JPS6323616Y2 - - Google Patents

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JPS6323616Y2
JPS6323616Y2 JP1980007125U JP712580U JPS6323616Y2 JP S6323616 Y2 JPS6323616 Y2 JP S6323616Y2 JP 1980007125 U JP1980007125 U JP 1980007125U JP 712580 U JP712580 U JP 712580U JP S6323616 Y2 JPS6323616 Y2 JP S6323616Y2
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JP
Japan
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caliper
friction pad
piston
pawl
outer friction
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JP1980007125U
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JPS56109433U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輌用デイスクブレーキの鳴きを防止
する装置に関する。
〔従来の技術および考案が解決すべき問題点〕
従来、車輌用デイスクブレーキにおいて、摩擦
パツドの振動及び共鳴等による鳴きを防止するた
めに、SUSシム、ウルベリンシムを使用したり、
摩擦パツドへのゴムのコーテイング等を行なつて
いたが、その効果及び耐久性が不十分であつた
り、特にゴムのコーテイングでは、その材質の特
性上、ひきずりを生じたり、ペダルストロークが
大きくなる等の欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような欠点を解決すべく開発さ
れたもので、本考案はローターを跨ぐキヤリパー
の一端には外側摩擦パツドを他端にはピストンを
介して内側摩擦パツドを夫々係止させ、前記ピス
トンを作動させることによつて、キヤリパーを介
して、内外の摩擦パツドで前記ローターを挟圧し
て制動する構造のデイスクブレーキにおいて、内
外の摩擦パツドの裏金のいずれか一方もしくは双
方に、又はキヤリパー爪の内側及びピストンヘツ
ドのいずれか一方もしくは双方に、柔軟で粘着性
のあるゴム系の接着剤を0.2〜1mmの厚さのコー
テイング層として被着し、ローター制動時の圧力
により外側摩擦パツドの裏金とキヤリパー爪間及
び/又は内側摩擦パツドの裏金とピストンヘツド
間に介在するコーテイング層をキヤリパー爪及
び/又はピストンヘツドの周囲に押し出し、該コ
ーテイング層のコーテイングの溜りを設けると共
に、外側摩擦パツドの裏金とキヤリパー爪及び/
又は内側摩擦パツドの裏金とピストンヘツドを固
着したことを特徴とするデイスクブレーキの鳴き
防止装置を要旨としたものである。
本考案においてコーテイング層の厚みを0.2〜
1.0mmと限定したのは、0.05mm程度では、はみ出
しによる溜りが充分でなく、パツドとキヤリパー
爪又はピストンとの密着性に欠けることになる。
またパツド裏金の平坦度(高低の差)は通常0.1
mm程度あるためこの高低差をカバーし、かつ充分
な密着性を得るためには厚みは0.2mm以上である
ことが好ましい。また1mmを越える程の厚さで
は、はみ出しによる溜りが多量となり、パツドの
ライニングが摩耗して新品と交換する必要が生じ
た場合、キヤリパーを取外さなければならない
が、その作業に著しい困難を伴なうことによる。
またコーテイング層の厚みとして0.2mm〜1.0mm
は本考案において実際に後述のダンピング効果が
充分あつて、かつキヤリパ取外し作業に支障を来
たさない数値範囲である。
〔実施例および作用〕
第1図は本考案の鳴き防止装置を備えたデイス
クブレーキの概略図で、1はローター、2はキヤ
リパー、3はキヤリパー爪、4はピストン、5は
外側摩擦パツド、6は内側摩擦パツドを示し、ピ
ストン4を油圧等により作動させることによりキ
ヤリパー2を介して外側摩擦パツド5及び内側摩
擦パツド6で、ローター1を挟圧して制動する構
造になつている。
今、外側摩擦パツド5の裏金5′及び内側摩擦
パツド6の裏金6′、又はキヤリパー爪3の内側
及びピストンヘツド4′上に柔軟で粘着性のある
ゴム系接着剤を0.4mmの厚みを持たせて被着し、
ブレーキの制動時の圧力によつて、前記裏金5′
とキヤリパー爪3の間、及び前記裏金6′とピス
トンヘツド4′との間に介在するコーテイング層
cを、キヤリパー爪3及びピストンヘツド4′の
周囲に押し出し、第2図a,b及び第3図に示す
如く、コーテイング層c及びその溜りc′等の効果
により鳴きを防止するようになつている。尚、第
2図及び第3図中Aはキヤリパー爪が裏金5′に
圧着した痕跡、Bはピストンが裏金6′に圧着し
た痕跡を示す。
本考案においてはキヤリパ爪3と外側摩擦パツ
ド5との間および/またはピストンヘツドと内側
摩擦パツドとの間に介在するコーテイング層が制
動時の圧力によつて周囲にはみ出すことによつて
コーテイング層(接着剤層)の溜りが生ずるもの
であるが、この溜りによつて、パツド5又は6が
振動を開始しても爪とパツド又はピストンとパツ
ドとの密着性がよいためこの振動が打消されてし
まう。また制動時にパツドはデイスクロータとの
摩擦によつて円周方向に引摺られてデイスクロー
タの円周方向にずれようとする場合、はみ出した
溜りの部分によつて抑止される。これらの作用が
本考案のダンピング効果であり、これによつてノ
イズを防止することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案のデイスクブレーキの鳴き
防止装置は、外側摩擦パツドとキヤリパー爪との
間、及び内側摩擦パツドとピストンヘツドとの間
に柔軟で粘着性のあるゴム系の接着剤のコーテイ
ングを0.2〜1mmの厚さに施すという極めて簡単
な構成で、しかも機械加工を全く必要とせず、制
動時の圧力によつてピストン又はキヤリパ爪の周
囲に接着剤層のコーテイング層の溜まりを形成さ
せてピストン又はキヤリパ爪とパツドとを一体的
に結合してパツドを動きにくくすると共にこの溜
まりによるダンピング効果によつてノイズを防止
できるものであり、デイスクブレーキの摩擦パツ
ドの振動や不快な鳴きを防止できる等効果が大
で、実用性が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の装置を備えたデイスクブレ
ーキの概略図、第2図aは、キヤリパーから取り
はずした外側摩擦パツドの背面図、第2図bは、
ピストンから取りはずした内側摩擦パツドの背面
図、第3図は第2図aの−断面図を示す。 1…ローター、2…キヤリパー、3…キヤリパ
ー爪、4…ピストン、5…外側摩擦パツド、6…
内側摩擦パツド、C…コーテイング層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローターを跨ぐキヤリパーの一端には外側摩擦
    パツドを他端にはピストンを介して内側摩擦パツ
    ドを夫々係止させ、前記ピストンを作動させるこ
    とによつて、キヤリパーを介して、内外の摩擦パ
    ツドで前記ローターを挟圧して制動する構造のデ
    イスクブレーキにおいて、内外の摩擦パツドの裏
    金のいずれか一方もしくは双方に、又はキヤリパ
    ー爪の内側及びピストンヘツドのいずれか一方も
    しくは双方に、柔軟で粘着性のあるゴム系の接着
    剤を0.2〜1mmの厚さのコーテイング層として被
    着し、ローター制動時の圧力により外側摩擦パツ
    ドの裏金とキヤリパー爪間及び/又は内側摩擦パ
    ツドの裏金とピストンヘツド間に介在するコーテ
    イング層をキヤリパー爪及び/又はピストンヘツ
    ドの周囲に押し出し、該コーテイング層のコーテ
    イングの溜りを設けると共に、外側摩擦パツドの
    裏金とキヤリパー爪及び/又は内側摩擦パツドの
    裏金とピストンヘツドを固着したことを特徴とす
    るデイスクブレーキの鳴き防止装置。
JP1980007125U 1980-01-24 1980-01-24 Expired JPS6323616Y2 (ja)

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JP1980007125U JPS6323616Y2 (ja) 1980-01-24 1980-01-24

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JPS56109433U JPS56109433U (ja) 1981-08-25
JPS6323616Y2 true JPS6323616Y2 (ja) 1988-06-29

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ID=29603785

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141956A (en) * 1978-04-24 1979-11-05 Aisin Seiki Co Ltd Disc brake

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146882U (ja) * 1977-04-23 1978-11-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141956A (en) * 1978-04-24 1979-11-05 Aisin Seiki Co Ltd Disc brake

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Publication number Publication date
JPS56109433U (ja) 1981-08-25

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