JPS63224940A - プリント配線板材料 - Google Patents

プリント配線板材料

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JPS63224940A
JPS63224940A JP5971987A JP5971987A JPS63224940A JP S63224940 A JPS63224940 A JP S63224940A JP 5971987 A JP5971987 A JP 5971987A JP 5971987 A JP5971987 A JP 5971987A JP S63224940 A JPS63224940 A JP S63224940A
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ppo
resin
printed wiring
wiring board
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修二 前田
坂本 高明
宗彦 伊藤
隆博 塀内
高好 小関
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、UHFまたはSHF帯等で使用されるプリ
ント配線板を形成するためのプリント配線板材料に関す
る。
〔背景技術〕
UHFまたはSHF帯で使用されるプリント配線板には
、回路の小型化が望まれている。そのためには、高誘電
率の絶縁基板を備えたプリント配線板材料が必要となる
。従来、高誘電率の絶縁基板としては、無機物、たとえ
ば、セラミック(アルミナ)からなる基板があった。こ
のセラミック基板は、誘電率が、エポキシ樹脂またはポ
リイミド樹脂等からなる有機基板の誘電率が5程度と低
いのに対し、10程度と高かった。しかし、有機基板と
比べて、加工性が劣り、実用に供することができなかっ
た。そこで、有機基板差の加工性とセラミック基板兼の
誘電率を有する絶縁基板を備えたプリント配線板材料の
開発が望まれていた。
〔発明の目的〕
以上の事情に鑑みて、この発明は、加工性に優れ、誘電
率が高い絶縁基板を備えたプリント配線板材料を提供す
ることを目的としている。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、絶縁基板が、ポ
リフェニレンオキサイド、架橋性ポリマおよび/または
架橋性モノマ、ならびに、無機充填材を含むポリフェニ
レンオキサイド系樹脂組成物の層と、前記ポリフェニレ
ンオキサイド系樹脂組成物以外の樹脂が含浸された樹脂
含浸基材の層とで構成されているプリント配線板材料を
その要旨としている。
以下に、この発明を、その一実施例をあられす図面を参
照しながら詳しく説明する。
第1図はこの発明にかかるプリント配線板材料の一実施
例をあられしている。図にみるように、このプリント配
線板材料は、絶縁基板1を備えている。絶縁基板1の両
面には、導体層2が形成されている。絶縁基板1は、ポ
リフェニレンオキサイド(ポリフェニレンエーテルとも
いう)、架橋性ポリマおよび/または架橋性モノマ、な
らびに、無機充填材を含むポリフェニレンオキサイド系
樹脂組成物の層3と、ポリフェニレンオキサイド(以下
、rPPOJと言う)系樹脂組成物以外の樹脂、たとえ
ば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂
が含浸された樹脂含浸基材の層(以下、「樹脂含浸基材
の層」と言う)4.4とで構成されている。
このプリント配線板材料は、たとえば、第2図にみるよ
うに、1枚の無機充填材を含むPPO系樹脂組成物シー
)31の両側にPPO系樹脂組成物以外の樹脂、この実
施例では、エポキシ樹脂が含浸された樹脂含浸基材41
をそれぞれ2枚ずつ配し、さらに、その外側に金属箔2
1をそれぞれ配するようにして、これらを重ね合わせ、
加熱圧締等により成形し、硬化させることによって得ら
れる。つまり、加圧成形および硬化により、第2図にお
けるPPO系樹脂組成物シート31が第1図におけるP
PO系樹脂組成物の層3となり、第2図における樹脂含
浸基材41が第1図における樹脂含浸基材の層4となる
のである。また、第2図における金属箔21は第1図に
おける導体層2となる。
無機充填材を含むPPO系樹脂組成物の層3は、この実
施例ではPPO系樹脂組成物シート31から形成されて
いるが、無機充填材を含むPP。
系樹脂組成物が含浸された樹脂含浸基材がら゛形成され
ていてもよいし、これらを組み合わせたものから形成さ
れていてもよい。つまり、無機充填材を含むPPO系樹
脂組成物を単独の材料として層3が構成されていてもよ
いし、他の材料と組み合わされて層3が構成されていて
もよい。
無機充填材を含むPPO系樹脂組成物の層および樹脂含
浸基材の層の層数と配列順序に限定はない。両層ともそ
れぞれ少なくとも1層備えていればよい、したがって、
第2図において、無機充填材を含むPPO系樹脂組成物
シート31が2枚以上あってもよく、樹脂含浸基材41
の間にも配置されていてもよい、樹脂含浸基材41の数
ももっと多くても少なくてもよい、ppo系樹脂組成物
シート31と樹脂含浸基材41との配置もどのようにさ
れていてもよいが、プリント配線板材料の反りを小さく
するためには、第2図に示したように、上下対称となる
ように配置することが好ましい。金属箔21との接着界
面にはPPO系樹脂組成物シート31がくるように組み
合わせたほうが接着力という点では好ましい、金属Ff
i21とPPO系樹脂組成物シート31の接着はPPO
系樹脂組成物シート31の熱融着性を利用できるので、
加熱圧締温度はPPO系樹脂組成物シー)31のガラス
転移点以上で、だいたい160〜300℃ぐらいの範囲
が好ましい。
ここで、この発明に用いられるPPO系樹脂組成物につ
いて説明する。この発明に用いられるPPo系樹脂組成
物は、PP01架橋性ポリマおよび/または架橋性モノ
マ、ならびに、無機充填材を含んだものである。
PPOは、たとえば、つぎの一般式、 で表されるものであり、その−例としては、ポリ(2,
6−シメチルー1.4−フェニレンオキサイド)が挙げ
られる。
コノようなppoは、たとえば、U S P 4059
568号明細書に開示されている方法で合成することが
できる。たとえば、2.6−キシレノールを、触媒の存
在下で、酸素を含む気体およびメタノールと酸化カップ
リング反応させて、ポリ (2,6−シメチルー1.4
−フェニレンオキサイド)を得る方法であるが、この方
法に限らない。ここで、触媒としては、銅(1)化合物
、N、N’−ジーtert−ブチルエチレンジアミン、
ブチルジメチルアミンおよび臭化水素を含むものである
。メタノールは、これを基準にして2〜15重量%の水
を反応混合系に加え、メタノールと水の合計が5〜25
重量%の重合溶媒となるようにして用いる。特に限定す
るものではないが、たとえば、重量平均分子量(Mw)
が50.000、分子量分布M W / M n=4.
2(Mnは数平均分子量)のポリマが好ましく使用され
る。
架橋性ポリマとしては、とくにこれらに限定される訳で
はないが、たとえば、1.2−ポリブタジェン、1.4
−ポリブタジェン、スチレンブタジェンコポリマ、変性
1.2−ポリブタジェン(マレイン変性、アクリル変性
、エポキシ変性)、ゴム類などが挙げられ、それぞれ、
単独でまたは2つ以上併せて用いられる。ポリマ状態は
、エラストマーでもラバーでもよいが、成膜性を向上さ
せるという点から言えば特に高分子量のラバー状がよい
架橋性モノマとしては、たとえば、■エステルアクリレ
ート類、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレー
ト類、エーテルアクリレート類、メラミンアクリレート
類、アルキドアクリレート類、シリコンアクリレート類
などのアクリレート類、■トリアリルシアヌレート、ト
リアリルイソシアヌレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレートな
どの多官能モノマ、■ビニルトルエン、エチルビニルベ
ンゼン、スチレン、バラメチルスチレンなどの単官能モ
ノマ、■多官能エポキシ類などが挙げられ、それぞれ、
単独であるいは2つ以上併せて用いられるが、特にこれ
らに限定される訳ではない。ただし、架橋性モノマとし
ては、トリアリルシアヌレートおよび/またはトリアリ
ルイソシアヌレートを用いるのが、PPoと相溶性が良
く、成膜性、架橋性、耐熱性および誘電特性の面で好ま
しいのでよい。トリアリルシアヌレートとトリアリルイ
ソシアヌレートとは、化学構造的には異性体の関係にあ
り、はぼ同様の成膜性、相溶性、溶解性、反応性などを
有するので、同様に、いずれか一方ずつまたは両方とも
に使用することができる。
架橋性ポリマおよび/または架橋性モノマは、架橋(硬
化)させることにより、PPOの特性を損なわずに耐熱
性等を向上させるなどのために用いられる。これらは、
いずれか一方のみを用いるようにしてもよいし、併用す
るようにしてもよいが、併用するほうが、より特性改善
に効果がある無機充填材としては、酸化アルミニウム、
二酸化ケイ素(Stow) s二酸化チタン(Tie、
) 、ガラス繊維、ガラスチップ、チタン酸バリウム(
BaTiO8)、チタン酸鉛(PbTiOz) 、チタ
ン酸ストロンチウム(SrTiOs) 、チタン酸カル
シウム(CaTiOs)、チタン酸マグネシウム(Mg
TiOs) 、ジルコン酸バリウム(BaZrOs) 
、ジルコン酸鉛(PbZrOs)、KzO−PbO−S
iOz系ガラス、および、チタン酸鉛とジルコン酸鉛の
固溶体などが挙げられ、それぞれ、単独でまたは2つ以
上併せて用いられるが、これらに限定されない、ただし
、得られるプリント配線板材料の誘電率を極めて高いも
のにする必要がある場合は、酸化アルミニウム、二酸化
チタン、シリカ(二酸化ケイ素)、チタン酸バリウム、
チタン酸鉛、その他周知の誘電率の高い誘電材料を無機
充填材として用いるようにする。
無機充填材は、プリント配線板材料の特性に不都合をも
たらさないような大きさであることが好ましく、微粒子
として用いることが好ましい。粒子サイズは、約50μ
以下であることが好ましく、あまりにも小さずぎると取
り扱いが悪(なるなどのおそれがあるので、1〜201
rm(なお好ましくは、1〜10−)の範囲であればよ
り好ましい。なお、無機充填材の種類と量を調節するこ
とによって、プリント配線板材料の誘電率を広い範囲に
わたって調節することも可能である。
以上の原材料の配合割合は、特に限定されないが、PP
0IO〜95重量部(より好ましくは、20〜90重量
部)に対し、架橋性ポリマおよび/または架橋性モノマ
1〜50重量部、無機充填材1〜200重量部とするの
が好ましい。架橋性ポリマおよび/または架橋性モノマ
の割合が前記範囲を下回ると、密着性などが不充分にな
ることがあり、前記範囲を上回ると、PPOの特性が現
れないことがある。無機充填材の割合が前記範囲を下回
ると、無機充填材を入れた効果があられれないことがあ
り、前記範囲を上回ると、PPO系樹脂組成物の固化物
が多孔質となったり、強度を損なう等の好ましくない傾
向を呈しはじめることがある。また、特に限定されない
が、架橋性モノマ1重量部に対し、架橋性ポリマを20
重量部以下の割合で用いるのが好ましい。
無機充填材として、特に、フレーク状のもの(無機物)
を用いるようにすると、PPO系樹脂組成物の固化物の
寸法安定性、耐溶剤性、反りなどが良くなる。
フレーク状の無機充填材としては、ガラスフレーク、マ
イカなどがあげられ、それぞれ、単独でまたは2つ以上
併せて用いられるが、これらに限定されない。たとえば
、日本硝子繊維■製のマイクロガラスフレークのように
偏平なガラス片で、厚み2〜3−1粒度10〜325メ
ツシユのフレーク状ガラス、および/または、トビーエ
業■製のグイモナイトのように5〜100メツシユの微
粒のマイカなどがある。マイカは、電気特性の面からは
、白雲母が好ましいが、特にこれに限定されない。なお
、フレーク状の無機充填材は80メツシユ以下の大きさ
、が好ましい。80メツシユを超える大きさであると、
下記のようにしてPPO系樹脂組成物を溶液にした場合
、フレーク状の無機充填材が沈降しやす(、溶液での保
存性が悪くなるおそれがある。フレーク状の無機充填材
は、平均厚みが3−以下および/またはアスペクト比が
100以下のものが好ましい。平均厚みが3−より大き
く、かつ、アスペクト比が100より大きいと、下記の
ようにして、PPO系樹脂組成物をキャスティング法に
よりシートにする場合、乾燥速度が遅くなるので、作業
能率が悪くなり、シートの物性が悪(なるおそれがある
。また、プリント配線板材料の寸法安定性などを向上さ
せる効果の面からは、フレーク状の無機充填材のアスペ
クト比が10以上であることが好ましい。また、フレー
ク状の無機充填材の厚みは1−以上が好ましい。
フレーク状無機充填材は、PPO系樹脂組成物の固化物
中において、樹脂間を結ぶ骨格の役割をはたしてその固
化物の強度を向上させ、また、板状であるため、溶剤な
どの薬品の浸入を防ぐ働きもする。もちろん、寸法安定
性にも寄与しているこのほか、PPO系樹脂組成物には
、普通、開始剤が用いられる。開始剤としては、PPO
系樹脂組成物を紫外線硬化型または熱硬化型にするかに
より以下の2通りのものを選ぶことができるが、これら
に限定されない。
紫外線硬化型の光開始剤(すなわち、紫外線照射により
ラジカルを発生するもの)としては、ベンゾイン、ベン
ジル、アリルジアゾニウムフロロはう酸塩、ベンジルメ
チルケタール、2,2−ジェトキシアセトフェノン、ベ
ンゾイルイソブチルエーテル、p−tert−ブチルト
リクロロアセトフェノン、ベンジル(0−エトキシカル
ボニル)−α−モノオキシム、ビアセチル、アセトフェ
ノン、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、テトラメチル
チウラムスルフィド、アゾビスイソブチロニトリルなど
がある。
熱硬化型の開始剤(すなわち、熱によりラジカルを発生
するもの)としては、ジクミルパーオキサイド、tar
t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキ
サイド、ジーtert−ブチルパーオキサイド、2.5
−ジメチル−2,5−ジー(Lert−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,5−ジー(
tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、α、α′−ビ
ス(tert−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)
ベンゼン〔1゜4(または1.3)−ビス(tert−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンともいう〕な
どの過酸化物、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニル
エドン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−
プロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル
)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、
2−クロロチオキサントン、メチルベンゾイルフォーメ
ート、4,4−ビスジメチルアミノベンゾフェノン(ミ
ヒラーケトン)、ベンゾインメチルエーテル、メチル−
〇−ベンゾイルベンゾエート、α−アジロキシムエステ
ル、日本油脂■のビスクミルなどがある。開始剤は、そ
れぞれ、単独でまたは2つ以上併せて用いてもよい。
紫外線による開始剤と熱による開始剤とを併用してもか
まわない。
開始剤の配合割合は、前記原料配合割合に対して、0.
1〜5重量部(より好ましくは、0.1〜3重量部)に
するのが好ましい。開始剤の割合が前記範囲を下回ると
、ppo系樹脂組成物の硬化が不充分となることがあり
、前記範囲を上回ると、硬化後の物性に悪影響を与える
ことがある。
プリント配線板材料を得る際には、ppo系樹脂組成物
は加熱されるが、このときの加熱でラジカル開始剤によ
る架橋反応が行われれば、いっそう強固な接着が得られ
るようになる。架橋反応は紫外線照射などにより行われ
てもよい、熱架橋、光架橋が行われないときには、放射
線照射による架橋を行えばよい、また、熱架橋、光架橋
が行われたあとに放射線照射による架橋を行ってもよい
その他、ppo系樹脂組成物の原材料として、ポリスチ
レンを用いてもよい。ポリスチレンを用いると、ppo
系樹脂組成物を後述するキャスティング法によりシート
状にする場合、その成膜性が良くなり、好ましい、成膜
性を向上させるという点からは、高分子量のポリスチレ
ンを用いるようにすることが、より好ましい。
なお、PPOと、ポリスチレンおよび/またはスチレン
ブタジェンコポリマと併用する場合にはの配合重量比と
するのが好ましい。
以上に述べたppo系樹脂組成物の原料は、所定の割合
で配合されて、通常、溶剤(溶媒)に溶かされて分散さ
れ(無機充填材は、普通、溶けない)、混合(溶液混合
)される。この場合、溶剤100重量%に対し、樹脂固
形分量が10〜30重量%の範囲とするのが好ましい。
混合後、溶剤を除去することにより、ppo系樹脂組成
物が得られる。前記溶剤としては、トリクロロエチレン
、トリクロロエタン、クロロホルム、塩化メチレン、テ
トラクロロエチレン、クロロベンゼンなどのハロゲン化
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ、ンなどの芳香
族炭化水素、アセトン、四塩化炭素などがあり、特にト
リクロロエチレンが好ましく、これらをそれぞれ単独で
または2つ以上混合して用いることができるが、これら
に限定されない。なお、混合は他の方法によってもよい
ppo系樹脂組成物は、たとえば、上記のように原料を
溶剤に溶かして混合し、適宜のものに流延または塗布さ
れるなどして薄層にされたのち乾燥させられて溶剤を除
去されること(キャスティング法)により、固化物とす
ることができる。このキャスティング法によれば、コス
トがかかるカレンダー法によらず、しかも低温でppo
系樹脂組成物の固化物をつくることができるのである。
このようなキャスティング法により、前記実施例におけ
るPPO系樹脂組成物シート31は作られる。
以上のように、前記実施例におけるPPO系樹脂組成物
シート31は、キャスティング法によりつくることがで
きるが、この方法以外の方法によってもよい。
なお、PPO系樹脂組成物シートとして、キャスティン
グシートを用いる場合は、配合されている開始剤の分解
温度よりも低く、用いた溶剤の沸点よりも高い温度で充
分に乾燥させ、残留溶剤をなくすようにしておく。
キャスティング法について詳しく述べれば、PPO系樹
脂組成物またはその原材料を上記の溶剤に、たとえば、
5〜50重量%の割合で溶かして混合した溶液を、鏡面
処理した鉄板またはキャスティング用キャリアーフィル
ムなどの上に、たとえば、5〜700 (好ましくは、
5〜500)pmの厚みに流延(または、塗布)し、十
分に乾燥させて溶剤を除去することによりシートを得る
というものである。なお、ここでシートとは、フィルム
、膜、テープなどといわれているものを含み、厚み方向
に直交す−る。面の広がり、長、さについては特に限定
はなく、厚みについても用途などに応じて種々設定する
ことが可能である。キャスティング用キャリアーフィル
ムとしては、特に限定するわけではないが、ポリエチレ
ンテレフタレート(以下、rPETJと略す)フィルム
、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリイミドフィルムなど上記溶剤
に不溶のものが好ましく、かつ、離型処理されているも
のが好ましい。キャスティング用キャリアーフィルムに
流延(または、塗布)されたPPO系樹脂組成物溶液は
、風乾および/または熱風による乾燥などで溶剤を除去
される。乾燥時の設定温度は、その上限が溶剤の沸点よ
りも低いか、または、キャスティング用キャリアーフィ
ルムの耐熱温度よりも低いこと(キャスティング用キャ
リアーフィルム上で乾燥を行う場合)が好ましく、その
下限が乾燥時間や処理性などによって決められ、たとえ
ば、トリクロロエチレンを溶剤とし、PETフィルムを
キャスティング用キャリアーフィルムとして用いる場合
には、室温から80℃までの範囲が好ましく、この範囲
内で温度を高くすれば乾燥時間の短縮が可能となる。
なお、このようにして作製されたPPO系樹脂組成物シ
ートは、ラジカル開始剤を用いた熱架橋、光架橋、放射
線を利用した架橋などを行うことによって、さらに、引
っ張り強さ、衝撃強さ、破裂強さ、耐熱性などを高める
ことができる。
前述したPPO系樹脂組成物が含浸された樹脂含浸基材
もどのような方法でつ(うてもよいが、一般的に以下の
ような方法でつくることができるすなわちPPO系樹脂
組成物またはその原料を、上記の溶剤に、たとえば、5
〜50重量%の割合で完全溶解(無機充填材は、普通、
溶けない)させ、この溶液中に基材を浸漬(ディッピン
グ)するなどして、基材にこれらのPPO系樹脂組成物
を含浸させ付着させる。この場合、乾燥などにより溶剤
を除去するだけであってもよいし、半硬化させてBステ
ージにするなどしてもよい。基材は、ガラスクロス、ア
ラミドクロス、ポリエステルクロス、ナイロンクロスな
ど樹脂含浸可能なりロス状物、それらの材質からなるマ
ット状物および/または不織布などの繊維状物、クラフ
ト紙。
リンター紙などの紙などが用いられるが、これらに限定
されない。このようにして、樹脂含浸基材を作製すれば
、樹脂を溶融させなくてもよいので、比較的低温でより
容易に行える。
樹脂含浸基材の層4を形成するための樹脂含浸基材は、
ppo系樹脂組成物以外の樹脂が基材に含浸されたもの
であるが、そのPPO系樹脂組成物以外の樹脂としては
、たとえば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の熱硬化
性樹脂などを用いる、また、基材としては、ガラスクロ
ス、アラミドクロス、ポリエステルクロス、ナイロンク
ロスなど樹脂含浸可能なりロス状物、それらの材質から
なるマット状物および/または不織布などの繊維状物、
クラフト紙、リンター紙などの紙などを用いる。
導体層2としては、たとえば、金属層があり、金属層と
しては、たとえば、銅箔、アルミニウム箔等の金属箔が
用いられる。金属箔は、接着表面が平滑でかつ導電性の
良いものが、誘電性を良好にする上で好ましい。導体層
2の形成は、絶縁基Fi、1の形成後に行ってもよい。
この場合、たとえば、サブトラクティブ法、アディティ
ブ法(フルアディティブ法、セミアディティブ法)など
により形成するようにする。導体層2は、V@縁基板1
の片面に形成されていても、両面に形成されていてもよ
いし、形成されていなくてもよい。
以上にみてきたように、この発明にかかるプリント配線
板材料は、絶縁基板1が無機充填材を含むPPO系樹脂
組成物の層3と前記ppo系樹脂組成物以外の樹脂が含
浸された樹脂含浸基材の層4で構成されている。無機充
填材を含むPPO系樹脂組成物の層3は、高誘電率な無
機充填材を含むため、高誘電率な層となっている。した
がって、この発明にかかるプリント配線板材料は、絶縁
基板l中に無機充填材を含むPPO系樹脂組成物の層3
を有するため、高誘電率なものとなっているのである。
しかも、絶縁基板1が有機基板であるので、加工性もよ
いのである。
つぎに、実施例および比較例を示す。
(実施例1) 第1表に示す配合で、PPO系樹脂組成物溶液を得た。
得られたPPO系樹脂組成物溶液を、塗工機を用いてP
ETフィルム上に、厚み500−となるよう塗布した。
これを60℃で約10分間乾燥した後、生成した膜をP
ETフィルムから離型し、120℃で15分間、210
℃で15分間乾燥し、トリクロロエチレンを完全に除去
してPPO系樹脂組成物シートを得た。このシートの厚
みは25(lrsであった。
第2図にみるようにして、このシート31と、エポキシ
樹脂をガラスクロス(日東紡績株式会社製WE 05 
E、厚み50.11111)に含浸した樹脂含浸基材(
厚みLoom)41と、銅箔(厚み35μ)21とを1
70℃、30kg/aJ、60分間の条件で積層成形し
て、プリント配線板材料を得た。
(実施例2) 第1表に示す配合で、実施例1と同様にして厚み200
μのppo系樹脂組成物シートを得た。
その後、構成を第3図にみるようにした以外は実施例1
と同様にして、プリント配線板材料を得た。
(実施例3) 第1表に示す配合で、実施例1と同様にしてPPO系樹
脂組成物溶液を得た。得られたPPO系樹脂組成物溶液
をガラスクロス(日東紡績株式会社製WHO5B、厚み
50−)に含浸させ、60℃で4分間、100℃で9分
間乾燥して、レジンコンテント約60%、厚み60Ir
mのPPO系樹脂組成物含浸基材を得た。
第4図にみるようにして、このPPO系樹脂組成物含浸
基材32と、樹脂含浸基材41と、銅箔21とを実施例
1と同様の条件で積層成形して、プリント配線板材料を
得た。
(実施例4) 配合を第1表のようにして、構成を第5図にみるように
した以外は、実施例3と同様にして、プリント配線板材
料を得た。
(実施例5) 第1表に示す配合で、実施例3と同様にしてPPO系樹
脂組成物含浸基材を得た。
第6図にみるようにして、このPPO系樹脂組成物含浸
基材32と、ポリイミド樹脂をガラスクロス(日東紡績
株式会社製WE 05 E、厚み50μ)に含浸した樹
脂含浸基材(厚みLoop)42と、銅箔(厚み35n
)21とを220℃、4Qkg/aJ、90分間の条件
で積層成形して、プリント配線板材料を得た。
(比較例1) 絶縁基板が純度92%のアルミナから構成され、その絶
縁基板の両面に銅箔が張られた厚み1鶴のプリント配線
板材料。
(比較例2) 絶縁基板がエポキシ樹脂をガラスクロスに含浸させた樹
脂含浸基材のみから構成され、その絶縁基板の両面に銅
箔が張られた厚み0,8寵のプリント配線板材料。
(比較例3) 絶縁基板がポリイミド樹脂をガラスクロスに含浸させた
樹脂含浸基材のみから構成される装置緑基板の両面に銅
箔が張られた厚み0.8鰭のプリント配線板材料。
なお、第1表において、SBSはスチレンブタジェンコ
ポリマであって、Aは旭化成工業株式会社製ツルプレン
T406、Bは旭化成工業株式会社製タフプレンA、C
はトリアリルイソシアヌレート(日本化成株式会社製T
AIC)、Dは2゜5−ジメチル−2,5−ジー(te
rt−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(日本油脂株式
会社製パーヘキシン25B)、Eはトリクロロエチレン
(東亜合成化学工業株式会社製トリクレン)、Fは二酸
化チタン、Gは酸化アルミニウムである。
以上、実施例1〜5および比較例1〜3のプリント配線
板材料について、IMHzにおける誘電率を測定すると
ともに、ドリル加工性の良否をみたその結果を第2表に
示す。
第2表 第2表にみるように、比較例1〜3は、誘電率り(高け
れば加工性が悪く、加工性が良ければ誘電本が低いとい
うように、両者を満足するものがなハ。これに対し、実
施例1〜5は、誘電率も高く、加工性もよい。
この発明にかかるプリント配線板材料は、前記起施例に
限定されない。
〔発明の効果〕
以上に説明してきたように、この発明にかかるプリント
配線板材料は、絶縁基板が、ポリフェニレンオキサイド
、架橋性ポリマおよび/または架命性モノマ、ならびに
、無機充填材を含むポリフェニレンオキサイド系樹脂組
成物の層と、前記ポリフェニレンオキサイド系樹脂組成
物以外の樹脂が含浸された樹脂含浸基材の層とで構成さ
れていることを特徴としているので、誘電率が高く、か
つ、加工性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるプリント配線板材料り一実施
例をあられす断面図、第2図は前記実施例の製造前の状
態の一例を模式的にあられす模式図、第3図ないし第6
図はそれぞれ別の実施例の製造前の状態の一例を模式的
にあられす模式図である。 ■・・・絶縁基板 3・・・無機充填材を含むPPO系
樹脂組成物の層 4・・・樹脂含浸基材の層代理人 弁
理士  松 本 武 彦 第1 図 第2図 1F!3図 第5■ 第4図 −Z丘1−−−−− 第6夛コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板が、ポリフェニレンオキサイド、架橋性
    ポリマおよび/または架橋性モノマ、ならびに、無機充
    填材を含むポリフェニレンオキサイド系樹脂組成物の層
    と、前記ポリフェニレンオキサイド系樹脂組成物以外の
    樹脂が含浸された樹脂含浸基材の層とで構成されている
    プリント配線板材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145624A (ja) * 1987-05-14 1990-06-05 Rogers Corp 熱硬化成形方法
JPH10338809A (ja) * 1997-04-08 1998-12-22 Sumitomo Chem Co Ltd 低誘電率樹脂とパラ配向芳香族ポリアミドとからなる複合フィルム、そのプリプレグおよびそれらの用途
CN105984180A (zh) * 2015-02-11 2016-10-05 律胜科技股份有限公司 用于高频印刷电路板的铜箔基板材及其应用

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