JPS632225Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS632225Y2 JPS632225Y2 JP1982070169U JP7016982U JPS632225Y2 JP S632225 Y2 JPS632225 Y2 JP S632225Y2 JP 1982070169 U JP1982070169 U JP 1982070169U JP 7016982 U JP7016982 U JP 7016982U JP S632225 Y2 JPS632225 Y2 JP S632225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- brazing
- protrusion
- filler metal
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 21
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 10
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
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- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
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- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はパイプ取付体に関するもので、例えば
自動車用ラジエータ等に用いるアルミニウム熱交
換器の入口、出口パイプとタンクとの取付体に用
いて有効である。
自動車用ラジエータ等に用いるアルミニウム熱交
換器の入口、出口パイプとタンクとの取付体に用
いて有効である。
従来、この種のアルミニウム熱交換器はチユー
ブ、コルゲートフイン、コアープレート、タンク
等の部品を一体に組付後、加熱炉中にてチユー
ブ、コアープレート、タンク等の表面にクラツド
されたろう材を溶融させて、各部品間を接合する
ようにしている。そのため、ろう付時の溶融ろう
材が重力の作用でパイプの最下部にたまるという
現象が生じる。第1図及び第2図は従来のものに
おいて入口パイプ2、及び出口パイプ3の最下部
にろう材7がたまつた状態を示すものである。こ
のような状態ではラジエータの外観が非常に悪く
なるとともに、入口パイプ2とパイプ取付本体で
あるタンク1との接続部に外周にわたつてろう材
7を介在させるのが困難で、ひいてはパイプ2の
取付強度が低下するという問題がある。また、出
口パイプ3ではその下端にろう材7が局部的に溜
ることにより、パイプ3と図示しないゴムホース
との接続が悪くなるという問題がある。
ブ、コルゲートフイン、コアープレート、タンク
等の部品を一体に組付後、加熱炉中にてチユー
ブ、コアープレート、タンク等の表面にクラツド
されたろう材を溶融させて、各部品間を接合する
ようにしている。そのため、ろう付時の溶融ろう
材が重力の作用でパイプの最下部にたまるという
現象が生じる。第1図及び第2図は従来のものに
おいて入口パイプ2、及び出口パイプ3の最下部
にろう材7がたまつた状態を示すものである。こ
のような状態ではラジエータの外観が非常に悪く
なるとともに、入口パイプ2とパイプ取付本体で
あるタンク1との接続部に外周にわたつてろう材
7を介在させるのが困難で、ひいてはパイプ2の
取付強度が低下するという問題がある。また、出
口パイプ3ではその下端にろう材7が局部的に溜
ることにより、パイプ3と図示しないゴムホース
との接続が悪くなるという問題がある。
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、パイ
プ取付体において、パイプに環状の突出部を設
け、かつ、パイプ取付本体にこの突出部を保持す
る凹部を設け、ろう付時の溶融ろう材を前記突出
部と凹部との間にためるようにして、パイプの最
下部に集中的にろう材が溜るのを防ぎ、上記の欠
点を解消することを目的とする。
プ取付体において、パイプに環状の突出部を設
け、かつ、パイプ取付本体にこの突出部を保持す
る凹部を設け、ろう付時の溶融ろう材を前記突出
部と凹部との間にためるようにして、パイプの最
下部に集中的にろう材が溜るのを防ぎ、上記の欠
点を解消することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。第3図は自動車用ラジエータを示すもので、
1は取付本体をなす上部タンク、1′は同じく取
付本体をなす下部タンク、5はチユーブ、8はコ
ルゲートフイン、4はコアープレート、2は入口
パイプ、3は出口パイプ、9は注水口パイプ、6
は側部ブラケツトである。
る。第3図は自動車用ラジエータを示すもので、
1は取付本体をなす上部タンク、1′は同じく取
付本体をなす下部タンク、5はチユーブ、8はコ
ルゲートフイン、4はコアープレート、2は入口
パイプ、3は出口パイプ、9は注水口パイプ、6
は側部ブラケツトである。
以上の部品はいずれもアルミニウムより構成さ
れるものであつて、その中で上下のタンク1,
1′の両面、チユーブ5の外表面、およびコアー
プレート4の両面にはそれぞれろう材がクラツド
してある。上下のタンク1,1′の材質について
より具体的に述べれば、芯材1.2%Mn−残部Alの
アルミニウム合金(JIS A3003)で、皮材として
ろう材は7.5%si−残部Alのアルミニウム合金
(JIS A4343)である。
れるものであつて、その中で上下のタンク1,
1′の両面、チユーブ5の外表面、およびコアー
プレート4の両面にはそれぞれろう材がクラツド
してある。上下のタンク1,1′の材質について
より具体的に述べれば、芯材1.2%Mn−残部Alの
アルミニウム合金(JIS A3003)で、皮材として
ろう材は7.5%si−残部Alのアルミニウム合金
(JIS A4343)である。
上記の各部品は第3図に示す状態に組付けられ
た後、この状態を治具により保持して各部品表面
にフラツクスを付着させ、次いで600℃程度の加
熱炉にて第3図の状態に各部品を炉中ろう付す
る。上下のタンク1,1′はそれぞれコアープレ
ート4にろう付固定される。
た後、この状態を治具により保持して各部品表面
にフラツクスを付着させ、次いで600℃程度の加
熱炉にて第3図の状態に各部品を炉中ろう付す
る。上下のタンク1,1′はそれぞれコアープレ
ート4にろう付固定される。
ここで、本考案にあつては第4図〜第6図に示
すようにパイプ2,3のうちタンク1,1′の取
付穴12外方側縁部と対向する位置に突出部11
を環状に形成し、かつ、タンク1,1′の取付穴
12外周にはこの突出部11を収容する凹部10
を形成してある。そのため、凹部10内面と突出
部11外面との間にろう材7の保持部13が形成
され、ろう材7はその表面張力によりこの保持部
13内に確実に保持される。
すようにパイプ2,3のうちタンク1,1′の取
付穴12外方側縁部と対向する位置に突出部11
を環状に形成し、かつ、タンク1,1′の取付穴
12外周にはこの突出部11を収容する凹部10
を形成してある。そのため、凹部10内面と突出
部11外面との間にろう材7の保持部13が形成
され、ろう材7はその表面張力によりこの保持部
13内に確実に保持される。
それゆえ、ろう材7は取付穴12の全周にわた
つてパイプ2,3とタンク1,1′間に介在し、
パイプ2,3には充分な取付強度が得られる。同
時に、第2図のようにろう材7がパイプ3下面に
溜ることもなくなり、パイプ3とゴムホースとの
接続も容易に行なえる。
つてパイプ2,3とタンク1,1′間に介在し、
パイプ2,3には充分な取付強度が得られる。同
時に、第2図のようにろう材7がパイプ3下面に
溜ることもなくなり、パイプ3とゴムホースとの
接続も容易に行なえる。
上記保持部13はろう材7を確実に保持できる
よう、水平方向に配管された入口パイプ2では、
突出部11と凹部10との隙間lを0.5mm以下と
し、かつ凹部10の深さBは0.5mm以上とするの
が望しい。また、垂直方向に配管された出口パイ
プ3では、凹部10と突出部11との隙間Cを2
mm程度とし、凹部10の深さBを0.5mm以上とす
るのが望しい。
よう、水平方向に配管された入口パイプ2では、
突出部11と凹部10との隙間lを0.5mm以下と
し、かつ凹部10の深さBは0.5mm以上とするの
が望しい。また、垂直方向に配管された出口パイ
プ3では、凹部10と突出部11との隙間Cを2
mm程度とし、凹部10の深さBを0.5mm以上とす
るのが望しい。
なお、本考案は上述の実施例に限定されること
なく種々変形可能なものであり、例えば凹部10
と突出部11との隙間l、Cや凹部10の深さは
クラツドされたろう材7の流れ込み量に応じて適
宜変更するとよい。また、ろう付方法も上記実施
例のフラツクスろふ付以外に真空ろう付、デイプ
ろう付等も使用できる。
なく種々変形可能なものであり、例えば凹部10
と突出部11との隙間l、Cや凹部10の深さは
クラツドされたろう材7の流れ込み量に応じて適
宜変更するとよい。また、ろう付方法も上記実施
例のフラツクスろふ付以外に真空ろう付、デイプ
ろう付等も使用できる。
また、自動車用ラジエータ以外にカーヒータコ
アー、オイルクーラー等の熱交換器にも本考案を
適用でき、更に本考案は熱交換器以外のパイプ取
付体にも適用できることはいうまでもない。
アー、オイルクーラー等の熱交換器にも本考案を
適用でき、更に本考案は熱交換器以外のパイプ取
付体にも適用できることはいうまでもない。
以上説明した様に本考案ではパイプに環状の突
出部を形成し、パイプ取付本体にこの突出部を収
容する凹凸部を形成したので、この突出部と凹部
との間の保持部にろう材を確実に保持でき、充分
な取付強度を得ることができるという優れた効果
を有する。
出部を形成し、パイプ取付本体にこの突出部を収
容する凹凸部を形成したので、この突出部と凹部
との間の保持部にろう材を確実に保持でき、充分
な取付強度を得ることができるという優れた効果
を有する。
第1図及び第2図は夫々従来のパイプ取付体を
断面図、第3図は本考案の一例を熱交換器に用い
た状態を示す正面図、第4図は、第3図の−
矢視断面図、第5図は第4図図示パイプろう付後
の状態を示す図、第6図は第4図図示パイプを示
す断面図である。 1……パイプ取付本体をなすタンク、2……入
口パイプ、3……出口パイプ、10……突出部、
12……耐付性。
断面図、第3図は本考案の一例を熱交換器に用い
た状態を示す正面図、第4図は、第3図の−
矢視断面図、第5図は第4図図示パイプろう付後
の状態を示す図、第6図は第4図図示パイプを示
す断面図である。 1……パイプ取付本体をなすタンク、2……入
口パイプ、3……出口パイプ、10……突出部、
12……耐付性。
Claims (1)
- 取付穴を有するパイプ取付本体と、このパイプ
取付本体の取付穴に嵌入してパイプ取付本体とろ
う付けされるパイプとを備え、前記パイプのうち
前記取付穴外縁と接する部位に環状の突出部を設
け、前記パイプ取付本体の取付穴周辺に前記突出
部を収容する凹部を設けたパイプ取付体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7016982U JPS58175841U (ja) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | パイプ取付体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7016982U JPS58175841U (ja) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | パイプ取付体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58175841U JPS58175841U (ja) | 1983-11-24 |
JPS632225Y2 true JPS632225Y2 (ja) | 1988-01-20 |
Family
ID=30079854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7016982U Granted JPS58175841U (ja) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | パイプ取付体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58175841U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015017668A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | 株式会社ティラド | ホース接続用パイプ |
JP6527008B2 (ja) * | 2014-07-22 | 2019-06-05 | 株式会社鷺宮製作所 | 継手部材の接合構造、および、継手部材の接合方法、ならびに、これを用いた遠心ポンプ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5526714U (ja) * | 1978-08-03 | 1980-02-21 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521119Y2 (ja) * | 1972-10-17 | 1977-01-12 |
-
1982
- 1982-05-13 JP JP7016982U patent/JPS58175841U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5526714U (ja) * | 1978-08-03 | 1980-02-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58175841U (ja) | 1983-11-24 |
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