JPS63230048A - 食用組成物 - Google Patents

食用組成物

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Publication number
JPS63230048A
JPS63230048A JP62066918A JP6691887A JPS63230048A JP S63230048 A JPS63230048 A JP S63230048A JP 62066918 A JP62066918 A JP 62066918A JP 6691887 A JP6691887 A JP 6691887A JP S63230048 A JPS63230048 A JP S63230048A
Authority
JP
Japan
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edible
molecular weight
water
edible composition
hydrophobic
Prior art date
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Pending
Application number
JP62066918A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyoushichirou Inada
稲多 昭七郎
Reikichi Nouchi
野内 黎吉
Joji Ogasawara
小笠原 譲二
Giichi Tsubakimoto
椿本 義一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication date
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、動・植物性天然物素材より抽出、圧搾等によ
り取得した疎水性の可食性有用物質を低分子量ペプタイ
ドに混合させ、水溶液分散性を容易ならしめ、更に摂取
時の体内吸収性を良好ならしめると共に食味をも改善す
る食用組成物に関するものである。
生命のおるすべての動・植物は、外部から栄養を摂らな
ければ生命を維持することはできない。
我々人類も勿論その例外ではありえず、日々非常に多種
多様な食物を摂取しているが、大別すれば結局、糖質・
脂質・蛋白質・ビタミン・ミネラル・水の6種類である
。このうち前3者は3大栄養素と呼ばれているが、これ
らの体内吸収性は全く千差万別であり、その生物学的意
義と共に未解明の部分が多いのが現実であるといえる。
中には、非常に有用であることは分っているが、吸収性
が良くないため、体内利用効率が低いものも数多く知ら
れている。
また、有用であっても食品としては、嗜好性に問題もあ
り、やはり美味で摂取し易いことも重要な要素である。
例えば、脂肪に代表される脂質は、エネルギー発生源、
生体構成要素、その他、重要な生理活性を持つものであ
るが、そのものはめより美味と云えず、これら疎水性物
質は、元来体内吸収性も必まり良くない。
こ)でいう疎水性の可食性有用物質とは、後;ホの実施
例にその一部を例示するが、動・植物体に含まれるワッ
クス類・中性脂肪おJ:び通常ぞれらと共に分離取得さ
れてくる脂溶性ビタミン、色素。
テルペノイド、アルカロイド、スアロイド、各種フレー
バー、並びにその他の生理活性を有する炭化水素類を指
ず。
本発明は、こうした疎水性の可食性有用物質の体内吸収
性の改良並びに食感の改善に関するものである。
(従来の技術)(発明が解決しようとする問題点)食物
は活動のためのエネルギー源であり、自分の身体を構成
する素材でもある。しかし、その中には肉体の健康を損
わないように桑用効果を発揮しているものも数多くあり
、この薬用価値を科学的に評価し、有用性を明らかにし
たものがいりゆる健康食品と呼ばれているものである。
こうした安全かつ有用な食品であっても、それだけを多
旧に食べることができない場合が多くあり、これらのう
ち、人体に役立つ成分だ(プを抽出・濃縮して無駄をな
くして摂取しようとするのが、健康食品おるいは栄養補
助食品と呼ばれるものへのニーズでおる。
これら有用物質は往々にして嗜好に合わないので摂取に
際して嫌悪感を伴い、いきあい摂取を控えるようになる
ものも多い。
更にまた、一般の食品におっても、脂質中の脂肪、就中
、油脂類は非常に多彩な形で摂取されるが、これは疎水
性であるため体内吸収がされにくく、一部体内で産生さ
れるレシチン等の界面活性効果を有する物質により乳化
され吸収されるが、通常は更に積慢的に各種可食性の界
面活性剤により乳化し、種々の呈味物質、フレーバー等
と共に調理した食品として摂取している。
かかる可食性有用物質を摂取するに当っては、動・植物
性天然素材より、例えば抽出により取得し、濃縮して調
理・摂取するのが効率的である。
従来、かかる物質、就中、疎水性物質の分離堰1qに当
っては、機械的圧搾や、有機溶剤による抽出が行なわれ
てぎたが、抽出効率、残留溶剤問題。
あるいは熱的・化学的要因による変質等種々の問題点が
指摘されている。
近年、超臨界状態の二酸化炭素を抽剤として使用して上
記の問題点を回避・低減させる事例が知られるようにな
ってきているが、技術的・経済的にその実施例は未だ限
られた状態にあり、また、か・る方法で取得された有用
物質についての摂取効率化については依然従来法の域を
でていないものが現状である。
(問題点を解決するための手段) 上記の状況に鑑み、本発明者らはこれら疎水性の可食性
有用物質を摂取し易くすると共に体内での吸収性改善に
つぎ鋭意検討した結果、前記従来の問題点を克服してよ
り効率的に摂取を可能ならしめる食用組成物を開発し本
発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、動・植物性天然物素材より得ら
れる疎水性の可食性有用物質と水溶性低分子量ペプタイ
ドとを混合してなる食用組成物である。更に動・植物性
天然物素材より、より効率的に品質の損われない条件で
疎水性の可食性有用物質を得るに当り、亜臨界ないし超
臨界状態の二酸化炭素を抽剤として直接抽出する、有機
溶剤で抽出後、亜臨界ないし超臨界状態の二酸化炭素を
抽剤として有機溶剤を抽出するか、蒸留によけ有機溶剤
を分離除去する、蒸煮、磨砕、濃縮等の操作により濃厚
液とするなどの方法により、可食性有用物質を取得し、
これを分子量io、ooo以下の水溶性低分子量ペプタ
イドに混合させることにより目的とする食用組成物を提
供するものでおる。
亜臨界ないし超臨界状態の二酸化炭素は、臨界点(31
,0’C,’  72.9 atm >付近またはそれ
を超えた状態におり、液体に近い密度と、ガス体に近い
大きな拡散係数を有し、この特性の故に種々の化合物を
速やかに、かつ大川に収率よく抽出できる。しかも、わ
ずかな圧力・温度の変化によって抽剤との分離も容易で
おるうえ、二酸化炭素特有の利点として、不活性雰囲気
下に比較的低温での処理が可能であり、ぞのうえ静菌な
いし殺菌効果までが期待できるので衛生的である等、特
に食品・医薬品への利用に適し、その適用が活発に試み
られており、本発明の目的物である疎水性の可食性有用
物質を得るには最も適した抽出法でおる。
なお、動・植物性天然物素材より亜臨界ないし超臨界状
態の二酸化炭素を抽剤として、直接、疎水性の可食性有
用物質を抽出しうる場合もあるが、経済的な圧力・温度
条件下に有用物質そのものの抽出が困難な場合も多い。
かかる場合、n−ヘキサン、エタノールその他の有は溶
剤を用いて有用物質を抽出し、しかる後にこれら抽出に
使用した有機溶剤、即ち有機溶剤の全部または可食性有
用物質中に残存する微量の有機溶剤を亜臨界ないし超臨
界状態の二酸化炭素にて抽出除去することは、本発明の
目的物である可食性有用物質を得る方法としては、合理
的な手法であり、本発明の主旨に包Sされるべきもので
ある。
また、動・植物性天然物素材より疎水性の可食性有用物
質の取得に当って、蒸煮、磨砕、炉別。
濃縮等の従来手法によってもその品質が損われることな
く、経済的にも有利であればかかる従来法を採用して可
食性有用物質を取得し、これを水溶性低分子量ペプタイ
ドと混合させることも本発明の範ちゅうに包合されるも
のである。
ペプタイドとは2個以上のアミノ酸が酸アミド結合した
アミノ酸と蛋白質の中間的性質を有する直鎖状物質であ
って、蛋白質の部分加水分解物もその例である。
一般に、食物蛋白質は胃の中で蛋白分解酵素(プロテア
ービ)でポリペブタイドに分解され、更に十二指腸にお
いてトリプシン等の消化酵素により消化・低分子化され
てアミノ酸にまでなるものもあり吸収される。低分子ペ
プタイドはアミノ酸の吸収を促進する作用がおることが
知られている。
これら蛋白質・ペプタイド・アミノ酸は種々の重要な生
物学的意義をもつものであるが、その作用は複雑でおり
、未だ完全に解明されたとはいい難い。
蛋白質は成分の相違により、単純蛋白質・復合蛋白質或
いはその基源により動物蛋白質・植物蛋白質に大別され
、更には卵蛋白質・乳蛋白質・血液蛋白質・筋肉蛋白質
・種子蛋白質等に細別される。生理作用によって酵素蛋
白質・ホルモン蛋白質・毒素蛋白質2分子形状により繊
維状蛋白質・球状蛋白質・電気化学的性質の差に心づい
て中性・酸性および塩基性蛋白質笹掻々の分類の方法が
適宜組合せ使用されている。
蛋白質は原形質を構成する主要生体成分であって種々の
重要な生物学的意義をもつ。即ち、種子・卵等の発生・
栄養源、血液の浸透圧の保持、ホルモン・酵素等の生体
触媒、ケラチン等の生体の保護、コラーゲンのような生
体構造機能、γ−グロブリン等の抗体等すべてが蛋白質
ないしポリペブタイドの機能であるが、更にひとつの大
きな機能としてホルモンその他の物質の可溶化作用が挙
げられる。
蛋白質を構成するアミノ酸は約30種のものが知られて
いるが、夫々のアミノ酸のもつ側鎖の種類によって構成
蛋白質の性状は大きく変わってくる。それらは疎水性基
、親水性基、酸性基、塩基性基とまことに多様である。
こうした複雑な構成のバランスにおいて前記の種々な機
能・生理活性を示すものである。
勿論、これら蛋白質を構成するアミノ酸組成は、前記分
類法にも示した様にモの基源によって異なり、その作用
・効果も千差万別でおる。
本発明の目的である疎水性の可食性有用物質の水系溶媒
への分散性ならびに体内摂取時吸収性の改善のために水
溶性低分子ロペプタイドを混合することについての作用
機構についてはあまり詳らかではないが、上記蛋白質、
ペブタイドの諸性質よりみて次の要因が推定される。
(1)  即ち、水溶性低分子量ブタイドは、界面活性
作用効果を有するため、疎水性物質にうまくからみ水溶
液への分散を容易にする。
(2)  水溶性低分子量ペプタイドの生体細胞中への
アミノ酸取り込み促進作用に似た作用でもって、アミノ
酸ないし水溶性低分子量ブタイドにからんだ疎水性物質
の吸収が促進される。
本発明の目的に使用する水溶性低分子量ペプタイドとし
ては、例えば、いわし、ざば、あじ、かつお、更には、
かき、しじみ、その他の貝類を含む各種魚介類、こんぶ
、ひじき等の藻類、或いは、牛・豚・にわとり等の各種
畜・禽肉類等を酵素分解法により処理(特公昭53−7
508号および特開昭59−161319号記載の方法
に準拠)して得られる水溶性低分子量ペプタイドからな
る動・植物性エキスが有利に使用される。
また、大豆、トウモロコシ、米等各種植物の種子類から
も酵素分解法によって同様な水溶性低分子量ブタイドと
しての植物性エキスが得られ、これらも目的に応じて有
利に使用される。
これら低分子量ペプタイドからなる動・植物性エキスに
は抗潰瘍作用、高脂血症改善作用、インシュリン様効果
その他の生理活性を有するものが知られ(特開昭59−
161319.米国特許第4.584.197号)でお
り、健康食品として使用されると同時に、食品の風味・
こくを改良する調味料として使用されている。またその
使用目的によりこれら素材との組合せによ仝相乗効果は
現在の推定を更に上まわると期待しうるちのである。
−例としてサバペプタイドの分析とアミノ酸組成例を下
表に示す。
(サバエキス分析値) % 水   分       26.85 蛋白質   50.43 脂   肪       0.17 糖   質      10.25 繊   維       O 灰   分      12.3O N  −Φ  q−LJ’)   (’ウ  CQ  
 IN  csa   cs+(す  (%JCIコ 
 cv)Cq   Φ  cv)   c−)   o
り  〇八 八 、′X へ 、′X へ 1) へ 、八 八 八
人体内の特に血液中に流れている蛋白質・ペプタイドの
中で最も分子量の大きいアルブミンは分子量6.000
はどで、γ−グロブリンは156,000という高分子
である。これ以上の高分子が人体内に侵入すると異物で
必るるという認識が免疫担当細胞によってなされ、低分
子に壊されてしまうが、これがうまく行かなかった場合
にはアレルゲンとなり抗体生成による副作用・アレルギ
ーを惹き起こすこととなる。
血中に高分子相の蛋白質が入るのは消化器からが殆んど
で、酒・香辛お1・その他の食物によって、また、スト
レス等によって胃が荒れている場合、傷口ができ、胃で
まだ低分子に消化されていない蛋白質が浸入してアレル
ゲンとなり、ジンマ疹。
皮膚湿疹等のアレルギーを起こす。
本発明に使用する水溶性低分子量−ペブタイドをio、
ooo以下に限定しているのはこうした事への配慮でも
ある。
疎水性の可食性有用物質に、前記魚介類よりの蛋白質を
基源とするペプタイドの使用が、その対象によっては香
り、味等の嗜好性、或いは物性的になじまない場合もめ
る。
これらのペプタイドは全くの無味・無臭ではなくアミン
系の香ばしい匂いを有しており、これを無臭化すること
は実際上困難であり、そのすべてが汎用的であるとはい
えない。従って使用目的に適合しうるペプタイドの選択
使用が必要であり、実験的に基源を選ぶ必要がある。
例えば、可食性有用物質を抽出する天然物素材の蛋白質
を加水分解したペプタイドを使用するのが先ずその第一
の手懸りとなるものと思われる。
本発明において、疎水性の可食性有用物質とペプタイド
の混合比率については、後記実施例にその一部を例示す
るが、それら素材の組合せ、使用目的により大幅な差異
があるため実験的実証によってその混合比を選定するこ
とが肝要である。
(実施例) 以下、実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 カット野菜として利用されるニンジンのカット皮部分を
90°C,4分間蒸煮してアスコルビナーピを失活させ
た後、スクリュープレスにより磨砕し、強制ストレーニ
ングにより微粒懸濁液を得、減圧濃縮して水分30%強
のキャロットエキスを得た。このものはカロチンを豊富
に含み、アスコルビナーピが失活されているのでビタミ
ンCを添加しても安定に存在せしめられる状態のものと
なっている。
得られたキャロットエキス50部に前記ザバペプタイド
50部を混合し、キャロットエキスの水分散性を良くす
ると共に\キャロットエキスに不足する蛋白質源を補給
する形とした。
この混合エキスを50〜200部の水に稀釈し、ケトウ
ジス症に罹っている牛にエキス分換算60g/1日のV
1合で飲ませたところ症状の著しい回復がみられ、その
吸収性に顕著な改善効果があることが示された。
実施例2 パージψルフリージング貯蔵されたシロゾケのエラおよ
びヒレの部分3.000部を原料として、圧力240K
I/cat、温度40°Cの超臨界CO2を抽剤として
抽出を行ない、常温・大気圧下で抽出物を分離して34
0部の風味・香味のよいサーモンピンクのぎれいな色相
のサーモンオイルを得ることができた。
1qられたサーモレオイル10部をサバベアタイド90
部に混合し、サーモフォイルスープエキ2100部を得
た。このエキスは石狩鋼スープ用として非常に美味なも
のであった。
更に、このスープエキスに呈味性を賦与するために、2
0倍のサバエキスで稀釈し、同時に総量の2%に相当す
る醸造穀類酢を添加し、濃厚サーモン調味原液を得た。
この調味原液は、各種料理用添加素材として非常に簡便
かつ美味な調味お1である。
実施例3 かつお節製造の際の荒節研磨整形時の研磨粉1.700
部を原料として、圧力200KI/crit、温度40
’CのCO2を抽剤として抽出を行ない、常温・大気圧
下で抽出物を分離して109部の油状かつお節煙エキス
を得た。
このかつお節煙エキスをサバペプタイドの調味料に0.
01%添加することにより、かつお節風味の調味料原液
が得られた。油状かつお節煙エキスは丈バペプタイドに
より水分散性・軽質風味逸散が改善され、サバペプタイ
ド調味斜自体は、かつお節風味を賦与され高級調味お1
に改質されるという相乗効果が発揮されている。
実施例4 冷凍保存されたブロイラー解体時の剥皮部分500部を
原料として、圧力200 K’J/ crA 、 温度
35℃のCO2を抽剤として抽出を行ない、常温・大気
圧下で186部の油状抽出物(チキン油分)を得た。
このチキン油分1部をサバペプダイド99部に混合し、
マスターバッチとしての、とりスープエキス100部を
得た。これを更に20倍のサバペプタイドで稀釈し、同
時に総量の2%に相当するM造穀類酢を添加し、濃厚と
り調味原液を得た。
これは、50〜100倍の水・湯で希釈することによっ
て、いわゆるシログシとして汎用的な調味液として、吸
い物・おでんだし等に幅広く使用することができる。ま
た、この′a厚とり調味原液に起曲・ラード・ゴマ油・
食塩・その他各種エキスを添加・水稀釈して中華ラーメ
ンスープとすることができる。
本実施例も実施例3同様、油状のフレーバーの水分散性
を改善したものである。
実施例5 粗砕した焙炒コーヒー500部を原料として、圧力13
0Kg/cm、温度29°CのCO2を抽剤として抽出
を行ない、常温・大気圧下で18部の油状コーヒーフレ
ーバーを得た。抽残としてのコーヒー粗砕物を原料とし
て酵素分解法により、収率17%で水分35%を含むペ
ースト状のペプタイドエキスを得た。このエキス10部
に油状コーヒーフレーバー1部を添加、十分に攪拌した
後、粉状インスタントコーヒーを溶解した濃厚水溶液に
て20倍に稀釈した。総量の1%に相当する醸造穀類酢
とエタノール3%を添加し、ブラックコーヒー用コーヒ
ーフレーバー原液とした。これは粉末インスタントコー
ヒー、缶コーヒー等のフレーバー賦与用に最適でめった
実施例6 甘蔗よりせ蔗糖を製造するプロセスにおける石灰清浄化
工程のフィルターケーキ乾燥物1 、800部を原料と
して、圧力240KFI/cm、温度39℃のCO2を
抽剤として抽出を行ない、圧力140KFI / cr
i 、温度35°Cの条件下で抽出物を分別分離して1
2部の白色粉末を得た。このものは、オクタコサノール
61%、トリアコンタノール4.3%を含む高級アルコ
ールおよび高級アルデヒド等の混合物であった。
1qられた抽出物を用いて下記組成のti″F4を調製
した。
(%) 生後約1ケ月のマウスを入手し、1週間の予備飼育の間
に下記の条件で水泳トレーニングを行ない、同等の運動
能力をもったマ・クスを倍の数から選び10匹ずつの各
群に分り、上記A、B、Cの飼オ′」を自由摂取させた
水槽: 26cmX5Bcm×35cm、水深15cm
水温:30’C 遊泳時間:30分 1週間に1度、上記水槽を使用し、同条件で限界遊泳時
間を測定した。能力限界はマウスが水没して鼻孔や口か
ら呼気を泡として吐き出し、再浮上できなくなった時と
した。
結果は第1図に示しておるが、Aの比較対象群に比して
、B群、0群いずれも限界遊泳時間に著しい伸びが児ら
れ、特にサバペプタイド添加の0群はB群に比べてより
個体差の少ない優れた結果となった。
これは、摂取吸収性の改善を表わすものと推定される。
(発明の効果) 本発明の方法により動・植物性天然物素材より取得した
疎水性の可食性有用物質の水溶液への分散性を良くする
と共に生体内への吸収性を改善した食用組成物を得るこ
とができ、下記の優れた効果が奏せられる。
(1)  動・植物性天然物素材より取得した疎水性の
可食性有用物質を水溶性低分子量ベプタイトに添加から
ませることにより、水溶   ′液分散性を容易ならし
めると同時に、生体内での吸収性が効率的に行なわれる
ことを示唆する生理活性作用効果発現の均一化と、有効
摂取量の減少が顕著にみられたことは画期的である。
(2)  水溶性低分子量ペプタイドとして、各種魚介
類・藻類および畜・真向類、植物の種子類等から酵素分
解法によって得られる動・植物性エキスを用いることは
、これ自体、栄養分豊富にして栄養価高く、また種々の
薬理効果を有することが知られているうえ、呈味性も十
分であり、疎水性の可食性有用物質を摂取し易くするう
えに効果的である。
(3)  疎水性の可食性有用物質を効率よく摂取する
ために、動・植物性の天然物素材より抽出・精製・濃縮
するに当り、直接的に或いは間接的に亜臨界または超臨
界状態の二酸化炭素を抽剤として使用することにより、
純天然物素材を変質させることなく取得でき甚だ、安全
かつ衛生的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例6で、A群、B群および0群の異なった
飼料を食べたマウスの1週間毎における遊泳時間を比較
したグラフである。 出願人   製鉄化学工業株式会社 代表者増田裕治 第 1 図 A群 8.f¥−C群

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)動・植物性天然物素材より得られる疎水性の可食
    性有用物質と水溶性低分子量ペプ タイドとを混合してなる食用組成物。 (2)疎水性の可食性有用物質が亜臨界ないし超臨界状
    態の二酸化炭素を抽剤として抽出 取得したものである特許請求の範囲(1)記載の食用組
    成物。 (3)疎水性の可食性有用物質を取得するに当り、n−
    ヘキサン、エタノール等の有機溶 剤を抽剤として抽出し、次いで亜臨界ない し超臨界状態の二酸化炭素を用いて使用有 機溶剤を抽出分離除去する特許請求の範囲 (1)記載の食用組成物。 (4)疎水性の可食性有用物質を取得するに当り、n−
    ヘキサン、エタノール等の有機溶 剤を抽剤として抽出し、次いで蒸留により 使用有機溶剤を分離除去する特許請求の範 囲(1)記載の食用組成物。 (5)疎水性の可食性有用物質を取得するに当り、動・
    植物性天然物素材を蒸煮、磨砕、 濾別、濃縮等の操作により疎水性の可食性 有用物質濃厚懸濁液として取得したものを 使用する特許請求の範囲(1)記載の食用組成物。 (6)水溶性低分子量ペプタイドの分子量が10,00
    0以下である特許請求の範囲(1)記載の食用組成物。 (7)水溶性低分子量ペプタイドが魚介類、藻類および
    畜・禽肉類あるいは植物の種子か ら酵素分解法によって得られた動・植物性 エキスである特許請求の範囲(1)または (6)記載の食用組成物。
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