JPS63235242A - ウエブ巻取方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、合成樹脂１紙、合成紙、金属、布等からなる
ウェブ（可撓性帯状物）の巻取方法に関する。

［従来の技術］ カラー印刷用感熱紙等のウェーブは、１次巻取ボビンに
巻取られ、その巻終り端を２次巻取ボビンに取着してい
る。このウェブの使用時には、１次巻取ボビンに巻取ら
れているウェブを２次巻取ボビンに順次巻−ヒげ、ウェ
ブ処理のためのハード機器等に供される。

ここで、Ｌ記のようなウェブは、従来、例えば特公昭８
１−５１１１３９号公報に記載されるように、巻取ボビ
ンの巻芯に貼着された粘着テープにその巻始め端を貼着
し、該巻取ボビンに巻取られるようになっている。

［発明が解決しようとする問題点１ しかしながら、ト記従来のウェブ巻取方法に用いられる
粘着テープにあっては、巻取ボビンの巻芯に貼着される
粘着面の粘着力と、ウェブの巻始め端が貼着される粘着
面の粘着力とが同等である。

したがって、このような粘着テープを用いる場合には、
ウェブの使用時に１次巻取ボビンに巻取られていたウェ
ブが２次巻取ボビンに巻Ｅげられ、ウェブの端部が１次
巻取ボビンから離れる時、１次巻取ボビンの巻芯に貼着
されていた粘着テープがウェブとともに巻芯から剥離す
る可能性がある。このようにしてウェブの端部に粘着テ
ープが貼着されたままの状態で、ウェブが２次巻取ボビ
ンに巻上げられる場合には、ウェブに随伴する粘着テー
プの粘着剤がウェブ処理のためのハード機器等を汚損し
て故障させる等の不都合を招く。

本発明は、ウェブを巻取ボビンに巻取る時にはその巻始
め端を粘着テープによって巻取ボビンの巻芯に保持して
巻取り、ウェブを巻取ボビンから巻出す時には該ウェブ
の端部に粘着テープが随伴することを確実に防止するこ
とを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、巻取ボビンの巻芯に粘着テープを貼着し、ウ
ェブの巻始め端を上記粘着テープに貼着し、該ウェブを
巻取ボビンに巻取るウェブ巻取方法において、上記粘着
テープとして両面粘着テープを用い、両面貼着テープの
表裏の各粘着面の粘着力を相互に異ならせ、両面粘着テ
ープの粘着力の強い粘着面を巻芯に貼着し、両面粘着テ
ープの粘着力の弱い粘着面にウェブの巻始め端を貼着す
るようにしたものである。

［作用］ 本発明によれば、ウェブの巻始め端が両面粘着テープを
介して巻取ボビンの巻芯に取着される。

したがって、ウェブを巻取ボビンに巻取る時にはその巻
始め端を粘着テープによって巻取ボビンの巻芯に保持し
て巻取ることが可能である。

また１両面粘着テープは比較的強い粘着力で巻芯に貼着
され、比較的弱い粘、着力でウェブの巻始め端を貼着保
持している。したがって、ウェブを巻取ボビンから巻出
し、その巻出しが完了する時には、両面粘着テープは比
較的弱い粘着力で貼着しているウェブを剥離させるとと
もに、比較的強い粘着力で貼着している巻芯から剥離す
ることなく該巻芯上に残留する。すなわち、ウェブの巻
出し時に、該ウェブの端部に粘着テープが随伴すること
を確実に防止できる。

［実施例］ 第１図はウェブ巻取方法を示す模式図、第２図はウェブ
巻取装置の一例を模式的に示す正−面図。

第３図はウェブ巻取装置のボビン装入／搬出部を示す模
式図、第４図はウェブ巻取装置のボビン持換部を示す模
式図、第５図はウェブ巻取装置の巻取部を示す模式図、
第６図はウェブ切断／接着装置を示す正面図、第７図は
第６図の側面図である。

ウェブ巻取装置ｌＯは、第１図に示すように。

１次ａＲ１ボビンＩＡに一定量のウェブ２をその一端側
から巻取り、該ウェブ２の１次巻取ポビンＩＡへの巻取
り完了後の他端自由端に２次巻取ボビンＩＢを取着する
ものである。この実施例のウェブ２は、複数のカラー要
素（シアン、マゼンタ、イエロー等）を長手方向に隣接
配置して１画面を構成するカラーパターンを、該長手方
向に連続して備えるカラー印刷用感熱紙である。

ウェブ巻取部９１１０は、ウェブ供給モータ１１、ウェ
ブ供給軸１２．エツジ調整装２２１３、張力調整装置１
４１画面カウント装置２！（巻取量検出装置）１５、デ
フレクトロールｌ“６．ウェブ切断／接着装置（ウェブ
切断／取着装置）１７、ウェブ巻取軸１８、ウェブ巻取
モータ１９を有している。

また、ウェブ巻取装置１０は、ボビン装入／排出装置２
０、ボビントランスファ装置（ボビン支持装置）２１．
ポビン打換受台２２を有している。

以下、ト記つェブ巻増装ｆ！ＩｌｏによってボビンＩＡ
にウェブ２を巻取り、ウェブ２の巻取り後の自由端にボ
ビンＩＢを取着するｌサイクルの巻取作業について説明
する。

（１）ボビン装入／排出装置２０を構成するパレット２
３が、装入受台２４Ａ、２４ＢにボビンｌＡ、ＩＢを保
持する状態で搬入ステーシミンから巻取ステーションに
搬送されてくる。ボビントランスファ装Ｍ２１は、チャ
ック２５Ａ、２５Ｂにウェブ２を巻取ったボビンｌＡ、
ｌＢをウェブ巻取軸１８．ウェブ切断／接着装置１７か
ら受取って搬送してくる（第３図（Ａ））。

なお、ボビントランスファ装２１２１は、ガイドロッド
２６に沿って移動するサドル２７と、サドル２７に支持
されるシリンダ２８によって上下動するヘッド２９と、
ヘッド２９に配設される４つのチャック２５Ａ〜２５Ｄ
と、ヘッド２９に支持されて各チャック２５Ａ〜２５Ｄ
を開閉する４つのシリンダ３０と、モータ３１によって
回動されてサドル２７を往復動する送りねじ３２とから
なっている。

（クボビントランスファ装置Ｗ２１が、チャック２５Ａ
、２５Ｂに保持している上記巻取り後のボビンＩＡ、Ｉ
Ｂをパレット２３の排出受台３３Ａ、３３Ｂに受渡し、
同時に、パレット２３の装入受台２４Ａ、２４Ｂに保持
されているボビンＬＡ、ＩＢをチャック２５Ｃ，２５Ｄ
に受取る（第３図（Ｂ））。

なお、上記■、■の作業終了後、パレット２３は北記巻
取ステージ重ンから搬出ステージ璽ンの側に搬送され、
巻取ステージ、ンには新たなパレット２３が搬入される
。

Ｃ３＋ボビントランスフア装置２１のチャック２５Ｄに
保持しているボビンＩＢをポビン打換受台２２に移載し
く第４図（Ａ））、このボビンＩＢをポビントランスフ
ァ装置２１のチャック２５Ｂに持換える（第４図（Ｂ）
）。

（４）前サイクルでウェブ巻取軸１８にセットされたボ
ビンＩＡに一定場（一定角面数Ｎ）のウェブ２が巻取ら
れたことを条件として、ウェブ切断／接着装置１７が作
動する。

すなわち、ウェブ巻取軸１８はボビンＩＡを支持した状
態で、ウェブ巻取モータ１９によって駆動されて回動し
、ウェブ２を張力付与状態下で巻取る。この時、エツジ
調整装置１１３はウェブ２の中央部が常にパスラインセ
ンタに一致する状態で移送されるように自動調整する。

張力調整′？ｉ置１４はテンションウェイ）１４Ａに作
用する重力を、必要に応じて、クラッチ１４Ｂ、テンシ
ョンロール１４Ｃを介してウェブ２に付加し、ウェブ２
に作用する張力を調整する。

画面カラン）？１２１１５はボビンＩＡに巻取られるウ
ェブ２の画面数をカウントし、一定量（一定角面数Ｎ）
のウェブ２がボビンＩＡに巻取られることを検知した時
に巻取モータ１９を停止可能とする。・なお、画面カウ
ント装２１１５はホトトランジスタからなるセンサ１５
Ａにより、ウェブ２の各画面の移送方向における色調変
化を捕えることにより、ウェブ２の画面数をカウントす
る。

ウェブ切断／接着装置１７は、第６図、第７図に示すよ
うに、ウェブ２の幅方向に横断移動してウェブ２を切断
する切断刃３４と、ウェブ２の切断／接着時にウェブ２
の切断領域の両側を新たなボビンＩＡ、ＩＢの巻芯１ｃ
に押圧保持する左右の抑圧保持部３５と、切断されたウ
ェブ２の両端被接着部の先端部のそれぞれを吸着保持し
、それらの両端被接着部を上記ボビンＩＡ、ＩＢの巻芯
ｔＣに予め設けられている両面粘着テープＩＤ（第１図
（Ａ）、（Ｂ）参照）に貼着する左右の接着保持部３６
とからなる。押圧保持部３５は真空吸引部３５Ａを備え
、接着保持部３６は真空吸引部３６Ａを備えている。

すなわち、ウェブ切断／接着装置１７は、まず、シリン
ダ３７によって押圧保持部３５、接着保持部３６の全体
を前進させ、押圧保持部３５をウェブ２のパスラインに
設定する。この時、ボビントランスファ装２２２１のチ
ャック２５Ｂ、２５Ｃに保持されているボビンＩＢ、Ｉ
Ａの各巻芯ｔＣが、各押圧保持部３５に対向して、各押
圧保持部３５との間にウェブ２のＮ＋１画面部を挟圧′
するとともに、ボビントランスファ装置２１のチャック
２５Ａがウェブａ泡軸１８にセットされている巻取完了
後のボビンＩＡを保持する（第５図（Ａ）　）　。

ここで、ウェブ２のＮ＋１画面部は、押圧保持部３５の
真空吸引部３５Ａ、接着保持部３６の真空吸引部３６Ａ
によって吸着され続ける。

（５）次に、ウェブ切断／接着装置１７の切断刃３４が
シリンダ３４Ａの作動により両押圧保持部３５の中間点
をウェブ２の幅方向に横断移動してウェブ２のＮ＋１両
面部の中間部を切断する（第５１４（Ａ’））、この時
、切断′分離されるウェブ２の両自由端のそれぞれは接
着保持部３６の真空吸引部３６Ａによって吸着保持され
る。

（Φ次に、ウェブ切断／接着装置１７の左右の接着保持
部３６が、シリンダ３８の作動によって該シリンダ３８
による前進方向への拘束を解除され、ばね３９の弾発力
によって前進し、真空吸引部３８Ａに吸着していた切断
後のウェブ２の両端被接着部の先端部をボビンＩＡ、１
Ｂの巻芯ｌＣに設けられている両面粘着テープ１０に貼
着する（第５図（Ｂ））。

この時、切断分離されたウェブ２の両自由端（被接着部
）の先端部は、接着保持部３６の真空吸引部３８Ａに吸
着されて該ウェブ２に前記■のａ泡り時に付与された張
力を維持しながら、接着保持部３６の前進にともなって
真空吸引部３６Ａの吸着面上を徐々に滑りながら、対、
応するボビンＩＡ、１Ｂの巻芯１ｃの周囲を引き回され
、該ウェブ２の内被接着部を同時にそれぞれ対応する貼
着湾曲部３６Ｂによって背面支持する状態で対応する巻
芯ＩＣに設けられている両面粘着テープｌＤにしわをと
もなうことなく押圧して貼着する。

なお、貼着湾曲部３６Ｂは巻芯ＩＣに設けられている両
面粘着テープＩＤの曲率と同一曲率で湾曲している。こ
れにより、（″０ウェブ２の一方の自由端は２次巻取ボ
ビンＩＢに対する巻終り端として粘着テープＩＤを介し
て巻芯ＩＧに取着され、これと同時に、■ウェブ２の他
方の自由端は新たな１次ａｔｈボビンＩＡに対する巻始
め端として粘着テープｌＤを介して巻芯ＩＣに取着され
、該１次巻取ボビンＩＡへの新たな巻取りに備えること
となる。

（Ｖボビントランスファ装置’ｔ２１は、ウェブ２を巻
取り完了して一対となったボビンＩＡ、ＩＢをチャック
２５Ａ、２５Ｂに保持するとともに、ウェブ２の一端を
巻始め端として接着されたボビンＩＡをチャック２５Ｃ
に保持し、このチャック２５Ｃに保持されているボビン
ｌＡをウェブｓ取輔１８にセットする（第５図（Ｃ））
。

なお、チャック２５Ａ、２５Ｂにウェブ２を巻取った後
のボビンＩＡ、ＩＢを保持するのみとなるボビントラン
スファ装置２１は、前記■のボビン装入／排出装Ｈ２０
に戻る。

■ボビントランスファ装置２１のチャック２５Ｃに保持
されていたボビンＩＡが前述のようにしてウェブ巻取軸
１８にセットされると（第１図（Ｃ））、ウェブ供給モ
ータ１１の駆動により。

ウェブ供給軸１２に装着されているウェブ原反ロール３
からウェブ２が巻出される。ウェブ２は、エツジ調整装
置１３．張力調整装！１４．−画面カウント装置１１５
．デフレクトロール１６を経て、巻取軸１８に装着され
ているボビンＩＡに巻取られる（第１図（Ｄ）、（Ｅ）
）。

これにより、ボビンＩＡに一定量のウェブ２が巻取られ
ると、ｌサイクルの巻取り作業を完了し、ウェブ２を巻
取られたボビンＩＡは次のサイクルで前記■の作業に供
される。

しかして、上記実施例にあっては、両面粘着テープＩＤ
を第１因（Ａ）に示すように構成し、紙、布１合成樹脂
、金属箔等からなる支持体１００に設けられる表裏の一
方の粘着面１０１の粘着力を比較的強く設定し、他方の
粘着面１０２の粘着力を比較的弱く設定している。さら
に、上記実施例にあっては、テープｌＤの粘着力の強い
粘着面ｔｏｌｔ−巻取ボビンＩＡ、ＩＢの巻芯１ｃに貼
着し、ウェブ２の巻始め端と巻終り端のそれぞれをテー
プＩＤの粘着力の弱い粘着面１０２に貼着するようにし
ている。

次に、Ｌ記実施例の作用について説明する。

に記実施例によれば、ウェブ２の巻始め端が両面粘着テ
ープＩＤを介して巻取ボビンＩＡの巻芯ｌＣに取着され
る。したがって、ウェブ２を巻取ボビンＩＡに巻取る時
にはその巻始め端を粘着テープＩＤによって巻取ポビン
ＩＡの巻芯ｔＣに保持して巻取ることが可能である。

また１両面粘着テープＩＤは比較的強い粘着力で巻芯１
ｃに貼着され、比較的弱い粘着力でウェブ２の巻始め端
を貼着保持している。したがって、ウェブ２の使用時に
、１次巻取ボビンＬＡに巻取られているウェブ２を巻出
して２次巻取ボビンＩＢに順次巻上げ、巻取ボビンＩＡ
からの巻出しが完了する時には、両面粘着テープＩＤは
比較的弱い粘着力で貼着しているウェブ２を剥離させる
とともに、比較的強い貼着力で貼着している巻芯ＩＣか
ら剥離することなく該巻芯１ｃ、ｈに残留する。すなわ
ち、巻取ボビンＩＡからのウェブ２の巻出し時に、該ウ
ェブ２の端部に粘着テープｌＤが随伴することを確実に
防止できる。

なお、本発明においては、ウェブの巻始め端に予め粘着
テープを貼着し、その後工程で、上記粘着テープを巻取
ボビンの巻芯に貼着するものであってもよい。

［発明の効果］ 以Ｅのように１本発明によれば、ウェブを巻取ボビンに
巻取る時にはその巻始め端を粘着テープによって巻取ボ
ビンの巻芯に保持して巻取り、ウェブを巻取ボビンから
巻出す時には該ウェブの端部に粘着テープが随伴するこ
とを確実に防１できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はウェブ巻取方法を示す模式図、第２図はウェブ
巻取装置の一例を模式的に示す正面図。 第３図はウェブ巻取装置のボビン装入／搬出部を示す模
式図、第４図はウェブ巻取装置のボビン持換部を示す模
式図、第５図はウェブ巻取装置の巻取部を示す模式図、
第６図はウェブ切断／接着装置を示す正面図、第７図は
第６図の側面図である。 ＩＡ、ＩＢ・・・巻取ボビン、ＩＣ・・・巻芯、ＩＤ・
・・両面粘着テープ、２・・・ウェブ、１０１．１０２
・・・粘着面。 代理人　弁理士　　塩　川　修　治 第　３Ｖｇ：Ｊ （Ａ’１ （Ｂ） 第４図 （Ａ） （Ｂ） 第　５　図 第　６　国

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）巻取ボビンの巻芯に粘着テープを貼着し、ウェブ
   の巻始め端を上記粘着テープに貼着し、該ウェブを巻取
   ボビンに巻取るウェブ巻取方法において、上記粘着テー
   プとして両面貼着テープを用い、両面貼着テープの表裏
   の各粘着面の粘着力を相互に異ならせ、両面貼着テープ
   の粘着力の強い粘着面を巻芯に貼着し、両面粘着テープ
   の粘着力の弱い粘着面にウェブの巻始め端を貼着するこ
   とを特徴とするウェブ巻取方法