JPS6322216Y2 - - Google Patents

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JPS6322216Y2
JPS6322216Y2 JP1980046162U JP4616280U JPS6322216Y2 JP S6322216 Y2 JPS6322216 Y2 JP S6322216Y2 JP 1980046162 U JP1980046162 U JP 1980046162U JP 4616280 U JP4616280 U JP 4616280U JP S6322216 Y2 JPS6322216 Y2 JP S6322216Y2
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JP
Japan
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post
steel
steel bar
vertical part
vertical
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JP1980046162U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は組立柵溝用支柱に関するものである。
(従来技術) 従来、冬期地盤が凍結する地域における組立柵
溝は夜間地盤の凍結によつて生ずる膨張圧を受け
て変形し、翌日になつて気温が上昇すると地盤の
凍結が解けるため膨張圧が減少し、柵溝の変形は
少なくなる。
このように膨張圧の作用、不作用が連日にわた
り繰り返されると、柵溝、特に支柱に残留歪が発
生し、この残留歪が蓄積されて支柱の各所に小さ
な亀裂が発生する。そしてその亀裂は次第に大き
くなつて、ついには破壊につながることが多く、
柵溝の補修に多大な労働と費用を要するため、凍
結に耐える強力な支柱の開発が望まれていた。
このため、開発されたものとして、実開昭52−
13638号公報および実公昭46−21008号公報記載の
ものがあつた。
前者は、隣接するプレキヤストコンクリート側
壁板を相互に間隙を保持して床梁上に載置し、前
記隣接する側壁板内に配した鋼材端を前記間隙内
で連結し、この間隙にコンクリートを打設して側
壁板相互を一体化してなるものである。
後者は、基部の外端面に凹陥部を有し、かつ外
端面より内端面に至る貫孔を有する一対の側梁
と、前記貫孔と対応する貫孔を有する横梁とを設
け、側梁と横梁との接合部に軟質性目地材を介在
させると共に、前記凹陥部にモルタル注入孔を有
する座板を挿着し、前記貫孔に高張力を有する締
着部材を挿通して緊締し、座板のモルタル注入孔
よりモルタルを注入し、更に凹陥部材にモルタル
を充填して形成してなるものである。
(考案が解決しようとする問題点) 従来は前記の通りであつたため、前者において
は、側壁板と床梁とを別々に成形して両者を接合
するものであり、側壁板と床梁との接合個所が外
力に対して弱く、また側壁板に緊張力を付与して
ないため、外力が側壁板に断続的に与えられると
側壁板が崩壊する恐れがある点。
後者においては、側梁に補強用の部材がなく、
側梁と横梁と別々に成形して、両者を接合するも
のであり、側梁と横梁の接合個所が外力に対して
弱く、また側梁に緊張力を付与してないため、外
力が側梁に断続的に与えられると側梁が崩壊する
恐れがある点。
以上の点が問題となつていた。
本考案は、このような欠点に鑑み、支柱の垂直
部と底辺部の接合力を強大とし、緊張力により支
柱の垂直部に外側向きに応力を作用させ、外部よ
り加わる土圧、膨張圧および輪荷重等による繰り
返し応力に耐えるようにした組立柵溝用支柱を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、両側に垂直部を対向させて設け、両
垂直部の一側端に底辺部を垂直部に対して直角方
向に設けてなる断面コ字型の組立柵溝用支柱にお
いて、支柱の断面形状に対応させて支柱内に主筋
を内装し、底辺部と垂直部との結合個所の両側に
外側に開口する凹所を設け、前記主筋に沿つて主
筋の内側に少なくとも一対のL字状のPC鋼棒を
対称に配置させる共に、これらのPC鋼棒の底辺
部側のねじ切りされた他端を前記凹所の外側に突
出させ、このPC鋼棒の他端にナツトを螺合させ
てPC鋼棒に緊張力を付与させてなるものである。
(考案の作用) 本考案の作用を説明する。
本考案に係る組立柵溝用支柱を使用する際、内
蔵するPC鋼棒に緊張力(引張応力)が発生して
いるので、支柱の垂直部に外側向きの応力が常時
作用し、外部からの土圧、凍圧、輪荷重等の外力
により支柱の垂直部が内側向きに一時的に撓んで
も、外力を取り除けばPC鋼棒の緊張力による応
力で支柱の垂直部は元に復帰し、残留歪を発生さ
せない。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案に係る組立柵溝用支柱1は、第1図およ
び第3図に示すように、以下の構成よりなるもの
である。
両側の側部を対向させて設け、両側部の一側端
に底部を側部に対して直角方向に設けてなる断面
コ字型の主筋4の両側部の底部と対向する側の先
端部に鋼板製の端板5を2個高低差を設けて固着
する。この端板5にL字状のPC鋼棒6のねじ切
りされた固定端6aを夫々挿通し、固定端6aに
ナツト9を螺合する。本実施例ではPC鋼棒6を
2対(4個)使用してある。2対のPC鋼棒6は
一対ずつ主筋4の異なる側部から対向する側部側
の底部へ湾曲させて互いに交叉させて配筋し、
PC鋼棒6のねじ切りされた自由端6bは底部か
ら突出させておく。この際、2対のPC鋼棒6は
互いに接触しないように若干横方向に位置をずら
せておくことが必要である。
このように形成された主筋4およびPC鋼棒6
を支柱1の垂直部2と底辺部3との結合個所の両
側に外側に開口する凹所7を形成できるコンクリ
ート型枠内に収納してコンクリートの打込みを行
い、脱型後一定時間養生させてコンクリートを硬
化させる。
コンクリート型枠から脱型された支柱1の底辺
部3の両側に凹所7が形成されており、この凹所
7にPC鋼棒6の自由端6bが突出する。
コンクリート硬化後、PC鋼棒6の自由端6b
に座板8とナツト9を嵌装し、ナツト9を締付け
ることによりPC鋼棒6を引つ張つてPC鋼棒6に
所定の緊張力を発生させる。次に、凹所7にモル
タルを充填する。
本考案に係る組立柵溝用支柱1を使用する際、
内蔵するPC鋼棒6に緊張力(引張応力)が発生
しているので、支柱1の垂直部2に外側向きの応
力が常時作用するため、外部からの土圧、凍圧、
輪荷重等の外力Fにより支柱1の垂直部2が内側
向きに一時的に撓んでも、外力Fを取り除けば
PC鋼棒6の緊張力による応力で支柱1の垂直部
2は元に復帰し、残留歪を発生させない。
尚、本実施例ではPC鋼棒6を2対(4個)使
用してあるが、1対(2個)でもよく、また3対
以上使用してもよい。
(考案の効果) 本考案に係る組立柵溝用支柱によれば、主筋に
沿つて主筋の内側に少なくとも一対のL字状の
PC鋼棒を対称に配置させると共に、このPC鋼棒
に緊張力を付与してあるため、支柱の垂直部と底
辺部の接合力が強大である。
また、支柱の垂直部には常時外側向きの応力が
作用するため、外部からの土圧、凍圧、輪荷重等
の外力により支柱の垂直部が内側向きに一時的に
撓んでも、外力を取り除けばPC鋼棒の緊張力に
よる反力で支柱の垂直部は元に復帰し、残留歪を
発生させない。
従つて、外部より加わる土圧、膨張圧および輪
荷重等による繰り返し応力に耐えることができ、
亀裂の発生や破壊を防止でき、しいては耐久力が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る組立柵溝用支柱の縦断面
図、第2図は第1図X−X線矢視断面図、第3図
はPC鋼棒の配筋要領を示す平面図である。 主要部分の符号の説明、1……組立柵溝用支
柱、2……垂直部、3……底辺部、4……主筋、
6……PC鋼棒、6a……固定端、6b……自由
端、7……凹所、9……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側に垂直部2を対向させて設け、両垂直部2
    の一側端に底辺部3を垂直部2に対して直角方向
    に設けてなる断面コ字型の組立柵溝用支柱におい
    て、支柱の断面形状に対応させて支柱内に主筋4
    を内装し、底辺部3と垂直部2との結合個所の両
    側に外側に開口する凹所7を設け、前記主筋4に
    沿つて主筋4の内側に少なくとも一対のL字状の
    PC鋼棒6を対称に配置させる共に、これらのPC
    鋼棒6の底辺部3側のねじ切りされた他端6bを
    前記凹所7の外側に突出させ、このPC鋼棒6の
    他端6bにナツト9を螺合させてPC鋼棒6に緊
    張力を付与させてなる組立柵溝用支柱。
JP1980046162U 1980-04-04 1980-04-04 Expired JPS6322216Y2 (ja)

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JPS56150222U JPS56150222U (ja) 1981-11-11
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JPS5213638B2 (ja) * 1972-09-20 1977-04-15

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JPS5213638B2 (ja) * 1972-09-20 1977-04-15

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