JPS633443B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS633443B2 JPS633443B2 JP53029534A JP2953478A JPS633443B2 JP S633443 B2 JPS633443 B2 JP S633443B2 JP 53029534 A JP53029534 A JP 53029534A JP 2953478 A JP2953478 A JP 2953478A JP S633443 B2 JPS633443 B2 JP S633443B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foil
- electrolytic capacitor
- anode foil
- anode
- cathode
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 38
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 7
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は音響機器に使用する電解コンデンサに
関するもので、電解コンデンサの電極箔を改良し
低雑音で音質の良い高忠実度の音響再生を得るこ
とを目的とするものである。
関するもので、電解コンデンサの電極箔を改良し
低雑音で音質の良い高忠実度の音響再生を得るこ
とを目的とするものである。
従来の電解コンデンサは、第1図に示すように
アルミニウムをエツチングしたのち、酸化膜を施
した陽極箔3とアルミニウムの陰極箔5とを電解
紙などのセパレータ4を介して対向させて巻回
し、これに電解液を含浸して第2図に示す電解コ
ンデンサ素子を得、容器に密封して構成してい
る。1は陽極箔3と接続された陽極アルミタブ、
2は陰極箔5と接続された陰極アルミタブであ
る。
アルミニウムをエツチングしたのち、酸化膜を施
した陽極箔3とアルミニウムの陰極箔5とを電解
紙などのセパレータ4を介して対向させて巻回
し、これに電解液を含浸して第2図に示す電解コ
ンデンサ素子を得、容器に密封して構成してい
る。1は陽極箔3と接続された陽極アルミタブ、
2は陰極箔5と接続された陰極アルミタブであ
る。
このようにして構成された電解コンデンサは音
響機器の電源、バイパス、カツプリングなどの回
路に使用されると、電解コンデンサ素子より発生
する渦電流によつてオーデイオ信号電源に影響を
与えることが最近判明し、音質について重要視さ
れるようになつてきた。そしてこの音質を改良し
高忠実度の音響再生を得るためには、コンデンサ
の巻回された電極箔の端面部を流れる高周波電流
によつて生ずる渦電流の影響を無視できないこと
が判つてきた。
響機器の電源、バイパス、カツプリングなどの回
路に使用されると、電解コンデンサ素子より発生
する渦電流によつてオーデイオ信号電源に影響を
与えることが最近判明し、音質について重要視さ
れるようになつてきた。そしてこの音質を改良し
高忠実度の音響再生を得るためには、コンデンサ
の巻回された電極箔の端面部を流れる高周波電流
によつて生ずる渦電流の影響を無視できないこと
が判つてきた。
本発明者は、上述の高周波電流が電極箔の端面
部に集中して流れることに着目し、陽極箔と陰極
箔のうち少なくとも一方の箔の切断端面近傍およ
び巻回長方向に多数の穴を設けることにより電極
箔の端面部の巻回長方向の幅が狭くなるため抵抗
が大きくなつて、端面部に流れる高周波電流を著
しく低減し、電極箔全体に均一な電流が流れるよ
うにして渦電流の発生を低減させ音質を著しく改
善できる電解コンデンサが得られることを見いだ
した。
部に集中して流れることに着目し、陽極箔と陰極
箔のうち少なくとも一方の箔の切断端面近傍およ
び巻回長方向に多数の穴を設けることにより電極
箔の端面部の巻回長方向の幅が狭くなるため抵抗
が大きくなつて、端面部に流れる高周波電流を著
しく低減し、電極箔全体に均一な電流が流れるよ
うにして渦電流の発生を低減させ音質を著しく改
善できる電解コンデンサが得られることを見いだ
した。
すなわち、本発明は陽極箔と陰極箔とをセパレ
ータを介して巻回してなる電解コンデンサにおい
て、陽極箔と陰極箔のうち少なくとも一方の箔の
切断端面近傍でかつ巻回方向に多数の丸穴を設け
たことを特徴とする電解コンデンサである。
ータを介して巻回してなる電解コンデンサにおい
て、陽極箔と陰極箔のうち少なくとも一方の箔の
切断端面近傍でかつ巻回方向に多数の丸穴を設け
たことを特徴とする電解コンデンサである。
以下、第3図に示す本発明の実施例について説
明する。
明する。
第3図は電解コンデンサ素子の要部展開図を示
し、特定もしくは不特定多数の丸穴6を端面E近
傍でかつ巻回長さ方向に設けた陽極箔3aを用
い、陽極箔3aに流れる電流を幅方向に均一にし
たものである。5は陽極箔3aと対抗して電解紙
などのセパレータ4を介して巻回される陰極箔で
ある。1は陽極箔と加締または溶接などにより接
続された陽極アルミタブ、2は同様にして陰極箔
と接続された陰極アルミタブである。
し、特定もしくは不特定多数の丸穴6を端面E近
傍でかつ巻回長さ方向に設けた陽極箔3aを用
い、陽極箔3aに流れる電流を幅方向に均一にし
たものである。5は陽極箔3aと対抗して電解紙
などのセパレータ4を介して巻回される陰極箔で
ある。1は陽極箔と加締または溶接などにより接
続された陽極アルミタブ、2は同様にして陰極箔
と接続された陰極アルミタブである。
上記丸穴6は通常得られるエツチングによる微
少穴より大きくmm単位の大きさで機械的に穿孔で
きるものである。
少穴より大きくmm単位の大きさで機械的に穿孔で
きるものである。
本発明は上述のように構成されているので、陽
極箔に流れる電流は丸穴6によつてさえぎられ渦
電流が低減され、音質度の良い高忠実度の音響再
生が得られるものである。この渦電流は音響信号
が流れた瞬間だけ生ずるため、信号波形に渦電流
によつて生じた微分波形が重畳するものと考えら
れ、これらの事象は計測できないため考案の域を
脱しないが、箔のエツジ部分の抵抗を大きくして
電極箔全体に均一で電流を流れるようにして渦電
流の発生を低減せしめたものである。
極箔に流れる電流は丸穴6によつてさえぎられ渦
電流が低減され、音質度の良い高忠実度の音響再
生が得られるものである。この渦電流は音響信号
が流れた瞬間だけ生ずるため、信号波形に渦電流
によつて生じた微分波形が重畳するものと考えら
れ、これらの事象は計測できないため考案の域を
脱しないが、箔のエツジ部分の抵抗を大きくして
電極箔全体に均一で電流を流れるようにして渦電
流の発生を低減せしめたものである。
上述の実施例に基づき陽極箔に直径6mmの丸穴
を機械的に穿孔して定格63V、18000μFの電解コ
ンデンサを製作し、陽極箔に丸穴を設けていない
同定格の従来品と音響機器の電源整流回路に使用
し試聴した。その結果本発明品は従来品に比較し
高音域の音がクリアになり、低音域の音が力強く
迫力が出ることが実証された。
を機械的に穿孔して定格63V、18000μFの電解コ
ンデンサを製作し、陽極箔に丸穴を設けていない
同定格の従来品と音響機器の電源整流回路に使用
し試聴した。その結果本発明品は従来品に比較し
高音域の音がクリアになり、低音域の音が力強く
迫力が出ることが実証された。
なお、上述の丸穴6は陽極箔の代わりに陰極箔
に設けても良く、また陽極箔と陰極箔ともに設け
てもよい。
に設けても良く、また陽極箔と陰極箔ともに設け
てもよい。
そして穴はランダムもしくは整列して設けられ
てもよい。
てもよい。
叙上のように本発明は陽極箔と陰極箔とをセパ
レータを介して巻回してなる電解コンデンサにお
いて、陽極箔または陰極箔のうち少なくとも一方
の端面近傍でかつ巻回方向に特定もしくは不特定
多数の穴を設けたことを特徴とする電解コンデン
サで、構造が簡単で安価に製作でき、低雑音で音
質の良い高忠実度の音響再生が得られ、工業的な
らびに実用的価値の大なるものである。
レータを介して巻回してなる電解コンデンサにお
いて、陽極箔または陰極箔のうち少なくとも一方
の端面近傍でかつ巻回方向に特定もしくは不特定
多数の穴を設けたことを特徴とする電解コンデン
サで、構造が簡単で安価に製作でき、低雑音で音
質の良い高忠実度の音響再生が得られ、工業的な
らびに実用的価値の大なるものである。
第1図は従来の電解コンデンサ素子の要部展開
図、第2図は電解コンデンサ素子の斜視図、第3
図は本発明の実施例を示す電解コンデンサ素子の
要部展開斜視図である。 3,3a:陽極箔、4:セパレータ、5:陰極
箔、6:丸穴、E:切断面。
図、第2図は電解コンデンサ素子の斜視図、第3
図は本発明の実施例を示す電解コンデンサ素子の
要部展開斜視図である。 3,3a:陽極箔、4:セパレータ、5:陰極
箔、6:丸穴、E:切断面。
Claims (1)
- 1 陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して巻回
してなる電解コンデンサにおいて、陽極箔と陰極
箔のうち少なくとも一方の箔の切断端面E近傍で
かつ巻回長さ方向にエツチングによる微少穴より
大なる多数の丸穴を設けたことを特徴とする電解
コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2953478A JPS54121958A (en) | 1978-03-14 | 1978-03-14 | Electrolytic capacitor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2953478A JPS54121958A (en) | 1978-03-14 | 1978-03-14 | Electrolytic capacitor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54121958A JPS54121958A (en) | 1979-09-21 |
JPS633443B2 true JPS633443B2 (ja) | 1988-01-23 |
Family
ID=12278768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2953478A Granted JPS54121958A (en) | 1978-03-14 | 1978-03-14 | Electrolytic capacitor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54121958A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58127317A (ja) * | 1982-01-23 | 1983-07-29 | マルコン電子株式会社 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
JPS58187134U (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-12 | エルナ−株式会社 | 電解コンデンサ用電極箔 |
JPS62115110U (ja) * | 1985-11-29 | 1987-07-22 | ||
JP4513043B2 (ja) * | 2000-08-22 | 2010-07-28 | 日本ケミコン株式会社 | 陰極箔に貫通孔を有する固体電解コンデンサおよびその製造方法 |
JP4513042B2 (ja) * | 2000-08-22 | 2010-07-28 | 日本ケミコン株式会社 | 陰極箔、陽極箔および支持板にそれぞれ貫通孔を有する、積層固体電解コンデンサ、およびその製造方法 |
JP6953724B2 (ja) * | 2017-01-25 | 2021-10-27 | 日本ケミコン株式会社 | コンデンサおよびその製造方法 |
JP7328108B2 (ja) * | 2019-10-02 | 2023-08-16 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサおよび電解コンデンサの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113154A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-06 | Toyo Aluminium Kk | Aluminum foil for elecrolytic capacitor electrode |
-
1978
- 1978-03-14 JP JP2953478A patent/JPS54121958A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113154A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-06 | Toyo Aluminium Kk | Aluminum foil for elecrolytic capacitor electrode |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54121958A (en) | 1979-09-21 |
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