JPS6322952A - 横葺き屋根の垂木部材と吊子部材との固定装置 - Google Patents

横葺き屋根の垂木部材と吊子部材との固定装置

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JPS6322952A
JPS6322952A JP16468586A JP16468586A JPS6322952A JP S6322952 A JPS6322952 A JP S6322952A JP 16468586 A JP16468586 A JP 16468586A JP 16468586 A JP16468586 A JP 16468586A JP S6322952 A JPS6322952 A JP S6322952A
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horizontal roof
rafter
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元旦 舩木
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Funaki Shoji KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は金属鋼板製の横葺き屋根板による横葺き屋根
用垂木と吊子の組合せ構造、および横葺き屋根構造に関
し、さらに詳細には、防錆用焼付け塗装などを施した所
定巾による長尺金属鋼板の両側端部に、予め相互係合の
ための所定断面形状による軒側1棟側係合部をそれぞれ
に賦形させた横葺き屋根板を用い、特にこの横葺き屋根
板を棟側から軒側にかけて、つまり屋根勾配の上方から
下方へ葺くように構成した横葺き屋根用垂木と吊子の組
合せ構造、およびこの垂木と吊子の組合せを適用した横
葺き屋根構造に係るものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種の長尺金属鋼板を用いて、棟側から軒
側へ葺くように構成した横葺き形式の屋根の全体構造に
ついては1個々の各構成部材、要素であるところの、屋
根板の形態構造を始めとして、垂木構造、吊子構造、そ
れに下地部材の介入構造などにつき、様々な形式、態様
のものが数多く提案されており1本発明者においても、
この種の長尺金属鋼板による棟側から軒側へ葺くように
構成した横葺き屋根構造に関して種々の提案をなしてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の長尺金属鋼板製の棟側から軒側へ
葺くように構成した横葺き屋根構造にあっては、個々の
構成要素に関して、それぞれに工夫された改良構造9組
合せ構造が、それなりに個別の作用、効果を奏し得るよ
うに提案されてはいるのであるが、特に、この種の棟側
から軒側へ葺くように構成した横葺き屋根構造について
みるとき、必ずしも屋根自体、ならびにその付帯部材に
おいて、総合された全体に対するところの、屋根構造自
体が備えなければならない各種の特性1例えば、強靭性
、耐候性とか水密性などを過不足なく備えていて、しか
も簡単かつ良好な葺き上げ。
組み立て作業性を有する優れた構造の提案が未だなされ
ていない現況にある。
従って、この発明の目的とするところは、屋根勾配に沿
って棟側から軒側へ葺くように構成した横葺き屋根構造
において、屋根自体、ならびにその付帯部材の総合され
た全体構造、殊に一般的な軒側9棟側各係合部形状とし
だ長尺横罫き屋根板を用いる場合での、−層取扱いが容
易で組上げ易く、かつ単純化された構成による横葺き屋
根用垂木と吊子の組合せ構造、およびこの垂木と吊子の
組合せを適用する横葺き屋根構造を提供することである
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明に係わる第1の発
明は、長尺金属鋼板の長手方向中央部に面板部、この面
板部の両側部にあって、軒側成形部、および少なくとも
係止片部を設けた棟側成形部をそれぞれに形成させてな
る横葺き屋根板を有し、この横葺き屋根板を垂木部材上
に、下地部材を介して配設させると共に、前段上部側棟
側成形部に次段下部側軒側成形部を係合接続させ、かつ
これらを吊子部材により係着固定させるようにした横葺
き屋根において、前記垂木部材の頂面部には、上部側に
開穿した係合穴と、下部側に切り起した係IF爪片との
各組をそれぞれに形成させ、また、前記吊子部材には、
前記係合穴に挿入係合される係合舌片を立下げて、前記
係と爪片でかしめ付け固定される基板部と、この基板部
から立上げた立−トリ部と、この立上り部に設けられて
、前記下地部材の前段下部側端縁部を載置する載置段部
と、前記立上り部の上端部を折り返して、前記前段下部
側の軒側成形部を内側から支承する頂面支持部と、前記
係lh片部を係合押止する係合鉤部とをそれぞれに形成
させたことを特徴とする横葺き屋根用垂木と吊子の組合
せ構造である。
また、第2の発明は、長尺金属鋼板の長手方向中央部に
面板部、この面板部の両側部にあって、軒側成形部、お
よび少なくとも係止片部を設けた棟側成形部を、それぞ
れに形成させた横葺き屋根板と、頂面部上にあって、上
部側で開穿した係合穴、下部側で切り起した係止爪片の
各組をそれぞれに形成させ、かつ下地部材を介して前記
横葺き屋根板を配設させる垂木部材と、前記係合穴に挿
入保合される係合舌片を立下げ、かつ前記係止爪片でか
しめ付け固定される基板部、この基板部から立上げた立
上り部、この立上り部に設けられ、前記下地部材の前段
下部側端縁部を載置する載置段部、前記立上り部の上端
部を折り返して、前記前段下部側の軒側成形部を内側か
ら支承する頂面支持部、および前記係止片部を係合押止
する係合鉤部をそれぞれに形成した吊子部材とを備え、
前記横葺き屋根板を棟側から軒側へ葺き上げるようにし
たことを特徴とする横葺き屋根構造である。
〔作   用〕
すなわち、この発明の第1の発明に係る横葺き屋根用垂
木と吊子の組合せ構造では、垂木部材の上部側に開穿し
た係合穴に、吊子部材の基板部から立下げた係合舌片を
挿入係合させ、かつ下部側に切り起した係止爪片で、同
基板部をかしめ付け固定でき、しかも同時に、垂木部材
に対して、下地部材はもとより、この下地部材を介して
配設された横葺き屋根板の棟側成形部、ひいては屋根構
造全体を、極めて簡単な操作により、充分な強度を維持
して、良好かつ効果的に係着固定し得るのであり、また
、この発明の第2の発明に係る横葺き屋根構造では、前
記第1の発明による垂木と吊子の組合せ構造の適用によ
って、同第1の発明の作用、効果に併せて、横葺き屋根
板での前段上部側軒側成形部に、次段下部側棟側成形部
を、吊子部材の中間載置段部上への下地部材の載置、介
在のもとに、屋根自体、ならびにその付帯部材の総合さ
れた全体構造を、極めて簡単な操作により、充分な強度
、水密性などを有して良好かつ効果的に組み付け葺き上
げ得るのである。
〔実 施 例〕
以下、この発明に係る横葺き屋根用垂木と吊子の組合せ
構造、および横葺き屋根構造の一実施例につき、第1図
ないし第6図を参照して詳細に説明する。
第1図はこの実施例による横葺き屋根構造の組み上げ状
態を示す断面図、第2図、第3図および第5図は同上垂
木部材、吊子部材および屋根板のそれぞれ形態を詳細に
示す斜視図、第4図は第3図IT−IV線部の断面図で
あり、また第6図(a)ないしくf)は同上垂木部材に
対する下地部材、屋根板および吊子部材の組み付け葺き
上げ手順の一例を示すそれぞれ断面説明図である。なお
、以下の説明では、棟対応側を上部側1軒対応側を下部
側として述べること−する。
この実施例構成において、適宜に組み上げられる屋根組
み(図示省略)上で、屋根勾配に沿い所定のピッチ間隔
で差し架けられる個々の垂木部材(!1)は、第2図に
示されているように、や\厚手の金属鋼板を、左右下部
フランジ付きの横断面チャンネル状にロールフォーミン
グ成形してなり、この垂木部材(11)の頂面部(12
)上には、その長手方向に沿い所定間隔によって、次に
述べる吊子部材を係着させるために、上部側に係合穴(
13)を開穿させ、かつ下部側に係止爪片(1B)を切
り起してあり、これらを−組として所要組数を順次に形
成させる。
そして、前記係合穴(13)は、頂面部(12)を開穿
させて、所定幅とした挿入部(14)と、この挿入部(
14)から上方に向けて次第に狭められた楔状をなす係
合部(15)とを、相互に連接させた状態に形成させて
あり、また、前記係止爪片(16)は、頂面部(12)
を下方から上方に切り起して形成させる。なおこ\で、
前記係止爪片(16)の上部側にあって、打ち抜かれた
ま〜で切り起されていない係(ヒ爪片(17)は、この
垂木部材(11)をして、別途提案するところの1軒側
から棟側へ葺くように構成する横葺き屋根構造に兼用さ
せるためのもので、この実施例構造には直接関係しない
ので、その説明を省略する。
また、吊子部材(21)は、第3図および第4図に示さ
れているように、前記係止爪片(18)による係止点を
確定して位置決めするための係止部(23)を下部側の
一端縁に切り欠いた基板部(22)を有し、この基板部
(22)の上部側の他端縁を第1立上り部(24a)に
立上げて、中間部の所定高さ位置に所定勾配の載置段部
(25)を折曲介在させた上で、第2立上り部(24b
)を立上げると共に、これを下部側へ同一勾配に折曲し
て頂面支持部(28a)とし、さらに、これを立下り部
(28b)に立下げたのち、上部側に折り返して折り返
し部(28c)とし、かつ終端部に上方へ屈曲させた係
合鉤部(27)を形成しである。
そしてまた、前記基板部(22)からの第1立上り部(
24a)の立上り縁由央部には、前記櫻状の係合部(1
5)に対応させたくびれ部(28a)を有して、前記挿
入部(14)よりも小さ目の幅の係合舌片(2B)を立
下げて突出させてあり、かつ各折曲部にあっては、適宜
にリブなどを打ち出すことで、それぞれの補強手段を講
じである。なおこ\で、前記係止部(23)よりも上部
側寄りの基板部(22)上に穿孔した取付け孔(29)
は、この吊子部材(21)をして、前記垂木部材(11
)とは異なる垂木部材1例えば、木製などの垂木部材を
用いる場合に、釘孔として適用するためのものであり、
かつまた基板部(22)の端縁両端部に切り起した刺部
(30) 、 (30)についても同様に、後述する下
地部材とは異なる下地部材を止着する場合に適用するた
めのものであって、それぞれにこの実施例構造には直接
関係しないので、その説明を省略する。
さらに、横葺き屋根板(31)は、さきに未発明者が数
次に亘って提案したもので、第5図に示されているよう
に、例えば、防錆用焼付け塗装などを施して強靭性、耐
候性を与えた所定巾、所定単位長さの長尺金属鋼板を用
い、この金属鋼板をロール成形機などによって、長手方
向に沿う中央部に面板部(32)を残し、その下部側に
軒側成形部(33)を、上部側に棟側成形部(34)を
それぞれ連続的に成形させて構成する。
ご覧で、前記軒側成形部(33)には、前記面板部(3
2)の下部側端縁を、前記立下り部(26b)に対応し
た所定長さで、外側下方に折曲して端縁部(35)を立
下らせると共に、その下端縁を内側に折曲して突き当て
片部(36)とし、かっこの突き当て片部(36)の端
部を一旦上方に折り返した上で、係合片部(37)とし
て内側に延長させ、その端部を縁曲げ! (38)に形
成しである。
そして、前記棟側成形部(34)には、前記面板部(3
2)の上部側端縁から、立上り部(38)を所定の長さ
で−旦立上らせると共に、上端縁を外側に折曲して前記
突き当て片部(36)に突き当てる突き当て片部(40
)とし、こ\でもこの突き当て片部(40)の端部を一
旦上方に折り返して外側に延長させ、かつ内側に折り返
し折曲させて、前記縁曲げ部(38)を含む係合片部(
37)を抱持し得るようにした。係合凹部(41a)の
ある抱持部(41)を形成させ、かつその上部突端を再
度□内側に折曲して縁曲げした係止片部(42)に形成
しである。
しかして、この実施例構成による横葺き屋根構造は、第
6図(a)ないしくf)に示す手順で組み付けて、第1
図に示す通りに葺き上げる。
こ−では、説明の便宜上1図示省略した適当する屋根組
み上に、各垂木部材(11)を、その屋根勾配に沿わせ
て、所定のピッチ間隔で差し架は配置させであるものと
し、かつこの垂木部材(工1)上にあって、上部側とな
る棟対応側、つまり換言すると、棟側対応の前段側横罫
き屋根板(31)が、同位置該当の横断面平板状の下地
部材(44)を介し、かつ吊子部材(21)によるとこ
ろの、後述するような係着状態のちとに、既に前段階で
葺き込まれているものとして述べる。
しかして、このように前段側横罫き屋根板(31)を葺
き込んだ状態では、葺き上げ端部で、各垂木部材(11
)の頂面部(12)上に吊子部材(21)が固定されて
おり、この吊子部材(21)の載置段部(25)上には
、前段側に該当する下地部材(44)の下部側端縁部(
44b)が載置されると共に、同下地部材(44) 。
それに吊子部材(21)の頂面支持部(28a)、立下
り部(28b)、折り返し部(28c)の各部が、同様
に前段側に該当する構葺き屋根板(3りの軒側成形部(
33)により全一体的に被覆され、同軒側成形部(33
)の縁曲げ部(38)を含む係合片部(37)は、吊子
部材(21)の係合鉤部(27)の上部側に位置されて
おり、この状態から、前記した前段側での吊子部材(2
1) 、および横葺き屋根板(31)の下部側軒側成形
部(33)のそれぞれに対するところの2次段側での横
葺き屋根板(31) 、下地部材(44)の組み付けと
、それに吊子部材(21)の係止固定による葺き上げと
が、順次に行なわれる。
すなわち、まず、第6図(a)に示すように、垂。
木部材(11)の頂面部(12)上にあって、下部側の
係1ヒ爪片(16)を利用した下地部材(44)の載置
と1次段側横罫き屋根板(31)の上部側棟側成形部(
34)の挿入とがなされ、かつ、同図(b)に示すよう
に、前段側横罫き屋根板(31)の係合片部(3?) 
、殊にその先端の縁曲げ部(38)に対するところの1
次段側横罫き屋根板(31)の係合凹部(41a)の挿
入、仮係合が果され、さらに、同図(c)に示すように
、該当下地部材(44)の、前段側吊子部材(21)の
基板部(22)上での上部側端縁部(44a)の載置を
含む所定位置への仮挿入がなされるのである。
続いて、同1ffl(d)に示すように、前記仮保合さ
れている次段側横罫き屋根板(31)の下部側軒側成形
部(33)を、上方へ幾分か持ち上げて、その先端縁曲
げ部(38)を含む係合片部(37)に、次段側吊子部
材(21)の先端該当部である立下り部(213b) 
、折り返し部(28c)および係合鉤部(27)を引掛
けた状態にさせると共に、同図(e)に示すように、こ
の次段側吊子部材(21)を、その引掛は部分を中心に
して時計回りに回動させてゆき、回動の途上で、前記仮
挿入されている該当下地部材(44)の下部側端縁部(
44b)を、吊子部材(2りの!!載置段部25)上に
載置させた五で、ざらに回動を続けることによって、こ
の吊子部材(21)の係合舌片(2B)が、前記垂木部
材(11)に形成した係合穴(13)の挿入部(14)
に入り込み、そのくびれ部(28a)をして、上方に向
は次第に狭めた撲状をなす係合部(15)に挿入係合さ
せ、かつその係止部(23)をして、係止爪片(te)
の上部側面に摺接させるように嵌装させるのであり、こ
の嵌挿に伴ない該当下地部材(44)の上部側端縁部(
44a)が、載置段部(25)の下側に強固に押し込ま
れて係止され、その後、同図(f)に示すように、基板
部(22)の全面を垂木部材(11)の頂面部(12)
に接圧させることによって、前段側係合片部(37)の
先端縁曲げ部(38)が、次段側抱持部(41)により
抱持され、かつ係合凹部(41a)により確実に咥え込
まれて係止され、併せて双方の突き当て片部(3B)、
(40)が、加えられる弾力とその反力とにより、平面
的に強力に密着接圧されて、所期の水密性を発揮し得る
のであり、最後に係止爪片(16)を上部側、すなわち
吊子部材(21)の基板部(22)面に、適宜、ハンマ
ーなどで叩打してかしめ付けることにより、この吊子部
材(21)を固定させるのである。
つまりこ\では、吊子部材(21)の先端該当部として
の係合鉤部(27)を、係合片部(37)に引掛けて回
動させ、かつその回動途上で、下地部材(44)の下部
側端縁部(44b)を載置段部(25)上に載置させる
ようにし、最終的に係止爪片(18)をかしめ付けるだ
けの、極めて簡単な作業によるのみで、例えば、取付け
ボールド・ナツトなどを一切使用せずに、これらの横葺
き屋根板(31)、および下地部材(44)を、垂木部
材(11)上に組み付け固定し得るのである。
そして、この状態は当初に設定させた状態と同一の形態
であり、以下2以上の操作1作業を鰻り返して行なうこ
とにより、横葺き屋根板を棟側該当の上部側から軒側該
当の下部側へ組み付け葺き上げして、目的とするところ
の横葺き屋根構造を構成できるのである。
従って、このように垂木部材(11)の頂面部(12)
に、吊子部材(21)の基板部(22)を取付けた状態
では、吊子部材(21)の係合鉤部(27)が、横葺き
屋根板(31)の係止片部(42)を、しっかりと押え
込んで鉤止めしており、かつ同吊子部材(21)の頂面
支持部(28a)および立下り部(28b)によって、
棟側成形部(30を完全に包囲被覆させると共に、軒側
成形部(33)を内側から確実、かつ効果的に支承でき
るのであり、また、下地部材(44)については、上部
側端縁部(44a)を前段上部側吊子部材(21)での
載置段部(25)の下側に押し込み、かつ下部側端縁部
(44b)を次段下部側吊子部材(21)での載置段部
(25)上に載置させた状態で、横葺き屋根板(31)
の面板部(32)により強力に挟着させることができ、
以上、この操作によって、前段側はもとより次段側の横
葺き屋根板(31)を、正確な組み付け姿勢で強固に葺
き上げ、併せて各段の下地部材(43)の全体を良好に
狭圧保持し得るのである。
また、この実施例構成による前段側棟側成形部(34)
と次段側軒側成形部(33)との接続係合構造では、一
つの役割として、先に本発明者が提案した面板部(32
)上での立上り部(33)の存在によって、各突き当て
片部(38) 、(40)の接圧部が、同面板部(32
)に接した内角部の隅角から立上って位置されることに
なり、このため面板部(32)に沿って吹き上げられる
風雨が、この接圧部に直接吹き当てられないので、その
風雨圧の影響を充分に緩和し得て、同接圧部からの雨水
の浸入を可及的に排除でき、かつ風雨に伴なった砂、泥
、その他の塵埃の侵入をも効果的に阻止でき、さらに、
たとえこの接圧部から、毛細管現象などで雨水が一部浸
入したとしても、殆んど圧力をもたない滲み込む程度の
浸入であるために、この接圧部での平面的でかつ強力な
係合突き合せ保持とも相俟って、抱持部(41)内に従
前から存在している空気を排除してまで、内部に到達す
る可能性が極めて少なく、こ\に一層有効な防水作用を
得ることができるのである。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によるときは、長尺金属鋼
板の長手方向中央部に面板部、この面板部の両側部にあ
って、軒側成形部、および少なくとも係止片部を設けた
棟側成形部をそれぞれに形成させてなる横葺き屋根板を
有し、この横葺き屋根板を垂木部材上に、下地部材を介
して配設させておき、垂木部材の頂面部には、下部側に
係合穴を開穿させ、上部側に係止爪片を切り起して、吊
子部材から立下げた基板部の係合舌片を係合穴に挿入係
合させ、かつこの基板部を係止爪片でかしめ付け固定さ
せるようにし、またこの吊子部材の載置段部上に下地部
材の下部側端縁部を載置支持させるようにしたから、垂
木部材上に下地部材を介して配設される横葺き屋根板の
棟側成形部、ひいては屋根自体とその付帯部材の総合さ
れた全体構造を、取付けボールド・ナツトなどを何隻用
いずに、極めて簡単な操作で組み付けて葺き上げ得るの
であり、また、このように葺き上げた状態では1軒側成
形部との接続係合部を含む棟側成形部が、吊子部材の該
当部により包囲被覆されると共に、軒側成形部もまた同
吊子部材の該当部により内側から支承されて、この接続
係合部を効果的に保護し、かつその崩形を防止でき、さ
らに、吊子部材の係合鉤部は、棟側成形部の係止片部を
しっかりと押え込んで鉤止めし、この種の屋根構造をし
て、充分な強度、水密性などを維持して、良好な態様で
、強固に組み付けて葺き上げ得るのであり、しかも全体
構造自体も頗る簡単で、容易かつ安価に実施できるなど
の優れた特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による横葺き屋根構造の組
み上げ状態を示す断面図、第2図、第3図および第5図
は同上垂木部材、吊子部材および屋根板のそれぞれ形態
を詳細に示す斜視図、第4図は第3図IV−IV線部の
断面図であり、また第6図(a)ないしくf)は同上垂
木部材に対する下地部材、屋根板および吊子部材の組み
付け葺き上げ手順の一例を示すそれぞれ断面説明図であ
る。 (11)・・・・垂木部材、(12)・・・・頂面部、
(13)・・・・係合穴、 (14)・・・・挿入部、
(15)・・・・係合部、(16)・・・・係止爪片。 (21)・・・・吊子部材、(22)・・・・基板部、
(23)・・・・係IL部、 (24a)、(24b)
 ”立上り部、(25)−−−−載置段部、(28a)
、(28b)、(2ec) ・・・・頂面支持部、立下
り部、折り返し部、(27)・・・・係合鉤部。 (31)・・・・横葺き屋根板、(32)・・・・面板
部。 (33)・・・・軒側成形部、(35)・・・・端縁部
、(36)・・・・突き当て片部、(37)・・・・係
合片部、(38)・・・・縁曲げ部。 (34)・・・・棟側成形部、(38)・・・・立上り
部、(40)・・・・突き当て片部、(41)・・・・
抱持部、(41a)・・・・抱持部の係合凹部、(42
)・・・・係止片部。 (44)・・・・横断面平板状の下地部材、(44a)
・・・・下部側端縁部、(44b)・・・・上部側端綾
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長尺金属鋼板の長手方向中央部に面板部、この面
    板部の両側部にあつて、軒側成形部、および少なくとも
    係止片部を設けた棟側成形部をそれぞれに形成させてな
    る横葺き屋根板を有し、この横葺き屋根板を垂木部材上
    に、下地部材を介して配設させると共に、前段上部側棟
    側成形部に次段下部側軒側成形部を係合接続させ、かつ
    これらを吊子部材により係着固定させるようにした横葺
    き屋根において、前記垂木部材の頂面部には、上部側に
    開穿した係合穴と、下部側に切り起した係止爪片との各
    組をそれぞれに形成させ、また、前記吊子部材には、前
    記係合穴に挿入係合される係合舌片を立下げて、前記係
    止爪片でかしめ付け固定される基板部と、この基板部か
    ら立上げた立上り部と、この立上り部に設けられて、前
    記下地部材の前段下部側端縁部を載置する載置段部と、
    前記立上り部の上端部を折り返して、前記前段下部側の
    軒側成形部を内側から支承する頂面支持部と、前記係止
    片部を係合押止する係合鉤部とをそれぞれに形成させた
    ことを特徴とする横葺き屋根用垂木と吊子の組合せ構造
  2. (2)垂木部材の係合穴が、挿入部、およびこの挿入部
    から上方に向けて次第に狭められた楔状をなして連接さ
    せた係合部により形成され、また、吊子部材の係合舌片
    が、前記挿入部を通して係合部に挿入係合し得るように
    、くびれ部を有していることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の横葺き屋根用垂木と吊子の組合せ構造
  3. (3)吊子部材の基板部の端縁部に係止部を切り欠き、
    この係止部に垂木部材の係止爪片を係合させた状態で、
    係止爪片をかしめ付け固定し得るようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項、または第2項に記載の横
    葺き屋根用垂木と吊子の組合せ構造。
  4. (4)吊子部材の載置段部により、次段側下地部材の上
    部側端縁部を押え込み得るようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項、第2項、または第3項に記載の
    横葺き屋根用垂木と吊子の組合せ構造。
  5. (5)長尺金属鋼板の長手方向中央部に面板部、この面
    板部の両側部にあつて、軒側成形部、および少なくとも
    係止片部を設けた棟側成形部をそれぞれに形成させた横
    葺き屋根板と、頂面部上にあつて、上部側で開穿した係
    合穴、下部側で切り起した係止爪片の各組をそれぞれに
    形成させ、かつ下地部材を介して前記横葺き屋根板を配
    設させる垂木部材と、前記係合穴に挿入係合される係合
    舌片を立下げ、かつ前記係止爪片でかしめ付け固定され
    る基板部、この基板部から立上げた立上り部、この立上
    り部に設けられて、前記下地部材の前段下部側端縁部を
    載置する載置段部、前記立上り部の上端部を折り返して
    、前記前段下部側の軒側成形部を内側から支承する頂面
    支持部、および前記係止片部を係合押止する係合鉤部を
    それぞれに形成した吊子部材とを備え、前記横葺き屋根
    板を棟側から軒側へ葺き上げるようにしたことを特徴と
    する横葺き屋根構造。
  6. (6)横葺き屋根板の棟側成形部には、少なくとも面板
    部から立上る立上り部と、この立上り部を外側に折曲し
    た突き当て片部とを、また、軒側成形部には、立下り端
    縁部を内側に折曲した突き当て片部をそれぞれに形成さ
    せ、前段下部側棟側成形部の突き当て片部に、次段上部
    側軒側成形部の突き当て片部を接圧させるようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の横葺き屋
    根構造。
  7. (7)横葺き屋根板の棟側成形部には、折り返し部とし
    ての係合凹部を含む抱持部を、また、軒側成形部には、
    端部に縁曲げ部を有する係合片部をそれぞれに形成させ
    、前段下部側軒側成形部の係合片部を、次段上部側棟側
    成形部の抱持部内に受け入れ、縁曲げ部を係合凹部に突
    き当てゝ、これらの両部を係合接続させるようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項、または第6項に
    記載の横葺き屋根構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04146355A (ja) * 1990-10-06 1992-05-20 Gantan Beauty Kogyo Kk 横葺き屋根板と止着用吊子との組合せ,およびその横葺き屋根構造

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55535A (en) * 1978-09-29 1980-01-05 Futaba Denshi Kogyo Kk Driving circuit for plural digit fluorescent display tube
JPS6040741U (ja) * 1983-08-27 1985-03-22 大平 喜一 折畳み可能な手摺付作業用階段
JPS611225U (ja) * 1984-06-11 1986-01-07 アルプス電気株式会社 スイツチ装置

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