JPS63237253A - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダやデジタルテープレコ
ーダ等に用いられる回転磁気ヘッド装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、記録媒体としてテープ体を用い回転ヘッドに
より上記テープ体に対して情報信号の記録及び／又は再
生を行う例えばビデオテープレコーダ等に用いられる回
転磁気ヘッド装置に関し、記録及び／又は再生用の回転
へンドが取付けられ、この回転ヘッドと一体に回転する
回転ドラムにテープ体案内用のフランジ部を設けること
により、この回転磁気ヘッド装置の製造に際して特殊な
加工が不要で且つ加工精度が良好に確保できる簡単な構
造を有し、尚かつ上記テープ体の良好な走行が保証され
る回転磁気ヘッド装置を提供するものである。

〔従来の技術〕

従来、例えばビデオテープレコーダやデジタルテープレ
コーダ等の、記録媒体としてテープ体を用い回転磁気ヘ
ッド装置により上記テープ体に対して情報信号の記録及
び／６又は再生を行う装置において、上記テープ体の走
行路を所定の位置に安定して維持する機構としては、第
６図に示すようなものが知られている。この機構は、図
示しない平行２軸型のカセットから引出した上記テープ
体１０１を上記カセットに平行な走路で導き、上記回転
磁気ヘッド装置１０２上に所定の角度をもって螺旋状に
巻回すべく、上記回転磁気ヘッド装置１０２と種々のテ
ープガイド部材とを適宜に組合わせてなる。上記回転磁
気ヘッド装置１０２は、上記カセットの基準面に対する
所定の傾斜を有して取付けられ、この回転磁気ヘッド装
置１０２の両側には一対の第１のテープガイド１０３，
１０４が上記基準面に対する所定の傾斜を有して植立さ
れている。そして、上記第１のテープガイド１０３．１
０４への上記テープ体１０１の巻回角度を調整すべく上
記基準面に垂直に一対の第２のテープガイド１０５．１
０６が植立されている。この機構において上記カセット
の一方の巻取軸より繰出された上記テープ体１０１は、
上記第２のテープガイド１０５．１０６の一方に案内さ
れ、更に上記第１のテープガイド１０３，１０４の一方
に案内されて上記回転磁気ヘッド装Ｗ１０２に一方側よ
り略半周程度螺旋状に巻回される。そして、上記回転磁
気ヘッド装置１０２の他方側より上記第１のテープガイ
ド１０３，１０４の他方に案内され、更に上記第２のテ
ープガイド１０５，１０６の他方に案内されて上記カセ
ットの他方の巻取軸に巻取られる。

なお、上記第２のテープガイド１０５，１０６は、上記
基準面に垂直であるため、上記基準面に平行に走行する
上記テープ体１０１の進行方向を変化させることはでき
るが、上記基準面よりの高さ及び上記基準面に対する平
行度は変化させられない。従って、上記第１のテープガ
イド１０３゜１０４の上記基準面に対する傾斜により、
上記テープ体１０１の上記基準面に対する平行度を適切
に変化させることによって、上記テープ体１０１が上記
回転磁気ヘッド装置１０２に所定の角度を有して螺旋状
に巻回されるようにしている。

そして、上記回転磁気ヘッド装置１０２は、第７図に示
すように、ドラム装Ｍ１０７と回転ヘッド１０８からな
る。このドラム装置１０７は、円筒形状をなし、回転ド
ラム１０９と固定ドラム１１０からなる。この回転ドラ
ム１０９と固定ドラム１１０は円筒状である上記ドラム
装Ｗ１０７をその円筒形状を上下に分割した状態に構成
する。

上記回転ヘッド１０Ｂは、上記テープ体１０１にその先
端部分を接触させることにより、上記テープ体１０１を
記録媒体として情報信号の記録及び／又は再生を行うよ
うになっている。

そして、上記回転ドラム１０９の内部の所定の個所に、
上記回転ヘッド１０８がその先端部分を上記回転ドラム
１０９の外周面に穿設された回転ヘッド孔１１１より外
方へ僅かに突出するうよにして取付けられている。そし
て、上記回転ドラム１０９は、その中心軸を上記基準面
に対する所定の傾斜を有して植立された支軸に回転自在
に軸支され、所定の速度にて上記回転ヘッド１０８を伴
って回転駆動源により回転駆動される。上記固定ドラム
１１０は、上記回転ドラム１０９と同軸となるように固
定支持される。

上記テープ体１０１は、上述のように構成された回転磁
気ヘッド装置１０２の上記ドラム装置１０７に巻回され
走行するが、上記回転ドラム１０９による上記回転ヘッ
ド１０８の回転により、上記回転ヘッド１０Ｂと上記テ
ープ体１０１の相対速度は上記テープ体１０１の走行速
度に比較して遥かに速い速度となる。そして、上述のよ
うに、上記テープ体１０１は、上記回転磁気ヘッド装置
１０２に対し螺旋状に巻回される。このため、上記テー
プ体ｌＯ１′Ｊ：、での上記回転ヘッド１０８の軌跡は
、第８図に示すように、上記テープ体１０１に対して傾
斜した状態になる。上記回転ドラム１０９の回転速度と
上記テープ体１０１の走行速度がそれぞれ所定の速度に
維持されれば、図中αで示す上記テープ体１０１に対し
て上記回転ヘッド１０８の軌跡が成す角度は常に所定の
角度となる。これは所謂ヘリカルスキャン方式と呼ばれ
るものであり、この上記回転ヘッド１０８の軌跡が記録
トラック１１２となる。そして、再生の際には、この記
録トラック１１２に沿って上記回転ヘッド１０８が上記
テープ体１０１上に摺接して、記録された情報信号を再
生する。

ところで、従来より、上記テープ体１０１を節約してそ
こに記録できる情報量を増すため、上記記録トラック１
１２の幅はできるだけ狭くし、隣接する上記記録トラッ
ク１１２間の空白部分を無くすようにする工夫が行われ
ている。上述のように、幅の狭い記録トラック１１２を
密接した状態で上記テープ体１０１上に形成し、また、
上述のように、幅の狭い記録トランク１１２が密接した
状態で形成されている上記テープ体１０１を再生するに
は、このテープ体１０１が上記回転磁気ヘッド装置１０
２に巻回される位置が変動しないようにする必要がある
。

そこで、従来より、第９図に示すように、上記固定ドラ
ム１１０に所謂リードと呼ばれる上記テープ体１０１の
ガイド部となる段差部１１３を設けることが行われてい
る。第９図に示す例では、上記段差部１１３は、上記固
定ドラム１１０を切削して形成された段差であり、上記
回転磁気ヘッド装置１０２に対して上記テープ体１０１
が巻回され走行する際、この段差部１１３に沿って走行
ガイドさせられるようになっている。すなわち、上記第
２のテープガイド１０５，１０６がそれぞれ上記テープ
体１０１を上記段差部１１３に押付けるようにガイドす
るようになっている。従って、上記段差部１１３は、上
記固定ドラム１１０外周面に沿い所定の角度を成す螺旋
形状に形成されてなる。

また、上記ガイド部の他の例としては、第１０図に示す
ような、上記固定ドラム１１０に植設されたピン１１４
によって上記テープ体１０１をガイドするものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のように、従来より、回転磁気ヘッド装置を構成す
る固定ドラムにテープ体をガイドするためのガイド部が
段差の形成やピンの植設によって設けられていた。

ところで、上記ガイド部となる段差を上記固定ドラムに
螺旋状に設は葛には、上記固定ドラムと一体に例えば切
削加工等によって設けるが、この加工には極めて高い加
工精度が要求され、また、形状が螺旋状であるため特殊
な加工技術が必要である。そのため、製作には特殊且つ
高度の技術と長時間の工数が費やされ、製造コストも高
いものとなっていた。

また、上述のピンの植設による方式を採る場合には、上
記固定ドラムに植設用の穴を穿ち、そこに円筒状のピン
を圧入等により植込む手法を用いるのであるが、上記ピ
ンの位置の精度を保証するのは容易なことではなく、上
述の段差を設ける場合と同様、特殊且つ高度の技術と長
時間の工数が費やされ、製造コストも高いものとなる。

なお、上記ピンを植設したのと同様の形状のものを下記
固定ドラムと一体に成形する−とはさらに困難である。

そこで本発明は、製造に際して特殊な加工が不要で且つ
加工精度が良好に確保できる簡単な構造のドラム装置を
有し、且つ上記テープ体の良好な走行が保証される回転
磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕 上述の問題点を解決し上記目的を達成するため、本発明
に係る回転磁気ヘッド装置においては、記録及び／又は
再生用の回転ヘッドが取付けられこの回転ヘッドと一体
に回転する回転ドラムの端部にテープ体案内用のフラン
ジ部を全周に亘って設けたものである。

〔作用〕

本発明に係る回転磁気ヘッド装置においては、記録及び
／又は再生用の回転ヘッドが取付けられこの回転ヘッド
と一体に回転する回転ドラムの端部に全周に亘って設け
られたフランジ部にテープ体が点接触することによりこ
のテープ体を案内し、このテープ体の良好な走行が保証
される。

〔実施例〕

以下、本発明の具体的な実施例を説明する。

本発明に係る回転磁気ヘッド装置１は、第１図に示すよ
うに、両端に一体に形成されたフランジ部２，２を全周
に亘って有する円筒状の回転ドラム３を有する。この実
施例においては、ドラム装置は、その全体が回転ドラム
３がらなっている。

この回転ドラム３の内部には、回転ヘッド４がその先端
部分５を上記回転ドラム３の外周面に穿設された回転ヘ
ッド孔６より外方へ僅かに突出するように取付けられて
いる。

上記フランジ部２，２は、上記回転ドラム３の全周に亘
って上記回転ドラム３の中心軸に垂直に上記回転ドラム
３と一体に、例えば切削加工等により設けらる。これら
フランジ２，２間の間隔Ａは、第２図に示すように、上
記回転ドラム３に螺旋状に巻回されるテープ体７の巻付
角度すなわちリード角αと上記テープ体７の幅によって
決定される。すなわち、上記テープ体７が上記リード角
αをもって上記回転ドラム３に巻回されたときに、それ
ぞれ所定の巻回開始位置及び巻回終了位置においてそれ
ぞれ上記テープ体７の側縁に一方及び他方の上記フラン
ジ部２，２が唯一点でのみ接触する状態となされる。

上記回転ヘッド４は、上記テープ体７にその先端部分５
を接触させることにより、記録及び／又は再生を行うよ
うになっている。

この回転磁気ヘッド装置１を用いて、例えばビデオテー
プレコーダやデジタルテープレコーダ等の装置において
、上記テープ体７の走行路を所定の位置に安定して維持
する機構は、第６図に示すような、上述の従来の回転磁
気ヘッド装置を用いる場合と同様の構成を採る。上記回
転ドラム３は、上記テープ体７の走行の基準面に対し所
定の傾斜を有して植立された支軸に回転自在に支持され
、図示しない回転駆動源により所定の速度にて回転駆動
される。

上述のように構成された機構によって上記テープ体７が
走行されると、上記テープ体７上での上記回転ヘッド４
の軌跡すなわち記録トランクは、第８図に示すような、
上述の従来の回転磁気ヘッド装置を用いる場合と同様に
上記テープ体７に対して傾斜した状態になる。

そして、幅の狭い記録トラックを密接した状態で上記テ
ープ体７上に形成し、また、幅の狭い記録トランクが密
接した状態で形成されている上記テープ体７を再生する
には、このテープ体７が上記回転磁気ヘッド装置ｌに巻
回される位置が変動しないようにする必要があるが、本
発明に係る上記回転磁気ヘッド装置１においては、上記
フランジ部２．２が走行中の上記テープ体７をその側縁
に点接触することにより位置規制をしている。すなわち
、第３図に示すように、テープガイド８゜９がそれぞれ
上記テープ体７を上記テープ体７が寄っている側の上記
フランジ部２．２に押付けるようにガイドするようにな
っている。

また、本発明に係る回転磁気へンド装Ｗ１のドラム装ｒ
は、第４図に示すように、回転ドラム３と固定ドラム１
０によって構成することもできる。

この場合には、上記回転ドラム３と上記固定ドラム１０
は円筒状である上記ドラム装置をその円筒形状を上下に
分割した状態に構成する。上記回転ドラム３の上記ドラ
ム装置の先端にあたる部分には、全周に亘って上記回転
ドラム３と一体にフランジ部２が設けられている。そし
て、上記回転ドラム３の内部の所定の個所に上記回転へ
゛ラド４が上述の実施例と同様に取付けられる。上記回
転ヘッド４の先端部分５は、上記回転ドラム３の外周面
に穿設された回転ヘッド孔６より外方へ僅かに突出され
る。

この例の回転磁気ヘッド装置ｆｆｌを用いて、上述の実
施例におけると同様の上記テープ体７を走行させる機構
を構成する場合には、上記回転ドラム３は、その中心軸
を上記基準面に対する所定の傾斜を存して植立された支
軸に回転自在に軸支され、所定の速度にて上記回転ヘッ
ド４を伴って回転駆動源により回転駆動される。そして
、上記固定ドラム１０は、上記回転ドラム３と同軸とな
るように固定支持される。この例においては、上記フラ
ンジ部２は、上記ドラム装置の上記回転ドラム３例の端
部のみに設けられているが、上述の実施例と同様に、上
記フランジ部２が走行中の上記テープ体７をその側縁に
点接触して位置規制をする。

すなわち、第５図に示すように、上記テープガイド８．
９がそれぞれ上記テープ体７を上記フランジ部２に押付
けるようにガイドするようになっている。

〔発明の効果〕

上述のように、本発明に係る回転磁気ヘッド装置におい
ては、回転ドラムの端部に全周に亘って設けられたフラ
ンジ部がテープ体を案内しその側縁に点接触することに
より位置規制し、このテープ体の良好な走行が保証され
る。

しかも、この回転磁気ヘッド装置の製造記際しては、簡
単な構造のドラム装置を有しているため、特殊な加工が
不要で且つ加工精度が良好に確保できようになっており
、製造に係る工数、コストの削減に貢献するものである
。

さらに、本発明に係る回転磁気ヘッド装置においては、
上記テープ体とこれを位置規制する上記フランジ部が点
接触するため、これらの間の摩擦抵抗が少なく、上記テ
ープ体の走行の安定性が保証される。

また、ドラム装置全体を回転させて上記テープ体の良好
な走行を図ろうとする方式を採った場合にも、上記フラ
ンジ部が上記テープ体を位置規制するので、上記方式の
利点を充分に生かすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る回転磁気ヘッド装置の形状を示す
概略正面図であり、第２図は本発明に係る回転磁気ヘッ
ド装置にテープ体が巻回された状態を示す概略正面図で
あり、第３図は本発明に係る回転磁気ヘッド装置におけ
るテープ体の位置規制の状態を示す模式図である。 第４図は本発明に係る回転磁気ヘッド装置の他の例を示
す概略正面図であり、第５図は本発明に係る回転磁気ヘ
ッド装置の他の例におけるテープ体の位置規制の状態を
示す模式図である。 第６図は従来の回転磁気ヘッド装置を用いて構成したテ
ープ体の走行機構を示す概略斜視図であり、第７図は従
来の回転磁気ヘッド装置の形状を示す概略正面図であり
、第８図は従来の回転磁気へンド装置により形成される
記録トラックの状態を示す模式図であり、第９図は従来
の回転磁気ヘッド装置におけるガイド部の形状を示す概
略斜視図であり、第１Ｏ図は従来の回転磁気ヘッド装置
におけるガイド部の形状の他の例を示す概略斜視図であ
る。 １・・・・・・・・・・・・回転磁気ヘッド装置２・・
・・・・・・・・・・フランジ部３・・・・・・・・・
・・・回転ドラム４・・・・・・・・・・・・回転ヘッ
ド７・・・・・・・・・・・・テープ体 特許出願人　　　ソニー株式会社 代理人　弁理士　　小　池　　　見 間　　　　　　　　　　　　　　　　１）　村　　榮　
　−第１図 第２図 第３図 第７図 第８図 講 に？ 第１０図 手続ネ甫正書（自発） 昭和６２年１２月）６日 特許庁長官　小　川　邦　夫　殿 １、事件あ表示 昭和６２年　特許願　第７０９６６号 ２、発明の名称 回転磁気ヘッド装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　東京部品用図化品用６丁目７番３５号名称（２１
８）ソニー株式会社 代表者大賀典雄 ４、代理人 住所　〒１０５東京都港区虎ノ門二丁目６番４号第１１
森ビル１１階　Ｔｎ　（５０８）　８２６６代６、補正
の対象　　図面 ７、補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープ体が巻回されるとともに上記テープ体に摺接する
   回転ヘッドが取付けられる回転ドラムにテープ体案内用
   のフランジ部を一体に設けてなる回転磁気ヘッド装置。