JPS6322051B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322051B2 JPS6322051B2 JP55056034A JP5603480A JPS6322051B2 JP S6322051 B2 JPS6322051 B2 JP S6322051B2 JP 55056034 A JP55056034 A JP 55056034A JP 5603480 A JP5603480 A JP 5603480A JP S6322051 B2 JPS6322051 B2 JP S6322051B2
- Authority
- JP
- Japan
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- separator
- electrolytic capacitor
- fiber
- carbon
- paper
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は陽極箔と陰極箔の間に挿入されるセパ
レータを改良した電解コンデンサに関するもの
で、小型で高性能を得ることを目的とするもので
ある。
レータを改良した電解コンデンサに関するもの
で、小型で高性能を得ることを目的とするもので
ある。
一般に電解コンデンサは第1図に示すように陽
極箔1と陰極箔2の間に電解紙などのセパレータ
3を挿入して巻回されたものであるが、小型にす
るために電解紙を薄くし、また低密度のものを用
いると箔の切断部のバリが巻始めや巻終り部で電
解紙に突刺さり短絡する欠点があつた。そのため
にクラフト紙とマニラ紙、レーヨン繊維とマニラ
紙など同種または異種の天然繊維を混抄したもの
天然繊維と化学繊維を混抄したものが試みられ、
特許出願(特開昭52−132367号、特開昭52−366
号)されている。しかし、混抄であるために、す
き、むらによるピンホールが生じ、厚さ、密度を
均一にすることは困難で機械的な短絡をほとんど
完全に防止することができなかつた。
極箔1と陰極箔2の間に電解紙などのセパレータ
3を挿入して巻回されたものであるが、小型にす
るために電解紙を薄くし、また低密度のものを用
いると箔の切断部のバリが巻始めや巻終り部で電
解紙に突刺さり短絡する欠点があつた。そのため
にクラフト紙とマニラ紙、レーヨン繊維とマニラ
紙など同種または異種の天然繊維を混抄したもの
天然繊維と化学繊維を混抄したものが試みられ、
特許出願(特開昭52−132367号、特開昭52−366
号)されている。しかし、混抄であるために、す
き、むらによるピンホールが生じ、厚さ、密度を
均一にすることは困難で機械的な短絡をほとんど
完全に防止することができなかつた。
本発明は上述の欠点を除去し、安価で小形、高
性能を有する電解コンデンサを提供するものであ
る。
性能を有する電解コンデンサを提供するものであ
る。
すなわち、電極箔間に化学繊維と天然繊維もし
くはいずれか一方の繊維を積層してなるセパレー
タを介在させて巻回し、これに電解液を含浸して
なる電解コンデンサにおいて、上記セパレータの
繊維層が磨砕炭素類からなる非磁性体材料を含む
接着剤により貼合せて構成されたことを特徴とす
る電解コンデンサである。
くはいずれか一方の繊維を積層してなるセパレー
タを介在させて巻回し、これに電解液を含浸して
なる電解コンデンサにおいて、上記セパレータの
繊維層が磨砕炭素類からなる非磁性体材料を含む
接着剤により貼合せて構成されたことを特徴とす
る電解コンデンサである。
以下、本発明を第2図に示す実施例について説
明する。
明する。
第2図は本発明に係るセパレータの断面図で、
4はレーヨン、ビニロンなどの化学繊維、5はク
ラフト紙、マニラ紙などの天然繊維で、それぞれ
の繊維間は多結晶黒鉛、カーボンブラツク、活性
炭などの磨砕炭素類などの非磁性体材料を含有さ
せた接着剤6によつて貼合されて構成されてい
る。イ,ロ,ハ,ニは化学繊維4と天然繊維5と
を積層したもの、4′は含浸性をより高めるため
の穴、ホ,ヘは上記いずれか一方の繊維同士を積
層したもので、各繊維層は上記接着剤6によつて
貼合されている。このセパレータを電極箔間に介
在させて巻回し、電極箔の巻終りより少なくとも
1回以上セパレータを巻回してコンデンサ素子を
形成し、これに電解液を含浸させケースに収納、
密封して電解コンデンサを完成する。なお、セパ
レータは上述の実施例の他に3層以上のものや、
各繊維層の組合せは任意にできるものである。な
お、上述の接着材6はその上下の境界の繊維層を
絶縁遮断するものではなく、電解液を含浸するこ
とにより上下の繊維層は同電位に保持されること
は云うまでもない。
4はレーヨン、ビニロンなどの化学繊維、5はク
ラフト紙、マニラ紙などの天然繊維で、それぞれ
の繊維間は多結晶黒鉛、カーボンブラツク、活性
炭などの磨砕炭素類などの非磁性体材料を含有さ
せた接着剤6によつて貼合されて構成されてい
る。イ,ロ,ハ,ニは化学繊維4と天然繊維5と
を積層したもの、4′は含浸性をより高めるため
の穴、ホ,ヘは上記いずれか一方の繊維同士を積
層したもので、各繊維層は上記接着剤6によつて
貼合されている。このセパレータを電極箔間に介
在させて巻回し、電極箔の巻終りより少なくとも
1回以上セパレータを巻回してコンデンサ素子を
形成し、これに電解液を含浸させケースに収納、
密封して電解コンデンサを完成する。なお、セパ
レータは上述の実施例の他に3層以上のものや、
各繊維層の組合せは任意にできるものである。な
お、上述の接着材6はその上下の境界の繊維層を
絶縁遮断するものではなく、電解液を含浸するこ
とにより上下の繊維層は同電位に保持されること
は云うまでもない。
以上のようにして構成された電解コンデンサは
セパレータを構成する化学繊維4と天然繊維5ま
たはいずれか一方の繊維同士が混抄でなく、磨砕
炭素類からなる非磁性体材料を含有する接着剤に
より貼合せて構成されているので、厚さ、密度が
均一化され、すき、むらによるピンホールが除去
されて短絡発生数は著しく低減され、セパレータ
の厚みが薄くできるので、電極間隔が短くなつて
小形になり、かつインピーダンス特性が著しく改
善できる。さらに音響機器の電源回路などに使用
した場合、コンデンサ素子に流れる電流によりケ
ースの底面に対して垂直方向に発生した磁束は、
該コンデンサ素子の電極箔間のセパレータに接着
されている磨砕炭素によつて妨げられ、垂直に透
過せずにその進路は曲げられ、金属ケースの底部
に生ずるループ電流は減少もしくは消滅する。こ
れは静電シールドの役目を該磨砕炭素がしている
ものと思われまた樹脂ケースを用いた場合におい
ても、導電性を有する磨砕炭素のために、素子表
面の電位差は減少もしくは消滅する。炭素微粉末
を単に電極箔間に分散させたものでは、コンデン
サを音響機器回路に使用中、共振現象などの内部
的電気振動、または外部的機械振動により、炭素
粉末が電解液中で移動し音質に悪影響を及ぼす
が、上述の磨砕炭素からなる非磁性体材料が接着
剤によつてセパレータの繊維層に貼合されている
ので、電解液中で磨砕炭素が移動せず、歪の極め
てない音質が得られるなどの効果を奏する。
セパレータを構成する化学繊維4と天然繊維5ま
たはいずれか一方の繊維同士が混抄でなく、磨砕
炭素類からなる非磁性体材料を含有する接着剤に
より貼合せて構成されているので、厚さ、密度が
均一化され、すき、むらによるピンホールが除去
されて短絡発生数は著しく低減され、セパレータ
の厚みが薄くできるので、電極間隔が短くなつて
小形になり、かつインピーダンス特性が著しく改
善できる。さらに音響機器の電源回路などに使用
した場合、コンデンサ素子に流れる電流によりケ
ースの底面に対して垂直方向に発生した磁束は、
該コンデンサ素子の電極箔間のセパレータに接着
されている磨砕炭素によつて妨げられ、垂直に透
過せずにその進路は曲げられ、金属ケースの底部
に生ずるループ電流は減少もしくは消滅する。こ
れは静電シールドの役目を該磨砕炭素がしている
ものと思われまた樹脂ケースを用いた場合におい
ても、導電性を有する磨砕炭素のために、素子表
面の電位差は減少もしくは消滅する。炭素微粉末
を単に電極箔間に分散させたものでは、コンデン
サを音響機器回路に使用中、共振現象などの内部
的電気振動、または外部的機械振動により、炭素
粉末が電解液中で移動し音質に悪影響を及ぼす
が、上述の磨砕炭素からなる非磁性体材料が接着
剤によつてセパレータの繊維層に貼合されている
ので、電解液中で磨砕炭素が移動せず、歪の極め
てない音質が得られるなどの効果を奏する。
次に上述の実施例に基づいて定格25WV、
1000μFの電解コンデンサを製作し、従来品とイ
ンピーダンス特性および歪率特性について比較測
定した。
1000μFの電解コンデンサを製作し、従来品とイ
ンピーダンス特性および歪率特性について比較測
定した。
第3図は周波数−インピーダンス特性図、第4
図は歪率特性図で、イは本発明品、ロは従来品で
本発明品は周波数が約20KHzを越えるとインピー
ダンス値が著しく低減され、また歪率特性におい
ても高調波分が除去され、音質が改善されている
ことが立証された。
図は歪率特性図で、イは本発明品、ロは従来品で
本発明品は周波数が約20KHzを越えるとインピー
ダンス値が著しく低減され、また歪率特性におい
ても高調波分が除去され、音質が改善されている
ことが立証された。
叙上のように本発明の電解コンデンサは、イン
ピーダンス特性、歪率特性など電気的性能を著し
く向上せしめるとともに小形化を実現させ、工業
的ならびに実用的価値大なるものである。
ピーダンス特性、歪率特性など電気的性能を著し
く向上せしめるとともに小形化を実現させ、工業
的ならびに実用的価値大なるものである。
第1図は電解コンデンサ素子の要部展開斜視
図、第2図イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘは本発明の電
解コンデンサに係るセパレータの実施例の断面
図、第3図は周波数−インピーダンス特性図、第
4図は歪率特性図である。 1:陽極箔、2:陰極箔、3:セパレータ、
4:化学繊維、5:天然繊維、6:接着剤。
図、第2図イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘは本発明の電
解コンデンサに係るセパレータの実施例の断面
図、第3図は周波数−インピーダンス特性図、第
4図は歪率特性図である。 1:陽極箔、2:陰極箔、3:セパレータ、
4:化学繊維、5:天然繊維、6:接着剤。
Claims (1)
- 1 電極箔間に化学繊維と天然繊維もしくはいず
れか一方の繊維を積層してなるセパレータを介在
させて巻回し、これに電解液を含浸してなる電解
コンデンサにおいて、上記セパレータの繊維層が
磨砕炭素類からなる非磁性体材料を含有する接着
剤により貼合わせて構成されたことを特徴とする
電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5603480A JPS56152228A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Electrolytic condenser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5603480A JPS56152228A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Electrolytic condenser |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56152228A JPS56152228A (en) | 1981-11-25 |
JPS6322051B2 true JPS6322051B2 (ja) | 1988-05-10 |
Family
ID=13015785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5603480A Granted JPS56152228A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Electrolytic condenser |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56152228A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4560940B2 (ja) * | 1999-11-04 | 2010-10-13 | パナソニック株式会社 | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 |
WO2024143344A1 (ja) * | 2022-12-27 | 2024-07-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5355766A (en) * | 1976-10-29 | 1978-05-20 | Dexter Corp | Multiilayer electrolytic paper |
-
1980
- 1980-04-25 JP JP5603480A patent/JPS56152228A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5355766A (en) * | 1976-10-29 | 1978-05-20 | Dexter Corp | Multiilayer electrolytic paper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56152228A (en) | 1981-11-25 |
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