JPS63237743A - 冷菓 - Google Patents

冷菓

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JPS63237743A
JPS63237743A JP62070845A JP7084587A JPS63237743A JP S63237743 A JPS63237743 A JP S63237743A JP 62070845 A JP62070845 A JP 62070845A JP 7084587 A JP7084587 A JP 7084587A JP S63237743 A JPS63237743 A JP S63237743A
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JP
Japan
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fatty acid
fat source
fat
acid ester
emulsifying agent
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JP62070845A
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JPH0367658B2 (ja
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Yasuo Kurata
倉田 泰夫
Minako Horikawa
堀川 美奈子
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、乳成分を含む冷菓に関するものである。
〔従来の技術〕
乳成分を含む冷菓は、その成分組成によって、アイスク
リーム、アイスミルク、ラクトアイス等に区別されて市
販されているが、いずれも、通常、脂肪源、無脂乳固形
分、糖分、乳化剤および水を主要成分とし、これらを均
一に混合し空気を混入させ増量させながらフリージング
して得られるものである。上記空気を混入させ増量させ
る場合の増量比(オーバーラン)が製品の硬度や組織、
風味に影響するため、オーバーランを適度に設定するこ
とが高品質の冷菓を得る重要なポイントとなる。
ところで、最近、健康食ブームを反映して、上記冷菓の
脂肪源として、全乳、バター等の乳脂肪に代えて、また
はその一部として植物油脂を用いることが検討されてい
る。上記植物油脂は、−1’IQに常温下において液状
で低温域にあっても固体脂率が低いものであり、上記フ
リージング工程において空気の入りが悪く、オーバーラ
ンも極めて低くなるため、従来から冷菓製造用には用い
られていなかった。
上記植物油脂を用い、冷菓として一定の品質を確保する
に足るオーバーランを実現する方法として、乳蛋白質を
含む動物性蛋白質と、植物性蛋白質を添加することが提
案されている(特公昭59−7412号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記動物性蛋白質と植物性蛋白質を添加
すると、高オーバーランは実現できても、上記蛋白質に
由来する呈味成分が冷菓本来のまろやかな風味を損ない
問題となっている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、植
物油脂等の液体脂を用い、高オーバーランで風味豊かな
冷菓の提供をその目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の冷菓は、脂肪源
、無脂乳固形分 g分、乳化剤および水分を主要成分と
する冷菓であって、上記脂肪源が炭素数8〜10の脂肪
酸エステルを主体とする中鎖脂肪酸トリグリセリドであ
り、上記乳化剤がテトラグリセリン脂肪酸エステルおよ
びジグリセリン脂肪酸エステルを主体とするという構成
をとる。
すなわち、本発明者らは、植物油脂等の液体脂を用い、
高オーバーランで風味豊かな冷菓を得るために、各種液
体脂と乳化剤を組み合わせて一連の研究を行った結果、
脂肪源として炭素数8〜10の脂肪酸を主体とする中鎖
脂肪酸トリグリセリドを用い、乳化剤としてテトラグリ
セリン脂肪酸エステルとジグリセリン脂肪酸エステルを
用いると所期の目的を達成することを見いだしこの発明
に到達した。なお、上記「主体とする」とは炭素数8〜
10の脂肪酸のみからなる場合も含む趣旨で用いている
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明の冷菓は、脂肪源として炭素数8〜10の脂肪
酸を主体とする中鎖脂肪酸トリグリセリドを使用する。
上記中鎖脂肪酸トリグリセリドは、凝固点−20℃で、
冷菓に用いると、低温域(−20℃〜−30℃)で低オ
ーバーランとなっても、ソフトスクープ性(スプーンで
のすくいやすさ)を有し、口どけ性が良好で過度の水冷
感がない優れた特質を発揮するものである。上記中鎖脂
肪酸トリグリセリドとしては、例えば市販品であるココ
ナートMT (花王フード社製)をあげることができる
また、この発明の冷菓は、乳化剤としてテトラグリセリ
ン脂肪酸エステルおよびジグリセリン脂肪酸エステルを
使用する。上記テトラグリセリン脂肪酸エステルは下記
の一般式において1) x Q。
ものであり、ジグリセリン脂肪酸エステルは下記の一般
式においてn=2のものである。そして、ともに顕著な
乳化作用と起泡安定性を示す。
〔&1オー桶の項機基〕 上記テトラグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば
市販品であるSYグリスターMS−310(版本薬品工
業社製)をあげることができ、上記ジグリセリン脂肪酸
エステルとしては、例えば市販品であるサンソフトQ−
18B(太陽化学社製)をあげることができる。なお、
この発明の冷菓では、上記特殊な乳化剤とともに、一般
的な乳化剤であるモノグリセリン脂肪酸エステル等を併
用しても何ら差し支えはない。
この発明の冷菓は、上記脂肪源と乳化剤の外、無脂乳固
形分、 ti分および水を主要成分とする。
上記主要成分としては、通常用いられる種類のものを適
宜組み合わせて用いることができる。また、上記主要成
分とともに、安定剤、香料1着色料等を必要に応じて用
いることができる。なお、上記安定剤としては、タマリ
ンド、キサンタンガム。
グアーガム、カラギナン、ローカストビーンガム等があ
げられ、これらは単独で用いても2種以上を併用しても
よい。
この発明の冷菓は、上記各原料を用いて、例えばつぎの
ようにして製造することができる。すなわち、まず各原
料を混合溶解し、60〜75℃で均質化を行ってミック
スをつくる。ついで、上記ミックスを殺菌し所定時間エ
ージングしたのちオーバーランを伴うフリージングを行
い、目的とする冷菓を製造することができる。上記製法
は、アイスクリーム等の冷菓を製造する一般的な製法で
ある。
このようにして得られる冷菓は、上記限定された特殊な
脂肪源と乳化剤とを組み合わせたものであり、上記フリ
ージング工程において充分空気が混入されるため、従来
得られなかった高オーバーランを呈する。そして、乳化
剤によって風味が損なわれるようなことがない。しかも
、脂肪源として用いる中鎖脂肪酸トリグリセリドの特質
から、従来には見られないソフトスクープ性を有する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の冷菓は、脂肪源として液体脂
である中鎖脂肪酸トリグリセリドを用い、乳化剤として
テトラグリセリン脂肪酸エステルとジグリセリン脂肪酸
エステルを用いているため、脂肪源が液体脂であるにも
かかわらず高オーバーランで良好な口当たりおよび風味
を有したものとなる。しかも、低温下であってもソフト
スクープ性を有しており、喫食しやすいという利点を有
する。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1,2、比較例1〜3〕 下記の表に示す各原料を用い、上記製法に従つて目的と
する冷菓を得た。そして、各冷菓を専門パネル20名に
喫食させて官能評価を行った。その結果を下記の表に併
せて示す。
(以   下  余   白 ) l量%) 上記の結果から、実施別品はいずれも比較別品に比べて
高オーバーランで良好な風味を呈することがわかる。
手続補正口(自発) 昭和62年6月15日 昭和62年特許願第70845号 2、発明の名称 冷   菓 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  東京都墨田区墨田五丁目17番4号名称 鐘
紡株式会社 代表者  代表取締役  岡  本   進4、代理人 5、補正の対象 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第5頁第4行目、「n−0」とあるを「n
=2」と訂正する。
(2)明細書第5頁第6行目、rn=2」とあるを「n
−0」と訂正する。
(3)明細書第9頁表の実施例2の欄において、水の量
がr 63.48 Jとあるをr 64.38 Jと訂
正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脂肪源、無脂乳固形分、糖分、乳化剤および水分
    を主要成分とする冷菓であって、上記脂肪源が炭素数8
    〜10の脂肪酸を主体とする中鎖脂肪酸トリグリセリド
    であり、上記乳化剤がテトラグリセリン脂肪酸エステル
    およびジグリセリン脂肪酸エステルを主体とすることを
    特徴とする冷菓。
JP62070845A 1987-03-25 1987-03-25 冷菓 Granted JPS63237743A (ja)

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JP62070845A JPS63237743A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 冷菓

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JP62070845A JPS63237743A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 冷菓

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Publication Number Publication Date
JPS63237743A true JPS63237743A (ja) 1988-10-04
JPH0367658B2 JPH0367658B2 (ja) 1991-10-23

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ID=13443306

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JP62070845A Granted JPS63237743A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 冷菓

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JP (1) JPS63237743A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787895A (ja) * 1993-09-24 1995-04-04 Fuji Oil Co Ltd 水中油型エマルジョン及びそれを含むフィリング材並びに冷菓
CN1056037C (zh) * 1992-12-21 2000-09-06 北京大学 一种制备固态动物脂肪油和植物油制品的方法
WO2008044455A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-17 Lotte Co., Ltd. Dessert glacé enrobé
CN113573593A (zh) * 2019-03-18 2021-10-29 Dds株式会社 富含蛋白质的冰淇淋

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Publication number Publication date
JPH0367658B2 (ja) 1991-10-23

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