JPS63220946A - 中子自動セツト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は鋳造機等の金型内に中子を自動的に所定位置
にセットし得る中子自動セット装置に関するものである
。

（従来技術及びその問題点） 従来、鋳造機に固設される金型によっては、金型内に中
子の装着を必要とするものがあり、中子の金型内へのセ
ットは、鋳込み後において金型が開き、製品を金型内よ
り取り出した後に、作業者が直接金型内に手を入れ、中
子をセットする行程で行なわれており、金型は高温に晒
されているばかりかセット作業時に上型が落下する危険
性もあり、中子のセット作業は非常に危険を伴うもので
あった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、金型内に自動的に中子をセットし得る中子自動セット
装置を提供せんことを目的とし、その要旨は、鋳造機に
固設された金型内の位置決め部材と同一状態に配設され
た位置決め部材を有し、鋳造機の機外に設置される治具
台車と、該治具台車と金型間を適宜走行可能な中子セッ
ターとを備え、該中子セッターには、前記治具台車及び
前記金型の位置決め部材にセツティング可能な昇降自在
の位置決め機構と、前記治具台車上の所定位置にセット
される中子を把持しかつ前記金型内に該中子をセット可
能な中子クランプ機構とを備え、前記治具台車上にセッ
トされた中子を前記金型内の対応位置に自動的にセット
し得るように構成したことである。

（作用） 鋳造機の機外の安全な場所に治具台車が設置され、てお
り、この治具台車上には、鋳造機に固設された金型の位
置決め部材と同一状態に配置形成された位置決め部材が
設置されているため、この治具台車上に作業者が中子を
所定位置にセットすることにより、金型内に中子をセッ
トしたのと同じ状態を作ることができ、治具台車上への
中子のセット後に、中子セッターが治具台車上に走行さ
れ、中子セッターの位置決め機構が治具台車上の位置決
め部材にセツティングされ、その後に、中子セッターの
クランプ機構により治具台車上にセットされた中子が把
持され、中子セッターは中子を把持した状態で金型に向
かって走行され、金型の上方において中子セッターの位
置決め機構が作動され、位置決め機構が金型内の位置決
め部材にセツティングされることにより、金型の適正位
置にクランプ機構が位置し、その状態で中子クランプ機
構が金型内に中子をセットする。

このように、金型内の中子の設置位置と対応する位置に
、予め治具台車上に作業者により中子がセットされるた
め、対応する金型内の所定位置に良好に中子のセットが
完了される。そのため作業者は従来のように金型内に手
を入れて中子をセットする必要がなく、鋳造機の機外の
安全な場所で治具台車上に中子をセットすることにより
、中子セッターを介し中子は金型の所定位置に安全確実
にセットされる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

先ず第３図において、本例装置の全体構成を説明する。

鋳造機１の機枠１ａの中央部位には水平状に下ダイベー
ス２が設置されており、この下ダイベース２の上面側に
下型３が固設され、この下型３内に中子Ｔがセットされ
る。本例では下型２は２個の鋳物製品を成形可能な２個
型に形成されたものであって、中子Ｔは対称の位置に２
個セットされるものである。この下型３の上方の四方の
支柱１ｂの上端部にはプラテンＮが横設されており、こ
のプラテンＮには一対の昇降シリンダー４ａ、４ｂが縦
設され、昇降シリンダー４ａ、４ｂの下端部には前記下
型３と整合する一対の上型５ａ、５ｂが上ダイベースＤ
を介し固設きれており、昇降シリンダー４ａ、４ｂが各
一対のガイドバー５にガイドされて下方に移動すること
により、上型５ａ、５ｂが下型３と整合される。このよ
うに昇降シリンダー４ａ、４ｂを介し上型５ａ、５ｂは
整合位置から上方に待機する待機位置に亘り移動可能と
なっている。

又、前記下ダイベース２の下方部位には湯炉（るつぼ）
７が設置されており、湯炉７と下ダイベース２との間に
は炉蓋６が配置きれて湯炉７内の気密性が保持されてい
る。湯炉７と前記下型３とはストークを介し連通されて
おり、湯炉７内の溶湯が下型３と上型５ａ、５ｂとによ
り形成されるキャビティ内に圧入される構造となってい
る。

尚、湯炉７の下方にはリフト台部８が設けられており、
リフト台部８は湯炉７を上方に押圧可能となっている。

又、湯炉７の下端には車輪９，９が設けられており、レ
ール１０．１０を介し機外に退出できる構造となってい
る。

さらに本例においては、前記下型３の上方に水平状に鋳
造機１を貫通して一対のレール１１が配設されており、
このレール１１上を製品搬出台車１２と中子セッター１
３が走行可能となっている。

製品搬出台車１２は、下型３と上型５ａ、５ｂとにより
製品が鋳造された後に、上型５ａ、５ｂの上昇とともに
製品が上方に持ち上げられた時に、上型５ａ、５ｂの下
方に走行し、上型５ａ。

５ｂから落下される製品を載置台１２ａで受は止め、製
品を機外に運び出すことができるものであり、下端部に
はレール１１上を転勤可能な車輪１２ｂ、１２ｃが設け
られている。

一方、中子セッター１３は同様にレール１１上を走行可
能な車輪を有し、中子Ｔ、Ｔを自動的に下型３内にセッ
トするものである。

この中子セッター１３の走行状態を第１図の正面図と、
第２図の平面図をもって説明すると、中子セッター１３
は、水平状のフレーム台１４と、この上方に枠組状に固
設されたフレーム１５を有し、フレーム１５内に対向状
に、左セッタ一部１６と、右セッタ一部１７が一対設置
されている。

左右のセッタ一部１６．１７は同一部材により構成きれ
たものであって、前記下型３が２個の製品成形用に形成
されたものであるため、このような一対の左右対称のセ
ッタ一部１６．１７を備えているのである。

左セッタ一部１６は、フレーム１５上に立設きれた昇降
シリンダー１８を備え、この昇降シリンダー１８は下方
に連設きれている後述する位置決め機構Ｂ及び中子クラ
ンプ機構Ｃを作動させる。

同様に右セッタ一部１７にも昇降シリンダー１９が立設
されており、一対のガイドバー２１にガイドされて昇降
動されるものである。又、フレーム１５の図示左端部に
は減速モーター２２が固設されており、減速モーター２
２のスプロケットに掛装されたチェーン２４はフレーム
台１４の下部に回転可能に枢支された駆動軸２３のスプ
ロケット２３ａに掛装されており、テンションホイル２
５によりテンションが掛けられている。従って、減速モ
ーター２２が回転することによりチェーン２４を介し駆
動軸２３が回転し、駆動軸２３の軸端に固設された一対
の車輪２６ａ、２６ａが回転し中子セッター１３はレー
ル１１上を走行可能となっている。又、フレーム台１４
の下部右端部にも車輪２６ｂ、２６ｂが回転可能に軸支
されている。

又、フレーム台１４の図示左端部にはストッパーシリン
ダー２７が縦設されており、中子セッター１３が下型３
の上方位置に停止した時に、中子セッター１３をその位
置で位置決め固定するためのものである。又、左セッタ
一部１６の下方のフレーム台１４には減速リミット２８
と停止リミット２９が設置されており、さらに右セッタ
一部１７の下方のフレーム台１４には停止用リミット３
０と減速用リミット３１がそれぞれ設置されている。こ
の各リミットスイッチ２８，２９，３０．３１はレール
１１上に固設されたリミットスイッチドッグ３２．４５
を介し作動されるものであり、レール１１上を中子セッ
ター１３が走行する時に、下型３上方の整合位置に良好
に中子セッター１３を停止させ、又後述する待機位置Ｈ
に良好に中子セッター１３を停止させるためのものであ
る。

一方レール１１の図示左端部には、レール１１の下方に
レール１１と直交する方向に一対の下レール３３ａ、３
３ｂが敷設されており、この下レール３３ａ、３３ｂ上
を走行可能に治具台車３４が配置されている。

治具台車３４の上面部は水平平板状の治具板３５となっ
ており、治具台車３４の下方に転勤可能に車輪３６ａ、
３６ｂが固設されており、この車輪３６ａ、３６ｂが下
レール３３ａ、３３ｂ上を転勤可能となっている。この
治具台車３４の前記治具板３５の上面には、上方に突出
状にキープレートに、、に、、に、及びに、、、に、、
、に、、の６個のキープレートが固設されており、キー
プレートＫ１．Ｋｍ、Ｋｇは前記中子セッター１３の左
セッタ一部１６の位置決めのためのものであり、又、キ
ープレートＫ　、、　、　Ｋｌｌ　、　Ｋ、、は右セッ
タ一部１７の位置決めのためのものである。この各キー
プレートＫｌｌ　Ｋｌｌ　ＫＳＩ　Ｋ１１ｌ　Ｋ１２１
　Ｋｉｓは、前記下型３内に設置されているキープレー
トと同一のものであり、治具板３５上における各キープ
レートに＋　−Ｋｍ、Ｋｓ、Ｋ１．、に工、、に、。

の配置位置は下型３内に設置されているキープレートと
全く同じ配置位置となっている。即ち、治具板３５は下
型３と対応するものであり、との治具板３５に立設され
た治具ピンＧ上に中子Ｔ。

Ｔをセットした時には、中子Ｔ、Ｔは下型３の所定セッ
ト位置と対応する位置にセットされたこととなる。即ち
、第２図における作業者セット位置Ｐに治具台車３４を
置き、この位置で作業者が治具板３５上の治具ピンＧ上
に中子Ｔ、Ｔをセットすることができるものとなってい
る。

治具台車３４の下面側にはエアーシリンダー４１のロッ
ド４１ａの先端部が配置されており、ロッド４１ａと治
具台車３４は固定部４０を介し連結きれており、エアー
シリンダー４１が作動することによりロッド４１ａを介
し治具台車３４は第２図における上方位置へ移動可能と
なっている。第２図におけるレール３３ａ、３３ｂの下
端部には、一対のストッパー３９ａ、３９ｂが配設され
ているとともに、その中央部にはショックアブソーバ−
３８が設置されて治具台車３４の作業者セット位置Ｐへ
の移動を確実なものとしている。一方、エアーシリンダ
ー４１側にはショックアブソーバ−４２が設けられてい
る。

図中４３はリミットスイッチであって、上レール１１に
固設されたものであり、前記中子セ・ツタ−１３に固設
されたリミットスイッチドッグ４４を介し、中子セッタ
ー１３を上レール１１の左端部に正確に停止させるため
のものである。

中子セッター１３が上レール１１の左端部に停止した時
に、エアーシリンダー４１が作動されると、中子セッタ
ー１３の下方に前記治具台車３４が整合されることとな
る。

又、上レール１１には待機位置Ｈ決め用のリミットスイ
ッチドッグ４５が固設されており、中子セッター１３を
待機位置Ｈに停止させることができる。即ち、中子セッ
ター１３が治具台車３４上にセットされた中子Ｔを把持
した後、前工程の鋳造が完了するまでの間、この待機位
置Ｈに中子セッター１３を待機させるものである。

引き続いて、中子セッター１３内に設けられた位置決め
機構Ｂ及び中子クランプ機構Ｃについて、前記左セッタ
一部１６を例に取って第４図の正面図及び第５図の側面
図において詳述する。

前記左セッタ一部１６を構成するフレーム１５のフレー
ム板１５ａには前述したように昇降シリンダー１８が立
設されており、その両側にガイドバー２０がハウジング
４６を介し上下動可能に立設され、各ガイドバー２０．
２０の下端部はナツト５０を介しフレーム板１５ａの下
方に水平状に配設された昇降テーブル４７に固設きれて
おり、昇降テーブル４７の中央部上面に固設されている
ナックルホルダー４９には、前記昇降シリンダー１８の
ロッド１８ａの下端部がナックル４８を介し連結されて
いる。従って、昇降シリンダー１８の作動により昇降テ
ーブル４７が昇降可能な構造となっている。

この昇降テーブル４７の下面側には一対のハウジング５
１及び５２が固設されており、各ハウジング５１．５２
の内部にはそれぞれ軸５１ａ、５２ａが摺動可能に挿入
されている。又、この軸５１ａ及び５２ａの各両端部は
直交状に配設された一対のハウジング５３及び５４内に
装着されている軸５３ａ及び５４ａの各端部と連結ブロ
ック５６．５７．５８．５９を介しそれぞれ連結されて
おり、一対のハウジング５３．５４は昇降テーブル４７
の下方に平行状に配設されたフローティングテーブル５
５の上面に固設されている。その配置状態を第６図に示
す。即ち、４個のハウジング５１．５２，５３．５４と
各ハウジング内に装着されている軸５１ａ、５２ａ、５
３ａ、５４ａにてフローティング機構Ｆが構成されてお
り、各軸５１ａ、５２ａ、５３ａ、５４ａの両端にはス
プリングＳが外嵌されており、フローティングテーブル
５５は、このフローティング機構Ｆを介し昇降テーブル
４７に対し水平面内においてＸＹ方向に°移動が可能な
ものとなっている。

フローティングテーブル５５の中央部にはシリンダー受
板６０を介し薄型シリンダー６１が立設されており、こ
の薄型シリンダー６１のロッドの下端部に固設されたナ
ックル６２が、フローティングテーブル５５の下方に並
設きれたクランプテーブル６３上に固設されているナッ
クルホルダー６４と嵌合されている。

又、フローティングテーブル５５の周縁部には、４本の
下ガイドバー６５．６６．６７．６８の上端部がナツト
６９を介し固設されており、各ガイドバー６５．６６．
６７．６８の下端部には、治具テーブル７０が固設され
ており、この治具テーブル７０には３対の挾持部からな
る位置決め機構Ｂが設けられている。

この位置決め機構Ｂの各挾持部は、前記治具テーブル７
０の下面側に固定された下端に基準ブロック７１ａを有
する固定ブラケット７１と、この固定ブラケット７１に
横設されている一対のロッド７２ａ、７２ｂと、このロ
ッド７２ａ、７２ｂにガイドされて固定ブラケット７１
方向に摺動可能な可動ブラケット７４と、この可動ブラ
ケット７４を摺動移動し得るロッド７２ａ、７２ｂ間に
設けられたシリンダー７３とを有し、シリンダー７３が
作動されることにより可動ブラケット７４が固定ブラケ
ット７１側に移動し、可動ブラケット７４の下端部に設
けられた可動側ブロック７５が固定ブラケット７１の下
端部の基準ブロック７１ａと離接することとなり、前記
治具台車３４の治具板３５の上面側に設けられたキープ
レートＫを挾み付けることができる。従って、３対の挾
持部からなる位置決め機構Ｂが、治具板３５の各キープ
レートに、、に、、に、をそれぞれ基準ブロック７１ａ
と可動側ブロック７５により挾み付けることにより、フ
ローティングテーブル５５が治具板３５上の所定位置に
セツティングされることとなる。その時に前記フローテ
ィング機構Ｆにより各ハウジング５１，５２，５３．５
４内の各軸５１ａ、５２ａ、５３ａ、５４ａが適宜移動
して、位置決め機構Ｂがキープレートに、、ＫｈＫｓを
正確な位置で掴むことを補助する。この位置決め機構Ｂ
の作動は下型３に対しても同様に行なわれるものであり
、下型３内に設置されている各キープレートに対しても
３対の挾持部からなる位置決め機構Ｂが同様に作動し、
下型３に対し中子セッター１３が正確な位置にセツティ
ングされるものである。

一方、クランプテーブル６３の下方には中子クランプ機
構Ｃが設けられており、中子クランプ機構Ｃを説明する
と、 クランプテーブル６３の下面中央部に仕切板７９が垂設
されており、この仕切板７９には上下方向に一対のロッ
ド８３が平行状に横設きれ、このロッド８３．８３には
一対の爪ホルダ−８４ａ。

８４ｂが左右対称に摺動可能となっており、仕切板７９
に固設されたシリンダー８５．８６の作動により各爪ホ
ルダ−８４ａ、８４ｂが摺動される。この爪ホルダ−８
４ａの下端部には爪８７が固設きれており、爪ホルダ−
８４ｂの下端部には爪８８が固設されている。又、クラ
ンプテーブル６３の下面両級部にもブラケット８９．９
０を介しクランプシリンダー９１．９２が設置されてお
り、このクランプシリンダー９１．９２の作動により治
具テーブル８０より垂下状に設けられているグリッパ−
爪９３．９４が移動可能となっている。このグリッパ−
爪９３．９４の周縁には上下方向に複数のリング状の山
形突起部Ｙが形成されており、さらに外方に突出した針
状突起部Ｚが形成され滑り止めとなっている。

又、治具テーブル８０の下面からは固定ピン８１が垂設
されており、この固定ピン８１にもリング状の山形突起
部Ｙが形成されて、固定ピン８１と前記グリッパ−爪９
３及び９４は中子Ｔに形成された穴内に嵌入可能なもの
となっており、固定ピン８１が中子Ｔの穴内に嵌入され
た後にクランプシリンダー９１．９２が作動されてグリ
ッパ−爪９３及び９４が移動することにより中子Ｔを良
好に把持することができ、さらにシリンダー８５．８６
の作動により爪８７．８８を介し中子Ｔを良好に把持す
ることができるものとなっている（第７図参照）。さら
に、治具テーブル８０より垂下状に設けられている中子
押さピン１００にはバネ１０１が外嵌されており中子押
さピン１００は上下動可能となっている。この中子押さ
ピン１００は中子Ｔをクランプした状態で若干押し上げ
られ、バネ１０１により下方向への付勢力が加わり、下
型３内へ中子Ｔをセットした時に中子Ｔの浮き上がりを
防止するものである。上述したこれらの部材により中子
クランプ機構Ｃが構成されている。

′　又、前記クランプテーブル６３の両縁部には４個の
ハウジング７６が固設されており、各ハウジング７６は
前記ガイドバー６５．６６．６７．６８に摺動可能に外
嵌されたものであり、この各ハウジング７６と対向状に
、前記治具テーブル７０の上面側にも４個の各ハウジン
グ７７が固設されており、上方のハウジング７６と下方
のハウジング７７間にはバネ７８がそれぞれ外嵌されて
いる。従って、前記薄型シリンダー６１の作動によりク
ランプテーブル６３が下方へ移動する時には、この各バ
ネ７８が下方への押圧力を緩衝し、前記固定ピン８１．
グリッパ−爪９３．９４及び爪８７．８８による中子ク
ランプ機構Ｃの中子Ｔに対する押圧力を緩やかなものと
している。そのため、脆く破損し易いシェルモールド製
の中子Ｔが傷付けられることなく柔らかいタッチで中子
クランプ機構Ｃにより把持されるのである。

次に本例装置の作業手順を説明する。

上記構成において、作業者が作業者セット位置Ｐにおい
て、治具台車３４の治具板３５上の所定位置に中子Ｔを
セットした後、エアーシリンダー４１が作動されて治具
台車３４がレール１１の下方位置に移動され、その上方
より中子セッター１３が治具台車３４との整合位置に移
動し、中子セッター１３の位置決め機構Ｂが昇降シリン
ダー１８の下降により作用し、治具板３５上のキープレ
ートに＋、Ｋｘ、Ｋｓを３対の基準ブロック７１ａと可
動側ブロック７５により挾み付け、その時にフローティ
ング機構Ｆが良好に作用して中子セッター１３は治具台
車３４の治具板３５に正確にセツティングされ、その後
に薄型シリンダー６１が作動してクランプテーブル６３
が下降し、中子クランプ機構Ｃにおける固定ピン８１．
グリッパ−爪９３．９４及び爪８７．８８の作動により
治具板３５上の中子Ｔが良好に把持された後上昇し、中
子Ｔは中子セッター１３に把持された状態にて待機位置
Ｈで待機される。その後、上型５ａ、５ｂが上方に移動
して製品が取り出された後に、中子セッター１３が下型
３の上方位置に移動し、下型３に対し再び昇降シリンダ
ー１８の作動により昇降テーブル４７が下降し、位置決
め機構Ｂはより下型３内のキープレートが掴まれて、下
型３に対し中子セッター１３が正確な位置にセツティン
グされ、その後に、再び薄型シリンダー６１の作動によ
り中子クランプ機構Ｃが下降され、下型３内の正確な位
置に把持している中子Ｔをセットすることができる。

このように本発明の中子自動セット装置によれば、作業
者は下型３内に手を入れることなく、安全な作業者セッ
ト位置Ｐにおいて中子Ｔのセット作業を行なうことがで
き、鋳造作業が極めて安全なものとなる。又、予め治具
板３５上に下型３と同一状態の中子Ｔのセット位置を設
定しておき、かつ中子セッター１３の位置決め機構Ｂが
キープレートを介し治具板３５に対し、又、下型３に対
し正確な位置にセツティングされた後に中子クランプ機
構Ｃが作動される構成であるため、中子Ｔのセット状態
が極めて正確なものとなり、中子Ｔの下型３内における
セット位置がズレることがない。又、中子クランプ機構
Ｃはバネ７８の作用により緩やかに中子Ｔを把持し得る
ため中子Ｔの破損が少なくなるものである。

尚、本例における位置決め機構Ｂを、キープレートに、
、に、、に、・・・を掴む方式に替え、キープレートＫ
ｒ、Ｋｔ、Ｋｓ・・・に相当する位置に凹設されたピン
溝に対しノックピンを嵌入させて、中子セッター１３の
位置決めを行なえる形式としてもよい。

さらに本例の中子クランプ機構Ｃは、下型３内にセット
される中子ての形状２個数等により適宜形°状及び個数
を変更させることができ、固定ピン８１及びグリッパ−
爪９３．９４のみにて中子Ｔを把持し得る構造としても
よく、爪８７．８８のみにより中子Ｔを把持し得る構造
のものとしてもよい。

（発明の効果） 本発明の中子自動セット装置は、鋳造機に固設された金
型内の位置決め部材と同一状態に配設された位置決め部
材を有し、鋳造機の機外に設置される治具台車と、該治
具台車と金型間を適宜走行可能な中子セッターとを備え
、該中子セッターには、前記治具台車及び前記金型の位
置決め部材にセツティング可能な昇降自在の位置決め機
構と、前記治具台車上の所定位置にセットされる中子を
把持しかつ前記金型内に該中子をセット可能な中子クラ
ンプ機構とを備え、前記治具台車上にセットきれた中子
を前記金型内の対応位置に自動的にセットし得るように
構成したことより、作業者は鋳造機の機外の安全な場所
にて中子のセットを行なうことができ、作業が簡単かつ
安全に成し得るという効果を有し、又、治具台車上にセ
ットされた中子を、中子セッターが位置決め機構を介し
正確な位置に維持きれた状態にて、中子クランプ機構を
介し中子を把持し金型内にセットすることができ、極め
て中子のセットが正確なものとなる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は中子自動セット
装置における中子セッターと治具台車との配置状態を示
す正面図、第２図は第１図の平面図、第３図は本例の中
子自動セット装置を用いた鋳造装置の全体配置図、第４
図は中子セッターの要部拡大正面図、第５図は第４図の
要部側面図、第６図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第７図
は中子クランプ機構における爪の配置図である。 Ｔ・・・中子　　　　　　　３・・・下型１１・・・上
レール　　　　１３・・・中子セッター１６・・・左セ
ッタ一部 １８．１９・・・昇降シリンダー ２２・・・減速モーター　　２６ａ、２６ｂ・・・車輪
３４・・・治具台車　　　　３５・・・治具板４１・・
・エアーシリンダー ５１．５２，５３．５４・・・ハウジング（フローティ
ング機構Ｆ） ５５・・・フローティングテーブル ６１・・・薄型シリンダー ６３・・・クランプテーブル ６５．６６．６７．６８・・・下ガイドバー７１・・・
固定ブラケット　　７３・・・シリンダー７４・・・可
動ブラケット　　７８・・・バネ８１・・・固定ピン ８４ａ、８４ｂ−爪ホルダ− ８５，８６・・・シリンダー ８７．８８・・・爪 ９３．９４・・・グリッパ−爪 Ｋ　ｌ＋　ＫＩ　Ｋｓ＊　Ｋ＋＋＋　Ｋｔｔ＊　Ｋ’ｓ
・・・キープレート１００・・・中子押えビン Ｂ・・・位置決め機構　　Ｃ・・・中子クランプ機構Ｐ
・・・作業者セット位置　　　Ｈ・・・待機位置特許出
願人　株式会社五十鈴製作所 代理人　　　　弁理士　　清　　水　　義　　久６３　
　　グケ／ブ了・ブＩし ６５．６６．６７．６８　　　ｆｗＡ　ｈ”７１−＋１
１ズーヂクブ・／Ｆ ８１　　１足１７ ８４ａ、８４ｂ　　−（＋＜　Ｊ’−ルタ゛・８５．８
６　　　　　ンリンタ゛− ８７，８８か− 大、）・、・ヒ　　　　　図面その６ 後図面無し 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋳造機に固設された金型内の位置決め部材と同一状態に
   配設された位置決め部材を有し、鋳造機の機外に設置さ
   れる治具台車と、該治具台車と金型間を適宜走行可能な
   中子セッターとを備え、該中子セッターには、前記治具
   台車及び前記金型の位置決め部材にセッティング可能な
   昇降自在の位置決め機構と、前記治具台車上の所定位置
   にセットされる中子を把持しかつ前記金型内に該中子を
   セット可能な中子クランプ機構とを備え、前記治具台車
   上にセットされた中子を前記金型内の対応位置に自動的
   にセットし得るように構成したことを特徴とする中子自
   動セット装置。