JPS6323439Y2 - - Google Patents
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- JPS6323439Y2 JPS6323439Y2 JP1983021194U JP2119483U JPS6323439Y2 JP S6323439 Y2 JPS6323439 Y2 JP S6323439Y2 JP 1983021194 U JP1983021194 U JP 1983021194U JP 2119483 U JP2119483 U JP 2119483U JP S6323439 Y2 JPS6323439 Y2 JP S6323439Y2
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- JP
- Japan
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- clamp
- pilot
- movable arm
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- control valve
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 10
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 24
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 22
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 6
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 1
- 231100000989 no adverse effect Toxicity 0.000 description 1
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、新聞紙やクラフト紙のようなロール
紙の荷役作業に好適なフオークリフトのロールク
ランプに関する。
紙の荷役作業に好適なフオークリフトのロールク
ランプに関する。
ロールクランプによるクランプ作業の中で、隣
接して並置(縦置き)されているロール紙の中か
ら1個のロール紙を取出す作業(以下、ピツクア
ツプ作業という)を行う場合、とくにクランプア
ームのうちの一方を可動(スイング)アームとし
た片開き形式のものでは、その構造上可動アーム
がクランプすべきロール紙又は隣接のロール紙に
当り易くこれを傷付けることがある。そのため、
従来は可動アームの先端がロール紙に当接したと
きには、設定範囲内で可動アームをスプリング等
により弾力的に逃がして当接時の衝撃を緩衝吸収
するように構成したものが提案されているが、し
かしながら、機械的な形式であることから、上記
逃し機構が実際のクランプ作業に少なからず悪影
を及ぼしたり、逃し機能の信頼性に乏しかつた
り、さらには空荷走行時に振動により可動アーム
がふらついたりする等の問題がある。
接して並置(縦置き)されているロール紙の中か
ら1個のロール紙を取出す作業(以下、ピツクア
ツプ作業という)を行う場合、とくにクランプア
ームのうちの一方を可動(スイング)アームとし
た片開き形式のものでは、その構造上可動アーム
がクランプすべきロール紙又は隣接のロール紙に
当り易くこれを傷付けることがある。そのため、
従来は可動アームの先端がロール紙に当接したと
きには、設定範囲内で可動アームをスプリング等
により弾力的に逃がして当接時の衝撃を緩衝吸収
するように構成したものが提案されているが、し
かしながら、機械的な形式であることから、上記
逃し機構が実際のクランプ作業に少なからず悪影
を及ぼしたり、逃し機能の信頼性に乏しかつた
り、さらには空荷走行時に振動により可動アーム
がふらついたりする等の問題がある。
本考案は、上述した従来の欠点を除去すること
を目的としたもので、その要旨はアーム作動用の
クランプシリンダを制御する油圧回路において、
クランプシリンダのロツド側及びヘツド側の各油
室とそれぞれ管路にて接続されたフロート機構付
制御弁をフロート位置に切換えたときには、前記
クランプシリンダの両油室を互に連通させて該ク
ランプシリンダが外力にて自由に動き得るように
したことにある。
を目的としたもので、その要旨はアーム作動用の
クランプシリンダを制御する油圧回路において、
クランプシリンダのロツド側及びヘツド側の各油
室とそれぞれ管路にて接続されたフロート機構付
制御弁をフロート位置に切換えたときには、前記
クランプシリンダの両油室を互に連通させて該ク
ランプシリンダが外力にて自由に動き得るように
したことにある。
以下、本考案を図示の実施例に基いて具体的に
説明する。第1図において、1は回転体を示し、
該回転体1はフオークリフトのマストに沿つて昇
降動するリフトブラケツトの前面に装着される。
回転体1の前面にはクランプホルダー2が固着さ
れ、該クランプホルダー2は一端が前方へ所定長
さ延出されて固定アーム3を形成している。一
方、固定アーム3よりも長い可動アーム4は該固
定アーム3に対向するよう配置されるとともに、
その基部がクランプホルダー2の他端部にピン5
により回動可能に取付けられている。また、アー
ム作動用のクランプシリンダ6は基部が前記クラ
ンプホルダー2の他端にピン7により回動可能に
連結され、かつピストンロツド8の先端が可動ア
ーム4にピン9により回動可能に連結されてい
る。なお、10,11は各アーム3,4の先端に
取付けられたクランプパツドである。
説明する。第1図において、1は回転体を示し、
該回転体1はフオークリフトのマストに沿つて昇
降動するリフトブラケツトの前面に装着される。
回転体1の前面にはクランプホルダー2が固着さ
れ、該クランプホルダー2は一端が前方へ所定長
さ延出されて固定アーム3を形成している。一
方、固定アーム3よりも長い可動アーム4は該固
定アーム3に対向するよう配置されるとともに、
その基部がクランプホルダー2の他端部にピン5
により回動可能に取付けられている。また、アー
ム作動用のクランプシリンダ6は基部が前記クラ
ンプホルダー2の他端にピン7により回動可能に
連結され、かつピストンロツド8の先端が可動ア
ーム4にピン9により回動可能に連結されてい
る。なお、10,11は各アーム3,4の先端に
取付けられたクランプパツドである。
つぎに、クランプシリンダ6の作動を制御する
油圧回路を第2図に基いて説明する。クランプシ
リンダ6に対する作動油の給排を制御するレバー
操作式の制御弁12は、図示右側からクランプ位
置a、中立位置b、オープン位置c及びフロート
位置dを有した6ポート4位置形とされるととも
に、常にスプリングにより中立位置bに保持され
るスプリングオフセツト方式であるが、フロート
位置dについては位置決めできるように形成され
る。そして制御弁12のフロート位置d、すなわ
ちフロート機構部はクランプシリンダ6のロツド
側油室に通じるオープン側の作動管路13及びヘ
ツド側油室に通じるクランプ側の作動管路14を
それぞれタンクTへの戻り管路15に連通させる
よう構成されている。16は油圧ポンプPと制御
弁12とをつなぐ吐出管路である。
油圧回路を第2図に基いて説明する。クランプシ
リンダ6に対する作動油の給排を制御するレバー
操作式の制御弁12は、図示右側からクランプ位
置a、中立位置b、オープン位置c及びフロート
位置dを有した6ポート4位置形とされるととも
に、常にスプリングにより中立位置bに保持され
るスプリングオフセツト方式であるが、フロート
位置dについては位置決めできるように形成され
る。そして制御弁12のフロート位置d、すなわ
ちフロート機構部はクランプシリンダ6のロツド
側油室に通じるオープン側の作動管路13及びヘ
ツド側油室に通じるクランプ側の作動管路14を
それぞれタンクTへの戻り管路15に連通させる
よう構成されている。16は油圧ポンプPと制御
弁12とをつなぐ吐出管路である。
前記クランプシリンダ6のロツド側油室に通じ
るクランプ側の作動管路14中には、クランプ用
のパイロツト式チエツクバルブ17が組込まれ、
該パイロツト式チエツクバルブ17は、前記制御
弁12からの油のリーク等に原因してクランプ圧
力が低下することを防ぐべく設置されたものであ
つて、ヘツド側油室に通じるオープン側の作動管
路13と連通された第1のパイロツト管路18を
通して作用するパイロツト圧にて開放操作され
る。また、上記のパイロツト管路18中には前記
クランプ用のパイロツト式チエツクバルブ17を
開放状態に保持するためのパイロツト式チエツク
バルブ19が設けられ、該パイロツト式チエツク
バルブ19はクランプ側の作動管路14と連通さ
れた第2のパイロツト管路20を通して作用する
パイロツト圧にて開放操作される。
るクランプ側の作動管路14中には、クランプ用
のパイロツト式チエツクバルブ17が組込まれ、
該パイロツト式チエツクバルブ17は、前記制御
弁12からの油のリーク等に原因してクランプ圧
力が低下することを防ぐべく設置されたものであ
つて、ヘツド側油室に通じるオープン側の作動管
路13と連通された第1のパイロツト管路18を
通して作用するパイロツト圧にて開放操作され
る。また、上記のパイロツト管路18中には前記
クランプ用のパイロツト式チエツクバルブ17を
開放状態に保持するためのパイロツト式チエツク
バルブ19が設けられ、該パイロツト式チエツク
バルブ19はクランプ側の作動管路14と連通さ
れた第2のパイロツト管路20を通して作用する
パイロツト圧にて開放操作される。
第3図は上記クランプ用及びオープン保持用の
パイロツト式チエツクバルブ17,19の詳細を
示すものであり、両チエツクバルブ17,19の
弁本体21,22は一体的に結合されている。ク
ランプ側の作動管路14を開閉するためのポペツ
ト23は、前記制御弁12に通じるポート25
と、クランプシリンダ6のヘツド側油室に通じる
ポート26とをつないでいる通路27中の弁座に
押しばね24にて押付けられ、常には閉鎖状態に
保持されている。ポペツト23を開放操作するた
めの第1のパイロツトピストン28は、弁本体2
1,22に形成された第1のパイロツト管路18
のパイロツト圧を後端部に受けることによつて押
動されるようになつており、そしてパイロツト管
路18のパイロツトポート29は前記オープン側
の作動管路13と連通されている。また、第1の
パイロツト管路18中にはオープン保持用のポペ
ツト30が設けられ、該ポペツト30は常には押
しばね31にて弁座に押付けられ閉鎖状態に保持
されている。上記のポペツト30を開放操作する
第2のパイロツトピストン32は弁本体21,2
2に形成された第2のパイロツト管路20のパイ
ロツト圧を後端部に受けることによつて押動され
るようになつており、そしてパイロツト管路20
は前記クランプ側の作動管路13系の通路27と
連通されている。
パイロツト式チエツクバルブ17,19の詳細を
示すものであり、両チエツクバルブ17,19の
弁本体21,22は一体的に結合されている。ク
ランプ側の作動管路14を開閉するためのポペツ
ト23は、前記制御弁12に通じるポート25
と、クランプシリンダ6のヘツド側油室に通じる
ポート26とをつないでいる通路27中の弁座に
押しばね24にて押付けられ、常には閉鎖状態に
保持されている。ポペツト23を開放操作するた
めの第1のパイロツトピストン28は、弁本体2
1,22に形成された第1のパイロツト管路18
のパイロツト圧を後端部に受けることによつて押
動されるようになつており、そしてパイロツト管
路18のパイロツトポート29は前記オープン側
の作動管路13と連通されている。また、第1の
パイロツト管路18中にはオープン保持用のポペ
ツト30が設けられ、該ポペツト30は常には押
しばね31にて弁座に押付けられ閉鎖状態に保持
されている。上記のポペツト30を開放操作する
第2のパイロツトピストン32は弁本体21,2
2に形成された第2のパイロツト管路20のパイ
ロツト圧を後端部に受けることによつて押動され
るようになつており、そしてパイロツト管路20
は前記クランプ側の作動管路13系の通路27と
連通されている。
本実施例のロールクランプは上述のように構成
したものであり、以下その作用を説明する。
したものであり、以下その作用を説明する。
さて、第2図に示す如く並列に縦置きされたロ
ール紙Rの中から1個のロール紙Rを取出すピツ
クアツプ作業を行う場合は、制御弁12を中立位
置bからオープン位置cを経由してフロート位置
dへ切換え操作する。この場合、オープン位置c
に切換えられた時点で油圧ポンプPより吐出され
た作動油がオープン側の作動管路13を通つて第
1のパイロツト管路18へ流れ第2のポペツト3
0を押開いて第1のパイロツトピストン28後端
に作用するため、該パイロツトピストン28が前
進して第1のポペツト23を押動開放する。そし
て、この状態でフロート位置dに切換わると、両
作動管路13,14がそれぞれタンクTに連通さ
れるため、第2のポペツト30が押しばね31に
て弁座に押付けられ第1のパイロツト管路18を
閉鎖する。このことにより、第1のパイロツトピ
ストン28が前進端に維持され、第1のポペツト
23の開放状態を保持するため、クランプ側とオ
ープン側の両作動管路13,14が互に連通した
状態に保たれる。すなわち、クランプシリンダ6
は外力によつて自由に動き得る状態とされる。従
つて、斯かる状態でピツクアツプ作業を行うべく
車両をロール紙Rに向つて前進させた場合におい
て、可動アーム4の先端がクランプすべき又は隣
接のロール紙Rに当接すると、該当接に伴う外力
によつて可動アーム4はロール紙Rから逃避する
ように回動して該ロール紙Rの損傷を防止する。
すなわち、可動アーム4をロール紙Rに当接しな
がらであつてもこれを傷付けることなく両ロール
紙R間に差込むことができる。
ール紙Rの中から1個のロール紙Rを取出すピツ
クアツプ作業を行う場合は、制御弁12を中立位
置bからオープン位置cを経由してフロート位置
dへ切換え操作する。この場合、オープン位置c
に切換えられた時点で油圧ポンプPより吐出され
た作動油がオープン側の作動管路13を通つて第
1のパイロツト管路18へ流れ第2のポペツト3
0を押開いて第1のパイロツトピストン28後端
に作用するため、該パイロツトピストン28が前
進して第1のポペツト23を押動開放する。そし
て、この状態でフロート位置dに切換わると、両
作動管路13,14がそれぞれタンクTに連通さ
れるため、第2のポペツト30が押しばね31に
て弁座に押付けられ第1のパイロツト管路18を
閉鎖する。このことにより、第1のパイロツトピ
ストン28が前進端に維持され、第1のポペツト
23の開放状態を保持するため、クランプ側とオ
ープン側の両作動管路13,14が互に連通した
状態に保たれる。すなわち、クランプシリンダ6
は外力によつて自由に動き得る状態とされる。従
つて、斯かる状態でピツクアツプ作業を行うべく
車両をロール紙Rに向つて前進させた場合におい
て、可動アーム4の先端がクランプすべき又は隣
接のロール紙Rに当接すると、該当接に伴う外力
によつて可動アーム4はロール紙Rから逃避する
ように回動して該ロール紙Rの損傷を防止する。
すなわち、可動アーム4をロール紙Rに当接しな
がらであつてもこれを傷付けることなく両ロール
紙R間に差込むことができる。
なお、可動アーム4の逃避作用時において、ピ
ストン移動に対するロツド側油室とヘツド側油室
との容積変化が異なるため、油の過不足分は油室
とタンクTとの間において戻り管路15を通して
調整される。
ストン移動に対するロツド側油室とヘツド側油室
との容積変化が異なるため、油の過不足分は油室
とタンクTとの間において戻り管路15を通して
調整される。
また、ロール紙Rをクランプすべく制御弁12
をクランプ位置aへ切換えた場合は、クランプシ
リンダ6のヘツド側油室へ作動油が流入する一
方、ロツド側油室の油がタンクTへ流出され、可
動アーム4が内向きに回動してロール紙Rをクラ
ンプするが、この場合クランプ側の作動管路14
と連通する第2のパイロツト管路20を通して第
2のパイロツトピストン32にパイロツト圧が作
用してこれを前進させるため該パイロツトピスト
ン32により第2のポペツト30が押動開放され
第1のパイロツト管路18を開放する。このこと
により、該第1のパイロツト管路18がタンクT
と連通され、第1のパイロツトピストン28の後
端部に対するパイロツト圧が解除され、一方この
場合パイロツトピストン28の前端部にはクラン
プ側の高圧が作用していることから、該パイロツ
トピストン28は後退され第1のポペツト23の
オープン保持作用を解除する。従つて、クランプ
作用後に制御弁12を中立位置bに戻したとき、
第1のポペツト23は押しばね24により弁座に
押付けられヘツド側油室の作動油の流出を阻止し
て所定のクランプ力を確保することができる。
をクランプ位置aへ切換えた場合は、クランプシ
リンダ6のヘツド側油室へ作動油が流入する一
方、ロツド側油室の油がタンクTへ流出され、可
動アーム4が内向きに回動してロール紙Rをクラ
ンプするが、この場合クランプ側の作動管路14
と連通する第2のパイロツト管路20を通して第
2のパイロツトピストン32にパイロツト圧が作
用してこれを前進させるため該パイロツトピスト
ン32により第2のポペツト30が押動開放され
第1のパイロツト管路18を開放する。このこと
により、該第1のパイロツト管路18がタンクT
と連通され、第1のパイロツトピストン28の後
端部に対するパイロツト圧が解除され、一方この
場合パイロツトピストン28の前端部にはクラン
プ側の高圧が作用していることから、該パイロツ
トピストン28は後退され第1のポペツト23の
オープン保持作用を解除する。従つて、クランプ
作用後に制御弁12を中立位置bに戻したとき、
第1のポペツト23は押しばね24により弁座に
押付けられヘツド側油室の作動油の流出を阻止し
て所定のクランプ力を確保することができる。
すなわち、制御弁12はスプール式の弁構造で
あることから、とくに高圧状態では油のリークを
完全に阻止することが困難であるが、上述の如く
制御弁12の下流において第1のポペツト23に
よつてクランプ側の作動管路14を閉止する、つ
まりパイロツト式チエツクバルブ17が作用する
ので、このことによつて制御弁12からの油のリ
ークに原因するクランプ力の低下が防止され、ク
ランプ力が確保されることとなる。
あることから、とくに高圧状態では油のリークを
完全に阻止することが困難であるが、上述の如く
制御弁12の下流において第1のポペツト23に
よつてクランプ側の作動管路14を閉止する、つ
まりパイロツト式チエツクバルブ17が作用する
ので、このことによつて制御弁12からの油のリ
ークに原因するクランプ力の低下が防止され、ク
ランプ力が確保されることとなる。
また、ロール紙Rを解放すべく制御弁12をオ
ープン位置cへ切換えた場合は、作動油がオープ
ン側の作動管路13を通つてロツド側油室に流入
する一方、前述したように第1のパイロツト管路
18を通して第1のパイロツトピストン28にパ
イロツト圧が作用しこれを前進させて第1のポペ
ツト23を押動開放するため、ヘツド側油室の油
がタンクTへ流出され、可動アーム4が外向きに
回動してロール紙Rを解放する。そして、その後
制御弁12を中立位置bへ復帰した場合、第1の
パイロツトピストン28による第1のポペツト2
3のオープン保持作用は継続されるため、再びピ
ツクアツプ作業を行うに際し、中立位置bからフ
ロート位置dへの切換えを瞬時に行つたとして
も、前述した両作動管路13,14の連通状態を
確実に得ることが可能である。
ープン位置cへ切換えた場合は、作動油がオープ
ン側の作動管路13を通つてロツド側油室に流入
する一方、前述したように第1のパイロツト管路
18を通して第1のパイロツトピストン28にパ
イロツト圧が作用しこれを前進させて第1のポペ
ツト23を押動開放するため、ヘツド側油室の油
がタンクTへ流出され、可動アーム4が外向きに
回動してロール紙Rを解放する。そして、その後
制御弁12を中立位置bへ復帰した場合、第1の
パイロツトピストン28による第1のポペツト2
3のオープン保持作用は継続されるため、再びピ
ツクアツプ作業を行うに際し、中立位置bからフ
ロート位置dへの切換えを瞬時に行つたとして
も、前述した両作動管路13,14の連通状態を
確実に得ることが可能である。
つぎに、本考案の他の実施例を第4図に基いて
説明する。この実施例は制御弁12のフロート機
構部を各管路系ごとにそれぞれ絞り33付きとし
たものである。従つて、この実施例によるとき
は、制御弁12をフロート位置bへ切換えたとき
の可動アーム4の振動や水平でないことに起因す
る急なふらつきを防止する上で有効である。
説明する。この実施例は制御弁12のフロート機
構部を各管路系ごとにそれぞれ絞り33付きとし
たものである。従つて、この実施例によるとき
は、制御弁12をフロート位置bへ切換えたとき
の可動アーム4の振動や水平でないことに起因す
る急なふらつきを防止する上で有効である。
以上詳述したように、本考案はロール紙のピツ
クアツプ作業時において、可動アームがクランプ
すべきロール紙又は隣接のロール紙に当接したと
きにそれから逃避すべく自由に動き得るようにし
たので、ロール紙を傷付けることなく一動作で可
動アームをロール紙間に差込むことができ、ピツ
クアツプ作業の能率向上にきわめて有効である。
また、本考案は可動アームを油圧的に逃避できる
形式とした、つまりフロート機構付き制御弁をフ
ロート位置に切換えることによつて可動アームを
自由に動き得る形式としたことから、通常の横づ
かみや縦づかみの作業に関して逃し機構による悪
影響が全くなく、従来の機械的な逃し機構に比べ
て非常に有利である。
クアツプ作業時において、可動アームがクランプ
すべきロール紙又は隣接のロール紙に当接したと
きにそれから逃避すべく自由に動き得るようにし
たので、ロール紙を傷付けることなく一動作で可
動アームをロール紙間に差込むことができ、ピツ
クアツプ作業の能率向上にきわめて有効である。
また、本考案は可動アームを油圧的に逃避できる
形式とした、つまりフロート機構付き制御弁をフ
ロート位置に切換えることによつて可動アームを
自由に動き得る形式としたことから、通常の横づ
かみや縦づかみの作業に関して逃し機構による悪
影響が全くなく、従来の機械的な逃し機構に比べ
て非常に有利である。
また、本考案においてクランプ側管路に設けた
パイロツト式チエツクバルブは、クランプ作用時
には制御弁からの油のリーク等に原因するクラン
プ力の低下を未然に防止してクランプ力を一定に
保持するものであり、そして制御弁のフロート位
置への切換時には開放して可動アームの自由移動
状態を得るものである。
パイロツト式チエツクバルブは、クランプ作用時
には制御弁からの油のリーク等に原因するクラン
プ力の低下を未然に防止してクランプ力を一定に
保持するものであり、そして制御弁のフロート位
置への切換時には開放して可動アームの自由移動
状態を得るものである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はロール
クランプを示す斜視図、第2図は本考案の主要部
であるアーム逃し機構を備えたクランプシリンダ
用油圧回路図、第3図はパイロツト式チエツクバ
ルブを示す断面図、第4図は本考案の他の実施例
を示す油圧回路図である。 3……固定アーム、4……可動アーム、6……
クランプシリンダ、12……フロート機構付制御
弁、13……クランプ側の作動管路、14……オ
ープン側の作動管路、17……クランプ用のパイ
ロツト式チエツクバルブ、18……第1のパイロ
ツト管路、19……オープン保持用のパイロツト
式チエツクバルブ、20……第2のパイロツト管
路。
クランプを示す斜視図、第2図は本考案の主要部
であるアーム逃し機構を備えたクランプシリンダ
用油圧回路図、第3図はパイロツト式チエツクバ
ルブを示す断面図、第4図は本考案の他の実施例
を示す油圧回路図である。 3……固定アーム、4……可動アーム、6……
クランプシリンダ、12……フロート機構付制御
弁、13……クランプ側の作動管路、14……オ
ープン側の作動管路、17……クランプ用のパイ
ロツト式チエツクバルブ、18……第1のパイロ
ツト管路、19……オープン保持用のパイロツト
式チエツクバルブ、20……第2のパイロツト管
路。
Claims (1)
- 左右一対のクランプアームを備え、そのうちの
すくなくとも一方が可動アームとされたロールク
ランプであつて、可動アーム作動用のクランプシ
リンダと、該クランプシリンダ制御用のフロート
機構付制御弁とをつなぐ2本の管路のうち、クラ
ンプ側管路には第1のパイロツト式チエツクバル
ブを設けるとともに、該チエツクバルブを操作す
べくオープン側管路と導通されたパイロツト管路
には前記第1のパイロツト式チエツクバルブより
上流のクランプ側管路からのパイロツト圧にて操
作される第2のパイロツト式チエツクバルブを設
けたフオークリフトのロールクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2119483U JPS59127099U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | フオ−クリフトのロ−ルクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2119483U JPS59127099U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | フオ−クリフトのロ−ルクランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59127099U JPS59127099U (ja) | 1984-08-27 |
JPS6323439Y2 true JPS6323439Y2 (ja) | 1988-06-27 |
Family
ID=30152329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2119483U Granted JPS59127099U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | フオ−クリフトのロ−ルクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59127099U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5440605Y2 (ja) * | 1975-01-07 | 1979-11-29 |
-
1983
- 1983-02-15 JP JP2119483U patent/JPS59127099U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59127099U (ja) | 1984-08-27 |
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