JPS63227867A

JPS63227867A - 液体繊維製品処理製剤

Info

Publication number: JPS63227867A
Application number: JP63048511A
Authority: JP
Inventors: ハンス・ニースライン; ロルフ・プフタ; テオドル・フェルケル; エリック・ズンク
Original assignee: Henkel AG and Co KGaA
Current assignee: Henkel AG and Co KGaA
Priority date: 1987-02-28
Filing date: 1988-02-29
Publication date: 1988-09-22
Also published as: EP0280976A3; DE3706664A1; US4851140A; EP0280976A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、水溶液として繊維製品に適用し、繊維製品に
柔らかさおよび滑らかさを付与する、洗濯した繊維製品
の処理に適当な液体製剤に関する。

［従来技術］洗濯した繊維製品を、繊維製品に望ましい性質、例えば
柔軟性、帯電防止性、抗菌性、難燃性、撥水性、吸収性
、滑らかさ、芳香性などを付与する剤で処理することが
しばしばある。適当な活性物質を含有する製剤は、繊維
製品に洗濯中に作用させても、洗濯後に（例えば濯ぎに
おいて、または乾燥機中で）作用させてもよい。水性液
体中で適用するためには、水性媒体に可溶であるか分散
性である活性物質含有製剤が適当である。全くまたは実
質的に水に不溶性または非分散性である活性物質は乾燥
機中で適用することが多く、この場合、該活性物質は乾
燥機中で高温において軟化し、この状態で機械的に繊維
製品に吸収され、繊維製品と接触するに至る。処理する
繊維製品に一度に多くの望ましい性質を付与するために
、活性物質の組み合わせを含有する繊維製品処理製剤も
ある。

例えば、米国特許第３７７５３１６号には、繊維製品柔
軟剤および抗菌剤の両方を含有する、洗濯した繊維製品
用の最終濯ぎ製剤が記載されている。

該特許において、繊維製品柔軟化成分は、脂肪酸／ヒド
ロキシアルキルポリアミン縮合物と繊維製品柔軟化４級
アンモニウム化合物との組み合わせであり、抗菌剤も４
級アンモニウム化合物（ただし、繊維製品柔軟化４級ア
ンモニウム化合物とは異なる）である。繊維製品処理製
剤の他の例は、米国特許第４０００３４０号に記載され
ている。

該特許に記載の製剤は、自動乾燥機中で使用することが
意図されており、処理繊維製品に柔らかさおよび爽やか
さを付与する活性物質の組み合わせを含有する。この製
剤中の爽快感を付与する成分は、アルコール、カルボン
酸、カルボン酸塩、要すればパラフィン、エステルまた
はそれらの混合物である。この製剤は、更に、香料、帯
電防止剤、消毒剤、殺菌剤および難燃化剤をも含有する
。

［発明の目的コ本発明の目的は、繊維製品に爽やかさおよび柔らかさを
付与するだけでなく、表面を滑らかにもする、水性液体
中で使用するための液体繊維製品処理製剤を提供するこ
とである。繊維製品表面を滑らかにすることによって、
とりわけ、家庭または営業用の洗濯において、多種類の
洗濯物の、手動アイロンまたは回転式アイロンによるア
イロン掛けが容易になる。

［発明の構成〕前記目的は、本発明により、洗濯した繊維製品を水性液
体中で処理するのに適当な液体製剤であって、脂肪族お
よび脂環式炭化水素、脂肪酸エステ＋ｌ、　　　　Ｈ譬
１酊飴　　　Ｂ睦力吋胎Ｈラ　　　　ノ　−　フト　・
ノ叔七４齢オｑ１ネ　ナー　【千それらの混合物に加え
て、天然脂肪とヒドロキシアルキルポリアミンとの脂肪
酸縮合物および前記物質のための担体としての水を含有
する製剤を使用することによって達成される。

天然脂肪とヒドロキシアルキルポリアミンとの縮合物は
、西独特許第１９２２０４７号に記載されている。この
縮合物は、Ｃ−Ｃｔ−脂肪酸（少なくとも５０％の脂肪
酸は、１６個またはそれ以上の炭素原子を有する。）の
トリグリセリドと、少なくとも１個のヒドロキシエチル
、ヒドロキシプロピルまたはジヒドロキシプロピル基を
有し、全窒素原子に対し水素原子が全部で少なくとも２
個結合しているヒドロキシアルキルポリアミンとの反応
によって合成する。ヒドロキシアルキルポリアミン中に
存在する反応性基は、アミドを形成する１級および２級
アミノ基並びにエステルを形成する水酸基である。トリ
グリセリド１モルは脂肪酸基３モルを有するので、ヒド
ロキシアルキルポリアミン１モル当たり１／３モルの脂
肪酸トリグリセリドを使用することによって完全な反応
を行うことかできる。

本発明により前記縮合物を使用することによって、活性
物質の組み合わせを非常に安定な水性分散液とすること
ができる。この水性分散液は、安定であるばかりでなく
、水性液体中で適用する際、水性液からは繊維製品に吸
収されにくい製剤の他の成分が脂肪酸縮合物と共に高濃
度で繊維製品に作用し得るので、本発明の製剤を所定の
方法で用いれば、利用されない活性物質の量は極めて少
ないという利点をも有する。

本発明の製剤は、自動洗濯プログラムの最終濯ぎにおい
て適用することが最もよい。最終濯ぎに使用する濯ぎ水
は、通例加熱されていない水道水であるので、その温度
は約ｌＯ〜１５℃である。

従って、最終濯ぎにおいて使用する製剤は、そのような
低温の水にも、急速に、完全にかつ均質に溶解または分
散し得るものであることが特に重要であり、本発明の製
剤は、そのような条件を満足するものである。

本発明の好ましい一態様においては、脂肪酸縮合物と脂
肪酸エステルとの重量比は、１：５ｏ〜１０：ｌである
。本発明の脂肪酸縮合物含量は、好ましくは０，５〜２
０重量％、より好ましくは２〜ｌＯ重景％である。本発
明の繊維製品処理製剤組成の他の態様においては、脂肪
酸縮合物と炭化水素混合物との重量比は、１：１５〜３
：ｌである。適当な炭化水素は、とりわけ直鎖または分
枝状のＣ８−Ｃ４ｏパラフイン系炭化水素またはその混
合物である。適当な炭化水素としては、室温における粘
度が高くてもワックス状までである液体であるものを選
択することが重要である。

特にバランスのとれた作用組み合わせを有する本発明の
製剤は、脂肪酸縮合物、炭化水素および脂肪酸エステル
を、約２〜２０重量％の量で含有す□る。

本発明の液体製剤は、実質的に、活性物質用の担体とし
ての水を含有する。更に、本発明の製剤は、少量の低級
アルコールまたはグリセロール、例えばエタノール、イ
ソプロピルアルコール、エチレングリコールを含有し得
る。製剤の水含量は、５０〜９５重量％、好ましくは７
０〜８５重量％である。

本発明の製剤は、脂肪酸縮合物分散剤に加えて、Ｃｌ２
−〇□脂肪アルコール１モルのエチレンオキシドおよび
／またはプロピレンオキシド（好ましくはエチレンオキ
シド）２〜４０モル付加物を分散剤として含有する。脂
肪アルコールは、飽和および不飽和のいずれであっても
よく、直鎖または分枝状の炭素鎖を有していてよく、鎖
長の異なる脂肪アルコールの混合物であってよく、種々
の量のエチレンオキシドおよび／またはプロピレンオキ
シドと縮合しているものであってよい。このような付加
物は、１．５〜２０重量％の量で存在する。本発明の好
ましい一態様においては、脂肪酸縮合物と分散剤との重
量比は、５：１〜１；１０である。本発明の製剤に特に
適当な分散剤は、ｃ１８Ｃ１８脂肪アルコール１モルの
エチレンオキシド１５〜２０モル付加物である。

他の適当な分散剤は、脂肪酸、脂肪アミン、脂肪酸−も
しくはスルホン酸−アミド、ポリエチレン−もしくはポ
リプロピレン−グリコール、エポキシグリコール、アル
キレンジアミンまたは脂肪族ＣＴＣｓ、好ましくはＣ３
−Ｃ，アルコールの、エチレンオキシドおよび／または
プロピレンオキシド付加物である。Ｃｌｏ　　Ｃｔ。ア
ルキル基を有する１、４−アルキルグリコシドおよび２
，２−アルキルグリコシドも適当な添加剤である。

本発明の製剤の代表的な組成は以下の通りである：ａ）脂肪酸縮合物２〜２０重量％、ｂ）脂肪族炭化水素０．１〜１０重量％、Ｃ）脂肪酸エ
ステル０．５〜ＩＯＷ量％、ｄ）脂肪酸および脂肪酸塩
０．１〜５重量％、ｅ）ノニオン性分散剤２〜２０重量
％、ｆ）水５０〜８０重量％、ｇ）要すれば、色素、香料、保存剤、低級アルコール、
粘度調整剤および水性繊維製品後処理製剤中に通例存在
する他の助剤。

適当な粘度調整剤は、無機または有機塩、例えば塩化ナ
トリウムおよび塩化マグネシウムである。

繊維製品処理製剤中に通例存在する他の助剤は、例えば
酸（例えばリン酸またはグリコール酸）、漂白剤（例え
ばＨｔ　Ｏり、抑泡剤（例えばシリコーン油）および蛍
光増白剤である。

ｆＩｃ濯した繊維製品を水性液体中で濯ぎにおいて処理
するための本発明の製剤の適用において、活性物質は、
処理する繊維製品に吸収されて特に広範囲に利用される
。活性物質がこのように有効に利用されるのは、とりわ
け本発明の製剤中に脂肪酸縮合物が存在しているからで
あり得る。脂肪酸縮合物は、大部分の他の活性物質と共
に水性液体から繊維製品表面に到達すると考えられる。

このような現象は、脂肪酸縮合物の不存在下には殆ど見
られない。従って、本発明は、洗濯した繊維製品を水性
液体中で濯ぎにおいて処理するための本発明の製剤の用
途にも関する。

本発明の製剤は、好ましくは強い剪断力の作用下に、活
性物質および助剤を液体担体（主に水）に分散させるこ
とによって調製し得る。要すれば本発明の液体成分の一
部を添加して、固体ないしワックス状の成分のメルトを
調製し、要すれば強い剪断力の作用下に、液体成分の残
部に前記メルトを導入することによって本発明の製剤を
調製することもできる。得られる分散液は貯蔵安定性が
高いが、主にこれは分散液中に脂肪酸縮合物が本発明に
従って存在するからである。このように調製した分散液
は、貯蔵安定性であるだけでなく、水で希釈して使用濃
度とした場合にも安定である。使用濃度は、営業用およ
び家庭用のいずれに使用するかに応じて、処理液１１２
当たり本発明の製剤０゜１−１０ｇである。本発明の製
剤で処理した繊維製品は、乾燥後に好ましい触感を有す
るだけでなく、手動または回転式のアイロンでのアイロ
ン掛けも容易になる。

［実施例］実施例ＩＣ＋ｅ　　Ｃｚ。脂肪アルコールのエチレンオキシド２
０モル付加物（［オイムルギン（Ｅ　ｕｍｕｌｇｉｎ、
商標）」、ヘンケル（Ｈｅｎｋｅｌ））　１００　ｇ、
硬化牛脂（脂肪酸の７０重量％がＣ＋ｓ脂肪酸である。

）とヒドロキンエチルエチレンジアミンとの反応によっ
て調製した脂肪酸縮合物５０ｇ、硬化牛脂（脂肪酸の７
０重量％がＣ１１ｌ脂肪酸である。）３０ｇ、モノ−お
よびジーＣ、、−ＣＩ８脂肪酸グリセリドのエステル混
合物１０ｇ１工業用ステアリン酸１０ｇおよびパラフィ
ン６０／６２（５０ｇ）を約７０°Ｃに加熱することに
よって均質なメルトを調製した。このように調製したメ
ルトを、水７５０ｇと室温で強く撹拌しながら混合して
、貯蔵安定性の高い均質な分散液を形成した。

綿、ウール、ポリエステルおよびポリエステル／綿５０
：５０の洗濯したばかりの繊維製品を、前記分散液３０
ｇを含有する水性液体で、約２０°Ｃの温度で３分間処
理し、次いで乾燥した。

柔軟性の評価に熟練した５人の試験者が、同素材の未処
理繊維製品と比較することによって、本発明に従って処
理した繊維製品は、未処理繊維製品よりも顕著に柔らか
いと判定した。

本発明にしたがって処理したマングル湿潤綿シートを、
回転式アイロン掛けに付した。シートを３日間アイロン
掛けした後、回転式アイロンプレスのローラーは、ワッ
クスで処理する必要が無かった。対照的に、本発明の処
理を行わなかったシートの回転式アイロン掛けにおいて
は、ローラーを１日２回ワックスで処理しなければなら
なかった。

手動のアイロン掛けにおいては、本発明に従って処理し
た繊維製品のアイロン掛けに要する力は、未処理繊維製
品または本発明の処理を行わなかった繊維製品のアイロ
ン掛けに要する力よりも顕著に小さかった。

実施例２実施例１と同様に、Ｃ１０Ｃｏｏ脂肪アルコールのエチ
レンオキシド２０モル付加物１００ｇ、実施例１に記載
の脂肪酸縮合物４０ｇ１硬化牛詣■。

５ｇ、モノ−およびジーＣＩ６　　Ｏ１ｅ脂肪酸グリセ
リドのエステル混合物１５ｇ、カルナバワックス１０ｇ
およびＣ８Ｃｘ。パラフィンの液体パラフィン油５ｇを
溶融し、水８２０ｇに分散させることによって本発明の
生成物を調製した。このように調製した生成物を実施例
１と同様の方法で使用し、実施例１に匹敵する結果を得
た。

実施例３本発明の生成物の全重量に対して石鹸２重量％を更に加
えた実施例２に記載の生成物を用いて、同様の結果を得
た。リン酸またはクエン酸を２重量％まで含有する生成
物についても同様の結果が得られた。

特許出願人　ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン

Claims

【特許請求の範囲】１、洗濯した繊維製品を処理するための、脂肪族炭化水
素、脂肪酸、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、ノニオン性分
散剤またはそれらの混合物を含有する水性液体製剤であ
って、天然脂肪とヒドロキシアルキルポリアミンとの脂
肪酸縮合物および前記物質の担体としての水を更に含有
する製剤。２、脂肪酸縮合物および脂肪酸エステルを１：５０〜１
０：１の重量比で含有する第１項記載の製剤。３、脂肪酸縮合物を、０．５〜１５重量％、好ましくは
２〜１０重量％の量で含有する第１項または第２項記載
の製剤。４、脂肪酸縮合物および炭化水素を１：１５〜３：１の
重量比で含有する第１〜３項のいずれかに記載の製剤。５、脂肪酸縮合物、炭化水素および脂肪酸エステルを２
〜２０重量％の量で含有する第１〜４項のいずれかに記
載の製剤。６、水を６０〜９５重量％、好ましくは７０〜８５重量
％の量で含有する第１〜５項のいずれかに記載の製剤。７、脂肪酸縮合物に加えて、Ｃ＿１＿２−Ｃ＿２＿２脂
肪アルコール１モルのエチレンオキシドおよび／または
プロピレンオキシド２〜４０モル付加物を１．５〜２０
重量％の量で含有する第１〜６項のいずれかに記載の製
剤。８、Ｃ＿１＿６−Ｃ＿１＿８脂肪アルコール１モルの１
５〜２５モル付加物を含有する第１〜７項のいずれかに
記載の製剤。９、ａ）脂肪酸縮合物２〜１５重量％、ｂ）脂肪族炭化水素０．１〜１０重量％、ｃ）脂肪酸エステル０．５〜１０重量％、ｄ）脂肪酸および脂肪酸塩０．１〜５重量％、ｅ）ノニ
オン性分散剤２〜２０重量％、ｆ）水５０〜８０重量％、ｇ）要すれば、色素、香料、保存剤、低級アルコール、
粘度調整剤および水性繊維製品後処理製剤中に通例存在
する他の助剤を含有する第１〜８項のいずれかに記載の製剤。１０、第１〜９項のいずれかに記載の製剤から成る洗濯
した繊維製品用の処理剤であって、水性液体中で濯ぎに
おいて使用する処理剤。