JPS6323853Y2 - - Google Patents

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JPS6323853Y2
JPS6323853Y2 JP1981068141U JP6814181U JPS6323853Y2 JP S6323853 Y2 JPS6323853 Y2 JP S6323853Y2 JP 1981068141 U JP1981068141 U JP 1981068141U JP 6814181 U JP6814181 U JP 6814181U JP S6323853 Y2 JPS6323853 Y2 JP S6323853Y2
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JP
Japan
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tape
snow
overhead
electric wire
thin
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JP1981068141U
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JPS57180910U (ja
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  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は着雪、特に初期段階の着雪を防止した
架空地線や架空送電線等の架空電線に関するもの
である。
一般に架空電線に付着した雪は外層素線の撚り
に沿つて移動し、これが表面張力によつて落下せ
ず増大し、やがて筒雪となり架空電線々路を損傷
する。
従来、このような着雪を防止する手段として
は、外層素線の撚りに沿つて移動する雪を係止す
るに足りる厚み又は外径を有するテープや線状体
を所定間隔(通常は撚ピツチ相当長)で巻付けた
ものが知られる。
しかしながら、上記従来品はテープや線状体で
雪の移動を阻止し雪を係止した状態とし、その雪
の自重で雪を落下させるものであるから、降雪の
初期段階の雪を落下させることは難かしい。
一方、このようなことのないように架空電線の
全外周を、雪の滑り易いプラスチツク又は雪の滑
り易い弗素樹脂塗料等を焼付け被覆したテープを
密に巻付けることにより覆つてしまい、雪を初期
段階で落下させてしまうものもある(例えば実公
昭46−37147号公報)。しかし、このようにすると
プラスチツクの一部が破損しこの孔から水が浸入
した場合やテープ間の隙間から水が浸入した場
合、この水が排水、蒸発し難く、これが架空電線
の金属素線を腐食してしまう恐れがあるばかり
か、熱の放散が阻止され、電線が異常に発熱して
しまう恐れがある。
本考案は、このような欠点を改良したものであ
る。
図において1は架空電線、2は雪の滑り易い薄
テープを示す。
雪の滑り易い薄テープ2は、テフロン、シリコ
ン、テフロン若しくはシリコンの層を表面に焼付
け等により設けた金属テープ等からなり、その裏
面には予め接着剤を塗布してある。
この薄テープ2は、図示する如く架空電線1に
略テープ幅以下の間隔で螺旋状に巻付け、前記接
着剤を介して架空電線1表面に接着してある。
また3はプラスチツクス等のリング等のバイン
ド体を示し、このバインド体3は螺旋状に巻付け
た薄テープ2を適当間隔で架空電線1に押付け固
定してある。
更に薄テープ2の厚みは、巻付完了後において
0.2mm以下になるよう選定してある。
尚、バインド体3は省略してもよく、またバイ
ンド体3を使用した場合は接着剤を使用しなくて
もよい。
次に他の実施例を第2図に基づき説明する。
この実施例に示したものは、薄テープ2として
第1図に示したものと同様の材質で裏面に接着剤
を塗布したものを使用し、これを架空電線1に、
これの長手方向に沿つてテープ幅以下の間隔で間
欠的に巻付け、接着剤を介して接着固定したもの
である。
このように構成した本考案架空電線は、テープ
2を薄いものとしたことにより架空電線1上に付
着した雪は、薄テープ2がある部分と、ない部分
とは力学的に連続した状態で付着する。
次いで薄テープ2の雪は下方に、また薄テープ
2がない部分の雪は撚線層の素線の撚りに沿つて
夫々移動する。
この両者の移動は、薄テープ2を雪の滑り易い
ものとしたことにより、薄テープ2上の雪の移動
速度がテープ2以外の部分の雪の移動速度に比し
格段と速く、例えば10倍以上の高速で移動する。
従つて薄テープ2上の雪と、これがない部分の雪
とは、その移動方向と移動速度とが異ると共に両
者の雪が力学的に連続していることにより、、そ
の力のバランスが崩れる。
この力のアンバランスは、薄テープ2相互の間
隔を略テープ幅以下にしたことにより、薄テープ
2のない部分の雪を落下させる。換言すれば薄テ
ープ2上の雪の移動力により薄テープ2のない部
分の雪を落下させる。
しかして本考案架空電線によれば、雪の滑り易
い薄テープを、略テープ幅以下の間隔で巻付け、
薄テープ上に付着した雪の移動力によりテープ以
外の架空線上に付着した雪を落下させるように構
成したもので、初期段階の降雪でこれを落下し得
る。
また薄テープは間隔をもつて巻付けたから、テ
ープと架空電線との間に水が浸入しても、容易に
排水、蒸発でき、架空電線の金属素線の腐食する
恐れがない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案架空電線の一実施例を示す正面
図、第2図は他の実施例を示す正面図である。 1……架空電線、2……薄テープ、6……バイ
ンド体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多数の金属素線を撚合わせてなる架空電線の
    表面に、雪の滑り易い薄テープを巻付けてなる
    架空電線において、前記薄テープを略テープ幅
    以下の間隔で巻付け、テープ上に付着した雪が
    下方の滑り移動する移動力で、テープ以外の架
    空電線上に付着した雪を落下させるように構成
    したことを特徴とする架空電線。 (2) 薄テープは架空電線にテープ幅以下の間隔の
    螺旋状で巻付けてなることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の架空電線。 (3) 螺旋状で巻付けた薄テープは、適当間隔でリ
    ングにより架空電線に押付け固定されてなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    に記載の架空電線。
JP1981068141U 1981-05-12 1981-05-12 Expired JPS6323853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981068141U JPS6323853Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12

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JPS57180910U JPS57180910U (ja) 1982-11-16
JPS6323853Y2 true JPS6323853Y2 (ja) 1988-06-30

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