JPS63224082A - 磁気デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気ディスク装置に関するもので、特にステッ
プカムを用いてヘッドの位置決めを行なうタイプのもの
に関する。

（従来の技術） 従来技術において、例えば特開昭５８−２２４４８１号
公報には、フレームのハブの中心’Ｈラスピンドル軸が
貫通し、フレームの下面側に突出するスピンドル軸にス
ピンドルブーりが固着されてステップカムが固着されて
いるステップカム歯車が、ステップカムと同一面にベア
リングが介装されて回転自在に設けである。

（発明が解決しようとする問題点） このような構造であるので、ベアリングとステップカム
歯車とが軸芯方向にずれているために、ステップカムに
はステップカム歯車に掛は回されるタイミングベルトの
張力に応じた傾きが生じる。

またステップカムとスピンドルブーりとがフレームを介
して反対側にある為に、組立時に組立工程数が増加する
。

本発明の目的は、ステップカムに傾きの生じることをな
くして精度の向上を図り、組立工程数の低減を図ること
にある。

（問題点を解決するための手段） 本拠明の特徴は、フレームに対してそれを貫通した状態
で回転自在に支持してあるスピンドル軸と、フレームの
上面側でスピンドル軸に固着してあるスピンドルハブと
、フレームの下面側で回転自在にかつスピンドル軸と同
軸的に配設してある・ヘッド位置決め用のステップカム
と、フレームの下面側でスピンドル軸に固着してあるス
ピンドルブーりと、フレームの上面側でフレームに摺動
自在に支持してあり、ステップカムと係合するカムフォ
ロアと磁気ヘッドとが備わっているキャリッジと、フレ
ームに取り付けてあるスピンドルモータと、スピンドル
モータの出力軸に固着してあるプーリとスピンドルプー
リとに掛け回してあるスピンドル軸駆動ベルトと、フレ
ームに取り付けてあるステップカムモータと、ステップ
カムモータの出力軸に固着してあるブーりとステップカ
ムと一体のステップカムプーリとに掛け回してあるステ
ップカム駆動ベルトとで構成されるところにある。

（作用） ステップカムおよびこれと一体のステップカムプーリと
スピンドルブーりとを、いずれもフレームの下面側に位
置させるものであるから、スピンドルハブを固着したス
ピンドル軸をフレームの下面側に貫通させ、フレームの
下面を上に向けた状態におけば、ステップカムとスピン
ドルプーリとはその状態のままでフレームの下面側に取
り付けることができる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１，２図に示す図面に基づいて説
明する。

まずスピンドル部について説明する。スピンドル部はメ
ディアを駆動するための上部構造と、スピンドル軸受は
部とスピンドルブーり部の３つからなっている。スピン
ドル軸１はフレーム６を貫通した状態で回転自在に支持
してあるもので、上部構造はフレーム６の上面側でスピ
ンドル軸１の上部にスピンドルハブ２が圧入されてなる
ものである。スピンドルハブ２の上面には永久磁石３が
接着されており、スピンドルハブ２の一部を貫通してビ
ン４が上面に突出している。永久磁石３は厚み方向に着
磁されており、軟磁性体で形成されているメディア５の
センターハブ５１およびスピンドルハブ２との間で閉磁
路が構成され、永久磁石３の磁束を外部に漏れ難くして
いる。スピンドル軸１の上部はセンターハブ５１の中心
孔５１ａに嵌合し、ピン４の上端部はセンターハブ５１
の孔５１ｂに嵌合し、スピンドル軸１の回転をメディア
５に確実に伝達するようにしている。

スピンドル軸１の軸受は部は、フレーム６に圧入されて
ねじ止めされている軸受ホルダ７によってなされる。軸
受ホルダ７のスピンドルハブ２例の中心孔内には、ボー
ルベアリング８が挿入されている。スピンドル軸１は軸
受ホルダ７を貫通してフレーム６の下面側に突出させて
あり、スピンドル軸の突出端側の軸受ホルダ７の中心孔
内には、焼結ベアリング９が圧入されている。

スピンドルブーり部について説明すると、スピンドル軸
１の下端部には段差を設けであると共に非円形の外周面
となっている。フレーム６の下面側でスピンドル軸１の
下端部に、スピンドルプーリ１０が上下方向および回転
方向に位置決めされた状態で嵌合され、止めねじ１１に
より脱落不能に取り付けてある。フレーム６にはスピン
ドルモータ１２が取り付けてあり、このモータの出力軸
に固着してあるプーリ１３と、スピンドルプーリ１０と
の間には、スピンドル軸駆動ベルト１４が掛は回してあ
り、スピンドルモータ１２からの回転が伝えられるよう
になっている。スピンドルモータ１２のプーリ１３とス
ピンドルプーリ１０との外径比は、１：８に設定してあ
る。したがつてスピンドルモータ１２の回転数は８分の
１に減速され、スピンドル軸１の回転を３００　ｒｐｍ
としている。スピンドルプーリ１０およびプーリ１３の
側面には適当なＲがついており、スピンドル軸駆動ベル
ト１４が自動調心されて一定の張力が働くようになって
いる。

このようにしてスピンドル部は、フレーム６の下面でス
ピンドルモータ１２からの回転がプーリ１３、スピンド
ル軸駆動ベルト１４．スピンドルプーリ１０を介してス
ピンドル軸１に伝達され、フレーム６の上面のメディア
５を回転させる。

次にアクチュエータ部について説明する。アクチュエー
タ部はヘッド位置の位置決め部とキャリッジ部とから構
成されている。ヘッド位置の位置決め部は、フレーム６
の下面側で、回転自在にかつスピンドル軸１と同軸的に
、ヘッド位置決め用のステップカム１５を配設してなる
ものである。

すなわち軸受ホルダ７の下端部の外周部に、ベアリング
１６が取り付けられ、このベアリングを介してステップ
カム１５が回転自在に設けである。

ステップカム１５と一体的にステップカムプーリ１５ａ
が設けである。フレーム６にはステップカムモータ１７
が取り付けてあり、このモータの出力軸に固着してある
プーリ１８と、ステップカムプーリ１５ａとの間には、
ステップカム駆動ベルト１９が掛け回してある。ステッ
プカム１５の外周は、第２図示のように、スピンドル軸
１側に使用メディアのトラック数より多い段差１５ｂ・
・・を有するスパイラル状をなしており、各段差はステ
ップカムモータ１７−に合わせた角度、例えば７゜５度
きざみに同心の円弧をなしており、段差間は２０度の斜
面１５ｃ・・・で連結されている。ステップカムモータ
１７の回転は、ステップカム駆動ベルト１９を介してス
テップカム１５に伝達され、後述する磁気ヘッドの位置
決めを行なう。

次にキャリッジ部について説明する。キャリッジ２０は
フレーム６の上面側でフレームに摺動自在に支持してあ
る。すなわちフレーム６にガイド軸２１．２１が支架さ
れており、キャリッジ２０はこのガイド軸に沿って円滑
に摺動可能である。

キャリッジ２０にはキャリッジバネ２２が掛は止めてあ
り、キャリッジ２０がスピンドル軸１の中心の方向に平
行移動しやすい形状に両者の接触部が設定されている。

キャリッジ２０にはステップカム１５と係合するカムフ
ォロア２３と磁気ヘッド２４とが備わっている。カムフ
ォロア２３はキャリッジ２０の先端部に回転自在に取り
付けてある位置決めカム２３ａと、この位置決めカムに
偏心的に取付けられている位置決めピン２３ｂと、この
位置決めピンに嵌合して回転自在の位置決めローラ２３
ｃとからなっている。そして位置決めカム２３ａはカム
止めねじ２３ｄによってその回転位置が固定される。位
置決めカム２３ａを回転することによって、スピンドル
軸１の中心と磁気ヘッド２４の中心との間の距離を微調
整する事が可能であり、キャリッジバネ２２によりカム
フォロア２３は常時ステップカム１５の段差１５ｂに弾
接している。

キャリッジ２０の先端部には上記した磁気ヘッド２４が
備わっている。またキャリッジ２０にはへラドアーム２
５が揺動自在に設けてあり、ヘッドアーム２５の先端に
固着されたフェルト２６が磁気ヘッド２４に所定の圧力
で押し付けられるようにアームバネ２７が掛は止めであ
る。メディア５は磁気ヘッド２４とフェルト２６との間
に挾まれてリード／ライトが行なわれる。

主要部の組立てについて説明すると、組立て台の上でま
ずスピンドルハブ２をスピンドル軸１に固着する。軸受
ホルダ７を固着したフレーム６を、その下面を上に向け
た状態にしてスピンドル軸１を軸受ホルダ７に貫通させ
る。フレーム６の下面側の軸受ホルダ７の外周部にベア
リング１６を介在させてステップカム１５を取付ける。

ステップカムプーリ１５ａとステップカムモータ１７の
プ−り１８との間に、ステップカム駆動ベルト１９を掛
は回す。次いでスピンドル軸１の突出端にスピンドルプ
ーリエ０を固着し、スピンドルモータ１２のプーリ１３
との間にスピンドル軸駆動ベルト１４を掛は回す。この
ようにして主要部の組立てがフレーム６の下面側のみで
終る。組立て台から取り外してフレーム６の上面側を上
に向け、キャリッジ２０を取り付けて組立てが完了する
。

（発明の効果） このように本発明によれば、ステップカムに対してステ
ップカム駆動ベルトから傾斜した力が加えられることが
ないので、正しい姿勢でステップカムが駆動され、精度
の向上が達成できる。またフレームの下面側を上に向け
た状態で主要な部分の組立てが可能であるので、組立工
程数の低減が達成できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部の
断面図、第２図は底面図である。 １・拳・スピンドル軸、 ２・・・スピンドルハブ、 ６１争フレーム、 １０＃−・スピンドルプーリ １２ψや・スピンドルモータ、 １３・・・プーリ、 １４・・・スピンドル軸駆動ベルト、 １５・φ−ステップカム、 １５ａ＠−・ステップカムプーリ、 １７−ｅ・ステップカムモータ、 １８・ψ・プーリ、 １９・−・ステップカム駆動ベルト、 ２０・・・キャリッジ、 ２３・−Φカムフォロア、 ２４・・・磁気ヘッド。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 フレームに対してそれを貫通した状態で回転自在に支持
   してあるスピンドル軸と、 上記フレームの上面側で上記スピンドル軸に固着してあ
   るスピンドルハブと、 上記フレームの下面側で回転自在にかつ上記スピンドル
   軸と同軸的に配設してあるヘッド位置決め用のステップ
   カムと、 上記フレームの下面側で上記スピンドル軸に固着してあ
   るスピンドルプーリと、 上記フレームの上面側で上記フレームに摺動自在に支持
   してあり、上記ステップカムと係合するカムフォロアと
   磁気ヘッドとが備わっているキャリッジと、 上記フレームに取り付けてあるスピンドルモータと、 上記スピンドルモータの出力軸に固着してあるプーリと
   上記スピンドルプーリとに掛け回してあるスピンドル軸
   駆動ベルトと、 上記フレームに取り付けてあるステップカムモータと、 上記ステップカムモータの出力軸に固着してあるプーリ
   と上記ステップカムと一体のステップカムプーリとに掛
   け回してあるステップカム駆動ベルトと、 で構成される磁気ディスク装置。