JPS6116015A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS6116015A JPS6116015A JP13522584A JP13522584A JPS6116015A JP S6116015 A JPS6116015 A JP S6116015A JP 13522584 A JP13522584 A JP 13522584A JP 13522584 A JP13522584 A JP 13522584A JP S6116015 A JPS6116015 A JP S6116015A
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- JP
- Japan
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- copolymer
- weight
- vinyl chloride
- magnetic
- polyurethane resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
本発明は、磁気記録媒体に関し、更に詳1−<言えば、
磁性塗膜における磁性粉末の分散性及び表面性が向上さ
れしかも高温高湿時の保存性及び走行性が良好な磁気記
録媒体に関する。
磁性塗膜における磁性粉末の分散性及び表面性が向上さ
れしかも高温高湿時の保存性及び走行性が良好な磁気記
録媒体に関する。
発明の背景
一般に、磁気テープの如き磁気記録媒体は、γ−Fe2
O3等の磁性粉末を高分子刊の樹脂バインダー成分中に
分散させた磁性塗料をポリエステルフィルム等の支持体
上に塗布することによって作られる。磁性塗膜の性質は
、走行性等の物理的性質のみならず、磁性粉末の分散性
等から磁気特性にも太いに関係しており、そしてこれは
主として樹脂バインダー成分及び添加剤によって大きく
支配される。そこで樹脂バインダー成分としてこれまで
種々のものが捉案されている。その1つとして、従来か
ら塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体
が磁気テープ用のバインダー樹脂成分として広く使用さ
れてきた。この共重合体の物像としては、比較的安価で
あり溶剤に溶けやすく他の樹脂との相溶性が良いこと、
またその分子中にある水酸基のために磁性粉とよく親和
してその分散性を良くする等の利点を有し、配向度、最
大残留磁束密度などの優れた磁気特性をもたらして〜1
ろ。
O3等の磁性粉末を高分子刊の樹脂バインダー成分中に
分散させた磁性塗料をポリエステルフィルム等の支持体
上に塗布することによって作られる。磁性塗膜の性質は
、走行性等の物理的性質のみならず、磁性粉末の分散性
等から磁気特性にも太いに関係しており、そしてこれは
主として樹脂バインダー成分及び添加剤によって大きく
支配される。そこで樹脂バインダー成分としてこれまで
種々のものが捉案されている。その1つとして、従来か
ら塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体
が磁気テープ用のバインダー樹脂成分として広く使用さ
れてきた。この共重合体の物像としては、比較的安価で
あり溶剤に溶けやすく他の樹脂との相溶性が良いこと、
またその分子中にある水酸基のために磁性粉とよく親和
してその分散性を良くする等の利点を有し、配向度、最
大残留磁束密度などの優れた磁気特性をもたらして〜1
ろ。
しかしながら、近年磁性粉末の微粒子化にともない、こ
れらの樹脂のみでは必ずしも満足できなくなり、この型
の共重合体において水酸基の量を増加した方向で検討し
た結果、分散性には赤外吸収スペクトルのOH/CHの
吸収比でl]、7以上になるまでOH基を導入すると適
当であることが判明している。しかし水酸基の量を増大
させた共重合体はそのガラス転移温度が高くなるため、
表面加工しにくく、カレンダー加工後の表面性が向上し
にくいという欠点がある。このような欠点を打破スるた
めに、塩化ビニル、アルキルカルボン酸ビニルエステル
、塩化ビニルと共重合可能な他の単量体及びアルキルカ
ルボン酸ビニルエステルリケン化物を構成成分とする共
重合体であってその赤外吸収スペクトルの01−1 /
CH吸収比が02〜0.7のものを使用すると、ケン
化物を少なめにおさえることによりガラス転移点の上昇
が粘さえられると共に、ケン化物の減少による磁性粉の
分散性の低下が塩化ビニルと共重合可能な他の単量体に
よって補われ、かくして配向度、最大残留磁束密度など
の向上が見られた。
れらの樹脂のみでは必ずしも満足できなくなり、この型
の共重合体において水酸基の量を増加した方向で検討し
た結果、分散性には赤外吸収スペクトルのOH/CHの
吸収比でl]、7以上になるまでOH基を導入すると適
当であることが判明している。しかし水酸基の量を増大
させた共重合体はそのガラス転移温度が高くなるため、
表面加工しにくく、カレンダー加工後の表面性が向上し
にくいという欠点がある。このような欠点を打破スるた
めに、塩化ビニル、アルキルカルボン酸ビニルエステル
、塩化ビニルと共重合可能な他の単量体及びアルキルカ
ルボン酸ビニルエステルリケン化物を構成成分とする共
重合体であってその赤外吸収スペクトルの01−1 /
CH吸収比が02〜0.7のものを使用すると、ケン
化物を少なめにおさえることによりガラス転移点の上昇
が粘さえられると共に、ケン化物の減少による磁性粉の
分散性の低下が塩化ビニルと共重合可能な他の単量体に
よって補われ、かくして配向度、最大残留磁束密度など
の向上が見られた。
しかしながら、上記の共重合体をバインダー樹脂成分と
して単独で使用した場合には、接着強度の不足、高温高
湿時の磁気テープの保存性、走行性等の問題が残されろ
。このような面から、か〜る共重合体にゴム糸バインダ
ーを配合してh!<気テープ用バインダー成分として使
用されているのであるが、近年の磁性粉末の超微粒化に
ともなってゴム系バインダーの役割として /liy気
テープの物理的特性を維持するだけでソエク磁性粉末の
分散性を向上させることが心裏jである。
して単独で使用した場合には、接着強度の不足、高温高
湿時の磁気テープの保存性、走行性等の問題が残されろ
。このような面から、か〜る共重合体にゴム糸バインダ
ーを配合してh!<気テープ用バインダー成分として使
用されているのであるが、近年の磁性粉末の超微粒化に
ともなってゴム系バインダーの役割として /liy気
テープの物理的特性を維持するだけでソエク磁性粉末の
分散性を向上させることが心裏jである。
発明の概要
こ〜に本発明にお(・て、分子中に一8o3M基(こ−
で、Mはアルカリ金に’s原子を表わす)を有するポリ
ウレタン樹脂を上記の共重合体中に配合すると、満足の
いく磁性粉末の分散性が得られること、及び硬化剤とし
てポリイソシアネートを併用すると、磁気記録媒体の表
面性が向上され、更に高温高湿時の保存性及び走行性が
安定化できることが見い出された。即ち、本発明は、塩
化ビニル、アルキルカルボン酸ビニルエステル、[化ビ
ニルと共重合回部な他の単量体及びアルキルカルボン酸
ビニルエステルのケン化物を構成成分とする共重合体で
あってその赤外吸収スペクトルの01−1/CH吸収が
02〜0.7の共重合体と、分子中に−SO3M基(こ
〜で、Mはアルカリ金属原子を表わす)を有するポリウ
レタン樹脂と、ポリイノシアネートとを樹脂バインダー
成分としこれに6吐性粉末を分散させた磁性塗料を支持
体に固着してなる磁気記録媒体を提供する。
で、Mはアルカリ金に’s原子を表わす)を有するポリ
ウレタン樹脂を上記の共重合体中に配合すると、満足の
いく磁性粉末の分散性が得られること、及び硬化剤とし
てポリイソシアネートを併用すると、磁気記録媒体の表
面性が向上され、更に高温高湿時の保存性及び走行性が
安定化できることが見い出された。即ち、本発明は、塩
化ビニル、アルキルカルボン酸ビニルエステル、[化ビ
ニルと共重合回部な他の単量体及びアルキルカルボン酸
ビニルエステルのケン化物を構成成分とする共重合体で
あってその赤外吸収スペクトルの01−1/CH吸収が
02〜0.7の共重合体と、分子中に−SO3M基(こ
〜で、Mはアルカリ金属原子を表わす)を有するポリウ
レタン樹脂と、ポリイノシアネートとを樹脂バインダー
成分としこれに6吐性粉末を分散させた磁性塗料を支持
体に固着してなる磁気記録媒体を提供する。
本発明において(り(脂バインダー成分の1つとして用
いられる塩化ビニル−アルキルカルボン酸ビニルエステ
ル系共重合体の構成成分であるアルキルカルボン酸ビニ
ルエステル及びそのケン化物としては、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、及びそのケ
ン化物等が挙げられる。また、本発明で使用される塩化
ビニルと共重合可能な他の単量体としては、マレイン(
,2、フマル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステル
類、アクリル酸及びそのエステル類が挙げられる。か〜
る共重合体を基準として、一般的には、塩化ビニルは5
0〜90v量%、アルキルカルボン酸ビニルエステルは
5〜401卜1i’j yf; 、塩化ビニルト共重合
可能な他の一坐鱗体は05〜50重陣%及びその残部は
実質的にアルキルカルボン酸ビニルエステルのケン化物
である。本発明において使用1される共重合体は、様々
な方法でqlilj造することができる。例えば、1つ
の方法は、塩化ビニル/アルキルカルボン酸ビニルエス
テル共重合体をケン化し、このケン化物に更に塩化ビニ
ルと共重合可能な他の単量体を反応させることである。
いられる塩化ビニル−アルキルカルボン酸ビニルエステ
ル系共重合体の構成成分であるアルキルカルボン酸ビニ
ルエステル及びそのケン化物としては、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、及びそのケ
ン化物等が挙げられる。また、本発明で使用される塩化
ビニルと共重合可能な他の単量体としては、マレイン(
,2、フマル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステル
類、アクリル酸及びそのエステル類が挙げられる。か〜
る共重合体を基準として、一般的には、塩化ビニルは5
0〜90v量%、アルキルカルボン酸ビニルエステルは
5〜401卜1i’j yf; 、塩化ビニルト共重合
可能な他の一坐鱗体は05〜50重陣%及びその残部は
実質的にアルキルカルボン酸ビニルエステルのケン化物
である。本発明において使用1される共重合体は、様々
な方法でqlilj造することができる。例えば、1つ
の方法は、塩化ビニル/アルキルカルボン酸ビニルエス
テル共重合体をケン化し、このケン化物に更に塩化ビニ
ルと共重合可能な他の単量体を反応させることである。
抹発明で使用する共重合体はその赤外吸収スペクトルの
OH/CH吸収比が[lL2〜o7のものであるが、こ
Nで示す赤外吸収スペクトルのOH吸収は3.j 50
儒−1、CI吸収t’j−2,950,、’ テあり、
そしてOH/CHはその強度比である。
OH/CH吸収比が[lL2〜o7のものであるが、こ
Nで示す赤外吸収スペクトルのOH吸収は3.j 50
儒−1、CI吸収t’j−2,950,、’ テあり、
そしてOH/CHはその強度比である。
本発明において使用する分子中に一8o M基を有する
ポリウレタン樹脂は、その−803M基の割合が少なす
ぎる場合には磁性粉末の分散性の向上に対する寄与が少
なく、他方多すぎる場合にはポリイノシアネートとの硬
化が不十分になってしまう。一般には、−803M基の
割合が約10〜i、000I当fi/1o4gであるポ
リウレタン樹脂を使用するのが適当である。即ち、その
割合が10g当量710 gよりも小さいと、分散性へ
の寄与が低く、1、 OOOjJ当量71o’gよりも
大きいと、硬化剤としてのポリイソシアネートとの反応
性が悪くなり、塗膜の物理的特性に好ましくない。前述
の塩化ビニル系共重合体とポリウレタン樹脂の配合比率
は、約20〜約80重貴%である。
ポリウレタン樹脂は、その−803M基の割合が少なす
ぎる場合には磁性粉末の分散性の向上に対する寄与が少
なく、他方多すぎる場合にはポリイノシアネートとの硬
化が不十分になってしまう。一般には、−803M基の
割合が約10〜i、000I当fi/1o4gであるポ
リウレタン樹脂を使用するのが適当である。即ち、その
割合が10g当量710 gよりも小さいと、分散性へ
の寄与が低く、1、 OOOjJ当量71o’gよりも
大きいと、硬化剤としてのポリイソシアネートとの反応
性が悪くなり、塗膜の物理的特性に好ましくない。前述
の塩化ビニル系共重合体とポリウレタン樹脂の配合比率
は、約20〜約80重貴%である。
不発明で使用するポリウレタン樹脂は、ポリヒドロキシ
化合物とポリイソシアネートとの反応によって得られる
ものである。この場合に、一部又は全部がスルホン酸金
属塩基を有するポリヒドロキシ化合物が使用される。ま
た、カルボン酵成分、グリコール成分及びジカルボン酸
成分からなりそしてスルホン酔余が塩基を有するポリエ
ステルポリオールも使用される。スルホン酸金属塩基を
有するのはカルボン酸又はジカルボン酸或いをっ両者の
K(l−Qある。ジカルボン酸及びカルボンH成分とし
ては、テレフタル酸、インフタル「−オルトフクル酸、
芳香族ジカルボン酸、芳香族メキシヵルボン酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等が挙げら
れる。グリコール成分としテハ、エチレンクリコール、
グロピレングリコール、1.3−プロパンジオール、1
.4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、1.6
−ヘキサンジオール、ジプロピレングリコール、2,2
.4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール、1.4
−シクロヘキサンジメタツール゛、ビスフェノールのエ
チレンオキシド付加物及びプロピレンオキシド付加物、
水素化ビスフェノールのエチレンオキシド伺加物及びプ
ロピレンオキシド付加物、ポリエチレンクリコール、ポ
リグロピレンクリコール、ポリテトラグリコール等があ
る。またトリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトール等のトリ及びト
ラオールを併用してもよい。上記スルホン酸金属塩基を
有するポリヒドロキシ化合物は1種又は2種以上あって
もよい。本発明のポリウレタン樹脂の形成に使用される
ポリイソシアネートとしては、2.4−トリレンジイソ
シアネート、Z+5−トリレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイン
シアネート、m−フェニレンジインシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、テトラメチレンジインシア
ネート、36′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレン
ジイソシアネート、1.3−ナフタレンジイソシアネー
ト、4.4′−ジフェニレンジフェニルエーテル、p−
キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシ
アネート、1j−ジイソシアネートメチルシクロヘキサ
ン、14−ジイソシアネートメチルシクロヘキサン、4
.4′−ジイソシアネートジシクロヘキサン、4.4’
−ジイノシアネートジシクロヘキシルメタン、イソボロ
ンジイソシアネート等が挙げられる。ポリウレタン樹脂
は公知の方法によりポリヒドロキシ化合物とポリイソシ
アネートを溶剤中又は無溶剤中で反応させることにより
得られる。かへるポリウレタン樹脂の分子量は、5.0
00〜IOQ、000であることが望ましい。
化合物とポリイソシアネートとの反応によって得られる
ものである。この場合に、一部又は全部がスルホン酸金
属塩基を有するポリヒドロキシ化合物が使用される。ま
た、カルボン酵成分、グリコール成分及びジカルボン酸
成分からなりそしてスルホン酔余が塩基を有するポリエ
ステルポリオールも使用される。スルホン酸金属塩基を
有するのはカルボン酸又はジカルボン酸或いをっ両者の
K(l−Qある。ジカルボン酸及びカルボンH成分とし
ては、テレフタル酸、インフタル「−オルトフクル酸、
芳香族ジカルボン酸、芳香族メキシヵルボン酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等が挙げら
れる。グリコール成分としテハ、エチレンクリコール、
グロピレングリコール、1.3−プロパンジオール、1
.4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、1.6
−ヘキサンジオール、ジプロピレングリコール、2,2
.4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール、1.4
−シクロヘキサンジメタツール゛、ビスフェノールのエ
チレンオキシド付加物及びプロピレンオキシド付加物、
水素化ビスフェノールのエチレンオキシド伺加物及びプ
ロピレンオキシド付加物、ポリエチレンクリコール、ポ
リグロピレンクリコール、ポリテトラグリコール等があ
る。またトリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトール等のトリ及びト
ラオールを併用してもよい。上記スルホン酸金属塩基を
有するポリヒドロキシ化合物は1種又は2種以上あって
もよい。本発明のポリウレタン樹脂の形成に使用される
ポリイソシアネートとしては、2.4−トリレンジイソ
シアネート、Z+5−トリレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイン
シアネート、m−フェニレンジインシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、テトラメチレンジインシア
ネート、36′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレン
ジイソシアネート、1.3−ナフタレンジイソシアネー
ト、4.4′−ジフェニレンジフェニルエーテル、p−
キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシ
アネート、1j−ジイソシアネートメチルシクロヘキサ
ン、14−ジイソシアネートメチルシクロヘキサン、4
.4′−ジイソシアネートジシクロヘキサン、4.4’
−ジイノシアネートジシクロヘキシルメタン、イソボロ
ンジイソシアネート等が挙げられる。ポリウレタン樹脂
は公知の方法によりポリヒドロキシ化合物とポリイソシ
アネートを溶剤中又は無溶剤中で反応させることにより
得られる。かへるポリウレタン樹脂の分子量は、5.0
00〜IOQ、000であることが望ましい。
本発明において使用されるポリイソシアネート系硬化剤
としては、トリレンジイソシアネート・、ジフェニルメ
タンジイノシアネート、ヘキサンジイノシアネート等の
2官能インシアネート、及び6官能インシアネートが挙
げられる。また、硬化剤として使用可能なポリイソシア
ネートであればいずれも使用することができる。これら
のポリイン7アネートは、全樹脂分に対して重量比で5
〜30X好ましくは10〜25%加えられる。この目的
に対して用いられるポリイソシアネート化合物の市販品
としては、日本ポリウレタン工業社製の商品名1コロネ
ートLLll′コロネートHLII”コロネート206
6″等を挙げることができる。
としては、トリレンジイソシアネート・、ジフェニルメ
タンジイノシアネート、ヘキサンジイノシアネート等の
2官能インシアネート、及び6官能インシアネートが挙
げられる。また、硬化剤として使用可能なポリイソシア
ネートであればいずれも使用することができる。これら
のポリイン7アネートは、全樹脂分に対して重量比で5
〜30X好ましくは10〜25%加えられる。この目的
に対して用いられるポリイソシアネート化合物の市販品
としては、日本ポリウレタン工業社製の商品名1コロネ
ートLLll′コロネートHLII”コロネート206
6″等を挙げることができる。
本発明において磁性塗料を調製するのに用いられる3種
の樹脂バインダー成分の相対割合は、総樹脂分を基準と
して、一般には共重合体20〜80重量%、ポリウレタ
ン樹脂20〜80重量%及びポリイソシアネート硬化剤
5〜30X好%であり、そして好ましくは共重合体30
〜70重量%、ポリウレタン樹脂30〜70重量%及び
ポリイソシアネート硬化剤10〜25重量%である。
の樹脂バインダー成分の相対割合は、総樹脂分を基準と
して、一般には共重合体20〜80重量%、ポリウレタ
ン樹脂20〜80重量%及びポリイソシアネート硬化剤
5〜30X好%であり、そして好ましくは共重合体30
〜70重量%、ポリウレタン樹脂30〜70重量%及び
ポリイソシアネート硬化剤10〜25重量%である。
使用する磁性粉末は、本発明の特徴部分を構成するもの
でなく、従来より磁気記録媒体に使用されているr−酸
化鉄、Co含肴γ酸化鉄、合金鉄等の磁性粒子を使用す
ることができる。
でなく、従来より磁気記録媒体に使用されているr−酸
化鉄、Co含肴γ酸化鉄、合金鉄等の磁性粒子を使用す
ることができる。
発明の効果
前述したバインダーを磁気記録媒体の塗布層に使用した
場合、従来のバインダーの場合に生ずる欠点が大巾に改
善されており分散性の向上、及び表面性の向上という大
きな利点が得られた。
場合、従来のバインダーの場合に生ずる欠点が大巾に改
善されており分散性の向上、及び表面性の向上という大
きな利点が得られた。
実施例及び比較例
以下、実施例によって本発明を説明する。
比較例1
分散剤 5g潤滑剤
5g磁性粉末(Co含
含有−Fe203)200gポリイソシアネート10g 比較例2 ポリウレタン樹脂 20.j9分
散剤 、ワ潤滑剤
5g磁性粉末(Co含有
r −Fe 203 ) 200 gポリイ
ソシアネート 10g−比較例3 ポリウレタン樹脂 20p分散剤
5g潤滑剤
5g磁性粉末(Co含有r −
Fe 203 ) 200 jiポリイソシ
アネート 10g実施例1 分散剤 5gl1l滑
剤 5gS性粉末(C
o含有r −Fe205) 2oogポリイソ
シアネート 10g実施例2 分散剤 5g灼滑剤
5g磁性粉末(Co含有
r −F’e2(、)3) 200 lポリ
イソシアネート 10g実施例3 ポリウレタン樹脂(S 03N aを含有するもの)
20g分散剤 5!
?潤滑剤 5g磁性粉
末(Co含有r −F’e203) 2oo
yポリインシアネート 10g注(1
)括弧内の吸収比で示されるケン化物と括弧内の単量体
とを含む4元共匣合体である。
5g磁性粉末(Co含
含有−Fe203)200gポリイソシアネート10g 比較例2 ポリウレタン樹脂 20.j9分
散剤 、ワ潤滑剤
5g磁性粉末(Co含有
r −Fe 203 ) 200 gポリイ
ソシアネート 10g−比較例3 ポリウレタン樹脂 20p分散剤
5g潤滑剤
5g磁性粉末(Co含有r −
Fe 203 ) 200 jiポリイソシ
アネート 10g実施例1 分散剤 5gl1l滑
剤 5gS性粉末(C
o含有r −Fe205) 2oogポリイソ
シアネート 10g実施例2 分散剤 5g灼滑剤
5g磁性粉末(Co含有
r −F’e2(、)3) 200 lポリ
イソシアネート 10g実施例3 ポリウレタン樹脂(S 03N aを含有するもの)
20g分散剤 5!
?潤滑剤 5g磁性粉
末(Co含有r −F’e203) 2oo
yポリインシアネート 10g注(1
)括弧内の吸収比で示されるケン化物と括弧内の単量体
とを含む4元共匣合体である。
−上記の比較例及び実施例の組成物に対して適量の溶剤
をボールミルに入れて48時間混合した後、厚さ14μ
のポリエステルフィルムに50μの厚み(乾燥)となる
ように塗布して約12.6511(捧インチ)の幅にな
るように裁断して磁気テープを作成した。第1図及び2
図に実施例1と比較例30表面性及びカレンダー加工V
〕の表面性を示す。第1図、第2図より、単量体(マレ
イン酸)及びSO、M基(Mはアルカリ金属原子を表わ
す)を同時に樹脂成分として含有しているものは、SO
,M基(Mはアルカリ金属原子を表わす)を含有してい
て唱侶゛体(マレイン酸)を含有していないもの及び単
量体(マレイン酸)を含有していてSO3M Jll:
、 (Mはアルカリ金属原子を表わす)を含有していな
いもの、又はそのどちらも含有していないものを樹脂成
分とする磁性塗膜に比較して明らかに光沢度が向上して
いる。また、OH/CH吸収比については第1図、第2
図より明らかなように、OH/CH吸収比が増加すれば
塗布後の光沢か上昇する。カレンダー加工後の光沢も同
じように、OH/CH吸収比が吸収−れば上昇するが、
ガラス転移点の関係からOH/CH吸収比がcL5を越
えると低下していく。本発明によるバインダーでは、塗
布上りの光沢度及び加工後の光沢度がOH/CH吸収比
が吸収−0,7のものは塗布後光沢カレンダー加工後光
沢とも優れていることがわかる。
をボールミルに入れて48時間混合した後、厚さ14μ
のポリエステルフィルムに50μの厚み(乾燥)となる
ように塗布して約12.6511(捧インチ)の幅にな
るように裁断して磁気テープを作成した。第1図及び2
図に実施例1と比較例30表面性及びカレンダー加工V
〕の表面性を示す。第1図、第2図より、単量体(マレ
イン酸)及びSO、M基(Mはアルカリ金属原子を表わ
す)を同時に樹脂成分として含有しているものは、SO
,M基(Mはアルカリ金属原子を表わす)を含有してい
て唱侶゛体(マレイン酸)を含有していないもの及び単
量体(マレイン酸)を含有していてSO3M Jll:
、 (Mはアルカリ金属原子を表わす)を含有していな
いもの、又はそのどちらも含有していないものを樹脂成
分とする磁性塗膜に比較して明らかに光沢度が向上して
いる。また、OH/CH吸収比については第1図、第2
図より明らかなように、OH/CH吸収比が増加すれば
塗布後の光沢か上昇する。カレンダー加工後の光沢も同
じように、OH/CH吸収比が吸収−れば上昇するが、
ガラス転移点の関係からOH/CH吸収比がcL5を越
えると低下していく。本発明によるバインダーでは、塗
布上りの光沢度及び加工後の光沢度がOH/CH吸収比
が吸収−0,7のものは塗布後光沢カレンダー加工後光
沢とも優れていることがわかる。
実施例1のマレイン酸をそれぞれフマル酸とメタクリル
酸に変えた実施例2.3についても同杆の結果が得られ
た。
酸に変えた実施例2.3についても同杆の結果が得られ
た。
次に本発明が磁気記録砂体に及ぼす効果を示すため、そ
の特性値の一例を表1に示す。
の特性値の一例を表1に示す。
注(2)松下g v ’r rtを使用し、TDKスタ
ンダードテープに対してのS/N値である。
ンダードテープに対してのS/N値である。
上記の値から明らかなように、塩化ビニルとアルキルカ
ルボン酸ビニルエステルと塩化ビニルに対して共重合可
能な他の単量体とアルキルカルボン酢ビニルエステルの
ケン化物とを構成成分とする共重合体と分子中に−SO
3M基(Mはアルカリ金属原子を表わす)を有するポリ
ウレタン樹脂とを含有する磁気記録I贋体は、表面性、
最大残留磁束密度、y −S/Nが向上していることが
わかる。
ルボン酸ビニルエステルと塩化ビニルに対して共重合可
能な他の単量体とアルキルカルボン酢ビニルエステルの
ケン化物とを構成成分とする共重合体と分子中に−SO
3M基(Mはアルカリ金属原子を表わす)を有するポリ
ウレタン樹脂とを含有する磁気記録I贋体は、表面性、
最大残留磁束密度、y −S/Nが向上していることが
わかる。
第1図は、本発明に従った磁気記碌姪体について塗布上
げ後の表面性(光沢度)を示す。第2図は、そのカレン
ダー加工後の表面性(光沢度)を示す。 手続補正吉 昭和59年7月30 El
げ後の表面性(光沢度)を示す。第2図は、そのカレン
ダー加工後の表面性(光沢度)を示す。 手続補正吉 昭和59年7月30 El
Claims (6)
- (1)塩化ビニル、アルキルカルボン酸ビニルエステル
、塩化ビニルと共重合可能な他の単量体及びアルキルカ
ルボン酸ビニルエステルのケン化物を構成成分とする共
重合体であってその赤外吸収スペクトルのOH/CH吸
収比が0.2〜0.7の共重合体と、分子中に−SO_
3M基(こゝで、Mはアルカリ金属原子を表わす)を有
するポリウレタン樹脂と、ポリイソシアネートとを樹脂
バインダー成分としこれに磁性粉末を分散させた磁性塗
料を支持体に固着してなる磁気記録媒体。 - (2)塩化ビニルと共重合可能な他の単量体が、マレイ
ン酸、フマル酸、アクリル酸、メタクリル酸、それらの
エステル類又はこれらの組合わせである特許請求の範囲
第1項記載の磁気記録媒体。 - (3)共重合体を基準として、塩化ビニルが50〜90
重量%、アルキルカルボン酸ビニルエステルが5〜40
重量%、塩化ビニルと共重合可能な他の単量体が0.5
〜5.0重量%及びその残部が実質的にアルキルカルボ
ン酸ビニルエステルのケン化物である特許請求の範囲第
1又は2項記載の磁気記録媒体。 - (4)ポリウレタン樹脂に含まれるSO_3M基(Mは
アルカリ金属原子を表わす)の割合が約10〜1,00
0g当量/10^4gである特許請求の範囲第1又は2
項記載の磁気記録媒体。 - (5)樹脂バインダー中の総樹脂分を基準として、共重
合体が20〜80重量%、ポリウレタン樹脂が20〜8
0重量%そしてポリイソシアネート硬化剤が5〜30重
量%である特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載
の方法。 - (6)共重合体が30〜70重量%、ポリウレタン樹脂
が30〜70重量%、そしてポリイソシアネート硬化剤
が10〜25重量%である特許請求の範囲第5項記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13522584A JPS6116015A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13522584A JPS6116015A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6116015A true JPS6116015A (ja) | 1986-01-24 |
Family
ID=15146736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13522584A Pending JPS6116015A (ja) | 1984-07-02 | 1984-07-02 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6116015A (ja) |
-
1984
- 1984-07-02 JP JP13522584A patent/JPS6116015A/ja active Pending
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