JPS63223179A - アモルフアスシリコン系膜の製造方法 - Google Patents

アモルフアスシリコン系膜の製造方法

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JPS63223179A
JPS63223179A JP62056114A JP5611487A JPS63223179A JP S63223179 A JPS63223179 A JP S63223179A JP 62056114 A JP62056114 A JP 62056114A JP 5611487 A JP5611487 A JP 5611487A JP S63223179 A JPS63223179 A JP S63223179A
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glow discharge
rate
film
decomposition
substrate
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JP62056114A
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English (en)
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Toshiki Yamazaki
山崎 敏規
Tatsuo Nakanishi
達雄 中西
Yuji Marukawa
丸川 雄二
Satoshi Takahashi
智 高橋
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08278Depositing methods

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は、アモルファスシリコン系膜の製造方法に関す
るものである。
口、従来技術 近年、アモルファス膜は優れた物理的、機械的、化学的
性質を有していることから注目されるようになっている
。特にアモルファスシリコン(以下、a−3iと称す。
)系半導体膜は感光体の感光層、太陽電池、薄膜トラン
ジスタ、光センサ等の多種類の用途を有する。こうした
a−3i系半導体膜の形成は、水素化シリコンガス等の
シリコン化合物のグロー放電分解による方法、即ちいわ
ゆるプラズマCVD法によって行われている。とりわけ
、水素化a−3i膜は大面稍を有するデバイス材料とし
て注目を集めている。
プラズマCVD法によって例えば円筒状゛の基体表面に
a−3t系半導体膜を形成する方法としては、次のよう
な方法が考えられる。即ち、第1図に示すように、グロ
ー放電装置3の真空槽4内では、ドラム状の基板1が垂
直に回転可情にセントされ、ヒーター7で基板1を内側
から所定温度に加熱し得るようになっている。基板1に
対向してその周囲に、円筒状高周波電極9が配され、こ
の電極9には全面にほぼ均一にガス導出口5が設けられ
ている。基板1を電極9に対向する電極とし、両者の間
に高周波電源8によりグロー放電が生ぜしめられる。な
お、図中の13は水素化シリコンガスであるSiH4の
供給源、14はAr等のキャリアガス供給源、15は不
純物ガス(例えばBAH,又はPHa)供給源、17は
各流量計である。このグロー放電装置において、まず支
持体である例えばAJ基板1の表面を清浄化した後に真
空槽4内に配置し、真空槽4内のガス圧が1O−6To
rrとなるように調節して排気し、かつ基板1を所定温
度、特に100〜350°C(望ましくは150〜30
0℃)に加熱保持する。次いで、高純度の不活性ガスを
キャリアガスとして、SiH4ガス若しくは5IF4ガ
ス、並びに必要とあれば不純物ガスとしてCH4、B2
H6等を適宜ガス混合室18を経由して真空槽4内に導
入し、例えば0.01〜10Torrの反応圧下で高周
波電源8により高周波電圧(例えば13.56 MHz
)を印加する。これによって、上記各反応ガスを電極9
と基板1との間でグロー放電分解し、a−3i又は不純
物ドープドa−3i二Hとして基板1上に堆積させる。
、ところで、一般にプラズマCVD法によって形成され
る膜°は、スパッタ法や蒸着法等信の方法によって形成
される膜に較べて良質であるが、製膜速度が上記他の方
法のそれに較べてかなり遅いという生産上の問題点を有
している。また、形成された膜中の微結晶化や欠陥の防
止、膜質の向上が望まれており、特にa−8i系膜を使
用した電子写真感光体において、光感度、帯電能、耐久
性等の特性向上が望まれている。更に、薄膜形成過程に
おいて、原料ガスから薄膜への変換効率を向上させ、a
−34粉体の生成を抑制することも望まれている。
しかしながら、従来は、放電中の化学反応や薄膜の堆積
過程については十分に解明されておらず、a−Si系半
導体膜形成のための設備及び操作上の諸条件は経験的に
各装置毎に決定しているのが実情であり、各種の製膜条
件(製膜パラメータ)を制御しながら迷い製膜速度で高
品質の膜を形成する試みは未だ成功をみるに至っていな
い。
そのため、各製膜パラメータを適宜に制御しながら、上
記した膜形成上の問題点を解決しうるような膜製造方法
の開発が望まれていた。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、製膜条件を適切に制御しながら、所望
の特性を有する膜を所望の製膜速度で製造でき、また原
料ガスから薄膜への変換効率を高めて粉体の生成を抑制
できるようなアモルファスシリコン系膜の製造方法を提
供することである。
ニ1発明の構成 本発明は、少なくともシリコン化合物及びキャリアガス
を含むガスを反応室に供給し、グロー放電分解によって
基体上にアモルファスシリコン系膜を形成するアモルフ
ァスシリコン系膜の製造方法において、下記CI)式が
満たされた条件下で、グロー放電空間内での前記シリコ
ン化合物の分解率が20〜90%となりかつ下記(I[
)式が満たされるように、前記グロー放電分解を行うこ
とを特徴とするアモルファスシリコン系膜の製造方法に
係るものである。
CI)式: %式%( 〔但し、Drは前記アモルファスシリコン系膜の堆積速
度、ηAは前記シリコン化合物の分解率、F、は前記シ
リコン化合物の供給流量、Fsは前記キャリアガスの供
給流量、■はグロー放電空間の体積、rは前記基体とグ
ロー放電電極との間の距離である。〕 (IT)式: 0.75Torr −cm≦P−Z≦6 Torr −
cm〔但し、Pは前記反応室内の圧力、lは前記したも
のと同じである。〕 本発明者は、グロー放電分解によるa−3t系膜の堆積
過程を検討した結果、膜堆積速度がシリコン化合物の分
解により生じた活性種の基体への拡@輸送量に比例する
ことを見出した。
即ち、本発明者の得た知見によれば、シリコン系膜の膜
堆積速度は、単位時間あたりのシリコン化合物の分解量
(Eと表記する。)と拡散輸送による活性種の基体への
到達率(Fと表記する。)との積に比例するのである。
この点について詳述する。まず、上記E及びFは夫々下
記(III)式、(rV)式で表されるとする。
E=η4 ・FA  ・・・・・・・・・(1)F=亙
下マ/2・・・・・・・・・(■)ここで、η4 はシ
リコン化合物の分解率、F。
はシリコン化合物の供給流量、Dは活性種の拡散係数、
τはグロー放電空間での活性種の平均滞留時間、βは基
体とグロー放電電極との間の距離である。
更に、D及びτが下記(V)式、(Vl)式で表される
と仮定する。
DZ1/P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・〔■〕rccP V / (F 
s + Fa ) ・・・・・・・・・(VI)ここで
、■はグロー放電空間の体積、F、はキャリアガスの供
給流量である。
膜堆積速度をDrとすると、上記(II[)〜(VT)
式より、下記(1)式が得られる。
D r+xニア7 A−F A−Wl lr了s −−
−(1)これにより、グロー放電装置の設計条件及び操
作条件、即ちFA、FA、V、β等の各製膜パラメータ
値を変化させることにより、定量的に膜堆積速度を決定
できることが理解される。また、後述するように、シリ
コン化合物の分解率η4も各製膜パラメータにより定量
的に決定しうる値である。従って、本発明により、所望
の製膜速度でa−3i系膜を形成することが可能となり
、高品質の膜を最大限に高速で製造しうるようにグロー
放電装置を調整、制御することが可能となる。
ホ、実施例 次に、本発明を円筒電極型プラズマCVD装置に適用し
た実施例について説明する。
第1図のグロー放電分解装置3において、円筒状基体1
0半径をr、基体1と高周波電極9との距離をlとする
と、放電空間の容積Vとl、rとの間には次の関係が成
り立つ。
y、c(I!+r)2−r2=ll (l+2r)・・
・・・・・・・・・・・・・・・・〔■〕〔■〕式をC
I)式に代入すると、次の〔11式が得られる。
p rcpt: 774  ・F4 f丁7丙]ゴ・・
・・・・・・・・・・・・・・・・〔■〕〔11式に示
されているように、円筒電極型プラズマCVD装置にお
いても膜堆積速度を制御しうる。この実験結果を以下に
示す。
第1図のグロー放電装置3を使用し、排気口10に接続
する図示しない真空ポンプを作動させて真空槽4内を排
気した。次に、ボンベ13からSiH4ガスを流量FS
、H+ (上記のFAにあたる)で供給し、ボンベ14
からアルゴン(Ar)ガスを流量200 sccm (
standard c、c、per m1nute )
で供給し一円筒電極型プラズマCVD装置内へ導入した
。また、高周波電源8からの高周波供給電力Rfを40
0Wとし、アルミニウム製基体1と電極9との距離lを
2.0cm、3.0 cm、4.0個とし、基体10半
径r=5cmとし、電極9の長さしを55cmとした。
排気口10と真空ポンプとの間に設けたバタフライバル
ブ11を調節して真空槽4内の圧力、即ち反応圧pを0
,5〜1,5 Torrに変化させて、基体1の表面に
a−Si膜を形成した。四重種型質量分析計55を使用
してSiH4分解率η解重 (上記C;iH4 のη4にあたる)を測定すると共に、アルミニウム製基
体1上のa−3i膜堆積速度Dr(μm/hr)をフィ
ッシャースコープで測定した。なお、この実験では不純
物ガスは使用していない。
SiH4分解率η解重、四重種型質量分析計(MSQ−
150A型 日本真空技術H製)を用いて、高周波電源
RfOON時とOFF時のSiH4量を測定し、次式よ
り求めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (IX)ここ
で、5IH2、Ar  は、夫々m / e −30,
40のマススペクトルのピーク値である。即ち、SiH
4をマススペクトル測定するとSiH2”にピークが表
れるため、このピーク値をもって放電空間中のSiH4
の存在量を割り出したものである。
測定結果は、第2図、第3図に示す通りである。
第2図は、L/Plに対してDr7りτゴ]■ア1−及
びη5iM+の値をプロットしたものである。
第2図から明らかなように、各データは同一の曲線上に
分布しており、従ってor 〃7T■フ7にηSrH+
、或いはDr=(η51H4・ガフπ)7が成り立つ。
ここでFsrs* (即ち、前記〔13式におけるFA
 )及びFA、(即ち、前記〔13式におけるFs)は
一定であるから、前記した〔13式は実験結果によって
確証されたといえる。換言すれば、a−3i系膜の形成
過程における製膜速度Drは、シリコン化合物の分解率
η4、電極間距離!、基体半径rにより定量的に制御可
能となったのである。
第2図に示すように、1/P−βを変えることにより、
製膜速度Dr及び分解率η4を制御することができる。
即ち、本発明においては、反応室内の圧力Pと、基体と
のグロー放電電極との距離aの積P−1の値を0.75
Torr −am≦p−z≦6 Torr・口とするこ
とにより、ηsr+、((1)式、〔13式におけるη
4にあたる)の値及びDrの値を高い値とすることがで
きる。このとき、1/P−Aの値は、約0.17 (T
orr−c+n)−’≦1/Pi!≦約1/Pi!≦T
orr−am)−’である。P−1(D値、1/P−1
の値が上記の範囲を外れると、製膜速度及びシリコン化
合物の分解率はいずれも著しく低下してしまう。なお、
P−1の値はl Torr−(至)≦P−J≦5 To
rr−(至)の範囲とするのがより好ましい。
第3図は、1 / P R=0.5  (Torr−c
m) −’の条件下での測定結果を示したものである。
ここで、ηS+H+ = 0 、632の条件に設定さ
れており、この条件設定はF 5rh4= 0.873
 Rf  の関係を保持することによって実現できる。
第3図においては、上記の各条件を保持しながらFsi
H4,Rfの値を増加した場合のFsil−14とD 
r 15丁との相関を示した。
第3図から解るように、Dr/ 1 +10/ji! 
”F≦IHs&−璽或いは[) rc< F siH+
 ・J4+ 10/ l / FgiM+ ” FJ?
の関係が成立し、従ってa−3i系膜の形成過程におけ
る製膜速度Drは、前記〔13式で表されるようなFs
iH4依存性を示すことが確証されたといえる。
以上の実験結果より、グロー放電分解によるa−3i系
膜の堆積速度は、シリコン化合物の分解による活性種の
基体への拡散輸送量に比例することが理解される。
なお、SiH4のグロー放電分解によるa−3i系膜の
形成過程は、次のように考えられる。
まず、SiH4+e  (高速)−3iH4+e (低
速)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(X)によ
ってSiH+が励起され、励起されたSiH4は、+5
H2・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Xl’1
のように分解し、生成した5iHn (n=Q〜3)が
基体表面に堆積してa−3i膜を形成するものと考えら
れる。
但し、eは電子、*は励起された状態を表す。
上記の反応の進行速度はe(高速)、即ちグロー放電分
解によって生ずる電子のエネルギーに左右されることが
理解されよう。
SiH+の分解率η8.H4は(X)、(XI)式の反
応速度に、従ってグロー放電分解によって生する電子の
エネルギーに左右されることになる。
電子が電解より受けるエネルギーWeの目安として次式
が知られている。
P−I     P−1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(XII)但し
、e:電子の電荷 E:電界強度(E = −) λe:電子の自由行程(λθに1/P)V:電極間の電
位 P:反応圧 1:電極間距離 Rf:高周波供給電力 Z:装置のインピーダンス である。
(XI[)式から、一定の装置を使用し、高周波供給電
力Rfを一定にし、かつ、P−1を一定に保つことは、
電子が電界より受けるエネルギーを一定に保つことを意
味するものと理解される。また、p−zの値を一定に保
ちながら、高周波供給電力Rfを増加させることにより
、電子が電界から受けるエネルギーを増大させ、シリコ
ン化合物であるSiH4の分解率ηSrH*を増大させ
ることもできる。
以上述べてきたように、SiH4の分解率η5iFkは
P−1% Rf % Vs Fah 、FsIH4の値
を変化させることにより種々変更しうる。従って、前記
〔11式で示した製膜速度Drを決定するパラメータは
すべて定量的に制御可能となり、所望の製膜速度でa−
3i系膜を製造することが可能となるのである。しかも
、本発明においては、P−1の値を前記の範囲に保持し
ているので、製膜速度Drを高い値に設定できる。
本発明においては、a−3i系膜の製造過程において、
シリコン化合物の分解率η、を20%〜90%の間に限
定したことが重要である。この範囲は、40%〜85%
の間とするのがより好ましい。即ち、膜堆積速度Drは
前記CI)式、〔11式に示したように分解率ηA と
比例するので、本発明において分解率ηAを上記の範囲
に限定することにより膜堆積速度Drを定量的に所望の
範囲に設定でき、均一で所定の品質を有するa−3i系
膜を所望の生産性をもって再現性良く製造できるのであ
る。
Drcx:η、の関係より、η4が大きい程、Drの値
も大きくなり生産性が良い。しかし、ηS1H*が特に
90%を越えて大きすぎると、アモルファス相中に微晶
質相が含まれ、a−3i系膜の均質性が損なわれる。こ
うした膜を感光体に用いた場合には帯電能の低下を招く
。また、η4が20%未満と小さすぎると、膜形成速度
Drの低下の他、a−3i:H膜中においてはS i 
H2結合を行う水素が増えるため、光感度が低下し、必
要露光量が増加する。
本発明においては、P−N、η4の値の制御を通じて膜
堆積速度Drの制御が可能であり、従って上記のような
問題は生じない。
第4図は、本発明に使用しうる他のプラズマCVD装置
2を示すものである。
全体の構成は第1図の装置と殆ど同じである(第4図中
、第1図と同一符号を付されたものは同一機能部材を示
している)。第1図の装置と異なる点は、真空槽19の
底部に拡大された内径を有する排気室12を設けたこと
である。これにより真空槽19の排気側の内容積が大き
くなり、コ空槽19の内部に導入されたシリコン化合物
ガス、キャリアガス等を排気口11から外部に吸引し、
槽内部の圧力を所定の値に保持する際に、より均一で安
定した吸引が可能である。
第5図は、本発明に使用可能な平板型のグロー放電装置
を示したものである。
この装置45の真空槽44内では、平板状基板40が基
板保持部41上に固定され、ヒーター42で基板40を
所定温度に加熱し得るようになっている。基板40に対
向して、全面に亘ってほぼ均一にガス導出口が設けられ
た高周波電極17が配され基板40との間にグロー放電
が生ぜしめられる。なお、図中の20.21.22.2
3.27.28.29.36.38は各バルブ、31は
SiH+又はガス状シリコン化合物の供給源、32は不
純物ガス(例えばBzHs、PH3など)の供給源、3
3はAr又はH2等のキャリアガス供給源である。この
グロー放電装置において、まず支持体である例えばA1
基板40の表面を清浄化した後に真空槽44内に配置し
、真空槽44内のガス圧が10’ Torrとなるよう
にバルブ36を調節して排気し、かつ基板40を所定温
度、特に100〜350℃(望ましくは150〜300
℃)に加熱保持する。次いで、高純度の不活性ガスをキ
ャリアガスとして、SiH4ガス若しくはSiF4ガス
、並びに必要とあれば不純物ガスとしてCH4、B2H
6等を適宜ガス混合室を経由して真空槽44内に導入し
、例えば0.01〜10Torrの反応圧下で高周波電
源8により高周波電圧(例えば13.56 Mllz)
を印加する。
これによって、上記各反応ガスを電極43と基板40と
の間でグロー放電分解し、a−3i又は不純物ドープド
a−3i:Hとして基板40上に堆積させる。堆積膜厚
はクリステツブ(Taylor −Hobson社製)
で測定した。
このグロー放電装置においては、基体40と高周波電極
43との距離をlとすると、放電空間の容積■とlとの
間には次の関係が成り立つ。
V QCl・・・・・・・・・(X I[I)CXDI
)式をCI)式に代入すると、次の(XIV)式が得ら
れる。
Drにη4 ・FAy7TT乙−「Lコ・・・・・・・
・・(XIV)これにより、平板型のグロー放電装置に
おいても、FA、F3、■、β等の各製膜パラメータの
値を変化させることにより、定量的に膜堆積速度を決定
でき、従って前記の円筒型グロー放電装置の説明におい
て既述したと同様の効果を奏しうろことが理解される。
なお、前記(1)式は、いわゆる同心円筒型、平行平板
型以外の形状の装置であっても原理的に同様であり、成
立するものと考えられる。
本発明で製造されるアモルファスシリコン系薄膜として
は、a−3i :H,a−3i :F、  a −3i
:H:F、ボロンドープドP型a−3i:H(B)、リ
ンドープドn型a−3i : H(P)、a−3i:C
等を例示することができる。
また、本発明に用いるシリコン化合物としては、例えば
S iH4、S i 2 H6、SiF4、SiHF3
等、通常用いられる全てのシリコン供給源が使用可能で
ある。
キャリアガスとしては、例えばアルゴン、水素等が使用
できる。
更に、a−3i系膜を形成する基体としては、導電性物
質、絶縁性物質及び半導体物質のいずれもが使用可能で
ある。
基体上に設けられるa−3i系層は単層でな(とも差し
支えなく、他のa−3i系膜を介して基体上に別のa−
3i系膜を形成し、互いに異なる複数のa−3i系膜を
積層しても良い。例えば、基体上にa−3iC:H膜を
設け、その上にa −3i :H膜を設ける場合や、基
体上にa−3i;H膜を設け、その上にa−3iC:H
膜を設けるような場合である。
次に、本発明の方法により製造されたa−3t系膜を用
いて電子写真感光体を製造し、その特性を調べた。
ス」  1〜13、  11、な 第4図の円筒電極型プラズマCVD装置を用いて、第6
図に示す構成の各電子写真感光体(実施例1〜13、比
較例1.2)を夫々製造した。
まず、平滑な表面を持つ清浄なAl支持体をグロー放電
装置の反応(真空)槽内に設置した。反応槽内を10’
 Torr台の高真空度に排気し、支持体温度を200
℃に加熱した後高純度Arガスを導入し、0.5 To
rrの背圧のもとて周波数13.56 MHz、電力密
度0.04W/cfflO高周波電力を印加し、15分
間の予備放電を行った。次いで、SiH4及びB2H6
からなる反応ガスを導入し、流量比を調節した(Ar+
S iH4+BzHe)?’fL合ガスをグロー放電分
解することにより、電荷ブロッキング機能を担うa−3
i :H層(B)50、電荷発生、電位保持及び電荷輸
送機能を担うa−5i:HjfJ (B) 5 iを夫
々の堆積速度で所定厚さに製膜した。しかる後、SiH
4及びCH4を供給し、流量比を調節した(Ar+Si
H,++CH4)’/1合ガスをグロー放電分解し、所
定厚さのa−3iC:H表面改質層52を更に設け、電
子写真感光体を完成させた。
各層の構成は次の通りである。
表面改質層52: C含有量=60原子%(Si+C=100原子%)膜厚
=0.3μm 光導電層51: Bドーピング量はグロー放電分解法で FB、)−1,/ FSin4=0.5 vol  −
ppm〔旧=30原子%(S i + H−400原子
%)゛ll!i!厚=19.t+m 電荷ブロッキング層50: Bドーピング量はグロー放電分解法で F B、1−16 / Fsi14m =1500vo
l  −ppm(H)=3030原子S i 十H=1
00原子%)膜厚=1μm また、上記実施例1〜13、比較例1.2の感光体の光
導電層の製膜パラメータは次のように設定した。
電極長さ: L =55.0cm ドラム状基体温度: T s =250℃ジボラン流量
:FF3よH,=2.OX 10’ sccmシラン流
量: Fq7H,=400secmジポラン流量/シラ
ン流量: FB、H,/ F、HH4=0.5 vol  ′pp
m高周波パワー:Rf−400W又は1200Wそして
、光導電N’m作にあたって、上記各製膜パラメータは
一定とし、反応圧力Pと電極間距離lとを夫々変化させ
た。これにより、シラン分解率ηS i H4を変化さ
せてその値を測定し、また膜堆積速度Drを測定した。
更に、各実施例、比較例の感光体について、帯電電位V
。及び感度E)7を測定した。各々の測定結果は第7図
に示す通りである。
膜堆積速度Drは、フィッシャースコープ(Fisch
er社製)で測定し、シラン分解率ηSighは質量分
析計により前記した方法で測定した。
感光体特性試験に際しては、上記のようにして作成した
各電子写真感光体をU −Bix 1600改造機に装
着し、温度20℃、相対湿度60%の環境下で、次のよ
うにして測定した。
帯電電位:V(、(V) 感光体への流れ込み電流=150μへの定電流で帯電さ
せた時の感光体表面電位。
感度: EL” (lux  −5ec )600■の
感光体表面電位を50Vに減衰させるのに必要な露光量
色温度3000にのハロゲンランプからの照射光をダイ
クロイックミラーにより630 nm以上の長波長光成
分をシャープカットしたものを露光に用いた。
また、高周波供給電圧Rf =400 WのときのP・
lの値の変化に対するシラン分解率の変化を第8図に示
し、P−1値の値の変化に対する膜堆積速度Dr、帯電
電位Vo及び感度E1Tの変化を第9図に示した。
なお、第9図においてP −N =2.0.3.0の場
合に膜堆積速度Drの値に変動が見られるのは、電極間
距離Eの値を変化させていることによる。
この変化は前記(1)式からも当然予想できるものであ
る。E 6mmの値の変化を第9図に示した。
第7図〜第9図から明らかなように、シラン分解率を2
0〜90%(より好ましくは40〜85%)の範囲とし
、かつP−1の値を0.75〜6 Torr−cm (
より好ましくは1≦P−1≦5 Torr −Cm)の
範囲とすることにより、膜堆積速度を大きくできると共
に、高品質のa−3i系膜が得られ、良好な帯電電位特
性及び感度特性を有する感光体の製造が可能となる。
へ0発明の効果 本発明においては、上記CI)式が満たされた条件下で
グロー放電分解を行っているので、製膜条件を適切に制
御しながら所望の特性を有する膜を所望の製膜速度で製
造でき、また原料から薄膜への変換効率を高めて粉体の
生成を抑制できる。
しかも、反応室内の圧力Pと電極間距離pとの積を0.
75Torr−am≦Pi≦6 Torr−cmの範囲
とし、かつシリコン化合物の分解率が20〜90%とな
るようにグロー放電分解を行っているので、模形成過程
において製膜条件を適切に制御しながら高速度に高品質
の膜を形成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図はグ
ロー放電装置の概略断面図、第2図、第3図は各製膜パ
ラメータ及び膜堆積速度の相互の関係を示す各グラフ、 第4図、第5図は夫々他のグロー放電装置の各概略断面
図、 第6図は電子写真感光体の一例を示す一部断面図、 第7図は各電子写真感光体の特性変化を比較して示す図
、 第8図はP−1の値の変化に対するシラン分解率の変化
を示すグラフ、 第9図はP−1の値の変化に対する膜堆積速度及び電子
写真特性の変化を示すグラフ である。 なお、図面に示す符号において、 1・・・・・・・・・円筒状基板 2.3.45・・・・・・・・・グロー放電装置4.1
9.44・・・・・・・・・真空槽5・・・・・・・・
・ガス導出口 ア、42・・・・・・・・・ヒーター 9.43・・・・・・・・・電極 8・・・・・・・・・高周波電源 13.14.15・・・・・・・・・ガス供給源17.
20,21.22. 27.28.29.36・・・・・・・・・バルブ40
・・・・・・・・・平板状基板 55・・・・・・・・・質量分析計 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくともシリコン化合物及びキャリアガスを含む
    ガスを反応室に供給し、グロー放電分解によって基体上
    にアモルファスシリコン系膜を形成するアモルファスシ
    リコン系膜の製造方法において、下記〔 I 〕式が満た
    された条件下で、グロー放電空間内での前記シリコン化
    合物の分解率が20〜90%となりかつ下記〔II〕式が
    満たされるように、前記グロー放電分解を行うことを特
    徴とするアモルファスシリコン系膜の製造方法。 〔 I 〕式: Dr■η_A・F_A・√(V)/l√(F_B+F_
    A)〔但し、Drは前記アモルファスシリコン系膜の堆
    積速度、η_Aは前記シリコン化合物の分解率、F_A
    は前記シリコン化合物の供給流量、F_Bは前記キャリ
    アガスの供給流量、Vはグロー放電空間の体積、lは前
    記基体とグロー放電電極との間の距離である。〕 〔II〕式: 0.75Torr・cm≦P・l≦6Torr・cm〔
    但し、Pは前記反応室内の圧力、lは前記したものと同
    じである。〕
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