JPS6323159Y2 - - Google Patents

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JPS6323159Y2
JPS6323159Y2 JP14874782U JP14874782U JPS6323159Y2 JP S6323159 Y2 JPS6323159 Y2 JP S6323159Y2 JP 14874782 U JP14874782 U JP 14874782U JP 14874782 U JP14874782 U JP 14874782U JP S6323159 Y2 JPS6323159 Y2 JP S6323159Y2
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JP
Japan
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platen
carrier
spring
print head
mask
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JP14874782U
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JPS5953953U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は、インサータジヤーナルプリンタ等に
用いられるインパクトシリアルプリンタに係り、
特に伝票等の薄い媒体でも通帳等の厚い媒体でも
良好な印字品質が得られる印字ヘツド退避機構に
関す。
(b) 技術の背景 近来、パツキング端末機として各種装置が開
発、実用化されているが中でも通帳印字とジヤー
ナル記録が行える金融機関窓口記帳機が広く用い
られている。この記帳機には通常ワイヤードツト
プリンタ等のシリアルプリンタが用いられてい
る。これらのプリンタで印字する預金通帳等は例
えば総合口座等でページ数が多い厚いものが使用
されるようになつてきた。またジヤーナル印字や
伝票等の薄い用紙に印字することもあり、媒体の
厚さが変つても印字の品質が良好であることが要
請されている。
(c) 従来技術と問題点 以下従来方法について、第1図〜第3図を参照
して説明する。第1図は本考案が適用されるワイ
ヤードツトプリンタの概要を示す平面図、第2図
は従来方法を説明する側面図、第3図は第2図の
説明図である。
ワイヤードツトプリンタは第1図に示すよう
に、サイドフレーム9を有しており、サイドフレ
ーム9にはプラテン10が回動自在に支持されて
いる。プラテン10には印字用紙11が挿入又は
巻掛けられており、印字用紙11はスプロケツト
12a,12b等による図中矢印A方向に送られ
る。一方プラテン10の前面、図中下方には、キ
ヤリア13がプラテン10と平行に設けられたガ
イドシヤフト15に摺動自在に嵌合しており、ま
たキヤリア13は同様にプラテン10と平行に設
けられた送りネジ16と螺合している。送りネジ
16はベルト17等を介してモータ19に接続さ
れており、従つて送りネジ16はモータ19の正
逆回転によつて、キヤリア13を図中矢印C,D
方向に移動させることができる。キヤリア13に
はインクリボンカセツト20が搭載されており、
インクリボンカセツト20には無端状のインクリ
ボン20aがその一部をプラテン10側に露出さ
せた形で内臓されている。またキヤリア13には
印字ヘツド21がインクリボンカセツト20に囲
まれた形で設置されており、印字ヘツド21には
ドツトによつて印字を形成させる為に、複数個の
印字マグネツトが設けられている。そして印字ヘ
ツド21の前面には印字の角窓を有するマスク1
8が取付けられている。
このような構成を有するので、印字ヘツド21
が作動すると、第1図に示すプラテン10上の印
字用紙11をマスク18が押えて、その角窓から
インクリボン20aを介して印字マグネツトの印
字ワイヤーが衝突して印字が行われ、印字ヘツド
21はキヤリア13と共に、矢印D方向に移動し
ながら、印字用紙11に印字を行う。一行分の印
字が終了すると、改行の為に用紙移送部12が駆
動して所定の送り量だけ印字用紙11は矢印A方
向に移送される。そして印字ヘツド21は矢印C
方向に移動しながら印字を継続する。
かゝるプリンタにおいて、印字用紙11の厚さ
が異なる場合に印字ギヤツプを確保する為の印字
ヘツド21の退避機構を詳述すると、第2図に示
すようにキヤリア13に搭載された印字ヘツド2
1はレバ2及びスライダ3が取付けられた取付け
部材であるヘツドキヤリア1に固定され、レバ2
の一端とスライダ3下面でキヤリア13に支持さ
れている。そしてスライダ3はヘツドキヤリア1
の下面の取付け部1aとキヤリア13との間に取
付けられた引張スプリング4によつて、図中矢印
E方向に引つ張られてキヤリア13との接触面を
摺動するようになつており、従つて印字ヘツド2
1はプラテン10とに間隙を狭くする方向に付勢
されている。
このような構成を有するので、プラテン10と
印字ヘツド21の間に厚い媒体が挿入されると、
印字ヘツド21は引張スプリング4の弾力に抗し
て媒体の厚さに応じて図中矢印F方向に退避す
る。また薄い媒体が挿入されると、引張スプリン
グ4の弾力によつて図中矢印E方向に前進する。
このようにして媒体の厚さに応じて印字ヘツド
21を前進、後退させ印字ギヤツプを確保するこ
とができる。
しかしながらこの方法によると、印字ヘツド2
1のドツト密度が高い場合等には、印字駆動時の
衝撃が強い為に、印字ヘツド21の印字反動によ
りキヤリア13がガイドシヤフト15を中心とし
て図中矢印G方向に回転して逃げるので、第3図
に示すように印字が歪んで印字品質が悪くなると
いう欠点がある。
これに対して、 送りネジ15を太くする。
ガイドシヤフト16を更に一本追加する。
スライダ3の位置を印字ヘツド21の中心の
延長線上に設ける。
引張スプリング4の弾力を強くして、マスク
18で媒体を押付ける。
等の方法が考えられるが、の方法では慣性が大
きくなり、起動、停止制動が悪くなる。の方法
ではキヤリア13の構造が複雑になる。またコス
トが高くなる。の方法ではインクリボン20a
等の位置の制限により実施が難しいことが多い。
の方法では薄い媒体での斜行、正逆ずれ、感圧
紙の発色等の問題がある。という種々の欠点があ
る。
(d) 考案の目的 本考案の目的は、上記の欠点を解決する為のも
ので、預金通帳のように厚い印字媒体でも、連続
用紙や伝票のように薄い印字媒体でも良好な印字
品質が得られる印字ヘツド退避機構を提供するに
ある。
(e) 考案の構成 本考案は、スプリングは異なるバネ特性を有す
る引張スプリング及び圧縮スプリングから成り、
引張スプリングは両端が取付け部材及びキヤリア
に固定されて取付け部材をプラテン部材の方向へ
付勢し、圧縮スプリングは取付け部材及びキヤリ
アの夫々に設けられた係合部の間に挿入されて、
マスク部材がプラテン部材に所定距離以下に接近
した時に取付け部材の摺動により両端が係合部に
よつて圧縮され、マスク部材がプラテン部材から
所定距離を越えて退避した時に取付け部材の摺動
により圧縮から解放される構成を有することを特
徴とする印字ヘツド退避機構であり、かくするこ
とにより目的を達成することができる。
(f) 考案の実施例 以下本考案の一実施例について、第4図、第5
図を参照して説明する。第4図は本考案による実
施例を示す側面図、第5図は第4図を説明するグ
ラフである。全図を通じ同一符号は同一対象物を
示す。第4図に示すように、引張スプリング5の
両端がヘツドキヤリア1の下面の取付け部1aと
キヤリア13の間に、、また圧縮スプリング6は
一端が取付け部1bに同方向に取付けられ、圧縮
スプリング6の他端はキヤリア13上面の突起部
13aに接触している。この引張スプリング5と
圧縮スプリング6は弾性特性が異なり、第5図に
示すように引張スプリング5は圧縮スプリング6
より撓み量が少ないように設定されている。即
ち、ヘツドキヤリア1がプラテン10に接近して
いる時は、引張スプリング5と圧縮スプリング6
の弾力の差の押圧力が働き、ヘツドキヤリア1が
プラテン10から退避して行つて、所定の位置を
越えると、突起部13bに接触している圧縮スプ
リング6の端部の接触が離れて、引張スプリング
5の弾力が押圧力となる。
このような構成を有するので、第5図にハツチ
ングで示すように、薄い媒体に印字する時は、引
張スプリング5と圧縮スプリング6の弾力の差に
よつて印字ヘツド21をプラテン10方向に付勢
する力が働くので、媒体にアプローチする圧力が
弱く、印字駆動による反動はヘツドキヤリア1の
前後方向の動きで吸収され印字品質は良くなる。
厚い媒体の時は自動的にマスク18は媒体を押付
け、また取付け部1bと突起部13aの距離が圧
縮スプリング6の自由長より大きくなつて、圧縮
スプリング6の圧縮が解放され、引張スプリング
5の弾力が直接作用する為印字品質は良くなる。
若し媒体にアプローチする圧力を一様に弱くする
と、厚い媒体の時は媒体が十分押付けられない
で、媒体が弛み印字ができなくなる。マスク18
が媒体を押付けていない時は、圧力が弱い程印字
品質は良くなり、マスク18が媒体を押付けてい
る時は、圧力が強い程良い印字品質が得られる。
このようにして媒体の厚さが薄い時も厚い時も良
好な印字品質を得ることができる。
(g) 考案の効果 以上説明したように本考案によれば、プラテン
と印字ヘツドの間に挿入される印字媒体の厚さの
変化に対して、印字媒体の厚さが薄い時は、引張
スプリングと圧縮スプリングの弾力の差による押
圧で、また印字媒体の厚さが厚い時は、圧縮スプ
リングの弾力を解放して、引張スプリングの弾力
を直接作用させた押圧で印字ヘツドを退避させ、
媒体を押付ける圧力を適切に設定して印字するこ
とが出来るので、印字媒体が厚い場合でも、また
薄い場合でも、歪みのない良好な印字品質が得ら
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるワイヤードツトプ
リンタの概要を例示する平面図、第2図は従来方
法を説明する側面図、第3図は第2図の説明図、
第4図は本考案による実施例を示す側面図、第5
図は第4図を説明するグラフである。 図において、1はヘツドキヤリア、2はレバ、
3はスライダ、4,5は引張スプリング、6は圧
縮スプリング、10はプラテン、11は印字用
紙、13はキヤリア、21は印字ヘツドを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プラテン部材に角窓を有するマスク部材を介し
    て対向する印字ヘツドと、 該マスク部材及び印字ヘツドが取り付けられた
    取付け部材と、 該取付け部材を該プラテン部材の方向へ付勢す
    るスプリングと、 該取付け部材を該プラテン部材の方向へ摺動自
    在に搭載したキヤリアと、 該キヤリアを該プラテン部材に平行に移動させ
    る駆動部とから成り、 該キヤリアを移動させながら、該プラテン部材
    と該マスク部材の間に挿入された媒体に、該スプ
    リングによつて該マスク部材を押圧して、該印字
    ヘツドにより該マスク部材の角孔から印字を行う
    インパクトシリアルプリンタであつて、 前記スプリングは異なるバネ特性を有する引張
    スプリング及び圧縮スプリングから成り、 該引張スプリングは両端が前記取付け部材及び
    前記キヤリアに固定されて該取付け部材を前記プ
    ラテン部材の方向へ付勢し、 該圧縮スプリングは該取付け部材及び該キヤリ
    アの夫々に設けられた係合部の間に挿入されて、
    前記マスク部材が該プラテン部材に所定距離以下
    に接近した時に該取付け部材の摺動により両端が
    該係合部によつて圧縮され、該マスク部材が該プ
    ラテン部材から該所定距離を越えて退避した時に
    該取付け部材の摺動により圧縮から解放される構
    成を有することを特徴とする印字ヘツド退避機
    構。
JP14874782U 1982-09-30 1982-09-30 印字ヘツド退避機構 Granted JPS5953953U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14874782U JPS5953953U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 印字ヘツド退避機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14874782U JPS5953953U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 印字ヘツド退避機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5953953U JPS5953953U (ja) 1984-04-09
JPS6323159Y2 true JPS6323159Y2 (ja) 1988-06-24

Family

ID=30330388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14874782U Granted JPS5953953U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 印字ヘツド退避機構

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JPS5953953U (ja) 1984-04-09

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