JPS63238378A - 簡易冷却方法 - Google Patents
簡易冷却方法Info
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- JPS63238378A JPS63238378A JP6864587A JP6864587A JPS63238378A JP S63238378 A JPS63238378 A JP S63238378A JP 6864587 A JP6864587 A JP 6864587A JP 6864587 A JP6864587 A JP 6864587A JP S63238378 A JPS63238378 A JP S63238378A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、水に溶解するとき熱を吸収する物質を用いて
1食品や飲料の冷却ないし体温のtiJPlt等に利用
できる簡単な冷却方法に関する。
1食品や飲料の冷却ないし体温のtiJPlt等に利用
できる簡単な冷却方法に関する。
[従来の技術]
従来から、魚等の食品や瓶詰又は缶詰の飲料を運搬のあ
いだ等一時的に冷却したい場合、大規模かつ長距離なら
冷蔵設備を具えた車等が使用されるが1通常は氷が利用
されている。即ち、木箱等の容器に氷を詰め、この中に
食品や飲料を入れ、氷の融解熱を利用して冷却する方法
である。
いだ等一時的に冷却したい場合、大規模かつ長距離なら
冷蔵設備を具えた車等が使用されるが1通常は氷が利用
されている。即ち、木箱等の容器に氷を詰め、この中に
食品や飲料を入れ、氷の融解熱を利用して冷却する方法
である。
又、家庭や病院で病人の発熱した頭部を冷やしたり体温
を調箇し、あるいは夏期にスポーツ見物等の行楽や工事
現場などで暑さを抑えるために。
を調箇し、あるいは夏期にスポーツ見物等の行楽や工事
現場などで暑さを抑えるために。
氷を入れた袋を頭部にあてることが一般に行なわれてい
る。
る。
しかし、氷による食品等の冷却においては、氷が嵩ぼる
ほか、果物や魚類の場合は自重や運搬中の振動で損傷し
ゃすい等の不都合があった。又、医療用や行楽での体温
tJRs等のために頭部等に乗せる場合、氷はブロック
状で角ぼっているために頭部上で安定が悪く、特に行楽
や工事現場などでは使用しにくいという欠点があった。
ほか、果物や魚類の場合は自重や運搬中の振動で損傷し
ゃすい等の不都合があった。又、医療用や行楽での体温
tJRs等のために頭部等に乗せる場合、氷はブロック
状で角ぼっているために頭部上で安定が悪く、特に行楽
や工事現場などでは使用しにくいという欠点があった。
そこで最近では、装入りの簡易な冷却剤も医療用ないし
行楽用などとして、米国のJohnson &John
aon社から市販されている。この簡易冷却剤は、水に
溶解して熱を吸収する物質(具体的名称は不明である)
の粉末を、小袋に封入した水と一緒に非透水性の大袋に
入れて密封したもので、小袋を破って中の水を大袋中に
流出させ、大袋中の上記溶解吸熱物質の粉末がこの水に
溶解する時の熱の吸収により周囲を冷却するものである
。
行楽用などとして、米国のJohnson &John
aon社から市販されている。この簡易冷却剤は、水に
溶解して熱を吸収する物質(具体的名称は不明である)
の粉末を、小袋に封入した水と一緒に非透水性の大袋に
入れて密封したもので、小袋を破って中の水を大袋中に
流出させ、大袋中の上記溶解吸熱物質の粉末がこの水に
溶解する時の熱の吸収により周囲を冷却するものである
。
しかし、この簡易冷却剤は小型で携帯できる便利さはあ
るものの、冷却温度は最低でも一7℃程度であって、し
かも小袋に封入した水を一度に溶解吸熱物質に供給する
ので溶解並びに吸熱反応が急速に進行し、接触面壷0℃
以下に冷却する効果は15分〜30分しか持続できなか
った。
るものの、冷却温度は最低でも一7℃程度であって、し
かも小袋に封入した水を一度に溶解吸熱物質に供給する
ので溶解並びに吸熱反応が急速に進行し、接触面壷0℃
以下に冷却する効果は15分〜30分しか持続できなか
った。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、この様な従来の享情に鑑み、食品等の冷却運
搬にも不都合なく利用できるばかりか、頭部等を冷やし
て体温調節する場合にも安定して違和感なく使用でき、
しかも優れた冷却効果を長時間持続することのできる、
簡易な冷却方法を提供することを目的とする。
搬にも不都合なく利用できるばかりか、頭部等を冷やし
て体温調節する場合にも安定して違和感なく使用でき、
しかも優れた冷却効果を長時間持続することのできる、
簡易な冷却方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明の簡易冷却方法は、密封した又は密封されていな
い非透水性の有底容器内において、水に溶解するとき熱
を吸収する溶解吸熱性物質の粉末と、結晶水を含有する
金属含水塩の粉末とを混合し、両粉末の粒子の接触によ
り金属含水塩の粉末から結晶水を徐々に遊離せしめ、遊
離した結晶水に溶解吸熱物質性の粉末を溶解させ、この
溶解時の熱の吸収により上記容器の周囲又は容器の内部
を冷却することを特徴とするものである。
い非透水性の有底容器内において、水に溶解するとき熱
を吸収する溶解吸熱性物質の粉末と、結晶水を含有する
金属含水塩の粉末とを混合し、両粉末の粒子の接触によ
り金属含水塩の粉末から結晶水を徐々に遊離せしめ、遊
離した結晶水に溶解吸熱物質性の粉末を溶解させ、この
溶解時の熱の吸収により上記容器の周囲又は容器の内部
を冷却することを特徴とするものである。
溶解吸熱物質としては、公知の水に溶解するとき熱を吸
収する物質であってよく、例えば硝酸アンモニウム、千
オ硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム1.塩化カルシウ
ム6水塩、尿素等があり、これらの物質の1種又は2種
以上を用いることができる。
収する物質であってよく、例えば硝酸アンモニウム、千
オ硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム1.塩化カルシウ
ム6水塩、尿素等があり、これらの物質の1種又は2種
以上を用いることができる。
又、金属含水塩としては結晶水を遊離しやすいものが好
ましく、例えば硫酸ナトリウムlO水塩(Na2SOa
−10H20)、硫酸アルミニウムカリウム12水塩
(KAI(SOs)2・12H20) 、硫酸アンモニ
ウムアルミニウム12水塩(AINH4(SO4)・1
2H20)、硫酸アルミニウム18水塩(Al1(SO
4)3・18H20) 、アンモニウムミョウバン(A
l1(NH4)2SO4・820)等の1種又は2種以
上を使用することができる。
ましく、例えば硫酸ナトリウムlO水塩(Na2SOa
−10H20)、硫酸アルミニウムカリウム12水塩
(KAI(SOs)2・12H20) 、硫酸アンモニ
ウムアルミニウム12水塩(AINH4(SO4)・1
2H20)、硫酸アルミニウム18水塩(Al1(SO
4)3・18H20) 、アンモニウムミョウバン(A
l1(NH4)2SO4・820)等の1種又は2種以
上を使用することができる。
これらの物質は全て粉末状の結晶として得られ、使用す
る前は混合しないように両方の粉末を分離しておき、使
用に際して非透水性の袋等の密封した容器又は箱等の密
封されていない有底容器内において混合する。この場合
、少なくとも片方の粉末を袋等に密封しておけば、他ン
の粉末と一緒に同一容器中に混在させておくことができ
、便利である。
る前は混合しないように両方の粉末を分離しておき、使
用に際して非透水性の袋等の密封した容器又は箱等の密
封されていない有底容器内において混合する。この場合
、少なくとも片方の粉末を袋等に密封しておけば、他ン
の粉末と一緒に同一容器中に混在させておくことができ
、便利である。
又、これら両粉末の組合せ並びに混合割合は、所望とす
る冷却温度及び冷却持続時間などによって適宜選択する
ことができる。なかでも好ましい組合せとしては、溶解
吸熱性物質の粉末として硝酸アンモニウムと尿素の粉末
を、及び金属含水塩粉末として硫酸ナトリウム10水塩
の粉末を用いる例があげられる。又、好ましい混合割合
は、一般的に溶解吸熱物質と金属含水塩の粉末が重量比
でほぼ1:1である。
る冷却温度及び冷却持続時間などによって適宜選択する
ことができる。なかでも好ましい組合せとしては、溶解
吸熱性物質の粉末として硝酸アンモニウムと尿素の粉末
を、及び金属含水塩粉末として硫酸ナトリウム10水塩
の粉末を用いる例があげられる。又、好ましい混合割合
は、一般的に溶解吸熱物質と金属含水塩の粉末が重量比
でほぼ1:1である。
尚、両粉末を混合するために用いる容器は、最終的に硝
酸アンモニウムや金属塩の水溶液が生成するので、これ
を漏らさずに保持できる非透水性の有底容器であればよ
い、従って、頭部等を冷やして体温調節する場合の様に
容器の周囲を冷却するためには、合成樹脂フィルム等で
作成した袋などが便利であるし1食品等の冷却運搬の場
合の様に容器の内容物を冷却するためには、アルミや合
成樹脂のフィルムで内張すしたダンボールや木の箱を用
いるなど、容器を使いわけることによって各種の用途に
対応することが可能である。
酸アンモニウムや金属塩の水溶液が生成するので、これ
を漏らさずに保持できる非透水性の有底容器であればよ
い、従って、頭部等を冷やして体温調節する場合の様に
容器の周囲を冷却するためには、合成樹脂フィルム等で
作成した袋などが便利であるし1食品等の冷却運搬の場
合の様に容器の内容物を冷却するためには、アルミや合
成樹脂のフィルムで内張すしたダンボールや木の箱を用
いるなど、容器を使いわけることによって各種の用途に
対応することが可能である。
[作用]
本発明方法では、溶解吸熱物質を溶解させるための水を
金属含水塩に含まれる結晶水から供給するので、含水塩
からの結晶水の遊離が少しづつしか進行せず、従って遊
離した結晶水への溶解吸熱物質の溶解及びその際の吸熱
反応を長時間持続させることができる。従来の氷による
冷却や市販の簡易冷却剤に比較した場合、最終的に残る
水ないし水溶液の容積が同一であれば、本方法は−17
℃程度の最低温度を得ることができ、しかも 0℃にな
る迄はるかに長い時間低温を維持することができる。
金属含水塩に含まれる結晶水から供給するので、含水塩
からの結晶水の遊離が少しづつしか進行せず、従って遊
離した結晶水への溶解吸熱物質の溶解及びその際の吸熱
反応を長時間持続させることができる。従来の氷による
冷却や市販の簡易冷却剤に比較した場合、最終的に残る
水ないし水溶液の容積が同一であれば、本方法は−17
℃程度の最低温度を得ることができ、しかも 0℃にな
る迄はるかに長い時間低温を維持することができる。
更に、溶解吸熱物質及び金属含水塩の粉末の少なくとも
片方に、アルギン酸ナトリウムやポバール等の水を増粘
する物質の粉末、若しくは高分子吸収体と呼ばれるアク
リル酸ソーダの粉末を混合すれば、冷却作用を一層長い
時間持続させることが可能である。又、溶解吸熱物質及
び金属含水塩の粉末として結晶粒子径が大きなものを使
用するほど、冷却作用の持続時間を長くすることができ
る。
片方に、アルギン酸ナトリウムやポバール等の水を増粘
する物質の粉末、若しくは高分子吸収体と呼ばれるアク
リル酸ソーダの粉末を混合すれば、冷却作用を一層長い
時間持続させることが可能である。又、溶解吸熱物質及
び金属含水塩の粉末として結晶粒子径が大きなものを使
用するほど、冷却作用の持続時間を長くすることができ
る。
又、本方法では溶解吸熱物質及び金属含水塩とも粉末を
使用するので、両者の接触面積が大きくなり、結晶水を
利用するにもかかわらずその遊離が比較的容易であり、
両粉末を混合してから冷却効果が発揮されるまでの時間
も極めてみじかいものである。
使用するので、両者の接触面積が大きくなり、結晶水を
利用するにもかかわらずその遊離が比較的容易であり、
両粉末を混合してから冷却効果が発揮されるまでの時間
も極めてみじかいものである。
[実施例]
合成樹脂フィルムの袋内に、結晶粒径約1濡■の硝酸ア
ンモニウムの粉末1重量部と尿素の粉末0.5重量部を
混合して入れ、この袋内に更に結晶粒径的1.51■の
硫酸ナトリウム10水塩の粉末1.5重量部を入れて全
ての粉末をよく混合した。混合を開示すると直ちに袋の
表面温度が低下しはじめ、約1分後には一17℃の最低
温度に達した。
ンモニウムの粉末1重量部と尿素の粉末0.5重量部を
混合して入れ、この袋内に更に結晶粒径的1.51■の
硫酸ナトリウム10水塩の粉末1.5重量部を入れて全
ての粉末をよく混合した。混合を開示すると直ちに袋の
表面温度が低下しはじめ、約1分後には一17℃の最低
温度に達した。
この袋を20℃の室温に保持すると1袋の表面温度が一
3℃に上昇するまで約3時間を要した。
3℃に上昇するまで約3時間を要した。
又、10℃の室温に保持した場合には1表面温度が一5
℃に上昇するまで約7時間かかった。
℃に上昇するまで約7時間かかった。
[発明の効果]
本発明によれば、溶解吸熱物質の粉末の溶解吸熱反応に
金属含水塩の結晶水を利用するので、優れた冷却効果を
長時間持続することができる。
金属含水塩の結晶水を利用するので、優れた冷却効果を
長時間持続することができる。
又、溶解吸熱物質及び金属含水塩とも粉末を使用するの
で、果物や魚などを冷却しながら損傷なく運搬でき、体
温調節のために頭部等を冷やす場合にも肌になじんで違
和感がなく、携帯用冷却剤に応用すれば行楽などに便利
である。
で、果物や魚などを冷却しながら損傷なく運搬でき、体
温調節のために頭部等を冷やす場合にも肌になじんで違
和感がなく、携帯用冷却剤に応用すれば行楽などに便利
である。
(外1名)
Claims (2)
- (1)密封した又は密封されていない非透水性の有底容
器内において、水に溶解するとき熱を吸収する溶解吸熱
性物質の粉末と、結晶水を含有する金属含水塩の粉末と
を混合し、両粉末の粒子の接触により金属含水塩の粉末
から結晶水を徐々に遊離せしめ、遊離した結晶水に溶解
吸熱物質性の粉末を溶解させ、この溶解時の熱の吸収に
より上記容器の周囲又は容器の内部を冷却することを特
徴とする簡易冷却方法。 - (2)溶解吸熱性物質として硝酸アンモニウムと尿素の
粉末を、金属含水塩として硫酸ナトリウム10水塩の粉
末を使用することを特徴とする、特許請求の範囲(1)
項記載の簡易冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6864587A JPS63238378A (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 簡易冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6864587A JPS63238378A (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 簡易冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63238378A true JPS63238378A (ja) | 1988-10-04 |
Family
ID=13379658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6864587A Pending JPS63238378A (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 簡易冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63238378A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135247A (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-25 | Japan Broadcasting Corp |
-
1987
- 1987-03-23 JP JP6864587A patent/JPS63238378A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135247A (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-25 | Japan Broadcasting Corp |
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