JPS63226344A - Ｍｒｉ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、被検体の任意方向の断層像をスキャンするＭ
ＲＩ装置に関する。

（従来の技術） 被検体の体軸Ｚ方向に直交するスライス像（アキシャル
像）をその体軸Ｚに沿って複数枚スキャンするマルチス
ライス法が行われている。第７図は、従来のマルチスラ
イス法を示すもので、被検体１の体軸Ｚに沿ってスキャ
ン位置をずらすことにより複数のスライス像２ａ、２ｂ
、２ｃ。

・・・が冑、られる。このようにして得られた複数のス
ライス像は再構成されることにより断面変換（Ｍｕｌｔ
ｉ　Ｐｌａｎｅｒ　Ｒｅｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ）さ
れ、診断に必要な任意方向の断層像例えばオブリーク像
３が作成される。

（発明が解決しようとする問題点） ところで従来において得られるマルチスライスは各スラ
イス１１２ａ、２ｂ、２ｃ、・・・間にギャップ４が介
在してしまうので、断面変換を行う際データが不連続と
なる問題がある。このため診断に耐え得る任意方向の断
層像を作成するのが困難となり、信頼性のあるオブリー
ク像等の断層像を得るには位置決めによる再スキャンが
必要となる。

本発明は以上のような問題に対処してなされたもので、
位置決めによる再スキャンを必要とすることなく任意方
向の信頼性ある断層像を１ｑるＭＲ■装置を提供するこ
とを目的とするものでおる。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、被検体の体軸に直
交する複数の連続したスライス像を格納するメモリ手段
と、メモリデータに基き任意方向の断面を指定する制御
手段と、指定された断面を再構成してディスプレイに表
示する演算手段とを備えたことを特徴としている。

（作　用） 複数の連続したスライス像いわゆるギャップレスマルチ
スライス法によって連続したデータを得ることにより、
これに基いて断面変換を行うので任意方向の信頼性おる
断層像を得ることができる。

（実施例） 第１図は本発明実施例によるＭＲＩ装置の実施例を示す
ブロック図で、画像メモリ５は三次元メモリから構成さ
れ、例えば第３図に示すように被検体１の体軸Ｚに沿っ
てスキャンして１ｑられた複数の連続したスライス像２
ａ、２ｂ、２Ｃ，・・・の三次元データが格納されてい
る。このようなギャップレスマルチスライスは例えば東
芝製ＭＲＩ装置ＭＲＴ−５ＯＡによって得ることができ
る。

制御部６はＲ（］（関心領域）設定機能を含んでおり、
画像メモリ５のデータを読み出して演算処理部７に所望
の処理を行わせる。演算処理部７は制御部６のＲＯＩ機
能によって断面変換したい任意方向の断面が指定される
と、これに従ってメモリデータに基き高速演算処理を行
って所望の断面変換像を作成してディスプレイ８へ送る
。ディスプレイ８は周知のＣＲＴ等から成っている。

第２図は演算処理部７によって作成されディスプレイ８
に表示された断面変換像′の例を示すもので、基準画像
であるスライス像Ａ上に線ＲＯＩＬ１を設定することに
よりこれと直交するサジタル像（矢状断層図）Ｂを表示
することができ、また線ＲＯ■Ｌ１と直交する線ＲＯＩ
　１２を設定することによりスライス像Ａと直交するコ
ロナル像（冠状断層図）Ｃを表示させることができる。

ざらにサジタル＠Ｂ上に傾斜した線ＲＯＩ　Ｌ３を設定
することにより、これと直交するオブリーク像（傾斜像
）Ｄを表示させることができる。これらサジタル像Ｂ、
コロナル像Ｃ，オブリーク像りは任意の一つを表示する
ことができ、又は仝像を表示することができる。演算処
理部７はまたサジタル像Ｂ、コロナル像Ｃ，オブリーク
像りを経時的に連続して動画として表示させる機能も有
している。

次に本実施例の作用を説明する。

画像メモリ５に第３図に示すようなギャップレスマルチ
スライス像２ａ、２ｂ、２ｃ、・・・が格納されている
状態で、ディスプレイ８に基準画像（スライス像Ａ）を
表示して制御部６のＲＯＩ機能によってこのスライス像
Ａ上に前記のように線ＲＯＩＬＩ又はＬ２．あるいは両
方を設定する。

これに基いて演算処理部７は指定された方向の断面変換
を行ってサジタル像Ｂ、又はコロナル像Ｃをディスプレ
イ８に表示する。ざらに必要に応じてサジタル像Ｂ上に
線ＲＯＩＬ３を設定すると、演ｎ処理部７は指定された
方向の断面変換を行ってオブリーク像りを表示する。こ
のような表示は演算処理部７の機能を利用して高速演算
を行わせることによって、瞬間の表示が可能となる。

また演算処理部７に対して前記サジタル像Ｂ。

コロナル像Ｃ，オブリーク像りを時間的に少しずつずら
した表示を行わせることにより、所望方向の断層像を動
画として表示させることができる。

従ってこの断層面の経時的変化を観察することができる
ので、有力な診断情報を得ることができる。

第４図、第５図、第６図は本実施例によって得られた任
意方向の断面を示すもので、第４図は大動脈に沿う断面
、第５図は心臓の長軸の断面、第６図は心臓の短軸の断
面を示している。

このように本実施例によれば位置決めによる再スキャン
を行うことなく任意方向の断層像が得られるので、診断
に耐え得る断層像を作成でき、信頼性ある断層像を得る
ことができる。これによって位置決め不可能な体型の被
検者に対しても正中線にこだわらずにスキャンを行える
ので、適用範囲を広げることができる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、位置決めによる再ス
キャンを必要とすることなく任意方向の信頼性ある断層
会を得ることができるので診断能を向上させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のＭＲＩ装置を示すブロック図、
第２図は本実施例の断層像の表示例、第３図は本実施例
のデータ収集例を示す透視図、第４図乃至第６図は本実
施例によって得られた断層像の概略図、第７図は従来例
を示す透視図である。 １・・・被検体、２ａ、２ｂ、２Ｇ−”スライス像、３
・・・オブリーク面、５・・・画像メモリ、６・・・制
御部、７・・・演算処理部。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　缶周　　　　　大
　　胡　　典　　夫 す 第１図 弔２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体の任意方向の断層像をスキャンするＭＲＩ
   装置において、被検体の体軸に直交する複数の連続した
   スライス像を格納するメモリ手段と、メモリデータに基
   き任意方向の断面を指定する制御手段と、指定された断
   面を再構成してディスプレイに表示する演算手段とを備
   えたことを特徴とするＭＲＩ装置。
2. （２）演算手段がメモリデータに基いて複数の種類の断
   面変換像を作成して同一のディスプレイに表示する特許
   請求の範囲第１項記載のＭＲＩ装置。