JP2000212979A - ア―チ屋根を有する地下構造物およびその構築方法 - Google Patents

ア―チ屋根を有する地下構造物およびその構築方法

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JP2000212979A
JP2000212979A JP11018425A JP1842599A JP2000212979A JP 2000212979 A JP2000212979 A JP 2000212979A JP 11018425 A JP11018425 A JP 11018425A JP 1842599 A JP1842599 A JP 1842599A JP 2000212979 A JP2000212979 A JP 2000212979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続地中壁間に築造されたアーチ屋根を有す
る地下構造物であって、該アーチ屋根にかかる載荷重に
対する支持強度を大きくしてアーチ屋根の下方に中柱や
中間壁等の支障物の存在しない大空間を形成し得るよう
にする。 【解決手段】 連続地中壁間に築造されたアーチ屋根の
両側端間をスラブよりなる水平構造部材の両側端部を一
体に連結した状態でこれらのアーチ屋根と水平構造部材
の両側端を上記連続地中壁の対向側端部に固着した構造
にしている。このように構成したので、上記水平構造部
材がアーチ屋根の弦の役目をはたしてアーチ屋根にかか
る荷重を支持し、アーチ屋根の厚みを薄くしてもその下
方に中柱や中間壁などの支障物が存在しない大空間を形
成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市部に構築され
る地下鉄駅舎や地下駐車場、建物間に通じる地下街、地
下変電所、地下ポンプ場等のように地中に長手方向に延
びる地下構造物、特に中柱や中壁等の支承物のない大空
間を有する地下構造物とその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、全国各地の主要都市においては、
地下鉄の駅舎や地下駐車場、建物間をつなぐ地下街その
他の地下構造物が構築されているが、都市部の場合は立
地条件から交通量の多い道路や駅前広場の下が建設地の
対象となることが多く、また、地下空間の有効利用面積
を最大限に確保するため、或いは、駐車場のように車両
の走行の自由度を広げるため、中柱や中壁等の支承物の
ない大空間を有する地下構造物が求められている。さら
に、地下鉄駅舎や地下街等の地下構造物においては、利
用者のために駐輪施設を設けることが義務づけられてお
り、このような駐輪施設としては地下構造物に長手方向
に沿って細長いボックス形状の駐輪施設を設けたものが
あるが、地下構造物の構築後に別途に構築しているもの
であって、費用が嵩むと共に工期が長くなるといった問
題点がある。
【0003】また、上記のような交通量が多く且つ建物
が密集した区域における地中の比較的浅い箇所に長手方
向に延びる地下構造物を構築する方法としては、一般的
に覆工式の開削工法が採用されている。この工法は地上
から掘削していくもので、地中に地下構造物を構築する
ための空洞部分を設ける間、地上面には鉄板等の覆工板
で仮路面を形成する一方、地中ではこの仮路面を仮設杭
で支持すると共に空洞部分の側壁が崩れないように山留
めを行いながら地盤を掘削する工法である。
【0004】そして、上記仮路面は通常、地下構造物の
構築が完了し、土被り部が埋め戻しされるまで敷設され
ているため、長期間に亘り工事現場の直上を車両や人が
常時通行することとなり、この通行の安全対策に多大な
費用を要するばかりでなく、工事の全期間中、仮路面や
仮設杭を設けておかねばならないために、その費用も嵩
むという問題点がある。さらに、上記山留めは地下構造
物を構築するまでの仮工事であり、工事の進渉に応じて
撤去しなければならないために、その撤去に多大な労力
と費用を要していた。
【0005】一方、上述した仮路面を地下構造物の工事
中において早期に撤去して地上の公道部分を早期に開放
させると共に、上記仮設設備の撤去費用をできるだけ省
くようにした工法として、例えば、特開平7ー2432
69号公報や特開平5ー306530号公報に記載され
た工法が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の工法は、地中に
間隔を存して土留め材を施工すると共にこれらの土留め
壁間に仮路面となる路面覆工の支持杭を施工し、路面覆
工の完了後に該路面覆工の下方地盤をトップスラブが施
工可能な深さまで掘削したのち、トップスラブの施工
後、該スラブ上を埋戻土で埋戻して上記路面覆工を撤去
し、この撤去と並行して該トップスラブ下方の地盤を最
終掘削面まで掘削したのち、下層部から上層に亘って上
記支持杭や土留め材を本設の構造物として利用して地下
構造物を構築するものである。
【0007】この工法によると、トップスラブ上方の埋
戻しが早期に行えて路面覆工の早期撤去が可能となるの
で、地上の公道部分を早期に開放でき、車両や通行人に
対する安全管理が容易になると共に施工の合理化を図る
ことができ、その上、仮設の支持杭や土留め材を本設構
造物として利用することにより狭隘な作業空間でのこれ
らの支持杭や土留め材の解体、撤去を不要にすることが
できるという利点を有する。
【0008】しかしながら、該地下構造物における上記
トップスラブは、梁や柱で構成されるラーメン構造によ
って支持されているため、該トップスラブ下の空間内に
中柱や中壁等の障害物ができ、有効利用面積が狭くなる
ばかりでなく、車両等の移動物の自由度や空間活用の自
由度が妨げられるといった問題点がある。
【0009】一方、後者の工法は、トップスラブとして
アーチ型鋼材の上面に既製のRC板を敷設すると共にこ
のRC板上に超流動性コンクリートを打設してなるアー
チスラブ構造とし、且つ上記アーチ型鋼材の中央部を一
本の支持杭で支えた構造としているので、トップスラブ
下に中柱や中壁等の障害物を極力なくした大空間を確保
できて上記工法の問題点を解決し得るが、この工法には
次のような問題点がある。
【0010】即ち、上記アーチスラブ構造の中央部を支
持した支持杭は、地下構造物の構築時には山留材や土砂
搬出装置の支持材等の仮設資材として用いられるが、地
下構造物の構築完了後は、山留用資材の搬出量を低減す
ると共に省力化を図るために永久構造体として利用して
いる。そのため、アーチスラブ構造の下方空間部におけ
る中央部に上記支持杭が存在することになり、この支持
杭が支障となって有効利用面積が狭くなるだけでなく車
両等の移動物の自由度及び空間活用の自由度が妨げられ
るという問題点がある。
【0011】さらに、トップスラブはアーチ型であるか
ら、上記前者のような平坦なスラブに比べて上載荷重に
対する耐力が大きいためその厚みを薄くできるが、1本
の支持杭とアーチ構造のみで上載荷重を支持するには相
応の厚さを必要とする。その上、アーチスラブ構造はそ
の両側端を地下構造物の幅方向に間隔を存して造成され
ている連続地中壁の対向側面に接合、連結しているが、
この接合部にアーチスラブ側から鉛直荷重だけでなく、
アーチスラブ構造にかかる上載荷重側からの水平分力と
しての大きな押圧力が作用し、そのため、上記接合部を
連続地中壁の一部又は全長に亘って厚くして強度を増大
させる必要がある。
【0012】また、上記アーチスラブ構造は、アーチ型
鋼材の上面に既製RC板を敷設し、その上にコンクリー
トを現場打ちしてなるものであるから、施工面において
もアーチ型鋼材の組立て、RC板の敷設、コンクリート
打設の3工程を要して多大な労力を要する上に工期が長
くなる等の問題点があった。
【0013】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、中柱や中間壁等
の支承物の存在しない大空間を有し且つアーチ状の屋根
が中柱によって支持されていないにもかかわらず比較的
薄肉でもって優れた耐力を発揮し得る地下構造物と、こ
の地下構造物を能率よく構築できる構築方法を提供する
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアーチ屋根を有する地下構造物は、請求項
1に記載したように、所定間隔を存して造成された連続
地中壁の上端部間に、両側端間を水平構造部材により連
結されているアーチ屋根が構築されていて該アーチ屋根
の両側端を上記水平構造部材と共に連続地中壁の対向側
面に固着した構造としてあり、さらに、上記水平構造部
材の下方における連続地中壁間に、少なくとも一階層の
床スラブを設けていることを特徴としている。
【0015】上記のように構成したアーチ屋根を有する
地下構造物において、請求項2に係る発明は、アーチ屋
根を複数枚のプレキャストコンクリート板の組み合わせ
によって形成してなるもので、連続地中壁間にプレキャ
ストコンクリート板を順次、連結することによって組立
てられている。一方、このアーチ屋根の両側端間を連結
している上記水平構造部材としては、請求項3に記載し
たように、鉄筋コンクリート製のスラブから構成してい
る。
【0016】さらに、請求項4に係る発明は、上記アー
チ屋根と水平構造部材とで形成されたトンネル状空間か
ら地上側に連らなる通路トンネルと、水平構造部材で仕
切られた下方の空間に連通する連絡通路とを設けている
ことを特徴としている。
【0017】請求項5に係る発明は、上記アーチ屋根を
有する地下構造物の築造方法であって、地中に所定間隔
を存して一対の連続地中壁を造成したのち、これらの連
続地中壁間の地盤を地表面から所定深さまで掘削すると
共に地表部に仮路面を形成し、次いで、掘削した連続地
中壁間の空間部に両側端が連続中壁の対向側面に固着し
た水平構造部材を施工すると共に両側端がこの水平構造
部材の両側端に連結したアーチ屋根を構築し、しかるの
ち、該アーチ屋根の上面側の空間部を埋め戻すと共に水
平構造部材の下方の上記連続地中壁間の地盤を掘削し、
この掘削によって形成された空間部に少なくとも一階層
の地下構造物の床スラブを構築することを特徴とするも
のである。
【0018】上記アーチ屋根を有する地下構造物の築造
方法において、請求項6に係る発明は、水平構造部材を
鉄筋コンクリート製スラブで構築することを特徴とし、
請求項7に係る発明は、上記水平構造部材を構築したの
ち、この水平構造部材の両側端部間に複数枚のプレキャ
ストコンクリート板を順次連結して両側端が水平構造部
材の両側端部に連結したアーチ屋根を構築することを特
徴としている。また、請求項8に係る発明は、地中に連
続地中壁の造成と共に仮路面を支持する仮設杭を打設し
ておき、地下構造物の構築に従って該仮設杭を撤去する
ことを特徴とする。
【0019】
【作用効果】請求項1に係る発明によれば、所定間隔を
存して造成された連続地中壁の上端部対向側面間に、両
側端が水平構造部材によって連結されているアーチ屋根
を配して該アーム屋根の両側端を上記水平構造部材と共
に連続地中壁の対向側面に固着しているので、アーチ屋
根と水平構造部材とが一体に連結しているから、従来の
アーチスラブ構造に比べてアーチ屋根の厚みを薄くする
ことができるばかりでなく、アーチ屋根自体の荷重と該
アーチ屋根に係る上載荷重とによってアーチ屋根が偏平
状に変形させられる方向に圧力を受け、その圧力の水平
方向の分力がアーチ屋根の両我端間の幅を広げようとす
る方向に作用するが、この水平力を両側端がアーチ屋根
の両側端に連結している上記水平構造部材の耐引張強度
によって強固に支持させることができる。即ち、水平構
造部材がアーチ屋根の弦の役目を果たして強度の大きい
アーチ屋根を形成することができる。
【0020】従って、アーチ屋根の両側端を連結、固着
させている連続地中壁の上端部に作用する水平方向の押
圧力が小さくなり、連続地中壁を薄くすることができ
る。さらに、アーチ屋根はライズ(高さ)を低くする
程、上記水平方向に作用する圧力が大きくなるが、上述
したようにこの圧力は水平構造部材によって支持される
ので、アーチ屋根のライズを低くすることができ、従っ
て、アーチ屋根を地表面近くに築造しても該アーチ屋根
上に充分な土被りを確保できるばかりでなく、アーチ屋
根の下方空間部を中柱や中壁等の支障物の存在しない大
空間に形成することができ、空間利用の自由度を著しく
向上させることができる。
【0021】上記アーチ屋根を有する地下構造物におい
て、請求項2に係る発明は、アーチ屋根を複数枚のプレ
キャストコンクリート板を連続地中壁間に順次、連結す
ることによって形成しているので、上記水平構造部材と
を一体化したことによって薄くなった該アーチ屋根をさ
らに小分割して軽量化することができ、運搬や構築時の
取扱性が向上すると共に構築作業が能率よく行える。
【0022】請求項3に係る発明によれば、アーチ屋根
の両側端間を連結している上記水平構造部材を鉄筋コン
クリート製のスラブから構成しているので、アーチ屋根
と水平構造部材とによって囲まれた天井裏空間を確保す
ることができ、この天井裏空間を空調換気施設や給排水
施設、機器管理施設、保管施設等の種々の施設に活用す
ることができる。
【0023】一方、請求項4に係る発明は、上記アーチ
屋根と水平構造部材とで形成されたトンネル状空間から
地上側に連らなる通路トンネルと、水平構造部材で仕切
られた下方の空間に連通する連絡通路とを設けているこ
とを特徴とするものであるから、アーチ屋根と水平構造
部材とによって囲まれた中柱や中壁等の支障物の存在し
ない広い天井裏空間を駐輪場として有効的に利用するこ
とができる。
【0024】また、上記アーチ屋根を有する地下構造物
の構築方法としては、請求項5に記載したように、地中
に所定間隔を存して一対の連続地中壁を造成したのち、
該連続地中壁を土留壁として利用しながらこれらの連続
地中壁間の地盤を地表面から所定深さまで掘削すると共
に地表部に仮路面を形成し、次いで、掘削した連続地中
壁間の空間部に両側端が連続中壁の対向側面に固着した
水平構造部材を施工すると共に両側端がこの水平構造部
材の両側端に連結したアーチ屋根を構築するものである
から、水平構造部材によって補強されたアーチ屋根を能
率よく構築することができると共に、アーチ屋根を中柱
や中壁により支持させることなく施工することができて
その下方に大空間を形成することができ、その上、アー
チ屋根のライズ(高さ)を低くしても水平構造部材によ
って充分な強度を保持し得るから、これらの水平構造部
材とアーチ屋根との築造に必要な連続地中壁間の掘削深
さを浅くすることができ、地下構造物を能率よく施工す
ることができて構築工期を短縮することができる。
【0025】さらに、アーチ屋根の構築後、その上面側
の空間部を埋め戻すので、仮路面等の覆工材を早期に撤
去できて地上の公道部分を早期に開放でき、車両や通行
人に対する安全管理が容易になると共に施工の合理化を
図ることができる。
【0026】このようなアーチ屋根を有する地下構造物
の築造方法において、請求項6に係る発明によれば、水
平構造部材は鉄筋コンクリート製スラブであるので、こ
のスラブを足場としてアーチ屋根を組立施工することが
でき、その上、該アーチ屋根と水平構造部材との両端を
一体化することによって上述したようにアーチ屋根のラ
イズを低く形成することができるので、アーチ屋根の組
立作業が容易に行えるものである。
【0027】また、請求項7に係る発明によれば、上記
水平構造部材を構築したのち、この水平構造部材の両側
端部間に複数枚のプレキャストコンクリート板を順次連
結して両側端が水平構造部材の両側端部に連結したアー
チ屋根を構築するものであるから、複数枚のプレキャス
トコンクリート板を順次連結する一工程の作業によって
アーチ屋根を構築することができ、作業効率が向上して
工期の短縮を図ることができる。
【0028】請求項8に係る発明は、地中に連続地中壁
の造成と共に仮路面を支持する仮設杭を打設しておき、
地下構造物の構築に従って該仮設杭を切断、撤去するこ
とを特徴とするものであるから、アーチ屋根の下方に中
柱や中壁等の支障物の存在しない大空間を形成すること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施の形
態を図面について説明すると、図1は地中に築造した地
下構造物Aの一部切欠斜視図、図2はその簡略縦断正面
図であって、地下構造物Aは左右方向(幅方向)に所定
間隔を存して造成された連続地中壁1、1における上端
面から下方に所定長さ間隔を存した上端部対向側面に両
側端から幅方向の中央部に向かって上方に円弧状に湾曲
したアーチ屋根2の該両側端部を一体に連結、固着して
いると共にこのアーチ屋根2の両側端にスラブからなる
水平構造部材3の両側端を一体に連結してアーチ屋根2
の両側端部と共に連続地中壁1、1の上端部対向面に連
結、固着してあり、これらのアーチ屋根2とスラブより
なる水平構造部材3とで囲まれた天井裏空間部を中柱や
中壁が存在しないトンネル形状の大空間4に形成してい
る。
【0030】さらに、水平構造部材3の下方における連
続地中壁1、1の高さ方向の中間部に水平構造部材3か
ら下方に順次、所定の階高間隔を存して両側端が連続地
中壁1、1の対向面に一体的に固着した地下1階層部の
床スラブ3Aと地下2階層部の床スラブ3Bが施工されてあ
り、これらの階層空間4A、4Bも中柱や中壁が存在しない
大空間に形成されている。また、地下2階層部の床スラ
ブ3Bの下方には仕切壁5によって複数の空間部に区画さ
れている階層空間4C、4Dが形成されている。なお、アー
チ屋根2の下方における中柱や中壁が存在しない大空間
は、1階層のみであってもよく、2階層以上形成された
地下構造物であってもよい。
【0031】上記アーチ屋根2は、図3に示すように、
一定幅と一定長さを有し且つ両側端から幅方向の中央部
に向かって凸弧状に湾曲してなる平面矩形状の既製のプ
レキャストコンクリート板2a(以下、PC板2aとする)
を複数枚、連続地中壁1、1間に幅方向及び長さ方向
(図示せず)に順次連結することによって形成されてい
る。この場合、隣接するPC板2a、2a間の対向側端面を
全長に亘って凹凸の嵌合実部に形成しておき、この実部
を互いに嵌合させた状態で対向側端面間をボルト18によ
って一体に連結している。
【0032】一方、上記水平構造部材3は場所打ちによ
り形成された鉄筋コンクリート製のスラブからなり、こ
のスラブの両側端と連続地中壁1、1の対向側面とを、
これらの対向面から突設している配筋同士の連結と共に
配筋を埋設した打設コンクリートによる腹起こし形状の
接合部6によって一体に連結、固着している。そして、
上記アーチ屋根2はこのスラブからなる水平構造部材3
を足場として組立てられ、その両側端のPC板2aから突
出している配筋を上記接合部6側の配筋と連結して接合
部6内に埋設され、連続地中壁1と一体の接合部6を介
してアーチ屋根2の両側端部と水平構造部材3の両側端
部とを一体に連結した構造としている。
【0033】このように、アーチ屋根2と水平構造部材
3との両側端部を連続地中壁1、1の対向側面に一体に
形成している接合部6を介して連結しているので、アー
チ屋根2に係る荷重を水平構造部材3によって支持させ
ることができ、そのため、アーチ屋根2の厚みを薄く形
成しても充分な耐力を有する屋根構造とすることができ
ると共に、アーチ屋根2の高さ、即ち、ライズを低くす
ることができる。そして、このスラブよりなる水平構造
部材3とで囲まれたトンネル形状の屋根裏の大空間4
は、このような大空間4を有する上記地下構造物Aを都
市部の地下鉄駅舎として利用した場合、設備機器や機械
室、その他の付帯施設、或いは駐輪施設として有効利用
することができ、その下方の大空間部階層空間4A、4Bも
駐車施設等の車両などが自由移動し得る施設として利用
することができる。
【0034】駐輪場や駐車場として利用する場合、上記
大空間4、4A、4Bは地上側に通路トンネル(図1に自動
車用の通路トンネル7のみを示す)を通じて連通してあ
り、また、上下に隣接する大空間同士も適所に設けた連
絡通路(図示せず)によってつながっている。
【0035】次に、上記のような構造を有する地下構造
物Aの築造方法を説明する。まず、図4に示すように、
地下構造物Aを築造すべき地中に地表面から所望深さに
達する連続地中壁1、1を計画地下構造物Aの幅間隔を
存して互いに長さ方向に並設した状態となるように造成
する。この連続地中壁1の造成方法は公知のように、地
表から連続地中壁1の厚みに略々等しい幅を有する平面
長方形状の孔を所定深さまで掘削し、この孔を築造すべ
き地下構造物Aの長さ方向に順次連続させると共に該孔
内に鉄筋籠を挿入したのち、コンクリートを打設するこ
とによって造成される。さらに、この両側の連続地中壁
1、1間の地盤中に幅方向並びに長さ方向に所望間隔毎
に仮設杭8を連続地中壁1と略々等しい深さまで打ち込
む。
【0036】次いで、図5に示すように地表部における
連続地中壁1、1間に覆工板9を敷設して仮設杭8に支
持させることにより該覆工板9によって仮路面を形成す
ると共にこれらの連続地中壁1、1を土留壁として利用
しながら該連続地中壁1、1間の地盤を浅く掘削してそ
の掘削孔10の底面を足場して連続地中壁1と仮設杭8
間、及び左右に隣接する仮設杭8,8間を鋼製の切梁11
によって連結して該切梁11により連続地中壁1、1に作
用している土圧(側圧)を支持し、連続地中壁1、1が
内側に変形するのを阻止する。
【0037】この状態にしたのち、図6に示すように上
記掘削孔10をさらに掘削10a する。なお、掘削された土
砂は連続地中壁1、1の形成中側、或いは連続地中壁
1、1の始端部側から地上に排出される。この掘削孔10
a は、上記切梁11の下方においてアーチ屋根2と水平構
造部材3とを施工し得る深さまで掘削され、この掘削孔
10a 内でアーチ屋根2と水平構造部材3との築造作業を
行う。その作業はまず、水平構造部材3を連続地中壁
1、1における上端面から所定長さ、下方部の上端部対
向側面間に築造する。
【0038】この水平構造部材3は場所打ちコンクリー
トによって形成されるスラブであり、上記掘削孔10a の
底面を足場に利用して型枠(図示せず)を組立て、配筋
を施したのちコンクリートを打設することによって築造
されるものである。連続地中壁1、1の上端部対向側面
には、これらの連続地中壁1、1の造成時において水平
構造部材3の築造位置に上記鉄筋籠から図11に示すよう
に、水平方向と斜め上方に向かって鉄筋12、13を突設し
てあり、まず、上記型枠の両側端に上記腹起こし形状の
接合部6を形成するための型枠部を一体に設けておき、
この型枠部内に連続地中壁1の内側面に沿って長さ方向
にフープ鉄筋14を配筋すると共に型枠部内で連続地中壁
1側の鉄筋11と築造すべき水平構造部材3の配筋15の端
部とを連結したのち、型枠及び該型枠と連通した上記型
枠部内にコンクリートを打設することによって、鉄筋コ
ンクリート製の一定厚みのスラブと連続地中壁1に一体
化した接合部6を同時に施工する。
【0039】なお、接合部6の形成用型枠部内へのコン
クリートの打設は、まず、連続地中壁1側から斜め上方
に突設している上記鉄筋13の先端部が打設面から突出し
た状態となる高さまで行う。また、上記鉄筋12、13は連
続地中壁1内に埋設させておいてもよく、その場合には
アーチ屋根2及び水平構造部材3の施工時に連続地中壁
1の内側面をはつってこれらの鉄筋12、13を露出させれ
ばよい。
【0040】こうして、両側端が接合部6を介して連続
地中壁1、1に一体的に連結、固着したスラブからなる
水平構造部材3を構築したのち、次いで、この水平構造
部材3上を足場に利用して上記アーチ屋根2を組立て
る。その組立ては、アーチ屋根2を形成する上記幅方向
に凸弧状に湾曲した平面矩形状のPC板2aを複数枚、準
備する。そして、連続地中壁1側においては側端面から
上記鉄筋13に接続する鉄筋16を突設したPC板2aの該側
端面を接合部6の上端角部に対向させて鉄筋13、16を通
し筋17を介して接続し、この状態で上記型枠部の上端部
内にコンクリートを打設することによりこれらの鉄筋を
埋設すると共に該コンクリートの打設によって上記接合
部6の上端部を一体に形成し、この上端部の内側角部に
PC板2aの外側端面を一体に連結、固着させる。
【0041】一方、水平構造部材3の幅方向及び長さ方
向に隣接するPC板2a、2a間においては、互いにその対
向端面を突き合わせ状に接合してボルト18により一体に
連結することによって両端から幅方向の中央部に向かっ
て上向きに湾曲したアーチ屋根2を組立てる。
【0042】このアーチ屋根2及び上記水平構造部材3
を施工する際に、連続地中壁1、1間の上記掘削孔10a
内には覆工板9を支持している複数本の仮設杭8が存在
しているので、アーチ屋根2及び水平構造部材3の施工
時にはこの仮設杭8を貫通させた状態にする。即ち、ア
ーチ屋根2の場合にはPC板2a、2a間の接合部分に互い
に突き合わせ接合した際に仮設杭8を貫通させる孔を形
成するための切欠部を設けておき、水平構造部材3の場
合には仮設杭8を型枠を組立てる時に仮設杭8を貫通さ
せた状態で組立てる。
【0043】このように、アーチ屋根2と水平構造部材
3との両端部同士を互いに連続地中壁1、1の対向面に
に設けた接合部6を介して一体的に連結しているので、
図7に示すように、これらのアーチ屋根2と水平構造部
材3とにより連続地中壁1、1に作用する土圧を受止し
て連続地中壁1、1が内側方に変形するのを阻止した構
造となり、これらのアーチ屋根2と水平構造部材3とを
築造したのち、切梁11を撤去する。
【0044】さらに、上記切梁11の撤去と共に覆工板9
も撤去し、しかるのち、掘削孔10aの底面から上方に突
出している仮設杭8の突出部分を切除し、アーチ屋根2
と水平構造部材3に貫通した部分を通じて上方に抜き取
るか、或いは、貫通部分を切除して複数分割したのち、
撤去する。なお、仮設杭8の撤去後には、該仮設杭8が
貫通していたアーチ屋根2と水平構造部材3の孔部分に
コンクリートを充填して詰めておく。こうして、アーチ
屋根2と水平構造部材3とで囲まれた空間部を水平構造
部材3が床スラブである偏平トンネル形状の大空間4を
形成する。
【0045】次いで、図8に示すようにアーチ屋根2の
上面側の掘削孔の空間部に土砂19を埋め戻して車両や通
行人が使用することのできる道路を復元する。一方、地
中においては、連続地中壁1、1間に設けた上記掘削孔
10a を上記水平構造部材3の下方からさらに所定深さだ
け掘り下げると共にその掘り下げによって露出した仮設
杭8の上端部を一定長さだけ切除し、図9に示すよう
に、連続地中壁1と仮設杭8の上端間、及び左右に隣接
する仮設杭8,8の上端間を鋼製の切梁11a によって連
結して該切梁11a により連続地中壁1、1に作用してい
る土圧(側圧)を支持し、連続地中壁1、1が内側に変
形するのを阻止した状態とする。
【0046】しかるのち、この切梁11a から下方の地盤
を所定深さだ掘り下げて両側端が連続地中壁1、1の対
向面に一体的に固着した地下1階層部の床スラブ3Aを築
造して上記スラブからなる水平構造部材3とこの床スラ
ブ3A間に中柱や中壁の存在しない大空間の階層空間4Aを
形成する。床スラブ3Aの築造は、水平構造部材3の場合
と同様であり、上記掘り下げによって形成した掘削孔の
底面を足場として型枠を組立て、その型枠内の配筋の両
端を連続地中壁1、1の対向側面から突出、或いは露出
している鉄筋に連結したのち、型枠内にコンクリートを
打設することにより形成する。
【0047】こうして地下1階層部の空間4Aを築造した
のち、切梁11a を撤去すると共に掘り下げた掘削孔底か
ら突出している仮設杭8の突出上端部を切断、撤去し、
再び地盤を掘り下げたのち、上記同様にして地下2階層
部の床スラブ3Bを築造し、該床スラブ3Bと地下1階層部
の上記床スラブ3Aとの間に中柱や中壁の存在しない大空
間の階層空間4Bを形成する。さらに、必要に応じて、地
下2階層部の床スラブ3Bの下方地盤を掘削し、上記スラ
ブ施工方法と同様にして切梁によって連続地中壁1、1
にかかる側圧を支持させた状態で地下3階層部や地下4
階層部の床スラブ3C、3Dを順次、築造し、これらのスラ
ブの築造完了毎に切梁の撤去と仮設杭8の突出部の切除
を行う。また、上記地下3階層部や地下4階層部の階層
空間4C、4Dを必要に応じて仕切壁5によって複数の空間
部に区画し、地下鉄駅舎などに使用する。
【0048】なお、以上の実施例においては、水平構造
部材3を場所打ちコンクリートよりなるスラブによって
形成しているが、両端が上記アーチ屋根2の両端に一体
的に連結した既製の補強梁によって形成しておいてもよ
く、このように構成しても該補強梁によってアーチ屋根
3にかかる荷重や圧力を上記スラブの場合と同様に支持
することができ、その上、アーチ屋根3の下方に上記実
施例よりもさらに大きな空間部を築造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下構造物の一部を段状に切欠した簡略斜視
図、
【図2】地下構造物の簡略縦断正面図、
【図3】アーチ屋根部分の拡大縦断正面図、
【図4】地中に連続地中壁と仮設杭を設けた状態の簡略
縦断正面図、
【図5】切梁と覆工板を施工した状態の簡略縦断正面
図、
【図6】一定深さ掘削した状態の簡略縦断正面図、
【図7】アーチ屋根と水平構造部材の築造状態を示す簡
略縦断正面図、
【図8】土砂を埋め戻した状態の簡略縦断正面図、
【図9】次の大空間を築造するために掘削孔を掘り下げ
た状態を示す簡略縦断正面図、
【図10】築造した地下構造物の簡略縦断正面図、
【図11】アーチ屋根と水平構造部材との築造を説明す
るための拡大縦断正面図。
【符号の説明】
1 連続地中壁 2 アーチ屋根 2a プレキャストコンクリート板 3 水平構造部材 3A、3B 床スラブ 4、4A、4B 大空間 6 接合部 8 仮設杭 9 覆工板 11 切梁 A 地下構造物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古市 忠史 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 高橋 一成 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 置塩 敬 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 梅沢 雄一 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 Fターム(参考) 2D047 AB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を存して造成された連続地中壁
    の上端部間に、両側端間を水平構造部材により連結され
    ているアーチ屋根が構築されていて該アーチ屋根の両側
    端を上記水平構造部材と共に連続地中壁の対向側面に固
    着してあり、さらに、上記水平構造部材の下方における
    連続地中壁間に、少なくとも一階層の床スラブを設けて
    いることを特徴とするアーチ屋根を有する地下構造物。
  2. 【請求項2】 アーチ屋根は、複数枚のプレキャストコ
    ンクリート板を連続地中壁間に順次、連結することによ
    って形成されたものであることを特徴とする請求項1に
    記載のアーチ屋根を有する地下構造物。
  3. 【請求項3】 水平構造部材は、鉄筋コンクリート製の
    スラブであることを特徴とする請求項1に記載のアーチ
    屋根を有する地下構造物。
  4. 【請求項4】 アーチ屋根と水平構造部材とでトンネル
    状空間が形成されてあり、このトンネル状空間に地上側
    に連らなる通路トンネルと、水平構造部材で仕切られた
    下方の空間に連通する連絡通路を設けていることを特徴
    とする請求項1又は請求項3に記載のアーチ屋根を有す
    る地下構造物。
  5. 【請求項5】 地中に所定間隔を存して一対の連続地中
    壁を造成したのち、これらの連続地中壁間の地盤を地表
    面から所定深さまで掘削すると共に地表部に仮路面を形
    成し、次いで、掘削した連続地中壁間の空間部に両側端
    が連続中壁の対向側面に固着した水平構造部材を施工す
    ると共に両側端がこの水平構造部材の両側端に連結した
    アーチ屋根を構築し、しかるのち、該アーチ屋根の上面
    側の空間部を埋め戻すと共に水平構造部材の下方の上記
    連続地中壁間の地盤を掘削し、この掘削によって形成さ
    れた空間部に少なくとも一階層の地下構造物の床スラブ
    を構築することを特徴とするアーチ屋根を有する地下構
    造物の構築方法。
  6. 【請求項6】 水平構造部材を鉄筋コンクリート製スラ
    ブで構築することを特徴とする請求項5に記載のアーチ
    屋根を有する地下構造物の構築方法。
  7. 【請求項7】 水平構造部材を構築したのち、この水平
    構造部材の両側端部間に複数枚のプレキャストコンクリ
    ート板を順次連結して両側端が水平構造部材の両側端部
    に連結したアーチ屋根を構築することを特徴とする請求
    項5に記載のアーチ屋根を有する地下構造物の構築方
    法。
  8. 【請求項8】 地中に連続地中壁の造成と共に仮路面を
    支持する仮設杭を打設しておき、地下構造物の構築に従
    って該仮設杭を切断、撤去することを特徴とする請求項
    5に記載のアーチ屋根を有する地下構造物の構築方法。
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