JPH0523661Y2 - - Google Patents

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JPH0523661Y2
JPH0523661Y2 JP1986078906U JP7890686U JPH0523661Y2 JP H0523661 Y2 JPH0523661 Y2 JP H0523661Y2 JP 1986078906 U JP1986078906 U JP 1986078906U JP 7890686 U JP7890686 U JP 7890686U JP H0523661 Y2 JPH0523661 Y2 JP H0523661Y2
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side wall
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の輪荷重が影響する流水側溝
をコンクリートにより形成した流水路用コンクリ
ート2次製品に関する。更に、詳しくは、道路幅
が狭く、交通量の多い道路に好ましく使用される
U字型形状の流水用路コンクリート2次製品に関
する。
〔従来の技術〕
従来、流水側溝には道路用側溝や市街地等に用
いられる河川ないし雨水を流すための水路溝があ
るが、これらのものは、いずれも両側壁部及び底
版部とも鉄筋コンクリート製であり、これを施設
して用いるか、また三面側溝形式のものにあつて
は打設により広く使用されている。
従来使用されている流水側溝について、いくつ
かのものを例示すると、まず第4図に示されてい
る如く、外壁部1及び底版部2を有するU字型形
状の道路用側溝が知られているが、このような側
溝は、第5図に示される如く、道路が平坦で底部
に傾斜をもたせる場合、外壁部1の高さを高くし
て、底版部に傾斜をもたせ、この底版部に現場打
ちコンクリートを打設することが行われている。
第6図乃至第7図のものは、個々に側壁部1
1、受台部21及び支保工7から形成される組立
式側溝であり、この側溝は、受台21を設置した
後、両側壁を組立て支保工7を挟み外側に土砂を
入れて埋め、内側の底版部に現場打ちコンクリー
ト3を打設する。第8図は、流水側溝のうち、水
路溝に関するものであるが、これは側壁部12と
底版部22を一体に形成した断面L型の側壁から
なり、施工時に、これらの底版部22を相互に向
かい合わせ、該底版部の先端部から露出している
鉄筋即ち継手鉄筋8に、継手用メツシユ鉄筋81
を接合し、その後、該部分に現場打ちコンクリー
ト3を打設することにより行われている。この
他、前述の流水側溝の側壁部及び/または底版部
の一部に欠如部を設け、そこに通水性コンクリー
トを充填したものなどがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の流水側溝は、近年、広く使用されている
が、いまだ、十分とは言えず、種々の問題点を抱
えている。すなわち、交通量が多く、道路幅が狭
い道路においては、車輌が流水路近くを通過する
が、その車輌の輪荷重は、流水路用コンクリート
2次製品の底部および側壁下部に強い曲げ応力を
加えることになる。
したがつて、前記の如き道路に使用される流水
路用コンクリート2次製品は、強固な輪荷重抵抗
を有することが要求されるようになつて来た。
第4図乃至第5図に示される道路用側溝は、道
路勾配と側溝の深さが逆勾配に成つている場所に
使用する場合には、側溝の有効深さが段階的に短
区間で、しだいに深くなつていき、その結果、側
溝底版部の接合箇所に多数の段差が生じ、その数
に応じて流水抵抗が増加し、底版部の段差部付近
(接続部51付近)が激しく浸食される。これを
防止するために、該底版部には、計画勾配にした
がい現場打ちコンクリート3を打設する。このた
め、該底版部は側溝の底版部のコンクリートに加
えて一層に厚さと成る割には、輪荷重性に乏し
く、交通量の多い場所には、その寿命が短く経済
的にも不利であると言う問題を有する。また第6
図乃至第7図に示されているものは、施工に際し
て、作業員が側溝内に入つて組み立てるので、危
険性が高く、組立に時間が掛り工期短縮上好まし
くなく、また掘削面積が広く成り、その分だけ労
力を要するので、経済上不適当であつた。その
上、該側溝は組立式であるため、輪荷重性にも難
点があつた。更に、第8図に示されているよう
に、底版部と一体となつた側壁部からなるL形側
壁12を互いに向い合せ、底版部22の先端から
露出した継手鉄筋8に継手用メツシユ鉄筋81を
接続して底部を構成してから現場打ちコンクリー
ト3で打設する如きコンクリート2次製品におい
ては、輪荷重性を維持するためにL形側壁12自
体が厚く形成され、形状的にも重量があるので、
施工の際に、該L形側壁12をレツカーで釣り込
む必要が生じ、そのため施工場所が限定されるこ
と、また現場打設の水路よりも工期的には短いい
が、施工上で両側壁部が分かれていることにより
計画高さに調整したり、継手用メツシユ鉄筋81
を細かく継ぎ合わせたりすることにより、労力と
時間がかかること等により、工期的に必ずしも早
いとは限らないばかりではなく、経済面からも重
量があるため価格的にも安価ではない。以上のこ
とにより、従来の流水路用2次製品は、輪荷重、
施工面、工期短縮面及び経済面からも難点があ
り、現行においては、これらに代わる理想的な流
水側溝がない。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者等は、前述の問題点を解決するために
種々検討した結果、輪荷重がかかつたとき、側壁
部の下部と底部にかかる強い曲げ応力に耐える構
造とするために、骨組みとして、底部には鉄骨の
下梁を用い、該底部から所定の高さ部分にも鉄骨
を用い、これらが完全に一体となったラーメン構
造とすることを見い出し、この知見に基づて考案
されたもので、本考案の目的は、自動車の輪荷重
に耐え、道路幅が狭く、交通量の多い道路にも短
期間で施工しうるU字型状の流水路用コンクリ−
ト2次製品を提供することにある。
したがって、本考案は、両側壁と下梁を有する
U字型形状の流水路用コンクリート2次製品であ
って、下梁と両側壁の下部から所定の高さまでに
わたって鉄骨を配し、側壁部には鉄筋を配して該
鉄筋と鉄骨は溶接によって接合し、骨組みが側壁
部及び下梁にわたり完全に一体となったラーメン
構造となっていることを特徴とする流水路用コン
クリート2次製品である。
すなわち本考案は、底版部の下支梁部は、鉄骨
を挿入し、該鉄骨の両端からは、更に鉄骨が両側
壁の所定の高さまで、延びて設けられている。
両側壁部の中には、側溝の深さ及び輪荷重に応
じて、メッシュ鉄筋が挿入されている。そして該
メッシュ鉄筋と前記下梁の鉄骨の両端とが接合さ
れることにより、骨組が側壁部及び下梁と完全に
一体となったラーメン構造となっている。鉄骨と
しては、輪荷重に応じて適宜のものが用いられる
が、例えば、チャンネル鋼やH型鋼等を用いるの
が好ましい。また、鉄骨とメッシュ鉄筋との接合
は、通常の溶接技術が用いられる。
本考案の流水路用コンクリート2次製品には、
U字側溝等が道路端に用いられる、いわゆる道路
用側溝の類が含まれると共に、中小河川または灌
漑用水等の水路溝が含まれるが、本考案は、これ
に限定されるものではない。
〔作用〕
本考案において、底部の下梁と両側壁の下部か
ら所定の高さまでにわたって鉄骨を配し、側壁部
には鉄筋を配して該鉄筋と鉄骨は溶接によって接
合し、骨組みが側壁部及び下梁にわたり完全に一
体となったラーメン構造としたので、その底版部
および側壁部の下部が強度の高い鉄骨で補強され
て強固な輪荷重抵抗を有している。
〔実施例〕
本考案において、更に図面として、第1図〜第
3図を参照しながら、具体的に実施の態様を説明
するが、本考案は、これに限定されるものではな
い。
まず、第1図は、本考案の道路用側溝の斜視図
であり、1は側壁、23は下梁及び24は端部下
梁部より突出した側壁部下部であり、該両側壁
1,1は、下梁23により支持されている。また
側壁1の長手方向の両端部には、メジモルタル溝
6が設けられ、施工後の接続部からの水漏れを防
止している。第2図は、第1図の道路用側溝にお
ける鉄骨及び鉄筋を用いて組合された骨組み構造
である。13は、側壁部のメツシユ鉄筋であり、
25は下梁の鉄骨である。該鉄骨25の端部は、
メツシユ鉄筋13と溶接により接合されている。
このように骨組みが完全に一体となつたラーメ
ン構造を有しているので、その底版部および側壁
部の下部が強度の高い鉄骨で補強されて強固な輪
荷重抵抗を有している。第3図は、第1図の側溝
の平面図であり、特にコンクリート打設に際し、
接続部5において、側壁端下部24の突出部が合
されてホールが形成され、ここに現場打ちコンク
リート3が打設されるので、側溝間の接合が強固
となり、接続部においても耐輪荷重性が増加す
る。
このほか、浸透式側溝として使用する場合に
は、側溝底版部の幅を全面に渡つて切込み、此所
に砕石を敷き、通水性コンクリートを打設するこ
ともできる。また側壁部を切りぬき、そこに通水
性コンクリートを埋め込んで、通水性の良い側溝
とすることもできる。
〔本考案の効果〕
(1) 本考案の流水路用コンクリート2次製品にお
いては、両側壁と下梁を有するU字型形状の流
水路用コンクリート2次製品であつて、下梁と
両側壁の下部から所定の高さまでにわたつて鉄
骨を配し、側壁部には鉄筋を配して該鉄筋と鉄
骨は溶接によつて接合し、骨組みが側壁部及び
下梁にわたり完全に一体となつたラーメン構造
としたので、その底版部および側壁下部が強度
の高い鉄筋で補強されて、強固な輪荷重抵抗を
有する。
(2) 本考案の流水路用コンクリート2次製品の底
部には下梁があるだけで、底版部のコンクリー
トは現場で流し込むだけでよいので、該コンク
リート2次製品自体の重量は軽くなり、運搬、
施工等が容易となる。
(3) 本考案のコンクリート2次製品は、両側壁が
一体構造物であるので、施工時の位置合せの必
要がなく、容易かつ短時間で施工ができる。
(4) 本考案のコンクリート2次製品は、鉄骨入り
の下梁で輪荷重を受けるので、現場で流し込む
低版部コンクリートを厚くする必要がなく、現
場の流し込みコンクリート材料を軽減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のU字型形状の流水用コンク
リート2次製品のうち、道路用側溝の斜視図であ
る。第2図は第1図の道路用側溝における鉄骨及
び鉄筋を用いて組合された骨組み構造を示す斜視
図である。第3図は、第1図の側溝の平面図であ
る。第4図は、従来のU字型形状の道路用側溝の
断面図である。第5図は、第4図に−線の側
断面図である。第6図は、従来の三面側溝形式の
組立式道路用側溝の断面図である、第7図は、第
6図の−線の側断面図である。第8図は、従
来のL字型側壁を使用した水路溝の断面図であ
る。 主要な符号の説明、1……側壁、11,12…
…側壁部、13……側壁用メツシユ鉄筋、2,2
2……底版部、21……受台または受台部、23
……下梁、24……側壁端下部、25……鉄骨、
3……現場打ちコンクリート、4……基礎コンク
リート、5,51……接続部、6……メジモルタ
ル溝、7……支保工、8……継手鉄筋、81……
継手用メツシユ鉄筋、82……継手骨。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側壁と下梁を有するU字型形状の流水路用コ
    ンクリート2次製品であつて、下梁と両側壁の下
    部から所定の高さまでにわたつて鉄骨を配し、側
    壁部には鉄筋を配して該鉄筋と鉄骨は溶接によつ
    て結合し、骨組みが側壁部及び下梁にわたり完全
    に一体となつたラーメン構造となつていることを
    特徴とする流水路用コンクリート2次製品。
JP1986078906U 1986-05-27 1986-05-27 Expired - Lifetime JPH0523661Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935432B2 (ja) * 1980-01-10 1984-08-28 松下電器産業株式会社 非晶質磁性体の熱処理法

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JPS62190775U (ja) 1987-12-04

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