JPS6323226A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS6323226A
JPS6323226A JP16558086A JP16558086A JPS6323226A JP S6323226 A JPS6323226 A JP S6323226A JP 16558086 A JP16558086 A JP 16558086A JP 16558086 A JP16558086 A JP 16558086A JP S6323226 A JPS6323226 A JP S6323226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
copolymer
resin
recording medium
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16558086A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2646206B2 (ja
Inventor
Kiyoto Fukushima
福島 清人
Hideo Dobashi
土橋 英生
Toshishige Noda
敏成 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP16558086A priority Critical patent/JP2646206B2/ja
Publication of JPS6323226A publication Critical patent/JPS6323226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2646206B2 publication Critical patent/JP2646206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明において樹脂バインダー成分のひとつとして用い
られる窒素原子を有する塩化ビニル、アルキルカルボン
酸、ビニルエステル系共重合体の構、酸成分であるアル
キルカルボン酸ビニルエステル及びそのケン化物として
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック峨
ビニル等及びそれらのケン化物が挙げられる。又、本発
明の特徴としては、窒素原子を含有する単量体と塩化ビ
ニル、アルキルカルボン酸ビニルエステルを共重合させ
たことにある。
窒素原子を含む単量体はこのように共重合体の一部を構
成しなければならない。窒素原子を含む単量体がそのま
まの形で他のバインダー成分と混合されたならば、その
吐出(ブルーミング)が起き易く、塗膜が経時的に変化
する問題が生じる。
窒素原子を含有する低分子化合物を混合する試みは特公
昭57−3155等により知られてはいるが、この点か
らその使用は決して好ましいものではない。
窒素原子を含有する単量体としては種々の化合物を用い
ることができる。このような化合物にはアミン類、特に
第3級アミンがある。中でもN、N−ジメチルアミノエ
チルアルコール、ジメチルアミノプロピルアクリルアミ
ド、N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、N
、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N、N−
ジメチルアミノエチルアクリレ−)、N、N−ジメチル
アクリルアミドなどが好ましい。
窒素原子を有する単量体は、塩化ビニル系共重合体の塩
化ビニルの部分に作用して容易に共重合体に結合するこ
とができる。この重合体は例えば次のような構造を有す
る。
Hj ただし各構成部分はランダムに存在し、その割合は先き
に述べた範囲にあることが望ましい。
従来、この種の共重合体において窒素原子を含有する単
量体の代りにマレイン騒、7マル酸、メタクリ/%/酸
等酸性の単量体を用いたものが提案されている(特開昭
58−85925号)。これはケン化物を少なめに抑え
て加工性を上げると共に、ケン化物の減少で磁性粉の分
散性が低下するのを酸系の単量体で補い、しかもゴム′
系バインダー及び硬化剤で塗膜の物性を上げる、という
効果をねらったものであった。しかし、これによっても
分散性及び熱安定性(塩化ビニル部分が熱によって脱塩
酸が生じるのが安定性を阻害する原因と思われる)にお
いて不十分であり、またポリイソシアネートとの反応も
不十分で塗膜物性が不足する。
これに対して、本発明に従って、窒素原子を含有する塩
化ビニル−アルキルカルボン酸ビニルエステル−アルキ
ルカルボン酸ビニルエステルのケン化物−窒素原子を含
むビニルを構成成分とする共重合体を用いると、窒素原
子を有する極性基のために分散性が向上する。また、磁
性粉が酸性領域にある?に対しこの基はアルカリ性を示
すから両者が安定に結合して分散性、安定性が良好とな
る。また窒素原子はポリイソシアネートの硬化反応に際
して触媒として作用して反応性を増し、塗膜の硬化を充
分とし、機械的強度を増すことができる。さらに、塩化
ビニルの部分の脱塩酸が原因となる熱劣化が窒素原子を
含む単量体部分の存在により防止される。
かかる、共重合体を基準として一般的には塩化ビニルは
80〜95重i1%、アルキルカルボン酸ビニルエステ
ルは11〜20重量%、窒素原子の割合は1001〜1
10重量%及びその残部は実質的にアルキルカルボン酸
ビニルエステルのケン化物である。
アルキルカルボン酸ビニルエステルの比率が11%より
低くなるとTgが高くなり表面加工性が悪くなる。また
20重量%より高くなると分散性が低下する。ビニルエ
ステルのケン化物については、ケン化物量が極端に増す
とTgが高くなり表面加工性が落ちる。又、少なくなる
と磁性粉の分散性が悪くなってしまう。
又、共重合体に含有される窒素原子の割合は1001〜
0.1重量外が適当である。その割合がα001重量%
より小さいと分散性への寄与が低く11重量%より大き
いとポリイソシアネートとの反応速度が速くなりすぎ表
面加工性が悪くなってしまう。
本発明で使用する樹脂バインダーの比率は、塩化ビニル
系共重合体が80〜20重量%、好ましくは70〜30
重量%、ゴム系バインダーが20〜80重量%、好まし
くは30〜70重量%でありそれに対してポリイソシア
ネートが5〜30重量%である。
塩化ビニル系共重合体の比率が80重量%より高いと塗
膜がもろくなり機械強度が落ち、20重量%より低いと
磁性粉の分散性が悪くなる。ゴム系バインダーについて
は、80重量−より高いと分散性が低下し20重量%よ
り低いと表面加工性が悪くなってしまう。
かくして、窒素原子を有することによって磁性粉末の分
散性が増し電磁変換特性の向上及びポリイソシアネート
との反応性が増し、耐久走行時のヘッド付着等の問題点
が大幅に改善された。
本発明においてゴム系バインダーとして使用可能なポリ
ウレタン樹脂としてその代表的なものは、日本ポリウレ
タン社製の“ニラポラン2304 ”、−ニラボラン2
501 ”、′ニラボラン3022ゝ、dニラボラン5
032”、’ニラボラン5033“、“バラプレン22
Sゝ(商品名)、米国グツドリッチ社製の“ニステン5
702”″、′ニステン5705%、=ニステン571
1 ’、′ニステン5712’、’xニステン 717
 ”’ (商品名)、大日本インキ株式会社製の“クリ
スボン4216“、“りBスピン4407 ”、“クリ
スボン7209”ダイセル化学社製EA−254、EA
−255、EA−256、プラクセル205.208.
212.230.240、プラクセル303.305.
308.320.330、賦圧薬品工業製T−1040
、E−550、大日本インキ社製パンデックスT−50
00、T−5009、T−5010、T−5102、T
−5205,5260HT(商品名)等がある。また、
本発明においてウレタン樹脂と同等に用いられるポリエ
ステル樹脂とじては、バイエル社の“デスモヘン220
0”、’デス上ヘン1700−1′デスモヘン1100
”。
デスモヘン8001、′デス上ヘン6so’(商品名)
、日本ポリウレタン社の1ニツlラン1004”、4o
32”(商品名)、東洋結社の1パイロン2001、“
バイロン300 ”。
“バイ豐ン500″(商品名)等が挙げられる。
これらのポリエステル樹脂の使用量は、ポリウレタン樹
脂とは!同じであってよい。また、ポリエステル樹脂と
ポリウレタン樹脂を混合して使用することも可能であり
これもポリウレタン樹脂とは!同じであってよい。
本発明において使用されるポリイソシアネーF系硬化剤
としては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサンジイソシアネート等の2
官能インシアネート、及び3官能インシアネートが挙げ
られる。また、硬化剤として使用可能なポリイソシアネ
ートであればいずれも使用することができる。これらの
ポリイソシアネートは、全樹脂分に対して131比で5
〜50%好ましくは10〜25%加えられる。この目的
に対して用いられるポリイソシアネート化合物の市販品
としては、日本ポリウレタンエ薬社製の商品名“コロネ
ートL″″、′コ四ネートHL’″、“コレネー)20
36″等を挙げることができる。
なお、本発明に使用する磁性粉末は、本発明の特徴部分
を構成するものでなく、従来より磁気記録媒体に使用さ
れているγ−酸化鉄、Co含有γ酸化鉄、合金鉄等の超
は粒子を使用することかできる。
しかし、本発明は超微粒子粉(例えば、BET態で40
mZ/g以上好ましくは、45 m2 /9砒)になる
程、効果が大きい。
以下実施例を用いて本発明を説明する。実施例で用いた
窒素原子を含有する単量体はN、N−ジメチルアミノエ
チルアルコールであり、実施例に用いた共重合体は次の
構造を有する。
表 HJ 実施例 1)窒素原子を有する塩化ビニル/アルキルカルボン酸
ビニルエステル及びそのケン化物からなる工重合体(窒
素分0、α001、α01、α05、α10、α15、
α2)         1Bり2)ポリウレタン樹脂
         12り3)分散剤        
       1g4)研摩剤           
    4g5):Ij4滑剤(脂肪酸類)     
     596)カーボン            
  7g7)磁性粉末(BET459/m2 )   
130 g8)ポリイソシアネート(フロネー)L) 
  1(1を有する組成物をボールミルに装入し、これ
に有機溶剤を3009加えて48時間混合し、生成した
混合物を厚さ14μのポリエステルフィルムに5.0μ
の厚み(乾燥)となるように塗布して1 ’1.65s
(172インチ)の幅になるように裁断して磁気テープ
を作成した。
このようにして得られた磁気テープについて、残留磁束
密度B’1(G) 、Y−3/N 、耐久走行性の試験
を行なった。得られた結果を表−1に示す。
又、窒素含有量と光沢度との関係を図−1に示す。
比較例t 1)塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体    18り
2)ポリウレタン樹脂         12り3)分
散剤               194)研摩剤 
               495)潤滑剤   
            396)カーボン     
         797)磁性粉末(BET値45り
1512)  130 g8)ポリイソシアネート  
      109表−1に窒素含有量(v t%)と
Br(G)、Y(ビデオ) −S/N  (:dB) 
、耐久走行性の関係を示した。又、図−1に塗布上り及
び加工後の光沢度との関係をグラフで示した。
グラフで明らかなように、窒素原子を含有させると、塗
布上りの光沢度は、含有していない物に比較して一様に
高くなり、窒素含有量0.O1〜120重量−の範囲に
おいては、はぼ変化しないが、加工後の光沢度は、窒素
含有量が110%を越えると下がっていく。
このことから、窒素含有量が0.10%を越えるとポリ
イソシアネートとの反応速度が速くなり表面加工性に悪
影響を及ぼしていることがわかる。
又、表−1にY(ビデオ)−S/N、Br(G)及び耐
久走行性の結果を示しであるが、窒素含有111100
1〜CL1 %ノ範囲でY(ビデオ)−5/Nが向上し
ており、耐久走行性については窒素を含有させることに
よりポリイソシアネートとの反応が充分に進みヘッド付
着量が極めて少ないことが理解できる。
かくして、分散性、表面加工性、耐久走行性が極めて良
好な塩ビ系樹脂が得られた。
が光沢度に及ぼす影響を示すグラフである。
手続補正貨 昭和61年9月22日 特r「庁長官 黒 1)明 雄 殿 事件の表示 昭和61年特 願第165580  号発
明の名称 磁気記録媒体 補正をする者

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)i)塩化ビニル系共重合体でその共重合体が塩化
    ビニル、アルキルカルボン酸ビニルエステル、アルキル
    カルボン酸ビニルエステルのケン化物及び塩化ビニルと
    共重合可能な窒素原子を有する単量体を構成成分とする
    共重合体であつて、その共重合体とii)ゴム系バイン
    ダーとiii)ポリイソシアネートを樹脂成分とし、そ
    れに磁性粉末を分散したものを支持体に固着してなる磁
    気記録媒体。
  2. (2)ゴム系バインダーは、ポリウレタン樹脂、ポリエ
    ステル樹脂またはこれらの組合せである特許請求の範囲
    第1項記載の磁気記録媒体。
  3. (3)塩化ビニル系樹脂に含有される窒素原子の割合は
    、塩化ビニル系共重合体に対して0.001〜0.1重
    量%である特許請求の範囲第1項または第2項記載の磁
    気記録媒体。
  4. (4)樹脂バインダーの比率は、塩化ビニル系共重合体
    が80〜20重量%、ゴム系バインダーが20〜80重
    量%であり、それらに対してポリイソシアネートが5〜
    30重量%である特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
    一項に記載の磁気記録媒体。
JP16558086A 1986-07-16 1986-07-16 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JP2646206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16558086A JP2646206B2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16558086A JP2646206B2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6323226A true JPS6323226A (ja) 1988-01-30
JP2646206B2 JP2646206B2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=15815054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16558086A Expired - Lifetime JP2646206B2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2646206B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130112782A (ko) 2012-04-04 2013-10-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130112782A (ko) 2012-04-04 2013-10-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP2646206B2 (ja) 1997-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6116016A (ja) 磁気記録媒体
JPH05266459A (ja) 磁気記録担体
JPH06195676A (ja) 磁気記録媒体
US4615949A (en) Magnetic recording medium
JPS6323226A (ja) 磁気記録媒体
JPS61113125A (ja) 磁気記録媒体
JPS62185225A (ja) 磁気記録媒体
JPS5924434A (ja) 磁気記録体
JP2843038B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH061542B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2657639B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS60205826A (ja) 磁気記録担体
US4608315A (en) Magnetic recording medium
JP2846912B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6116015A (ja) 磁気記録媒体
JPH02223012A (ja) 磁気記録担体
JPS6196515A (ja) 磁気記録媒体
JPH06208719A (ja) 磁気記録媒体
JPH0573886A (ja) 磁気記録媒体
JPS5994229A (ja) 磁気記録媒体
JPH02304715A (ja) 磁気記録媒体
JPH0863736A (ja) 磁気記録媒体
JPH0540930A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPS6080118A (ja) 磁気記録媒体
JPS63168819A (ja) 磁気記録媒体