JPS6323528Y2 - - Google Patents

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JPS6323528Y2
JPS6323528Y2 JP8907482U JP8907482U JPS6323528Y2 JP S6323528 Y2 JPS6323528 Y2 JP S6323528Y2 JP 8907482 U JP8907482 U JP 8907482U JP 8907482 U JP8907482 U JP 8907482U JP S6323528 Y2 JPS6323528 Y2 JP S6323528Y2
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JP
Japan
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cooling water
engine
outlet
passage
valve
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JP8907482U
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JPS58191367U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、機関に対する冷却水により機関への
吸気混合気を予熱するようにした吸気予熱式の内
燃機関において、その冷却水の通路装置に関する
ものである。
内燃機関においてその温度が低いときの燃焼を
向上するために、吸気マニホールドに吸気予熱用
のライザチヤンバを設け、該ライザチヤンバに機
関に対する冷却水を通すことで吸気予熱を行うこ
とは良く知られているが、このライザチヤンバに
機関が所定の温度に暖まつた状態においても機関
からの冷却水を流すことは、吸入混合気の温度が
必要以上に高くなつて充填効率が下がり、出力が
低下するばかりか、気化器にベーパロツクが発生
する等の熱的悪影響を及すことになる。
そこで本考案に対する先行技術としての実開昭
53−8444号公報は、第1図に示すように機関1の
サーモスタツト弁3付き冷却水アウトレツト2か
らラジエータ4及び冷却水ポンプ5を経て機関1
に至る冷却水循環水路を備えた周知の内燃機関に
おいて、吸気マニホールド6に設けたライザチヤ
ンバ7の入口に前記アウトレツト2からのバイパ
ス通路8を接続し、ライザチヤンバ7からの出口
通路9をラジエータ4からポンプ5への吸込通路
10に接続する一方、前記アウトレツト2におけ
るサーモスタツト弁3には、当該サーモスタツト
弁3が全閉のときバイパス通路8を全開し、サー
モスタツト弁3が開き始めるとバイパス通路8を
閉じ始め、そしてサーモスタツト弁3が全開にな
るとバイパス通路8を全閉するようにしたボトム
弁11を一体的に設けて、冷却水が所定の温度に
達してサーモスタツト弁3が全開になると、ボト
ム弁11の全閉によつてライザチヤンバ7への冷
却水の流れを停止することにより、所定温度域に
おいて、吸気予熱を行なわないようにすることを
提案している。
ところが、内燃機関におけるサーモスタツト弁
3は機関の性能上等の観点から、冷却水の温度が
60℃になつたときから開き始め、約80℃になつた
とき全開になるように設定されるもので、冷却水
の温度が60℃から80℃の範囲の温度域のとき、サ
ーモスタツト3とボトム弁11との両方の開によ
つて冷却水がラジエータ4とライザチヤンバ7と
の両方に流れることになり、換言すれば吸気予熱
はサーモスタツト弁3が全開でボトム弁11が全
閉となる温度まで行なわれることになるから、こ
の温度域における吸気予熱によつて、機関の出力
が低下する現象が発生するのであつた。
本考案は、前記先行技術の冷却水装置において
サーモスタツト弁が全開にそしてボトム弁が全閉
になるまでの時期における吸気予熱を低減するよ
うにして、この時期における機関出力低下を防止
したものであり、その要旨とする所は、ライザチ
ンバからの出口通路を、ラジエータから冷却水ポ
ンプへの吸込通路に接続するにおいて、前記出口
通路を吸込通路内に当該吸込通路内の流れ方向と
逆方向に開口するように換言すれば流れに対して
動圧を受けるように接続することにより、ラジエ
ータからの冷却水の一部をその動圧でライザチヤ
ンバに導いて、前記時期における吸気予熱を低減
するようにしたものである。
すなわち、第2図に示すように機関1のサーモ
スタツト弁3付き冷却水アウトレツト2からラジ
エータ4及び冷却水ポンプ5を経て機関1に至る
冷却水の循環水路を備えた内燃機関において、吸
気マニホールド6に設けたライザチヤンバ7の入
口に前記アウトレツト2からのバイパス通路8を
接続する一方、前記アウトレツト8におけるサー
モスタツト弁3には、当該サーモスタツト弁3が
全閉のときバイパス通路8を全開し、サーモスタ
ツト弁3が開き始めるとバイパス通路8を閉じ始
め、サーモスタツト弁3が全閉になるとバイパス
通路8を全閉にするようにしたボトム弁11を一
体的に設け、そして、前記ライザチヤンバ7の出
口からの出口通路9を、前記ラジエータ4から冷
却水ポンプ5に至る吸込通路10に接続するに当
り、該出口通路9の先端開口部9を、吸込通路1
0内に挿入し、当該吸込通路10内の冷却水の流
れ方向と逆方向、つまりラジエータ4の方向に開
口して成るものである。
この構成において、機関の冷却始動に際して、
機関の冷却水温がサーモスタツト弁3の開弁温度
に達していないときは、ボトム弁11がバイパス
通路8を全開しているから、機関の冷却水はアウ
トレツト2からバイパス通路8を介してライザチ
ヤンバ7に入つたのち出口通路9から冷却水ポン
プ5に吸込まれて機関に送り込まれる循環を繰り
返すことになつて、所定の吸気予熱が行なわれ
る。
そして機関の冷却水温がサーモスタツト弁3の
開弁温度以上に上昇すると、サーモスタツト弁3
が開き始めて機関からの冷却水の一部がラジエー
タ4に流れると同時に、ボトム弁11がバイパス
通路8を閉じ始める一方、ラジエータ4に入つた
冷却水はその出口から吸込通路10を介して冷却
水ポンプ5に向つて流れるとき吸込通路10内に
挿入した出口通路9の開口部9′に動圧が作用し
て、出口通路9から吸込通路10への冷却水の流
れに抵抗を与えることになり、且つ前記動圧はラ
ジエータ4を流れる冷却水量に比例して増大する
から、アウトレツト2からライザチヤンバ7に流
れる冷却水は、サーモスタツト弁3の開作動及び
ボトム弁11の閉作動、つまり冷却水の水温の上
昇に伴つて次第に低減するのであり、アウトレツ
ト2における冷却水温が更に上昇すると、ラジエ
ータ4からポンプに向う冷却水の一部が、その動
圧によつて出口通路9を介してライザチヤンバ7
に入り、該ライザチヤンバ7からボトム通路8を
介してアウトレツト2に流れるようになり、ライ
ザチヤンバ7にはアウトレツト2における高温の
冷却水に代つて、ラジエータ4からの温度の低い
冷却水が導入されるから、サーモタツト弁3が全
開になると共にボトム弁11が全閉になるまでの
間における吸気予熱は弱められることになつて、
この時期における吸気予熱によつて機関の出力が
低下したり、気化器に熱的悪影響を生じたりする
ことを確実に防止できるのである。
なお、機関の冷却水の温度が所定の温度に達す
ると、サーモスタツト弁3が全開になると共にボ
トム弁11がバイパス通路8を全閉にし、アウト
レツト2からの冷却水は総てラジエータ4に流れ
るので、吸気予熱は完全にカツトされることはい
うまでもない。
また、実施例としては、サーモスタツト弁とし
てボトム弁を有するものを使用したが、本考案は
このようなものに限られるものではなく、バイパ
ス通路径が比較的小径のもので、ボトム弁を有し
ないサーモスタツト弁においても成立し、この場
合は、エンジンが高温となりサーモスタツト弁が
開弁しているときは、常時ラジエターで冷却され
た冷却水がインテークマニホールドのライザチヤ
ンバー部を通り混合気を冷却するので、充填効率
の向上がはかれる。
以上の通り本考案は、機関のサーモスタツト弁
付き冷却水アウトレツトからラジエータ及び冷却
水ポンプを経て機関に至る冷却水循環水路を備え
た内燃機関において、該機関の吸気マニホールド
に設けたライザチヤンバの入口に前記アウトレツ
トからのバイパス通路を接続する一方、前記ライ
ザチヤンバからの出口通路を、前記ラジエータか
ら冷却水ポンプへの吸込通路に、当該吸込通路内
の冷却水の動圧を受けるように接続して成るもの
で、これにより、ボトム弁を有するサーモスタツ
ト弁の場合、該弁が全開になりボトム弁が全閉に
なるまでの間においてまた、ボトム弁を有しない
サーモスタツト弁の場合該弁が開弁したのち吸気
予熱を行なうことによる機関出力の低下及び気化
器の熱的悪影響を完全に防止することができるの
である。
しかも、本考案は前記時期において吸気予熱を
行なうことによる弊害を、ライザチヤンバからの
出口通路をラジエータから冷却水ポンプへの吸込
通路に当該吸込通路内の冷却水の動圧を受けるよ
うに接続することによつて防止するものであつて
この弊害防止を出口通路又はバイパス通路に別途
に設けた冷却水の温度感知弁によつて行なう場合
よりも、構造簡単で取付けスペースの増大及びコ
ストの上昇がない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の冷却水路図、第2図は本考
案実施装置の冷却水路図である。 1……機関、2……冷却水アウトレツト、3…
…サーモスタツト弁、4……ラジエータ、10…
…吸込通路、5……冷却水ポンプ、6……吸気マ
ニホールド、7……ライザチヤンバ、8……バイ
パス通路、11……ボトム弁、9……出口通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関のサーモスタツト弁付き冷却水アウトレツ
    トからラジエータ及び冷却水ポンプを経て機関に
    至る冷却水循環水路を備えた内燃機関において、
    該機関の吸気マニホールドに設けたライザチヤン
    バの入口に前記アウトレツトからのバイパス通路
    を接続する一方、前記ライザチヤンバからの出口
    通路を、前記ラジエータから冷却水ポンプへの吸
    込通路に、当該吸込通路内の冷却水の動圧を受け
    るように接続して成る内燃機関の冷却水路装置。
JP8907482U 1982-06-14 1982-06-14 内燃機関の冷却水路装置 Granted JPS58191367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8907482U JPS58191367U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 内燃機関の冷却水路装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8907482U JPS58191367U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 内燃機関の冷却水路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58191367U JPS58191367U (ja) 1983-12-19
JPS6323528Y2 true JPS6323528Y2 (ja) 1988-06-28

Family

ID=30097713

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8907482U Granted JPS58191367U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 内燃機関の冷却水路装置

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332751Y2 (ja) * 1985-08-31 1991-07-11
JPH0437258Y2 (ja) * 1985-12-03 1992-09-02
JP5494357B2 (ja) * 2010-08-26 2014-05-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置

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JPS58191367U (ja) 1983-12-19

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