JPS63230571A - SiC−TiC常圧焼結体の製造方法 - Google Patents

SiC−TiC常圧焼結体の製造方法

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JPS63230571A
JPS63230571A JP62064087A JP6408787A JPS63230571A JP S63230571 A JPS63230571 A JP S63230571A JP 62064087 A JP62064087 A JP 62064087A JP 6408787 A JP6408787 A JP 6408787A JP S63230571 A JPS63230571 A JP S63230571A
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晴久 長谷川
山内 英俊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、SiC−TiC常圧焼結体の製造方法に関し
、特に粒界などに金属や酸化物からなる結合相を含むこ
とのない複合材料を焼結助剤を使うことなく製造する技
術であって、耐熱性や耐摩耗性はもちろん、高強度、高
靭性で高密度なSiC−TiC複合焼結体を有利に製造
する新規な技術についての提案である。
(従来の技術) 従来、SiC質セラミックス焼結体などの強度、靭性を
改善する技術として、例えば、特開昭61−16316
8号公報では、SiCに対し、強度または高温で安定な
TiCを5〜25 VOI%添加する方法を開示してい
る。これによって、5ic−Ticセラミックスの破壊
靭性値は、SiC単体のものに比べて約3倍も向上する
ことが報告されている。
このようなSiCとTiCの複合化に対する要請は、次
のような背景によるものと考えられる。
一般に、SiC焼結体は、高温曲げ強度の低下が無く、
エンジニアリングセラミックスとして有望である反面、
破壊靭性値が低く、ワイプル係数も低い欠点がある。
これに対しTiC焼結体は、破壊靭性には優れるものの
サーメットなどのように金属相や酸化層を有するため、
高温強度の低下が起こり、耐酸化性も低下する欠点があ
る。
そこで、特開昭61−163168号公報に開示の技術
では、SiCの靭性を向上させることを目的として、S
iC焼結体中にTiCやWC,TaC,NbC,VC,
HfCなどの炭化物を5〜25 vo1%を限度として
添加し、粒界層にA/、Si、Oを存在させることで前
記欠点の解決を自損していた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来技術で開示された技術は、それ以前のSiC焼
結体に比べるとある程度の靭性改善があり、有効ではあ
ったが、充分な靭性値が得られていたわけではない。ま
た、粒界にAl 、Si、Oを含むために高温で強度低
下が起こり、SiCの特性が失われていた。さらに、か
かる従来技術は、ホットプレス法で行われているために
生産性が悪く、コストが高く、複雑形状のものが得られ
にくいという問題点もあった。
本発明の目的は、上述の各問題点を克服できるSi C
−Ti C焼結体とその有利な製造方法を開発提供する
ところにある。
(問題点を解決するための手段) 上掲の目的は、次の事項を要旨構成とする方法、すなわ
ち、 平均粒径が1μm以下のSiC粉末5〜50wt%、平
均粒径が1μm以下のTiC粉末50〜951%の混合
粉末を所定の形状に成形し、その後非酸化性雰囲気中で
の常圧下で2100〜2500℃に加熱して焼結するこ
とを特徴とするSiC−TiC常圧焼結体の製造方法、 により達成される。
このような方法によって、主としてSiCおよびTiC
からなるSi C−Ti C常圧焼結体であって、前記
SiCの含有量が5〜951Ilt%、前記TiCの含
有量が5〜95wt%で、該SiCとTiCの合計量が
80wt%以上である結晶が均一に結合されたSiC−
TiC常圧焼結体が得られる。
(作 用) 以下に本発明の製造方法についてさらに詳しく述べる。
所定の粒径のSiC粉末(5〜50%)とTiC粉末(
50〜95%)との混合原料を焼結助剤を使うことなく
焼成する際、混合原料中の各粉末配合割合を上記のよう
な範囲の量に限定した理由は、この範囲外での組成では
焼結体中にStC結晶またはTiC結晶が均一に分散す
ることによる密度が高く破壊靭性(K+c)の高いSi
C−TiC常圧焼結体が得られないからである。とくに
SiC粉末5〜20%、TiC粉末80〜95%の組成
のものは焼結性に優れ、均一微細結晶からなる高密度の
焼結体が得られるのでより好ましい。
本発明の製造方法において、原料中のSiC粉末とTi
C粉末の平均粒径を1μm以下に限定する理由は、別C
粉末とTiC粉末は共に粒径が小さい程焼結性に冨む性
質があり、常圧焼結法により高密度のSiC−TiC常
圧焼結体を得るには平均粒径は1μm以下であることが
必要である。なお、焼結性の点でより好ましいSiC粉
末の平均粒径は0.5μm以下、TiCの平均粒径は0
.7μm以下である。
また、これらの各粉末中に含まれるFeの如きメタル不
純物は、1%以下にしないと高温強度が悪くなる傾向が
ある。
なお、前記SiC粉末は、シリカ還元法、CVD法、ア
ルコキシド法あるいは直接反応法などで製造したものが
使用できる。
一方、前記TiC粉末は、メンストラム法、酸化物法、
水素化チタン炭化法、ハロゲン化物法あるいはCVD法
などで得られた粉末が使用できる。
次に焼成条件について述べる。本発明方法の特徴の1つ
は、常圧−非酸化性雰囲気下での焼成にある。このよう
な雰囲気中で前記Si C−Ti C混合原料を210
0〜2500℃の範囲に加熱して焼結させる。
その理由は、常圧下で焼成することにより、SiC−T
iC常圧焼結体中に存在するTiCまたはSiCの結晶
が特定の方向に配向することなく均一な焼結体が得られ
、さらには焼結体中の残留応力を比較的少なくすること
ができる。従って、焼結体は高強度、高靭性を示す物性
のものが得られる。なお、複雑形状の製品が安価に得ら
れることもこの方法の特徴の1つである。
本発明の製造方法において限定した上記焼成温度は、2
100〜2500℃であるが、この範囲に限定される理
由は、2100℃以下の場合、90%TD以上の高密度
焼結体を得ることが難しく、一方、2500℃以上にな
ると別C,TiCの昇華が起こるため表面ががさつくか
らである。
次に、焼成の雰囲気については、Ar、 N、、 He
および真空のいずれか1種以上から選ばれる非酸化性雰
囲気とすることが必要である。なお、混合物の組成によ
っては、N2雰囲気で行うことがより好ましい場合があ
る。この理由は明確でないが、5i−Ti−C−N系の
化合物が生成し、焼結性を促進して高密度の焼結体を得
るものと推定される。
上述のようにて製造したrsi C−Ti C複合焼結
体」は、X線回折図形を調べたところ、SiC−TiC
焼結体ともシャープなピークが観察された。また、格子
定数を測定した結果、第1表に示すような結果が得られ
た。   、。
上記の測定値を見る限り両者の区別は明確ではないが、
本発明者らが観察したSEM反射電子像などによると、
SiCマトリックス中に白く浮き彫りになったTiCが
均一に分散している様子が確かめられた。TiCについ
ては焼成の過程で粒成長が起こると推定される。そして
、このような現象にもとづき得られたSiC−TiC複
合焼結体の場合、デフレクションが起き、いわゆるこの
°デフレクション効果により高い靭性値が得られるもの
と思われる。
(実施例) 以下実施例およびこれにあわせて比較例について説明す
る。その結果を第2表にまとめて示す。
実施例の場合、基本的には平均粒径0,6μm、比表面
積8+”7gのTiC粉と、平均粒径0.25μm、比
表面積20 m”7gのSiC粉との混合物100ii
量部に対し、BやCなどの焼結助剤は使わず単に溶媒と
して水を300部添加し、ボールミルにて混合した。2
4時間混合した後、スプレードライヤーで乾燥した。
成形は、金型プレス150 kg/cm”で行った。そ
の後、3 t/cm”でラバープレスした。
焼成はAr雰囲気で毎分5℃で昇温し、2300℃で1
時間保持した後冷却した。
こうして得られた焼結体は、例えば表中の実施例3 (
SiC/TiC=30/70)の例だと、焼結体密度9
2.8%TD、破壊靭性値(K +c) 5.8 MP
am””と高い値が得られた。また、曲げ強度は室温で
51kgf/mm21300℃で46kgf/+++m
2と、高温での強度低下がほとんどなかった。さらに比
抵抗1.6X10−”Ω印と放電加工性の良い焼結体が
得られた。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、常圧焼結を特徴と
しているために生産性、コストの面で有利であり、複雑
形状のものを容易に製造できる。また、得られるSiC
−TiC焼結体は、焼結助剤を使わないにもかかわらず
高密度で、強度とくに高温強度に優れかつ靭性の高い数
値を示すものが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均粒径が1μm以下のSiC粉末5〜50wt%
    、平均粒径が1μm以下のTiC粉末50〜95wt%
    の混合粉末を所定の形状に成形し、その後非酸化性雰囲
    気中での常圧下で2100〜2500℃に加熱して焼結
    することを特徴とするSiC−TiC常圧焼結体の製造
    方法。 2、前記非酸化性雰囲気がN_2ガス雰囲気である特許
    請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP62064087A 1987-03-20 1987-03-20 SiC−TiC常圧焼結体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0725588B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113398662A (zh) * 2021-07-20 2021-09-17 西安特种设备检验检测院 高温气体过滤除尘装置用层叠式过滤介质及其制备方法

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CN113398662A (zh) * 2021-07-20 2021-09-17 西安特种设备检验检测院 高温气体过滤除尘装置用层叠式过滤介质及其制备方法

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