JPS63221164A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

Info

Publication number
JPS63221164A
JPS63221164A JP5309687A JP5309687A JPS63221164A JP S63221164 A JPS63221164 A JP S63221164A JP 5309687 A JP5309687 A JP 5309687A JP 5309687 A JP5309687 A JP 5309687A JP S63221164 A JPS63221164 A JP S63221164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
nylon
fluororesin
mechanical strength
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5309687A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Hironaka
克彦 弘中
Seiichi Yamashiro
山城 誠一
Yoshinari Ogawa
小川 善也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP5309687A priority Critical patent/JPS63221164A/ja
Publication of JPS63221164A publication Critical patent/JPS63221164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・産業上の利用分野 本発明は摩擦特性にすぐれた樹脂組成物に関し、更に詳
しくは動摩擦係数か低く耐熱性及び機械的強度のすぐれ
たポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46)樹脂
組成物に関する。
・従来技術 プラスチック材料は、一般に自己潤滑性が優れ、軽量で
おるうえ連動時の騒音が少いため、軸受。
歯車、カム、ローラーなどの摺動部品において金属の代
替材料として用途を展開しつつある。しかしながら、プ
ラスチック材料は金属材料に較べ、耐熱性が低い剛性な
どの機械的強度が低いと言う欠点を有しており比較的低
負荷の部品にその用途が限定されていた。すなわち、耐
熱性が優れ機械的強度が高くかつ低い動摩擦係数を有す
るプラスチック材料が望まれている。
これらの要求を満足し得るプラスデック材料の1つとし
てナイロン46樹脂が挙げられるが、このナイロン46
樹脂はテトラメチレンジアミンまたはその機能誘導体と
アジピン酸またはその機能誘導体とから造られる樹脂と
して知られていて、この樹脂は優れた機械的強度、高い
耐熱性、良好な摺動特性などを有するから、エンジニア
リングプラスチックとしてその利用上の価値が大きいと
考えられている。他のポリアミド樹脂、例えばナイロン
66樹脂などは耐熱性・機械的強度がナイロン46樹脂
に較べて低く、上述の高負荷、高温の用途には適さない
しかしながら、ナイロン46樹脂は耐熱性・機械的強度
及び摩耗特性において、ナイロン66樹脂などに較べ高
い特性を有している反面、摩擦特性すなわち動摩擦係数
はナイロン66樹脂並であり、摺動部材に供する場合に
十分であるとは言えない。
・発明の目的 本発明は、上述の事情を背景として為されたものであり
、その目的はナイロン46樹脂のもつ優れた耐熱性2機
械的強度を保持しつつ、その摩擦特性を改良する点にあ
る。
・発明の構成 一般にプラスチックの活動性を向上させる添加剤として
フッ素樹脂、シリコーン樹脂、二硫化モリブデン、チツ
化ホウ素、黒鉛などが知られているが、ナイロン46樹
脂の摩擦特性を改良すべく鋭意検討の結果これらの公知
の1府動剤とナイロン46樹脂との組合せの中で、特定
の粒径のフッ素樹脂を特定量配合することにより、ナイ
ロン46樹脂の耐熱性2機械的強度を保持したまま、そ
の動摩擦係数を低下させ得ることを見出し、本発明に到
達した。
すなわち、本発明の樹脂組成物は、(A)ナイロン46
樹脂100重量部と(B)平均粒径30μm以下の粉末
状フッ素樹脂0.2〜5重量部と、要すれば、(C)強
化充填剤200重量部以下の量とを加えてなる樹脂組成
物である。
本発明を説明する。
本発明において用いられる(A)成分のナイロン46樹
脂とは酸成分としてアジピン酸またはその機能誘導体を
用い、アミン成分としてテトラメチレンジアミンまたは
その機能誘導体を用いて、常法の縮合反応により得られ
るポリアミドを主たる対象とする。勿論そのアジピン酸
成分又はテトラメチレンジアミン成分の一部を、その性
能を損わない範囲で、他の共重合成分で置きかえたもの
でもよい。
本発明で用いられるナイロン46樹脂の極限粘度は、m
−クレゾールを用い35℃で測定したとき0.80〜2
.50.更には1.00〜i、goの範囲にあることが
望ましい。極限粘度が2.50を超えるナイロン46樹
脂では成形性が劣るばかりか、その機械的又は熱的性質
のバラツキが大きくなるので好ましくなく、また0、 
80未満の極限粘度であると樹脂組成物の機械的強度が
低く実用上問題がある。
本発明において用いられる(B)成分のフッ素樹脂は平
均粒径30μm以下の粉末状のものである。
このフッ素樹脂は一般に例えばテトラフルオロエチレン
を重合した後、加熱焼成したものを粉砕して容易に得る
ことができるが、これらの方法に限定されるものではな
く、他の方法で得た粉末も適宜使用できる。平均粒径が
30μmを超えるものはナイロン46樹脂中に配合した
場合、その流動性が低下し、また樹脂中において均一な
分散状態をとりにくくなって、その効果にバラツキが多
くなるため効果が十分発現しないばかりか成形物の機械
的強度が低下する。
この(B)成分のフッ素樹脂の配合量は、ナイロン46
樹脂100重量部当り0.2〜5重量部の範囲である。
配合量が0.2重量部未満であると摺動剤としての効力
を十分発揮できず、5重量部を超えると動摩擦係数の低
下に対して配合量増大の効果が現れないばかりか、ナイ
ロン46樹脂のもつ優れた機械的強度を損ってしまう。
本発明において任意成分として用いられる(C)成分の
強化充填剤としては、ガラス繊維、アラミド繊維、カー
ボンm維、スチールlIi帷、アスベスト、セラミック
ス繊維、チータン酸カリウムウィスカー、ボロンウィス
カーの如き繊維状物、或いはマイカ、シリカ、タルク、
炭酸カルシウム、ガラスピーズ、ガラスフレークス、ク
レー、ウオラストナイト等の如き粉状乃至粒状、或いは
板状のものが例示できる。 これらの強化充填剤をナイ
ロン46樹脂に配合すると、機械的強度や熱的特性の大
幅な向上が認められる。
強化充填剤を配合する場合の添加量はナイロン46樹脂
100重量部に対し200重伊部が限度(上限)である
これを超える量を配合する場合には、強化補強材の配合
量が過大なため、成形時の流動性が極端に損われ、実用
に供し得る成形物が得られない。
なお、好ましい強化充填剤としてガラス繊維及びアラミ
ド繊維が例示できる。
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて顔料その他の配
合剤を動摩擦特性を損わない範囲においてその発現量添
加してもよい。
このような配合剤としては、熱安定剤1着色剤。
酸化防止剤、滑剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤などが挙
げられる。
また、少量の割合で伯の熱可塑性樹脂、例えばポリスチ
レン、アクリル樹脂、ポリエヂレン、ポリプロピレン、
仙のポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスル
ホン樹脂など、又は熱硬化性樹脂、例えばフェノール樹
脂、メラミン樹脂。
不飽和ポリエステル樹脂等を添加することができる。
本発明の樹脂組成物を得るには任意の配合方法を用いる
ことができる。
通常これらの配合成分は可及的均一に分散させることが
好ましく、その全部または一部を、同時に或いは別々に
、例えばブレンダー、ニーダ−。
ロール、押出機等の如き混合機で混合し均質化させる方
法や混合成分の一部を同時に或いは別々に、例えばブレ
ンダー、ニーダ−、ロール押出機等で混合し、更に残り
の成分をこれらの混合機或いは押出機で混合し均質化さ
せる方法を用いることができる。
更に、あらかじめトライブレンドされた組成物を加熱し
た押出機中で熔融混練して均質化したあと、釘金状に押
出し、次いで所望の長さに切断して粒状化する技術も適
用できる。
このようにして作られた成形用組成物は、通常十分乾燥
された状態に保たれて、成形機ホッパーに投入され、成
形に供される。
更に、組成物の構成原料をトライブレンドして直接成形
機ホッパー内に投入し成形機中で熔融混練することも可
能である。
・実施例 以下実施例により発明を詳述する。なお、実施例中の各
特性の測定は次の方法で行った。
(1)動摩擦係数: 摩擦摩耗試験機(東洋側器(Il製EF)l−III口
)をもちい、円筒状のテストピース(接触面積2cm2
 )により動摩擦係数を測定した。面間荷重10Kg/
cm2 、線速度0. in/sで固定側、摺動側共同
材質のものを使用した。
(2)熱変形温度: ASTHD−648に準拠し264psiにて測定。
(3)引張強度: AST)f D−638に準拠。
実施例1〜2.比較例1〜3 110°C,101orrの減圧下で8時間乾燥した極
限粘度1.65のナイロン46樹脂(5TANYLオラ
ンダ国DSH社製)とフッ素樹脂(ホスタフロンTF9
205゜平均粒径5μm、西独国ヘキスト社製)を表−
1に示す吊割合であらかじめタンブラ−で均一に混合し
たあと、スクリュー径68mmφ中のベント付押出機を
用いて真空に引きながらシリンダ一温度300 ’Cに
て熔融混合しダイスから吐出するスレッドを冷却切断し
て成形用ペレットを(qだ。
次いでこのペレットを用いて5オンスの射出成形機にて
シリンダ一温度300℃、射出圧力800K(1/Cm
2 、金型温廓120’C,冷却時間15秒、及び仝サ
イクル時間35秒の条件で特性測定用のテストピースを
成形した。テストピースは成形後デシケータ−中に保存
し、動摩擦係数、熱変形温度、引張強度の試験に供した
。これらの結果を表−1に示す。
表−1結果から明らかなようにフッ素樹脂は少量添加す
るだ(プでナイロン46樹脂の動摩擦係数を著しく減少
させる効果がある。
更に、これらの樹脂組成物の熱変形温度はフッ素樹脂無
添加のときとほとんど変らずナイロン46樹脂の優れた
耐熱性はフッ素樹脂を添加しても十分保持されているこ
とがわかる。
フッ素樹脂の添加量が微少でおるときにはその動摩擦係
数への効果はほとんど見られず(比較例2)、また添加
量が大きくなると量の増大による動摩擦係数の低減が見
られないばかりでなくその機械的強度が低下しナイロン
46樹脂の優れた特性が発現されない(比較例3)。
実施例3〜4及び比較例4〜5 (^)ナイロン46樹脂(B)フッ素樹脂及び(C)長
さ3mmのヂョツブドストランドガラス繊維または長さ
3mmのアラミド[(余人@製テクノーラ■)を表−1
中の割合により、実施例1〜2及び比較例1〜3におい
てシリンダー設定温度を310℃にし、他の条件は変更
しないで成形を行った。ガラス繊維やアラミド繊維で強
化した系においても実施例1〜2と同様の効果が現れ、
フッ素樹脂を添加することによりガラスNIA維または
アラミド繊維強化ナイロン46樹脂の非常に高い耐熱性
及び機械的強度を全く損うことなく動摩擦係数を大IJ
に減少させ得る(実施例3〜4)。
実施例5〜6及び比較例6 フッ素樹脂(ホスタフロンIF1740.西独国ヘキス
ト社製)を380 ’Cで8時間で焼結して固形のフッ
素樹脂を1q、それを粉砕機で粉砕した後ふるいをかけ
ることにより表−2に示す平均粒径をもつ粉末状フッ素
樹脂を作成した。
これらのフッ素樹脂をナイロン46樹脂100重量部に
対して4重量部配合し、実施例1〜2及び比較例1〜3
と同様な方法で押出・成形を行った。
平均粒径が48μmのものは成形加工時の流動性が著し
く低下した(比較例6)。それらの引張強度を表−2に
示す。フッ素樹脂の平均粒径が30μmを超えるとナイ
ロン46樹脂のもつ高い機械的強度を保持し得なくなる
ことが表−2の結果かられかる。
表−2 ・発明の効果 以上詳述したように、本発明の樹脂組成物はナイロン4
6樹脂に特定量の平均粒径が30μm以下の粉末状フッ
素樹脂を配合することによりナイロン46樹脂のもつ優
れた耐熱性2機械的強度を保持したまま、その動摩擦係
数を減少させることに極めて顕著な効果を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)ナイロン46樹脂100重量部と (B)平均粒径30μm以下の粉末状弗素樹脂0.2〜
    5重量部とからなる樹脂組成物。
JP5309687A 1987-03-10 1987-03-10 樹脂組成物 Pending JPS63221164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309687A JPS63221164A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309687A JPS63221164A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63221164A true JPS63221164A (ja) 1988-09-14

Family

ID=12933249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5309687A Pending JPS63221164A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63221164A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324349A (ja) * 1989-06-19 1991-02-01 Bando Chem Ind Ltd ウエイトローラ
WO2019104895A1 (zh) * 2017-11-29 2019-06-06 南方科技大学 一种尼龙复合材料及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324349A (ja) * 1989-06-19 1991-02-01 Bando Chem Ind Ltd ウエイトローラ
JPH0549853B2 (ja) * 1989-06-19 1993-07-27 Bando Chemical Ind
WO2019104895A1 (zh) * 2017-11-29 2019-06-06 南方科技大学 一种尼龙复合材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10219026A (ja) ガラス繊維強化樹脂組成物
EP2892957A1 (en) High melt flow peak compositions
CN111087739A (zh) 一种永久抗静电高韧性滑石粉填充聚丙烯材料及制备方法
WO2021089747A1 (en) Blend of polyarylether ketone copolymer
US20080075953A1 (en) Electrically Conductive Composites with Resin and Vgcf, Production Process, and Use Thereof
CN108285629B (zh) 一种pc/abs/pa6组合物及其制备方法
JPH0379663A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPS63221164A (ja) 樹脂組成物
JPS5898362A (ja) 成形用樹脂組成物
JPS6333465A (ja) ポリアセタ−ル樹脂組成物の製造方法
JPS63221165A (ja) 樹脂組成物
JPH0471942B2 (ja)
JP2002265752A (ja) フェノール樹脂成形材料
EP3854834A1 (en) Blend of polyarylether ketone copolymer
JPH0713185B2 (ja) 成形用樹脂組成物
CN109943065A (zh) 一种高摩擦系数的聚酰胺材料及其制备方法和用途
JP2004204031A (ja) フェノール樹脂成形材料
JPH1077407A (ja) ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物
JPH10219027A (ja) ガラス繊維パウダ−強化樹脂組成物
JP3013426B2 (ja) 炭素繊維強化熱可塑性樹脂組成物
JPS58174440A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP3595751B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH01242662A (ja) 摺動性樹脂組成物
JP2593684B2 (ja) 超高分子量ポリエチレン系組成物
JP2669817B2 (ja) 樹脂組成物