JPS6014146B2 - 繊維柔軟化組成物 - Google Patents

繊維柔軟化組成物

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JPS6014146B2
JPS6014146B2 JP936377A JP936377A JPS6014146B2 JP S6014146 B2 JPS6014146 B2 JP S6014146B2 JP 936377 A JP936377 A JP 936377A JP 936377 A JP936377 A JP 936377A JP S6014146 B2 JPS6014146 B2 JP S6014146B2
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JP
Japan
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quaternary ammonium
water
softening composition
fatty acid
chain alkyl
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JP936377A
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一夫 大部
政義 千明
純平 宮川
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維の吸水性を実質的に損うことなく、繊維
に柔軟性を付与できる液体柔軟化組成物に関する。
繊維に柔軟性を付与できる界面活性剤としては、ジ長鎖
アルキル第四級アンモニウム塩型カチオン活性剤と、ィ
ミダゾリン型カチオン活性剤とが知られている。
そして前者は後者を凌ぐ柔軟化能を備えているため、繊
維用柔軟剤にはジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩型
カチオン活性剤を使用する例が多い。しかしながら、こ
のカチオン活性剤は親油性が大きいため、繊維表面に吸
着して柔軟性を付与すると同時に、機水性をも与えてし
まう。このため当該活性剤を含有する柔軟剤にて繊維を
処理した場合には、繊維の吸水速度が低下し、単位時間
当りの吸水量が減少する。すなわち、「見かけの吸水性
」を低下させてしまう欠点がある。近年、このような繊
維柔軟剤の欠点を解消するために、繊維の柔軟化処理に
使用した場合に、繊維の見かけの吸水性を低下させない
ような水への親和性の大きい新しいカチオン活性剤の開
発や、ジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩型カチオン
活性剤と他の水親和性の大きい界面活性剤とを併用する
ことが試みられるようになった。
新しいカチオン活性剤については、柔軟性をどの程度付
与できるか、見かけの吸水性をどの程度保持できるか、
あるいは人体に対する影響等充分な検討を要するため、
未だ実用化されたものはない。一方、ジ長鎖アルキル第
四級アンモニウム塩型カチオン活性剤と他の水親和性の
大きい界面活性剤とを併用する試みは、ジ長鎖アルキル
第四級アンモニウム塩型カチオン活性剤単独の場合と同
程度の柔軟性を付与しながら、かつ見かけの吸水性の低
下を充分に防止することが難しく、未だ実用性のある柔
軟化組成物は見出されていない。本発明者らは、優れた
繊維柔軟化能を有する既存のジ長鎖アルキル第四級アン
モニウム塩が、繊維に溌水性を付与する原因と、その解
消手段につし、て研究を重ねた結果、次のような知見を
得た。
すなわち、ジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩は、水
中に於て層状ラメラ型構造を保持して、繊維表面に吸着
するが、脱水乾燥された場合には前記のラメラ型構造が
Q相から8相に転移する。この8相はQ相に比較して構
造が安定である故、水和膨潤の程度は少なく、また水に
対する親和性も乏しいため、その結果として繊維に綾水
性が発現されるのである。つまり何んらかの手段で前記
の相転移を阻止すれば、柔軟化処理した繊維の吸水性の
低下を防止できるのであって、後述する如き特定な脂肪
酸ジェタノールアミドの使用が、ジ長鎖ァルキル第四級
アンモニウム塩の繊維柔軟化館を損うことなく「前記の
相転移の阻止するうえで極めて効果的であるとの知見を
得たのである。而して本発明に係る繊維柔軟化組成物が
特徴とするところは、次の一般式(但し、R1、R2は
それぞれ炭素数14〜20の飽和又は不飽和アルキル基
を、R3、R4はそれぞれメチル基又はエチル基を、X
は1価のアニオンを示す)で表わされるジ長鎖アルキル
第四級アンモニウム塩型カチオン活性剤〔A〕と、炭素
数12〜18のアシル基を有する脂肪酸ジェタノールア
ミド〔B〕とを、重量比〔A〕/〔B〕=9/1〜3/
7の範囲内で混合した混合物を含有する点にある。
本発明に於て、カチオン活性剤〔A〕としては上記の一
般式で表示されるすべてのジ長鎖アルキル第四級アンモ
ニウム塩が使用できるが、なかでもRIとR2とが共に
炭素数16〜18のアルキル基であり、R3とR4とが
共にメチル基である第四級アンモニウムクロラィドが好
ましい。
例えば、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド
、ジパルミチルジメチルアンモニウムクロライド、ジ(
硬化牛脂アルキル)ジメチルクロライドなどは、本発明
の好ましいジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩である
。本発明で使用される脂肪酸ジェタノールアミドは、前
記のカチオン活性剤〔A〕が繊維表面上で形成する層状
ラメラ型構造内に均一に分散するものでなければならな
い。
この意味から当該脂肪酸ジェタノールアミドのアシル基
の炭素数は、12〜18の範囲に限定される。この場合
脂肪酸ジヱタノールアミドのラメラ型構造内への分散は
、脂肪酸ジェタノールアミドのアシル基の炭素数と、カ
チオン活性剤〔A〕の長鎖アルキル基の炭素数との隠り
が少ない程良好である。従って、本発明の実施に際して
は、使用するカチオン活性剤〔A〕に応じて脂肪酸ジェ
タノールアミドを選択することが好ましい。例えば、本
発明の好ましいカチオン活性剤〔A〕として上に具体的
に摘記した第四級アンモニウム塩を使用する場合には、
ミリストイルジエタノールアミド、/ぐルミトイルジエ
タノールアミド、ステアロイルジェタノールアミド及び
これらの混合物を使用することが望ましい。上記のジ長
鎖アルキル第四級アンモニウム塩型カチオン活性剤〔A
〕と、炭素数12〜18のァシル基を有する脂肪酸ジェ
タノールアミド〔B〕とは、柔軟化組成物中に於て、混
合物の状態で存在するが、当該混合物は前記の両成分を
、重量比〔A〕/〔B〕=9/1〜3/7、好ましくは
〔A〕/〔B〕=4/1〜2/3の範囲内で熔融混合す
ることによって調製される。この混合比率は、カチオン
活性剤〔A〕に起因する繊維の吸水性低下を、実質的に
防止するうえで極めて重要であって、前記の範囲を逸脱
した場合には、繊維への溌水性の付与をある程度覚悟し
なければならない。柔軟化組成物中に存在する前記混合
物の量は、任意に選ぶことができるが、本発明では柔軟
化組成物自体の分散安定性を考慮して2〜15wt%の
範囲を可とする。本発明の柔軟化組成物は「特定な混合
比率にある前記〔A〕〔B〕両成分の混合物を必須構成
成分とするが、本発明で特定される以外のジ長鎖アルキ
ル第四級アンモニウム塩及び/又は脂肪酸ジェタノール
アミドの存在も許容される。
しかし、そうしたジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩
の量は、〔A〕成分を含む第四級アンモニウム塩全量の
50%未満でなければならす、脂肪酸ジェタノールアミ
ドの量は、〔B〕成分を含む脂肪酸ジェタノールアミド
全量の20%以下でなければならない。また、本発明の
柔軟化組成物には、その分散安定性を一段と向上させる
目的で、非イオン活性剤を0.01〜3M%の濃度で添
加することができる。この種の非イオン活性剤としては
、C8〜C22のアルキル基を有し、酸化エチレンの平
均付加モル数が4〜50であるポリオキシェチレンアル
キルェーテル、C6〜C,2のアルキル基を有し、酸化
エチレンの平均付加モル数が5〜50であるポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテル、C,。〜C2。の
アシル基を有し、酸化エチレンの平均付加モル数が3〜
30であるポリオキシェチレンソルビタン脂肪酸ェステ
ルなどが例示される。さらにまた本発明の柔軟化組成物
には、通常の繊維用柔軟剤にも配合される尿素、食塩、
低級アルコ−ル(エタノール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリンなど)、高級アルコー
ル、両性活性剤(グリシン型、アラニン型、ィミダゾリ
ン型など)、水溶性高分子化合物、蟹光増白剤、顔料、
香料などを、必要に応じて添加することができる。本発
明の柔軟化組成物は、アシル基の炭素数が特定な脂肪酸
ジェタノールアミドを、特定なジ長鎖ァルキル第四級ア
ンモニウム塩と特定な比率で混合使用することにより、
第四級アンモニウム塩の優れた繊維柔軟化能を犠牲にす
ることなく、当該第四級アンモニウムに起因する繊維の
溌水性を実質的に解消させる。
従って本発明の柔軟化組成物を使用すれば、繊維の吸水
性を損うことなく、繊維に柔軟性を付与することができ
る。しかのみならず、従来の繊維用柔軟剤は、その分散
安定性との関係から、これに含まれる有効成分の量は最
大でも1仇W%が限度であったが、本発明では脂肪酸ジ
ェタノールアミドがカチオン活性剤の荷電密度を減少さ
せるので、従来よりさらに高濃度の柔軟化組成物を得る
ことができる。また、本発明の柔軟化組成物は、使用時
に、特に繰り返し柔軟化処理をする場合に、ジ長鎖アル
キル第四級アンモニウム塩を単独で用いた場合に見られ
る油性感がほとんど感じられないという利点も備えてい
る。実施例 ジ(硬化牛脂)ジメチルアンモニウムクロライド(商品
名ァ‐カードがT)と、脂肪酸ジェタノ−ルアミドとを
、表−1に示す重量比で溶融混合して均一な混合液とし
た。
次いでこの混合液を、鷹幹状態にある60『0の温水中
に徐々に滴下し、有効成分濃度5wt%の分散液を調製
して室温まで冷却した。しかる後、これらの分散液の性
能を次の方法で評価した。
柔軟性; 衣類用合成洗剤で洗濯を繰り返したタオルを試験布とし
、前記の分散液を濃度0.067%(有効成分濃度換算
)で含有する処理格にてタオルを処理した。
処理条件は下記の通りである。裕比:3針音 格温:25q0 処理時間:1び分間 脱水:含水率100%となるような遠心脱水乾燥:25
q0、60%RHの恒温恒温室内で2日間次に未処理タ
オルの柔軟性を0点、処理済みタオル中で最も柔軟性が
良好なものを5点として各処理済みタオルの柔軟性を6
段階で採点し、パネル10名の平均点を以つて柔軟性を
評価した。
吸水性:衣類用合成洗剤で洗濯を繰り返した木綿晒布を
タオルに代えて試験布とした以外は、上記と同一の処理
条件で木綿晒布を処理した。
次に、7弧×9の×4鍬大のスポンジに140〜150
夕の水を含浸させて水平な台の上に置き、このスポンジ
上に7伽×9伽大の試験布を載せた後、直ちに360夕
の荷重をかけて1現@間試験布をスポンジ面に対して水
平に押し付ける。しかる後、試験布の含水量からその含
水率を求め、この実験を同一の試験布について5回繰り
返しその平均舎水率にて吸水性を評価した。尚、未処理
試験布の含水率は295%であった。柔軟性及び吸水性
の評価結果を表一1に示すが、表中、単なる数字表示は
柔軟性の評点を示し、パーセント表示は含水率(吸水性
)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1、R^2はそれぞれ炭素数14〜20の
    飽和又は不飽和アルキル基を、R^3、R^4はそれぞ
    れメチル基又はエチル基を、Xは1価のアニオンを示す
    )で表わされるジ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩型
    カチオン活性剤〔A〕と、炭素数12〜18のアシル基
    を有する脂肪酸ジエタノールアミド〔B〕とを重量比〔
    A〕/〔B〕=9/1〜3/7の範囲内で混合した混合
    物を含有する繊維柔軟化組成物。
JP936377A 1977-01-29 1977-01-29 繊維柔軟化組成物 Expired JPS6014146B2 (ja)

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