JPS63235569A - 編布の耳捲きおよび編幅縮小防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は編布の耳捲き及び編幅縮小を防止する方法に関
するものである。

（従来の技術） 従来、トリコット編機や丸編機により編成された編布、
特に薄物の天竺編地はその布端がカールし易く、所謂耳
捲きが発生するという問題があった。

また、上記編布けその編目構造がかなりの自由度を存す
るため、編布が編目のフェール方向つまり幅方向が縮小
してしまうという問題もあった。

編機から次工線へ編布を搬送する過程でかかる問題が発
生すると、例えば搬送装置のテンターピンに適確に把持
されずに所定幅に保持して搬送できなくなり、次工程で
の編布の様々な処定幅に拡げるのけ容易でなく、品質上
および操業上の大きなトラブルの原因となっている。

かかる問題を解決するために、たとえば特公昭５５−４
５６６９号公報にけビニ（系共重合と 休からなる〃ミング剤を維こして編物に耳唄付与する技
術が開示されている。また特公Ｆ＠５６−４２７０８号
公報ＫＦｉ、編地の耳部を拡布装置により拡けた状態で
回転式の吸引ドラム表面に吸引支持して送りながら耳Ｂ
Ｋガミング剤を施してこの部分を加熱乾燥させる技術が
開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上述したように、編布の耳部に樹脂等の
ガミング剤を塗着乾燥させること忙よって耳捲きを防止
しようとするガミング加工法では、編地の耳部にガミン
グ剤を塗着する工程と、塗着されたガミング剤を加熱乾
燥させる工程の二工程が必要となり、必然的にその装置
も大がかりなものとならざるを得なくなる。

また、繊度の小さな繊維を大きな編目で編成した編布け
、ガミング剤の効果をほとんど期待することができず、
耳捲きの発生を防止することが非常に困難であるのが実
情である。

本発明は上記従来技術の問題点を解決するものであり、
その目的とするところは、きわめて簡易な装置によって
、編布の耳捲きを防止すると共に％編布に進行方向の引
張り力が負荷されても線幅が縮小することのない方法を
提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明の編布の耳捲きおよ
び編幅細小防止方法は、編成した直後の編布の両端部に
ほとんど伸張性を有しないテープを貼着する工程と両端
部にテープが貼着された該編布を、七の両端部テープを
案内ロールに設けられた一対の環状角部の外側に保持し
て案内する工程とからなるものである。

木発１ｌｌＪ′ｌにおいて、はとんど伸張性を有しない
テープとは、布、セロハン、紙、ポリエステル・ＰＶＣ
等の合成樹脂フィルムからなる生地に接着剤が塗布され
たものであって、編布を引取るのに負荷される引張り力
でＦｉ編布が長さ方向にほとんど伸張することのないも
のをいう。

本発明において、案内ロールＶＣ設けられた一対の環状
角部とは、全体が曲面により構成されているもので汀な
く、ロールの両端部近傍に案内ロール面が縮径されるか
またＶｉ東円内ロール外面環状の出張り部が設けられる
ことにより、案内ロールの外側位置に形成されている環
状角部であって、案内される編布の両端部に貼着された
テープをこの角部で保持して案内するものである。この
環状角部の角度Ｆｉ編布の両端部のテープを保持して寮
内できる角度であればよく、編布の引張り力、案内ロー
ルへの捲付は角度、案内ロール間の開隔などＫより異な
るが、９００以下となされているのが好ましい。また、
環状角部ｔゴ案内ロールに環状の駒が挿着され編布の幅
に合わせて移動可能となされているのがよい。

（作用） 本発明の編布の耳捲きおよび編幅縮小防止方法では、ａ
！成直後にテープを貼着することにより、編布の両端部
すなわち耳部に小嘔な耳捲きが発生するのを防止するこ
とかできる。尚、このテープがほとんど伸張性を有しな
いものであるため、編布が編目のフェール方向すなわち
長さ方向に引っ張られても、テープが貼着された両端部
がほとんど伸張しないので、編目のコース方向すなわち
幅方向が大幅ＫＩＭ小してしまうことがない。

また、ロールの両端部近傍ＫＷ伏角部の設けられた案内
ロールで案内することＫより、８布の両端部に貼着され
たテープの内側が環状角部に保持される。このため編布
が幅方向に縮小しようとするのが環状角部により抑制さ
れるとともに耳部が大きくカールしようとするのも抑制
されることに々る。

（実施例） 第１図は本発明で使用する装置の一例を示す正面図であ
り、第２図は第１図中のテープ粘着装置を拡大して示す
斜視図であり、ｆｉ３図は第１図中のＡ−Ａ断面図であ
る。図中１はテープ粘着装置、２は環状の駒付き案内ロ
ール、３ｉｊ環状駒付きダンサ−ロール、４け巻取機、
６Ｖｉ横編機を示す。

まず、複数のフィラメントを収束した繊度５０デニール
の導電性繊維と同じ繊度５０デニールのポリ塩化ビニル
繊維とを撚り合わせてなる合撚糸５１を６ゲージの横編
機６を用いてメリヤス編みに編成して編幅約１３００朋
の編布５を得る。

編成直後の編布５０幅方向両端部に、テープ貼着装置Ｉ
Ｋより幅２０〜２５鼎のポリエチレンテレフタレート製
の粘着テープ５２．５２を挟圧貼着する。テープ貼着装
置ＩＶｉテープ供給ロール１１．１１と、該テープ供給
ロール１１゜１１から供給された粘着テープ５２．５２
を編布５の端部に挟圧貼着させる押えロール１２゜１２
とから構成されている。このテープ貼着装ｆｆｉ　Ｉ　
ＶｉＪｆＪ布５の両端部にそれぞれ位置するようにして
横編機６に近設されている。

こうして編成直後に両Ｉ＠部の両面に粘着テープ５２．
５２が貼着された編布５１１ｔ、複数の駒付き案内ロー
ル２，２．・・・及び駒付きダンサ−ロール３を介して
巻取機４ＶＣ巻取られる。

駒付きロール２は、第３図に図示するように、案内ロー
ル２１０両端部近傍ＫＩＩ８円錐台形状のグ状の駒２２
．２２がその大径側が外側を向くようにして挿着されて
なる。編布５に所定の引張り力を負荷させるための駒付
きダンサ−ロール３も上記駒付き案内ロール２と同様の
構造を存している。

編布５＃′ｉ、上記駒付き案内ロール２へ送られると、
＃ＩＪ３図に図示するようにその中央部がたわんで寮内
ロール２１ｃＱ表面に接触し、粘着テープ５２が貼着さ
れた両端部はその貼着された粘着テープ５２の内側が環
状−リ２２の大径側の環状角部２２１ＶＣ（ｉ止されて
案内ロール２１　Ｋ　向かって屈曲されることになる。

ここで環状駒の形状としては上記したよりな略円錐台形
状に限定されるものでになく、第４図に図示するように
１円柱状もしくけンロパン玉形状等であってもよく、少
くとも、貼着された粘着テープ５２の内側を係止する環
状角部を有するものであればよい。

また、この−＊抱例では粘着テープ５２．５２を裏表両
面に貼着しているが、これは、編布の編目が大きく、し
かも図示したよつに複数の案内ロール２１．２１・・が
編布５の裏表両面に接するためであり、本発明において
は少なくとも案内ロールが接する面圧粘着テープが貼着
されておればよいのである。

上述する如く、この実施例で＃′ｉ１３００　＋ｕ幅で
編成した編布５＃′ｉ粘着テープ５２．５２でテーピン
グされつつ引張られてもその編幅が若干縮小しようとす
るが、駒付き案内ロール２により保持きれることにより
耳捲きも発生することなく約１１００ｍｒの編幅で巻取
られる。ちなみに、１３００１１Ｗ幅でＭ４成された編
布をテーピング及び駒付き案内ロール等を用いることな
く適度の引張り力で巻取るなら、その編幅に約４００ｆ
ｆｊｊまで縮小してしまう。

上述した実施例で汀、編成から巻取＋７までの過程にお
ける例を示したが、本発明は以下に記載するようＫＳ編
成から編布を二次加工する次工程への搬送過程ておいて
も好適に用られる。

すなわち、前記した等電性繊維とポリ塩化ビニル繊維と
からなる合撚糸を構成してなる編布を、上記実施例と同
様に、編成直後にその両端部にテーピングを椎こす。そ
の後駒付き案内ロールてより所定幅に保持された該編布
の表面てＴＨＦ等の溶剤を塗着することにより、−目す
なわち合撚糸の交叉接触部における合撚糸中のポリ塩化
ビニル繊維を溶解させて一体化させ、該編布の目くずれ
を防止する。こうして編目が固着され九編布のテーピン
グされた両端部を噛み合わされて回転する二つの歯車の
間隙に案内させてヒゲを形成でせることにより、該両端
部を細かく折り畳む。細かく折り畳まれた両端部をピン
テンターにより把持し、先挟まりとなるよう案内しクク
、上記編布を加熱炉へと導く。

当初ポリ塩化ビニル繊維と撚り合わされていた導電性繊
維は、加熱によるポリ塩化ビニルｍ維の収縮により細か
いループが形成されて伸長性の大なる編布が得られる。

本発明で＃ｉ編布の耳捲きおよび編幅縮小防止の手段と
して粘着テープの貼着を用いているのであるが、上述し
た実施例の如く、テープの貼着ｄ火工ＮＫおける両端部
の折り畳みやピンテンターによる把持などを行なう上で
も非ｔ＃に！！に立つことてなる。

ちなみに、上述した実施例で得られた編布汀ボリ塩化ビ
ニル製のシートに貼着されて、帯電防止機能を有する容
器を製するための深絞り加工に供される。

上記した実施例では、導電性繊維と合成樹脂繊維との合
撚糸を編成してなる編布を耳捲きおよび編幅縮小防止の
対象物としているが、これに限定されることはなく、耳
捲きゃＩｉ幅縮小を生じゃすい編布であればあらゆるも
のに適用できる。

（発明の効果） 未発明の編布の耳捲きおよび１４１１１ＩＭ小防止方法
は叙上の如く構成されているので、複雑な装置を用いる
ことなく極めて簡易な装置によって、編布の耳部がカー
ルする現象と編布に負荷されるデンションによりｍ幅が
縮小する現象とを同時に解消することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は未発明の一実施例を説明する説明図であり、第
２図および第３図はその要部拡大図であり、第４図は未
発明で使用される駒付き案内ローラーの別の実施例を要
部を拡大して示す断面図である。 ｌ・・・テープ貼着装置、２ノ・・駒付き案内ロール、
２１・・・案内ロール、２２・・・環状駒、５・・・編
布、５２・・・貼着テープ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、編成した直後の編布の両端部にほとんど伸張性を有
   しないテープを貼着する工程と、両端部にテープが貼着
   された該編布を、その両端部テープを案内ロールに設け
   られた一対の環状角部の外側に保持して案内する工程と
   からなる編布の耳捲きおよび編幅縮小防止方法。