬質焼結
体を充分補強することが可能であシ、従来品では不可能
であった超、硬合金母材接合面に平行な応力が働ら〈用
途にも使用でき、高い衝撃力が負荷される断続切断用途
にも用いて、切削時の欠損やホルダからのはずれ等がな
く、従来品より長寿命であシ。
またろう付け面積増加より、従来この型のチップでは強
度的に困難であった複合焼結体部の小さいものでも実用
しうるので、よシ安価で高品質でちる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明を説明する図である。 第1図:本発明の硬質焼結体をホルダくろう付けした状
態を示す断面図、 。 第2図、第3図、第5図および第6m:本発・ 明の実
施態様を示す斜視図、   ′第4m:本発明に用いる
焼結体部と超硬合金母材からなる部材の斜視図◎ 第7図(a)ないしく0)は、従来や焼結体と超硬合金
母材からなる複合焼結体の斜視図、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダイヤモンドおよび/または高圧相型窒化硼素を
    20容量%以上含有する焼結体部に超硬合金母材が直接
    にまたは中間接合層を介して接合されている工具用硬質
    焼結体であつて、前記焼結体部の表面が、厚さ0.1μ
    m以上20μm以下の周期律表IVa、VaおよびVIa族
    の元素からなる群より選ばれた1種または2種以上の金
    属もしくは該金属の炭化物またはFe、Ni、Co、A
    u、Pt、Ag、Cuのうちのいずれかの薄膜で少なく
    とも部分的に被覆されることにより、該焼結体部がろう
    付け可能にされていることを特徴とする、工具用硬質焼
    結体。
  2. (2)前記焼結体部のダイヤモンド含有量が80容量%
    以上で、残部が周期律表IVa、VaおよびVIa族の元素
    からなる群より選ばれた1種もしくは2種以上の金属の
    炭化物および/または鉄族金属よりなる結合材であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の工具用硬
    質焼結体。
  3. (3)前記焼結体部の高圧相型窒化硼素の含有量が20
    容量%以上で、残部が周期律表IVa、VaおよびVIa族
    の元素からなる群より選ばれた1種もしくは2種以上の
    金属の窒化物、炭化物、炭窒化部、硼化物の混合物また
    は固溶体よりなる結合材であることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の工具用硬質焼結体。
  4. (4)前記結合材が、結合材全体に対して1容量%以上
    のAlおよび/またはSiを含有することを特徴とする
    、特許請求の範囲第3項記載の工具用硬質焼結体。
  5. (5)前記炭化物薄膜がTiCの薄膜であることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項記載の工具用硬質焼結体
  6. (6)ダイヤモンドおよび/または高圧相型窒化硼素を
    20容量%以上含有する焼結体部に超硬合金母材が直接
    にまたは中間接合層を介して接合されており、前記焼結
    体部の表面が、厚さ0.1μm以上20μm以下の周期
    律表IVa、VaおよびVIa族の元素からなる群より選ば
    れた1種または2種以上の金属もしくは該金属の炭化物
    またはFe、Ni、Co、Au、Pt、Ag、Cuのう
    ちのいずれかからなるろう付け可能な物質の薄膜で被覆
    されており、該焼結体部および前記超硬金母材のホルダ
    と接する部分けすべて該ホルダにろう付けされてなる切
    削加工具。
  7. (7)ホルダが超硬合金からなる特許請求の範囲第(6
    )項記載の切削加工具。
  8. (8)焼結体部がホルダに対し垂直にろう付けされてな
    る特許請求の範囲第(6)項又は第(7)項のいずれか
    に記載の切削加工具。
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